1 00:00:02,002 --> 00:00:04,338 (田中)何してるのかな? 2 00:00:04,338 --> 00:00:07,841 その汚い木の棒 僕に向けないでくれる? 3 00:00:07,841 --> 00:00:11,178 (遥)行かせねえ。 んっ? なんで? 4 00:00:11,178 --> 00:00:14,515 ひとりぼっちの君には 関係ないだろ? 5 00:00:14,515 --> 00:00:19,853 ぼっちにだって 守るものはあんだよ。 6 00:00:19,853 --> 00:00:23,357 へぇ… だったら➡ 7 00:00:23,357 --> 00:00:26,059 君も 殺してあげるよ。 8 00:00:30,697 --> 00:00:34,201 ぐっ… んっ…。 9 00:00:38,372 --> 00:00:41,041 あの 白い部屋で➡ 10 00:00:41,041 --> 00:00:46,713 売れ残りスキルが ごみなのは 確認済みなんだよ。 11 00:00:46,713 --> 00:00:48,715 ((フッ… ヒヒッ) 12 00:00:48,715 --> 00:00:51,718 バッドスキルの君に…。 13 00:00:51,718 --> 00:00:53,720 これ 対処できる? 14 00:00:53,720 --> 00:00:55,722 えいっ! 15 00:00:55,722 --> 00:00:58,058 ちょっかい 発動。 16 00:00:58,058 --> 00:01:00,060 ああ…。 17 00:01:02,829 --> 00:01:04,831 くっ…。 18 00:02:53,540 --> 00:02:57,044 森で 戦ってる? ひとりぼっちで? 19 00:02:57,044 --> 00:03:00,647 遥君! (柿崎)待て! ああ…。 20 00:03:00,647 --> 00:03:03,650 遥なら 大丈夫だ。 21 00:03:03,650 --> 00:03:08,655 ああ…。 (女子たち)ああ…。 22 00:03:08,655 --> 00:03:12,492 ああ…。 23 00:03:12,492 --> 00:03:15,162 遥君。 24 00:03:15,162 --> 00:03:17,164 ていっ! 25 00:03:17,164 --> 00:03:22,502 《体が 動きづらっ! これが ちょっかいの効果かよ》 26 00:03:22,502 --> 00:03:25,839 よく よけたね。 27 00:03:25,839 --> 00:03:28,508 次は どうかな? 28 00:03:28,508 --> 00:03:31,678 あっ… んっ! くっ… くっ…。 29 00:03:31,678 --> 00:03:33,680 んっ! んっ! 30 00:03:33,680 --> 00:03:35,682 くっ…。 31 00:03:35,682 --> 00:03:40,353 雑魚だと思ってたけど なかなか やるじゃないか 遥君。 32 00:03:40,353 --> 00:03:42,355 どうも。 33 00:03:42,355 --> 00:03:45,525 殺す前に 1つ 聞いておきたいんだけど➡ 34 00:03:45,525 --> 00:03:48,028 いつから 僕を疑ってたんだ? 35 00:03:48,028 --> 00:03:51,865 変だと思ってたのは 最初からだよ。 36 00:03:51,865 --> 00:03:55,535 いつも 1人で しかも 数学の天才のお前が➡ 37 00:03:55,535 --> 00:03:57,871 不良どもと つるむなんて。 38 00:03:57,871 --> 00:04:00,640 何かあると思ったんだ。 39 00:04:00,640 --> 00:04:03,977 へぇ~ 意外な観察力。 40 00:04:03,977 --> 00:04:07,481 ただの読書ばかじゃなかったんだ。 41 00:04:07,481 --> 00:04:10,817 じゃあ こっちも 1個 質問。 42 00:04:10,817 --> 00:04:12,986 いつから この計画を考えてた? 43 00:04:12,986 --> 00:04:16,990 最初からだよ。 44 00:04:16,990 --> 00:04:19,659 強奪は 取られたあとだったけど➡ 45 00:04:19,659 --> 00:04:23,163 ちょっかいのスキルを見て 計算が完了したんだ。 46 00:04:23,163 --> 00:04:25,499 ばかな不良たちを うまく利用すれば➡ 47 00:04:25,499 --> 00:04:28,502 僕は 最強になれるってね。 48 00:04:28,502 --> 00:04:30,504 しまった! 49 00:04:30,504 --> 00:04:32,506 これで 終わりだ。 50 00:04:38,011 --> 00:04:40,514 あっけなかったな。 51 00:04:40,514 --> 00:04:42,516 んっ? 52 00:04:44,518 --> 00:04:46,520 なんだ? 53 00:04:48,688 --> 00:04:52,692 (遥)んっ…。 (田中)魔法が 吸収されてる! 54 00:04:56,029 --> 00:04:59,199 ああ… ああ…。 55 00:04:59,199 --> 00:05:01,635 フゥ…。 56 00:05:01,635 --> 00:05:06,473 《ぶっつけ本番だったが なんとか 成功した。 57 00:05:06,473 --> 00:05:09,643 こないだ 複合した 宿り木の蔦。 58 00:05:09,643 --> 00:05:13,647 そいつの不明だった効果が わかった おかげだな》 59 00:05:13,647 --> 00:05:15,649 ここからは…。 60 00:05:15,649 --> 00:05:18,485 俺のターンだ! ああ…。 61 00:05:18,485 --> 00:05:22,489 《こいつが ウエポンスキルで 攻撃してこない 今➡ 62 00:05:22,489 --> 00:05:25,659 そして 油断してる 今➡ 63 00:05:25,659 --> 00:05:27,861 一気に畳みかける!》 64 00:05:31,331 --> 00:05:35,335 残念 チャンスだと思った? 65 00:05:35,335 --> 00:05:39,172 攻撃魔法が効かない程度 問題ないよ。 66 00:05:39,172 --> 00:05:41,841 油断は ブラフかよ。 67 00:05:41,841 --> 00:05:43,844 ハハハッ… ごめん ごめん。 68 00:05:43,844 --> 00:05:47,848 どの武器で 君の心を折るか 考えてたんだ。 69 00:05:47,848 --> 00:05:50,183 剣? 70 00:05:50,183 --> 00:05:52,686 それとも 槍? 71 00:05:52,686 --> 00:05:57,357 どれにしようかな? 72 00:05:57,357 --> 00:05:59,526 いや…。 73 00:05:59,526 --> 00:06:02,963 全部 使って ボッキボキに折ろうってね。 74 00:06:02,963 --> 00:06:04,965 まずは これ。 75 00:06:04,965 --> 00:06:06,967 くっ! へっ! ああ…。 76 00:06:06,967 --> 00:06:09,135 《うそだろ…》 (田中)次! 77 00:06:09,135 --> 00:06:12,973 ハハハハ! 《攻撃パターンが 多すぎて…》 78 00:06:12,973 --> 00:06:15,141 これは…。 79 00:06:15,141 --> 00:06:17,310 くっ! 《さばききれない!》 80 00:06:17,310 --> 00:06:19,479 こっちだよ。 なっ…。 81 00:06:19,479 --> 00:06:21,481 こいつは どう? ハッ…。 82 00:06:21,481 --> 00:06:24,818 まだだ。 何!? 83 00:06:24,818 --> 00:06:26,820 うっ…。 ハッ! 84 00:06:30,991 --> 00:06:32,993 ぐはっ…。 85 00:06:34,995 --> 00:06:40,166 うっ… がはっ…。 86 00:06:40,166 --> 00:06:44,004 ぐっ… ああ… ぐっ…。 87 00:06:44,004 --> 00:06:47,007 ぐっ… ぐっ…。 88 00:06:49,676 --> 00:06:53,513 ハァハァ ハァハァ…。 89 00:06:53,513 --> 00:06:57,851 どう? 心 折れた? 90 00:06:57,851 --> 00:07:02,289 《やべえな…。 91 00:07:02,289 --> 00:07:05,125 ウエポンスキルの隙を突こうにも➡ 92 00:07:05,125 --> 00:07:09,329 攻撃パターンが多すぎて 動きが 読み切れない》 93 00:07:11,298 --> 00:07:16,136 《こんなに たくさんのスキルを 出してくるってことは…》 94 00:07:16,136 --> 00:07:21,141 まねっこで クラスメートのスキルを コピーしたってことか。 95 00:07:21,141 --> 00:07:24,311 へぇ~ よく知ってるね。 96 00:07:24,311 --> 00:07:27,814 (遥)脳筋ばかから 聞いたんだよ。 97 00:07:27,814 --> 00:07:31,985 狙いは 委員長の強奪だったよな? 98 00:07:31,985 --> 00:07:34,487 強奪を まねっこ。 99 00:07:34,487 --> 00:07:39,326 コピーした 強奪で 委員長のオリジナルを奪うってことか。 100 00:07:39,326 --> 00:07:41,661 ご名答。 101 00:07:41,661 --> 00:07:45,832 そのオリジナルで 生き残りのチートスキルを すべて 奪い取り➡ 102 00:07:45,832 --> 00:07:49,669 僕は 最強のチート使いになるんだ。 103 00:07:49,669 --> 00:07:51,838 《遥:つまり 今の こいつは➡ 104 00:07:51,838 --> 00:07:55,342 倒した男子たちの能力を まねっこして 出来上がった➡ 105 00:07:55,342 --> 00:07:57,844 最悪のチート!》 106 00:07:57,844 --> 00:08:00,780 君に僕の邪魔はさせないよ。 107 00:08:00,780 --> 00:08:03,116 うぅ…。 《待ってたら➡ 108 00:08:03,116 --> 00:08:05,285 いかれた ウエポンスキルが 飛んでくる!》 109 00:08:05,285 --> 00:08:07,287 ヘヘッ…。 うっ…。 110 00:08:07,287 --> 00:08:10,457 んっ! 《だが こっちが攻撃しても…》 111 00:08:10,457 --> 00:08:12,459 だ~! 112 00:08:12,459 --> 00:08:16,129 《幻影で 簡単に よけられる》 113 00:08:16,129 --> 00:08:18,131 んっ…。 114 00:08:20,300 --> 00:08:23,803 なすすべなしか。 115 00:08:23,803 --> 00:08:26,639 ようやく 諦めたね。 116 00:08:26,639 --> 00:08:30,477 な~んちゃって。 117 00:08:30,477 --> 00:08:32,479 おっ…。 118 00:08:35,148 --> 00:08:37,150 ねえ 田中君。 119 00:08:37,150 --> 00:08:40,820 同じスキル 3回しか使えないの? 120 00:08:40,820 --> 00:08:43,156 なっ… くっ… くっ! 121 00:08:43,156 --> 00:08:45,992 あれ? 図星? 122 00:08:45,992 --> 00:08:48,661 なんで 急に当たらなくなったんだ? 123 00:08:48,661 --> 00:08:51,865 おかしいだろ! 計算と 違う! 124 00:08:54,334 --> 00:08:58,171 わかっちゃった。 まねっこの弱点。 125 00:08:58,171 --> 00:09:00,774 まさか! (遥)弱点を探るために➡ 126 00:09:00,774 --> 00:09:03,943 わざと スキルを連発させたんだよ。 127 00:09:03,943 --> 00:09:05,945 そしたら 同じスキルを➡ 128 00:09:05,945 --> 00:09:08,615 2回までしか使わない 傾向があった。 129 00:09:08,615 --> 00:09:12,118 《こいつは 回数制限のある コピーした チートスキルを➡ 130 00:09:12,118 --> 00:09:14,287 使い切ることを恐れている》 131 00:09:14,287 --> 00:09:16,790 ぐっ… この! 132 00:09:16,790 --> 00:09:19,959 《かわし続ければ 勝機はある》 133 00:09:19,959 --> 00:09:22,962 傾向が わかったから どうだっていうんだ? 134 00:09:22,962 --> 00:09:25,799 こっちは ウエポンスキルの宝庫なんだよ! 135 00:09:25,799 --> 00:09:28,468 あのさ 田中君。 なっ…。 136 00:09:28,468 --> 00:09:30,804 その速さにも もう慣れたよ。 137 00:09:30,804 --> 00:09:32,806 たぁ! ぐはっ! 138 00:09:32,806 --> 00:09:36,142 だから 宝庫だろうが 問題ない。 139 00:09:36,142 --> 00:09:38,144 まだまだ 俺のターン。 140 00:09:38,144 --> 00:09:40,814 うっ… ぐっ… ぐっ… ぐはっ! 141 00:09:40,814 --> 00:09:43,983 ぐはっ…。 142 00:09:43,983 --> 00:09:47,487 《巡ってきた チャンス そう やすやすと 手放すかよ! 143 00:09:47,487 --> 00:09:50,990 幻影のスキルも 回数オーバーで 使えないんだろ?》 144 00:09:50,990 --> 00:09:53,993 んっ… うっ! 145 00:09:53,993 --> 00:09:56,329 なっ…。 146 00:09:56,329 --> 00:09:58,832 《まだ こんな力が…》 147 00:09:58,832 --> 00:10:01,167 ハァハァ…。 148 00:10:01,167 --> 00:10:04,838 《遥:さすが チート。 簡単には 倒れないか》 149 00:10:04,838 --> 00:10:08,842 んっ… なんで…。 150 00:10:08,842 --> 00:10:12,345 なんで 君なんかに やられてるんだ! 151 00:10:12,345 --> 00:10:14,647 おかしいだろ! 152 00:10:17,350 --> 00:10:20,687 けど 僕には 奥の手がある。 153 00:10:20,687 --> 00:10:24,190 奥の手? 《まだ 何かあるのか?》 154 00:10:24,190 --> 00:10:29,395 今までのなんて 目じゃない チートスキル 見せてやるよ。 155 00:10:31,865 --> 00:10:34,701 《えっ? 今までのスキルと 変わらねえだろ?》 156 00:10:34,701 --> 00:10:36,703 んっ! 《右!》 157 00:10:36,703 --> 00:10:39,105 んっ! 《左! 今度は…》 158 00:10:42,208 --> 00:10:46,546 《上か!》 これで 最後だ! 159 00:10:46,546 --> 00:10:51,050 《これが 奥の手? にしては 弱い》 160 00:10:54,554 --> 00:10:56,556 《これは 陽動?》 161 00:10:58,558 --> 00:11:00,560 《次が 本命か?》 162 00:11:04,330 --> 00:11:07,033 はい おしまい。 なっ…。 163 00:11:09,168 --> 00:11:13,840 ぐわっ… ああ…。 164 00:11:13,840 --> 00:11:15,842 即死! 165 00:11:15,842 --> 00:11:18,344 うぅ… ぐはっ… ああ…。 166 00:11:18,344 --> 00:11:20,346 ああ…。 167 00:11:22,515 --> 00:11:24,517 あっ…。 168 00:11:26,686 --> 00:11:28,688 ああ…。 169 00:11:35,528 --> 00:11:37,530 ヘヘヘヘ ヘヘッ…。 170 00:11:37,530 --> 00:11:41,034 ハハハ… ハハハハ ハハハハ! 171 00:11:41,034 --> 00:11:45,038 ハハハハ ハハハハ! 172 00:11:45,038 --> 00:11:48,041 ハハハハ ハハハ! 173 00:11:48,041 --> 00:11:50,710 ようやく 死んだか。 174 00:11:50,710 --> 00:11:53,546 奥の手まで 出しちゃったよ。 175 00:11:53,546 --> 00:11:58,384 本当は スキルも 節約したかったのに。 176 00:11:58,384 --> 00:12:00,486 でも いっか。 177 00:12:00,486 --> 00:12:03,990 強奪さえ 手に入れば 使いたい放題だ。 178 00:12:03,990 --> 00:12:06,993 じゃあね 遥君。 179 00:12:06,993 --> 00:12:09,495 永遠に おやすみ。 180 00:12:23,176 --> 00:12:26,512 ねえ。 んっ? 181 00:12:26,512 --> 00:12:28,514 なっ!? 182 00:12:28,514 --> 00:12:32,352 人の頭 踏んどいて どこ行くの? 183 00:12:32,352 --> 00:12:35,355 な… なんで 死んでないんだ! 184 00:12:35,355 --> 00:12:37,857 レベル11なら 即死が 効いてるはずだろ? 185 00:12:37,857 --> 00:12:41,861 僕の計算だと 100% 成功のはず。 186 00:12:41,861 --> 00:12:45,531 あ~ 俺って 健康だから 効きにくいよ。 187 00:12:45,531 --> 00:12:48,534 即死も 状態異常に分類されるから➡ 188 00:12:48,534 --> 00:12:52,872 健康のおかげで 成功率も 下がったんじゃね? 189 00:12:52,872 --> 00:12:56,876 はぁ? おまけに Lukは 限界突破してるしね。 190 00:12:56,876 --> 00:13:00,647 《転移直後 直感的にやった Lukの全振り。 191 00:13:00,647 --> 00:13:04,484 おかげで 限りなく可能性の低い 即死スキルの失敗を➡ 192 00:13:04,484 --> 00:13:07,820 豪運で 引き寄せることが できたようだ》 193 00:13:07,820 --> 00:13:11,491 でも 1回 倒れただろ? 効いたからじゃないのか? 194 00:13:11,491 --> 00:13:14,827 いや~ 一応 かかったふり してあげようと思って。 195 00:13:14,827 --> 00:13:18,164 だって 「奥の手だ」って 言ったじゃん? 196 00:13:18,164 --> 00:13:20,166 なっ…。 (遥)まさか 踏まれるとは➡ 197 00:13:20,166 --> 00:13:23,002 思ってなかったけど。 ばかな…。 198 00:13:23,002 --> 00:13:26,506 だいたい なんで 動ける? なんで 攻撃できる? 199 00:13:26,506 --> 00:13:28,841 僕は 君に最初から ちょっかいをかけて➡ 200 00:13:28,841 --> 00:13:31,678 行動制限をしてるのに。 201 00:13:31,678 --> 00:13:34,347 お前が ばかにしてた バッドスキル。 202 00:13:34,347 --> 00:13:36,849 木偶の坊の意味 知ってるかい? 203 00:13:36,849 --> 00:13:40,019 役立たずだろ? 君に お似合いだよ。 204 00:13:40,019 --> 00:13:44,691 ご名答。 でも 他にも 操り人形って 意味があるんだよ。 205 00:13:44,691 --> 00:13:48,194 えっ? こういうときのために➡ 206 00:13:48,194 --> 00:13:50,196 木偶の坊の外部操作で➡ 207 00:13:50,196 --> 00:13:53,533 体を操る練習を さんざん やって来たんだ。 208 00:13:53,533 --> 00:13:56,536 おかげで ちょっかいを かけられようが…。 209 00:13:56,536 --> 00:13:58,538 《木偶の坊!》 210 00:13:58,538 --> 00:14:01,808 (遥)自分の体を 無理やり 操れるようになった。 211 00:14:01,808 --> 00:14:04,310 くっ… くっ…。 212 00:14:04,310 --> 00:14:06,646 無意味に見えるか? 213 00:14:06,646 --> 00:14:12,318 フッ… でも お前の眼中にない バッドスキル➡ 214 00:14:12,318 --> 00:14:14,320 捨てたもんじゃないだろ? 215 00:14:14,320 --> 00:14:20,326 そんな 残り物のスキル 僕は 認めないぞ! 216 00:14:20,326 --> 00:14:23,162 んっ! んっ! んっ! んっ! 217 00:14:23,162 --> 00:14:26,165 また スキルの 無駄撃ちしちゃってるよ。 218 00:14:26,165 --> 00:14:31,170 黙れ~! 219 00:14:31,170 --> 00:14:33,172 ヘヘッ… やった! 220 00:14:33,172 --> 00:14:35,575 (遥)だから 無駄なんだって。 あっ…。 221 00:14:37,510 --> 00:14:40,513 これで 終わりだ。 そんな…。 222 00:14:40,513 --> 00:14:43,182 僕の計算は 完璧だったはず…。 223 00:14:43,182 --> 00:14:45,351 計算? 224 00:14:45,351 --> 00:14:48,855 だって そうだろ? 1+1は 2に決まってる。 225 00:14:48,855 --> 00:14:50,857 なのに どうして。 226 00:14:50,857 --> 00:14:54,694 1+1? ああ… 確かに 答えは 2だ。 227 00:14:54,694 --> 00:14:58,030 ただし それは 俺たちが 元いた 世界の話。 228 00:14:58,030 --> 00:15:01,134 そこなら それが 正しい。 それが 絶対。 229 00:15:01,134 --> 00:15:04,804 けど ここじゃ 違うんだよ。 230 00:15:04,804 --> 00:15:07,974 えっ? 剣と 魔法のファンタジー世界で➡ 231 00:15:07,974 --> 00:15:12,145 当たり前の計算が 通じるわけないだろ? 232 00:15:12,145 --> 00:15:14,647 1+1は 2以上。 233 00:15:14,647 --> 00:15:19,652 ここは 未知の数字が はじき出される場所なんだ。 234 00:15:19,652 --> 00:15:23,156 ああ… そんな…。 235 00:15:23,156 --> 00:15:26,325 毎日が 退屈だった。 236 00:15:26,325 --> 00:15:29,328 自分が 天才すぎて つまらない授業。 237 00:15:29,328 --> 00:15:33,833 知能の低い連中。 くだらない 学校生活。 238 00:15:33,833 --> 00:15:37,503 こんな日が 早く終わってほしいと願っていた。 239 00:15:37,503 --> 00:15:39,839 そんなときだった。 240 00:15:39,839 --> 00:15:44,677 目の前に現れた 驚きの光景に➡ 241 00:15:44,677 --> 00:15:48,347 僕は 心の底から 興奮した。 242 00:15:48,347 --> 00:15:51,517 そして スキルボードを見た瞬間➡ 243 00:15:51,517 --> 00:15:54,020 これだと思った。 244 00:15:54,020 --> 00:15:57,857 うまく使えば 退屈から 必ず 抜け出せる。 245 00:15:57,857 --> 00:16:00,960 だから 僕は あらゆる状況の中で➡ 246 00:16:00,960 --> 00:16:04,463 いちばん おもしろくなる 未来を計算した。 247 00:16:04,463 --> 00:16:09,969 たとえ その式が クラスメートを あやめることであっても。 248 00:16:09,969 --> 00:16:14,473 残った 全員を殺し チートを自分のものにすれば➡ 249 00:16:14,473 --> 00:16:17,143 最強だった。 無敵だった。 250 00:16:17,143 --> 00:16:21,314 完璧だった! なのに なんで…。 251 00:16:21,314 --> 00:16:25,151 なんで バッドスキルしか持っていない お前が➡ 252 00:16:25,151 --> 00:16:27,653 僕の邪魔をするんだよ! 253 00:16:27,653 --> 00:16:29,655 うっ…。 254 00:16:29,655 --> 00:16:31,657 ハァー! うっ…。 255 00:16:35,495 --> 00:16:38,831 《長い戦いだったが もう こいつの手は 尽きたはず。 256 00:16:38,831 --> 00:16:40,833 いける!》 257 00:16:40,833 --> 00:16:43,503 うぅ…。 258 00:16:43,503 --> 00:16:46,672 ぐはっ! 259 00:16:46,672 --> 00:16:49,342 ぐっ… 遠隔操作? 260 00:16:49,342 --> 00:16:53,012 くそっ まだ そんなスキル 隠してたのか? 261 00:16:53,012 --> 00:16:57,016 まだ 勝利の目は 僕にあるみたいだね。 262 00:16:57,016 --> 00:16:59,018 (攻撃する音) 263 00:16:59,018 --> 00:17:02,121 ほ~らほら! やっぱり 1+1は 2だ! 264 00:17:02,121 --> 00:17:04,790 僕が 勝つ確率は 100%さ! 265 00:17:04,790 --> 00:17:07,793 ぐっ…。 (遥)勘違いしすぎだよ。 266 00:17:07,793 --> 00:17:09,795 うっ…。 267 00:17:09,795 --> 00:17:12,298 うぅ…。 268 00:17:12,298 --> 00:17:15,301 お前は 計算していたかもしれないけど➡ 269 00:17:15,301 --> 00:17:17,470 それ以上は してなかった。 270 00:17:17,470 --> 00:17:21,474 チートスキルに あぐらをかいて 努力しなかったんだよ。 271 00:17:21,474 --> 00:17:24,477 他の みんなは ちゃんと 努力してたよ。 272 00:17:24,477 --> 00:17:26,479 お前を除いてね。 273 00:17:26,479 --> 00:17:30,816 く… 来るな… こっちへ来るな。 274 00:17:30,816 --> 00:17:33,653 来るな~! 275 00:17:33,653 --> 00:17:36,489 《虚実!》 276 00:17:36,489 --> 00:17:38,491 がぁ! 277 00:17:38,491 --> 00:17:41,494 さよなら 田中君。 278 00:17:41,494 --> 00:17:45,598 ああ… うぅ…。 279 00:17:50,002 --> 00:17:52,605 バッドスキルも 使いよう。 280 00:17:55,007 --> 00:17:58,678 俺は チートスキルはないけど➡ 281 00:17:58,678 --> 00:18:01,380 工夫はあるんだよ。 282 00:18:06,953 --> 00:18:10,456 《かなり ギリギリの戦いだった。 283 00:18:10,456 --> 00:18:14,627 1つ 間違ってたら やられてたのは 俺だろう》 284 00:18:14,627 --> 00:18:18,464 ハァハァ…。 《くそっ… 木偶の坊のスキルを切ったら➡ 285 00:18:18,464 --> 00:18:21,133 一気に ダメージが来た。 286 00:18:21,133 --> 00:18:25,838 しかも 虚実の影響で 魔力も すっからかんだ》 287 00:18:27,974 --> 00:18:30,810 《遥:委員長…。 288 00:18:30,810 --> 00:18:34,613 みんな… ごめん》 289 00:18:39,819 --> 00:18:41,821 ああ…。 290 00:18:41,821 --> 00:18:45,324 《さすがに もう だめか…》 291 00:18:47,660 --> 00:18:49,662 あっ…。 292 00:18:49,662 --> 00:18:52,064 (オタたち)遥君! 293 00:18:56,502 --> 00:18:59,672 ああ… なんだ オタたちかよ。 294 00:18:59,672 --> 00:19:03,109 今まで どこ ほっつき歩いてたんだ? 295 00:19:03,109 --> 00:19:06,445 (小田)いつまでも 会えないんで 迎えに来ちゃいました。 296 00:19:06,445 --> 00:19:10,950 えっ? 今度は 僕たちが 君を助けます。 297 00:19:10,950 --> 00:19:13,285 オタ… お前ら。 298 00:19:13,285 --> 00:19:15,488 はい これ飲んで。 299 00:19:17,790 --> 00:19:20,626 歩けるん? ゆっくりでいいよ。 300 00:19:20,626 --> 00:19:22,628 ああ…。 301 00:19:27,299 --> 00:19:30,803 あのさ そもそも お前ら なんで 森に? 302 00:19:30,803 --> 00:19:32,805 えっと それは➡ 303 00:19:32,805 --> 00:19:35,307 僕たちが 迷宮攻略から戻ったら➡ 304 00:19:35,307 --> 00:19:40,312 遥君が 森で 1人で戦ってるって みんな 騒いでたんです。 305 00:19:40,312 --> 00:19:43,816 そしたら 居ても立っても いられなくなって。 306 00:19:43,816 --> 00:19:45,818 それで 急いで 森に。 307 00:19:45,818 --> 00:19:48,521 そっか… あっ…。 308 00:19:51,824 --> 00:19:53,993 遥君! 《委員長》 309 00:19:53,993 --> 00:19:57,663 お~い! おかえり! 310 00:19:57,663 --> 00:20:01,834 もう 心配させないでよ。 お魚 焼いて 待ってました。 311 00:20:01,834 --> 00:20:05,671 《久々に この人数 ぼっちには つらい》 312 00:20:05,671 --> 00:20:08,340 (柿崎)遥! あっ…。 313 00:20:08,340 --> 00:20:10,342 フッ… んっ! 314 00:20:10,342 --> 00:20:12,845 ハァ…。 315 00:20:12,845 --> 00:20:16,515 (柿崎/遥)フッ…。 316 00:20:16,515 --> 00:20:18,684 さあ 宿に戻ろう。 317 00:20:18,684 --> 00:20:22,354 お風呂 沸いてるよ。 お背中 流すよ。 318 00:20:22,354 --> 00:20:25,858 えっ? いや あの… あっ… ちょっと~! 319 00:20:28,360 --> 00:20:32,031 (島崎)ごめんなさい。 (オタたち)えっ? 320 00:20:32,031 --> 00:20:35,868 小田たちのおかげで 私たち 生きてこられたのに➡ 321 00:20:35,868 --> 00:20:38,871 拠点から 追い出すようなことして。 322 00:20:38,871 --> 00:20:40,873 それと…。 323 00:20:40,873 --> 00:20:44,376 (オタたち)ああ…。 324 00:20:44,376 --> 00:20:47,546 んっ… ありがとう。 325 00:20:47,546 --> 00:20:49,548 (笑い声) 326 00:20:49,548 --> 00:20:51,550 どういたしまして。 327 00:20:51,550 --> 00:20:55,888 《委員長を守れたし クラスの みんなも再会できたし➡ 328 00:20:55,888 --> 00:20:58,591 俺の役目は もう終わったな》 329 00:21:00,993 --> 00:21:04,497 《そろそろ ぼっちに戻ろうっと》 330 00:21:04,497 --> 00:21:07,666 こんなときに どこに行くのかな? 331 00:21:07,666 --> 00:21:09,668 (遥)げっ… 委員長! 332 00:21:09,668 --> 00:21:12,671 遥君 帰ってきたら 言うことあるよね? 333 00:21:12,671 --> 00:21:16,342 ただいま みたいな感じ的な…。 334 00:21:16,342 --> 00:21:18,544 ああ… おお! 335 00:21:20,679 --> 00:21:25,684 じゃあ なんで 出ていこうとしていたのかな? 336 00:21:25,684 --> 00:21:28,854 えっ? 委員長? えっ? 337 00:21:28,854 --> 00:21:31,857 私 すごい 心配したんだよ。 338 00:21:31,857 --> 00:21:34,860 遥君 死んじゃったら どうしよう。 339 00:21:34,860 --> 00:21:37,029 このまま 遥君が 帰ってこなかったら➡ 340 00:21:37,029 --> 00:21:39,031 どうしようって。 341 00:21:39,031 --> 00:21:42,701 ごめん 委員長。 また 泣かせちゃったかな? 342 00:21:42,701 --> 00:21:46,372 あっ…。 今日は 泣いてないよ。 343 00:21:46,372 --> 00:21:51,210 だって 遥君が こうやって 帰ってきたんだもん。 344 00:21:51,210 --> 00:21:53,712 ああ…。 とはいえ…。 345 00:21:53,712 --> 00:21:56,715 んっ? お説教はするよ。 346 00:21:56,715 --> 00:21:58,717 しかも みんなで。 347 00:21:58,717 --> 00:22:01,654 うえ~! 348 00:22:01,654 --> 00:22:05,491 さあ 戻りましょう。 ったく これだから 遥君は。 349 00:22:05,491 --> 00:22:07,660 油断も隙もあったもんじゃない。 350 00:22:07,660 --> 00:22:10,663 こってり 絞るから 覚悟するんですよ。 351 00:22:10,663 --> 00:22:14,567 おかえりなさい 遥君。