1 00:00:02,006 --> 00:00:04,008 少なくなって きてるようには感じます。 2 00:00:04,008 --> 00:00:05,994 そういう意味で 今大会 これ もう 3 00:00:05,994 --> 00:00:07,996 ずっと 続いていくわけですから 4 00:00:07,996 --> 00:00:09,998 そういう技を 今後 見たい気がしますね。 5 00:00:09,998 --> 00:00:12,000 そうですね。 できれば 若い人たちにも 6 00:00:12,000 --> 00:00:14,002 使ってほしいです。 7 00:00:14,002 --> 00:00:17,005 今後への期待を込めた お言葉もいただきました。 8 00:00:17,005 --> 00:00:19,007 この試合の解説は 9 00:00:19,007 --> 00:00:23,995 警察大学校剣道名誉師範 教士八段の田村徹さん 10 00:00:23,995 --> 00:00:25,997 実況は 四家秀治で お楽しみいただきました。 11 00:00:25,997 --> 00:00:27,949 田村さん どうもありがとうございました。 12 00:00:27,949 --> 00:00:29,949 ありがとうございました。 13 00:00:47,885 --> 00:00:50,838 二千年の歴史を刻み 受け継がれてきた 14 00:00:50,838 --> 00:00:53,825 恐るべき 暗殺拳があった 15 00:00:53,825 --> 00:00:56,828 その名を 北斗神拳 16 00:00:56,828 --> 00:00:59,831 天空に連なる 七つの星の下 17 00:00:59,831 --> 00:01:02,834 一子相伝の北斗神拳をめぐって 18 00:01:02,834 --> 00:01:05,834 悲劇は 繰り返されん 19 00:02:49,841 --> 00:02:55,847 その昔 皇帝の居城を守る 6つの門の衛将がいた 20 00:02:55,847 --> 00:02:59,851 彼らは 南斗聖拳108派の頂点に立ち 21 00:02:59,851 --> 00:03:02,837 南斗六聖拳と呼ばれていた 22 00:03:02,837 --> 00:03:07,842 だが 核戦争の後 南斗六聖拳は崩壊し 23 00:03:07,842 --> 00:03:11,842 この世に 悲劇の種は ばらまかれた 24 00:03:20,838 --> 00:03:24,842 俺は 南斗六星拳 義の星の男 25 00:03:24,842 --> 00:03:28,842 人のために生き 人のために死ぬ 26 00:03:30,848 --> 00:03:35,853 レイ… この乱世に 初めて 友と呼べた男 27 00:03:35,853 --> 00:03:37,839 ヘヘヘヘ~! 28 00:03:37,839 --> 00:03:42,844 待て 待てよ~! 待て 待て~ 29 00:03:42,844 --> 00:03:45,847 待ちなよ ねえちゃ~ん ウヘヘヘ… 30 00:03:45,847 --> 00:03:48,850 ダ~ハハハ~ 31 00:03:48,850 --> 00:03:51,850 イヒヒヒ… ヘヘヘヘ… 32 00:03:52,854 --> 00:03:56,841 ウヘヘヘ… 33 00:03:56,841 --> 00:04:00,841 イヒヒヒ… 34 00:04:01,846 --> 00:04:03,848 すっ すげえ美人じゃねえか 35 00:04:03,848 --> 00:04:07,852 ゾクゾクするぜ! へへへ… 36 00:04:07,852 --> 00:04:10,855 ウヘヘヘ 俺たちは 食い物を たくさん持ってる 37 00:04:10,855 --> 00:04:13,841 いい子にしてたら たんまり やるぜ 38 00:04:13,841 --> 00:04:15,843 そうかい… 39 00:04:15,843 --> 00:04:17,843 では そいつを頂くとするか! 40 00:04:19,847 --> 00:04:22,850 おっ 男! 女の格好をしていれば 41 00:04:22,850 --> 00:04:26,854 貴様らのような ウジ虫が すぐ 飛びついてきやがる 42 00:04:26,854 --> 00:04:30,842 そんな お前らでも 役に立つことはある 43 00:04:30,842 --> 00:04:35,847 それは 俺の所へ 食い物を運んでくることだ 44 00:04:35,847 --> 00:04:37,849 ふっ ふざけやがって! 45 00:04:37,849 --> 00:04:39,851 誰だ てめえは! 46 00:04:39,851 --> 00:04:43,855 俺か? 俺の名は… レイ! 47 00:04:43,855 --> 00:04:46,858 南斗水鳥拳の レイだ 48 00:04:46,858 --> 00:04:48,860 野郎! やめろ! 49 00:04:48,860 --> 00:04:50,860 ショ~! 50 00:04:53,848 --> 00:04:55,848 シャオ~! 51 00:04:59,854 --> 00:05:01,854 ぎゃあ~! 52 00:05:05,860 --> 00:05:07,860 シャウッ! 53 00:05:09,847 --> 00:05:11,847 ああ~! 54 00:05:14,852 --> 00:05:17,852 うう~! シャウ! 55 00:05:21,859 --> 00:05:25,846 動きは 水面に浮かぶ水鳥のように 優雅で華麗 56 00:05:25,846 --> 00:05:27,848 だが その拳の威力は 57 00:05:27,848 --> 00:05:30,848 比類なき 残虐無情の必殺拳! 58 00:05:34,855 --> 00:05:40,855 うう~… シャオ~! 59 00:05:42,847 --> 00:05:44,849 あ… ああっ! 60 00:05:44,849 --> 00:05:47,852 どうした? リン うん? うわっ! 61 00:05:47,852 --> 00:05:49,852 うん? 62 00:05:55,860 --> 00:06:00,848 お前は 人のために 己を犠牲にして生きてきた 63 00:06:00,848 --> 00:06:05,848 最初は 連れ去られた妹 アイリのために 64 00:06:07,855 --> 00:06:10,858 これは 妹の… 65 00:06:10,858 --> 00:06:14,862 妹のアイリが 結婚式に着けるはずのものだった 66 00:06:14,862 --> 00:06:18,849 あれは アイリの結婚式の前の晩 67 00:06:18,849 --> 00:06:21,852 ウフフフ フフフ… ハッハッハッハ… 68 00:06:21,852 --> 00:06:24,855 ウフフフ… ハッハッハッハ… 69 00:06:24,855 --> 00:06:27,858 ああっ! ああっ… 70 00:06:27,858 --> 00:06:30,861 ああ~… ああ~! 71 00:06:30,861 --> 00:06:33,864 うう… ああ… 72 00:06:33,864 --> 00:06:36,864 うりゃあ! ああっ! 73 00:06:38,853 --> 00:06:42,853 ああっ… 74 00:06:44,859 --> 00:06:49,864 俺の留守に 村を襲った盗賊たちは 両親を殺し 75 00:06:49,864 --> 00:06:53,868 やっと 幸せを つかもうとした アイリを連れ去った 76 00:06:53,868 --> 00:06:55,853 うっ… 77 00:06:55,853 --> 00:06:57,855 ううっ… 父さん! 78 00:06:57,855 --> 00:07:00,855 ア… アイリ… 79 00:07:06,864 --> 00:07:08,866 ああっ… 80 00:07:08,866 --> 00:07:13,854 ハッハッハッハ… ハッハッハッハ… 81 00:07:13,854 --> 00:07:16,857 俺は その男の顔を知らん 82 00:07:16,857 --> 00:07:21,862 おやじが息を引き取る前に 「胸に 七つの傷の男」とだけ… 83 00:07:21,862 --> 00:07:25,866 もはや アイリは殺されたかもしれん 84 00:07:25,866 --> 00:07:28,869 だが 俺には そうは思えない 85 00:07:28,869 --> 00:07:31,856 俺には見える アイリの泣き顔が 86 00:07:31,856 --> 00:07:35,860 俺を呼ぶアイリの声が 今も聞こえるんだ 87 00:07:35,860 --> 00:07:39,864 俺は 必ず 七つの傷の男を見つけ出す 88 00:07:39,864 --> 00:07:41,864 そして 殺す 89 00:07:46,871 --> 00:07:48,871 あっ! 90 00:08:01,868 --> 00:08:03,868 ああっ! 91 00:08:14,865 --> 00:08:16,867 あっ… 92 00:08:16,867 --> 00:08:18,867 ああ… 93 00:08:19,870 --> 00:08:22,870 アイリ~! 94 00:08:24,875 --> 00:08:27,861 待ちやがれ~! 95 00:08:27,861 --> 00:08:29,863 待て~! 96 00:08:29,863 --> 00:08:31,865 ああっ 97 00:08:31,865 --> 00:08:33,867 ウハハハ… 98 00:08:33,867 --> 00:08:35,869 ヒヒヒヒ… 99 00:08:35,869 --> 00:08:37,871 ウハハハ… 100 00:08:37,871 --> 00:08:40,874 ヘヘヘヘ… 101 00:08:40,874 --> 00:08:42,876 待てい! 102 00:08:42,876 --> 00:08:46,863 シャウ~! アウ! 103 00:08:46,863 --> 00:08:48,865 ぐあ~! 104 00:08:48,865 --> 00:08:51,865 うお~! 105 00:08:53,870 --> 00:08:57,870 ショ~ シャウ! シャウ! 106 00:09:00,877 --> 00:09:03,864 ぎゃ~! 107 00:09:03,864 --> 00:09:05,864 マミヤ ありがとう 108 00:09:07,868 --> 00:09:10,868 アイリ! 兄さん! 109 00:09:26,870 --> 00:09:29,870 治せるのか? 本当に 110 00:09:35,879 --> 00:09:37,864 ああっ… ああ… 111 00:09:37,864 --> 00:09:39,866 ああ… 112 00:09:39,866 --> 00:09:41,866 ふっ! 113 00:09:46,873 --> 00:09:49,876 建明という秘孔を押した 114 00:09:49,876 --> 00:09:52,879 もうすぐ 兄さんの顔を見ることができる 115 00:09:52,879 --> 00:09:55,866 ホント? ホントに また 元のように… 116 00:09:55,866 --> 00:09:59,870 大丈夫 必ず 見えるようになる 117 00:09:59,870 --> 00:10:03,874 ハハッ! よかったな! 118 00:10:03,874 --> 00:10:06,874 ああ… 神様… 119 00:10:17,871 --> 00:10:19,873 兄さん… 120 00:10:19,873 --> 00:10:22,876 アッ アイリ… お前… 121 00:10:22,876 --> 00:10:24,878 見えるの まだ ぼ~っとだけど 122 00:10:24,878 --> 00:10:26,880 兄さんの顔も見える! 123 00:10:26,880 --> 00:10:28,880 ケン… 124 00:10:31,868 --> 00:10:33,870 兄さん! アッ アイリ! 125 00:10:33,870 --> 00:10:36,870 やった~! ウフフッ! 126 00:10:38,875 --> 00:10:41,878 妹 アイリを救い出した後は 127 00:10:41,878 --> 00:10:47,878 俺や リン バット そして マミヤのために生きた 128 00:10:48,885 --> 00:10:52,885 あくまでも 義に生きる男 レイ 129 00:10:58,879 --> 00:11:03,884 だが レイもまた 死兆星を見てしまった 130 00:11:03,884 --> 00:11:09,873 死兆星を見た者は その年のうちに 死期が訪れるという 131 00:11:09,873 --> 00:11:12,876 ほわちゃ! ひょおっ! 132 00:11:12,876 --> 00:11:15,876 あっ! ふっ! 133 00:11:17,881 --> 00:11:20,884 ヒョ~オ! 134 00:11:20,884 --> 00:11:22,884 シャウ! 135 00:11:24,888 --> 00:11:26,888 シャウ! シャウ! 136 00:11:27,874 --> 00:11:31,874 おお~… シャウ! 137 00:11:45,875 --> 00:11:49,875 今日は 北斗七星が よく見える 138 00:11:53,883 --> 00:11:57,883 その脇で輝く 小さな星までも… 139 00:12:10,884 --> 00:12:14,888 レイは リンやアイリの待つ村へと 急いでいた 140 00:12:14,888 --> 00:12:20,877 しかし そのころ 村には 恐怖が渦巻いていた 141 00:12:20,877 --> 00:12:22,877 うん? あれは… 142 00:12:23,880 --> 00:12:25,882 ううっ… 143 00:12:25,882 --> 00:12:27,884 あっ… 144 00:12:27,884 --> 00:12:29,884 ううっ! 145 00:12:30,887 --> 00:12:33,890 うう… ケ ケンに… 146 00:12:33,890 --> 00:12:35,892 ケンに会うまでは… 147 00:12:35,892 --> 00:12:38,878 バット! レ レイ! 148 00:12:38,878 --> 00:12:40,880 何が あったんだ? 149 00:12:40,880 --> 00:12:42,882 うう… む 村が… 150 00:12:42,882 --> 00:12:44,884 村が どうしたんだ? 151 00:12:44,884 --> 00:12:47,887 け 拳王の侵攻隊が… なにっ? 152 00:12:47,887 --> 00:12:52,892 は 早く… リンや アイリさんを… 153 00:12:52,892 --> 00:12:54,892 アイリ! 154 00:12:56,880 --> 00:13:01,885 子供といえども 拳王様に忠誠を誓ってもらおう 155 00:13:01,885 --> 00:13:05,889 拳王様の紋章を 自ら 体に焼き付けるのだ 156 00:13:05,889 --> 00:13:08,892 えっ! あっ… 157 00:13:08,892 --> 00:13:12,896 もし 嫌だというのなら あの上で 黒焦げになるまで 158 00:13:12,896 --> 00:13:16,883 踊ってもらうことになるがなあ ハハッ 159 00:13:16,883 --> 00:13:21,888 どちらでも 選ぶがよい 160 00:13:21,888 --> 00:13:23,890 あたし 嫌です 161 00:13:23,890 --> 00:13:25,892 あなたたちみたいに 162 00:13:25,892 --> 00:13:27,894 弱い者いじめをしているような 悪魔には 163 00:13:27,894 --> 00:13:31,881 絶対に… 絶対に従いません! 164 00:13:31,881 --> 00:13:33,883 うっ… なに? 165 00:13:33,883 --> 00:13:37,883 このガキ いい度胸してるぜ 166 00:13:40,890 --> 00:13:42,890 おお! 167 00:13:45,895 --> 00:13:50,895 あたしは 悪魔には従わない 168 00:14:05,899 --> 00:14:07,899 はっ… 169 00:14:10,887 --> 00:14:12,889 ハハハハ… はっ! 170 00:14:12,889 --> 00:14:15,892 お嬢さん おててを貸してあげようか? 171 00:14:15,892 --> 00:14:17,894 ああっ! あっ… 172 00:14:17,894 --> 00:14:21,898 そんな 怖がらなくていいさ ウハハハ… ウハハ… 173 00:14:21,898 --> 00:14:24,901 うっ! な な… 何だ こらっ? 174 00:14:24,901 --> 00:14:26,901 うぐっ… 175 00:14:28,888 --> 00:14:31,891 何だ てめえは! ああ? 176 00:14:31,891 --> 00:14:35,895 人の皮をかぶった悪魔め! 177 00:14:35,895 --> 00:14:38,898 なにを… くっ… だっ! あっ… 178 00:14:38,898 --> 00:14:41,898 う~! シャウ! 179 00:14:42,902 --> 00:14:44,888 ふっ! ぎっ! ぎゃっ! 180 00:14:44,888 --> 00:14:47,891 レ… レイ… 181 00:14:47,891 --> 00:14:49,893 うっ あっ… 182 00:14:49,893 --> 00:14:51,895 リン しっかりしろ 183 00:14:51,895 --> 00:14:53,897 リン! 184 00:14:53,897 --> 00:14:57,901 レイ 大丈夫 アイリさんは無事よ 185 00:14:57,901 --> 00:14:59,901 リン お前… 186 00:15:02,889 --> 00:15:05,892 うぅ… あっ 187 00:15:05,892 --> 00:15:08,895 あれ? 安心したら 涙が… 188 00:15:08,895 --> 00:15:12,899 うっ… どうしちゃったんだろう? 189 00:15:12,899 --> 00:15:16,903 自分のことよりも アイリの身を案ずるとは 190 00:15:16,903 --> 00:15:20,903 まだ 年端もゆかぬ子供なのに 191 00:15:22,892 --> 00:15:24,894 それを… 192 00:15:24,894 --> 00:15:27,897 こんな目に 193 00:15:27,897 --> 00:15:29,899 うう… んっ! 194 00:15:29,899 --> 00:15:32,902 よう てめえ 何者だい? 195 00:15:32,902 --> 00:15:35,902 こら! 何とか言いやがれ! 196 00:15:36,906 --> 00:15:39,893 この 悪魔め! 197 00:15:39,893 --> 00:15:41,895 どあっ… 198 00:15:41,895 --> 00:15:45,899 許さねえ てめえら! 199 00:15:45,899 --> 00:15:47,901 てめえら! 200 00:15:47,901 --> 00:15:49,901 あぁ… あっ! ひぃ~ 201 00:15:52,906 --> 00:15:57,894 てめえらの血は何色だ~! 202 00:15:57,894 --> 00:16:02,899 そして リンの勇気が アイリの心を打った 203 00:16:02,899 --> 00:16:06,903 うわ~っ! 204 00:16:06,903 --> 00:16:09,906 アイリ お前… 205 00:16:09,906 --> 00:16:11,908 あの あらがうすべを知らず 206 00:16:11,908 --> 00:16:13,910 周囲の風に流され 207 00:16:13,910 --> 00:16:18,898 人形のように生きることしか できなかった アイリが… 208 00:16:18,898 --> 00:16:21,901 あたしは 昨日までのあたしじゃない 209 00:16:21,901 --> 00:16:24,904 リンちゃんに 戦うことを教えてもらったの 210 00:16:24,904 --> 00:16:27,907 リンちゃん 私も諦めたりしない 211 00:16:27,907 --> 00:16:31,911 どんなことがあっても あしたを信じて戦うわ 212 00:16:31,911 --> 00:16:33,897 アイリさん! 213 00:16:33,897 --> 00:16:36,900 だから 兄さん 思う存分 戦って 214 00:16:36,900 --> 00:16:38,902 そうか 215 00:16:38,902 --> 00:16:41,905 んっ おぉ… 216 00:16:41,905 --> 00:16:43,907 俺の弱点は なくなった 217 00:16:43,907 --> 00:16:45,909 アイリは 俺から離れた 218 00:16:45,909 --> 00:16:48,912 これからは 自分の意志で生き 219 00:16:48,912 --> 00:16:51,912 自分の意志で死んでゆくだろう 220 00:16:54,901 --> 00:16:57,904 そして ついに レイは 221 00:16:57,904 --> 00:17:01,904 己の運命と出合った 222 00:17:03,910 --> 00:17:06,913 フッ 一つだけ聞こう 223 00:17:06,913 --> 00:17:11,901 北斗七星の横にある星を 貴様は見たことがあるか? 224 00:17:11,901 --> 00:17:15,905 ある ほう… あるのか 225 00:17:15,905 --> 00:17:17,907 フフフ… そうか 226 00:17:17,907 --> 00:17:20,910 貴様は 俺と戦う運命にあったらしい 227 00:17:20,910 --> 00:17:23,913 よかろう どこからでも かかってくるがいい 228 00:17:23,913 --> 00:17:25,915 なにっ!? 下りんのか? 229 00:17:25,915 --> 00:17:28,901 フフフフ… お前ごとき腕で 230 00:17:28,901 --> 00:17:32,905 この わしを 同じ地上に 立たせようと思ったのか? 231 00:17:32,905 --> 00:17:36,909 もはや この わしを 対等に地に立たせる男は おらぬわ 232 00:17:36,909 --> 00:17:40,913 ならば そこで 馬ごと死ぬがいい! 233 00:17:40,913 --> 00:17:42,915 たあ~っ! 234 00:17:42,915 --> 00:17:44,915 フフフフ… 235 00:17:50,907 --> 00:17:52,909 うわっ! うっ! 236 00:17:52,909 --> 00:17:54,911 レイ! 兄さん! 237 00:17:54,911 --> 00:17:57,914 あっ… 何だ? 今のは 238 00:17:57,914 --> 00:17:59,916 なにっ? 239 00:17:59,916 --> 00:18:02,902 ヤツは 手綱を握ったまま 動いてはいなかったのか 240 00:18:02,902 --> 00:18:05,905 では 俺が見たのは何だ? 241 00:18:05,905 --> 00:18:08,905 俺には 無数の拳の攻撃が見えた 242 00:18:11,911 --> 00:18:15,915 真の奥義を極め その神髄を極めた者は 243 00:18:15,915 --> 00:18:18,918 その身に 闘気をまとうことができる 244 00:18:18,918 --> 00:18:22,905 貴様が見たものは 闘いの気迫 闘気だ 245 00:18:22,905 --> 00:18:24,907 闘気… 246 00:18:24,907 --> 00:18:28,907 貴様は この わしに 近寄ることすらできぬのだ 247 00:18:31,914 --> 00:18:33,916 フッ 248 00:18:33,916 --> 00:18:37,916 ならば 余計に ラオウを倒しておかねばならん 249 00:18:40,907 --> 00:18:42,909 レイ ダメ! 250 00:18:42,909 --> 00:18:47,914 俺は 一度 人間としての自分を捨てた男だ 251 00:18:47,914 --> 00:18:51,918 アイリ お前の救出のためだけに生き 252 00:18:51,918 --> 00:18:54,918 世を呪い 時代を憎んだ 253 00:18:55,922 --> 00:18:58,908 だが 俺は ケンに出会った 254 00:18:58,908 --> 00:19:01,911 トキ そして マミヤ 255 00:19:01,911 --> 00:19:05,915 リン バット お前たちに 256 00:19:05,915 --> 00:19:07,917 レイ… 257 00:19:07,917 --> 00:19:11,921 お前たちは 飢えて渇いた オオカミのような俺の心に 258 00:19:11,921 --> 00:19:14,907 安らぎを与えてくれた 259 00:19:14,907 --> 00:19:18,911 俺は 人間に戻ることができたんだ 260 00:19:18,911 --> 00:19:21,914 うっ うぅ… レイ! 261 00:19:21,914 --> 00:19:24,917 ラオウ 貴様を ここで倒す! 262 00:19:24,917 --> 00:19:28,921 おお… まだ むなしい戦いを挑む気か? 263 00:19:28,921 --> 00:19:32,921 黙れ! たとえ この身が砕けようと… 264 00:19:33,926 --> 00:19:36,913 貴様を生かしてはおかん! 265 00:19:36,913 --> 00:19:38,915 フフ… 愚かな 266 00:19:38,915 --> 00:19:42,919 はあっ ん~! うう~ 267 00:19:42,919 --> 00:19:46,923 な… 何だ? レイの あの すさまじい気迫は 268 00:19:46,923 --> 00:19:49,926 兄さん まさか 自分の命を懸けて… 269 00:19:49,926 --> 00:19:51,911 レイ 270 00:19:51,911 --> 00:19:55,915 俺は 戦うことでしか ケンや お前たちに報えない男だ 271 00:19:55,915 --> 00:19:57,917 レイ 兄さん! 272 00:19:57,917 --> 00:20:00,917 ダメ! でやっ! 273 00:20:07,927 --> 00:20:12,915 たあ~っ! 274 00:20:12,915 --> 00:20:15,918 うっ! 見切ったわ 275 00:20:15,918 --> 00:20:18,921 でやあっ! あうっ! 276 00:20:18,921 --> 00:20:21,921 レイ! 兄さん! 277 00:20:22,925 --> 00:20:24,925 ううっ! 278 00:20:30,917 --> 00:20:33,920 レイ… うん? 279 00:20:33,920 --> 00:20:36,923 来たか ケンシロウ 280 00:20:36,923 --> 00:20:38,925 ラオウ! 281 00:20:38,925 --> 00:20:40,925 ケ… ケ~ン! 282 00:20:44,914 --> 00:20:46,916 レイ… 283 00:20:46,916 --> 00:20:49,919 ケンシロウ その甘い性格で 284 00:20:49,919 --> 00:20:52,922 よく 今日まで生き延びてきた 285 00:20:52,922 --> 00:20:54,924 うっ… 286 00:20:54,924 --> 00:20:56,926 それだけは褒めてやろう 287 00:20:56,926 --> 00:20:58,928 だが 情に流される者は 288 00:20:58,928 --> 00:21:03,916 いずれ 必ず こういう運命をたどる 289 00:21:03,916 --> 00:21:05,918 うっ… 290 00:21:05,918 --> 00:21:07,918 レ レイ! 291 00:21:10,923 --> 00:21:15,928 だが ラオウは ただ レイを殺しただけではなかった 292 00:21:15,928 --> 00:21:19,928 それ以上に冷酷非情な男だった 293 00:21:22,919 --> 00:21:24,921 ようやく 目覚めたか 294 00:21:24,921 --> 00:21:26,923 どういうことだ? 295 00:21:26,923 --> 00:21:29,926 フフフ… その男には 296 00:21:29,926 --> 00:21:32,929 3日間の命を与えた なに? 297 00:21:32,929 --> 00:21:38,935 俺に逆らった武芸者たち その達人たちは すぐには殺さん 298 00:21:38,935 --> 00:21:40,920 なぜか 分かるか? 299 00:21:40,920 --> 00:21:43,923 すぐに殺しては 俺の恐怖は伝わらん 300 00:21:43,923 --> 00:21:46,926 だが 3日間 命を与えられた者は 301 00:21:46,926 --> 00:21:51,931 死の恐怖に おびえ 嘆き そして 悲しみ抜くのだ 302 00:21:51,931 --> 00:21:54,934 その恐怖は やがて 伝説となり 303 00:21:54,934 --> 00:21:58,921 そして この拳王の名を絶大にする 304 00:21:58,921 --> 00:22:03,926 その男も 秘孔新血愁を突いてある 305 00:22:03,926 --> 00:22:07,930 3日後 全身から血を噴き出して 死ぬことになる 306 00:22:07,930 --> 00:22:12,930 その間 存分に 迫り来る死の恐怖を味わうがいい 307 00:22:30,937 --> 00:22:33,940 拳士として 正義を貫き 308 00:22:33,940 --> 00:22:36,926 兄として 信義を重んじ 309 00:22:36,926 --> 00:22:42,932 友として 恩義に厚かった男 レイ 310 00:22:42,932 --> 00:22:44,934 その最後もまた 311 00:22:44,934 --> 00:22:47,937 義の星の男の名に恥じぬ 312 00:22:47,937 --> 00:22:50,937 凄絶なものだった 313 00:24:36,946 --> 00:24:39,932 俺は 妖星 あやかしの星 314 00:24:39,932 --> 00:24:42,935 誰よりも強く そして 美しい 315 00:24:42,935 --> 00:24:44,937 次回 「北斗の拳」 316 00:24:44,937 --> 00:24:46,939 「南斗紅鶴拳ユダ! 317 00:24:46,939 --> 00:24:50,876 その美しき微笑が悲劇を呼ぶ!!」 318 00:24:50,876 --> 00:24:52,876 自らに溺れた男 ユダ 319 00:30:47,883 --> 00:30:50,836 二千年の歴史を刻み 受け継がれてきた 320 00:30:50,836 --> 00:30:53,839 恐るべき 暗殺拳があった 321 00:30:53,839 --> 00:30:56,842 その名を 北斗神拳 322 00:30:56,842 --> 00:30:59,845 天空に連なる 七つの星の下