1 00:00:01,134 --> 00:00:04,104 <ヴィルフリート ボニファティウスと共に➡ 2 00:00:04,104 --> 00:00:06,974 城の留守を預かった ローゼマイン> 3 00:00:06,974 --> 00:00:11,445 <領主会議を終えた 領主夫妻が帰還する> 4 00:00:13,080 --> 00:00:15,115 (ローゼマイン・ヴィルフリート) おかえりなさいませ。 5 00:00:15,115 --> 00:00:17,217 (フロレンツィア)只今 戻りました。 6 00:00:17,217 --> 00:00:20,621 2人共 お役目は きちんと果たせたかしら? 7 00:00:20,621 --> 00:00:22,890 (ヴィルフリート)もちろんです 母上! 8 00:00:22,890 --> 00:00:25,692 毎日きちんと魔力供給をしました。 9 00:00:25,692 --> 00:00:28,829 (ローゼマイン) 兄様も だいぶ慣れましたよね。 10 00:00:28,829 --> 00:00:32,900 (ボニファティウス) うむ。なかなかの頑張りだったぞ。 11 00:00:34,868 --> 00:00:37,871 偉いわ ヴィルフリート。 12 00:00:37,871 --> 00:00:42,910 ♬~ 13 00:00:42,910 --> 00:00:44,945 うう…。 14 00:00:44,945 --> 00:00:46,580 (カルステッド)ふ~っ…。 15 00:00:46,580 --> 00:00:48,882 何ですか 養父様!? 16 00:00:48,882 --> 00:00:51,084 (ジルヴェスター)其方のせいだ。 17 00:00:53,387 --> 00:00:55,656 ぷ ぷひっ? 18 00:01:02,129 --> 00:01:09,036 ♬~ 19 00:01:09,036 --> 00:01:26,420 ♬~ 20 00:01:26,420 --> 00:01:33,460 ♬~ 21 00:01:33,460 --> 00:01:53,547 ♬~ 22 00:01:53,547 --> 00:02:01,121 ♬~ 23 00:02:01,121 --> 00:02:04,925 ♬~ 24 00:02:04,925 --> 00:02:13,066 ♬~ 25 00:02:13,066 --> 00:02:19,106 ♬~ 26 00:02:19,106 --> 00:02:31,218 ♬~ 27 00:02:43,230 --> 00:02:47,200 ♬~ 28 00:02:50,070 --> 00:02:54,041 叔父上が亡くなったことを 姉上に知らせたそうだな。 29 00:02:54,041 --> 00:02:59,179 何のことを仰ってるのか 全くわからないのですが…。 30 00:02:59,179 --> 00:03:05,252 養父様の叔父上は 前神殿長ですよね。でも 姉上? 31 00:03:05,252 --> 00:03:09,356 アーレンスバッハに嫁いだ 一番上の姉上だ。 32 00:03:09,356 --> 00:03:14,528 養父様に 何人きょうだいが いるのかも教えられていませんよ。 33 00:03:14,528 --> 00:03:19,232 新しい神殿長が知らせてくれたと 姉上が仰った。 34 00:03:19,232 --> 00:03:21,835 絶対に其方が伝えているはずだ。 35 00:03:21,835 --> 00:03:27,674 神殿長として お返事した 手紙の中の誰かなんて…➡ 36 00:03:27,674 --> 00:03:31,445 あ!あの魔術具の手紙!? 37 00:03:31,445 --> 00:03:35,582 それだ! そうか 其方は知らなかったか。 38 00:03:35,582 --> 00:03:37,984 そのお姉様と何が…? 39 00:03:37,984 --> 00:03:42,055 姉上は 叔父上にとても可愛がられていた。 40 00:03:42,055 --> 00:03:44,725 嫁いでからも 交流があったらしい。➡ 41 00:03:44,725 --> 00:03:48,361 それなのに 訃報を 知らされないのは酷いと➡ 42 00:03:48,361 --> 00:03:51,732 領主会議の間 散々なじられたのだ。 43 00:03:51,732 --> 00:03:54,468 それで 疲れてらっしゃったのですか…。 44 00:03:54,468 --> 00:03:59,406 はぁ…。そういうわけで 夏の終わりに墓参りに来る。 45 00:03:59,406 --> 00:04:03,343 知らせてくれた其方にも 礼を言いたいと言っていたぞ。 46 00:04:03,343 --> 00:04:07,714 わざわざお礼を言いに 来てくださるのですね。律儀な方。 47 00:04:07,714 --> 00:04:10,484 (ジルヴェスター)全く分かってないな。 え? 48 00:04:10,484 --> 00:04:12,819 あの姉上のことだ。 49 00:04:12,819 --> 00:04:16,389 其方が原因で 叔父上が 捕らえられたことを知れば➡ 50 00:04:16,389 --> 00:04:19,292 心を抉るような嫌味を言うぞ。 51 00:04:19,292 --> 00:04:21,895 え~っ! アーレンスバッハは➡ 52 00:04:21,895 --> 00:04:24,464 エーレンフェストより 上位の領地だ。 53 00:04:24,464 --> 00:04:28,168 機嫌を損ねたら 外交上の問題にもなりかねん。 54 00:04:28,168 --> 00:04:33,173 律儀ではなく 恨みがましくて 面倒な人なのですね…。 55 00:04:33,173 --> 00:04:36,376 (ジルヴェスター)くれぐれも気をつけろ。 はい…。 56 00:04:36,376 --> 00:04:40,247 これで話は終わりだ… と 言いたいところだが➡ 57 00:04:40,247 --> 00:04:44,284 姉上の件の他に もうひとつ重要な知らせがある。 58 00:04:44,284 --> 00:04:47,854 なんでしょう? 今年の星結びを機に➡ 59 00:04:47,854 --> 00:04:50,891 フェルディナンドを 還俗させたいと思っている。 60 00:04:50,891 --> 00:04:53,860 フェルディナンド様を 貴族に戻す!? 61 00:04:53,860 --> 00:04:57,798 ちょっと待ってください! 神殿を潰すおつもりですか!? 62 00:04:57,798 --> 00:05:00,867 ハハッ。 笑い事ではありませんよ! 63 00:05:00,867 --> 00:05:05,972 (カルステッド)ん? 現在 神殿の運営は フェルディナンド様が中心です。 64 00:05:05,972 --> 00:05:08,542 後進が育ちきっていない今➡ 65 00:05:08,542 --> 00:05:11,478 そんなことがあっては 立ちゆきません。 66 00:05:11,478 --> 00:05:15,582 何より フェルディナンド様が いなくなると わたくしの負担が➡ 67 00:05:15,582 --> 00:05:19,085 とんでもないことになります。 絶対倒れます! 68 00:05:19,085 --> 00:05:22,622 う~ん…それは確かに大問題だな。 69 00:05:22,622 --> 00:05:26,126 うん。 わかっていただけてよかったです。 70 00:05:26,126 --> 00:05:28,094 しかし…。 ん? 71 00:05:28,094 --> 00:05:31,965 フェルディナンドが 神殿にいる理由を知っているか? 72 00:05:31,965 --> 00:05:35,001 色々な情報を繋ぎ合わせると➡ 73 00:05:35,001 --> 00:05:38,138 養父様のお母様の 嫌がらせから逃れるために➡ 74 00:05:38,138 --> 00:05:42,142 神殿へ入ったみたいですけれど… 詳しくは。 75 00:05:44,644 --> 00:05:47,013 元々厳しい人だったが➡ 76 00:05:47,013 --> 00:05:51,585 先代が亡くなる少し前から ヴェローニカ様の悪意は➡ 77 00:05:51,585 --> 00:05:54,988 フェルディナンドが命の危険を 感じるほどになった。 78 00:05:54,988 --> 00:05:59,426 母上は フェルディナンドが 先代の死を望み➡ 79 00:05:59,426 --> 00:06:02,529 領主の座を狙っていると 主張し続けた。 80 00:06:02,529 --> 00:06:05,699 《被害妄想にも程があるよ…》 81 00:06:05,699 --> 00:06:08,101 (ジルヴェスター)2人を離すため フェルディナンドに➡ 82 00:06:08,101 --> 00:06:11,538 神殿へ入るよう 言ったのは私だ。 え! 83 00:06:11,538 --> 00:06:14,741 父上が亡くなり 私が領主になっても➡ 84 00:06:14,741 --> 00:06:17,611 母上は変わらなかった。 85 00:06:17,611 --> 00:06:21,147 フェルディナンドを このままにしておきたくないのだ。 86 00:06:21,147 --> 00:06:26,019 (フェルディナンド) は~っ…まだ気に病んでいたのか。 面倒くさい。 87 00:06:26,019 --> 00:06:29,522 どうされますか? どう とは? 88 00:06:29,522 --> 00:06:32,459 養父様の後悔はわかりました。 89 00:06:32,459 --> 00:06:35,762 ですが 神官長の健康を考えれば➡ 90 00:06:35,762 --> 00:06:38,765 環境を変えない方が よいと思うのです。 91 00:06:38,765 --> 00:06:43,169 還俗するのが嫌なら わたくし 養父様に進言いたします。 92 00:06:43,169 --> 00:06:47,741 いや その必要はない。 一度還俗させ➡ 93 00:06:47,741 --> 00:06:51,945 君と同じく領主命令として 神殿へ送り出すのだろう。 94 00:06:51,945 --> 00:06:55,048 神官長としての立場が 変わらないなら➡ 95 00:06:55,048 --> 00:06:58,351 君にとって損はない。 ん…。 96 00:06:58,351 --> 00:07:01,921 何より 私についていることで➡ 97 00:07:01,921 --> 00:07:06,493 エックハルトやユストクスは つまらぬ悪意に晒されている。 98 00:07:06,493 --> 00:07:09,729 彼らの名誉のためにも 還俗は有益だ。 99 00:07:09,729 --> 00:07:12,532 神官長。 なんだ? 100 00:07:12,532 --> 00:07:15,168 周囲の損得ではなくて➡ 101 00:07:15,168 --> 00:07:19,239 神官長自身がどう思っているのか 尋ねているのですけれど? 102 00:07:19,239 --> 00:07:21,508 私の意思? 103 00:07:21,508 --> 00:07:24,778 どうされますか? 104 00:07:24,778 --> 00:07:29,349 どうせ執務の手伝いで 城へ駆り出されることは変わらぬ。 105 00:07:29,349 --> 00:07:32,719 ならば 利点の多い方を 選択するべきだ。 106 00:07:32,719 --> 00:07:35,055 《本当は「するべき」じゃなくて➡ 107 00:07:35,055 --> 00:07:38,224 「したい」って言葉が 欲しいんだけど》 108 00:07:38,224 --> 00:07:39,726 わかりました。 109 00:07:39,726 --> 00:07:41,995 それが神官長の意見なら。 110 00:07:41,995 --> 00:07:43,863 うん。 111 00:07:43,863 --> 00:07:46,499 還俗は 星結びの儀式で➡ 112 00:07:46,499 --> 00:07:50,370 貴族達が集まっている時に 発表したいそうです。 113 00:07:50,370 --> 00:07:55,108 還俗した後は 正式にわたくしの 後見人になると伺いました。 114 00:07:55,108 --> 00:07:59,879 君の後見人か。 還俗は早まったかもしれぬな。 115 00:07:59,879 --> 00:08:02,148 どういう意味ですか!? 116 00:08:02,148 --> 00:08:04,551 そのままの意味だが? 117 00:08:04,551 --> 00:08:06,353 む~。 118 00:08:06,353 --> 00:08:08,988 <それから お城での販売会や➡ 119 00:08:08,988 --> 00:08:13,493 星結びの儀式に向けて 準備を整えていく> 120 00:08:17,697 --> 00:08:21,801 《ブリギッテの衣装 みんなに 受け入れてもらえますように》 (ドアが開く音) 121 00:08:21,801 --> 00:08:23,803 (貴族女性達)きゃああ…! え? 122 00:08:26,139 --> 00:08:28,141 (ジルヴェスター) 来たか フェルディナンド。 123 00:08:28,141 --> 00:08:31,811 《そういえば なんでマントの色 違うんだろう?》 124 00:08:31,811 --> 00:08:47,394 ♬~ 125 00:08:47,394 --> 00:08:49,562 (貴族女性達)ああ…! 126 00:08:49,562 --> 00:08:54,300 ハハハ…還俗すれば 結婚もできるのですよね? 127 00:08:54,300 --> 00:08:57,637 お相手探しをしなくても 良いのですか? 128 00:08:57,637 --> 00:09:02,308 無駄だ。ここには 魔力の釣り合う女性がいない。 129 00:09:02,308 --> 00:09:04,978 お1人も? うむ。 130 00:09:04,978 --> 00:09:09,315 魔力が高すぎるというのも 困りものですね…。 131 00:09:09,315 --> 00:09:11,985 ならば フェルディナンドが ローゼマインを➡ 132 00:09:11,985 --> 00:09:15,388 娶れば良いのではないか? 133 00:09:15,388 --> 00:09:19,159 成長すれば 魔力も釣り合うだろう。 134 00:09:19,159 --> 00:09:24,631 この問題児の面倒を 一生見ろと?どういう嫌がらせだ。 135 00:09:24,631 --> 00:09:29,135 仰る通りですよ!こんなお小言を ずっと聞かされるなんて➡ 136 00:09:29,135 --> 00:09:32,138 嫌がらせ以外の 何物でもありません! 137 00:09:32,138 --> 00:09:36,443 息は ぴったりだな。 ええ 本当に。 138 00:09:36,443 --> 00:09:39,646 ローゼマイン 貴族院に行っている間が➡ 139 00:09:39,646 --> 00:09:43,149 一番 魔力の釣り合う相手の 豊富な時期だ。 140 00:09:43,149 --> 00:09:46,152 本性を隠して 真剣に相手を探しなさい。 141 00:09:46,152 --> 00:09:50,657 大きな図書館を持つ相手を 探す努力ならば致します。 142 00:09:50,657 --> 00:09:53,960 勝手に領地の一大事を決めるな! 143 00:09:53,960 --> 00:09:57,130 フェルディナンドに そのような 許可を出す権限はないぞ! 144 00:09:57,130 --> 00:09:59,799 何を言う。私は正式に➡ 145 00:09:59,799 --> 00:10:03,636 ローゼマインの 後見人になるのだぞ。 146 00:10:03,636 --> 00:10:06,940 後見人は親同然ですものね? 147 00:10:09,175 --> 00:10:10,710 (2人)フフ…。 148 00:10:10,710 --> 00:10:12,212 (貴族男性達)おお…! 149 00:10:12,212 --> 00:10:13,746 わぁ…! 150 00:10:13,746 --> 00:10:21,154 ♬~ 151 00:10:21,154 --> 00:10:22,622 素敵…。 152 00:10:22,622 --> 00:10:31,130 ♬~ 153 00:10:31,130 --> 00:10:33,133 (ダームエル)ああ…。 154 00:10:33,133 --> 00:10:37,136 去年の女性騎士と 同一人物とは思えんな。 155 00:10:37,136 --> 00:10:41,741 うふふん!わたくしの護衛騎士は 美しいでしょう? 156 00:10:45,311 --> 00:10:48,314 只今より 星結びの儀式を始める。 157 00:10:48,314 --> 00:10:50,717 新郎新婦は これへ! 158 00:10:52,652 --> 00:10:56,923 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜らん。 159 00:11:05,064 --> 00:11:07,834 《ふぅ お仕事完了》 160 00:11:10,136 --> 00:11:12,472 《ここからは大人の時間だ》 161 00:11:12,472 --> 00:11:15,942 《役目を終えた私は すぐさま退場…》 162 00:11:19,445 --> 00:11:22,649 《ヘタレてる場合じゃないよ ダームエル!》 163 00:11:22,649 --> 00:11:24,651 (リヒャルダ)姫様。 あ? 164 00:11:27,453 --> 00:11:29,756 わ わかりました…。 165 00:11:33,293 --> 00:11:35,962 《うぅ 気になる…。➡ 166 00:11:35,962 --> 00:11:39,632 ダームエルとブリギッテ どうなっちゃうの!?》 167 00:11:39,632 --> 00:11:44,103 ♬~ 168 00:11:46,139 --> 00:11:55,615 ♬~ 169 00:11:55,615 --> 00:11:57,784 どうぞ お母様。 170 00:11:57,784 --> 00:11:59,819 (エルヴィーラ)はぁ…。 171 00:11:59,819 --> 00:12:01,821 お母様? 172 00:12:01,821 --> 00:12:04,691 あら ごめんなさい。 173 00:12:06,693 --> 00:12:08,695 はぁ…。 174 00:12:08,695 --> 00:12:13,633 あの 具合が悪いのでしたら お茶会は日を改めてでも。 175 00:12:13,633 --> 00:12:15,969 そうではありません。 176 00:12:15,969 --> 00:12:20,974 昨夜のブリギッテを思い出すと 胸が締め付けられるようで…。 177 00:12:20,974 --> 00:12:23,309 何かあったのですか? 178 00:12:23,309 --> 00:12:29,148 昨夜のブリギッテ それはもう素敵でしたよ。 179 00:12:29,148 --> 00:12:31,284  回想  (エルヴィーラ)<ことの起こりは➡ 180 00:12:31,284 --> 00:12:35,722 フェルディナンド様の還俗の 通達が終わって すぐでした> 181 00:12:35,722 --> 00:12:38,791 (ハスハイト)エルヴィーラ様。 182 00:12:38,791 --> 00:12:42,795 (エルヴィーラ) <ハスハイト… ブリギッテの元婚約者が➡ 183 00:12:42,795 --> 00:12:45,331 彼女の前に現れたのです> 184 00:12:45,331 --> 00:12:49,469 (ハスハイト) エルヴィーラ様 時の女神によって紡がれた私と➡ 185 00:12:49,469 --> 00:12:52,138 ブリギッテ様の糸が 交わったようです。 186 00:12:52,138 --> 00:12:56,442 少しお時間を頂戴しても よろしいでしょうか? 187 00:13:00,146 --> 00:13:03,082 止める理由はありませんわ。 188 00:13:03,082 --> 00:13:06,853 わたくしの 目の届く範囲であれば…ですが。 189 00:13:09,489 --> 00:13:11,958 (ブリギッテ) わたくしに何のご用でしょうか。 190 00:13:11,958 --> 00:13:15,461 随分と冷たい言葉ではないか。 191 00:13:15,461 --> 00:13:20,366 以前 婚約を破棄された時に 傷ついた私の心を➡ 192 00:13:20,366 --> 00:13:22,735 この上 凍りつかせようとでも? 193 00:13:22,735 --> 00:13:25,138 (エルヴィーラ) <怒りに震えるブリギッテ。➡ 194 00:13:25,138 --> 00:13:29,142 それもそのはず ブリギッテが 婚約を破棄したのは➡ 195 00:13:29,142 --> 00:13:31,477 ハスハイトが 彼女の兄➡ 196 00:13:31,477 --> 00:13:35,314 ギーベ・イルクナーの座を 手にしようとしたからなのです> 197 00:13:35,314 --> 00:13:41,154 どのような仕打ちを受けようと 私は貴女を思っている。 198 00:13:41,154 --> 00:13:43,456 命の神エーヴィリーベ以外に➡ 199 00:13:43,456 --> 00:13:46,125 痩せ衰えた土の女神 ゲドゥルリーヒを➡ 200 00:13:46,125 --> 00:13:49,495 得たいと思う者は いないのだ。 201 00:13:49,495 --> 00:13:54,300 ブリギッテ。 今度こそ私を受け入れてほしい。 202 00:13:54,300 --> 00:14:00,807 私ならば 傷ついた貴女の名誉を 回復させることもできるのだから。 203 00:14:00,807 --> 00:14:05,812 ⚟おや ハスハイト様は 座学が不得手でしたか?⚞ 204 00:14:05,812 --> 00:14:08,815 ⚟たとえ痩せ衰えた ゲドゥルリーヒでも➡ 205 00:14:08,815 --> 00:14:11,651 求める者は数多く存在します⚞ 206 00:14:11,651 --> 00:14:15,154 ⚟ほら行け ダームエル!⚞ 207 00:14:15,154 --> 00:14:18,324 (ダームエル)あっ えっと その…。 208 00:14:18,324 --> 00:14:20,693 (ハスハイト)はぁ…。 209 00:14:22,628 --> 00:14:25,164 ブリギッテは中級貴族だ。 210 00:14:25,164 --> 00:14:28,301 下級貴族の其方の出る幕ではない。 211 00:14:28,301 --> 00:14:30,303 は はぁ…。 212 00:14:30,303 --> 00:14:32,772 (ハスハイト)少しは身分を弁えよ。 213 00:14:38,478 --> 00:14:41,447 (ダームエル)身分を…。 なに? 214 00:14:41,447 --> 00:14:46,619 身分を弁えて引き下がった結果 私は罰を受けました。 215 00:14:46,619 --> 00:14:49,489 騎士は 守るべき者がいる時に➡ 216 00:14:49,489 --> 00:14:51,991 身分を理由に 引き下がってはならない。 217 00:14:51,991 --> 00:14:55,495 故に 私が引くことはできません。 218 00:15:02,969 --> 00:15:06,806 天上の最上位におわす 夫婦神のお導きにより➡ 219 00:15:06,806 --> 00:15:10,610 私は貴女に出会えました。 220 00:15:10,610 --> 00:15:12,612 ブリギッテには私の➡ 221 00:15:12,612 --> 00:15:15,314 光の女神であってほしいと 願っています。 222 00:15:15,314 --> 00:15:17,817 ですが…。 223 00:15:17,817 --> 00:15:20,453 下級貴族である私を➡ 224 00:15:20,453 --> 00:15:23,656 心許なく思われることも 承知しています。 225 00:15:23,656 --> 00:15:27,627 ですから 1年後までに 釣り合うよう魔力を上げ➡ 226 00:15:27,627 --> 00:15:31,130 正式に求婚したいと 考えています。 227 00:15:31,130 --> 00:15:36,135 それまで どなたの求婚も受けずに 待っていてくださいませんか? 228 00:15:39,639 --> 00:15:43,476 (ハスハイト)気は済んだか?ならば 一刻も早く この場から…。 229 00:15:43,476 --> 00:15:45,478 ハスハイト様。 230 00:15:45,478 --> 00:15:48,281 大変申し訳ございません。 231 00:15:48,281 --> 00:15:51,717 痩せ衰えたゲドゥルリーヒを 求めて下さる方が➡ 232 00:15:51,717 --> 00:15:54,020 他にも いらっしゃったようです。 233 00:15:54,020 --> 00:15:55,521 なっ…! 234 00:15:55,521 --> 00:16:03,629 ♬~ 235 00:16:03,629 --> 00:16:08,034 ダームエルの申し出を とても嬉しく思いました。 236 00:16:08,034 --> 00:16:10,937 1年後を心待ちにしています。 237 00:16:15,942 --> 00:16:17,944  現在  昨夜の2人➡ 238 00:16:17,944 --> 00:16:21,280 まるで騎士物語が 演じられているようでした。 239 00:16:21,280 --> 00:16:25,718 え~… 私の光の女神であってほしいは➡ 240 00:16:25,718 --> 00:16:29,522 「結婚してほしい」 ということで合ってます? 241 00:16:29,522 --> 00:16:32,091 (エルヴィーラ)はぁ…。 242 00:16:32,091 --> 00:16:35,661 《全然聞こえてない!》 243 00:16:35,661 --> 00:16:37,663 はぁ…。 244 00:16:40,299 --> 00:16:45,137 とはいえ ハスハイトに限らず 貴女の身の回りの者に➡ 245 00:16:45,137 --> 00:16:47,874 接近してくる貴族は 増えるでしょう。 246 00:16:47,874 --> 00:16:49,876 と いうと…? 247 00:16:49,876 --> 00:16:54,380 フェルディナンド様の還俗と 後見が発表されたことで➡ 248 00:16:54,380 --> 00:16:58,584 ヴェローニカ派の貴族は 権力を失うことが確定しました。 249 00:16:58,584 --> 00:17:01,621 わたくしの権力を目当てに➡ 250 00:17:01,621 --> 00:17:03,923 寄る辺を失った ヴェローニカ派が➡ 251 00:17:03,923 --> 00:17:06,459 すり寄って来る ということですか…? 252 00:17:06,459 --> 00:17:09,028 ヴェローニカ派だけでは ありません。 253 00:17:09,028 --> 00:17:12,732 あらゆる貴族が です。 254 00:17:12,732 --> 00:17:14,901 これからは より一層➡ 255 00:17:14,901 --> 00:17:17,470 気を引き締めていかなければ なりません。 256 00:17:17,470 --> 00:17:19,472 はい。 257 00:17:24,710 --> 00:17:29,248 兄との面会時間を取って下さり ありがとう存じます。 258 00:17:29,248 --> 00:17:33,719 わたくしもギーベ・イルクナーには 会いたいと思っていたのです。 259 00:17:36,122 --> 00:17:38,524 (騎士)1年後 楽しみだな! 260 00:17:42,061 --> 00:17:45,064 お城中に広まっていますね。 261 00:17:45,064 --> 00:17:49,802 ダームエルは わたくしの名誉を 守って下さっただけですのにね。 262 00:17:49,802 --> 00:17:51,304 え!? 263 00:17:51,304 --> 00:17:54,140 《本気だと思われてない!?》 264 00:17:54,140 --> 00:17:57,677 でも 十分嬉しかったです。 265 00:17:57,677 --> 00:18:00,313 あ ああ…。 266 00:18:00,313 --> 00:18:06,085 《1年後か…魔力の成長 間に合うといいんだけど》 267 00:18:12,091 --> 00:18:16,696 (ギーベ・イルクナー) この度は ブリギッテに 新しい衣装を賜りましたこと➡ 268 00:18:16,696 --> 00:18:18,998 感謝の念に堪えません。 269 00:18:18,998 --> 00:18:23,436 お礼となるかは わかりませんが イルクナーへお越しください。 270 00:18:23,436 --> 00:18:28,441 ぜひ!イルクナーには 常々伺いたいと思っていたのです。 271 00:18:30,443 --> 00:18:35,414 気を引き締めるようにと 言われたのではなかったのか? 272 00:18:35,414 --> 00:18:38,551 ローゼマイン。 ギーベ・イルクナーは➡ 273 00:18:38,551 --> 00:18:41,954 領主の養女の後援を ハスハイトに見せつけ➡ 274 00:18:41,954 --> 00:18:46,158 これから先に 面倒が起こらぬようにしたいのだ。 275 00:18:48,828 --> 00:18:52,131 それを踏まえた上で 返事をしなさい。 276 00:18:52,131 --> 00:18:55,701 構いません。 ローゼマイン様…!? 277 00:18:55,701 --> 00:18:59,538 イルクナーで植物紙の研究を させていただくことは➡ 278 00:18:59,538 --> 00:19:02,074 わたくしの利にも つながるのです。 279 00:19:02,074 --> 00:19:04,944 植物紙の研究…。 280 00:19:04,944 --> 00:19:08,614 印刷するためには 紙が必要ですもの。 281 00:19:08,614 --> 00:19:10,716 印刷業を広めるには➡ 282 00:19:10,716 --> 00:19:14,053 植物紙の工房を 作らなくてはなりません。 283 00:19:14,053 --> 00:19:17,957 それを イルクナーに お任せいただけるのですか? 284 00:19:17,957 --> 00:19:19,925 ええ。 285 00:19:19,925 --> 00:19:21,927 光栄です…! 286 00:19:21,927 --> 00:19:24,797 では わたくしの専属として➡ 287 00:19:24,797 --> 00:19:28,567 印刷業に携わる プランタン商会を呼びましょう。 288 00:19:28,567 --> 00:19:32,905 フェルディナンド様にも 改めて ご紹介させてくださいませ。 289 00:19:32,905 --> 00:19:36,709 うむ。 290 00:19:36,709 --> 00:19:39,678 <そして…> 291 00:19:43,549 --> 00:19:48,254 只今より プランタン商会による 販売会を開催します。 292 00:19:48,254 --> 00:19:53,526 ♬~ 293 00:19:53,526 --> 00:19:55,828 (ベンノ)ローゼマイン様。 ん? 294 00:19:55,828 --> 00:19:58,731 (ベンノ) 例の物の準備が整いました。 295 00:19:58,731 --> 00:20:01,801 わかりました。では 早速。 296 00:20:04,437 --> 00:20:08,741 これがフェルディナンド様が 演奏会で弾かれた楽譜…。 297 00:20:08,741 --> 00:20:11,444 大切になさってくださいね。 298 00:20:14,180 --> 00:20:16,982 ローゼマイン様 その…➡ 299 00:20:16,982 --> 00:20:20,886 演奏会で販売された 絵姿は ございませんの? 300 00:20:20,886 --> 00:20:24,056 ありません。 そうですか…。 301 00:20:24,056 --> 00:20:27,193 代わりと言っては何ですが…。 302 00:20:27,193 --> 00:20:35,067 ♬~ 303 00:20:35,067 --> 00:20:36,969 これは! 304 00:20:36,969 --> 00:20:40,072 騎士物語の特選挿絵集です。 305 00:20:42,108 --> 00:20:46,479 ちなみに この騎士物語は 虚構の作り話であり➡ 306 00:20:46,479 --> 00:20:51,016 登場する団体・人物などは 全て架空のものです。 307 00:20:51,016 --> 00:20:53,119 似て見えても別人なのです。 308 00:20:53,119 --> 00:20:58,390 では 魔石を姫に捧げる 騎士の物語を1冊。 309 00:21:00,392 --> 00:21:05,598 あぁ それにしても 絵の販売がないのが残念ですわね。 310 00:21:05,598 --> 00:21:09,101 フェルディナンド様に 禁止されましたので…。 311 00:21:09,101 --> 00:21:11,604 何とかならないかしら? 312 00:21:11,604 --> 00:21:15,708 そう言われましても 無理なものは無理なのです。 313 00:21:15,708 --> 00:21:19,378 お母様…わたくしには。 314 00:21:19,378 --> 00:21:22,515 あらっ そうね。そうだわ! 315 00:21:22,515 --> 00:21:25,317 ローゼマインには 無理なのですよね? 316 00:21:25,317 --> 00:21:30,456 そうです。困った事に わたくしは禁止されているのです。 317 00:21:30,456 --> 00:21:36,295 ローゼマイン アウブは印刷業を 広げたいと お考えなのですよね? 318 00:21:36,295 --> 00:21:39,098 ええ。 でしたら➡ 319 00:21:39,098 --> 00:21:42,835 わたくしのお兄様である ギーベ・ハルデンツェルに➡ 320 00:21:42,835 --> 00:21:45,938 可愛い娘の事業を お手伝い下さるよう➡ 321 00:21:45,938 --> 00:21:50,242 頼んでみましょう。 よろしくお願いします お母様。 322 00:21:50,242 --> 00:21:52,478 ええ ローゼマイン。 323 00:21:52,478 --> 00:21:55,147 うふ うふふふ…。 ひひひ…。 324 00:21:55,147 --> 00:21:58,117 ♬~ 325 00:21:58,117 --> 00:22:10,262 ♬~ 326 00:22:10,262 --> 00:22:19,505 ♬~ 327 00:22:19,505 --> 00:22:35,454 ♬~ 328 00:22:35,454 --> 00:22:55,241 ♬~ 329 00:22:55,241 --> 00:23:08,020 ♬~ 330 00:23:08,020 --> 00:23:26,105 ♬~ 331 00:23:28,140 --> 00:23:31,243 ♬~ 332 00:23:31,243 --> 00:23:32,845 ふんふん…。 333 00:23:32,845 --> 00:23:35,347 フェルディナンド様 素敵っ! 334 00:23:35,347 --> 00:23:38,284 フェルディナンド様 優雅~っ! 335 00:23:38,284 --> 00:23:41,120 フェルディナンド様 麗しい~! 336 00:23:41,120 --> 00:23:43,422 お母様 お母様。 337 00:23:43,422 --> 00:23:45,591 なんです?ローゼマイン。 338 00:23:50,729 --> 00:23:55,134 どう見ても フェルディナンド…。 違いま~~~す!! 339 00:23:55,134 --> 00:23:59,138 ♬~