1 00:00:34,902 --> 00:00:36,904 <下町の星まつりの日。 2 00:00:36,904 --> 00:00:41,408 ローゼマインは 下町家族と 久しぶりの再会を果たした。 3 00:00:41,408 --> 00:00:43,911 そして…> 4 00:00:45,913 --> 00:00:48,749 <貴族の 星結びの儀式に合わせて➡ 5 00:00:48,749 --> 00:00:51,418 ローゼマインは カルステッドの家から➡ 6 00:00:51,418 --> 00:00:57,257 領主一家が暮らす エーレンフェスト城へと住まいを移した> 7 00:00:57,257 --> 00:01:00,460 (フェルディナンド)ここから先が エーレンフェスト城だ。 8 00:01:08,435 --> 00:01:10,437 (ローゼマイン)うわぁ 広い。 9 00:01:10,437 --> 00:01:15,943 農園や果樹園 それに騎士団の訓練場や寮がある。 10 00:01:18,278 --> 00:01:21,782 《ローゼマイン:あれが 今日から私が暮らす家》 11 00:01:21,782 --> 00:01:23,784 それで…。 12 00:01:23,784 --> 00:01:25,986 図書館は どの建物ですか? 13 00:03:22,936 --> 00:03:25,605 (ノルベルト)ようこそ いらっしゃいました フェルディナンド様。 14 00:03:25,605 --> 00:03:29,443 そして おかえりなさいませ ローゼマイン様。 15 00:03:29,443 --> 00:03:33,714 この城の側仕えを束ねている ノルベルトと申します。 16 00:03:33,714 --> 00:03:36,383 以後 お見知りおきを。 17 00:03:36,383 --> 00:03:40,720 ローゼマインです。 以後 よろしくお願いいたします。 18 00:03:40,720 --> 00:03:44,224 では 護衛騎士の交代を。 えっ? 19 00:03:44,224 --> 00:03:46,226 二人は 夜の宴に出る。 20 00:03:46,226 --> 00:03:48,228 その準備をしなければならない。 21 00:03:48,228 --> 00:03:50,564 《ローゼマイン:そういうことか》 22 00:03:50,564 --> 00:03:53,467 コルネリウス アンゲリカ。 23 00:03:55,736 --> 00:03:59,406 (フェルディナンド)城では この二人が 君の護衛を務める。 24 00:03:59,406 --> 00:04:04,578 コルネリウス兄様! (コルネリウス)よろしく ローゼマイン。 25 00:04:04,578 --> 00:04:09,082 アンゲリカと申します。 よろしくお願いいたします。 26 00:04:11,751 --> 00:04:14,921 《ローゼマイン:全然 騎士に見えないけど…》 27 00:04:14,921 --> 00:04:19,426 この容姿なので 茶会や宴で 護衛するのに向いているのだ。 28 00:04:19,426 --> 00:04:21,528 うんうん うんうん。 29 00:04:24,931 --> 00:04:28,602 ローゼマイン様の側仕えを 紹介いたします。 30 00:04:28,602 --> 00:04:31,271 リヒャルダ 其方が…。 31 00:04:31,271 --> 00:04:36,710 (リヒャルダ)ええ。 ジルヴェスター様から頼まれまして。 32 00:04:36,710 --> 00:04:38,712 そうか…。 33 00:04:38,712 --> 00:04:40,881 《ローゼマイン:神官長が そんな顔するなんて…。 34 00:04:40,881 --> 00:04:44,551 いったい 何者なの? このおばあちゃま》 35 00:04:44,551 --> 00:04:47,387 こちらは 筆頭側仕えの リヒャルダ。 36 00:04:47,387 --> 00:04:51,057 そして オティーリエでございます。 37 00:04:51,057 --> 00:04:56,396 ローゼマイン様 火の神 ライデンシャフトの 威光輝く良き日➡ 38 00:04:56,396 --> 00:04:58,899 神々のお導きによる出会いに➡ 39 00:04:58,899 --> 00:05:02,068 祝福を祈ることを お許しください。 40 00:05:02,068 --> 00:05:04,070 許します。 41 00:05:04,070 --> 00:05:09,476 火の神 ライデンシャフトよ 新しき主に祝福を。 42 00:05:15,081 --> 00:05:18,919 ローゼマインです。 以後 よろしくお願いいたします。 43 00:05:18,919 --> 00:05:23,089 さすが カルステッド様と エルヴィーラ様のお嬢様。 44 00:05:23,089 --> 00:05:26,092 礼儀作法を よくご存じですね。 45 00:05:26,092 --> 00:05:28,762 (リヒャルダ)こちらこそ よろしくお願いいたします。 46 00:05:28,762 --> 00:05:31,765 ローゼマイン姫様。 えっ…。 47 00:05:31,765 --> 00:05:34,534 ひ… 姫様 ですか? 48 00:05:34,534 --> 00:05:37,704 えぇ。 領主の養女となったのです。 49 00:05:37,704 --> 00:05:40,707 姫と呼ぶのは 当然でございましょう? 50 00:05:40,707 --> 00:05:42,709 はぁ…。 51 00:05:42,709 --> 00:05:46,213 さて 姫様。 まずは 湯浴みと参りましょう。 52 00:05:46,213 --> 00:05:50,050 あの… リンシャンは届いていますか? 53 00:05:50,050 --> 00:05:54,054 わたくし リンシャンがないと 髪が傷むのですが…。 54 00:05:54,054 --> 00:05:56,056 左様でございますか。 55 00:05:56,056 --> 00:05:58,225 フェルディナンド坊ちゃま。 56 00:05:58,225 --> 00:06:00,560 《ローゼマイン:ぼ… 坊ちゃま!?》 57 00:06:00,560 --> 00:06:04,064 エルヴィーラ様に確認してきて 下さいませんか? 58 00:06:04,064 --> 00:06:06,900 その呼び方は やめてくれないか。 59 00:06:06,900 --> 00:06:11,204 坊ちゃまが ご結婚なさった暁には。 60 00:06:15,742 --> 00:06:18,245 すぐ戻ってくる。 61 00:06:23,416 --> 00:06:26,419 《ローゼマイン:神官長が 完全に負けてる…》 62 00:06:26,419 --> 00:06:28,421 プ…。 63 00:06:28,421 --> 00:06:30,590 《ローゼマイン:すごいよ リヒャルダおばあちゃま! 64 00:06:30,590 --> 00:06:35,295 今すぐ床を ゴロゴロ転がって バンバン叩きながら笑いたい!》 65 00:06:37,864 --> 00:06:42,702 では もともとは カルステッドお父様の 教育係だったのですか。 66 00:06:42,702 --> 00:06:47,374 ええ。 その後 ジルヴェスター様の 乳母をしておりました。 67 00:06:47,374 --> 00:06:50,710 お二人とも 体を動かすのがお好きで…。 68 00:06:50,710 --> 00:06:53,046 なかなか じっと座っていられなくて➡ 69 00:06:53,046 --> 00:06:55,215 苦労したものです。 70 00:06:55,215 --> 00:06:57,884 フェルディナンド様は お二人と違って➡ 71 00:06:57,884 --> 00:07:00,387 大変 お行儀が よろしかったですねぇ。 72 00:07:00,387 --> 00:07:02,389 《ローゼマイン:あの3人を➡ 73 00:07:02,389 --> 00:07:05,892 子供時代から知ってる人が いるとはねぇ。 74 00:07:05,892 --> 00:07:10,397 貴族の常識に疎い私にとって 心強いかも》 75 00:07:10,397 --> 00:07:15,235 あちらが 今日から姫様が住む 北の離れです。 76 00:07:15,235 --> 00:07:17,237 <ローゼマイン:北の離れは➡ 77 00:07:17,237 --> 00:07:20,740 洗礼式を終えた 領主の子供が住むところ。 78 00:07:20,740 --> 00:07:23,076 2階が男子用> 79 00:07:23,076 --> 00:07:26,246 (リヒャルダ)今は ヴィルフリート様がお住まいです。 80 00:07:26,246 --> 00:07:29,749 <ローゼマイン:3階は女子用> 81 00:07:29,749 --> 00:07:33,253 こちらが 姫様のお部屋です。 82 00:07:35,355 --> 00:07:39,526 おうちのお部屋と同じように 整えてあるそうですよ。 83 00:07:39,526 --> 00:07:41,695 はい すぐわかりました! 84 00:07:41,695 --> 00:07:44,531 《ローゼマイン:ありがとう存じます お母様》 85 00:07:44,531 --> 00:07:47,233 それでは 姫様 浴室へ。 86 00:07:49,202 --> 00:07:51,204 ((これで良いか。 87 00:07:51,204 --> 00:07:55,709 坊ちゃま 恐れ入ります)) 88 00:07:55,709 --> 00:07:58,411 プププ…。 89 00:08:00,714 --> 00:08:03,883 姫様は大人しくて やりやすいですね。 90 00:08:03,883 --> 00:08:07,220 あの子たちとは大違いですこと。 91 00:08:07,220 --> 00:08:10,390 《ローゼマイン:それって…》 92 00:08:10,390 --> 00:08:12,559 ((カルステッド/ジルヴェスター:熱っ!!)) 93 00:08:12,559 --> 00:08:15,895 フフフ…。 ん? 94 00:08:15,895 --> 00:08:18,398 (ローゼマイン)えっ ジルヴェスター様は➡ 95 00:08:18,398 --> 00:08:21,401 他に 2人のお子様が いらっしゃるのですか? 96 00:08:21,401 --> 00:08:25,238 ええ。 シャルロッテ様と メルヒオール様です。 97 00:08:25,238 --> 00:08:28,241 洗礼式では見かけませんでした。 98 00:08:28,241 --> 00:08:34,347 洗礼式が終わっていない子供は 公の場には出られませんからね。 99 00:08:34,347 --> 00:08:36,649 そうなのですね。 100 00:08:40,687 --> 00:08:43,189 (ジルヴェスター)では 始めよう。 101 00:08:52,032 --> 00:08:54,034 あの フェルディナンド様。 102 00:08:54,034 --> 00:08:56,870 他のお子様たちは? 103 00:08:56,870 --> 00:08:59,372 (フェルディナンド)洗礼式前の子は 同席できない。 104 00:08:59,372 --> 00:09:02,375 (ローゼマイン)公の場は そうかもしれませんけれど➡ 105 00:09:02,375 --> 00:09:04,377 正餐は家族で…。 106 00:09:04,377 --> 00:09:06,713 正餐の場に出られるのは➡ 107 00:09:06,713 --> 00:09:09,516 食事作法を学んだ者に限る。 108 00:09:11,551 --> 00:09:14,387 《ローゼマイン:家族で食べないんだ…》 109 00:09:14,387 --> 00:09:17,390 (笑い声) 110 00:09:26,733 --> 00:09:28,735 《ローゼマイン:慣れなきゃ。 111 00:09:28,735 --> 00:09:31,538 ここで生活していくんだから》 112 00:09:44,517 --> 00:09:46,519 あ…。 113 00:09:48,521 --> 00:09:52,025 (ヴィルフリート)元気そうでよかった。 あ…。 114 00:09:52,025 --> 00:09:54,527 すまなかったな。 115 00:09:54,527 --> 00:09:57,430 ご心配おかけいたしました。 116 00:10:00,533 --> 00:10:03,870 (2人)フフフ…。 117 00:10:03,870 --> 00:10:07,040 さぁ 姫様。 急いで着替えましょう。 118 00:10:07,040 --> 00:10:09,442 皆さまがお集まりです。 119 00:10:12,045 --> 00:10:14,380 <ローゼマイン:星結びの儀式の日。 120 00:10:14,380 --> 00:10:19,219 未婚の者は 夜の宴で結婚相手を見繕う> 121 00:10:19,219 --> 00:10:22,555 《ローゼマイン:あっ 神官長だ。 122 00:10:22,555 --> 00:10:25,558 (ローゼマイン)なんだか 妙な空間が 開いてますね。 123 00:10:25,558 --> 00:10:30,563 結婚せぬ神官に 声をかける者などおらぬ。 124 00:10:30,563 --> 00:10:32,899 あやつの結婚が気になるのか? 125 00:10:32,899 --> 00:10:35,401 あんなに コキ使われているのに? 126 00:10:35,401 --> 00:10:38,571 だからこそ わたくしが成人するまでは➡ 127 00:10:38,571 --> 00:10:40,907 結婚しないでほしいのですよ。 128 00:10:40,907 --> 00:10:42,909 神官長がいなくなったら➡ 129 00:10:42,909 --> 00:10:45,245 神殿の仕事が 立ち行かなくなりますから。 130 00:10:45,245 --> 00:10:47,247 そうか。 131 00:10:47,247 --> 00:10:50,250 気になるのは わたくしの護衛騎士の方です。 132 00:10:52,252 --> 00:10:54,921 ブリギッテも 一人ですね。 133 00:10:54,921 --> 00:10:57,257 あれは厳しかろう。 134 00:10:57,257 --> 00:11:00,093 彼女は 一度 婚約を破棄しているからな。 135 00:11:00,093 --> 00:11:03,263 えっ? 3年前に父親が亡くなり➡ 136 00:11:03,263 --> 00:11:05,265 そこにつけこまれて➡ 137 00:11:05,265 --> 00:11:08,601 婚約者に 家を 乗っ取られそうになったのだ。 138 00:11:08,601 --> 00:11:10,603 え…。 139 00:11:10,603 --> 00:11:14,107 婚約を破棄して以来 嫌がらせを受けているそうだ。 140 00:11:14,107 --> 00:11:17,277 故に 彼女は強力な後ろ盾を求め➡ 141 00:11:17,277 --> 00:11:22,448 なり手のいない 神殿長の護衛騎士になった。 142 00:11:22,448 --> 00:11:25,451 《ローゼマイン:家を守るために…》 143 00:11:25,451 --> 00:11:28,955 神殿と下町に 出入りする身になるのだ。 144 00:11:28,955 --> 00:11:32,792 婚姻は もう諦めているだろう。 145 00:11:32,792 --> 00:11:36,062 な… 何故 泣く? ありふれた話であろう? 146 00:11:36,062 --> 00:11:38,731 家族の話には弱いのです。 147 00:11:38,731 --> 00:11:40,733 わたくしが ブリギッテのために➡ 148 00:11:40,733 --> 00:11:43,570 してあげられることは ございますか? 149 00:11:43,570 --> 00:11:45,572 ふむ…。 150 00:11:45,572 --> 00:11:47,574 (ジルヴェスター)あの衣装を見て どう思う? 151 00:11:47,574 --> 00:11:51,411 (ローゼマイン)似合わない衣装で 魅力が半減していますね。 152 00:11:51,411 --> 00:11:55,081 そう思うならば 其方が流行を作ってやれ。 153 00:11:55,081 --> 00:11:58,418 流行… ですか? ああ。 154 00:11:58,418 --> 00:12:02,088 新しいものを作って 広めて 需要を生み➡ 155 00:12:02,088 --> 00:12:06,426 領地の経済活動を循環させるのも 領主の役割だ。 156 00:12:06,426 --> 00:12:08,761 領主の養女となったのだ。 157 00:12:08,761 --> 00:12:11,764 一つ 頑張ってみよ。 えっ…。 158 00:12:11,764 --> 00:12:14,100 《ローゼマイン:また何か 仕事が増えちゃった…?》 159 00:12:14,100 --> 00:12:16,269 (ランプレヒト)ハハハ…。 160 00:12:16,269 --> 00:12:19,939 (ローゼマイン)ランプレヒト兄様は 大丈夫そうですね。 161 00:12:19,939 --> 00:12:22,442 (カルステッド)想い人が他領にいてな。 162 00:12:22,442 --> 00:12:25,612 家の事情が許さなければ 結婚は無理だろう。 163 00:12:25,612 --> 00:12:27,614 そ… そうでしたか。 164 00:12:27,614 --> 00:12:31,618 そういえば エックハルト兄様は? 165 00:12:31,618 --> 00:12:35,888 そろそろ 後添えを探して欲しいと 思っているのだが…。 166 00:12:35,888 --> 00:12:39,559 《ローゼマイン:後添え? って 結婚してたの!?》 167 00:12:39,559 --> 00:12:43,229 亡くなった妻のことが まだ忘れられないようでな。 168 00:12:43,229 --> 00:12:47,233 エックハルトの前では この話は控えてくれ。 169 00:12:47,233 --> 00:12:49,235 はい。 170 00:12:49,235 --> 00:12:53,573 だ… ダームエルは どこでしょうね? (鐘の音) 171 00:12:53,573 --> 00:12:56,242 (鐘の音) 172 00:12:56,242 --> 00:12:58,244 《ローゼマイン:7の鐘と同時に➡ 173 00:12:58,244 --> 00:13:01,247 星結びの儀式が始まった》 174 00:13:04,917 --> 00:13:10,023 新たなる夫婦の誕生に 神殿長からの祝福を。 175 00:13:18,264 --> 00:13:20,566 少し派手にやれ。 176 00:13:22,602 --> 00:13:28,775 高く亭々たる大空を司る最高神は 闇と光の夫婦神よ。 177 00:13:28,775 --> 00:13:34,047 新しき夫婦の誕生に 御身が祝福を与え給え。 178 00:13:34,047 --> 00:13:37,050 聖なる御加護を賜らん。 179 00:13:37,050 --> 00:13:56,235 ♬~ 180 00:13:56,235 --> 00:13:58,738 (フェルディナンド)やはり寝込んでいたか。 181 00:14:00,907 --> 00:14:04,577 食事処での会合までには 治します。 182 00:14:04,577 --> 00:14:06,579 薬は 坊ちゃまが…? 183 00:14:06,579 --> 00:14:08,581 これの主治医だからな。 184 00:14:08,581 --> 00:14:13,486 苦いのに 改善してくれない 意地悪な主治医なんです。 185 00:14:15,421 --> 00:14:17,757 あれ? 苦くない…。 186 00:14:17,757 --> 00:14:20,593 改善する必要など なかったようだ。 187 00:14:20,593 --> 00:14:23,930 私は意地悪だからな。 188 00:14:23,930 --> 00:14:25,932 と… とんでもない! 189 00:14:25,932 --> 00:14:28,935 フェルディナンド様は とても お優しい方です。 190 00:14:28,935 --> 00:14:30,937 オホホホ…。 191 00:14:46,052 --> 00:14:48,388 な… なんだ この揺れは…。 192 00:14:48,388 --> 00:14:50,556 それに この臭い。 193 00:14:50,556 --> 00:14:52,959 どうにかできぬのか? 194 00:15:01,400 --> 00:15:04,904 到着いたしました。 イタリアンレストランです。 195 00:15:06,906 --> 00:15:09,075 貴族の館には見えぬな。 196 00:15:09,075 --> 00:15:11,077 (扉の開く音) 197 00:15:11,077 --> 00:15:13,079 (ベンノ)ようこそ いらっしゃいました。 198 00:15:13,079 --> 00:15:15,581 中は悪くないではないか。 199 00:15:15,581 --> 00:15:20,753 領主様からのお言葉 ありがたく存じます。 200 00:15:20,753 --> 00:15:22,755 (ベンノ)では 改めて➡ 201 00:15:22,755 --> 00:15:27,260 この食事処の共同出資者を 紹介させていただきます。 202 00:15:27,260 --> 00:15:30,763 (ベンノ)まず領主様の養女 ローゼマイン様。 203 00:15:30,763 --> 00:15:32,765 (ベンノ)食事処の発案者で➡ 204 00:15:32,765 --> 00:15:36,536 メニューや レシピなども ご提案いただいております。 205 00:15:36,536 --> 00:15:40,373 (ベンノ)それから 商業ギルドの ギルド長 グスタフと➡ 206 00:15:40,373 --> 00:15:42,708 その孫娘の フリーダ。 207 00:15:42,708 --> 00:15:46,546 給仕や 料理人の教育に 多大な貢献をしています。 208 00:15:46,546 --> 00:15:49,749 《ローゼマイン:あの時の髪飾りだ》 209 00:15:55,721 --> 00:16:00,393 あぁ ローゼマインが神殿時代から 世話になった者たちか。 210 00:16:00,393 --> 00:16:04,730 機を読み 利を得ることができる 優秀な人材だと聞いている。 211 00:16:04,730 --> 00:16:09,402 これから私の養女が 一大事業を始めるが…。 212 00:16:09,402 --> 00:16:13,239 其方がすべきことは 自ずとわかっているな。 213 00:16:13,239 --> 00:16:15,575 (グスタフ)もちろん。 できる限りの協力を➡ 214 00:16:15,575 --> 00:16:19,745 させていただく 所存でございます。 215 00:16:19,745 --> 00:16:23,583 《ローゼマイン:いつも偉そうにしてた ギルド長が…》 216 00:16:23,583 --> 00:16:26,252 ふむ。 期待しているぞ。 217 00:16:26,252 --> 00:16:29,255 ♬~ 218 00:16:29,255 --> 00:16:32,758 (ローゼマイン)神々の御心に 感謝と祈りを捧げ➡ 219 00:16:32,758 --> 00:16:35,695 この食事をいただきます。 220 00:16:35,695 --> 00:16:38,364 <ローゼマイン:毒見も兼ねて 招待した者が➡ 221 00:16:38,364 --> 00:16:42,168 一番に口に入れるのが 貴族のマナーだ> 222 00:16:51,210 --> 00:16:54,547 《ローゼマイン:この世界にない ふわふわパンに手を出すあたり➡ 223 00:16:54,547 --> 00:16:56,549 フリーダも養父様も➡ 224 00:16:56,549 --> 00:17:00,253 新しもの好きな性格が よくわかるよ》 225 00:17:03,556 --> 00:17:05,892 (フリーダ)ローゼマイン様! このように 柔らかく➡ 226 00:17:05,892 --> 00:17:07,894 甘みのあるパンは初めてです! 227 00:17:07,894 --> 00:17:09,896 ぜひ 当店で取り扱いを…。 228 00:17:09,896 --> 00:17:12,231 残念ながら それは出来ぬ相談だ。 229 00:17:12,231 --> 00:17:14,734 このパンは 冬に貴族を驚かせるための➡ 230 00:17:14,734 --> 00:17:17,737 秘密の レシピだからな。 231 00:17:17,737 --> 00:17:21,941 《ローゼマイン:それって… 流行にするってこと?》 232 00:17:24,243 --> 00:17:26,913 養父様の仰るとおりです。 233 00:17:26,913 --> 00:17:30,016 そうでしたの。 残念です。 234 00:17:33,019 --> 00:17:36,222 (ローゼマイン)こちらは コンソメスープです。 235 00:17:38,190 --> 00:17:41,360 良い香りだが 何も入っていないぞ? 236 00:17:41,360 --> 00:17:43,362 《ローゼマイン:この世界のスープは➡ 237 00:17:43,362 --> 00:17:45,865 くたくたに茹でた 野菜だけ残して➡ 238 00:17:45,865 --> 00:17:49,035 旨味の詰まった出し汁を 捨ててしまう。 239 00:17:49,035 --> 00:17:53,539 でも… これを飲んだら 美味しくて ビックリするはず》 240 00:17:55,541 --> 00:17:57,543 《ローゼマイン:あれ…?》 241 00:17:57,543 --> 00:18:00,880 フェルディナンド様 お口に合いまして? 242 00:18:00,880 --> 00:18:03,549 実に美しい料理だ。 243 00:18:03,549 --> 00:18:07,453 《ローゼマイン:美しい?》 244 00:18:09,555 --> 00:18:11,891 それぞれの素材の旨味が➡ 245 00:18:11,891 --> 00:18:14,393 引き立て合い 凝縮されている。 246 00:18:14,393 --> 00:18:17,229 (フェルディナンド)にも関わらず スープには 何も入っておらず➡ 247 00:18:17,229 --> 00:18:20,433 底まで見えるほどに 透き通っているではないか。 248 00:18:22,401 --> 00:18:26,005 とても高度に完成された 美しさがある。 249 00:18:29,909 --> 00:18:32,578 実に有意義な昼食であった。 250 00:18:32,578 --> 00:18:35,014 今後に期待する。 251 00:18:35,014 --> 00:18:37,016 恐れ入ります。 252 00:18:37,016 --> 00:18:40,853 それでは ベンノ。 先日の視察について話を聞こう。 253 00:18:40,853 --> 00:18:42,855 はっ。 254 00:18:42,855 --> 00:18:46,025 それでは 新たに作る ハッセの工房について➡ 255 00:18:46,025 --> 00:18:48,728 視察の結果をご報告します。 256 00:18:52,531 --> 00:18:56,869 なるほど。 よくわかった。 257 00:18:56,869 --> 00:18:59,705 其方は どうすれば良いと思う? 258 00:18:59,705 --> 00:19:02,041 こちらのやり方を踏襲するのが➡ 259 00:19:02,041 --> 00:19:04,877 一番 効率が 良いと思うのですが…。 260 00:19:04,877 --> 00:19:06,879 神殿内に工房を作り➡ 261 00:19:06,879 --> 00:19:11,217 神殿で養護する子供たちに 働いて貰うやり方か。 262 00:19:11,217 --> 00:19:15,054 はい。 ですが ハッセには神殿がないので…。 263 00:19:15,054 --> 00:19:17,723 神殿は 領地に一つだけだからな。 264 00:19:17,723 --> 00:19:21,427 今から新たに用意するとなると 予算が…。 265 00:19:23,396 --> 00:19:26,565 わかった。 フェルディナンド 其方がやれ。 266 00:19:26,565 --> 00:19:28,567 守りは ローゼマインだ。 267 00:19:28,567 --> 00:19:30,569 守り? 268 00:19:30,569 --> 00:19:32,571 スティロ。 269 00:19:32,571 --> 00:19:36,575 間取りは エーレンフェストの神殿と 同じで良いか? 270 00:19:38,511 --> 00:19:40,679 あの… 何の間取りでしょう? 271 00:19:40,679 --> 00:19:43,682 小神殿だ。 はぁ…。 272 00:19:43,682 --> 00:19:45,685 では 行くぞ。 273 00:19:45,685 --> 00:19:48,187 あの 一体 どちらへ? 274 00:19:50,189 --> 00:19:52,191 ハッセの町に決まっている。 275 00:19:54,193 --> 00:19:56,195 (どよめき) 276 00:19:56,195 --> 00:19:59,498 いくら何でも 唐突過ぎます! 277 00:20:05,371 --> 00:20:08,040 どこに工房を作るのが良いのだ? 278 00:20:08,040 --> 00:20:10,042 紙作りに適しているのは➡ 279 00:20:10,042 --> 00:20:14,880 木を採る森が近くて 川がそばにあると助かります。 280 00:20:14,880 --> 00:20:16,882 (ジルヴェスター)では あそこだな。 281 00:20:16,882 --> 00:20:18,884 フェルディナンド 行け。 282 00:20:30,563 --> 00:20:35,735 我は世界を創り給いし神々に 祈りと感謝を捧げ➡ 283 00:20:35,735 --> 00:20:39,405 創られた世界に 変化を願う者なり。 284 00:20:39,405 --> 00:20:41,407 全てを吸収する力を➡ 285 00:20:41,407 --> 00:20:45,911 我が闇の神 シックザントラハトの名の下に。 286 00:20:45,911 --> 00:20:50,416 養父様 フェルディナンド様は 何をしているのですか? 287 00:20:50,416 --> 00:20:53,252 小神殿を作るに 決まっているだろう? 288 00:20:53,252 --> 00:20:55,254 他に何をするのだ? 289 00:20:55,254 --> 00:20:58,757 《ローゼマイン:しょ… 小神殿を作るぅ!?》 290 00:21:03,095 --> 00:21:06,599 魔法陣…? 291 00:21:06,599 --> 00:21:09,101 御身に捧ぐは命の欠片。 292 00:21:09,101 --> 00:21:14,306 祈りと感謝を捧げて 大いなる夫婦の御加護を賜らん。 293 00:21:24,950 --> 00:21:28,954 新たな憩いの場を この地に。 294 00:21:30,956 --> 00:21:33,058 うっ…。 295 00:21:36,395 --> 00:21:38,397 うう…。 296 00:21:45,070 --> 00:21:48,774 《ローゼマイン:本当に… 出来ちゃったよ》 297 00:21:51,744 --> 00:21:55,915 これで すぐにでも 工房が動かせるだろう? 298 00:21:55,915 --> 00:21:58,417 無茶を言わないで下さいませ。 299 00:21:58,417 --> 00:22:00,753 工房の道具に生活基盤…。 300 00:22:00,753 --> 00:22:03,589 わたくしの蓄えだけでは 足りません。 301 00:22:03,589 --> 00:22:05,591 補助金を…。 302 00:22:05,591 --> 00:22:08,093 今ので使い果たした。 えっ!? 303 00:22:08,093 --> 00:22:10,429 《ローゼマイン:さっきの金粉か…》 304 00:22:10,429 --> 00:22:14,934 案ずるな。 何のために 其方を 領主の養女にし➡ 305 00:22:14,934 --> 00:22:17,436 領地の事業にしたと思う? 306 00:22:17,436 --> 00:22:19,438 その立場を使って 他の貴族たちから➡ 307 00:22:19,438 --> 00:22:21,774 寄付金を募ればよかろう。 308 00:22:21,774 --> 00:22:23,976 寄付金…。 309 00:24:00,906 --> 00:24:05,077 カルステッド。 エルヴィーラに 寄付金の集め方を教えさせろ。 310 00:24:05,077 --> 00:24:08,080 では ローゼマインは しばらく我が家で預かろう。 311 00:24:08,080 --> 00:24:11,583 いや 駄目だ。 エルヴィーラを城に招いて教えろ。 312 00:24:11,583 --> 00:24:14,086 何を揉めているのでしょう? 313 00:24:14,086 --> 00:24:16,088 君の料理人が➡ 314 00:24:16,088 --> 00:24:18,090 どちらに滞在するかで 揉めているのだ。 315 00:24:18,090 --> 00:24:20,092 (ローゼマイン)なるほど。 316 00:24:20,092 --> 00:24:22,094 君さえよければ 神殿から城へ➡ 317 00:24:22,094 --> 00:24:24,096 通えばよいのではないか? 318 00:24:24,096 --> 00:24:26,999 フェルディナンド。 抜け駆けはいかんな。