1 00:00:34,001 --> 00:00:36,003 <四人の子供を ハッセの小神殿で➡ 2 00:00:36,003 --> 00:00:38,005 引き取ることになった ローゼマイン。 3 00:00:38,005 --> 00:00:41,675 しかし 貴族に売る予定の 子供を奪われた➡ 4 00:00:41,675 --> 00:00:43,677 ハッセの町長は➡ 5 00:00:43,677 --> 00:00:48,081 ローゼマインを快く思っていなかった> 6 00:00:50,017 --> 00:00:52,519 (フェルディナンド)ハッセで 随分な対応を受けた。 7 00:00:52,519 --> 00:00:55,522 知っていたな ベンノ。 8 00:00:55,522 --> 00:01:00,027 (ベンノ)ええ。 ハッセの町だからこその 対応でしょう。 9 00:02:58,011 --> 00:03:01,515 あの一帯における ハッセの町長の影響力は➡ 10 00:03:01,515 --> 00:03:03,517 相当なものです。 11 00:03:03,517 --> 00:03:05,519 <ローゼマイン:エーレンフェスト領内は➡ 12 00:03:05,519 --> 00:03:08,689 土地持ちの貴族 ギーベが管理する土地と➡ 13 00:03:08,689 --> 00:03:11,892 アウブが直接治める 直轄地とに分かれている> 14 00:03:13,860 --> 00:03:15,862 <ハッセは直轄地のひとつで➡ 15 00:03:15,862 --> 00:03:19,199 周辺の農村の管理を 任されている> 16 00:03:19,199 --> 00:03:21,702 ハッセでは 冬を越すために➡ 17 00:03:21,702 --> 00:03:25,872 大勢の人間が 冬の館に集まります。 18 00:03:25,872 --> 00:03:31,044 そこで 采配を振るうのが あの町長です。 19 00:03:31,044 --> 00:03:34,815 それだけで あそこまで 増長するとは思えぬ。 20 00:03:34,815 --> 00:03:38,151 (フェルディナンド)どのような貴族の 後ろ盾があるのか➡ 21 00:03:38,151 --> 00:03:40,153 私が知りたいのは それだ。 22 00:03:40,153 --> 00:03:42,823 領地事業の関係者である 私たちが➡ 23 00:03:42,823 --> 00:03:46,159 視察へ訪れた時の 態度から見て➡ 24 00:03:46,159 --> 00:03:50,497 かなり位の高い貴族と 繋がりがあるようです。 25 00:03:50,497 --> 00:03:55,836 ふむ。 確実なのは 前神殿長だな。 (ローゼマイン)え…。 26 00:03:55,836 --> 00:03:59,506 (フェルディナンド)前神殿長は 騎獣を持っていない。 27 00:03:59,506 --> 00:04:03,510 動けるのは 馬車で行き来出来る範囲内だ。 28 00:04:03,510 --> 00:04:06,847 領主の叔父という 地位を振りかざし➡ 29 00:04:06,847 --> 00:04:09,015 やりたい放題していたに違いない。 30 00:04:09,015 --> 00:04:11,852 何より やり口が似ている。 31 00:04:11,852 --> 00:04:13,854 前神殿長は捕えられたのに➡ 32 00:04:13,854 --> 00:04:17,524 なぜ 町長は 増長したままなのでしょう? 33 00:04:17,524 --> 00:04:21,027 捕えられたことを 知らないのではないか? 34 00:04:21,027 --> 00:04:23,363 君への認識も恐らく…。 35 00:04:23,363 --> 00:04:25,699 ((あぁ? あれは…。 36 00:04:25,699 --> 00:04:29,202 祈念式に来た 青色巫女じゃないか)) 37 00:04:29,202 --> 00:04:32,973 では わたくしが 領主の養女ということも…。 38 00:04:32,973 --> 00:04:35,142 無論 知らないであろう。 39 00:04:35,142 --> 00:04:37,978 ベンノ 前神殿長について➡ 40 00:04:37,978 --> 00:04:40,147 下町では どのような噂が出回っている? 41 00:04:40,147 --> 00:04:42,149 ありません。 42 00:04:42,149 --> 00:04:44,985 新しい神殿長は 本物の祝福を与えられる➡ 43 00:04:44,985 --> 00:04:47,654 聖女だという噂で もちきりですが➡ 44 00:04:47,654 --> 00:04:49,990 前神殿長は引退したのだろうと➡ 45 00:04:49,990 --> 00:04:52,092 誰も 気にしていませんから。 46 00:04:54,661 --> 00:04:59,065 《だから 聖女伝説は やりすぎだって言ったのに》 47 00:05:03,170 --> 00:05:05,672 死んだ後まで厄介な…。 48 00:05:05,672 --> 00:05:08,175 《また何か考えてる…》 49 00:05:08,175 --> 00:05:10,177 ひゃ!? 50 00:05:12,512 --> 00:05:16,349 神官長 今 何だか変なことが…。 51 00:05:16,349 --> 00:05:18,351 ハッセの小神殿に➡ 52 00:05:18,351 --> 00:05:21,188 押し入ろうとしている者が いるようだ。 53 00:05:21,188 --> 00:05:24,191 守りの陣に わずかな干渉が感じられる。 54 00:05:26,193 --> 00:05:28,195 ええっ!? (ドアが開く音) 55 00:05:28,195 --> 00:05:31,097 ローゼマイン 来なさい。 56 00:05:32,966 --> 00:05:53,820 ♬~ 57 00:05:53,820 --> 00:05:55,822 シュピーゲルン。 58 00:05:58,658 --> 00:06:01,561 《ハッセの小神殿だ…!》 59 00:06:03,496 --> 00:06:05,832 あっ 誰かが来ました。 60 00:06:05,832 --> 00:06:09,669 大方 子供達を取り返しにでも 来たのであろう。 61 00:06:09,669 --> 00:06:11,671 え…!? 62 00:06:13,673 --> 00:06:15,675 ここにいるのは分かってるんだ。 63 00:06:15,675 --> 00:06:17,677 出てこい! うわっ…。 64 00:06:17,677 --> 00:06:20,847 何やってるんだよ。 65 00:06:20,847 --> 00:06:22,849 ぐわっ! 66 00:06:22,849 --> 00:06:25,852 俺に任せろ! 67 00:06:25,852 --> 00:06:27,854 ダメ! 68 00:06:27,854 --> 00:06:30,023 (一同)ぐわっ! 69 00:06:30,023 --> 00:06:34,127 なんだ これ…。 70 00:06:34,127 --> 00:06:36,129 はぁ…。 71 00:06:36,129 --> 00:06:39,966 守りの魔術は 問題なく発動しているな。 72 00:06:39,966 --> 00:06:42,802 守りの魔術? ああ。 73 00:06:42,802 --> 00:06:46,806 小神殿の魔石に 魔力をこめたであろう? 74 00:06:49,809 --> 00:06:51,811 あの時の…。 75 00:06:51,811 --> 00:06:53,813 守りの魔術は➡ 76 00:06:53,813 --> 00:06:57,150 君が襲撃された時に 使ったものと同じだ。 77 00:06:57,150 --> 00:06:59,319 風の盾! 78 00:06:59,319 --> 00:07:01,655 《ローゼマイン:盾の中の人に対して➡ 79 00:07:01,655 --> 00:07:03,990 害意を持つものは入れない》 80 00:07:03,990 --> 00:07:05,992 ((一同:うお…)) 81 00:07:05,992 --> 00:07:07,994 それなら安心ですね。 82 00:07:07,994 --> 00:07:12,332 今のうちに ノーラ達の無事を 確認しに行きましょう。 83 00:07:12,332 --> 00:07:14,334 今は ダメだ。 84 00:07:14,334 --> 00:07:16,336 下手に動くと ヴォルフの時のように➡ 85 00:07:16,336 --> 00:07:18,838 町長が消される。 86 00:07:21,007 --> 00:07:23,009 《ローゼマイン:私の知らないところで➡ 87 00:07:23,009 --> 00:07:26,846 私に関わった人が殺される…》 88 00:07:26,846 --> 00:07:29,349 それは イヤです。 89 00:07:29,349 --> 00:07:33,453 ああ。 色々と 証言を握っていそうだからな。 90 00:07:33,453 --> 00:07:37,123 アレは 生きたまま確保したい。 91 00:07:37,123 --> 00:07:41,795 ハッセに行くのは 次の視察日まで待ちなさい。 92 00:07:41,795 --> 00:07:43,797 はい。 93 00:07:45,799 --> 00:07:49,135 《ローゼマイン:その数日後➡ 94 00:07:49,135 --> 00:07:53,340 前神殿長宛てに手紙が届いた》 95 00:07:56,643 --> 00:08:00,814 「貴方の部下が 横暴極まりないことをしています。 96 00:08:00,814 --> 00:08:02,983 小神殿をなんとかしてください」。 97 00:08:02,983 --> 00:08:04,985 《神官長の言った通り➡ 98 00:08:04,985 --> 00:08:08,488 前神殿長が死んだことを 知らないんだ…》 99 00:08:08,488 --> 00:08:11,658 「貴族に売り渡す 契約をしていた ノーラも➡ 100 00:08:11,658 --> 00:08:13,660 奪われてしまいました」。 101 00:08:13,660 --> 00:08:15,662 《これって…!》 102 00:08:18,164 --> 00:08:21,000 手紙の書き方を 知らないようだな。 103 00:08:21,000 --> 00:08:23,002 そう言えば ベンノさんが…。 104 00:08:23,002 --> 00:08:28,174 ((ハッセには 貴族が食事したり 宿泊する場所がありません。 105 00:08:28,174 --> 00:08:32,779 エーレンフェストの街から近く 皆 ハッセを通り過ぎるからです。 106 00:08:32,779 --> 00:08:34,948 そのため 神事や徴税以外で➡ 107 00:08:34,948 --> 00:08:37,617 貴族と接する事がありません)) 108 00:08:37,617 --> 00:08:40,787 町長が増長するはずですよね。 109 00:08:40,787 --> 00:08:43,123 (フェルディナンド)前神殿長は 亡くなりましたと➡ 110 00:08:43,123 --> 00:08:45,125 返事をしておきなさい。 111 00:08:45,125 --> 00:08:49,963 アレが欲するのが ハッセに恵みをもたらす神殿長か➡ 112 00:08:49,963 --> 00:08:52,966 それとも 小金を稼げる貴族か…。 113 00:08:52,966 --> 00:08:55,301 どちらを選ぶのか確かめたい。 114 00:08:55,301 --> 00:08:58,638 でも これ… 不正の根拠になりますよね? 115 00:08:58,638 --> 00:09:01,141 放置しておいて 大丈夫なのですか? 116 00:09:01,141 --> 00:09:03,977 今は 放置するしかあるまい。 117 00:09:03,977 --> 00:09:06,646 排斥するだけならば 簡単に出来るが➡ 118 00:09:06,646 --> 00:09:09,315 大事なのは その後だ。 119 00:09:09,315 --> 00:09:12,152 でも… 悪いことをする小物は➡ 120 00:09:12,152 --> 00:09:15,655 少しでも早く 排斥した方が 良いのではないですか? 121 00:09:15,655 --> 00:09:17,657 ローゼマイン。 122 00:09:17,657 --> 00:09:19,659 悪いこととはなんだ? 123 00:09:19,659 --> 00:09:21,661 え? えっと…。 124 00:09:21,661 --> 00:09:23,663 子供を売ったり➡ 125 00:09:23,663 --> 00:09:27,333 金品を渡して 便宜を図って貰おうとしたり…。 126 00:09:27,333 --> 00:09:31,171 別に悪いことではなかろう? え…? 127 00:09:31,171 --> 00:09:34,941 町長は身寄りのない 子供の面倒をみる代わりに➡ 128 00:09:34,941 --> 00:09:36,943 所有権を持つ。 129 00:09:36,943 --> 00:09:40,447 売るか否かは 町長の自由だ。 130 00:09:40,447 --> 00:09:44,951 それは エーレンフェストの神殿でも同じだ。 131 00:09:46,953 --> 00:09:50,457 《ローゼマイン:そうだ。 それが この世界の常識だった…》 132 00:09:50,457 --> 00:09:53,293 それに 君は 賄賂と言うが➡ 133 00:09:53,293 --> 00:09:56,129 貴族に 融通を利かせてもらうのだ。 134 00:09:56,129 --> 00:10:00,133 心証をよくしようとするのは 当り前ではないか。 135 00:10:00,133 --> 00:10:05,138 ベンノとて 私と初めて会う時は そうしていたと思うが? 136 00:10:05,138 --> 00:10:08,641 《ローゼマイン:あの時は 手土産ぐらいに考えていたけど➡ 137 00:10:08,641 --> 00:10:11,144 そう言われると ベンノさんと 町長と➡ 138 00:10:11,144 --> 00:10:13,980 何が違うのか説明できない。 139 00:10:13,980 --> 00:10:15,982 あれ?》 140 00:10:15,982 --> 00:10:18,485 では 町長に罪はない? 141 00:10:18,485 --> 00:10:20,487 罪はある。 142 00:10:20,487 --> 00:10:23,823 貴族である 私の命令に従わなかったこと➡ 143 00:10:23,823 --> 00:10:27,994 我々の決定に 異議を唱えたことだ。 144 00:10:27,994 --> 00:10:32,832 子供を売ることも 賄賂も悪いことではない…。 145 00:10:32,832 --> 00:10:35,835 そうだ。 多少の不正をしても➡ 146 00:10:35,835 --> 00:10:40,173 子供を売った金で 町を潤すことができるのならば➡ 147 00:10:40,173 --> 00:10:44,344 ハッセの者は町長を支持する。 え…。 148 00:10:44,344 --> 00:10:46,346 (フェルディナンド)ハッセの冬の館には➡ 149 00:10:46,346 --> 00:10:49,849 町民だけでなく 周辺の農村からも 人が集まると➡ 150 00:10:49,849 --> 00:10:51,851 ベンノは言っていた。 151 00:10:51,851 --> 00:10:54,354 それだけの人数の 面倒を見るために➡ 152 00:10:54,354 --> 00:10:56,356 貴族に子供を売った金で➡ 153 00:10:56,356 --> 00:10:59,526 冬の備えをする予定だったと 言われれば➡ 154 00:10:59,526 --> 00:11:01,694 子供を勝手に さらったこちらが➡ 155 00:11:01,694 --> 00:11:05,865 町民から憎まれる対象となる。 156 00:11:05,865 --> 00:11:08,368 《ローゼマイン:平民にとって 冬の備えが➡ 157 00:11:08,368 --> 00:11:11,037 どれほど重要かは よく知っている》 158 00:11:11,037 --> 00:11:15,208 納税をしている多くの町民と 数人の子供。 159 00:11:15,208 --> 00:11:17,710 守られるべきは町民だ。 160 00:11:17,710 --> 00:11:22,382 つまり ハッセの人にとっては わたくし達が悪なのですか。 161 00:11:22,382 --> 00:11:24,384 今の時点ではな。 162 00:11:24,384 --> 00:11:26,386 《ローゼマイン:甘かった…! 163 00:11:26,386 --> 00:11:28,388 私は労働力を➡ 164 00:11:28,388 --> 00:11:31,724 あの子たちは 安定した生活を 手に入れられる。 165 00:11:31,724 --> 00:11:36,129 だから 小神殿は 都合がよかった。 でも…》 166 00:11:37,997 --> 00:11:40,833 《都合よく 事が動くなどと 考えるなって➡ 167 00:11:40,833 --> 00:11:42,835 こういう事だったんだ…》 168 00:11:42,835 --> 00:11:46,172 領地の事業として 許可が出た事なので➡ 169 00:11:46,172 --> 00:11:49,509 それが ハッセの人たちにとって 困ることになるなんて➡ 170 00:11:49,509 --> 00:11:52,345 思いもしませんでした…。 171 00:11:52,345 --> 00:11:55,014 領主の許可が出たのは➡ 172 00:11:55,014 --> 00:11:58,685 彼らからも税金が取れると 判断されたからだ。 173 00:11:58,685 --> 00:12:02,188 慈悲だけではない。 174 00:12:02,188 --> 00:12:05,525 今の君は 領民の税金で生きている。 175 00:12:05,525 --> 00:12:07,527 子供と納税者。 176 00:12:07,527 --> 00:12:10,196 どちらを 大事にしなければならないか➡ 177 00:12:10,196 --> 00:12:12,865 わからないか? 178 00:12:12,865 --> 00:12:15,535 わかり… ました。 179 00:12:15,535 --> 00:12:18,871 町長へ 子供達の分の 補償を手配します。 180 00:12:18,871 --> 00:12:21,708 それで この件は解決ですよね。 181 00:12:21,708 --> 00:12:26,546 何を言っている? あの者は 貴族である私に逆らった。 182 00:12:26,546 --> 00:12:29,215 処分は当然だ。 183 00:12:29,215 --> 00:12:31,551 な… 元々は わたくしが…。 184 00:12:31,551 --> 00:12:36,656 悪事に対する認識が ここまで違うとは思わなかった。 185 00:12:36,656 --> 00:12:38,658 ちょうど良い。 186 00:12:38,658 --> 00:12:41,327 あの小物は 君の良い教材となるだろう。 187 00:12:41,327 --> 00:12:44,664 町長に対する 反対派を作り 育て➡ 188 00:12:44,664 --> 00:12:46,666 町長を孤立させなさい。 189 00:12:46,666 --> 00:12:48,668 はい? 190 00:12:48,668 --> 00:12:52,672 町長を取り除いても ハッセの町が順調に動くような➡ 191 00:12:52,672 --> 00:12:55,675 後釜を作っておけと 言っているのだ。 192 00:12:55,675 --> 00:12:59,846 こちらに賛同する 従順な駒を育ててから➡ 193 00:12:59,846 --> 00:13:03,349 町長を排除すれば 全ては丸く収まる。 194 00:13:03,349 --> 00:13:05,685 やってみなさい。 195 00:13:05,685 --> 00:13:09,689 わたくしに人を陥れろと? 196 00:13:09,689 --> 00:13:11,691 言ったであろう? 197 00:13:11,691 --> 00:13:14,694 自らに都合よく 動かすしかないと。 198 00:13:14,694 --> 00:13:20,099 《それは 悪いことだと教えられて育った》 199 00:13:22,035 --> 00:13:24,203 《イヤだ… 怖い。 200 00:13:24,203 --> 00:13:26,539 そんな事したくない》 201 00:13:26,539 --> 00:13:28,541 (フェルディナンド)しっかりしなさい。 202 00:13:28,541 --> 00:13:32,145 君が動かねば 子供達は森に出られない。 203 00:13:32,145 --> 00:13:34,313 工房の仕事も止まる。 204 00:13:34,313 --> 00:13:38,985 そのくせ 神の恵みだけは 一人前に食べる邪魔者になる。 205 00:13:38,985 --> 00:13:41,487 勝手に さらってきて閉じ込めて➡ 206 00:13:41,487 --> 00:13:45,158 邪魔者として疎まれるような 環境に 彼らを置くのは➡ 207 00:13:45,158 --> 00:13:48,661 君の本意ではないだろう? 208 00:13:48,661 --> 00:13:52,498 でも… でも…。 209 00:13:52,498 --> 00:13:57,103 他人を陥れる方法なんて… 存じません。 210 00:14:03,342 --> 00:14:05,345 初めてだからな。 211 00:14:05,345 --> 00:14:08,047 やり方は教えよう。 212 00:14:23,029 --> 00:14:26,032 ((フェルディナンド:やってみなさい。 213 00:14:26,032 --> 00:14:28,634 やり方は教えよう)) 214 00:14:33,639 --> 00:14:35,975 《ローゼマイン:冬の衣装の採寸のため➡ 215 00:14:35,975 --> 00:14:38,978 私は一旦 城に戻ることになった》 216 00:14:41,981 --> 00:14:45,151 どうした? 顔色がよくないぞ? 217 00:14:45,151 --> 00:14:49,489 ハッセの課題の事を考えていたら 眠れなかったのです。 218 00:14:49,489 --> 00:14:51,991 あの程度でか? 219 00:14:57,997 --> 00:15:01,000 弱すぎるな 君は。 220 00:15:05,338 --> 00:15:08,007 《ローゼマイン:神官長には あの程度でも➡ 221 00:15:08,007 --> 00:15:10,843 わたしには 難題すぎる…》 222 00:15:10,843 --> 00:15:15,681 (リヒャルダ)姫様 顔色が優れませんが 大丈夫ですか? 223 00:15:15,681 --> 00:15:18,384 ええ… 大丈夫です。 224 00:15:31,197 --> 00:15:33,399 ヴィルフリート兄様! 225 00:15:35,301 --> 00:15:37,970 (ヴィルフリート)ローゼマイン 帰っていたのか。 226 00:15:37,970 --> 00:15:41,307 坊ちゃま 側仕えは どうされました? 227 00:15:41,307 --> 00:15:44,977 あ… あ~ その…。 228 00:15:44,977 --> 00:15:48,147 そ それより お前たちこそ どこへ行く気だ? 229 00:15:48,147 --> 00:15:50,650 また父上の所か? え…。 230 00:15:52,652 --> 00:15:55,822 やはり そうか…。 231 00:15:55,822 --> 00:15:58,491 なんで ローゼマインばかり 父上と会えるのだ。 232 00:15:58,491 --> 00:16:00,993 ずるいぞ! 233 00:16:00,993 --> 00:16:04,497 (ランプレヒト)おやめください ヴィルフリート様! 234 00:16:04,497 --> 00:16:07,834 お前なんか嫌いだ! バカ! 235 00:16:07,834 --> 00:16:10,503 バカは ヴィルフリート兄様の方です! 236 00:16:10,503 --> 00:16:15,174 勉強から逃げて 周りに迷惑ばかりかけて…。 237 00:16:15,174 --> 00:16:17,677 《ローゼマイン:私だって逃げたい。 238 00:16:17,677 --> 00:16:19,679 でも 逃げたら…》 239 00:16:21,681 --> 00:16:24,517 ヴィルフリート兄様が しっかりしてくれれば➡ 240 00:16:24,517 --> 00:16:28,187 フェルディナンド様に 無茶な課題を 出されなかったのですよ。 241 00:16:28,187 --> 00:16:31,691 な… 生意気だぞ ローゼマイン! 242 00:16:39,298 --> 00:16:43,135 (ダームエル)抑えて下さい ローゼマイン様! 243 00:16:43,135 --> 00:16:45,137 あ…。 244 00:16:47,473 --> 00:16:50,977 《ローゼマイン:それから イタリアンレストランが開店するので➡ 245 00:16:50,977 --> 00:16:53,312 料理人の フーゴを返して欲しいと➡ 246 00:16:53,312 --> 00:16:56,115 養父様に直談判した》 247 00:16:58,484 --> 00:17:00,987 《その数日後…》 248 00:17:06,492 --> 00:17:09,996 皆 怖かったでしょう? 大丈夫でしたか? 249 00:17:11,998 --> 00:17:15,835 (ノーラ)はな…。 お話ししても いいですか? 250 00:17:15,835 --> 00:17:18,337 《言葉遣いがよくなってる。 251 00:17:18,337 --> 00:17:20,506 それに 顔色も…》 252 00:17:20,506 --> 00:17:23,175 あの人たち 何も出来なかったの。 253 00:17:23,175 --> 00:17:27,013 びっくりしたけど すごく安心したわ。 254 00:17:27,013 --> 00:17:29,849 (トール)オレも! 姉ちゃんが絶対に➡ 255 00:17:29,849 --> 00:17:33,286 連れて行かれないんだって わかって 嬉しかった。 256 00:17:33,286 --> 00:17:35,955 ご飯も いつも食べられるし…。 257 00:17:35,955 --> 00:17:39,292 全部 お前が考えたことだって 皆に聞いた。 258 00:17:39,292 --> 00:17:42,094 俺より 小さいのに すげえんだな! 259 00:17:44,130 --> 00:17:46,299 (マルテ)ここに来られて よかった。 260 00:17:46,299 --> 00:17:49,802 (リック)マルテが また笑えるように なっただけで 俺は嬉しい。 261 00:17:49,802 --> 00:17:52,305 ありがとう ローゼマイン様。 262 00:17:54,307 --> 00:17:56,809 《ローゼマイン:やり方は 間違っていたけど➡ 263 00:17:56,809 --> 00:18:00,313 ノーラたちを引き取ったことは 間違いないはずだ…》 264 00:18:02,315 --> 00:18:04,984 《この子たちと ハッセの町にとって➡ 265 00:18:04,984 --> 00:18:08,154 いい結果になる方法を探したい。 266 00:18:08,154 --> 00:18:12,058 でも どうすればいいんだろう…》 267 00:18:14,327 --> 00:18:17,830 (ルッツ)何があった? ひどい顔してるぞ。 268 00:18:17,830 --> 00:18:22,501 ルッツ… 神官長の課題が…。 269 00:18:22,501 --> 00:18:24,503 うう…。 270 00:18:29,008 --> 00:18:31,344 ずいぶん甘い対応だな。 271 00:18:31,344 --> 00:18:33,612 甘い!? どこがですか? 272 00:18:33,612 --> 00:18:35,948 私は もう何日も眠れなくて…。 273 00:18:35,948 --> 00:18:38,951 お前のことじゃない。 ハッセに対してだ。 274 00:18:38,951 --> 00:18:41,620 小神殿を攻撃した時点で➡ 275 00:18:41,620 --> 00:18:45,791 ハッセの住人全員が 焼き払われても おかしくないだろう? 276 00:18:45,791 --> 00:18:49,795 住人全員が焼き払われる…? 277 00:18:49,795 --> 00:18:54,467 (ベンノ)小神殿は 領主が 養女の要請で創った白の建物だ。 278 00:18:54,467 --> 00:18:56,802 そこに攻撃をかけるのは➡ 279 00:18:56,802 --> 00:19:00,139 領主一族に 攻撃をするのに等しい。 280 00:19:00,139 --> 00:19:02,308 ええ!? そうなんですか? 281 00:19:02,308 --> 00:19:05,645 まさか 気付いてなかったのか? 282 00:19:05,645 --> 00:19:07,647 はい。 283 00:19:07,647 --> 00:19:11,317 攻撃をしたものが どのように扱われるか…。 284 00:19:11,317 --> 00:19:13,619 心当たりがあるだろう。 285 00:19:15,655 --> 00:19:18,824 《ローゼマイン:領主の養女である 私を攻撃したことで➡ 286 00:19:18,824 --> 00:19:21,660 ビンデバルト伯爵は投獄された。 287 00:19:21,660 --> 00:19:27,333 貴族が処罰されて 平民が その対象にならないはずがない》 288 00:19:27,333 --> 00:19:31,837 では… 私の課題がなかったら ハッセは…。 289 00:19:31,837 --> 00:19:34,774 とっくに町ごと消されてる。 290 00:19:34,774 --> 00:19:39,945 襲撃の件が 公になった時点で ハッセは終わりだ。 291 00:19:39,945 --> 00:19:44,283 反対派を作って煽るくらい 商人だってやっている。 292 00:19:44,283 --> 00:19:48,287 領主の娘なら いずれ 学ばねばならないことだ。 293 00:19:48,287 --> 00:19:52,591 神官長の言う通り 良い教材だと思うぞ。 294 00:19:56,295 --> 00:20:01,600 でも 人を陥れるようなこと やりたくないんです。 295 00:20:04,470 --> 00:20:06,806 だったら 考え方を変えればいいじゃん。 296 00:20:06,806 --> 00:20:08,808 え…? 297 00:20:08,808 --> 00:20:10,810 町長を陥れるんじゃなくて➡ 298 00:20:10,810 --> 00:20:13,813 町長の罪で巻き込まれる ハッセの町の人たちを➡ 299 00:20:13,813 --> 00:20:15,981 救うって考えたら どうだ? 300 00:20:15,981 --> 00:20:18,984 町の人たちを… 救う…。 301 00:20:18,984 --> 00:20:20,986 ああ 救うんだ! 302 00:20:20,986 --> 00:20:22,988 エーレンフェストの神殿長は➡ 303 00:20:22,988 --> 00:20:26,292 本物の祝福が使える 聖女なんだからさ! 304 00:20:28,494 --> 00:20:31,997 それなら出来るかも…。 305 00:20:37,837 --> 00:20:40,506 ずいぶんと 顔色が 良くなったではないか。 306 00:20:40,506 --> 00:20:43,342 ルッツ達に相談できたので。 307 00:20:43,342 --> 00:20:46,679 それで ハッセの課題はどうなった? 308 00:20:46,679 --> 00:20:50,015 はい。 噂を流します。 309 00:20:50,015 --> 00:20:52,518 ふむ… どんな噂だ? 310 00:20:54,520 --> 00:20:59,692 ((ベンノ:ハッセの小神殿が襲撃され 町全体が危険に晒されている。 311 00:20:59,692 --> 00:21:02,361 襲撃したのは 町長の身内なのに➡ 312 00:21:02,361 --> 00:21:05,364 関係ない町民が 巻き添えになるかもしれないと➡ 313 00:21:05,364 --> 00:21:09,702 慈悲深い神殿長が 憂いている… とな。 314 00:21:09,702 --> 00:21:12,705 (マルク)併せて このような噂も流します。 315 00:21:12,705 --> 00:21:15,374 誰が責任を 取ることになるのでしょう。 316 00:21:15,374 --> 00:21:19,879 巻き込まれたくなければ ハッセには関わらない方がいい と。 317 00:21:19,879 --> 00:21:22,548 (マルク)不安感と貴族への恐怖心は➡ 318 00:21:22,548 --> 00:21:25,050 やがて 町長一派への反感となり➡ 319 00:21:25,050 --> 00:21:28,154 町長を孤立させる事ができます。 320 00:21:31,056 --> 00:21:32,992 《マルクさんが 神官長と➡ 321 00:21:32,992 --> 00:21:36,495 同類だったのは ちょっと驚いたけど…》 322 00:21:36,495 --> 00:21:40,800 商人同士の噂が回る速さって 凄いんだぜ。 323 00:21:43,002 --> 00:21:45,337 《こうなったら やるしかない》 324 00:21:45,337 --> 00:21:47,673 ただ 噂を流すとなると➡ 325 00:21:47,673 --> 00:21:52,178 ハッセの事件が 公になるが…)) 326 00:21:55,014 --> 00:21:59,852 下町との繋がりが深い 君ならではの計画だな。 327 00:21:59,852 --> 00:22:02,855 おもしろい。 そのまま やってみなさい。 328 00:22:02,855 --> 00:22:04,857 はいっ! 329 00:22:04,857 --> 00:22:06,859 それにしても➡ 330 00:22:06,859 --> 00:22:10,029 まさか 小神殿襲撃の意味に 気付いていなかったとは…。 331 00:22:10,029 --> 00:22:12,031 うっ。 332 00:22:12,031 --> 00:22:16,035 《そこは 見逃してくれないんだ…》 333 00:22:16,035 --> 00:22:18,037 は… はは…。 334 00:23:56,001 --> 00:23:59,338 なぜ 君は 小神殿襲撃の意味が わかっていなかったのだ? 335 00:23:59,338 --> 00:24:01,507 常識が違うからです。 336 00:24:01,507 --> 00:24:04,510 わたくしの記憶を覗いた事がある 神官長なら➡ 337 00:24:04,510 --> 00:24:07,346 わかりますよね? 338 00:24:07,346 --> 00:24:10,849 随分と 良い暮らしを していたように思うが…。 339 00:24:10,849 --> 00:24:14,353 君は 上級貴族の娘では なかったのか? 340 00:24:14,353 --> 00:24:16,355 あの世界に貴族はいません。 341 00:24:16,355 --> 00:24:20,693 身分制度自体なかったので。 342 00:24:20,693 --> 00:24:24,029 根本から君の教育を 見直した方がよさそうだな。 343 00:24:24,029 --> 00:24:26,031 ひえ~!!