1 00:00:34,001 --> 00:00:36,670 <ハッセの課題で 解決策を見つけたローゼマイン。 2 00:00:36,670 --> 00:00:39,673 そんなある日…> 3 00:00:39,673 --> 00:00:42,342 (ローゼマイン)あっさり許可が 下りましたね。 4 00:00:42,342 --> 00:00:44,678 (リヒャルダ)実際 城の中は広くて➡ 5 00:00:44,678 --> 00:00:48,348 姫様は 倒れそうになっていましたからね。 6 00:00:48,348 --> 00:00:50,684 (ヴィルフリート)ローゼマイン なのか? 7 00:00:50,684 --> 00:00:53,687 《この声…》 8 00:00:53,687 --> 00:00:56,690 なんだ これは? 9 00:01:02,029 --> 00:01:04,698 わたくしの騎獣です。 10 00:01:04,698 --> 00:01:08,368 騎獣だと!? 私もまだ持っていないのに…。 11 00:01:08,368 --> 00:01:11,371 神殿長のお勤めに必要なのです。 12 00:01:11,371 --> 00:01:15,042 城内での移動許可は 養父様から頂いてます。 13 00:01:15,042 --> 00:01:18,712 また父上… ずるいぞ! 14 00:01:18,712 --> 00:01:20,714 ハァー。 15 00:01:20,714 --> 00:01:25,052 ヴィルフリート兄様 ずるいずるいと そこまでおっしゃるのでしたら➡ 16 00:01:25,052 --> 00:01:27,721 明日の4の鐘まで 1日 わたくしと➡ 17 00:01:27,721 --> 00:01:32,326 生活を入れ替えてみませんか? うっ? どういうことだ? 18 00:01:32,326 --> 00:01:35,329 わたくしが 兄様の代わりにお勉強を➡ 19 00:01:35,329 --> 00:01:40,033 兄様が わたくしの代わりに 神殿長のお勤めをするのです。 20 00:01:43,337 --> 00:01:47,341 おぉ ローゼマイン! それはいい考えだ! 21 00:03:39,986 --> 00:03:44,324 (ヴィルフリート)うわぁ… これが城の外か! 22 00:03:44,324 --> 00:03:49,329 《こうして城へ自由に出入りし 勉強もせず神殿で遊んで…。 23 00:03:49,329 --> 00:03:52,666 ローゼマインばかり ずるいではないか。 24 00:03:52,666 --> 00:03:57,671 今日は ローゼマインのように 1日好き勝手に過ごすのだ!》 25 00:04:03,009 --> 00:04:06,680 一晩とはいえ 殿方のお部屋で生活するのは➡ 26 00:04:06,680 --> 00:04:08,682 いかがなものかと…。 27 00:04:08,682 --> 00:04:12,018 わたくし 領主の子が どのような生活をしているのか➡ 28 00:04:12,018 --> 00:04:15,021 知りたいのです。 それだけのために➡ 29 00:04:15,021 --> 00:04:18,358 ヴィルフリート坊ちゃまを 神殿へやるなど…。 30 00:04:18,358 --> 00:04:22,696 姫様のことですから 何かお考えなのでしょう? 31 00:04:22,696 --> 00:04:25,699 《うへぇ バレてる》 32 00:04:25,699 --> 00:04:29,035 大したことは考えていませんよ。 33 00:04:29,035 --> 00:04:32,973 (ヴィルフリート)このような菓子を 食べるのは初めてだ。 34 00:04:32,973 --> 00:04:35,976 やはり ローゼマインは ずるいな。 35 00:04:35,976 --> 00:04:38,979 (ドアが開く音) 36 00:04:38,979 --> 00:04:42,315 (フェルディナンド)ローゼマインから 聞いていると思うが➡ 37 00:04:42,315 --> 00:04:45,652 今日は ヴィルフリートが神殿長を務める。 38 00:04:45,652 --> 00:04:48,655 皆 きちんと仕えるように。 (一同)はい。 39 00:04:50,657 --> 00:04:53,059 では ついてきなさい。 40 00:04:54,995 --> 00:04:57,330 (ヴィルマ)次に 来月に繰り越す分ですが…。 41 00:04:57,330 --> 00:04:59,332 (あくび) 42 00:05:01,334 --> 00:05:04,671 私には関係ない話だな。 43 00:05:04,671 --> 00:05:06,673 うっ!? バカ者。 44 00:05:06,673 --> 00:05:09,676 皆から 各持ち場の報告を受けるのも➡ 45 00:05:09,676 --> 00:05:12,345 神殿長であるローゼマインの仕事。 46 00:05:12,345 --> 00:05:14,681 つまり其方の仕事だ。 47 00:05:14,681 --> 00:05:18,084 うぐ… ランプレヒト。 48 00:05:23,023 --> 00:05:26,359 黙って 座って聞くように。 49 00:05:26,359 --> 00:05:29,029 (リコ)なんで じっとしてられないの? 50 00:05:29,029 --> 00:05:33,633 お話を聞くだけなのにねぇ。 51 00:05:33,633 --> 00:05:37,304 き 聞くから手を離せ! 52 00:05:37,304 --> 00:05:42,309 これ以上 意味のないことで 手を煩わせるな。 愚か者。 53 00:05:42,309 --> 00:05:46,313 《くっそぉ フェルディナンドめ》 54 00:05:46,313 --> 00:05:49,649 (ヴィルマ)報告は以上でございます。 55 00:05:49,649 --> 00:05:53,320 《ハァ… やっと終わった》 56 00:05:53,320 --> 00:05:56,990 神官長とは もう少しお話がございますので➡ 57 00:05:56,990 --> 00:05:59,993 神殿長は 子どもたちと カルタで遊んでいらしたら➡ 58 00:05:59,993 --> 00:06:02,996 いかがでしょう? カルタとはなんだ? 59 00:06:02,996 --> 00:06:06,333 (ヴィルマ)ゲームの一種でございます。 60 00:06:06,333 --> 00:06:08,635 《ゲームなら得意だ》 61 00:06:11,338 --> 00:06:16,009 土の女神 ゲドゥルリーヒの…。 (リコ)はい! 62 00:06:16,009 --> 00:06:20,013 火の神…。 はい! 63 00:06:20,013 --> 00:06:22,682 風の…。 (リコ)はい! あぁ。 64 00:06:22,682 --> 00:06:26,019 これは 字が読めないとできぬゲームだな。 65 00:06:26,019 --> 00:06:28,021 其方ら よく読めるな。 66 00:06:28,021 --> 00:06:31,691 ローゼマイン様が カルタと絵本を 作ってくださったので➡ 67 00:06:31,691 --> 00:06:36,296 全員読めますよ? 全員読める だと!? 68 00:06:36,296 --> 00:06:39,633 あそこにいるディルク以外は。 (ディルク)あう? 69 00:06:39,633 --> 00:06:44,037 (リコ)神殿長は神殿長なのに 読めないのですか? 70 00:06:49,976 --> 00:06:52,312 (フェルディナンド)無様な惨敗だな。 71 00:06:52,312 --> 00:06:55,649 親に言い含められた 子どもが相手でなければ➡ 72 00:06:55,649 --> 00:06:57,984 其方はその程度。 73 00:06:57,984 --> 00:07:00,987 (ランプレヒト)フェルディナンド様! お言葉が…。 74 00:07:00,987 --> 00:07:05,992 事実だ。 直視せよ。 次は 工房で視察だ。 75 00:07:05,992 --> 00:07:09,596 《ヴィルフリート:うぐぐぐ… フェルディナンドめ!》 76 00:07:13,667 --> 00:07:18,672 ここでは ローゼマイン主導で 印刷事業を行っている。 77 00:07:18,672 --> 00:07:20,674 (ルッツ)それでお願いします。 わかりました。 78 00:07:20,674 --> 00:07:22,676 (ギル)ルッツに 確認してもらいましょう。 79 00:07:22,676 --> 00:07:24,678 大人がたくさんいるのに➡ 80 00:07:24,678 --> 00:07:27,013 なぜあの2人が 指示を出しているのだ? 81 00:07:27,013 --> 00:07:30,350 彼らは ローゼマインが育てている腹心だ。 82 00:07:30,350 --> 00:07:35,288 ローゼマインから直接指示を受け 工房を動かし 報告する。 83 00:07:35,288 --> 00:07:37,290 《ヴィルフリート:子どもが…?》 84 00:07:37,290 --> 00:07:39,959 2人とも ローゼマインの期待に応えようと➡ 85 00:07:39,959 --> 00:07:41,962 成長が著しい。 86 00:07:41,962 --> 00:07:43,964 もしかしたら ローゼマインには➡ 87 00:07:43,964 --> 00:07:47,300 人を育てる才能が あるのかもしれんな。 88 00:07:47,300 --> 00:07:52,005 《私には バカにするようなことしか 言わないのに…》 89 00:07:53,974 --> 00:07:58,311 (フェルディナンド)ルッツ ギル。 90 00:07:58,311 --> 00:08:00,647 新しい絵本が完成したので➡ 91 00:08:00,647 --> 00:08:04,317 お近づきの印に ヴィルフリート様もお受け取りください。 92 00:08:04,317 --> 00:08:08,021 絵本は ローゼマイン様が作り始めたものです。 93 00:08:10,990 --> 00:08:13,993 《これもローゼマインが作っただと?》 94 00:08:16,663 --> 00:08:19,666 ローゼマインのもとで 働いているそうだが➡ 95 00:08:19,666 --> 00:08:23,336 其方らも字を読めるのか? もちろんです。 96 00:08:23,336 --> 00:08:25,672 読めなければ 仕事になりませんから。 97 00:08:25,672 --> 00:08:30,010 一生懸命に勉強しました。 98 00:08:30,010 --> 00:08:33,613 もしかして 献本は 失礼だったでしょうか? 99 00:08:33,613 --> 00:08:36,616 お披露目を控えた 領主候補生であれば➡ 100 00:08:36,616 --> 00:08:41,287 当然文字は読める。 献本が失礼になることはない。 101 00:08:41,287 --> 00:08:44,290 安心いたしました。 102 00:08:44,290 --> 00:08:48,628 《平民でも… 読める》 103 00:08:48,628 --> 00:08:53,299 (リヒャルダ)ヴィルフリート様は 基本文字も まだ書けないのですか!? 104 00:08:53,299 --> 00:08:56,636 《ローゼマイン:貴族なら とっくに 終わってるはずなのに…》 105 00:08:56,636 --> 00:08:58,972 ハァー。 計算が得意で➡ 106 00:08:58,972 --> 00:09:04,978 そちらばかり ということですか? いえ どちらも まだ…。 107 00:09:06,980 --> 00:09:10,650 では フェシュピールに 重点を置いていらっしゃるの? 108 00:09:10,650 --> 00:09:14,320 《冬になると洗礼式を終えた 子どものお披露目があり➡ 109 00:09:14,320 --> 00:09:16,990 フェシュピールを弾くのが習わしだ》 110 00:09:16,990 --> 00:09:19,993 いえ 音階もまだ…。 111 00:09:19,993 --> 00:09:23,663 《音階もまだって… 大丈夫?》 112 00:09:23,663 --> 00:09:25,665 オズヴァルト! モーリッツ! 113 00:09:25,665 --> 00:09:28,334 其方たちは いったい何をしているのです! 114 00:09:28,334 --> 00:09:31,004 全員そこに整列なさい! 115 00:09:31,004 --> 00:09:33,940 側近の仕事を なんだと思っているのです! 116 00:09:33,940 --> 00:09:37,610 ヴィルフリート様を お育てする気があるのですか!? 117 00:09:37,610 --> 00:09:40,613 《そこからは リヒャルダ無双だった》 118 00:09:40,613 --> 00:09:42,949 (オズヴァルト)実は 勉強となると➡ 119 00:09:42,949 --> 00:09:45,952 ヴィルフリート様に 逃げられてばかりで…。 120 00:09:45,952 --> 00:09:48,288 逃げ出したならば捕まえなさい。 121 00:09:48,288 --> 00:09:51,624 いったい何のために 領主の子の筆頭側仕えに➡ 122 00:09:51,624 --> 00:09:54,294 領主と血縁関係にある 上級貴族が➡ 123 00:09:54,294 --> 00:09:56,963 つけられていると 思っているのですか!? 124 00:09:56,963 --> 00:10:00,300 《ローゼマイン:本来 領主の後継者は➡ 125 00:10:00,300 --> 00:10:02,969 魔力量と資質によって選ばれる。 126 00:10:02,969 --> 00:10:06,306 そのため 側近たちは 自分たちの主が➡ 127 00:10:06,306 --> 00:10:10,643 次期領主に選ばれるように 一丸となって教育する。 128 00:10:10,643 --> 00:10:15,315 ところが 実の姉との 後継者争いが嫌だった養父様は➡ 129 00:10:15,315 --> 00:10:19,319 早々に ヴィルフリート兄様を後継者に決定した。 130 00:10:19,319 --> 00:10:23,990 だから 誰も本気で兄様を叱らない》 131 00:10:23,990 --> 00:10:27,327 アウブに相談を上げたことも ありましたが➡ 132 00:10:27,327 --> 00:10:30,663 「私も昔はそうだった」と言われ…。 133 00:10:30,663 --> 00:10:33,333 何を勘違いしているのやら…。 134 00:10:33,333 --> 00:10:35,335 わたくしも カルステッド様も➡ 135 00:10:35,335 --> 00:10:37,670 本気で追いかけて 捕まえましたし➡ 136 00:10:37,670 --> 00:10:40,006 本人が嫌がっても やらせていましたよ。 137 00:10:40,006 --> 00:10:42,008 それに…。 138 00:10:42,008 --> 00:10:44,344 フェルディナンド様が 城に入ってきてからは➡ 139 00:10:44,344 --> 00:10:50,016 逃げ出すのをやめ 自ら進んで 努力されるようになったのです。 140 00:10:50,016 --> 00:10:53,319 《兄としていいところ 見せたくなっちゃったんだね》 141 00:10:55,355 --> 00:10:57,357 《わかる》 142 00:10:57,357 --> 00:10:59,359 恐らく ジルヴェスター様は➡ 143 00:10:59,359 --> 00:11:02,028 今の状況を 甘く見ているのでしょう。 144 00:11:02,028 --> 00:11:05,331 すぐに 面会の手続きをしてまいります。 145 00:11:07,367 --> 00:11:09,702 (ヴィルフリート)なんだ これは? 146 00:11:09,702 --> 00:11:13,373 (フラン)祝詞の暗唱も 神殿長の仕事です。 147 00:11:13,373 --> 00:11:18,044 この量と内容は ヴィルフリート様には まだ早いと思うぞ…。 148 00:11:18,044 --> 00:11:20,046 私は字が読めぬ。 149 00:11:20,046 --> 00:11:25,718 では ランプレヒト様に読んでいただき 復唱して覚えてください。 150 00:11:25,718 --> 00:11:28,388 夕食は その後といたします。 151 00:11:28,388 --> 00:11:31,057 なっ!? 152 00:11:31,057 --> 00:11:35,328 嫌だ! こんなもの覚えないぞ! 153 00:11:35,328 --> 00:11:37,630 ヴィルフリート様! 154 00:11:44,003 --> 00:11:48,007 (フェルディナンド)フラン ヴィルフリートは 夕食が必要ないらしい。 155 00:11:48,007 --> 00:11:51,344 6の鐘が鳴っても 覚えられていない場合は➡ 156 00:11:51,344 --> 00:11:53,680 先に夕食を取りなさい。 157 00:11:53,680 --> 00:11:57,016 神の恵みを回す時間に 間に合わなくなる。 158 00:11:57,016 --> 00:11:59,018 (フラン)かしこまりました。 159 00:12:01,020 --> 00:12:06,693 《存在自体が不快ではないか おばあさまの言っていたとおりだ。 160 00:12:06,693 --> 00:12:09,028 どうせこんなもの覚えなくても➡ 161 00:12:09,028 --> 00:12:12,365 時間になって フェルディナンドがいなくなれば…。 162 00:12:12,365 --> 00:12:16,369 皆 私の言うことを聞く》 163 00:12:16,369 --> 00:12:19,706 (鐘の音) 164 00:12:19,706 --> 00:12:22,709 時間だ。 あとは任せる。 165 00:12:22,709 --> 00:12:24,711 (フラン)かしこまりました。 166 00:12:31,718 --> 00:12:36,322 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜らん。 167 00:12:36,322 --> 00:12:41,661 やめよ ランプレヒト 夕食の時間だぞ! 168 00:12:41,661 --> 00:12:45,999 おいしそうな匂いだ。 169 00:12:45,999 --> 00:12:51,004 ランプレヒト様 別室に お食事のご用意ができました。 170 00:12:51,004 --> 00:12:54,340 ダームエル様とご一緒していただいて よろしいですか? 171 00:12:54,340 --> 00:12:58,678 あ あぁ。 それは構わぬが…。 172 00:12:58,678 --> 00:13:01,681 (フラン)ここの食事は 主が下げ渡し➡ 173 00:13:01,681 --> 00:13:05,018 側仕えや子どもたちへ 順々に回していくのです。 174 00:13:05,018 --> 00:13:08,021 時間が遅くならぬよう ご理解くださいませ。 175 00:13:08,021 --> 00:13:10,356 私の食事が先であろう!? 176 00:13:10,356 --> 00:13:14,027 夕食は 祝詞を覚えてからと お伝えしましたし➡ 177 00:13:14,027 --> 00:13:16,696 神官長からも そう命じられています。 178 00:13:16,696 --> 00:13:21,367 わ… 私とフェルディナンド どちらが偉いと思っている!? 179 00:13:21,367 --> 00:13:24,704 神官長に 決まっているではありませんか。 180 00:13:24,704 --> 00:13:27,373 なっ!? 181 00:13:27,373 --> 00:13:32,078 私は 領主の正当なる息子だぞ! 私のほうが偉いのだ!! 182 00:13:45,658 --> 00:13:52,332 ジルヴェスター あれは駄目だ。 ヴィルフリートは 後継ぎ候補から外せ。 183 00:13:52,332 --> 00:13:55,668 (ジルヴェスター)何を言い出すのだ フェルディナンド。 184 00:13:55,668 --> 00:13:59,672 このままでは 冬のお披露目で 失敗するのは 目に見えています。 185 00:13:59,672 --> 00:14:04,010 そのほうがかわいそうですよ。 リヒャルダまで…。 186 00:14:04,010 --> 00:14:07,680 お披露目が失敗すれば 廃嫡は免れぬ。 187 00:14:07,680 --> 00:14:10,683 無駄な時間をかける前に 城から出せ。 188 00:14:10,683 --> 00:14:15,021 ヴィルフリートは 私の息子だ。 城から追い出せなどと…。 189 00:14:15,021 --> 00:14:18,357 私は 其方を 領主として認めている。 190 00:14:18,357 --> 00:14:21,694 だからこそ 「いずれ 自分のようになる」という➡ 191 00:14:21,694 --> 00:14:24,364 其方の言葉を信用していた…。 192 00:14:24,364 --> 00:14:29,369 だが それは間違いだった。 どういう意味だ? 193 00:14:29,369 --> 00:14:32,972 ヴィルフリートは 黙って話を聞くこともできず➡ 194 00:14:32,972 --> 00:14:35,308 課題をやろうともしない。 195 00:14:35,308 --> 00:14:40,646 それどころか 身分を振りかざして 逃れようとした。 196 00:14:40,646 --> 00:14:42,982 今までローゼマインと比べるから➡ 197 00:14:42,982 --> 00:14:46,986 見劣りするのかと思っていたが そうではない。 198 00:14:46,986 --> 00:14:49,322 あれは 神殿の子どもにも➡ 199 00:14:49,322 --> 00:14:52,658 工房で働く平民の子にも 劣っている。 200 00:14:52,658 --> 00:14:57,330 身分を責任逃れに使う愚か者を 領主とするわけにはいかぬ。 201 00:14:57,330 --> 00:14:59,332 待て フェルディナンド。 202 00:14:59,332 --> 00:15:02,335 じきに改善する。 私が幼い頃も…。 203 00:15:02,335 --> 00:15:07,039 ジルヴェスター様! いいかげん 現実を見てくださいませ。 204 00:15:09,342 --> 00:15:12,678 し しかし…。 205 00:15:12,678 --> 00:15:15,681 無能は生きている価値もない。 206 00:15:15,681 --> 00:15:20,019 役立たずの領主の子など 城に置いておくことはできない。 207 00:15:20,019 --> 00:15:22,021 放り出されたくなければ➡ 208 00:15:22,021 --> 00:15:25,691 それなりの成果が 必要に決まっている。 209 00:15:25,691 --> 00:15:27,693 いくらなんでも➡ 210 00:15:27,693 --> 00:15:31,964 洗礼式を終えたばかりの子どもに 厳しすぎではないか? 211 00:15:31,964 --> 00:15:35,968 これは 私が洗礼式のために 城へ連れてこられた➡ 212 00:15:35,968 --> 00:15:40,273 7歳の頃から 其方の母親に言われてきたことだ。 213 00:15:44,644 --> 00:15:47,313 《そんなことが…》 214 00:15:47,313 --> 00:15:49,315 (フロレンツィア)ジルヴェスター様。 215 00:15:49,315 --> 00:15:51,317 フロレンツィア…。 216 00:15:51,317 --> 00:15:54,987 ヴィルフリートの養育を わたくしから取り上げて➡ 217 00:15:54,987 --> 00:15:58,658 お義母様に任せた結果が このありさまですか? 218 00:15:58,658 --> 00:16:01,661 いや それは…。 219 00:16:03,663 --> 00:16:05,998 あなたは ヴィルフリートに対して➡ 220 00:16:05,998 --> 00:16:08,668 取り返しのつかないことを しました。 221 00:16:08,668 --> 00:16:13,372 ヴィルフリートの教育は すべて わたくしに返していただきます。 222 00:16:16,342 --> 00:16:18,678 ローゼマインは 神殿の子どもたちが➡ 223 00:16:18,678 --> 00:16:22,348 一冬で読み書きできるように 教育したのでしょう? 224 00:16:22,348 --> 00:16:25,017 あなたならば どうしますか? 225 00:16:25,017 --> 00:16:28,354 《ローゼマイン:それから ヴィルフリート兄様の今後について➡ 226 00:16:28,354 --> 00:16:30,656 話し合いが行われた》 227 00:16:33,626 --> 00:16:39,298 フン いくら側仕えを入れ替え 環境を改善したところで無駄だ。 228 00:16:39,298 --> 00:16:43,302 神殿一の問題児と言われた ギルだって変われたのです。 229 00:16:43,302 --> 00:16:45,304 まだわかりません。 230 00:16:45,304 --> 00:16:48,641 私は 努力をしない 能なしは大嫌いだ。 231 00:16:48,641 --> 00:16:53,312 心胆寒からしめ 恐怖の谷に 突き落としてやりたくなる。 232 00:16:53,312 --> 00:16:56,983 では 努力する気があれば 良いのですね? 233 00:16:56,983 --> 00:16:58,985 んっ? 234 00:16:58,985 --> 00:17:01,988 わたくし 兄様に祝詞を暗記するよう➡ 235 00:17:01,988 --> 00:17:03,990 課題を出しているのです。 236 00:17:03,990 --> 00:17:07,326 できるわけがない。 絶対大丈夫です。 237 00:17:07,326 --> 00:17:10,329 わたくしの読書時間を かけてもいいですよ。 238 00:17:10,329 --> 00:17:14,667 君が読書時間を? 根拠はなんだ? 239 00:17:14,667 --> 00:17:18,070 わたくしの側仕えが 優秀だからです。 240 00:17:23,009 --> 00:17:26,345 ((フラン:私は ローゼマイン様から 言明されております。 241 00:17:26,345 --> 00:17:29,348 必ず祝詞を覚えさせるように。 242 00:17:29,348 --> 00:17:32,618 領主の子だからと 甘やかさないように と。 243 00:17:32,618 --> 00:17:36,289 私が食事をとるのは甘えなのか? 244 00:17:36,289 --> 00:17:38,958 与えられた課題から 逃れようとする行為は➡ 245 00:17:38,958 --> 00:17:41,961 甘えでございます。 246 00:17:41,961 --> 00:17:43,963 ここは神殿です。 247 00:17:43,963 --> 00:17:48,968 そして 今のヴィルフリート様は ローゼマイン様の代わりの神殿長です。 248 00:17:48,968 --> 00:17:51,971 ならば 私がいちばん偉いではないか。 249 00:17:51,971 --> 00:17:53,973 今の神殿長は➡ 250 00:17:53,973 --> 00:17:57,977 領主の養女として日々努力し 季節の祝詞を覚え➡ 251 00:17:57,977 --> 00:18:01,647 工房を運営し 貴族の教養を学び➡ 252 00:18:01,647 --> 00:18:05,985 神官長の仕事を手伝い その神官長の庇護を受ける➡ 253 00:18:05,985 --> 00:18:08,654 ローゼマイン様です。 254 00:18:08,654 --> 00:18:14,060 それが ヴィルフリート様が交換された 神殿長の生活です)) 255 00:18:18,664 --> 00:18:20,100 ハァー。 256 00:18:20,100 --> 00:18:23,302 (ブリギッテ)わたくしが 読みましょうか? 257 00:18:25,671 --> 00:18:29,675 ここの側仕えは ローゼマインにも厳しいのか? 258 00:18:29,675 --> 00:18:32,945 はい。 神事のたびに 祝詞以外にも➡ 259 00:18:32,945 --> 00:18:35,948 たくさんの木札が 積み上がっておりました。 260 00:18:39,619 --> 00:18:41,620 (ヴィルフリート)読んでくれ。 261 00:18:44,290 --> 00:18:46,292 もし課題を達成できれば➡ 262 00:18:46,292 --> 00:18:49,962 環境が悪いだけで やる気はあるということです。 263 00:18:49,962 --> 00:18:54,967 フェルディナンド様も認識を改めて 教育計画に協力してください。 264 00:18:54,967 --> 00:18:57,637 私に何をさせる気だ? 265 00:18:57,637 --> 00:19:00,973 今のままでは継がせられない 崖っぷちだと➡ 266 00:19:00,973 --> 00:19:03,976 頭と心に刻み付けてほしいのです。 267 00:19:03,976 --> 00:19:08,648 そういうの お得意でしょう? 268 00:19:08,648 --> 00:19:11,650 なぜそこまでするのか? 269 00:19:11,650 --> 00:19:15,655 このまま放置するのは 気分が悪いのです。 270 00:19:15,655 --> 00:19:18,324 それに… これでやっと➡ 271 00:19:18,324 --> 00:19:21,327 母親のもとで 育てられるのでしょう? 272 00:19:23,329 --> 00:19:26,632 そのほうがよいではありませんか。 273 00:19:29,335 --> 00:19:33,339 大変努力されましたね すばらしいです。 274 00:19:37,276 --> 00:19:39,578 明日も頑張りましょう。 275 00:19:42,281 --> 00:19:45,284 座って書けと何度言えばわかる? 276 00:19:45,284 --> 00:19:48,287 うっ… 何をする!? 277 00:19:48,287 --> 00:19:51,290 くっ…。 278 00:19:56,295 --> 00:19:58,964 うわっ! 279 00:19:58,964 --> 00:20:01,300 うっ…。 280 00:20:01,300 --> 00:20:05,004 私は 領主の正当な後継者だぞ! 281 00:20:09,975 --> 00:20:14,980 (フェルディナンド)父親は 其方を後継にと考えているが…。 282 00:20:14,980 --> 00:20:17,983 (ヴィルフリート)父上も おばあさまもそう言っていた! 283 00:20:17,983 --> 00:20:21,987 其方は 領主の子としての 気構えも 覚悟も➡ 284 00:20:21,987 --> 00:20:23,989 努力もまったくない。 285 00:20:23,989 --> 00:20:30,329 領主の血を引いているだけの 愚かで わがままな子どもだ。 286 00:20:30,329 --> 00:20:33,332 フェルディナンド様 そのくらいで…。 287 00:20:33,332 --> 00:20:36,335 愚かなのは 其方ら側近もだ。 288 00:20:36,335 --> 00:20:38,337 うっ…! 289 00:20:38,337 --> 00:20:40,339 ランプレヒト! 290 00:20:40,339 --> 00:20:45,344 主のためを思うならば 椅子に縛り付けてでも学ばせろ。 291 00:20:45,344 --> 00:20:48,047 ヴェローニカはもういない。 292 00:20:50,015 --> 00:20:55,354 私は 今の其方のような者を 主と仰ぐのは真っ平御免だ。 293 00:20:55,354 --> 00:20:58,357 このまま領主の地位に 就くというのならば➡ 294 00:20:58,357 --> 00:21:02,695 全力で叩き潰す。 覚えておけ。 295 00:21:02,695 --> 00:21:06,031 ハァ ハァ…。 296 00:21:06,031 --> 00:21:08,033 (鐘の音) 297 00:21:08,033 --> 00:21:12,037 《ローゼマイン:こうして 私たちの生活交換は幕を閉じた》 298 00:21:12,037 --> 00:21:14,373 以上の観点から➡ 299 00:21:14,373 --> 00:21:19,712 生活環境の改善 もしくは ヴィルフリートの廃嫡を望む。 300 00:21:19,712 --> 00:21:21,714 廃嫡…。 301 00:21:21,714 --> 00:21:26,051 その件に関しては 冬のお披露目を見て考えよう。 302 00:21:26,051 --> 00:21:29,722 それまでに 基本文字を 書けるようになること➡ 303 00:21:29,722 --> 00:21:32,992 数字を書き 簡単な計算が できるようになること➡ 304 00:21:32,992 --> 00:21:36,328 フェシュピールを 1曲弾けるようになること。 305 00:21:36,328 --> 00:21:40,100 これらができれば 現状維持とする。 306 00:21:40,100 --> 00:21:43,002 わかりました。 307 00:21:43,002 --> 00:21:45,304 (2人)フゥー。 308 00:21:49,341 --> 00:21:51,343 読書だと? 309 00:21:51,343 --> 00:21:55,347 えぇ。 図書室で ひたすら本を読んでいました。 310 00:21:55,347 --> 00:21:58,350 幸せな1日でした。 311 00:21:58,350 --> 00:22:03,689 ヴィルフリート兄様 あと3日ほど 生活を交換しませんか? 312 00:22:03,689 --> 00:22:06,692 あんな生活 ずるいではありませんか。 313 00:22:06,692 --> 00:22:11,030 うっ… その… 悪かった…。 314 00:22:11,030 --> 00:22:15,701 ローゼマインにずるいとは もう言わぬ! 315 00:22:15,701 --> 00:22:21,106 《目的達成! 満足満足 うふふん》 316 00:23:59,004 --> 00:24:01,674 (モニカ)ローゼマイン様は いったい何をお考えなのでしょう。 317 00:24:01,674 --> 00:24:03,676 何か思惑があるんだろう。 318 00:24:03,676 --> 00:24:06,679 ローゼマイン様の報復は すごいからな…。 319 00:24:06,679 --> 00:24:09,348 今後 逆らえなくなることは 間違いない。 320 00:24:09,348 --> 00:24:13,686 そいつ 城でいつもローゼマイン様を 困らせてるやつなんだろう? 321 00:24:13,686 --> 00:24:17,356 (ニコラ)大好きなローゼマイン様が つらい思いをされるのは嫌です! 322 00:24:17,356 --> 00:24:20,359 俺たちで ローゼマイン様は いつも頑張ってて➡ 323 00:24:20,359 --> 00:24:23,028 すごいんだってところを 見せつけてやろうぜ! 324 00:24:23,028 --> 00:24:26,031 うんうん。 (一同)えいえいお~っ!