1 00:00:34,935 --> 00:00:36,937 <夏の素材採集に成功したローゼマイン。 2 00:00:36,937 --> 00:00:40,774 そして夏の終わり…> 3 00:00:40,774 --> 00:00:45,279 (フェルディナンド)さて ローゼマイン。 私は全く聞いていなかったが➡ 4 00:00:45,279 --> 00:00:49,116 夏の終わりに ジルヴェスターの姉が来るそうだな? 5 00:00:49,116 --> 00:00:52,286 (ローゼマイン)あれ? 報告していませんでした? 6 00:00:52,286 --> 00:00:56,623 聞いていない。 うう… 申し訳ございません。 7 00:00:56,623 --> 00:01:00,294 だがおかしい。 なぜ第三夫人の彼女が➡ 8 00:01:00,294 --> 00:01:02,296 領主会議にいたのだ? 9 00:01:02,296 --> 00:01:04,965 第一夫人に 繰り上がったという事か? 10 00:01:04,965 --> 00:01:07,134 あの~ 神官長。 11 00:01:07,134 --> 00:01:10,971 養父様のお姉様は どういう方なのですか? 12 00:01:10,971 --> 00:01:13,140 名前はゲオルギーネ。 13 00:01:13,140 --> 00:01:17,978 私は城に入った時には すでにアーレンスバッハに嫁いでいた。 14 00:01:17,978 --> 00:01:19,980 ジルヴェスターが生まれる前は➡ 15 00:01:19,980 --> 00:01:23,317 エーレンフェストの次期 領主と 目されていたらしい。 16 00:01:23,317 --> 00:01:27,654 存じています。 前神殿長の 遺品の中にあった手紙に➡ 17 00:01:27,654 --> 00:01:31,491 書かれていましたから。 18 00:01:31,491 --> 00:01:34,428 私はその報告も受けておらぬが? 19 00:01:34,428 --> 00:01:38,098 恋文だと思ったので 報告は必要ないかと…。 20 00:01:38,098 --> 00:01:40,100 このバカ者! 21 00:01:40,100 --> 00:01:43,770 犯罪者相手に 勝手な隠匿をするのではない! 22 00:01:43,770 --> 00:01:45,772 共犯者にされたいのか! 23 00:01:45,772 --> 00:01:47,975 ごめんなさい! 24 00:03:38,919 --> 00:03:42,923 <ローゼマイン:今日は歓迎の宴が 行われる。 25 00:03:42,923 --> 00:03:44,925 歓迎の意を表して➡ 26 00:03:44,925 --> 00:03:48,929 アーレンスバッハの風習を とり入れた衣装だ> 27 00:03:56,103 --> 00:04:00,273 < それは アーレンスバッハから嫁いだ 養父様のおばあ様が➡ 28 00:04:00,273 --> 00:04:03,276 持ち込んだ風習だそうで…> 29 00:04:03,276 --> 00:04:05,278 ((リヒャルダ:あの頃は ヴェールをつけるのが➡ 30 00:04:05,278 --> 00:04:08,115 エーレンフェストで流行したのですよ。 31 00:04:08,115 --> 00:04:12,452 ヴェローニカ様も 後見であるアーレンスバッハの風習を➡ 32 00:04:12,452 --> 00:04:14,788 踏襲していました。 33 00:04:14,788 --> 00:04:19,126 代々領主の妻は アーレンスバッハの関係者なのですね。 34 00:04:19,126 --> 00:04:23,964 その縁で ゲオルギーネ様も アーレンスバッハに嫁がれたのです。 35 00:04:23,964 --> 00:04:25,966 ねえ リヒャルダ。 36 00:04:25,966 --> 00:04:30,137 ゲオルギーネ様は どのような方かご存じ? 37 00:04:30,137 --> 00:04:33,406 大変な努力家でございましたよ)) 38 00:04:33,406 --> 00:04:36,910 《一体どんな人なんだろう?》 39 00:04:36,910 --> 00:04:40,914 (ざわめき) 40 00:04:43,083 --> 00:04:45,285 お元気そうでなによりです。 41 00:04:52,259 --> 00:04:56,263 アーレンスバッハは エーレンフェストより上位の領地だから➡ 42 00:04:56,263 --> 00:05:00,767 機嫌を損ねると領地間の色々が 面倒なことになる。 43 00:05:00,767 --> 00:05:03,937 2人とも くれぐれも気をつけるように。 44 00:05:03,937 --> 00:05:05,939 (2人)はい。 45 00:05:12,946 --> 00:05:16,283 (ヴィルフリート)アウブ・エーレンフェストの子 ヴィルフリートと申します。 46 00:05:16,283 --> 00:05:20,620 アウブ・エーレンフェストの養女 ローゼマインと申します。 47 00:05:20,620 --> 00:05:23,957 (2人)火の神ライデンシャフトの 威光輝く良き日➡ 48 00:05:23,957 --> 00:05:29,629 神々のお導きによる出会いに 祝福を祈ることをお許し下さい。 49 00:05:29,629 --> 00:05:31,832 (ゲオルギーネ)許します。 50 00:05:45,412 --> 00:05:52,085 まあ 本当に幼い頃のジルヴェスターに よく似ていること。 51 00:05:52,085 --> 00:05:55,255 私は父上に似ているのですか? 52 00:05:55,255 --> 00:05:58,091 ええ とてもよく似ていてよ。 53 00:05:58,091 --> 00:06:00,093 《笑顔なのに怖っ》 54 00:06:00,093 --> 00:06:03,263 伯母上は おばあ様によく似ていて➡ 55 00:06:03,263 --> 00:06:05,765 とても美しくて いらっしゃいますね。 56 00:06:05,765 --> 00:06:07,934 あら そうかしら? 57 00:06:07,934 --> 00:06:11,438 お母様はあなたを とてもかわいがっていたのね? 58 00:06:11,438 --> 00:06:13,607 はい! (フロレンツィア)わたくしにも➡ 59 00:06:13,607 --> 00:06:17,510 ごあいさつさせて下さいませ ゲオルギーネ様。 60 00:06:24,117 --> 00:06:27,454 《私まで緊張してきたよ…》 61 00:06:27,454 --> 00:06:30,957 時の女神 ドレッファングーアの糸が交わり➡ 62 00:06:30,957 --> 00:06:33,894 こうして再び お目見えすることが叶い➡ 63 00:06:33,894 --> 00:06:35,896 うれしく存じます。 64 00:06:38,064 --> 00:06:41,735 あなたがお手紙を下さった 神殿長かしら? 65 00:06:41,735 --> 00:06:43,737 はい わたくしです。 66 00:06:43,737 --> 00:06:46,406 知らせて下さって助かりましたわ。 67 00:06:46,406 --> 00:06:49,743 ジルヴェスターは昔から無精者でしたの。 68 00:06:49,743 --> 00:06:53,246 あなたが教えてくれなければ わたくしはずっと➡ 69 00:06:53,246 --> 00:06:55,582 知らずに過ごすことに なったでしょう。 70 00:06:55,582 --> 00:06:59,085 この子が養父では 苦労しているのではなくて? 71 00:06:59,085 --> 00:07:02,088 いろいろと考えて下さっています。 72 00:07:02,088 --> 00:07:06,092 フェルディナンド様を後見人に 付けて下さいましたし…。 73 00:07:06,092 --> 00:07:10,430 まあ! 他の者に 養い子の後見をさせるなんて…。 74 00:07:10,430 --> 00:07:12,432 自分では何もせずに➡ 75 00:07:12,432 --> 00:07:16,102 周囲に何もかもを任せるところが 幼い頃から➡ 76 00:07:16,102 --> 00:07:18,938 全く変わっていないでは ありませんか。 77 00:07:18,938 --> 00:07:21,775 本当に困ったこと…。 78 00:07:21,775 --> 00:07:24,945 《フォロー失敗… ごめん養父様》 79 00:07:24,945 --> 00:07:28,949 それで… 後見人のフェルディナンドというのは? 80 00:07:28,949 --> 00:07:32,619 わたくし紹介されていなくてよ。 81 00:07:32,619 --> 00:07:38,892 姉上 こちらがフェルディナンド。 異母弟です。 82 00:07:38,892 --> 00:07:42,729 《何事!? こんな笑顔初めて見た…》 83 00:07:42,729 --> 00:07:47,067 姉上がアーレンスバッハへ嫁がれてから 城に入ったので➡ 84 00:07:47,067 --> 00:07:49,069 面識はないと思われます。 85 00:07:49,069 --> 00:07:51,071 《でもおかしいな。 86 00:07:51,071 --> 00:07:55,408 すごくいい笑顔なのに すごく嫌そうに見える》 87 00:07:55,408 --> 00:07:59,079 火の神ライデンシャフトの 威光輝く良き日➡ 88 00:07:59,079 --> 00:08:01,748 神々のお導きによる出会いに➡ 89 00:08:01,748 --> 00:08:04,951 祝福を祈ることをお許しください。 90 00:08:08,421 --> 00:08:11,024 (グローリエ)ええ その通りですわ。 91 00:08:13,259 --> 00:08:15,962 まあ ゲオルギーネ様! 92 00:08:18,598 --> 00:08:22,602 グローリエ お久しぶりね。 93 00:08:22,602 --> 00:08:25,271 相変わらずお美しい。 94 00:08:25,271 --> 00:08:30,110 あら あなたは相変わらず 口が上手ですこと グラオザム。 95 00:08:30,110 --> 00:08:33,546 おなつかしゅうございます ゲオルギーネ様。 96 00:08:33,546 --> 00:08:37,450 ジョイソターク子爵も お元気そうで何よりですわ。 97 00:08:39,386 --> 00:08:42,222 お食事の用意が整ったそうです。 98 00:08:42,222 --> 00:08:44,724 うむ。 食堂に移動するぞ。 99 00:08:51,898 --> 00:08:56,403 あれ… 子供部屋にいた…。 100 00:08:56,403 --> 00:08:58,738 ラウレンツだ! 101 00:08:58,738 --> 00:09:01,741 (ジルヴェスター)だめだ! ヴィルフリート。 102 00:09:01,741 --> 00:09:05,912 くれぐれも気を付けるようにと 言われた事を忘れたのか? 103 00:09:05,912 --> 00:09:07,914 あ…。 104 00:09:07,914 --> 00:09:11,251 決して一人にならず うかつに話してもならぬ。 105 00:09:11,251 --> 00:09:14,421 わかったな。 はい。 106 00:09:14,421 --> 00:09:18,925 《結局 この後 他の貴族との接触を控えるため➡ 107 00:09:18,925 --> 00:09:25,098 ヴィルフリート兄様は北の離れに 私は神殿にこもることになった。 108 00:09:25,098 --> 00:09:27,267 北の離れにこもるより➡ 109 00:09:27,267 --> 00:09:32,472 神殿に戻って 日常業務をこなす方が気楽だ》 110 00:09:35,041 --> 00:09:40,246 《ディルクの魔力が溜まってきたので 魔力を吸い出すことにした》 111 00:09:51,724 --> 00:09:53,726 これでもう大丈夫です。 112 00:09:53,726 --> 00:09:56,729 (デリア)ローゼマイン様 ありがとう存じます。 113 00:09:56,729 --> 00:09:59,032 これで安心しました。 114 00:10:01,568 --> 00:10:05,271 すっかり小さなお母さんですね デリア。 115 00:10:13,913 --> 00:10:18,751 《カミルも これ位大きくなってるのかな?》 116 00:10:18,751 --> 00:10:21,921 ありがとう存じます。 117 00:10:21,921 --> 00:10:23,923 何だ? 118 00:10:23,923 --> 00:10:27,594 考えてみたら ディルクの事がきっかけで➡ 119 00:10:27,594 --> 00:10:30,997 領主の養女に なったんだなあと思って…。 120 00:10:40,773 --> 00:10:42,775 ((ギュンター:離せ! 121 00:10:46,946 --> 00:10:51,751 其方が言う平民の小娘は 私の養女だ)) 122 00:10:58,625 --> 00:11:01,294 わたくしにとって前神殿長は➡ 123 00:11:01,294 --> 00:11:03,796 良い人では ありませんでしたけれど…。 124 00:11:03,796 --> 00:11:08,301 ゲオルギーネ様にとっては 頼りになる叔父だったのですよね。 125 00:11:08,301 --> 00:11:11,304 お墓参りに来られて 良かったですね。 126 00:11:11,304 --> 00:11:14,307 前神殿長の墓はない。 え? 127 00:11:14,307 --> 00:11:17,644 重罪人として処刑され 実家からも➡ 128 00:11:17,644 --> 00:11:20,313 何十年も前に 神殿に入った者など➡ 129 00:11:20,313 --> 00:11:23,149 関係ないと拒否されたそうだ。 130 00:11:23,149 --> 00:11:25,985 もとより 墓参り自体が口実であろう。 131 00:11:25,985 --> 00:11:28,488 そう なのですか…。 132 00:11:28,488 --> 00:11:32,158 では 今回の来訪の目的は…。 133 00:11:32,158 --> 00:11:36,429 旧ヴェローニカ派と 交流を深めることであろう。 134 00:11:36,429 --> 00:11:42,101 旧ヴェローニカ派は アーレンスバッハから嫁いだ ジルヴェスターの祖母に同行した➡ 135 00:11:42,101 --> 00:11:45,438 側近たちの子や孫によって 形成された➡ 136 00:11:45,438 --> 00:11:47,941 エーレンフェストの最大派閥だ。 137 00:11:47,941 --> 00:11:51,611 ところが ヴェローニカが失脚して➡ 138 00:11:51,611 --> 00:11:55,615 中立寄りだった者は フロレンツィア派に寝返った。 139 00:11:55,615 --> 00:12:00,286 現状を少しでも盛り返したいと 考えている旧ヴェローニカ派と➡ 140 00:12:00,286 --> 00:12:04,457 ヴェローニカの派閥を継いで エーレンフェストでの影響力を➡ 141 00:12:04,457 --> 00:12:10,964 大きくしたいと考えている ゲオルギーネが手を組むのは必定。 142 00:12:10,964 --> 00:12:15,134 互いにつながりを求め ゲオルギーネは精力的に➡ 143 00:12:15,134 --> 00:12:18,805 旧ヴェローニカ派のお茶会に 出席しているらしい。 144 00:12:18,805 --> 00:12:22,642 神官長はどうしてそんなことを 知っているのですか? 145 00:12:22,642 --> 00:12:26,813 エックハルトがエルヴィーラから お茶会の様子を聞き出し➡ 146 00:12:26,813 --> 00:12:28,815 ユストクスは…。 147 00:12:30,817 --> 00:12:33,253 《…ってことだよね?》 148 00:12:33,253 --> 00:12:37,590 何を想像しているか分かるが やめなさい。 149 00:12:37,590 --> 00:12:42,595 (グローリエ)あの平民の巫女見習いが アウブの養女だなんて…。 150 00:12:42,595 --> 00:12:45,431 貴族に対する冒涜ですわ。 151 00:12:45,431 --> 00:12:49,769 ダールドルフ子爵夫人の仰る通りですわ。 ああ。 152 00:12:49,769 --> 00:12:52,939 アウブも あの男に騙されているのです。 153 00:12:52,939 --> 00:12:55,775 あの男がローゼマインと手を組み➡ 154 00:12:55,775 --> 00:12:58,611 悪辣な手で前神殿長を陥れ➡ 155 00:12:58,611 --> 00:13:02,949 ヴェローニカ様まで罪が及ぶように 画策したのです! 156 00:13:02,949 --> 00:13:07,287 フェルディナンド様は危険だと ヴェローニカ様も仰っていましたわね。 157 00:13:07,287 --> 00:13:10,623 ええ ゲオルギーネ様がアウブであれば➡ 158 00:13:10,623 --> 00:13:14,327 このような愚行を犯すことは しなかったでしょうに。 159 00:13:16,629 --> 00:13:20,299 わたくしは アーレンスバッハの第一夫人ですから➡ 160 00:13:20,299 --> 00:13:22,969 いくらあなたに協力したくとも➡ 161 00:13:22,969 --> 00:13:27,307 エーレンフェストへの過度な干渉は 避けなければいけないのです。 162 00:13:27,307 --> 00:13:30,009 ごめんなさいね グローリエ。 163 00:13:42,922 --> 00:13:46,426 (エルヴィーラ)昨日のお茶会で ダールドルフ子爵夫人が➡ 164 00:13:46,426 --> 00:13:50,930 随分と色々なことを ゲオルギーネ様に吹き込んだそうです。 165 00:13:50,930 --> 00:13:55,268 (フロレンツィア)ダールドルフ子爵夫人? 166 00:13:55,268 --> 00:13:57,270 どちら様でしょう? 167 00:13:57,270 --> 00:14:03,076 君を傷つけて トロンベを増殖させた 愚かな騎士の母親だ。 168 00:14:06,946 --> 00:14:09,449 シキコーザの… 母親!? 169 00:14:09,449 --> 00:14:12,452 確か ヴェローニカ派でしたわね。 170 00:14:12,452 --> 00:14:15,455 前神殿長とも親しかったとか…。 171 00:14:15,455 --> 00:14:19,125 ええ。 ローゼマインは前神殿長の死因にも➡ 172 00:14:19,125 --> 00:14:21,127 深い関係があるでしょう? 173 00:14:21,127 --> 00:14:24,630 ゲオルギーネ様がどのように感じるのか。 174 00:14:24,630 --> 00:14:27,633 ローゼマインが心配だわ。 175 00:14:31,137 --> 00:14:35,241 ((ジルヴェスター:ヴィルフリートは もう姉上と 会わせぬ方が良いと思う。 176 00:14:35,241 --> 00:14:37,243 もちろん ローゼマインもな。 177 00:14:37,243 --> 00:14:42,749 どうしてそこまで ゲオルギーネ様を警戒するのです? 178 00:14:42,749 --> 00:14:46,452 我が子に 同じ思いをさせたくないからだ)) 179 00:14:48,921 --> 00:14:53,593 エルヴィーラから見て ゲオルギーネ様はどのような方ですの? 180 00:14:53,593 --> 00:14:57,597 自尊心が高くて努力家でした。 181 00:14:57,597 --> 00:15:00,266 次期領主の座を弟に奪われ➡ 182 00:15:00,266 --> 00:15:02,935 それが原因で婚約を解消され➡ 183 00:15:02,935 --> 00:15:06,773 アーレンスバッハに第三夫人として 嫁がされたことは➡ 184 00:15:06,773 --> 00:15:10,777 ゲオルギーネ様にとって さぞ屈辱だったでしょう。 185 00:15:10,777 --> 00:15:14,447 お気持ちはわかるのです。 けれど…。 186 00:15:14,447 --> 00:15:19,786 幼いジルヴェスター様に向ける憎悪は とてもひどいものでした。 187 00:15:19,786 --> 00:15:24,290 自分に敵意と悪意を持つ相手には 容赦しない性格です。 188 00:15:24,290 --> 00:15:28,461 ゲオルギーネ様が アーレンスバッハの第一夫人として➡ 189 00:15:28,461 --> 00:15:30,797 権力を 振るえるようになったことを➡ 190 00:15:30,797 --> 00:15:33,499 警戒するべきでしょうね。 191 00:15:36,235 --> 00:15:38,237 怖いですね。 192 00:15:38,237 --> 00:15:40,573 呑気極まりない君が➡ 193 00:15:40,573 --> 00:15:44,744 多少なりとも危険であることを 自覚できたならばよかろう。 194 00:15:44,744 --> 00:15:49,749 正直 相手がどう動くか 私にもわからぬ。 195 00:15:49,749 --> 00:15:53,419 ゲオルギーネについて 詳しいことは知らぬからな。 196 00:15:53,419 --> 00:15:58,591 神官長もゲオルギーネ様と会うのは これが初めてなのですものね。 197 00:15:58,591 --> 00:16:02,094 いや… 一度だけ見かけたことはある。 198 00:16:02,094 --> 00:16:07,099 父上… 先代領主の葬儀には 出席していたはずだ。 199 00:16:07,099 --> 00:16:11,938 だが 遠目に見た程度で 挨拶さえ交わしたことはない。 200 00:16:11,938 --> 00:16:13,940 どうしてですか? 201 00:16:13,940 --> 00:16:17,777 私は先代が亡くなる少し前に 神殿に入ったのだ。 202 00:16:17,777 --> 00:16:19,779 青色神官の一人が➡ 203 00:16:19,779 --> 00:16:22,281 あいさつをするような 相手ではなかった。 204 00:16:22,281 --> 00:16:25,952 それじゃあ神官長は… 父親の葬儀に➡ 205 00:16:25,952 --> 00:16:29,121 親族として出られなかったって 事じゃないですか。 206 00:16:29,121 --> 00:16:32,625 そうだが? そうだが… じゃないですよ! 207 00:16:32,625 --> 00:16:36,395 家族との関係が薄い神官長が 父上と呼ぶんだから➡ 208 00:16:36,395 --> 00:16:39,232 先代領主は間違いなく 神官長にとって➡ 209 00:16:39,232 --> 00:16:41,234 大事な家族でしょ? 210 00:16:41,234 --> 00:16:44,904 その葬儀に家族として 出席することもできないなんて➡ 211 00:16:44,904 --> 00:16:48,908 怒って泣く権利があるのに おかしいですよ! 212 00:16:48,908 --> 00:16:53,412 なぜ君が怒る? 君には関係ないであろう? 213 00:16:53,412 --> 00:16:58,417 だってそんなのすごく悲しいし 寂しいじゃないですか…。 214 00:16:58,417 --> 00:17:00,920 いずれ私もって思ったら…。 215 00:17:00,920 --> 00:17:03,923 私にだって 怒って泣く権利くらい…。 216 00:17:03,923 --> 00:17:07,260 落ち着きなさい ローゼマイン。 今は泣くな。 217 00:17:07,260 --> 00:17:11,597 泣き腫らした目で出て行かれると 外聞が良くない。 218 00:17:11,597 --> 00:17:14,100 今 気にするところは外聞ですか!? 219 00:17:14,100 --> 00:17:17,270 なぐさめるとか 気が済むまで泣かせるとか➡ 220 00:17:17,270 --> 00:17:20,606 ちょっとくらい 優しさを見せて下さいよ! 221 00:17:20,606 --> 00:17:24,110 全く 君は面倒くさい。 222 00:17:28,114 --> 00:17:30,449 これで良いのであろう? 223 00:17:30,449 --> 00:17:32,451 良くないですよ! 224 00:17:32,451 --> 00:17:34,553 優しさの欠片が 見当たりませんし➡ 225 00:17:34,553 --> 00:17:37,223 なぐさめられている気が 全くしません。 226 00:17:37,223 --> 00:17:40,927 涙が止まったようなので それで良い。 降りなさい。 227 00:17:42,895 --> 00:17:44,897 ふう…。 228 00:17:44,897 --> 00:17:48,734 《いくら怒っても 神官長には全然通じない…》 229 00:17:48,734 --> 00:17:50,736 話が脱線したが…。 230 00:17:50,736 --> 00:17:54,407 ゲオルギーネが最も恨み 憎んでいるのは➡ 231 00:17:54,407 --> 00:17:57,243 後継ぎの座を奪ったジルヴェスターだ。 232 00:17:57,243 --> 00:17:59,245 君はその養女だ。 233 00:17:59,245 --> 00:18:02,915 そして ゲオルギーネが 結婚後も交流を持つほど➡ 234 00:18:02,915 --> 00:18:07,253 大事な身内だった前神殿長を 我々が死に追いやった。 235 00:18:07,253 --> 00:18:09,255 十分攻撃対象に入る。 236 00:18:09,255 --> 00:18:12,458 くれぐれも気を付けるに こしたことはない。 237 00:18:14,427 --> 00:18:16,429 はい。 238 00:18:21,934 --> 00:18:24,537 叔父上の遺品だ。 239 00:18:29,775 --> 00:18:36,048 叔父様 わたくしの手紙 取っておいて下さったのね。 240 00:18:36,048 --> 00:18:40,219 ところで… お母様は どうしていらっしゃるのかしら? 241 00:18:40,219 --> 00:18:42,555 歓迎の宴に いらっしゃらなかったので➡ 242 00:18:42,555 --> 00:18:45,391 不思議に思っていたのですけれど。 243 00:18:45,391 --> 00:18:47,893 お会いしたいわ。 244 00:18:47,893 --> 00:18:52,398 (ジルヴェスター)母上は叔父上と同じ罪で 白の塔に幽閉だ。 245 00:18:52,398 --> 00:18:54,400 面会はさせられぬ。 246 00:18:54,400 --> 00:18:56,902 (ゲオルギーネ) 一目見るだけで良いのです。 247 00:18:56,902 --> 00:18:59,405 (ジルヴェスター) シュタープを封じる枷をはめ➡ 248 00:18:59,405 --> 00:19:02,074 言葉を交わさないならば許可する。 249 00:19:02,074 --> 00:19:05,077 (ゲオルギーネ)ええ… よろしくてよ。 250 00:19:19,759 --> 00:19:22,428 お手を煩わせて申し訳ないわ。 251 00:19:22,428 --> 00:19:26,098 でも中に入れるのは 領主一族の中でも➡ 252 00:19:26,098 --> 00:19:29,001 限られた人間だけですもの。 253 00:19:33,706 --> 00:19:35,908 (ヴェローニカ)ゲオルギーネ! 254 00:19:38,377 --> 00:19:41,213 あなたからも ジルヴェスターに言ってちょうだい。 255 00:19:41,213 --> 00:19:43,215 わたくしをここから出すように。 256 00:19:43,215 --> 00:19:47,053 ジルヴェスターは フェルディナンドに操られているのです! 257 00:19:47,053 --> 00:19:50,389 助けてちょうだいゲオルギーネ! 258 00:19:50,389 --> 00:19:53,993 うう…。 259 00:19:57,563 --> 00:19:59,965 もう十分です。 260 00:20:02,902 --> 00:20:05,738 ゲオルギーネ…。 261 00:20:05,738 --> 00:20:08,240 ゲオルギーネ! 262 00:20:08,240 --> 00:20:10,242 ゲオルギーネ!! 263 00:20:12,244 --> 00:20:15,548 ゲオルギーネ! 264 00:20:17,750 --> 00:20:20,920 《ローゼマイン:今日は ゲオルギーネ様の見送りだ。 265 00:20:20,920 --> 00:20:24,090 城につくと イルクナーにいるルッツから➡ 266 00:20:24,090 --> 00:20:28,260 ちょうど私宛に 新しい紙が届いていた》 267 00:20:28,260 --> 00:20:31,764 結構硬いからトランプ向きかも…。 268 00:20:33,933 --> 00:20:37,036 あっ ハリセンみたいになった。 269 00:20:39,438 --> 00:20:44,276 ローゼマイン それは何だ。 一体何に使うのだ? 270 00:20:44,276 --> 00:20:48,114 んふふ~ こうして使うのです…。 271 00:20:48,114 --> 00:20:50,116 とおっ! 272 00:20:54,453 --> 00:20:56,455 ひゃんっ…。 273 00:20:56,455 --> 00:20:58,791 なるほど こうして使うのか。 274 00:20:58,791 --> 00:21:01,293 返して下さい! 275 00:21:03,963 --> 00:21:09,802 またいつか 時の女神ドレッファングーアの 紡ぐ糸が重なる日まで。 276 00:21:09,802 --> 00:21:14,140 神々のご加護とともに 健やかに過ごされますように。 277 00:21:14,140 --> 00:21:19,044 《またいつか会えたらいいね という定番の別れの挨拶だ》 278 00:21:23,983 --> 00:21:26,986 健やかに過ごされますように。 279 00:21:28,988 --> 00:21:31,490 はっ!? 280 00:21:31,490 --> 00:21:34,593 今回は ほとんど お話できませんでしたから➡ 281 00:21:34,593 --> 00:21:38,297 次は伯母上と ゆっくりお話したいです。 282 00:21:41,934 --> 00:21:44,436 うれしいわ ヴィルフリート。 283 00:21:44,436 --> 00:21:48,440 では… 来年の今頃 こちらに参りましょうか? 284 00:21:48,440 --> 00:21:50,442 楽しみにしています! 285 00:21:50,442 --> 00:21:52,778 よろしくて? 286 00:21:52,778 --> 00:21:55,781 もちろん… 歓迎いたします。 287 00:21:58,117 --> 00:22:02,454 (ため息) 288 00:22:02,454 --> 00:22:05,457 やってしまえ ローゼマイン。 289 00:22:07,793 --> 00:22:09,795 うう!? 290 00:22:09,795 --> 00:22:14,500 ヴィルフリート兄様のおバカ! 少しは空気を読んで下さいませ! 291 00:23:52,931 --> 00:23:56,101 私は伯母上と話がしたいと 言っただけだぞ。 292 00:23:56,101 --> 00:23:59,605 それが悪いのです! 教えられたあいさつ以外の➡ 293 00:23:59,605 --> 00:24:02,775 勝手な行動はしてはなりません! なぜだ? 294 00:24:02,775 --> 00:24:05,444 どのように利用されるか わからない状況で➡ 295 00:24:05,444 --> 00:24:07,446 隙を作ってはならないのです! 296 00:24:07,446 --> 00:24:12,618 ヴィルフリートはもう少し勉強しないと 貴族院に出せませんね。 297 00:24:12,618 --> 00:24:15,454 ローゼマインがついていれば 大丈夫だろう。 298 00:24:15,454 --> 00:24:18,290 ずっとついていてくれる訳では なくてよ? 299 00:24:18,290 --> 00:24:22,628 エーレンフェストの将来のためにも ローゼマインとヴィルフリートの婚姻を➡ 300 00:24:22,628 --> 00:24:24,964 真剣に考えたほうが良さそうだな。 301 00:24:24,964 --> 00:24:26,966 まだやってるし…。