1 00:00:34,601 --> 00:00:38,605 <リュエルの実を採集し すべての素材が揃ったローゼマイン。 2 00:00:38,605 --> 00:00:40,908 一方 その頃…> 3 00:00:43,610 --> 00:00:47,281 よいか ヴィルフリート様を遊びに誘い出して➡ 4 00:00:47,281 --> 00:00:50,617 森の奥にある 白い塔へお連れするのだ。 5 00:00:50,617 --> 00:00:53,453 ただし 決して中に入ってはいけない。 6 00:00:53,453 --> 00:00:55,622 わかったな。 (ローデリヒたち)はい! 7 00:00:55,622 --> 00:00:58,458 (ジルヴェスター) これより 狩猟大会を始める。 8 00:00:58,458 --> 00:01:01,662 (一同)わ~! 9 00:02:55,609 --> 00:02:59,112 (カンフェル)去年より豊作だったと 喜んでいました。 10 00:02:59,112 --> 00:03:02,115 (ローゼマイン)そう。 ご苦労様でした。 11 00:03:02,115 --> 00:03:06,453 《ローゼマイン:ギーベの土地の収穫祭へ 赴いた青色神官たちが➡ 12 00:03:06,453 --> 00:03:09,289 小聖杯を回収してきた。 13 00:03:09,289 --> 00:03:12,626 収穫量や各地の様子について まとめたら➡ 14 00:03:12,626 --> 00:03:15,128 アウブに報告に行く。 15 00:03:15,128 --> 00:03:17,297 それが済んだら…》 16 00:03:17,297 --> 00:03:19,633 ((フェルディナンド:収穫祭の報告が 終わったら➡ 17 00:03:19,633 --> 00:03:22,135 ユレーヴェ作りに取りかかる)) 18 00:03:22,135 --> 00:03:24,137 《いやっふぅ!》 19 00:03:29,976 --> 00:03:31,978 ん? (シャルロッテ)それはこちらに。 20 00:03:31,978 --> 00:03:34,748 (ローゼマイン) わたくしの隣の部屋ですね…。 21 00:03:34,748 --> 00:03:36,917 (リヒャルダ)シャルロッテ姫様ですよ。 22 00:03:36,917 --> 00:03:39,252 この冬が洗礼式ですから➡ 23 00:03:39,252 --> 00:03:42,255 お部屋を 整えていらっしゃるのです。 24 00:03:48,095 --> 00:03:51,598 ローゼマインお姉様! 25 00:03:51,598 --> 00:03:55,602 《お ね え さ ま》 26 00:03:57,604 --> 00:04:02,275 ご挨拶させていただいても よろしいですか? 27 00:04:02,275 --> 00:04:06,113 ええ もちろんです。 28 00:04:06,113 --> 00:04:10,951 風の女神シュツェーリアの守る実りの日 神々のお導きに…。 29 00:04:10,951 --> 00:04:13,620 《ローゼマイン:洗礼式を終えていない シャルロッテは➡ 30 00:04:13,620 --> 00:04:16,957 まだ本当の祝福を 祈ることはできない》 31 00:04:16,957 --> 00:04:20,794 アウブ・エーレンフェストの娘 シャルロッテと申します。 32 00:04:20,794 --> 00:04:23,463 以後 宜しくお願いいたします。 33 00:04:23,463 --> 00:04:25,966 歓迎いたします シャルロッテ。 34 00:04:25,966 --> 00:04:28,635 わたくしは貴女の姉です。 35 00:04:28,635 --> 00:04:33,907 わたくし お姉様が欲しいと 思っていたので嬉しいです。 36 00:04:33,907 --> 00:04:37,410 これから仲良くして下さいまし。 37 00:04:37,410 --> 00:04:40,247 《シャルロッテ マジ可愛い。 38 00:04:40,247 --> 00:04:42,749 トゥーリ以来の私の天使!》 39 00:04:42,749 --> 00:04:46,586 ローゼマインお姉様は 神殿長なのですよね? 40 00:04:46,586 --> 00:04:50,924 洗礼式はお姉様が 祝福を授けて下さるのですか? 41 00:04:50,924 --> 00:04:56,096 可愛い妹のためですもの。 わたくしが祝福を与えましょう。 42 00:04:56,096 --> 00:04:58,765 楽しみにしておりますね。 43 00:04:58,765 --> 00:05:00,767 (リヒャルダ)姫様方。 44 00:05:00,767 --> 00:05:05,105 続きは後ほど お茶会をなさればいかがですか? 45 00:05:05,105 --> 00:05:07,274 (2人)はい! 46 00:05:07,274 --> 00:05:09,276 という訳で わたくし➡ 47 00:05:09,276 --> 00:05:13,180 シャルロッテの洗礼式を行う 約束をしたのです。 48 00:05:15,615 --> 00:05:21,621 君がしなければならないのは 収穫祭の報告だ 馬鹿者。 49 00:05:21,621 --> 00:05:23,623 はい。 50 00:05:23,623 --> 00:05:29,296 <ローゼマイン:報告を終えると 人払いがされた> 51 00:05:29,296 --> 00:05:33,900 (ジルヴェスター)ローゼマイン 魔力圧縮の方法だが…。 52 00:05:33,900 --> 00:05:37,904 収穫祭が済んだら ユレーヴェを作る約束です。 53 00:05:37,904 --> 00:05:40,740 ユレーヴェが出来てからお教えします。 54 00:05:40,740 --> 00:05:44,578 作るのはよいが 使うのは後にしなさい。 55 00:05:44,578 --> 00:05:46,580 何故ですか? 56 00:05:46,580 --> 00:05:49,416 (フェルディナンド) ユレーヴェを使うと 十日から一月…。 57 00:05:49,416 --> 00:05:53,587 場合によっては 季節一つ分くらい 眠ることになる。 58 00:05:53,587 --> 00:05:59,426 シャルロッテの洗礼式に出るならば 今は止めておいた方が良い。 59 00:05:59,426 --> 00:06:02,762 わかりました。 では 洗礼式の後に…。 60 00:06:02,762 --> 00:06:04,764 (フェルディナンド)いや 待て。 61 00:06:04,764 --> 00:06:10,103 洗礼式の後は 冬の社交会 奉納式 祈念式がある。 62 00:06:10,103 --> 00:06:14,441 祈念式を終えてからにしなさい。 63 00:06:14,441 --> 00:06:16,443 《No~! 64 00:06:16,443 --> 00:06:21,114 私の健康が どんどん遠ざかっていく~!》 65 00:06:21,114 --> 00:06:25,785 では それまでは魔力圧縮の方法を 教えませんから。 66 00:06:25,785 --> 00:06:29,689 わたくし 普通の女の子になるのです。 67 00:06:35,061 --> 00:06:37,564 君ははじめてできた妹に➡ 68 00:06:37,564 --> 00:06:39,899 姉として 良い所を見せたいのだな? 69 00:06:39,899 --> 00:06:41,901 そうです。 70 00:06:41,901 --> 00:06:45,405 ならば 洗礼式で 祝福を授けるだけでなく➡ 71 00:06:45,405 --> 00:06:49,075 奉納式や祈念式で 領主の養女として➡ 72 00:06:49,075 --> 00:06:53,747 エーレンフェスト領内へ貢献している姿を シャルロッテに見せれば➡ 73 00:06:53,747 --> 00:06:57,083 さらに尊敬されるではないか? あ…。 74 00:06:57,083 --> 00:07:02,255 実に領主一族の姉として 相応しい行いだと思わないか? 75 00:07:02,255 --> 00:07:04,257 思います! 76 00:07:04,257 --> 00:07:06,760 では 祈念式まで頑張りなさい。 77 00:07:06,760 --> 00:07:09,262 はい! 78 00:07:09,262 --> 00:07:11,765 《ん? あれ?》 79 00:07:11,765 --> 00:07:16,436 ローゼマイン もう行ってよいぞ。 シャルロッテを可愛がってやってくれ。 80 00:07:16,436 --> 00:07:18,738 もちろんです! 81 00:07:27,614 --> 00:07:31,785 聖典絵本もカルタも お姉様が作られたのですよね? 82 00:07:31,785 --> 00:07:33,720 素晴らしいです。 83 00:07:33,720 --> 00:07:36,556 ありがとう シャルロッテ。 84 00:07:36,556 --> 00:07:41,161 《どうしよう 可愛い妹に 褒められてるよ 私!》 85 00:07:44,230 --> 00:07:48,234 このお菓子も お姉様が ご考案なさったのでしょう? 86 00:07:48,234 --> 00:07:51,738 本当に美味しいです。 87 00:07:51,738 --> 00:07:56,076 オティーリエ 包んであげて。 (オティーリエ)かしこまりました。 88 00:07:56,076 --> 00:07:58,745 わたくし そんなつもりでは…。 89 00:07:58,745 --> 00:08:03,583 わたくしの気持ちです。 受けとってちょうだい。 シャルロッテ。 90 00:08:03,583 --> 00:08:05,585 (ドアの開く音) 91 00:08:05,585 --> 00:08:08,254 ダームエル。 (ダームエル)ローゼマイン様。 92 00:08:08,254 --> 00:08:11,424 ヴィルフリート様が 入室の許可を求めています。 93 00:08:11,424 --> 00:08:13,626 シャルロッテ様に…。 (オズヴァルト)ヴィルフリート様! 94 00:08:15,595 --> 00:08:18,598 (ヴィルフリート)シャルロッテ 今すぐこの部屋を出るのだ。 95 00:08:18,598 --> 00:08:20,767 ローゼマインに騙されてはならぬ! 96 00:08:20,767 --> 00:08:22,769 《はい?》 97 00:08:22,769 --> 00:08:26,106 お兄様 突然何をおっしゃるのですか? 98 00:08:26,106 --> 00:08:30,276 本当に… 言いがかりはおやめ下さいませ。 99 00:08:30,276 --> 00:08:32,278 しらばっくれるな! 100 00:08:32,278 --> 00:08:34,481 いけません おやめ下さい! (ランプレヒト)まずい! 101 00:08:39,719 --> 00:08:41,721 痛っ… 何をする! 102 00:08:41,721 --> 00:08:43,723 (アンゲリカ)入室の許可も得ず➡ 103 00:08:43,723 --> 00:08:46,393 ローゼマイン様に 近付かないで頂きたく存じます。 104 00:08:46,393 --> 00:08:48,395 放せ! 105 00:08:48,395 --> 00:08:52,232 護衛騎士として 不審人物を 放すわけには参りません。 106 00:08:52,232 --> 00:08:56,736 不審人物はローゼマインではないか! 私は聞いたのだ。 107 00:08:56,736 --> 00:08:59,739 ローゼマインとフェルディナンドに 陥れられたのだと! 108 00:08:59,739 --> 00:09:01,741 2人は悪者なのだ。 109 00:09:01,741 --> 00:09:06,246 ヴィルフリート兄様 どなたに お聞きになったのですか? 110 00:09:06,246 --> 00:09:11,084 おばあ様だ。 おばあ様に直接聞いた! 111 00:09:11,084 --> 00:09:13,086 ひいっ…。 112 00:09:13,086 --> 00:09:15,755 《でも 兄様のおばあ様は➡ 113 00:09:15,755 --> 00:09:18,425 幽閉されているはずじゃ…》 114 00:09:18,425 --> 00:09:22,595 いつですか!? いつヴェローニカ様と お話しされたのですか!? 115 00:09:22,595 --> 00:09:26,099 お答え下さい ヴィルフリート様! 116 00:09:26,099 --> 00:09:31,438 私が おばあ様と会ったことは それほどの事なのか? 117 00:09:31,438 --> 00:09:33,373 はい。 118 00:09:33,373 --> 00:09:35,375 お兄様…。 119 00:09:35,375 --> 00:09:39,045 リヒャルダ アウブを呼んで下さい。 120 00:09:39,045 --> 00:09:41,548 かしこまりました 姫様。 121 00:10:00,567 --> 00:10:04,070 物事にはそれぞれの見方がある。 122 00:10:04,070 --> 00:10:08,741 全てをつまびらかにし その上で判断せねばならぬ。 123 00:10:08,741 --> 00:10:12,412 嘘偽りを述べることは 罪だと心得よ。 124 00:10:12,412 --> 00:10:16,916 ヴィルフリート 其方はいつ 母上に会ったのだ? 125 00:10:16,916 --> 00:10:20,120 狩猟大会の時です 父上。 126 00:10:22,255 --> 00:10:25,758 狩猟大会とは何でしょう? 127 00:10:25,758 --> 00:10:31,764 君が収穫祭で各地を回っている間 城の森で行われる狩猟だ。 128 00:10:48,114 --> 00:10:50,783 獲物は冬の食糧にもなり➡ 129 00:10:50,783 --> 00:10:56,456 狩った獲物の数で褒賞が出るので 騎士達が最も張り切る行事だ。 130 00:10:56,456 --> 00:11:00,460 狩猟大会では フロレンツィアと共に いたのではないのか? 131 00:11:00,460 --> 00:11:03,129 途中迄は一緒にいましたが…。 132 00:11:03,129 --> 00:11:06,466 子供部屋で知り合った学友と 久しぶりに再会して➡ 133 00:11:06,466 --> 00:11:10,637 嬉しくて話し込んでいました。 そうしたら…。 134 00:11:10,637 --> 00:11:12,972 ((かくれんぼをしませんか? 135 00:11:12,972 --> 00:11:16,309 大人達に見つからないように 誰が一番早く➡ 136 00:11:16,309 --> 00:11:20,146 お茶会の広場を通り抜けられるか 競争するのです。 137 00:11:20,146 --> 00:11:23,816 面白い。 よし 競争だ!)) 138 00:11:23,816 --> 00:11:26,986 (ヴィルフリート) 大人に見つからないように➡ 139 00:11:26,986 --> 00:11:30,323 テーブルの下を 通り抜けていたのですが➡ 140 00:11:30,323 --> 00:11:33,092 その時に聞いたのです。 141 00:11:33,092 --> 00:11:35,929 ヴェローニカ様が捕らえられたのは➡ 142 00:11:35,929 --> 00:11:38,264 領主の養女が関係しているらしい。 143 00:11:38,264 --> 00:11:40,266 《ローゼマインの事か?》 144 00:11:40,266 --> 00:11:42,435 それと フェルディナンド様だろう? 145 00:11:42,435 --> 00:11:45,438 それは違う。 ヴィルフリート様! 146 00:11:45,438 --> 00:11:50,610 おばあ様は大叔父上に頼まれて 領主の印を勝手に使い➡ 147 00:11:50,610 --> 00:11:53,947 禁じられていた他領の貴族を 街に招き入れたため➡ 148 00:11:53,947 --> 00:11:55,949 罪に問われたのだ。 149 00:11:55,949 --> 00:11:58,618 私は父上からそう聞いている。 150 00:11:58,618 --> 00:12:00,954 その通りですが…。 151 00:12:00,954 --> 00:12:04,457 そもそも罪を犯した原因が ローゼマイン様にあり➡ 152 00:12:04,457 --> 00:12:08,294 裏で糸を引いているのが フェルディナンド様なのです。 153 00:12:08,294 --> 00:12:12,298 あの2人は エーレンフェストを 我が物にするつもりなのです。 154 00:12:12,298 --> 00:12:14,300 ヴィルフリート様。 155 00:12:14,300 --> 00:12:16,302 嘘だ…。 156 00:12:16,302 --> 00:12:19,138 ヴェローニカ様に直接伺えば➡ 157 00:12:19,138 --> 00:12:22,642 どちらの言い分が正しいか 分かるのではありませんか? 158 00:12:22,642 --> 00:12:25,144 確か ヴェローニカ様が 捕らえられているのは➡ 159 00:12:25,144 --> 00:12:27,146 白の塔です。 160 00:12:27,146 --> 00:12:30,650 白の塔? (ローデリヒ)森の奥にあるそうです。 161 00:12:30,650 --> 00:12:34,921 行ってみましょう ヴィルフリート様。 探検しましょう。 162 00:12:34,921 --> 00:12:38,424 探検か… よし)) 163 00:12:45,098 --> 00:12:48,768 (ヴィルフリート) 探検気分で森へ行くと…。 164 00:12:48,768 --> 00:12:52,105 ((あれではないですか? 165 00:12:52,105 --> 00:12:58,111 (ヴィルフリート)これが… 白の塔。 166 00:12:58,111 --> 00:13:00,413 本当にあった。 167 00:13:05,118 --> 00:13:08,621 (いきむ声) 168 00:13:15,461 --> 00:13:19,632 ここの扉は領主か その子供でなければ開かない。 169 00:13:19,632 --> 00:13:21,934 中にも入れない)) 170 00:13:35,081 --> 00:13:38,251 (ヴィルフリート)その者の言う通り 私が手をかけると➡ 171 00:13:38,251 --> 00:13:40,753 本当に開いたのです。 172 00:13:40,753 --> 00:13:44,257 それで入ってしまったのか…。 173 00:13:44,257 --> 00:13:47,260 面倒な事になったな。 174 00:13:47,260 --> 00:13:50,763 だから廃嫡にしておけと 言ったではないか。 175 00:13:50,763 --> 00:13:52,932 《面倒な事?》 176 00:13:52,932 --> 00:13:55,268 他に誰が入ったのだ? 177 00:13:55,268 --> 00:13:58,104 私だけです。 塔の中には➡ 178 00:13:58,104 --> 00:14:00,440 本当に おばあ様がいらっしゃって➡ 179 00:14:00,440 --> 00:14:02,942 私に真実を教えてくれました。 180 00:14:02,942 --> 00:14:05,945 おばあ様が あのような所に閉じ込められて➡ 181 00:14:05,945 --> 00:14:08,114 辛い思いをしているのは➡ 182 00:14:08,114 --> 00:14:13,286 全部 ローゼマインと フェルディナンドのせいなのです。 183 00:14:13,286 --> 00:14:16,956 (フロレンツィア)あぁ…。 父上 お願いします。 184 00:14:16,956 --> 00:14:19,292 おばあ様を助け…。 185 00:14:19,292 --> 00:14:21,961 言うな! その先は言ってはならぬ。 186 00:14:21,961 --> 00:14:24,797 これ以上 罪を重ねてはならぬ! 187 00:14:24,797 --> 00:14:29,802 罪? 私は 罪を犯したのですか? 188 00:14:29,802 --> 00:14:32,905 そうだ。 あれは領主一族の中でも➡ 189 00:14:32,905 --> 00:14:36,743 深刻な罪を犯した者を 幽閉しておくための塔で➡ 190 00:14:36,743 --> 00:14:42,248 アウブである私の許可なく立ち入れば 領主への反逆とみなされる! 191 00:14:42,248 --> 00:14:44,250 なっ! (2人)え…。 192 00:14:44,250 --> 00:14:48,588 そのようなことは あの場にいた誰も…。 193 00:14:48,588 --> 00:14:52,425 其方は誘導されたのだ。 誘導? 194 00:14:52,425 --> 00:14:56,262 かくれんぼ自体 旧ヴェローニカ派の集まる場に➡ 195 00:14:56,262 --> 00:14:58,931 其方を連れ出すための 口実であろう。 196 00:14:58,931 --> 00:15:00,933 そんな…。 197 00:15:00,933 --> 00:15:03,603 《いつか リヒャルダが言ってくれた言葉を➡ 198 00:15:03,603 --> 00:15:05,605 私は思い出していた》 199 00:15:05,605 --> 00:15:08,775 ((くれぐれも子供の後ろには 親が付いていることを➡ 200 00:15:08,775 --> 00:15:11,277 忘れないで下さいませ)) 201 00:15:11,277 --> 00:15:14,947 だ… だって ローゼマインが陰謀を…。 202 00:15:14,947 --> 00:15:18,785 陰謀を巡らせ 領内に混乱をもたらしたのは➡ 203 00:15:18,785 --> 00:15:22,288 ヴェローニカ様の方なのですよ ヴィルフリート。 204 00:15:22,288 --> 00:15:25,792 何を言い出すのです 母上? 205 00:15:25,792 --> 00:15:31,130 母上と叔父上が罪を犯し ローゼマインに危害を加えようとした。 206 00:15:31,130 --> 00:15:34,066 だから私はローゼマインを守る為に➡ 207 00:15:34,066 --> 00:15:36,569 養女にしたのだ。 え? 208 00:15:36,569 --> 00:15:40,072 (フェルディナンド) 真実は 人の数だけ存在する。 209 00:15:40,072 --> 00:15:45,244 ローゼマイン 君の真実を教えてやれ。 210 00:15:45,244 --> 00:15:47,246 それ迄わたくしは➡ 211 00:15:47,246 --> 00:15:50,750 神殿で下町の者と 本作りをしていました。 212 00:15:50,750 --> 00:15:54,086 <ローゼマイン:私は 領主の養女になる時に作った➡ 213 00:15:54,086 --> 00:15:56,589 設定に沿って 話をした> 214 00:15:56,589 --> 00:16:01,093 領主の養女になる事が決まると 下町に降りることも➡ 215 00:16:01,093 --> 00:16:04,597 下町の者と接することも 禁止されました。 216 00:16:04,597 --> 00:16:10,102 奪われたものは他にもありますが 自由を失いました。 217 00:16:10,102 --> 00:16:12,939 これがわたくしの真実です。 218 00:16:12,939 --> 00:16:14,941 違う…。 219 00:16:14,941 --> 00:16:18,110 おばあ様の言っていたことと… 違う! 220 00:16:18,110 --> 00:16:22,782 だが 其方はその話を信じ ローゼマインを侮辱し➡ 221 00:16:22,782 --> 00:16:25,284 禁じられている塔に入った。 222 00:16:25,284 --> 00:16:28,788 処分を受ける覚悟は あるのだろうな。 223 00:16:28,788 --> 00:16:30,790 処分…。 224 00:16:30,790 --> 00:16:36,996 廃嫡にして神殿に入れるか 塔に幽閉するのが妥当であろう。 225 00:16:42,568 --> 00:16:46,405 やっとあなたを この手に取り戻したのに…。 226 00:16:46,405 --> 00:16:48,741 廃 嫡…。 227 00:16:48,741 --> 00:16:51,577 お兄様…。 228 00:16:51,577 --> 00:16:55,581 《ここは 姉としての頑張りどころ…》 229 00:16:55,581 --> 00:17:00,086 養父様 ヴィルフリート兄様は 唆されただけです! 230 00:17:00,086 --> 00:17:04,924 わたくしが兄様の立場ならば 同じことをしたかもしれません。 231 00:17:04,924 --> 00:17:10,596 だって 兄様にとってヴェローニカ様は 大事な家族なのですから。 232 00:17:10,596 --> 00:17:14,600 家族か… 本当に君は甘いな。 233 00:17:14,600 --> 00:17:18,771 養父様 確かに兄様は塔に入りましたが➡ 234 00:17:18,771 --> 00:17:21,107 明らかに誘導された結果です。 235 00:17:21,107 --> 00:17:24,210 それでも 罪に問われるのですか? 236 00:17:27,446 --> 00:17:30,616 <ローゼマイン:それから ヴィルフリート兄様の処分について➡ 237 00:17:30,616 --> 00:17:32,885 話し合いが行われた> 238 00:17:32,885 --> 00:17:36,889 難しいな。 どう 難しいのだ。 239 00:17:36,889 --> 00:17:41,561 多くの人間が関わりすぎていて 敵の狙いがわからぬ。 240 00:17:41,561 --> 00:17:46,565 それに あの塔は扉さえ開けば 他の者も入れるのだ。 241 00:17:46,565 --> 00:17:49,235 そうなのか? (フェルディナンド)そうだ。 242 00:17:49,235 --> 00:17:52,738 それなのに 幽閉された其方の祖母を➡ 243 00:17:52,738 --> 00:17:54,740 助け出すでもなかった。 244 00:17:54,740 --> 00:17:56,742 (一同)あ…。 245 00:17:56,742 --> 00:18:00,913 《そもそも 塔の存在を知る者は 限られていて》 246 00:18:00,913 --> 00:18:03,416 (フェルディナンド) 塔には結界が張ってあるので➡ 247 00:18:03,416 --> 00:18:05,918 番人は置いていないそうだ。 248 00:18:09,589 --> 00:18:14,427 旧ヴェローニカ派は ヴィルフリートを 派閥の旗頭にしたいのだろうと➡ 249 00:18:14,427 --> 00:18:16,429 私は考えていた。 250 00:18:16,429 --> 00:18:20,433 それならば 可愛がってくれた 祖母の現状を吹き込んで➡ 251 00:18:20,433 --> 00:18:27,106 両親との間にひびを入れることは 心理戦としては有効な手段だ。 252 00:18:27,106 --> 00:18:31,444 だが このままでは廃嫡か処刑だ。 253 00:18:31,444 --> 00:18:35,381 目的はむしろ ヴィルフリートの排除に思える。 254 00:18:35,381 --> 00:18:41,053 それならば 連れ出した時点で 消すのが一番ではないか。 255 00:18:41,053 --> 00:18:44,390 (フェルディナンド) ヴィルフリートを陥れることは前座で➡ 256 00:18:44,390 --> 00:18:48,227 その後に本命の計画が 動き出すのではないか…。 257 00:18:48,227 --> 00:18:50,229 うーむ…。 258 00:18:50,229 --> 00:18:52,898 一体狙いは何なのだ。 259 00:18:52,898 --> 00:18:57,069 (ローゼマイン)完全に嫌がらせですよね。 260 00:18:57,069 --> 00:18:59,238 嫌がらせ? そうです。 261 00:18:59,238 --> 00:19:02,241 現に家族関係にはひびが入り➡ 262 00:19:02,241 --> 00:19:06,412 養父様は兄様への処遇に 頭を悩ませています。 263 00:19:06,412 --> 00:19:10,750 ですが どう処分しても 貴族の不満は出てくるでしょう。 264 00:19:10,750 --> 00:19:14,754 かといって 関わった貴族を 一斉に処分するほどの➡ 265 00:19:14,754 --> 00:19:18,758 魔力的な余裕はない。 放置しておくのも危険。 266 00:19:18,758 --> 00:19:22,428 どう転んでも エーレンフェストのためになりません。 267 00:19:22,428 --> 00:19:26,599 つまり… 外部からの 嫌がらせだと思うのです。 268 00:19:26,599 --> 00:19:32,104 なるほど… 貴族の対立ではなく 外部からの嫌がらせか。 269 00:19:32,104 --> 00:19:34,373 其方 意外と賢いな。 270 00:19:34,373 --> 00:19:36,375 《意外と?》 271 00:19:36,375 --> 00:19:41,047 だとすれば 目的は 領主の権威に傷をつけることか? 272 00:19:41,047 --> 00:19:45,718 あるいは… エーレンフェストの魔力を削ぐこと。 273 00:19:45,718 --> 00:19:50,723 この場合 兄様を排除したり 関わった貴族を処分することは➡ 274 00:19:50,723 --> 00:19:53,559 相手を喜ばせる結果になります。 275 00:19:53,559 --> 00:19:56,896 まずは現状維持で 情報を収集して➡ 276 00:19:56,896 --> 00:20:01,400 それからどう処分した方がよいか 考えればよいと思います。 277 00:20:01,400 --> 00:20:03,402 お姉様…。 278 00:20:03,402 --> 00:20:07,406 いや 全く何の咎めも ないわけにはいかぬ。 279 00:20:07,406 --> 00:20:11,110 ヴィルフリートへの処分は絶対に必要だ。 280 00:20:13,245 --> 00:20:16,248 《シャルロッテに良いところを見せたい。 281 00:20:16,248 --> 00:20:19,652 何かひねり出せ 私…》 282 00:20:22,254 --> 00:20:24,256 《そうだ これだ!》 283 00:20:24,256 --> 00:20:28,094 では 記憶を覗く魔術具を 使いましょう。 284 00:20:28,094 --> 00:20:30,096 <ローゼマイン:記憶を覗く魔術具は➡ 285 00:20:30,096 --> 00:20:33,933 本来重大な犯罪者に対して使う 魔術具だ> 286 00:20:33,933 --> 00:20:37,770 あれなら処罰を下した印象を 与えることが出来ますし➡ 287 00:20:37,770 --> 00:20:40,272 敵を特定することができます。 288 00:20:40,272 --> 00:20:45,778 それに 敢えて泳がせているように 見せることも出来るな…。 289 00:20:48,614 --> 00:20:54,787 敵と特定出来た貴族に処罰を与え ヴィルフリートを次期領主から外す。 290 00:20:54,787 --> 00:20:58,124 これでどうだ ジルヴェスター。 291 00:20:58,124 --> 00:21:02,962 ヴィルフリート 其方を 重大な罪を犯した者として扱い➡ 292 00:21:02,962 --> 00:21:05,798 魔術具を使い記憶を探る。 293 00:21:05,798 --> 00:21:09,135 同時に 次期領主の内定を取り消す。 294 00:21:09,135 --> 00:21:11,470 これを今回の処分とする。 295 00:21:11,470 --> 00:21:15,141 以後 迂闊な行動は取らないように。 296 00:21:15,141 --> 00:21:18,310 はい。 よかった。 297 00:21:18,310 --> 00:21:20,646 (足音) 298 00:21:20,646 --> 00:21:22,648 ヴィルフリート。 299 00:21:22,648 --> 00:21:26,152 あなたがまだ わたくしの手元に 残ってくれるだけで➡ 300 00:21:26,152 --> 00:21:29,989 本当に嬉しいです。 301 00:21:29,989 --> 00:21:31,991 ローゼマイン…。 302 00:21:31,991 --> 00:21:34,426 私はおばあ様が好きだが➡ 303 00:21:34,426 --> 00:21:37,930 おばあ様が間違っていたと 今はわかった。 304 00:21:37,930 --> 00:21:41,100 其方を疑って悪かった。 すまぬ。 305 00:21:41,100 --> 00:21:43,769 もうよいのですよ 兄様。 306 00:21:43,769 --> 00:21:46,438 お姉様 すごいです! 307 00:21:46,438 --> 00:21:50,442 わたくし お姉様を尊敬いたします! 308 00:21:52,611 --> 00:21:57,716 《ローゼマイン:やったよ! 私 尊敬されるお姉様になれたよ!》 309 00:22:00,953 --> 00:22:04,623 ヴィルフリート 其方には領主の子として➡ 310 00:22:04,623 --> 00:22:07,459 消し難い汚点が残ったことになる。 311 00:22:07,459 --> 00:22:09,461 だが 腐らずに➡ 312 00:22:09,461 --> 00:22:12,631 このまま努力することが出来れば 伸びるだろう。 313 00:22:12,631 --> 00:22:16,135 其方の素直さは得難い美点だ。 314 00:22:18,304 --> 00:22:20,973 努力します! フェルディ…。 315 00:22:20,973 --> 00:22:24,810 いえ 叔父上。 316 00:22:24,810 --> 00:22:28,814 《ローゼマイン:ヴィルフリート兄様と 同じ失敗をしない為にも➡ 317 00:22:28,814 --> 00:22:33,085 お母様が作ってくれた貴族のリストを 真剣に覚えなければ➡ 318 00:22:33,085 --> 00:22:35,588 と私は肝に銘じた》