1 00:00:01,000 --> 00:00:03,957 <ヴィルフリート ボニファティウスと共に➡ 2 00:00:03,957 --> 00:00:06,825 城の留守を預かった ローゼマイン> 3 00:00:06,825 --> 00:00:11,330 <領主会議を終えた 領主夫妻が帰還する> 4 00:00:12,825 --> 00:00:14,957 (ローゼマイン・ヴィルフリート) おかえりなさいませ。 5 00:00:14,957 --> 00:00:17,066 (フロレンツィア)只今 戻りました。 6 00:00:17,066 --> 00:00:20,462 2人共 お役目は きちんと果たせたかしら? 7 00:00:20,462 --> 00:00:22,759 (ヴィルフリート)もちろんです 母上! 8 00:00:22,759 --> 00:00:25,462 毎日きちんと魔力供給をしました。 9 00:00:25,462 --> 00:00:28,660 (ローゼマイン) 兄様も だいぶ慣れましたよね。 10 00:00:28,660 --> 00:00:32,693 (ボニファティウス) うむ。なかなかの頑張りだったぞ。 11 00:00:34,726 --> 00:00:37,726 偉いわ ヴィルフリート。 12 00:00:37,726 --> 00:00:42,693 ♬〜 13 00:00:42,693 --> 00:00:44,726 うう…。 14 00:00:44,726 --> 00:00:46,429 (カルステッド)ふ〜っ…。 15 00:00:46,429 --> 00:00:48,726 何ですか 養父様!? 16 00:00:48,726 --> 00:00:50,924 (ジルヴェスター)其方のせいだ。 17 00:00:53,231 --> 00:00:55,561 ぷ ぷひっ? 18 00:01:02,000 --> 00:01:08,891 ♬〜 19 00:01:08,891 --> 00:01:26,297 ♬〜 20 00:01:26,297 --> 00:01:33,330 ♬〜 21 00:01:33,330 --> 00:01:53,330 ♬〜 22 00:01:53,330 --> 00:02:00,924 ♬〜 23 00:02:00,924 --> 00:02:04,759 ♬〜 24 00:02:04,759 --> 00:02:12,924 ♬〜 25 00:02:12,924 --> 00:02:18,957 ♬〜 26 00:02:18,957 --> 00:02:31,000 ♬〜 27 00:02:33,000 --> 00:02:37,000 ♬〜 28 00:02:39,924 --> 00:02:43,891 叔父上が亡くなったことを 姉上に知らせたそうだな。 29 00:02:43,891 --> 00:02:49,033 何のことを仰ってるのか 全くわからないのですが…。 30 00:02:49,033 --> 00:02:55,099 養父様の叔父上は 前神殿長ですよね。でも 姉上? 31 00:02:55,099 --> 00:02:59,198 アーレンスバッハに嫁いだ 一番上の姉上だ。 32 00:02:59,198 --> 00:03:04,396 養父様に 何人きょうだいが いるのかも教えられていませんよ。 33 00:03:04,396 --> 00:03:09,099 新しい神殿長が知らせてくれたと 姉上が仰った。 34 00:03:09,099 --> 00:03:11,693 絶対に其方が伝えているはずだ。 35 00:03:11,693 --> 00:03:17,462 神殿長として お返事した 手紙の中の誰かなんて…➡ 36 00:03:17,462 --> 00:03:21,330 あ!あの魔術具の手紙!? 37 00:03:21,330 --> 00:03:25,462 それだ! そうか 其方は知らなかったか。 38 00:03:25,462 --> 00:03:27,825 そのお姉様と何が…? 39 00:03:27,825 --> 00:03:31,924 姉上は 叔父上にとても可愛がられていた。 40 00:03:31,924 --> 00:03:34,594 嫁いでからも 交流があったらしい。➡ 41 00:03:34,594 --> 00:03:38,231 それなのに 訃報を 知らされないのは酷いと➡ 42 00:03:38,231 --> 00:03:41,594 領主会議の間 散々なじられたのだ。 43 00:03:41,594 --> 00:03:44,330 それで 疲れてらっしゃったのですか…。 44 00:03:44,330 --> 00:03:49,297 はぁ…。そういうわけで 夏の終わりに墓参りに来る。 45 00:03:49,297 --> 00:03:53,165 知らせてくれた其方にも 礼を言いたいと言っていたぞ。 46 00:03:53,165 --> 00:03:57,561 わざわざお礼を言いに 来てくださるのですね。律儀な方。 47 00:03:57,561 --> 00:04:00,264 (ジルヴェスター)全く分かってないな。 え? 48 00:04:00,264 --> 00:04:02,660 あの姉上のことだ。 49 00:04:02,660 --> 00:04:06,231 其方が原因で 叔父上が 捕らえられたことを知れば➡ 50 00:04:06,231 --> 00:04:09,165 心を抉るような嫌味を言うぞ。 51 00:04:09,165 --> 00:04:11,726 え〜っ! アーレンスバッハは➡ 52 00:04:11,726 --> 00:04:14,330 エーレンフェストより 上位の領地だ。 53 00:04:14,330 --> 00:04:18,033 機嫌を損ねたら 外交上の問題にもなりかねん。 54 00:04:18,033 --> 00:04:23,033 律儀ではなく 恨みがましくて 面倒な人なのですね…。 55 00:04:23,033 --> 00:04:26,264 (ジルヴェスター)くれぐれも気をつけろ。 はい…。 56 00:04:26,264 --> 00:04:29,957 これで話は終わりだ… と 言いたいところだが➡ 57 00:04:29,957 --> 00:04:34,165 姉上の件の他に もうひとつ重要な知らせがある。 58 00:04:34,165 --> 00:04:37,693 なんでしょう? 今年の星結びを機に➡ 59 00:04:37,693 --> 00:04:40,759 フェルディナンドを 還俗させたいと思っている。 60 00:04:40,759 --> 00:04:43,660 フェルディナンド様を 貴族に戻す!? 61 00:04:43,660 --> 00:04:47,660 ちょっと待ってください! 神殿を潰すおつもりですか!? 62 00:04:47,660 --> 00:04:50,726 ハハッ。 笑い事ではありませんよ! 63 00:04:50,726 --> 00:04:55,825 (カルステッド)ん? 現在 神殿の運営は フェルディナンド様が中心です。 64 00:04:55,825 --> 00:04:58,396 後進が育ちきっていない今➡ 65 00:04:58,396 --> 00:05:01,330 そんなことがあっては 立ちゆきません。 66 00:05:01,330 --> 00:05:05,429 何より フェルディナンド様が いなくなると わたくしの負担が➡ 67 00:05:05,429 --> 00:05:08,957 とんでもないことになります。 絶対倒れます! 68 00:05:08,957 --> 00:05:12,462 う〜ん…それは確かに大問題だな。 69 00:05:12,462 --> 00:05:15,957 うん。 わかっていただけてよかったです。 70 00:05:15,957 --> 00:05:17,957 しかし…。 ん? 71 00:05:17,957 --> 00:05:21,825 フェルディナンドが 神殿にいる理由を知っているか? 72 00:05:21,825 --> 00:05:24,858 色々な情報を繋ぎ合わせると➡ 73 00:05:24,858 --> 00:05:28,000 養父様のお母様の 嫌がらせから逃れるために➡ 74 00:05:28,000 --> 00:05:32,066 神殿へ入ったみたいですけれど… 詳しくは。 75 00:05:34,495 --> 00:05:36,825 元々厳しい人だったが➡ 76 00:05:36,825 --> 00:05:41,330 先代が亡くなる少し前から ヴェローニカ様の悪意は➡ 77 00:05:41,330 --> 00:05:44,825 フェルディナンドが命の危険を 感じるほどになった。 78 00:05:44,825 --> 00:05:49,264 母上は フェルディナンドが 先代の死を望み➡ 79 00:05:49,264 --> 00:05:52,396 領主の座を狙っていると 主張し続けた。 80 00:05:52,396 --> 00:05:55,561 《被害妄想にも程があるよ…》 81 00:05:55,561 --> 00:05:57,957 (ジルヴェスター)2人を離すため フェルディナンドに➡ 82 00:05:57,957 --> 00:06:01,297 神殿へ入るよう 言ったのは私だ。 え! 83 00:06:01,297 --> 00:06:04,594 父上が亡くなり 私が領主になっても➡ 84 00:06:04,594 --> 00:06:07,429 母上は変わらなかった。 85 00:06:07,429 --> 00:06:11,033 フェルディナンドを このままにしておきたくないのだ。 86 00:06:11,033 --> 00:06:15,891 (フェルディナンド) は〜っ…まだ気に病んでいたのか。 面倒くさい。 87 00:06:15,891 --> 00:06:19,396 どうされますか? どう とは? 88 00:06:19,396 --> 00:06:22,297 養父様の後悔はわかりました。 89 00:06:22,297 --> 00:06:25,627 ですが 神官長の健康を考えれば➡ 90 00:06:25,627 --> 00:06:28,627 環境を変えない方が よいと思うのです。 91 00:06:28,627 --> 00:06:33,033 還俗するのが嫌なら わたくし 養父様に進言いたします。 92 00:06:33,033 --> 00:06:37,627 いや その必要はない。 一度還俗させ➡ 93 00:06:37,627 --> 00:06:41,792 君と同じく領主命令として 神殿へ送り出すのだろう。 94 00:06:41,792 --> 00:06:44,924 神官長としての立場が 変わらないなら➡ 95 00:06:44,924 --> 00:06:48,165 君にとって損はない。 ん…。 96 00:06:48,165 --> 00:06:51,693 何より 私についていることで➡ 97 00:06:51,693 --> 00:06:56,231 エックハルトやユストクスは つまらぬ悪意に晒されている。 98 00:06:56,231 --> 00:06:59,594 彼らの名誉のためにも 還俗は有益だ。 99 00:06:59,594 --> 00:07:02,363 神官長。 なんだ? 100 00:07:02,363 --> 00:07:05,033 周囲の損得ではなくて➡ 101 00:07:05,033 --> 00:07:09,099 神官長自身がどう思っているのか 尋ねているのですけれど? 102 00:07:09,099 --> 00:07:11,363 私の意思? 103 00:07:11,363 --> 00:07:14,660 どうされますか? 104 00:07:14,660 --> 00:07:19,165 どうせ執務の手伝いで 城へ駆り出されることは変わらぬ。 105 00:07:19,165 --> 00:07:22,594 ならば 利点の多い方を 選択するべきだ。 106 00:07:22,594 --> 00:07:24,891 《本当は「するべき」じゃなくて➡ 107 00:07:24,891 --> 00:07:28,099 「したい」って言葉が 欲しいんだけど》 108 00:07:28,099 --> 00:07:29,594 わかりました。 109 00:07:29,594 --> 00:07:31,858 それが神官長の意見なら。 110 00:07:31,858 --> 00:07:33,726 うん。 111 00:07:33,726 --> 00:07:36,363 還俗は 星結びの儀式で➡ 112 00:07:36,363 --> 00:07:40,165 貴族達が集まっている時に 発表したいそうです。 113 00:07:40,165 --> 00:07:44,957 還俗した後は 正式にわたくしの 後見人になると伺いました。 114 00:07:44,957 --> 00:07:49,726 君の後見人か。 還俗は早まったかもしれぬな。 115 00:07:49,726 --> 00:07:52,000 どういう意味ですか!? 116 00:07:52,000 --> 00:07:54,429 そのままの意味だが? 117 00:07:54,429 --> 00:07:56,165 む〜。 118 00:07:56,165 --> 00:07:58,858 <それから お城での販売会や➡ 119 00:07:58,858 --> 00:08:03,363 星結びの儀式に向けて 準備を整えていく> 120 00:08:07,528 --> 00:08:11,660 《ブリギッテの衣装 みんなに 受け入れてもらえますように》 (ドアが開く音) 121 00:08:11,660 --> 00:08:13,660 (貴族女性達)きゃああ…! え? 122 00:08:16,000 --> 00:08:18,000 (ジルヴェスター) 来たか フェルディナンド。 123 00:08:18,000 --> 00:08:21,660 《そういえば なんでマントの色 違うんだろう?》 124 00:08:21,660 --> 00:08:37,165 ♬〜 125 00:08:37,165 --> 00:08:39,429 (貴族女性達)ああ…! 126 00:08:39,429 --> 00:08:44,165 ハハハ…還俗すれば 結婚もできるのですよね? 127 00:08:44,165 --> 00:08:47,495 お相手探しをしなくても 良いのですか? 128 00:08:47,495 --> 00:08:52,165 無駄だ。ここには 魔力の釣り合う女性がいない。 129 00:08:52,165 --> 00:08:54,825 お1人も? うむ。 130 00:08:54,825 --> 00:08:59,165 魔力が高すぎるというのも 困りものですね…。 131 00:08:59,165 --> 00:09:01,825 ならば フェルディナンドが ローゼマインを➡ 132 00:09:01,825 --> 00:09:05,231 娶れば良いのではないか? 133 00:09:05,231 --> 00:09:09,000 成長すれば 魔力も釣り合うだろう。 134 00:09:09,000 --> 00:09:14,495 この問題児の面倒を 一生見ろと?どういう嫌がらせだ。 135 00:09:14,495 --> 00:09:19,000 仰る通りですよ!こんなお小言を ずっと聞かされるなんて➡ 136 00:09:19,000 --> 00:09:22,000 嫌がらせ以外の 何物でもありません! 137 00:09:22,000 --> 00:09:26,330 息は ぴったりだな。 ええ 本当に。 138 00:09:26,330 --> 00:09:29,495 ローゼマイン 貴族院に行っている間が➡ 139 00:09:29,495 --> 00:09:33,000 一番 魔力の釣り合う相手の 豊富な時期だ。 140 00:09:33,000 --> 00:09:36,000 本性を隠して 真剣に相手を探しなさい。 141 00:09:36,000 --> 00:09:40,495 大きな図書館を持つ相手を 探す努力ならば致します。 142 00:09:40,495 --> 00:09:43,825 勝手に領地の一大事を決めるな! 143 00:09:43,825 --> 00:09:47,000 フェルディナンドに そのような 許可を出す権限はないぞ! 144 00:09:47,000 --> 00:09:49,660 何を言う。私は正式に➡ 145 00:09:49,660 --> 00:09:53,495 ローゼマインの 後見人になるのだぞ。 146 00:09:53,495 --> 00:09:56,825 後見人は親同然ですものね? 147 00:09:59,000 --> 00:10:00,495 (2人)フフ…。 148 00:10:00,495 --> 00:10:02,000 (貴族男性達)おお…! 149 00:10:02,000 --> 00:10:03,495 わぁ…! 150 00:10:03,495 --> 00:10:11,000 ♬〜 151 00:10:11,000 --> 00:10:12,495 素敵…。 152 00:10:12,495 --> 00:10:21,000 ♬〜 153 00:10:21,000 --> 00:10:23,000 (ダームエル)ああ…。 154 00:10:23,000 --> 00:10:27,000 去年の女性騎士と 同一人物とは思えんな。 155 00:10:27,000 --> 00:10:31,660 うふふん!わたくしの護衛騎士は 美しいでしょう? 156 00:10:35,165 --> 00:10:38,165 只今より 星結びの儀式を始める。 157 00:10:38,165 --> 00:10:40,495 新郎新婦は これへ! 158 00:10:42,495 --> 00:10:46,825 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜らん。 159 00:10:54,825 --> 00:10:57,660 《ふぅ お仕事完了》 160 00:11:00,000 --> 00:11:02,330 《ここからは大人の時間だ》 161 00:11:02,330 --> 00:11:05,825 《役目を終えた私は すぐさま退場…》 162 00:11:09,330 --> 00:11:12,495 《ヘタレてる場合じゃないよ ダームエル!》 163 00:11:12,495 --> 00:11:14,495 (リヒャルダ)姫様。 あ? 164 00:11:17,330 --> 00:11:19,660 わ わかりました…。 165 00:11:23,165 --> 00:11:25,825 《うぅ 気になる…。➡ 166 00:11:25,825 --> 00:11:29,495 ダームエルとブリギッテ どうなっちゃうの!?》 167 00:11:29,495 --> 00:11:34,000 ♬〜 168 00:11:38,000 --> 00:11:47,495 ♬〜 169 00:11:47,495 --> 00:11:49,660 どうぞ お母様。 170 00:11:49,660 --> 00:11:51,660 (エルヴィーラ)はぁ…。 171 00:11:51,660 --> 00:11:53,660 お母様? 172 00:11:53,660 --> 00:11:56,495 あら ごめんなさい。 173 00:11:58,495 --> 00:12:00,495 はぁ…。 174 00:12:00,495 --> 00:12:05,495 あの 具合が悪いのでしたら お茶会は日を改めてでも。 175 00:12:05,495 --> 00:12:07,825 そうではありません。 176 00:12:07,825 --> 00:12:12,825 昨夜のブリギッテを思い出すと 胸が締め付けられるようで…。 177 00:12:12,825 --> 00:12:15,165 何かあったのですか? 178 00:12:15,165 --> 00:12:21,000 昨夜のブリギッテ それはもう素敵でしたよ。 179 00:12:21,000 --> 00:12:23,165 回想 (エルヴィーラ)<ことの起こりは➡ 180 00:12:23,165 --> 00:12:27,495 フェルディナンド様の還俗の 通達が終わって すぐでした> 181 00:12:27,495 --> 00:12:30,660 (ハスハイト)エルヴィーラ様。 182 00:12:30,660 --> 00:12:34,660 (エルヴィーラ) <ハスハイト… ブリギッテの元婚約者が➡ 183 00:12:34,660 --> 00:12:37,165 彼女の前に現れたのです> 184 00:12:37,165 --> 00:12:41,330 (ハスハイト) エルヴィーラ様 時の女神によって紡がれた私と➡ 185 00:12:41,330 --> 00:12:44,000 ブリギッテ様の糸が 交わったようです。 186 00:12:44,000 --> 00:12:48,330 少しお時間を頂戴しても よろしいでしょうか? 187 00:12:52,000 --> 00:12:54,825 止める理由はありませんわ。 188 00:12:54,825 --> 00:12:58,660 わたくしの 目の届く範囲であれば…ですが。 189 00:13:01,330 --> 00:13:03,825 (ブリギッテ) わたくしに何のご用でしょうか。 190 00:13:03,825 --> 00:13:07,330 随分と冷たい言葉ではないか。 191 00:13:07,330 --> 00:13:12,165 以前 婚約を破棄された時に 傷ついた私の心を➡ 192 00:13:12,165 --> 00:13:14,594 この上 凍りつかせようとでも? 193 00:13:14,594 --> 00:13:17,000 (エルヴィーラ) <怒りに震えるブリギッテ。➡ 194 00:13:17,000 --> 00:13:21,000 それもそのはず ブリギッテが 婚約を破棄したのは➡ 195 00:13:21,000 --> 00:13:23,330 ハスハイトが 彼女の兄➡ 196 00:13:23,330 --> 00:13:27,165 ギーベ・イルクナーの座を 手にしようとしたからなのです> 197 00:13:27,165 --> 00:13:33,000 どのような仕打ちを受けようと 私は貴女を思っている。 198 00:13:33,000 --> 00:13:35,330 命の神エーヴィリーベ以外に➡ 199 00:13:35,330 --> 00:13:38,000 痩せ衰えた土の女神 ゲドゥルリーヒを➡ 200 00:13:38,000 --> 00:13:41,330 得たいと思う者は いないのだ。 201 00:13:41,330 --> 00:13:46,165 ブリギッテ。 今度こそ私を受け入れてほしい。 202 00:13:46,165 --> 00:13:52,660 私ならば 傷ついた貴女の名誉を 回復させることもできるのだから。 203 00:13:52,660 --> 00:13:57,660 ⚟おや ハスハイト様は 座学が不得手でしたか?⚞ 204 00:13:57,660 --> 00:14:00,660 ⚟たとえ痩せ衰えた ゲドゥルリーヒでも➡ 205 00:14:00,660 --> 00:14:03,495 求める者は数多く存在します⚞ 206 00:14:03,495 --> 00:14:07,000 ⚟ほら行け ダームエル!⚞ 207 00:14:07,000 --> 00:14:10,165 (ダームエル)あっ えっと その…。 208 00:14:10,165 --> 00:14:12,495 (ハスハイト)はぁ…。 209 00:14:14,495 --> 00:14:17,000 ブリギッテは中級貴族だ。 210 00:14:17,000 --> 00:14:20,165 下級貴族の其方の出る幕ではない。 211 00:14:20,165 --> 00:14:22,165 は はぁ…。 212 00:14:22,165 --> 00:14:24,660 (ハスハイト)少しは身分を弁えよ。 213 00:14:30,330 --> 00:14:33,330 (ダームエル)身分を…。 なに? 214 00:14:33,330 --> 00:14:38,495 身分を弁えて引き下がった結果 私は罰を受けました。 215 00:14:38,495 --> 00:14:41,330 騎士は 守るべき者がいる時に➡ 216 00:14:41,330 --> 00:14:43,825 身分を理由に 引き下がってはならない。 217 00:14:43,825 --> 00:14:47,330 故に 私が引くことはできません。 218 00:14:54,825 --> 00:14:58,660 天上の最上位におわす 夫婦神のお導きにより➡ 219 00:14:58,660 --> 00:15:02,495 私は貴女に出会えました。 220 00:15:02,495 --> 00:15:04,495 ブリギッテには私の➡ 221 00:15:04,495 --> 00:15:07,165 光の女神であってほしいと 願っています。 222 00:15:07,165 --> 00:15:09,660 ですが…。 223 00:15:09,660 --> 00:15:12,330 下級貴族である私を➡ 224 00:15:12,330 --> 00:15:15,495 心許なく思われることも 承知しています。 225 00:15:15,495 --> 00:15:19,495 ですから 1年後までに 釣り合うよう魔力を上げ➡ 226 00:15:19,495 --> 00:15:23,000 正式に求婚したいと 考えています。 227 00:15:23,000 --> 00:15:28,000 それまで どなたの求婚も受けずに 待っていてくださいませんか? 228 00:15:31,495 --> 00:15:35,330 (ハスハイト)気は済んだか?ならば 一刻も早く この場から…。 229 00:15:35,330 --> 00:15:37,330 ハスハイト様。 230 00:15:37,330 --> 00:15:40,165 大変申し訳ございません。 231 00:15:40,165 --> 00:15:43,561 痩せ衰えたゲドゥルリーヒを 求めて下さる方が➡ 232 00:15:43,561 --> 00:15:45,891 他にも いらっしゃったようです。 233 00:15:45,891 --> 00:15:47,396 なっ…! 234 00:15:47,396 --> 00:15:55,396 ♬〜 235 00:15:55,396 --> 00:15:59,891 ダームエルの申し出を とても嬉しく思いました。 236 00:15:59,891 --> 00:16:02,792 1年後を心待ちにしています。 237 00:16:07,792 --> 00:16:09,792 現在 昨夜の2人➡ 238 00:16:09,792 --> 00:16:13,165 まるで騎士物語が 演じられているようでした。 239 00:16:13,165 --> 00:16:17,594 え〜… 私の光の女神であってほしいは➡ 240 00:16:17,594 --> 00:16:21,396 「結婚してほしい」 ということで合ってます? 241 00:16:21,396 --> 00:16:23,957 (エルヴィーラ)はぁ…。 242 00:16:23,957 --> 00:16:27,528 《全然聞こえてない!》 243 00:16:27,528 --> 00:16:29,528 はぁ…。 244 00:16:32,165 --> 00:16:37,000 とはいえ ハスハイトに限らず 貴女の身の回りの者に➡ 245 00:16:37,000 --> 00:16:39,726 接近してくる貴族は 増えるでしょう。 246 00:16:39,726 --> 00:16:41,726 と いうと…? 247 00:16:41,726 --> 00:16:46,231 フェルディナンド様の還俗と 後見が発表されたことで➡ 248 00:16:46,231 --> 00:16:50,462 ヴェローニカ派の貴族は 権力を失うことが確定しました。 249 00:16:50,462 --> 00:16:53,495 わたくしの権力を目当てに➡ 250 00:16:53,495 --> 00:16:55,726 寄る辺を失った ヴェローニカ派が➡ 251 00:16:55,726 --> 00:16:58,231 すり寄って来る ということですか…? 252 00:16:58,231 --> 00:17:00,891 ヴェローニカ派だけでは ありません。 253 00:17:00,891 --> 00:17:04,594 あらゆる貴族が です。 254 00:17:04,594 --> 00:17:06,759 これからは より一層➡ 255 00:17:06,759 --> 00:17:09,363 気を引き締めていかなければ なりません。 256 00:17:09,363 --> 00:17:11,363 はい。 257 00:17:16,594 --> 00:17:21,099 兄との面会時間を取って下さり ありがとう存じます。 258 00:17:21,099 --> 00:17:25,594 わたくしもギーベ・イルクナーには 会いたいと思っていたのです。 259 00:17:27,924 --> 00:17:30,363 (騎士)1年後 楽しみだな! 260 00:17:33,924 --> 00:17:36,924 お城中に広まっていますね。 261 00:17:36,924 --> 00:17:41,660 ダームエルは わたくしの名誉を 守って下さっただけですのにね。 262 00:17:41,660 --> 00:17:43,165 え!? 263 00:17:43,165 --> 00:17:45,924 《本気だと思われてない!?》 264 00:17:45,924 --> 00:17:49,429 でも 十分嬉しかったです。 265 00:17:49,429 --> 00:17:52,165 あ ああ…。 266 00:17:52,165 --> 00:17:57,891 《1年後か…魔力の成長 間に合うといいんだけど》 267 00:18:03,924 --> 00:18:08,561 (ギーベ・イルクナー) この度は ブリギッテに 新しい衣装を賜りましたこと➡ 268 00:18:08,561 --> 00:18:10,858 感謝の念に堪えません。 269 00:18:10,858 --> 00:18:15,297 お礼となるかは わかりませんが イルクナーへお越しください。 270 00:18:15,297 --> 00:18:20,330 ぜひ!イルクナーには 常々伺いたいと思っていたのです。 271 00:18:22,330 --> 00:18:27,297 気を引き締めるようにと 言われたのではなかったのか? 272 00:18:27,297 --> 00:18:30,396 ローゼマイン。 ギーベ・イルクナーは➡ 273 00:18:30,396 --> 00:18:33,825 領主の養女の後援を ハスハイトに見せつけ➡ 274 00:18:33,825 --> 00:18:38,033 これから先に 面倒が起こらぬようにしたいのだ。 275 00:18:40,693 --> 00:18:43,957 それを踏まえた上で 返事をしなさい。 276 00:18:43,957 --> 00:18:47,528 構いません。 ローゼマイン様…!? 277 00:18:47,528 --> 00:18:51,396 イルクナーで植物紙の研究を させていただくことは➡ 278 00:18:51,396 --> 00:18:53,924 わたくしの利にも つながるのです。 279 00:18:53,924 --> 00:18:56,792 植物紙の研究…。 280 00:18:56,792 --> 00:19:00,495 印刷するためには 紙が必要ですもの。 281 00:19:00,495 --> 00:19:02,594 印刷業を広めるには➡ 282 00:19:02,594 --> 00:19:05,792 植物紙の工房を 作らなくてはなりません。 283 00:19:05,792 --> 00:19:09,792 それを イルクナーに お任せいただけるのですか? 284 00:19:09,792 --> 00:19:11,792 ええ。 285 00:19:11,792 --> 00:19:13,792 光栄です…! 286 00:19:13,792 --> 00:19:16,627 では わたくしの専属として➡ 287 00:19:16,627 --> 00:19:20,429 印刷業に携わる プランタン商会を呼びましょう。 288 00:19:20,429 --> 00:19:24,726 フェルディナンド様にも 改めて ご紹介させてくださいませ。 289 00:19:24,726 --> 00:19:27,561 うむ。 290 00:19:27,561 --> 00:19:30,495 <そして…> 291 00:19:35,363 --> 00:19:40,099 只今より プランタン商会による 販売会を開催します。 292 00:19:40,099 --> 00:19:45,396 ♬〜 293 00:19:45,396 --> 00:19:47,594 (ベンノ)ローゼマイン様。 ん? 294 00:19:47,594 --> 00:19:50,594 (ベンノ) 例の物の準備が整いました。 295 00:19:50,594 --> 00:19:53,726 わかりました。では 早速。 296 00:19:56,297 --> 00:20:00,528 これがフェルディナンド様が 演奏会で弾かれた楽譜…。 297 00:20:00,528 --> 00:20:03,231 大切になさってくださいね。 298 00:20:06,033 --> 00:20:08,759 ローゼマイン様 その…➡ 299 00:20:08,759 --> 00:20:12,759 演奏会で販売された 絵姿は ございませんの? 300 00:20:12,759 --> 00:20:15,891 ありません。 そうですか…。 301 00:20:15,891 --> 00:20:19,066 代わりと言っては何ですが…。 302 00:20:19,066 --> 00:20:26,825 ♬〜 303 00:20:26,825 --> 00:20:28,825 これは! 304 00:20:28,825 --> 00:20:31,957 騎士物語の特選挿絵集です。 305 00:20:33,957 --> 00:20:38,363 ちなみに この騎士物語は 虚構の作り話であり➡ 306 00:20:38,363 --> 00:20:42,891 登場する団体・人物などは 全て架空のものです。 307 00:20:42,891 --> 00:20:44,957 似て見えても別人なのです。 308 00:20:44,957 --> 00:20:50,264 では 魔石を姫に捧げる 騎士の物語を1冊。 309 00:20:52,264 --> 00:20:57,462 あぁ それにしても 絵の販売がないのが残念ですわね。 310 00:20:57,462 --> 00:21:00,957 フェルディナンド様に 禁止されましたので…。 311 00:21:00,957 --> 00:21:03,462 何とかならないかしら? 312 00:21:03,462 --> 00:21:07,561 そう言われましても 無理なものは無理なのです。 313 00:21:07,561 --> 00:21:11,231 お母様…わたくしには。 314 00:21:11,231 --> 00:21:14,363 あらっ そうね。そうだわ! 315 00:21:14,363 --> 00:21:17,132 ローゼマインには 無理なのですよね? 316 00:21:17,132 --> 00:21:22,297 そうです。困った事に わたくしは禁止されているのです。 317 00:21:22,297 --> 00:21:28,165 ローゼマイン アウブは印刷業を 広げたいと お考えなのですよね? 318 00:21:28,165 --> 00:21:30,891 ええ。 でしたら➡ 319 00:21:30,891 --> 00:21:34,693 わたくしのお兄様である ギーベ・ハルデンツェルに➡ 320 00:21:34,693 --> 00:21:37,792 可愛い娘の事業を お手伝い下さるよう➡ 321 00:21:37,792 --> 00:21:42,099 頼んでみましょう。 よろしくお願いします お母様。 322 00:21:42,099 --> 00:21:44,363 ええ ローゼマイン。 323 00:21:44,363 --> 00:21:47,033 うふ うふふふ…。 ひひひ…。 324 00:21:47,033 --> 00:21:50,000 ♬〜 325 00:21:50,000 --> 00:22:02,132 ♬〜 326 00:22:02,132 --> 00:22:11,363 ♬〜 327 00:22:11,363 --> 00:22:27,264 ♬〜 328 00:22:27,264 --> 00:22:47,000 ♬〜 329 00:22:47,000 --> 00:22:59,891 ♬〜 330 00:22:59,891 --> 00:23:18,000 ♬〜 331 00:23:20,000 --> 00:23:23,099 ♬〜 332 00:23:23,099 --> 00:23:24,693 ふんふん…。 333 00:23:24,693 --> 00:23:27,198 フェルディナンド様 素敵っ! 334 00:23:27,198 --> 00:23:30,099 フェルディナンド様 優雅〜っ! 335 00:23:30,099 --> 00:23:32,957 フェルディナンド様 麗しい〜! 336 00:23:32,957 --> 00:23:35,198 お母様 お母様。 337 00:23:35,198 --> 00:23:37,462 なんです?ローゼマイン。 338 00:23:42,594 --> 00:23:47,000 どう見ても フェルディナンド…。 違いま〜〜〜す!! 339 00:23:47,000 --> 00:23:51,000 ♬〜