1 00:00:01,134 --> 00:00:04,705 <寄付金集めの演奏会の 準備に追われる中➡ 2 00:00:04,705 --> 00:00:09,209 ローゼマインは ロウ原紙作りに取り組んでいた> 3 00:00:09,209 --> 00:00:12,212 (ルッツ)おはようございます ローゼマイン様。 4 00:00:12,212 --> 00:00:16,116 (ヨハン) マイ…ローゼマイン様? 5 00:00:16,116 --> 00:00:19,887 (ローゼマイン)突然呼び出してしまって ごめんなさいね ヨハン。 6 00:00:19,887 --> 00:00:23,857 わたくし もう気軽に出歩ける 身ではなくなってしまったのです。 7 00:00:23,857 --> 00:00:26,460 神殿長に就任したので。 8 00:00:26,460 --> 00:00:28,095 (ヨハン)し 神殿長!? 9 00:00:28,095 --> 00:00:30,430 ええ。ですから これからは➡ 10 00:00:30,430 --> 00:00:33,901 ヨハンに足を運んでもらうことに なるのですが…。 11 00:00:33,901 --> 00:00:36,703 い…いいえ!来ます!➡ 12 00:00:36,703 --> 00:00:39,573 工房に来てもらうなんて とんでもない! 13 00:00:39,573 --> 00:00:43,076 《ベンノさんの筋書き通り 今までの私は➡ 14 00:00:43,076 --> 00:00:46,446 青色巫女のお忍びだったと 信じてもらえたようだ》 15 00:00:46,446 --> 00:00:49,850 ところで そちらの方は? 16 00:00:49,850 --> 00:00:52,119 (ルッツ) ヴェルデ工房のザックです。 17 00:00:52,119 --> 00:00:54,221 先日の鍛冶職人の課題で➡ 18 00:00:54,221 --> 00:00:57,724 金属活字を作った ヨハンの次に評価されました。 19 00:00:57,724 --> 00:01:00,560 まあ とても優秀なのですね。 20 00:01:00,560 --> 00:01:02,596 ザックもローゼマイン様から➡ 21 00:01:02,596 --> 00:01:05,132 グーテンベルクの称号を 頂きたいそうです。 22 00:01:05,132 --> 00:01:06,800 グーテンベルクの? 23 00:01:06,800 --> 00:01:09,703 (ザック) はい。これまでパトロンもつかず➡ 24 00:01:09,703 --> 00:01:12,205 仕事の評価も 得ていなかったヨハンが➡ 25 00:01:12,205 --> 00:01:15,242 ローゼマイン様との仕事で 一気に評価を得て➡ 26 00:01:15,242 --> 00:01:18,545 今や誰もが その称号で ヨハンを呼びます。 27 00:01:18,545 --> 00:01:20,547 俺は呼ばれたくないんだけど。 28 00:01:20,547 --> 00:01:24,384 (ザック) ローゼマイン様は 他の職人を知らないのです。➡ 29 00:01:24,384 --> 00:01:28,288 グーテンベルクの称号は 俺の方が相応しいと思います! 30 00:01:28,288 --> 00:01:30,991 俺とヨハンを比べてください! 31 00:01:33,293 --> 00:01:37,030 《ヨハンとは 正反対の職人さんだね》 32 00:01:37,030 --> 00:01:41,068 わたくしとしては 技術もやる気も 溢れる職人が増えるのは➡ 33 00:01:41,068 --> 00:01:43,170 大歓迎です。 では…。 34 00:01:43,170 --> 00:01:47,741 ザックの腕前を見せてください。 はいっ! 35 00:01:54,114 --> 00:02:14,134 ♬~ 36 00:02:14,134 --> 00:02:25,579 ♬~ 37 00:02:25,579 --> 00:02:30,083 ♬~ 38 00:02:30,083 --> 00:02:50,103 ♬~ 39 00:02:50,103 --> 00:02:53,673 ♬~ 40 00:02:53,673 --> 00:02:58,645 ♬~ 41 00:02:58,645 --> 00:03:18,732 ♬~ 42 00:03:18,732 --> 00:03:23,236 ♬~ 43 00:03:35,115 --> 00:03:38,218 ♬~ 44 00:03:40,287 --> 00:03:42,389 今回作ってほしいのは➡ 45 00:03:42,389 --> 00:03:44,925 ロウ原紙を作るための ローラーです。 46 00:03:44,925 --> 00:03:47,727 ロウゲンシ? ローラー? 47 00:03:47,727 --> 00:03:49,629 (ルッツ)これがロウ原紙。➡ 48 00:03:49,629 --> 00:03:51,932 蝋を引いた紙です。 49 00:03:56,803 --> 00:04:01,308 このように 向こうが 透けて見えるくらい薄い紙に…。 (ヨハン)うわっ! 50 00:04:03,543 --> 00:04:07,948 崩れた。 崩れないように 均一に蝋を引きたいのです。 51 00:04:10,450 --> 00:04:12,953 (ヨハン)これより もっと薄く…。 52 00:04:12,953 --> 00:04:14,955 ルッツ。 はい。 53 00:04:17,023 --> 00:04:19,192 (ルッツ)こちらをご覧ください。➡ 54 00:04:19,192 --> 00:04:23,130 上下に2つ ローラーを並べます。➡ 55 00:04:23,130 --> 00:04:26,366 ローラーの下には 蝋が入った受け皿があって➡ 56 00:04:26,366 --> 00:04:30,670 その蝋を火で溶かすと…➡ 57 00:04:30,670 --> 00:04:34,207 溶けた蝋が 下のローラーから 上のローラーへと伝わり➡ 58 00:04:34,207 --> 00:04:37,544 蝋が 均一に ついた状態になります。➡ 59 00:04:37,544 --> 00:04:41,948 このローラーの間に紙を通すと➡ 60 00:04:41,948 --> 00:04:47,053 薄く均一に蝋引きがされた ロウ原紙ができるのです。 61 00:04:47,053 --> 00:04:49,322 分かりますか? 62 00:04:49,322 --> 00:04:54,661 これは 蝋が薄く引けるのならば 形が変わってもいいですか? 63 00:04:54,661 --> 00:04:56,663 ええ もちろんです。 64 00:05:02,469 --> 00:05:05,939 <設計図が出来上がったら それを見て➡ 65 00:05:05,939 --> 00:05:08,808 どちらを採用するかを 決めることになった> 66 00:05:11,378 --> 00:05:14,881 絶対 俺が グーテンベルクになるからな! 67 00:05:14,881 --> 00:05:18,818 俺はローゼマイン様が喜ぶ 仕事をしたいと思ってる。 68 00:05:18,818 --> 00:05:22,088 でも称号は必要ないから ザックに譲るよ。 69 00:05:23,623 --> 00:05:27,160 ルッツ!聞きました? ザックの あの熱意! 70 00:05:27,160 --> 00:05:30,297 それに ヨハンったら 称号はなくても➡ 71 00:05:30,297 --> 00:05:33,633 わたくしとの 仕事は続けたいだなんて…。 72 00:05:33,633 --> 00:05:36,269 なんて謙虚で実直なんでしょう! 73 00:05:36,269 --> 00:05:39,406 いや ヨハンは 謙虚で言ってるワケじゃねぇ。 74 00:05:39,406 --> 00:05:41,675 わたくし ヨハンには➡ 75 00:05:41,675 --> 00:05:45,245 もっと印刷業を広げるために 頑張ってほしく思います! 76 00:05:45,245 --> 00:05:48,548 (ルッツ) ところで ローゼマイン様。 はい? 77 00:05:48,548 --> 00:05:52,886 当店の髪飾り職人が 新しい簪を作ったので➡ 78 00:05:52,886 --> 00:05:56,122 是非ともローゼマイン様に お見せしたいと申しております。 79 00:05:56,122 --> 00:05:58,124 《えっ トゥーリ?》 80 00:06:03,196 --> 00:06:07,334 (ルッツ)礼儀作法とか 色々 頑張ってるんだよ。 81 00:06:07,334 --> 00:06:10,637 《トゥーリに会えるんだ!》 82 00:06:10,637 --> 00:06:12,639 もちろん お連れください! 83 00:06:12,639 --> 00:06:17,077 かしこまりました。 それと こちらも。 84 00:06:17,077 --> 00:06:20,380 《家族からの手紙》 85 00:06:20,380 --> 00:06:23,817 (手紙:トゥーリの声) 「今度 新しい簪を持って行くよ」。 86 00:06:23,817 --> 00:06:27,320 (手紙:エーファの声) 「カミルは 寝返りが 出来るようになったわ」。 87 00:06:27,320 --> 00:06:32,125 (手紙:ギュンターの声) 「父さんは士長になった。 仕事が忙しくて大変だ!」。 88 00:06:39,466 --> 00:06:43,637 《みんな 元気そうでよかった。 私も元気だよ》 89 00:06:45,605 --> 00:06:49,242 《星祭りの時に 神殿まで 来てくれてありがとう。➡ 90 00:06:49,242 --> 00:06:51,278 嬉しかったよ。➡ 91 00:06:51,278 --> 00:06:55,782 私は今 神官長の 演奏会に向けて 大忙しです》 92 00:06:59,319 --> 00:07:02,689 (フェルディナンド) プログラム?何だ それは? 93 00:07:02,689 --> 00:07:06,526 演奏会で弾く 曲目が書かれた印刷物です。 94 00:07:06,526 --> 00:07:08,995 表に神官長の絵を➡ 95 00:07:08,995 --> 00:07:12,265 裏面に曲名や歌詞を 印刷する予定です。 96 00:07:12,265 --> 00:07:16,069 これを記念品として 販売いたします。 97 00:07:16,069 --> 00:07:18,605 私の絵など必要ないであろう。 98 00:07:18,605 --> 00:07:21,241 事業の宣伝のためです。 99 00:07:21,241 --> 00:07:24,644 印刷業のための演奏会ですから。 100 00:07:33,620 --> 00:07:35,121 あ…。 101 00:07:42,295 --> 00:07:44,931 (エルヴィーラの声)フェルディナンド様 エルヴィーラです。 102 00:07:44,931 --> 00:07:46,966 えっ お母様? 103 00:07:46,966 --> 00:07:48,969 (オルドナンツ:エルヴィーラの声) ローゼマインとの面会を➡ 104 00:07:48,969 --> 00:07:51,471 お願いします。 演奏会のことと➡ 105 00:07:51,471 --> 00:07:54,741 ヴィルフリート様のことで お話がございますので。 106 00:07:58,511 --> 00:08:02,983 エルヴィーラが 神殿に来るだと?あり得ぬ…。 107 00:08:02,983 --> 00:08:06,853 いいえ お母様はプログラムの事で いらっしゃるのです。 108 00:08:06,853 --> 00:08:10,156 お母様は フロレンツィア養母様と共に➡ 109 00:08:10,156 --> 00:08:12,792 演奏会準備を してくれているのです。 110 00:08:12,792 --> 00:08:17,464 貴族が忌み嫌う神殿に来るほど お母様も賭けているのです。 111 00:08:17,464 --> 00:08:21,034 領地の事業を成功させなければと。 112 00:08:27,440 --> 00:08:29,976 3日後でどうだ。 113 00:08:29,976 --> 00:08:32,512 ギルベルタ商会が来るので➡ 114 00:08:32,512 --> 00:08:35,014 その前ならば問題ありません。 115 00:08:38,051 --> 00:08:40,754 《伝書鳩 便利だよね。➡ 116 00:08:40,754 --> 00:08:44,457 私も早く 使えるようになりたいなあ…》 117 00:08:48,461 --> 00:08:51,030 ローゼマイン。 ん? 118 00:08:51,030 --> 00:08:54,467 プログラムは 先に私に見せるように。 119 00:08:54,467 --> 00:08:56,469 わかりました。 120 00:08:56,469 --> 00:08:58,238 よし! 121 00:09:01,674 --> 00:09:04,310 《神官長の検閲を通すには➡ 122 00:09:04,310 --> 00:09:07,947 表紙は切り絵にしておくのが 無難かな?》 123 00:09:07,947 --> 00:09:10,817 《ま ヴィルマと 相談して決めよう》 124 00:09:10,817 --> 00:09:14,120 (ヴィルマ)申し訳ございません… わたくしは➡ 125 00:09:14,120 --> 00:09:16,923 神官長のお顔を存じません。 へ? 126 00:09:16,923 --> 00:09:19,626 でも視察の時に…。 127 00:09:19,626 --> 00:09:22,228 (ヴィルマの声)実は…➡ 128 00:09:22,228 --> 00:09:27,567 極力 お顔を合わせないように しておりましたので…。 129 00:09:27,567 --> 00:09:32,906 《そうだった…ヴィルマは 男性が苦手なんだった…》 130 00:09:32,906 --> 00:09:37,510 そこで ロジーナに 神官長を描いてもらい➡ 131 00:09:37,510 --> 00:09:41,514 それをもとに ヴィルマに 絵を描いてもらうことにした。 132 00:09:43,416 --> 00:09:45,919 (ヴィルマ)ローゼマイン様 お願いします➡ 133 00:09:45,919 --> 00:09:48,988 神官長にお目にかかる機会を 頂けませんか? 134 00:09:48,988 --> 00:09:52,125 突然どうしたのですか? 135 00:09:52,125 --> 00:09:56,830 はい。ロジーナの素描を見て 驚きました。 136 00:09:56,830 --> 00:10:01,134 あんなに顔の配置が完璧な人は 初めて見たので➡ 137 00:10:01,134 --> 00:10:03,937 直接見て描いてみたいのです。 138 00:10:09,109 --> 00:10:13,112 では ローゼマイン。 曲の提供をしてもらおうか。 139 00:10:13,112 --> 00:10:15,115 はい。 140 00:10:15,115 --> 00:10:20,587 《私は 神官長に足りない 愛と勇気と優しさがテーマの➡ 141 00:10:20,587 --> 00:10:23,556 子供向けアニメソングを ハミングで歌い➡ 142 00:10:23,556 --> 00:10:26,359 それに神官長が歌詞をつけた》 143 00:10:28,261 --> 00:10:33,800 ♬~ 144 00:10:33,800 --> 00:10:36,469 命の神 エーヴィリーベが➡ 145 00:10:36,469 --> 00:10:40,840 土の女神 ゲドゥルリーヒに 捧げる愛の歌だ。 146 00:10:40,840 --> 00:10:45,545 《すごい…私ですら 魅入ってしまった》 147 00:10:45,545 --> 00:10:47,547 (一同)あぁ~…。 148 00:10:52,685 --> 00:10:55,622 ん?あぁ~…。 149 00:10:55,622 --> 00:10:58,725 え…ダームエルまで!? 150 00:10:58,725 --> 00:11:04,697 ♬~ 151 00:11:06,799 --> 00:11:09,235 ♬~ 152 00:11:09,235 --> 00:11:11,704 《また この曲…》 153 00:11:15,775 --> 00:11:19,279 (ヴィルマ)神官長のお姿を 拝見してからというもの➡ 154 00:11:19,279 --> 00:11:23,850 芸術の女神 キュントズィールの 御加護があるのではと思うほど➡ 155 00:11:23,850 --> 00:11:26,319 手が止まらないのです! 156 00:11:29,055 --> 00:11:32,325 《神官長の フェシュピールコンサートって➡ 157 00:11:32,325 --> 00:11:36,129 もしかして すごく危険な モノなんじゃない?》 158 00:11:36,129 --> 00:11:40,133 ♬~ 159 00:11:42,135 --> 00:11:46,105 ♬~ 160 00:11:46,105 --> 00:11:50,643 <3日後。 ランプレヒト兄様を伴って➡ 161 00:11:50,643 --> 00:11:53,313 お母様が神殿にやってきた> 162 00:12:02,488 --> 00:12:07,694 ♬~ 163 00:12:07,694 --> 00:12:10,530 (ランプレヒト)これは…! ラングドシャというお菓子です。 164 00:12:10,530 --> 00:12:13,166 まだどこにも 出していないものです。 165 00:12:13,166 --> 00:12:17,837 そうか コルネリウスも まだ食べたことが無いのか。 166 00:12:17,837 --> 00:12:21,774 《ランプレヒト兄様は エラが作る料理が目当て》 167 00:12:21,774 --> 00:12:24,711 (エルヴィーラ)ローゼマインが 元気でよかったですわ➡ 168 00:12:24,711 --> 00:12:28,247 フェルディナンド様が 見てくださっているおかげですね。 169 00:12:28,247 --> 00:12:30,483 本当にありがたいこと。 170 00:12:30,483 --> 00:12:33,319 《お母様のお目当ては こっち》 171 00:12:33,319 --> 00:12:38,258 思い切って神殿に来てよかったわ。 皆 良く教育されているし➡ 172 00:12:38,258 --> 00:12:43,429 清潔に整えられているし ウフッ…➡ 173 00:12:43,429 --> 00:12:46,032 安心しました。 174 00:12:46,032 --> 00:12:50,103 お母様…はい。 175 00:12:54,274 --> 00:12:57,076 それで 話というのは? 176 00:12:57,076 --> 00:13:00,913 はい ヴィルフリート様 なのですが…➡ 177 00:13:00,913 --> 00:13:03,082 勉強をしてなくてずるい と。 178 00:13:03,082 --> 00:13:07,287 え?ずるい…ですか? 179 00:13:07,287 --> 00:13:10,623 あぁ。ローゼマインは 教師も付けられていなくて➡ 180 00:13:10,623 --> 00:13:13,726 城から抜け出してばかりで とも…。 181 00:13:13,726 --> 00:13:16,429 抜け出しているワケでは…。 182 00:13:16,429 --> 00:13:19,365 他にも 食事の時に ジルヴェスター様と➡ 183 00:13:19,365 --> 00:13:22,268 話してばかりなのも ずるいと言っていたな。 184 00:13:22,268 --> 00:13:24,837 (ヴィルフリート)ローゼマインはズルい!! 185 00:13:24,837 --> 00:13:26,606 《あ~…》 186 00:13:26,606 --> 00:13:28,074 んんっ…。 187 00:13:28,074 --> 00:13:32,412 わたくしの話は 事業に関する報告なのですが…。 188 00:13:32,412 --> 00:13:35,281 とにかく一度 一緒に勉強をして➡ 189 00:13:35,281 --> 00:13:37,450 ヴィルフリート様の 負けん気を鎮めて…。 190 00:13:37,450 --> 00:13:40,787 そのような暇など無い。 ローゼマインには➡ 191 00:13:40,787 --> 00:13:44,157 優先すべきことが 山ほどあるのだ。 192 00:13:44,157 --> 00:13:48,361 ヴィルフリートの事は そなたら側近達で対処しなさい。 193 00:13:51,597 --> 00:13:56,102 <昼食を終えると 神官長は仕事に戻っていった> 194 00:13:56,102 --> 00:14:00,273 え!?演奏会のチケットが もう完売してしまったのですか! 195 00:14:00,273 --> 00:14:03,776 えぇ 席を増やすことは出来て? 196 00:14:03,776 --> 00:14:06,412 どのくらい増やしますか? 197 00:14:06,412 --> 00:14:09,449 (エルヴィーラ)そうね…今の倍かしら? 198 00:14:09,449 --> 00:14:12,185 倍…ですか? 199 00:14:12,185 --> 00:14:14,821 それは 会場選びからやり直した方が➡ 200 00:14:14,821 --> 00:14:17,123 良いかもしれませんね。 201 00:14:17,123 --> 00:14:20,193 《そうだ 会場と言えば…》 202 00:14:20,193 --> 00:14:25,732 ランプレヒト兄様 会場の警備に 騎士団をお願いしたいのですが➡ 203 00:14:25,732 --> 00:14:28,868 どなたに要請をお願いしたら 良いのでしょうか? 204 00:14:28,868 --> 00:14:30,970 フェシュピールの 演奏会だろう?➡ 205 00:14:30,970 --> 00:14:35,441 必要ないだろう。 《百聞は一見に如かずだね》 206 00:14:38,111 --> 00:14:42,448 演奏会で販売予定の 神官長の絵です。 207 00:14:42,448 --> 00:14:47,520 (エルヴィーラ) まあ~!それは何? よく見せてちょうだい。 208 00:14:47,520 --> 00:14:52,158 これを演奏会の会場で 売るのですか? は…はい。 209 00:14:52,158 --> 00:14:55,495 買います。コレを購入するのは 寄付ですもの…➡ 210 00:14:55,495 --> 00:14:59,565 慈善活動ですもの そうでしょう? 211 00:14:59,565 --> 00:15:03,936 ご婦人の方々が次々と このような状態になるかと。 212 00:15:03,936 --> 00:15:06,038 (ランプレヒト) 至急父上に頼んでみよう。 213 00:15:06,038 --> 00:15:08,007 よろしくお願いします。 214 00:15:11,010 --> 00:15:14,013 お母様 よろしいですか? 215 00:15:14,013 --> 00:15:17,049 あ…。 216 00:15:17,049 --> 00:15:22,321 あ…代わりに こちらを差し上げます。 217 00:15:22,321 --> 00:15:25,324 まぁ!これも素敵ね! 218 00:15:25,324 --> 00:15:30,396 プログラムに印刷する絵です。 追加分と予備も刷るとなると…➡ 219 00:15:30,396 --> 00:15:34,367 これと同じ物が あと100部は 出来上がる予定です。 220 00:15:34,367 --> 00:15:36,903 平民が魔術具も使わずに➡ 221 00:15:36,903 --> 00:15:39,972 これと同じ物を 100部も作れるのですか!? 222 00:15:39,972 --> 00:15:43,242 はい。それが印刷でございます。 223 00:15:46,546 --> 00:15:48,981 <お母様達が帰ると…> 224 00:15:48,981 --> 00:15:51,384 ローゼマイン様➡ 225 00:15:51,384 --> 00:15:54,787 当店の髪飾り職人を 連れてまいりました。 226 00:16:01,127 --> 00:16:03,429 (トゥーリ)お初にお目にかかります。 227 00:16:03,429 --> 00:16:06,799 ローゼマイン様。 トゥーリと申します。 228 00:16:08,634 --> 00:16:12,905 あなたの作る簪を いつも愛用しています。 229 00:16:12,905 --> 00:16:14,407 あっ! 230 00:16:14,407 --> 00:16:16,876 《あのバッグ…》 231 00:16:16,876 --> 00:16:19,412 (トゥーリ)こちらをローゼマイン様に。 232 00:16:19,412 --> 00:16:23,983 亡くなった妹が教えてくれた 編み方で作った簪です。➡ 233 00:16:23,983 --> 00:16:30,456 ♬~ 234 00:16:30,456 --> 00:16:33,426 今でも簪を作る時には➡ 235 00:16:33,426 --> 00:16:36,429 妹のことを考えながら 編んでおります。 236 00:16:40,032 --> 00:16:43,402 とても綺麗…。 237 00:16:43,402 --> 00:16:46,472 あなたが妹さんを想うように…➡ 238 00:16:46,472 --> 00:16:52,345 わたくしも…あなたの作る簪を 大事に使いますね。 239 00:16:54,947 --> 00:16:56,582 はいっ! 240 00:16:56,582 --> 00:16:58,885 あっ…。 241 00:16:58,885 --> 00:17:01,787 (ローゼマイン・トゥーリ)フフフ…! 242 00:17:01,787 --> 00:17:04,090 お礼に こちらを。 243 00:17:08,127 --> 00:17:10,196 貴族の服装図案です。 244 00:17:10,196 --> 00:17:13,199 今後の作品に お役立てください。 245 00:17:13,199 --> 00:17:15,234 恐れ入ります。 246 00:17:15,234 --> 00:17:19,171 《言葉遣いも 礼儀作法も ここに来るために➡ 247 00:17:19,171 --> 00:17:22,475 いっぱいいっぱい努力したんだね トゥーリ》 248 00:17:22,475 --> 00:17:27,813 《それから私達は とりとめのないお喋りをした》 249 00:17:27,813 --> 00:17:29,916 わたくしの弟 カミルは➡ 250 00:17:29,916 --> 00:17:33,219 よく白黒の絵本を じっと眺めています。 251 00:17:33,219 --> 00:17:36,555 それと 振ると鈴の音がする シュミルの人形を➡ 252 00:17:36,555 --> 00:17:38,724 掴めるようになりました。 253 00:17:38,724 --> 00:17:46,532 ♬~ 254 00:17:50,937 --> 00:17:54,640 ローゼマイン様! また新しい簪を作ったら➡ 255 00:17:54,640 --> 00:17:57,310 お持ちしてもよいですか? 256 00:17:57,310 --> 00:18:00,112 ええ ぜひ。待っています。 257 00:18:10,323 --> 00:18:13,326 (フラン)ローゼマイン様。 はい。 258 00:18:15,494 --> 00:18:19,265 工房に行かれるのでしたら 急がないと日が暮れます。 259 00:18:21,100 --> 00:18:22,768 行きましょう! 260 00:18:22,768 --> 00:18:27,773 《ブリギッテだけでなく 今日は ダームエルにも外してもらった》 261 00:18:30,376 --> 00:18:33,012 う~ん…。 262 00:18:33,012 --> 00:18:36,582 タウの実の秘密を お貴族様に知られるのだけは➡ 263 00:18:36,582 --> 00:18:38,618 避けたいんだよね。 264 00:18:38,618 --> 00:18:40,252 (デリア)ローゼマイン様。 265 00:18:40,252 --> 00:18:47,126 ♬~ 266 00:18:47,126 --> 00:18:51,097 久しぶりですね デリア。 元気そうでよかったわ。 267 00:18:52,832 --> 00:18:54,533 (デリア)ありがとう存じます。 268 00:18:54,533 --> 00:18:56,302 あたしもディルクも元気です。 269 00:18:56,302 --> 00:18:59,005 (ディルク)あ~う~。 270 00:19:02,375 --> 00:19:04,744 あ~あ~。➡ 271 00:19:04,744 --> 00:19:06,746 う~っ あ。 272 00:19:06,746 --> 00:19:11,250 デリア。その実をディルクに 持たせてちょうだい。 273 00:19:11,250 --> 00:19:13,786 はい。 274 00:19:13,786 --> 00:19:16,255 あ~あ~。 275 00:19:17,723 --> 00:19:19,225 あ! 276 00:19:22,628 --> 00:19:24,797 ローゼマイン様!実が…! 277 00:19:24,797 --> 00:19:27,099 ディルクは身喰いです。 278 00:19:27,099 --> 00:19:30,236 身体の中に溜まる魔力を 外に出さないと➡ 279 00:19:30,236 --> 00:19:33,039 命を蝕まれてしまうのです。 280 00:19:36,208 --> 00:19:40,613 これでしばらくは大丈夫です。 もう戻って良いですよ。 281 00:19:40,613 --> 00:19:43,282 (ディルク)あ~う~。 282 00:19:43,282 --> 00:19:45,651 もう大丈夫ですって。 283 00:19:45,651 --> 00:19:49,055 ありがとう存じます ローゼマイン様。 284 00:19:52,658 --> 00:19:56,729 《カミルも あのくらい 大きくなっているのかな…?➡ 285 00:19:56,729 --> 00:20:00,466 ダメダメ。考えたら また帰りたくなっちゃう》 286 00:20:00,466 --> 00:20:02,835 フラン。お願いします。 287 00:20:02,835 --> 00:20:05,304 うん。 288 00:20:08,441 --> 00:20:11,944 では みんな! 準備は いいかしら! 289 00:20:15,147 --> 00:20:16,649 いきます! 290 00:20:19,785 --> 00:20:21,287 えいっ! 291 00:20:27,193 --> 00:20:28,694 (ギル)それじゃあ…➡ 292 00:20:28,694 --> 00:20:30,763 狩れ! (孤児達)や~! 293 00:20:30,763 --> 00:20:33,532 ⚟えい!⚞ ⚟それっ!⚞ 294 00:20:33,532 --> 00:20:38,037 《まさかタウの実が トロンベの木に なるなんて思わないよね。➡ 295 00:20:38,037 --> 00:20:42,508 育ちすぎると 騎士団が討伐に出る大災害の種。➡ 296 00:20:42,508 --> 00:20:46,312 それが紙の原材料だなんて事が 知られたら…➡ 297 00:20:46,312 --> 00:20:50,749 それに 森で簡単に拾える タウの実が 魔力を吸い出す➡ 298 00:20:50,749 --> 00:20:53,686 魔術具の代わりにもなるなんて 知られたら➡ 299 00:20:53,686 --> 00:20:57,723 魔力を管理する貴族社会が 根幹からひっくり返る。➡ 300 00:20:57,723 --> 00:21:01,026 その前に 私が消される!➡ 301 00:21:01,026 --> 00:21:04,396 だから この事は絶対に秘密だ》 302 00:21:04,396 --> 00:21:06,398 <そして> 303 00:21:06,398 --> 00:21:10,770 ローゼマイン様の仰っていた物を 改良しました。 304 00:21:10,770 --> 00:21:12,738 俺には無い発想です…。 305 00:21:14,740 --> 00:21:17,109 一番のオススメはどれかしら? 306 00:21:17,109 --> 00:21:20,679 はい。性能はこれが一番ですが➡ 307 00:21:20,679 --> 00:21:23,182 作るとすれば こちらです。 308 00:21:23,182 --> 00:21:26,819 うん。ヨハンはどう思う? 309 00:21:26,819 --> 00:21:29,188 あ…俺は…。 310 00:21:31,323 --> 00:21:34,894 それは無理なヤツだ。 見たら分かるだろう。 311 00:21:36,362 --> 00:21:38,230 できる。 312 00:21:38,230 --> 00:21:41,100 俺が設計したんだ!なんでお前が。 313 00:21:41,100 --> 00:21:42,802 (パン!) (ヨハン・ザック)あっ! 314 00:21:42,802 --> 00:21:46,005 では それぞれが選んだ設計図で➡ 315 00:21:46,005 --> 00:21:48,574 蝋引きの機械を 作ってみてください。 316 00:21:48,574 --> 00:21:50,876 それで どちらを採用するか決めます。 317 00:21:52,912 --> 00:21:56,081 (ザック・ヨハン)はいっ! うん。 318 00:21:56,081 --> 00:21:59,118 ♬~ 319 00:21:59,118 --> 00:22:19,071 ♬~ 320 00:22:19,071 --> 00:22:25,010 ♬~ 321 00:22:25,010 --> 00:22:36,388 ♬~ 322 00:22:36,388 --> 00:22:52,104 ♬~ 323 00:22:52,104 --> 00:22:56,242 ♬~ 324 00:22:56,242 --> 00:23:16,228 ♬~ 325 00:23:16,228 --> 00:23:24,036 ♬~ 326 00:23:24,036 --> 00:23:29,108 ♬~ 327 00:23:29,108 --> 00:23:32,211 ♬~ 328 00:23:32,211 --> 00:23:34,480 ♬~ 329 00:23:34,480 --> 00:23:37,182 お~! わたくしも それ やりたいです! 330 00:23:37,182 --> 00:23:39,451 君には まだ無理だ。 331 00:23:39,451 --> 00:23:42,087 シュタープがないと オルドナンツは使えぬ。 332 00:23:42,087 --> 00:23:45,424 シュタープは 魔力を効率よく 扱うための道具で➡ 333 00:23:45,424 --> 00:23:47,426 一生に一度しか取得できぬ。 334 00:23:47,426 --> 00:23:50,496 取得するには 貴族院の始まりの庭に行き➡ 335 00:23:50,496 --> 00:23:52,298 神の意思を 体に取り込まなければならない…。 336 00:23:52,298 --> 00:23:55,100 ん~ 情報量が多すぎます! 337 00:23:55,100 --> 00:23:59,071 ♬~