1 00:00:01,134 --> 00:00:04,304 <ハッセの課題で解決策を見つけた ローゼマイン> 2 00:00:04,304 --> 00:00:08,108 <そんな ある日…> 3 00:00:08,108 --> 00:00:10,644 (ローゼマイン) あっさり許可が下りましたね。 4 00:00:10,644 --> 00:00:12,946 (リヒャルダ)実際 城の中は広くて➡ 5 00:00:12,946 --> 00:00:16,350 姫様は 倒れそうになっていましたからね。 6 00:00:16,350 --> 00:00:18,819 (ヴィルフリート) ローゼマイン…なのか? 7 00:00:18,819 --> 00:00:20,821 《あ この声…》 8 00:00:20,821 --> 00:00:24,324 何だ これは? 9 00:00:30,631 --> 00:00:32,633 わたくしの騎獣です。 10 00:00:32,633 --> 00:00:36,637 騎獣だと!? 私も まだ持っていないのに…。 11 00:00:36,637 --> 00:00:39,806 神殿長のお勤めに 必要なのです。 12 00:00:39,806 --> 00:00:43,477 城内での移動許可は 養父様から頂いてます。 13 00:00:43,477 --> 00:00:46,613 また父上…ずるいぞ! 14 00:00:46,613 --> 00:00:50,450 はぁ…ヴィルフリート兄様➡ 15 00:00:50,450 --> 00:00:53,320 ずるいずるいと そこまで仰るのでしたら➡ 16 00:00:53,320 --> 00:00:57,958 明日の4の鐘まで 1日わたくしと 生活を入れ替えてみませんか? 17 00:00:57,958 --> 00:01:00,627 う?どういう事だ? 18 00:01:00,627 --> 00:01:03,630 わたくしが 兄様の代わりにお勉強を➡ 19 00:01:03,630 --> 00:01:07,634 兄様が わたくしの代わりに 神殿長のお勤めをするのです。 20 00:01:09,136 --> 00:01:11,538 (オズヴァルト)あ…。 21 00:01:11,538 --> 00:01:13,640 おぉ ローゼマイン! 22 00:01:13,640 --> 00:01:15,742 それは いい考えだ! 23 00:01:22,182 --> 00:01:37,164 ♬~ 24 00:01:37,164 --> 00:01:53,614 ♬~ 25 00:01:53,614 --> 00:01:58,051 ♬~ 26 00:01:58,051 --> 00:02:11,031 ♬~ 27 00:02:11,031 --> 00:02:21,675 ♬~ 28 00:02:21,675 --> 00:02:26,980 ♬~ 29 00:02:26,980 --> 00:02:46,133 ♬~ 30 00:02:46,133 --> 00:02:51,138 ♬~ 31 00:03:03,183 --> 00:03:07,120 ♬~ 32 00:03:07,120 --> 00:03:12,459 (ヴィルフリート) うわぁ…これが城の外か! 33 00:03:12,459 --> 00:03:17,297 《こうして城へ自由に出入りし 勉強もせず神殿で遊んで…➡ 34 00:03:17,297 --> 00:03:20,300 ローゼマインばかり ずるいではないか。➡ 35 00:03:20,300 --> 00:03:26,006 今日はローゼマインのように 1日 好き勝手に過ごすのだ!》 36 00:03:30,977 --> 00:03:32,979 ひと晩とは言え➡ 37 00:03:32,979 --> 00:03:36,817 殿方のお部屋で生活するのは いかがなものかと…。 38 00:03:36,817 --> 00:03:38,852 わたくし 領主の子が➡ 39 00:03:38,852 --> 00:03:41,955 どのような生活をしているのか 知りたいのです。 40 00:03:41,955 --> 00:03:44,791 それだけのために ヴィルフリート坊ちゃまを➡ 41 00:03:44,791 --> 00:03:50,797 神殿へやるなど 姫様の事ですから 何かお考えなのでしょう? 42 00:03:50,797 --> 00:03:53,800 《うへぇ バレてる…》 43 00:03:53,800 --> 00:03:57,204 大したことは考えていませんよ。 44 00:03:57,204 --> 00:04:01,641 (ヴィルフリート) このような菓子を食べるのは はじめてだ! 45 00:04:01,641 --> 00:04:03,977 やはりローゼマインは ずるいな。 46 00:04:03,977 --> 00:04:06,146 (ドアの開閉音) 47 00:04:08,148 --> 00:04:10,617 (フェルディナンド)ローゼマインから 聞いていると思うが➡ 48 00:04:10,617 --> 00:04:14,054 今日はヴィルフリートが 神殿長を務める。 49 00:04:14,054 --> 00:04:17,057 皆 きちんと仕えるように。 (側仕え・護衛達)はい! 50 00:04:18,992 --> 00:04:21,161 では ついて来なさい。 51 00:04:23,463 --> 00:04:27,267 (ヴィルマ) 次に 来月に繰り越す分ですが…。 ふぁ~…。 52 00:04:29,369 --> 00:04:32,806 私には関係ない話だな。 53 00:04:32,806 --> 00:04:35,142 うっ!? 馬鹿者。 54 00:04:35,142 --> 00:04:37,811 皆から 各持ち場の報告を受けるのも➡ 55 00:04:37,811 --> 00:04:40,814 神殿長である ローゼマインの仕事➡ 56 00:04:40,814 --> 00:04:42,816 つまり 其方の仕事だ。 57 00:04:42,816 --> 00:04:45,786 うぐ…ランプレヒト! 58 00:04:51,291 --> 00:04:54,461 黙って 座って聞くように。 59 00:04:54,461 --> 00:04:57,130 (リコ) なんで じっとしてられないの? 60 00:04:57,130 --> 00:04:59,699 お話を聞くだけなのにねぇ。 61 00:05:02,135 --> 00:05:05,305 き 聞くから手を離せ! 62 00:05:05,305 --> 00:05:10,644 これ以上 意味のないことで 手を煩わせるな 愚か者。 63 00:05:10,644 --> 00:05:14,447 《くっそぉ フェルディナンドめ》 64 00:05:14,447 --> 00:05:17,651 (ヴィルマ)報告は以上でございます。 65 00:05:17,651 --> 00:05:21,655 《はぁ やっと終わった…》 66 00:05:21,655 --> 00:05:26,293 神官長とは もう少し お話がございますので 神殿長は➡ 67 00:05:26,293 --> 00:05:29,296 子供達とカルタで遊んで いらしたら いかがでしょう? 68 00:05:29,296 --> 00:05:31,298 カルタとは何だ? 69 00:05:31,298 --> 00:05:33,300 (ヴィルマ)ゲームの一種でございます。 70 00:05:33,300 --> 00:05:36,703 《あ…ゲームなら得意だ!》 71 00:05:39,806 --> 00:05:42,642 土の女神 ゲドゥルリーヒの…。 72 00:05:42,642 --> 00:05:44,644 (リコ)はいっ! 73 00:05:44,644 --> 00:05:46,646 火の神…。 はいっ!! 74 00:05:48,615 --> 00:05:51,017 風の…。 (リコ)はいっ! 75 00:05:51,017 --> 00:05:54,154 これは字が読めないと 出来ぬゲームだな。 76 00:05:54,154 --> 00:05:56,122 其方ら よく読めるな。 77 00:05:56,122 --> 00:05:59,960 ローゼマイン様が カルタと絵本を 作って下さったので➡ 78 00:05:59,960 --> 00:06:04,130 全員 読めますよ。 全員 読める…だと!? 79 00:06:04,130 --> 00:06:07,968 あそこにいるディルク以外は。 (ディルク)あう? 80 00:06:07,968 --> 00:06:11,771 (リコ)神殿長は 神殿長なのに 読めないのですか? 81 00:06:18,278 --> 00:06:21,147 無様な惨敗だな。 82 00:06:21,147 --> 00:06:24,150 親に言い含められた子供が 相手でなければ➡ 83 00:06:24,150 --> 00:06:26,686 其方は その程度。 クッ…! 84 00:06:26,686 --> 00:06:29,222 (ランプレヒト)フェルディナンド様! お言葉が…。 85 00:06:29,222 --> 00:06:34,127 事実だ。直視せよ。 次は工房で視察だ。 86 00:06:34,127 --> 00:06:37,931 (ヴィルフリート) 《うぐぐ…フェルディナンドめ》 87 00:06:42,002 --> 00:06:46,806 ここでは ローゼマイン主導で 印刷事業を行っている。 88 00:06:46,806 --> 00:06:49,809 (ルッツ)それで お願いします。 (ギル) ルッツに確認してもらいましょう。 89 00:06:49,809 --> 00:06:52,479 大人が たくさんいるのに➡ 90 00:06:52,479 --> 00:06:55,148 何故あの2人が 指示を出しているのだ? 91 00:06:55,148 --> 00:06:58,285 彼らは ローゼマインが育てている腹心だ。 92 00:06:58,285 --> 00:07:03,790 ローゼマインから直接 指示を受け 工房を動かし 報告する。 93 00:07:03,790 --> 00:07:05,792 (ヴィルフリート)《子供が…?》 94 00:07:05,792 --> 00:07:10,297 2人ともローゼマインの期待に 応えようと 成長が著しい。 95 00:07:10,297 --> 00:07:12,299 もしかしたら ローゼマインには➡ 96 00:07:12,299 --> 00:07:15,135 人を育てる才能が あるのかもしれぬな。 97 00:07:15,135 --> 00:07:19,906 《私には馬鹿にするような事しか 言わないのに…》 98 00:07:22,309 --> 00:07:24,277 ルッツ ギル。 99 00:07:26,813 --> 00:07:30,317 新しい絵本が完成したので お近づきの印に➡ 100 00:07:30,317 --> 00:07:32,786 ヴィルフリート様も お受け取りください。 101 00:07:32,786 --> 00:07:35,689 絵本はローゼマイン様が 作り始めたものです。 102 00:07:39,326 --> 00:07:41,995 《これもローゼマインが 作っただと?》 103 00:07:44,964 --> 00:07:47,967 ローゼマインの下で 働いているそうだが➡ 104 00:07:47,967 --> 00:07:50,136 其方らも字を読めるのか? 105 00:07:50,136 --> 00:07:54,007 もちろんです。読めなければ 仕事になりませんから。 106 00:07:54,007 --> 00:07:56,276 一生懸命に勉強しました。 107 00:07:58,311 --> 00:08:02,148 もしかして 献本は失礼だったでしょうか? 108 00:08:02,148 --> 00:08:04,951 お披露目を控えた 領主候補生であれば➡ 109 00:08:04,951 --> 00:08:10,123 当然 文字は読める。 献本が失礼になることはない。 110 00:08:10,123 --> 00:08:12,125 安心いたしました。 111 00:08:12,125 --> 00:08:16,997 《平民でも…読める…》 112 00:08:16,997 --> 00:08:21,534 (リヒャルダ) ヴィルフリート様は 基本文字も まだ書けないのですか!? 113 00:08:21,534 --> 00:08:24,571 《貴族なら とっくに 終わってるはずなのに…》 114 00:08:24,571 --> 00:08:25,972 はぁ…。 115 00:08:25,972 --> 00:08:29,609 計算が得意で そちらばかり ということですか? 116 00:08:29,609 --> 00:08:33,179 (モーリッツ)いえ…どちらも まだ。 117 00:08:35,148 --> 00:08:38,818 では フェシュピールに 重点を置いていらっしゃるの? 118 00:08:38,818 --> 00:08:42,655 《冬になると洗礼式を終えた 子供のお披露目があり➡ 119 00:08:42,655 --> 00:08:45,458 フェシュピールを弾くのが 習わしだ》 120 00:08:45,458 --> 00:08:48,361 いえ…音階もまだ。 121 00:08:48,361 --> 00:08:51,831 《音階もまだって 大丈夫?》 122 00:08:51,831 --> 00:08:53,833 オズヴァルト!モーリッツ! 123 00:08:53,833 --> 00:08:56,636 其方達は 一体 何をしているのです! 124 00:08:56,636 --> 00:08:59,139 全員そこに整列なさい! 125 00:08:59,139 --> 00:09:02,475 側近の仕事を 何だと思っているのです!? 126 00:09:02,475 --> 00:09:05,678 ヴィルフリート様を お育てする気があるのですか!? 127 00:09:05,678 --> 00:09:08,915 《そこからは リヒャルダ無双だった》 128 00:09:08,915 --> 00:09:11,284 実は 勉強となると➡ 129 00:09:11,284 --> 00:09:14,220 ヴィルフリート様に 逃げられてばかりで…。 130 00:09:14,220 --> 00:09:16,623 逃げ出したならば捕まえなさい! 131 00:09:16,623 --> 00:09:19,793 一体 何のために 領主の子の筆頭側仕えに➡ 132 00:09:19,793 --> 00:09:22,796 領主と血縁関係にある 上級貴族が➡ 133 00:09:22,796 --> 00:09:25,165 つけられていると 思っているのですか! 134 00:09:25,165 --> 00:09:28,701 <本来 領主の後継者は➡ 135 00:09:28,701 --> 00:09:31,204 魔力量と資質によって選ばれる> 136 00:09:31,204 --> 00:09:34,641 <そのため 側近達は自分達の主が➡ 137 00:09:34,641 --> 00:09:38,645 次期領主に選ばれるように 一丸となって教育する> 138 00:09:38,645 --> 00:09:40,146 <ところが➡ 139 00:09:40,146 --> 00:09:43,650 実の姉との後継者争いが 嫌だった養父様は➡ 140 00:09:43,650 --> 00:09:47,620 早々にヴィルフリート兄様を 後継者に決定した> 141 00:09:47,620 --> 00:09:52,292 <だから誰も 本気で兄様を叱らない> 142 00:09:52,292 --> 00:09:55,795 アウブに相談を 上げたこともありましたが➡ 143 00:09:55,795 --> 00:09:58,798 「私も昔はそうだった」と言われ…。 144 00:09:58,798 --> 00:10:01,768 何を勘違いしているのやら…。 145 00:10:01,768 --> 00:10:03,803 わたくしもカルステッド様も➡ 146 00:10:03,803 --> 00:10:06,139 本気で追いかけて 捕まえましたし➡ 147 00:10:06,139 --> 00:10:08,808 本人が嫌がっても やらせていましたよ。 148 00:10:08,808 --> 00:10:10,310 それに➡ 149 00:10:10,310 --> 00:10:12,612 フェルディナンド様が 城に入ってきてからは➡ 150 00:10:12,612 --> 00:10:18,184 逃げ出すのをやめ 自ら進んで 努力されるようになったのです。 151 00:10:18,184 --> 00:10:21,387 《兄としていいところ 見せたくなっちゃったんだね》 152 00:10:23,323 --> 00:10:25,325 《わかる》 153 00:10:25,325 --> 00:10:27,327 恐らくジルヴェスター様は➡ 154 00:10:27,327 --> 00:10:29,963 今の状況を 甘く見ているのでしょう。 155 00:10:29,963 --> 00:10:33,166 すぐに 面会の手続きをしてまいります。 156 00:10:35,635 --> 00:10:37,971 (ヴィルフリート)なんだ これは? 157 00:10:37,971 --> 00:10:41,140 (フラン)祝詞の暗唱も 神殿長の仕事です。 158 00:10:41,140 --> 00:10:43,309 (ランプレヒト)この量と内容は➡ 159 00:10:43,309 --> 00:10:45,979 ヴィルフリート様には まだ 早いと思うぞ。 160 00:10:45,979 --> 00:10:47,981 私は字が読めぬ。 161 00:10:47,981 --> 00:10:50,650 では ランプレヒト様に 読んでいただき➡ 162 00:10:50,650 --> 00:10:53,786 復唱して覚えてください。 163 00:10:53,786 --> 00:10:56,789 夕食は その後といたします。 164 00:10:56,789 --> 00:10:59,626 なっ!➡ 165 00:10:59,626 --> 00:11:02,128 嫌だ!こんなもの覚えないぞ! 166 00:11:04,197 --> 00:11:06,733 ヴィルフリート様! 167 00:11:06,733 --> 00:11:08,735 フン! 168 00:11:12,138 --> 00:11:16,309 フラン ヴィルフリートは 夕食が必要ないらしい。 169 00:11:16,309 --> 00:11:19,479 6の鐘が鳴っても 覚えられていない場合は➡ 170 00:11:19,479 --> 00:11:21,648 先に夕食を取りなさい。 171 00:11:21,648 --> 00:11:25,151 神の恵みを回す時間に 間に合わなくなる。 172 00:11:25,151 --> 00:11:27,120 (フラン)かしこまりました。 173 00:11:29,489 --> 00:11:32,292 《存在自体が不快ではないか…➡ 174 00:11:32,292 --> 00:11:34,794 おばあさまの言っていた通りだ。➡ 175 00:11:34,794 --> 00:11:37,297 どうせ こんなもの覚えなくても➡ 176 00:11:37,297 --> 00:11:40,800 時間になってフェルディナンドが いなくなれば➡ 177 00:11:40,800 --> 00:11:44,537 皆 私の言うことを聞く》 178 00:11:44,537 --> 00:11:47,840 (鐘の音) 179 00:11:47,840 --> 00:11:50,877 時間だ。あとは任せる。 180 00:11:50,877 --> 00:11:53,580 (フラン)かしこまりました。 181 00:12:00,220 --> 00:12:04,591 祈りと感謝を捧げて 聖なる御加護を賜らん。 182 00:12:04,591 --> 00:12:08,294 やめよ ランプレヒト。 夕食の時間だぞ。 183 00:12:08,294 --> 00:12:10,330 ああ。 184 00:12:10,330 --> 00:12:12,398 おいしそうな匂いだ。 185 00:12:14,801 --> 00:12:19,472 ランプレヒト様 別室に お食事のご用意ができました。 186 00:12:19,472 --> 00:12:22,609 ダームエル様と ご一緒して いただいてよろしいですか? 187 00:12:22,609 --> 00:12:27,113 あ…ああ。それは構わぬが。 188 00:12:27,113 --> 00:12:29,816 (フラン)ここの食事は 主が下げ渡し➡ 189 00:12:29,816 --> 00:12:33,486 側仕えや子供達へ 順々に回していくのです。➡ 190 00:12:33,486 --> 00:12:36,356 時間が遅くならぬよう ご理解くださいませ。 191 00:12:36,356 --> 00:12:38,625 私の食事が先であろう!? 192 00:12:38,625 --> 00:12:42,128 夕食は祝詞を覚えてからと お伝えしましたし➡ 193 00:12:42,128 --> 00:12:45,098 神官長からも そう命じられています。 194 00:12:45,098 --> 00:12:49,602 わ…私とフェルディナンド どちらが偉いと思っている!? 195 00:12:49,602 --> 00:12:52,805 神官長に決まっているでは ありませんか。 196 00:12:55,308 --> 00:12:58,144 私は領主の正当なる息子だぞ! 197 00:12:58,144 --> 00:13:01,180 私の方が偉いのだ! 198 00:13:01,180 --> 00:13:05,151 ♬~ 199 00:13:07,086 --> 00:13:13,626 ♬~ 200 00:13:13,626 --> 00:13:16,262 ジルヴェスター アレはだめだ。 201 00:13:16,262 --> 00:13:20,733 ヴィルフリートは 跡継ぎ候補から外せ。 202 00:13:20,733 --> 00:13:23,736 (ジルヴェスター)何を言い出すのだ フェルディナンド。 203 00:13:23,736 --> 00:13:28,207 このままでは冬のお披露目で 失敗するのは目に見えています。 204 00:13:28,207 --> 00:13:30,209 その方が可哀想ですよ。 205 00:13:30,209 --> 00:13:32,245 リヒャルダまで。 206 00:13:32,245 --> 00:13:35,948 お披露目が失敗すれば 廃嫡は免れぬ。 207 00:13:35,948 --> 00:13:38,818 無駄な時間をかける前に 城から出せ。 208 00:13:38,818 --> 00:13:43,389 ヴィルフリートは私の息子だ。 城から追い出せなどと。 209 00:13:43,389 --> 00:13:46,793 私は其方を 領主として認めている。 210 00:13:46,793 --> 00:13:50,096 だからこそ「いずれ 自分のようになる」という➡ 211 00:13:50,096 --> 00:13:52,632 其方の言葉を信用していた。 212 00:13:52,632 --> 00:13:55,301 だが それは 間違いだった。 213 00:13:55,301 --> 00:13:57,770 どういう意味だ? 214 00:13:57,770 --> 00:14:01,274 ヴィルフリートは 黙って話を聞くこともできず➡ 215 00:14:01,274 --> 00:14:03,776 課題をやろうともしない。 216 00:14:03,776 --> 00:14:09,115 それどころか 身分を振りかざして 逃れようとした。 217 00:14:09,115 --> 00:14:13,786 今までローゼマインと比べるから 見劣りするのかと思っていたが➡ 218 00:14:13,786 --> 00:14:17,256 そうではない。 アレは神殿の子供にも➡ 219 00:14:17,256 --> 00:14:20,660 工房で働く平民の子にも 劣っている。 220 00:14:20,660 --> 00:14:25,565 身分を責任逃れに使う愚か者を 領主とするわけには いかぬ。 221 00:14:25,565 --> 00:14:30,403 待て フェルディナンド。 じきに改善する。私が幼い頃も…。 222 00:14:30,403 --> 00:14:32,105 ジルヴェスター様! 223 00:14:32,105 --> 00:14:34,907 いい加減 現実を見てくださいませ。 224 00:14:37,510 --> 00:14:41,114 し しかし…。 225 00:14:41,114 --> 00:14:43,950 無能は生きている価値もない。 226 00:14:43,950 --> 00:14:48,121 役立たずの領主の子など 城に置いておくことは できない。 227 00:14:48,121 --> 00:14:50,423 放り出されたくなければ➡ 228 00:14:50,423 --> 00:14:53,960 それなりの成果が 必要に決まっている。 229 00:14:53,960 --> 00:14:55,995 いくらなんでも➡ 230 00:14:55,995 --> 00:15:00,099 洗礼式を終えたばかりの子供に 厳しすぎではないか? 231 00:15:00,099 --> 00:15:02,769 これは 私が洗礼式のために➡ 232 00:15:02,769 --> 00:15:05,605 城へ連れてこられた 7歳の頃から➡ 233 00:15:05,605 --> 00:15:08,674 其方の母親に言われてきたことだ。 234 00:15:13,212 --> 00:15:15,615 《そんなことが…》 235 00:15:15,615 --> 00:15:17,617 (フロレンツィア)ジルヴェスター様。 236 00:15:17,617 --> 00:15:19,619 フロレンツィア…。 237 00:15:19,619 --> 00:15:23,289 ヴィルフリートの養育を わたくしから取り上げて➡ 238 00:15:23,289 --> 00:15:26,893 お義母様に任せた結果が この有様ですか? 239 00:15:26,893 --> 00:15:29,762 いや…それは…。 240 00:15:32,198 --> 00:15:36,836 貴方はヴィルフリートに対して 取り返しのつかない事をしました。 241 00:15:36,836 --> 00:15:42,108 ヴィルフリートの教育は 全て わたくしに返していただきます。 242 00:15:44,443 --> 00:15:48,981 ローゼマインは神殿の子供達が ひと冬で読み書きできるように➡ 243 00:15:48,981 --> 00:15:50,983 教育したのでしょう? 244 00:15:50,983 --> 00:15:53,186 貴女ならば どうしますか? 245 00:15:53,186 --> 00:15:56,856 《それから ヴィルフリート兄様の 今後について➡ 246 00:15:56,856 --> 00:15:59,125 話し合いが行われた》 247 00:16:01,828 --> 00:16:07,300 フン いくら側仕えを入れ替え 環境を改善したところで無駄だ。 248 00:16:07,300 --> 00:16:11,604 神殿一の問題児と言われた ギルだって変われたのです。 249 00:16:11,604 --> 00:16:13,406 まだわかりません。 250 00:16:13,406 --> 00:16:16,943 私は努力をしない能無しは 大嫌いだ。 251 00:16:16,943 --> 00:16:21,581 心胆寒からしめ 恐怖の谷に 突き落としてやりたくなる。 252 00:16:21,581 --> 00:16:25,084 では 努力する気があれば 良いのですね? 253 00:16:25,084 --> 00:16:27,119 ん? 254 00:16:27,119 --> 00:16:30,289 わたくし 兄様に 祝詞を暗記するよう➡ 255 00:16:30,289 --> 00:16:33,893 課題を出しているのです。 できるわけがない。 256 00:16:33,893 --> 00:16:38,497 絶対 大丈夫です。わたくしの 読書時間を かけてもいいですよ。 257 00:16:38,497 --> 00:16:42,869 君が読書時間を?根拠はなんだ? 258 00:16:42,869 --> 00:16:46,372 わたくしの側仕えが 優秀だからです。 259 00:16:51,077 --> 00:16:54,514  回想  (フラン)私はローゼマイン様から 厳命されております。➡ 260 00:16:54,514 --> 00:16:57,583 必ず祝詞を覚えさせるように。 261 00:16:57,583 --> 00:17:00,553 領主の子だからと 甘やかさないようにと。 262 00:17:00,553 --> 00:17:04,390 私が食事をとるのは甘えなのか? 263 00:17:04,390 --> 00:17:07,393 与えられた課題から 逃れようとする行為は➡ 264 00:17:07,393 --> 00:17:10,229 甘えでございます。 265 00:17:10,229 --> 00:17:14,333 ここは神殿です。そして 今のヴィルフリート様は➡ 266 00:17:14,333 --> 00:17:17,336 ローゼマイン様の代わりの 神殿長です。 267 00:17:17,336 --> 00:17:20,006 ならば 私が一番偉いではないか! 268 00:17:20,006 --> 00:17:22,041 今の神殿長は➡ 269 00:17:22,041 --> 00:17:26,145 領主の養女として日々努力し 季節の祝詞を覚え➡ 270 00:17:26,145 --> 00:17:29,649 工房を運営し 貴族の教養を学び➡ 271 00:17:29,649 --> 00:17:32,351 神官長の仕事を手伝い➡ 272 00:17:32,351 --> 00:17:37,189 その神官長の庇護を受ける ローゼマイン様です。 273 00:17:37,189 --> 00:17:43,262 それが ヴィルフリート様が 交換された神殿長の生活です。 274 00:17:43,262 --> 00:17:45,231  現在  275 00:17:47,333 --> 00:17:49,335 はぁ…。 276 00:17:49,335 --> 00:17:53,739 (ブリギッテ) わたくしが読みましょうか? 277 00:17:53,739 --> 00:17:57,843 (ヴィルフリート) ここの側仕えは ローゼマインにも厳しいのか? 278 00:17:57,843 --> 00:18:01,380 はい。神事の度に祝詞以外にも➡ 279 00:18:01,380 --> 00:18:03,950 たくさんの木札が 積み上がっておりました。 280 00:18:08,254 --> 00:18:10,222 (ヴィルフリート)読んでくれ。 281 00:18:12,425 --> 00:18:14,894 もし課題を達成できれば➡ 282 00:18:14,894 --> 00:18:18,264 環境が悪いだけで やる気はあるということです。 283 00:18:18,264 --> 00:18:20,866 フェルディナンド様も 認識を改めて➡ 284 00:18:20,866 --> 00:18:23,302 教育計画に協力してください。 285 00:18:23,302 --> 00:18:25,705 私に何をさせる気だ? 286 00:18:25,705 --> 00:18:28,207 今のままでは継がせられない➡ 287 00:18:28,207 --> 00:18:32,278 崖っぷちだと 頭と心に 刻みつけてほしいのです。 288 00:18:32,278 --> 00:18:36,682 そういうの お得意でしょう? 289 00:18:36,682 --> 00:18:39,218 なぜ そこまでするのか? 290 00:18:39,218 --> 00:18:43,723 このまま放置するのは 気分が悪いのです。 291 00:18:43,723 --> 00:18:49,395 それに…これでやっと 母親の元で 育てられるのでしょう? 292 00:18:52,164 --> 00:18:54,967 そのほうが よいではありませんか。 293 00:18:57,436 --> 00:19:01,440 大変 努力されましたね 素晴らしいです。 294 00:19:05,444 --> 00:19:07,947 明日も頑張りましょう。 295 00:19:10,282 --> 00:19:13,219 座って書けと何度言えばわかる? 296 00:19:13,219 --> 00:19:16,622 あぁ うっ…何をする!? 297 00:19:16,622 --> 00:19:24,497 ♬~ 298 00:19:24,497 --> 00:19:26,465 うわっ! 299 00:19:29,602 --> 00:19:32,772 私は領主の正当な後継者だぞ! 300 00:19:38,511 --> 00:19:43,015 父親は其方を 後継にと考えているが…。 301 00:19:43,015 --> 00:19:46,252 (ヴィルフリート)父上も おばあさまも そう言っていた! 302 00:19:46,252 --> 00:19:50,356 其方は領主の子としての 気構えも 覚悟も➡ 303 00:19:50,356 --> 00:19:52,358 努力も全くない。 304 00:19:52,358 --> 00:19:57,163 領主の血を引いているだけの 愚かで我儘な子供だ! 305 00:19:58,764 --> 00:20:01,500 フェルディナンド様 そのくらいで…。 306 00:20:01,500 --> 00:20:04,303 愚かなのは其方ら側近もだ。 307 00:20:04,303 --> 00:20:06,439 うぅ…。 308 00:20:06,439 --> 00:20:08,441 ランプレヒト…。 309 00:20:08,441 --> 00:20:10,543 主のためを思うならば➡ 310 00:20:10,543 --> 00:20:13,546 椅子に縛り付けてでも学ばせろ。 311 00:20:13,546 --> 00:20:15,815 ヴェローニカは もういない。 312 00:20:18,184 --> 00:20:23,856 私は今の其方のような者を 主と仰ぐのは真っ平御免だ。 313 00:20:23,856 --> 00:20:26,659 このまま領主の地位に 就くと言うのならば➡ 314 00:20:26,659 --> 00:20:28,694 全力で叩き潰す。 315 00:20:28,694 --> 00:20:30,996 覚えておけ。 316 00:20:30,996 --> 00:20:34,300 はぁ…はぁ…。 317 00:20:34,300 --> 00:20:40,106 (鐘の音) <こうして私達の生活交換は 幕を閉じた> 318 00:20:40,106 --> 00:20:42,508 以上の観点から➡ 319 00:20:42,508 --> 00:20:44,510 生活環境の改善➡ 320 00:20:44,510 --> 00:20:47,746 もしくは ヴィルフリートの 廃嫡を望む。 321 00:20:47,746 --> 00:20:49,748 廃嫡…。 322 00:20:49,748 --> 00:20:54,253 その件に関しては 冬のお披露目を見て考えよう。 323 00:20:54,253 --> 00:20:58,124 それまでに基本文字を 書けるようになること➡ 324 00:20:58,124 --> 00:21:01,427 数字を書き 簡単な計算が できるようになること➡ 325 00:21:01,427 --> 00:21:04,730 フェシュピールを 1曲弾けるようになること。 326 00:21:04,730 --> 00:21:08,901 これらができれば現状維持とする。 327 00:21:08,901 --> 00:21:10,870 わかりました。 328 00:21:17,743 --> 00:21:19,512 読書だと? 329 00:21:19,512 --> 00:21:23,582 ええ。図書室で ひたすら本を読んでいました。➡ 330 00:21:23,582 --> 00:21:26,118 幸せな1日でした。 331 00:21:26,118 --> 00:21:28,454 ヴィルフリート兄様➡ 332 00:21:28,454 --> 00:21:31,791 あと3日ほど 生活を交換しませんか? 333 00:21:31,791 --> 00:21:34,927 あんな生活 ずるいではありませんか。 334 00:21:34,927 --> 00:21:39,398 うっ その…悪かった…。 335 00:21:39,398 --> 00:21:44,136 ローゼマインに ずるいとは もう言わぬ! 336 00:21:44,136 --> 00:21:50,142 《目的達成!満足満足 うふふん》 337 00:21:50,142 --> 00:21:53,112 ♬~ 338 00:21:53,112 --> 00:22:10,129 ♬~ 339 00:22:10,129 --> 00:22:30,115 ♬~ 340 00:22:30,115 --> 00:22:46,165 ♬~ 341 00:22:46,165 --> 00:22:50,302 ♬~ 342 00:22:50,302 --> 00:23:07,119 ♬~ 343 00:23:07,119 --> 00:23:18,030 ♬~ 344 00:23:18,030 --> 00:23:21,200 ♬~ 345 00:23:23,102 --> 00:23:26,138 ♬~ 346 00:23:26,138 --> 00:23:29,775 (モニカ) ローゼマイン様は 一体何をお考えなのでしょう。 347 00:23:29,775 --> 00:23:31,944 何か思惑があるんだろう。 348 00:23:31,944 --> 00:23:34,947 ローゼマイン様の報復は すごいからな…。 349 00:23:34,947 --> 00:23:37,583 今後 逆らえなくなる事は 間違いない。 350 00:23:37,583 --> 00:23:40,386 そいつ 城で いつもローゼマイン様を➡ 351 00:23:40,386 --> 00:23:41,954 困らせてる奴なんだろう? 352 00:23:41,954 --> 00:23:45,591 (ニコラ) 大好きなローゼマイン様が つらい思いをされるのは嫌です! 353 00:23:45,591 --> 00:23:48,827 俺達で ローゼマイン様は いつも頑張ってて➡ 354 00:23:48,827 --> 00:23:51,430 すごいんだってところを 見せつけてやろうぜ! 355 00:23:51,430 --> 00:23:55,100 (ニコラ・ルッツ・モニカ)うん! (一同)えいえいお~! 356 00:23:55,100 --> 00:23:59,104 ♬~