1 00:00:24,380 --> 00:00:25,540 ああ… 2 00:00:26,790 --> 00:00:28,330 仕事… 3 00:00:50,130 --> 00:00:51,540 あっ、そうだ 4 00:00:52,290 --> 00:00:54,580 フォス!いるんだろう? 5 00:00:54,580 --> 00:00:55,670 フォス! 6 00:00:58,380 --> 00:01:00,420 先生が呼んでる 7 00:01:09,420 --> 00:01:10,540 なんだろう? 8 00:01:10,540 --> 00:01:11,330 さあな 9 00:01:11,330 --> 00:01:13,210 あっ、もしかして… 10 00:01:13,750 --> 00:01:16,000 戦争に連れてってくれるのかも! 11 00:01:16,000 --> 00:01:17,380 そんなわけあるか? 12 00:01:18,250 --> 00:01:21,670 優秀な君もボクの可能性には焦ると見える! 13 00:01:21,670 --> 00:01:23,330 可能性って… 14 00:01:23,330 --> 00:01:25,580 お前まだ仕事してないのか? 15 00:01:25,580 --> 00:01:26,630 モルガ! 16 00:01:27,500 --> 00:01:28,290 ゴーシェ? 17 00:01:28,290 --> 00:01:29,540 何遊んでんの? 18 00:01:30,080 --> 00:01:32,290 南に予兆の黒点出たよ 19 00:01:32,290 --> 00:01:34,500 小さいけど、先生に報告行くぞ! 20 00:01:34,500 --> 00:01:35,500 よし 21 00:01:35,500 --> 00:01:37,580 小さいなら二人で追い払おうぜ! 22 00:01:37,580 --> 00:01:38,540 えっ?! 23 00:01:38,540 --> 00:01:39,540 おごるな! 24 00:01:39,540 --> 00:01:40,880 平気、平気! 25 00:01:40,880 --> 00:01:43,540 たまには先生に楽させてあげなきゃ 26 00:01:43,540 --> 00:01:45,880 ああ見えて年だから 27 00:01:45,880 --> 00:01:47,420 さっさと行けよ! 28 00:01:49,710 --> 00:01:51,210 く~そ… 29 00:01:51,210 --> 00:01:53,250 忙しそうにしちゃってさ… 30 00:01:54,210 --> 00:01:55,250 よし! 31 00:01:55,250 --> 00:01:57,330 今日こそ先生に頼むんだ 32 00:02:05,130 --> 00:02:08,290 お~っと!まずは第一印象 33 00:02:09,710 --> 00:02:11,920 ばっちり!かわいい! 34 00:02:11,920 --> 00:02:13,170 凛々しい! 35 00:02:14,960 --> 00:02:16,750 今日も元気そうね? 36 00:02:16,750 --> 00:02:18,790 面倒を起こすなければいいが 37 00:02:19,170 --> 00:02:20,170 失礼します! 38 00:02:21,630 --> 00:02:22,710 ああ。 39 00:02:25,080 --> 00:02:27,330 金剛先生、お呼びですか? 40 00:02:27,670 --> 00:02:28,580 フン。 41 00:02:34,040 --> 00:02:39,460 フォスフォフィライト… お前の仕事が、やっと決まったよ。 42 00:02:46,170 --> 00:02:47,460 いけそうだな 43 00:02:47,460 --> 00:02:48,380 うん 44 00:03:24,250 --> 00:03:24,830 あっ 45 00:03:24,830 --> 00:03:31,290 先生、そういえば先ほどモルガとゴーシェが 月人の予兆の黒点を見たそうですが… 46 00:03:31,630 --> 00:03:33,960 小さいので二人だけで… 47 00:03:34,750 --> 00:03:35,460 先生? 48 00:04:03,710 --> 00:04:04,500 えっ?! 49 00:04:08,330 --> 00:04:09,750 霧散しない? 50 00:04:10,080 --> 00:04:11,920 それに、あの矢先の色 51 00:04:12,670 --> 00:04:15,170 この前捕まったヘリオドールじゃない? 52 00:04:15,420 --> 00:04:17,330 こんなことに使われて… 53 00:04:17,330 --> 00:04:18,670 丁度いい 54 00:04:19,630 --> 00:04:21,880 一片残らず取り戻す! 55 00:04:23,670 --> 00:04:26,750 私たちを装飾品にするため、 56 00:04:26,750 --> 00:04:30,080 月より無数訪れる狩人に対し、 57 00:04:30,080 --> 00:04:32,210 こちらは28名。 58 00:04:32,210 --> 00:04:35,630 技術ある者、二人一組で見張る者、 59 00:04:35,630 --> 00:04:37,000 戦う者、 60 00:04:37,000 --> 00:04:42,710 皆それぞれ一つか二つの得意な 役割を担い、補い合っている分。 61 00:04:44,040 --> 00:04:49,170 お前に背負わせるものは難しく、 考えあぐねていたのだ。 62 00:04:49,170 --> 00:04:53,580 特異な体質に加え、 堅牢無比な不器用の地層、 63 00:04:53,580 --> 00:04:58,420 何をやらせてもふさわしい役割を 見つけることはできなかった。 64 00:04:58,670 --> 00:05:01,290 では、いっそ戦うとかは? 65 00:05:01,290 --> 00:05:03,330 戦う…だと? 66 00:05:04,580 --> 00:05:07,920 だって、それだけは一度も試してないですし… 67 00:05:10,000 --> 00:05:12,250 それだけは諦めなさい。 68 00:05:26,460 --> 00:05:27,460 ああ… やべえ… 69 00:05:27,460 --> 00:05:29,670 敬老の精神か? 70 00:05:30,580 --> 00:05:32,080 来る!下がれ! 71 00:05:33,290 --> 00:05:34,880 まだ早いわ! 72 00:05:34,880 --> 00:05:37,500 バカ者! 73 00:05:42,920 --> 00:05:44,170 しまった。 74 00:05:47,210 --> 00:05:48,920 お前はひときわ脆く、 75 00:05:49,380 --> 00:05:51,790 その上硬度は三半。 76 00:05:51,790 --> 00:05:54,960 まず誰とすれども壊れてしまい、 77 00:05:54,960 --> 00:05:58,170 さらに月人好みのハッカ色。 78 00:05:58,170 --> 00:06:01,040 その三重苦を押して戦うなら、 79 00:06:01,040 --> 00:06:04,210 大群だろうと一撃必殺。 80 00:06:04,210 --> 00:06:06,750 私より強くならねばな。 81 00:06:06,750 --> 00:06:08,670 無理で~す 82 00:06:08,670 --> 00:06:09,920 そこでお前には… 83 00:06:12,960 --> 00:06:15,290 博物誌を編んでもらう。 84 00:06:15,670 --> 00:06:16,500 えっ… 85 00:06:17,210 --> 00:06:18,460 ええっ?! 86 00:06:18,460 --> 00:06:19,210 こぼれる! 87 00:06:19,210 --> 00:06:20,290 地味そう! 88 00:06:20,290 --> 00:06:21,210 何を言う? 89 00:06:21,460 --> 00:06:26,670 博物誌の編纂とは、 現在を保存し未来の不意に備える。 90 00:06:26,670 --> 00:06:30,210 重要かつ、創造的で知的な仕事だ。 91 00:06:30,210 --> 00:06:32,460 観察は戦闘のキモ。 92 00:06:32,460 --> 00:06:37,130 戦いたいなら、 まずその仕事で観察眼を養いなさい。 93 00:06:37,130 --> 00:06:39,000 丸め込もうとしてますね! 94 00:06:39,000 --> 00:06:42,040 先生に口答えできんのはお前くらいだ! 95 00:06:42,040 --> 00:06:44,750 ただいるだけのくせに度胸だけは余ってるな。 96 00:06:44,750 --> 00:06:46,130 余計なお世話! 97 00:06:46,420 --> 00:06:49,750 だがその正直さが必要な仕事だ。 98 00:06:50,040 --> 00:06:51,290 頼んだぞ。 99 00:06:52,330 --> 00:06:53,750 手伝おうか? 100 00:06:53,750 --> 00:06:54,830 いいや 101 00:06:54,830 --> 00:06:58,500 お前前に右足と左足逆に付けたからいい 102 00:06:58,500 --> 00:07:00,880 チッ 覚えてたか? 103 00:07:01,210 --> 00:07:02,580 あっ!こら! 104 00:07:02,580 --> 00:07:04,130 博物誌はどうした?! 105 00:07:04,130 --> 00:07:07,540 博物誌なんて絶対役に立たないしめんどくさい! 106 00:07:07,540 --> 00:07:09,040 お前と同じだな 107 00:07:09,040 --> 00:07:10,080 うるさいわね! 108 00:07:10,080 --> 00:07:11,290 ねえ、ルチル… 109 00:07:12,000 --> 00:07:13,130 何でしょう? 110 00:07:15,000 --> 00:07:19,750 ヘリオ、こんなになっちゃったけど、 全部集めれば元に戻るよね? 111 00:07:19,750 --> 00:07:20,880 もちろんです 112 00:07:21,670 --> 00:07:26,750 私たちの中には、微小生物が インクルージョンとして閉じ込められています 113 00:07:27,500 --> 00:07:29,960 彼らは私たちが砕け散っても 114 00:07:29,960 --> 00:07:34,830 ある程度集まりさえすれば、 傷口をつなぎ、生き返らせるのです 115 00:07:35,290 --> 00:07:38,290 他の生物にはない素晴らしい特性です 116 00:07:38,790 --> 00:07:44,960 しかし、この性質のために私たちは、 何事も諦められないですけれど 117 00:07:45,920 --> 00:07:47,710 はい、よろしいですよ 118 00:07:48,330 --> 00:07:49,830 持ち場に戻るか? 119 00:07:53,290 --> 00:07:54,540 あっぶねえな! 120 00:07:54,540 --> 00:07:57,330 じかに触れたら割れんのはそっちだぞ、三半! 121 00:07:57,330 --> 00:07:59,630 割れ慣れております、七のお方。 122 00:07:59,630 --> 00:08:00,210 連れてって…! 123 00:08:00,210 --> 00:08:00,920 断る! 124 00:08:00,920 --> 00:08:02,040 断られない! 125 00:08:02,040 --> 00:08:05,630 ボクが先生にチクんなかったら、 二人とも今頃月だぞ! 126 00:08:05,630 --> 00:08:06,880 分かってんのか?! 127 00:08:06,880 --> 00:08:10,580 ルチル、 こいつの心と体の硬度入れかえれない? 128 00:08:10,580 --> 00:08:15,080 どうにかして このしょっぱい仕事からボクを逃がしなさいよ! 129 00:08:15,080 --> 00:08:17,000 フフ…そんなにいや?博物誌 130 00:08:17,000 --> 00:08:19,330 やだ!もっとかっこいいのがいい! 131 00:08:19,330 --> 00:08:21,330 じゃあ、ボクと代わる? 132 00:08:25,830 --> 00:08:28,790 人の物を取るほど、軟弱じゃない… 133 00:08:29,330 --> 00:08:31,920 とでも言うと思ったか! 134 00:08:31,920 --> 00:08:32,830 甘いよね! 135 00:08:32,830 --> 00:08:33,710 重いよ! 136 00:08:35,960 --> 00:08:37,380 いい薬だ 137 00:08:37,670 --> 00:08:39,250 閉じたばかりなのに… 138 00:08:46,000 --> 00:08:47,540 よかった! 139 00:08:48,290 --> 00:08:50,920 ほんとに取るとは思わなかったよ! 140 00:08:51,290 --> 00:08:52,130 おい… 141 00:08:52,130 --> 00:08:53,960 当たれと思ったろう? 142 00:08:53,960 --> 00:08:54,670 わりい 143 00:08:56,920 --> 00:08:58,880 もう、分かったよ 144 00:08:58,880 --> 00:09:00,580 仕方ないな 145 00:09:02,710 --> 00:09:04,710 ボクの味方は… 146 00:09:05,380 --> 00:09:07,000 お前だけだよ 147 00:09:11,750 --> 00:09:13,250 ところで… 148 00:09:13,710 --> 00:09:17,290 博物誌とは何だろう…とか思ってんじゃ… 149 00:09:17,290 --> 00:09:18,380 うわ、白! 150 00:09:18,380 --> 00:09:19,250 えっち! 151 00:09:19,250 --> 00:09:21,960 なんとなく全力で嫌がってたんだろ? 152 00:09:21,960 --> 00:09:22,670 呆れるな 153 00:09:22,670 --> 00:09:25,290 違う!巨大構想を練ってるの! 154 00:09:25,290 --> 00:09:29,630 博物誌とは、 自然のすべてを分類するものって聞いたよ 155 00:09:29,630 --> 00:09:30,960 ゴーシェ様! 156 00:09:30,960 --> 00:09:32,040 例えば? 157 00:09:33,000 --> 00:09:36,210 浜辺の虫とか植物とか全部ってこと? 158 00:09:36,210 --> 00:09:37,500 もう一声… 159 00:09:37,500 --> 00:09:41,290 役に立つ物はもうよく知ってるから、知らない物? 160 00:09:41,290 --> 00:09:42,960 まだまだ!もっと来い! 161 00:09:43,750 --> 00:09:47,170 ボクらあまり詳しくないんだ ごめんね 162 00:09:47,170 --> 00:09:50,000 見張り組は空ばかり見てるから… 163 00:09:50,960 --> 00:09:52,580 シンシャなら分かるかも 164 00:09:53,790 --> 00:09:54,710 シンシャ 165 00:09:55,000 --> 00:09:56,130 聞いてみたら? 166 00:09:56,130 --> 00:09:57,420 聞けるわけないでしょ! 167 00:09:57,420 --> 00:09:58,920 近寄るもしないよ! 168 00:09:58,920 --> 00:10:00,290 話したこともないよ! 169 00:10:00,290 --> 00:10:03,380 でも、彼、詳しいんじゃないかな… 170 00:10:03,380 --> 00:10:07,420 まあ、頑張って大発見しろよ、学者先生 171 00:10:07,420 --> 00:10:10,540 学者先生 172 00:10:12,630 --> 00:10:13,460 よし! 173 00:10:13,460 --> 00:10:14,420 アホだ 174 00:10:16,250 --> 00:10:18,460 シンシャか~?ないなあ 175 00:10:18,460 --> 00:10:21,250 シンシャに聞くくらいなら先生に… 176 00:10:21,790 --> 00:10:23,250 もっと無理だな 177 00:10:23,250 --> 00:10:25,540 半日説教コースだなあ… 178 00:10:25,540 --> 00:10:29,040 かと言って一人じゃまったく分からんしなあ… 179 00:10:29,040 --> 00:10:31,330 でも大発見はしたい 180 00:10:31,630 --> 00:10:32,540 よし! 181 00:10:32,960 --> 00:10:36,580 学者先生は、どの意見も柔軟に取り入れるぞ 182 00:10:36,580 --> 00:10:38,630 えっ?新しい物? 183 00:10:38,920 --> 00:10:40,880 使ってる物しか知らないよ 184 00:10:40,880 --> 00:10:44,330 それよりこの椅子直しちゃいたいから、 そっち押さえててくんない? 185 00:10:44,580 --> 00:10:46,250 あっ、フォスいいとこに! 186 00:10:46,250 --> 00:10:47,630 モデルしてって! 187 00:10:47,630 --> 00:10:49,880 聞いたぞ、博物誌って 188 00:10:49,880 --> 00:10:52,920 今年は麻が少ないんだから、紙無駄にするなよ 189 00:10:52,920 --> 00:10:58,460 のりやおしろいの原料なら分かりますが、 誰も使ってない物ですか… 190 00:10:59,290 --> 00:10:59,920 ああ 191 00:11:00,580 --> 00:11:04,000 夜の見廻りのシンシャなら、 詳しいかもしれませんね 192 00:11:04,000 --> 00:11:05,880 だーかーらー! 193 00:11:05,880 --> 00:11:08,500 ほんとはルチルの方が詳しいんじゃないの? 194 00:11:08,500 --> 00:11:10,790 忙しいから嘘ついてない?ヤブ! 195 00:11:10,790 --> 00:11:13,500 その口…緊急オペで閉じましょう 196 00:11:13,500 --> 00:11:15,420 出た、奇跡の手 197 00:11:15,830 --> 00:11:21,210 ってか、シンシャがくまなく浜辺 歩いてんのは知ってるけどさ、どうせ夜だろう? 198 00:11:21,210 --> 00:11:24,460 見えてんの? ボクら夜は全然だめじゃん 199 00:11:24,670 --> 00:11:32,250 確かに、光を栄養とする私たちにとって、 夜は活動は鈍り、大変危険ですが、 200 00:11:32,540 --> 00:11:33,920 シンシャだけは… 201 00:11:36,380 --> 00:11:44,790 彼から無尽蔵に出る銀色の毒液で、 夜の微かな光を集め、一晩中歩き警戒ができます 202 00:11:45,540 --> 00:11:46,540 でも… 203 00:11:50,750 --> 00:11:54,670 夜に月人の訪れたことは一度もありません 204 00:11:54,670 --> 00:11:58,710 えっ?じゃあ、夜の見廻りなんてしなくてよくない? 205 00:11:58,710 --> 00:12:02,290 万に一つ、それが彼の仕事です 206 00:12:02,880 --> 00:12:04,960 会いに行くなら気を付けなさい 207 00:12:04,960 --> 00:12:07,290 別に会いに行きたいわけじゃ… 208 00:12:07,290 --> 00:12:09,080 ご存じでしょうが、 209 00:12:09,080 --> 00:12:13,460 彼の毒に触れてしまうと、 その部分は光が通らなくなり、 210 00:12:13,460 --> 00:12:15,250 削り捨てるしかありません 211 00:12:15,920 --> 00:12:21,000 そして、削られた箇所の記憶は、失われてしまうのです 212 00:12:23,380 --> 00:12:24,420 「君」 213 00:12:24,420 --> 00:12:29,170 「そんな無駄な仕事止めて、 ボクの偉大な発見を手伝いたまえ。」 214 00:12:29,170 --> 00:12:32,880 「えっ?先生のお手伝いをさせて頂けるんですか?」 215 00:12:32,880 --> 00:12:34,130 「うむ。」 216 00:12:34,290 --> 00:12:37,880 と、どうにかあのシンシャを手なずけて部下にする 217 00:12:38,170 --> 00:12:42,750 そして素早く 博物誌の仕事終わらせ、かつ大発見をし、 218 00:12:42,750 --> 00:12:44,630 みんなに賞賛され、 219 00:12:44,630 --> 00:12:47,420 きっと戦闘センスもすごいとなる 220 00:12:47,420 --> 00:12:49,580 これよ!これだわ! 221 00:12:49,580 --> 00:12:50,630 ベニト君! 222 00:12:50,830 --> 00:12:53,790 君、シンシャと部屋隣だったね? 223 00:12:53,790 --> 00:12:55,170 案内したまえ! 224 00:12:55,670 --> 00:12:57,170 何なの?それ 225 00:13:02,040 --> 00:13:05,420 あいつ、毒液制御できないことあるだろう? 226 00:13:05,420 --> 00:13:08,790 自分でも嫌になったのか、しばらく戻ってないぜ 227 00:13:09,000 --> 00:13:13,460 ベニト、なんかデリカシーないこと 言ったんじゃない?ボクの部下に 228 00:13:13,460 --> 00:13:14,500 言うかよ! 229 00:13:14,500 --> 00:13:16,000 お前じゃあるまいし! 230 00:13:16,000 --> 00:13:17,580 ってか部下って何だ? 231 00:13:19,000 --> 00:13:20,170 止めとけ、フォス 232 00:13:20,830 --> 00:13:23,580 あいつの毒は呼吸と同じだし 233 00:13:23,580 --> 00:13:26,790 みんなに迷惑かけないようにしてるのも分かってる 234 00:13:27,960 --> 00:13:30,250 あっ、でも、正直にいうと、 235 00:13:30,630 --> 00:13:33,130 隣にいるだけで落ち着かないよ 236 00:13:35,290 --> 00:13:37,380 いるだけで迷惑… 237 00:13:38,290 --> 00:13:42,290 役立たずのボクの上を行くとは、やるじゃない? 238 00:13:42,880 --> 00:13:47,670 期待も心配もされず、褒められもしない仕事なんて、 239 00:13:47,670 --> 00:13:48,920 意味分かんない 240 00:13:48,920 --> 00:13:50,380 やめちゃえばいいんだ 241 00:14:02,960 --> 00:14:04,170 …いない 242 00:14:05,830 --> 00:14:10,290 まったく、学者先生困ってますよ 243 00:14:11,460 --> 00:14:14,880 シンシャ、見つかんないな… 244 00:14:21,080 --> 00:14:25,210 この岬にいなかったら、あとはもう… 245 00:14:25,210 --> 00:14:27,130 海か空… 246 00:14:37,330 --> 00:14:41,920 黄昏時に来るなんて、 と思ったら…お前か?三半! 247 00:14:48,420 --> 00:14:49,130 くそ… 248 00:14:50,790 --> 00:14:52,210 どうして? 249 00:14:52,580 --> 00:14:57,040 オレが息をするだけで、 土も草も死んでいくのよ… 250 00:14:57,880 --> 00:15:00,830 これ以上…汚したくない 251 00:15:01,290 --> 00:15:03,210 見られたくない… 252 00:15:03,790 --> 00:15:05,630 こんな恥ずかしい… 253 00:15:07,130 --> 00:15:08,170 戦いたくない… 254 00:15:09,500 --> 00:15:11,040 戦いたくない… 255 00:15:11,040 --> 00:15:12,380 戦いた…! 256 00:15:26,960 --> 00:15:27,750 シンシャ! 257 00:16:24,880 --> 00:16:26,460 余計なことを… 258 00:16:32,290 --> 00:16:33,670 シンシャ… 259 00:16:45,080 --> 00:16:48,670 オレは…28人の中で最低の… 260 00:16:49,880 --> 00:16:51,080 硬度二だ 261 00:16:54,080 --> 00:16:54,880 はい 262 00:16:55,460 --> 00:16:57,830 汚れた箇所はすべて削りました 263 00:16:58,380 --> 00:17:00,290 わたくしのことが分かりますか? 264 00:17:00,880 --> 00:17:01,830 ヤブ。 265 00:17:01,830 --> 00:17:03,750 おや、根深いですね 266 00:17:04,080 --> 00:17:05,540 ざっくりいっちゃいますか? 267 00:17:05,540 --> 00:17:06,380 名医! 268 00:17:06,710 --> 00:17:09,210 これはもう、どうしようもないので… 269 00:17:13,170 --> 00:17:15,250 削るの初めて… 270 00:17:15,250 --> 00:17:17,250 何か思い出せないことは? 271 00:17:19,000 --> 00:17:23,750 まだよく分かんないけど、今日のことは忘れないよ 272 00:17:24,250 --> 00:17:27,420 戦いたくないって言ってたのに助けてくれた 273 00:17:27,630 --> 00:17:30,420 そうでしょう?彼は聡明です 274 00:17:31,130 --> 00:17:34,500 しかし、あの一帯の大気は淀み、 275 00:17:34,500 --> 00:17:37,420 水や草花や生物はしばらく使えません 276 00:17:39,460 --> 00:17:42,080 フォス、本当はね… 277 00:17:42,710 --> 00:17:45,540 非常な才気と戦闘力を持ちながら、 278 00:17:45,540 --> 00:17:48,170 何もかもためにしてしまう彼を、 279 00:17:48,170 --> 00:17:51,960 私たちは持て余し、 夜に閉じ込めているのです 280 00:17:52,330 --> 00:17:54,080 それしかないの? 281 00:17:54,080 --> 00:18:00,710 過酷で役立つ仕事は、自分の存在に疑問を 抱かないための、よく効く麻酔です 282 00:18:01,130 --> 00:18:08,790 解決を先延ばしにしてる間に、死ぬこともできない私たちは、 代案が見つかるまで耐えるしかありません 283 00:18:09,540 --> 00:18:13,830 それとも、あなたが彼の使い道を見つけてくださいますか? 284 00:18:13,830 --> 00:18:15,710 大発見したいのでしょう? 285 00:18:17,630 --> 00:18:19,630 無理に決まってんじゃん 286 00:18:19,630 --> 00:18:22,790 先生やルチルが考えてもそれしかないんでしょ? 287 00:18:23,330 --> 00:18:27,130 ところでシンシャは、昼をどこで過ごしてました? 288 00:18:27,920 --> 00:18:31,580 あの北の崖に行ったら突然出てきたよ 289 00:18:31,580 --> 00:18:33,210 虚の岬ですか? 290 00:18:33,210 --> 00:18:35,580 そうそう、すごいタイミングで 291 00:18:35,830 --> 00:18:39,040 虚の岬は、ヘリオドールも連れ去られた 292 00:18:39,040 --> 00:18:41,080 最も危険な場所です 293 00:18:41,080 --> 00:18:43,790 あそこにずっといるとは考えられませんが… 294 00:18:45,790 --> 00:18:46,880 あら、フォス 295 00:18:50,250 --> 00:18:51,330 ダイヤ… 296 00:18:52,250 --> 00:18:54,080 無事でよかった 297 00:18:55,880 --> 00:18:57,750 あまり無茶しちゃだめよ 298 00:18:58,500 --> 00:18:59,670 うん… 299 00:19:10,880 --> 00:19:11,960 …分からん 300 00:19:13,920 --> 00:19:15,750 とりあえず書いとくか… 301 00:19:19,080 --> 00:19:19,880 おい 302 00:19:22,920 --> 00:19:24,420 シン…シャ… 303 00:19:24,420 --> 00:19:25,830 懲りてないのか? 304 00:19:25,830 --> 00:19:28,130 し…仕事!仕方ないだろ? 305 00:19:28,130 --> 00:19:30,540 そっちこそ何でまたここいんだよ? 306 00:19:30,540 --> 00:19:33,500 ヘリオも攫われた危険な場所なんだろ! 307 00:19:33,790 --> 00:19:35,000 そうだ 308 00:19:35,540 --> 00:19:36,750 オレはここで… 309 00:19:39,420 --> 00:19:43,420 オレはここで… 攫われるのを待っている。 310 00:19:45,790 --> 00:19:49,580 月でなら、オレに価値を付けてくれるかもしれない 311 00:19:50,880 --> 00:19:53,170 ずっと待っているが来ない 312 00:19:54,080 --> 00:19:57,670 だが、昨日お前が現れたとたんああだ 313 00:20:00,500 --> 00:20:02,380 お前はいいな 314 00:20:02,380 --> 00:20:03,790 敵にすら愛されて… 315 00:20:11,250 --> 00:20:13,290 南の浜で2種 316 00:20:13,290 --> 00:20:15,210 双の浜で3種 317 00:20:15,210 --> 00:20:16,710 間の原で1種 318 00:20:16,710 --> 00:20:18,330 白の丘で1種 319 00:20:18,540 --> 00:20:23,880 大発見かどうか知らんが、 名前もない役に立たない植物を見たことがある 320 00:20:23,880 --> 00:20:25,920 今朝ルチルが治療に来た 321 00:20:26,250 --> 00:20:28,630 お礼の用はこれで済んだろ? 322 00:20:28,630 --> 00:20:30,170 もう邪魔するなよ 323 00:20:31,130 --> 00:20:33,880 手伝って…ほしいんだ! 324 00:20:33,880 --> 00:20:34,670 断る。 325 00:20:34,670 --> 00:20:36,210 よ…よし! 326 00:20:36,210 --> 00:20:44,420 じゃあ、夜の見廻りよりずっと楽しくて… キミにしかできない仕事を…ボクが必ず見つけてみせるから! 327 00:20:46,540 --> 00:20:47,330 だから… 328 00:20:49,830 --> 00:20:51,710 月に行くなんて言うなよ! 329 00:20:52,790 --> 00:20:53,960 な! 330 00:21:04,420 --> 00:21:05,500 おい 331 00:21:05,830 --> 00:21:07,130 大丈夫? 332 00:21:08,500 --> 00:21:11,080 何だよ?どんなだよ? 333 00:21:11,080 --> 00:21:13,250 君しかできないとこ… 334 00:21:14,460 --> 00:21:16,830 騒がしくて寝てられん…と思ったら 335 00:21:16,830 --> 00:21:19,580 忘れていったのか? 336 00:21:19,580 --> 00:21:21,630 どこまで能天気なんだ? 337 00:21:22,040 --> 00:21:23,920 バ~カ、バ~カ 338 00:21:23,920 --> 00:21:25,080 知るか 339 00:21:30,580 --> 00:21:32,210 バ~カ、バ~カ 340 00:21:32,420 --> 00:21:34,130 汚い字 341 00:21:34,130 --> 00:21:35,960 図もひどいな 342 00:21:35,960 --> 00:21:37,170 内容は? 343 00:21:48,830 --> 00:21:50,500 夜から出たい 344 00:21:51,080 --> 00:21:54,290 無理だ 信じてない。 345 00:22:01,540 --> 00:22:03,960 くそ…こんな物… 346 00:22:04,630 --> 00:22:06,420 でも絶対… 347 00:22:07,830 --> 00:22:10,500 あいつがいなくなるのはやだ 00:22:11,630 --> 00:22:22,450 眠りの手 閉じ込められていた熱が 00:22:22,450 --> 00:22:33,382 水際に漂った その色 00:22:33,382 --> 00:22:44,501 行き先を忘れて日々に溶けた無数の粒が 00:22:44,501 --> 00:22:54,534 夜露 受け止める器 欠けたひとかけら探してる 00:22:54,534 --> 00:23:05,309 夕立ちが名付けられた世界を剥がしたとき 00:23:05,309 --> 00:23:17,051 それは波の様に指の隙間をすり抜けて 消えて 00:23:17,051 --> 00:23:26,782 形を変え繰り返す夢だけがわたしを 00:23:26,782 --> 00:23:29,000 つないでいる