1 00:00:04,068 --> 00:00:10,875 ・~(オープニングテーマ) 2 00:00:10,875 --> 00:01:30,775 ・~ 3 00:01:40,731 --> 00:01:44,168 (蒲生賦秀)お待ちしておりました 織田信雄様。 4 00:01:44,168 --> 00:01:48,539 (織田信雄)うむ。 (賦秀)光秀が安土より出陣の後→ 5 00:01:48,539 --> 00:01:52,043 すかさず我らが 入城いたしました。→ 6 00:01:52,043 --> 00:01:56,247 秀満は 坂本にて自害。→ 7 00:01:56,247 --> 00:02:02,536 そして光秀も 大山崎から敗走後 討ち取られた由にございます。 8 00:02:02,536 --> 00:02:06,474 大儀であった。 蒲生賦秀 引き続き→ 9 00:02:06,474 --> 00:02:09,744 天下の象徴たる安土城を 警護してくれ。 10 00:02:09,744 --> 00:02:16,634 (千 宗易) 恐れながら もはや この城に かような威光はございませぬ。 11 00:02:16,634 --> 00:02:18,834 うっ。 あ…。 12 00:02:27,144 --> 00:02:31,549 (宗易)明智が手を加えた今 このままにしておくは→ 13 00:02:31,549 --> 00:02:34,752 亡き上様を侮蔑するに ほかなりませぬ。 14 00:02:34,752 --> 00:02:36,771 うっ。 あ! 15 00:02:36,771 --> 00:02:45,529 ・~ 16 00:02:45,529 --> 00:02:50,401 確かに 宗易殿の申すとおりよ。 17 00:02:50,401 --> 00:02:56,273 かくなる上は 天守閣のみ 焼くが よろしいかと。 18 00:02:56,273 --> 00:03:00,144 い いかん! いかに明智が 手を加えようと→ 19 00:03:00,144 --> 00:03:03,197 亡き上様の お形見でもあるのですぞ! 20 00:03:03,197 --> 00:03:07,735 己が身を案じ 一度は明智に 頭を下げたことを→ 21 00:03:07,735 --> 00:03:11,272 悔やんでおるので ございます。→ 22 00:03:11,272 --> 00:03:13,741 白き天主があるかぎり→ 23 00:03:13,741 --> 00:03:18,012 私のごときは やましさを 捨てきれぬことでしょう。→ 24 00:03:18,012 --> 00:03:22,533 いっそ無に帰するならば 信雄様の ご治世に→ 25 00:03:22,533 --> 00:03:25,986 晴れ晴れと 心を向けられるのです。 26 00:03:25,986 --> 00:03:31,086 これぞ か弱き民の 総意にございます。 27 00:03:32,943 --> 00:03:43,704 ・~ 28 00:03:43,704 --> 00:03:49,243  心の声  明智様 あなたのお点前は 見事にございました。→ 29 00:03:49,243 --> 00:03:52,496 天主を 黒から白に塗るという 創意に→ 30 00:03:52,496 --> 00:03:59,303 私は一瞬 心を奪われました。 しかし…→ 31 00:03:59,303 --> 00:04:03,240 野心を捨てるわけには ゆかぬのです。→ 32 00:04:03,240 --> 00:04:07,878 天下を 己が色に染めるまでは。→ 33 00:04:07,878 --> 00:04:15,603 せめて 敬意を表し 「白」のお返しを しとう存じます。 34 00:04:15,603 --> 00:04:26,664 ・~ 35 00:04:26,664 --> 00:04:29,700  心の声 (宗易)あの世で ご覧下さいまし。→ 36 00:04:29,700 --> 00:04:34,572 あなた様にささげる 紅蓮の挙句を。 37 00:04:34,572 --> 00:04:57,572 ・~ 38 00:05:02,566 --> 00:05:05,669 (古田左介)大事は ございませぬか? 義兄上。 39 00:05:05,669 --> 00:05:09,957 (中川清秀)なに これしきの傷… とはいえ 此度は→ 40 00:05:09,957 --> 00:05:14,411 大山崎に 亀山城攻め… ちと つろうござった。 41 00:05:14,411 --> 00:05:18,732 無茶は なりませぬぞ。 天下分け目の きつい時なれど→ 42 00:05:18,732 --> 00:05:22,002 命あってこそですからな。 43 00:05:22,002 --> 00:05:25,706 フフ… 左介殿。 44 00:05:25,706 --> 00:05:30,377 某に もしものことがあらば 中川の家を頼む。 45 00:05:30,377 --> 00:05:32,513 何を申されます 46 00:05:32,513 --> 00:05:37,284 戦とあらば 是が非でも 勝ちにいく性質は 曲げられぬ。 47 00:05:37,284 --> 00:05:43,407 伜に継がせるには幼すぎる。 このとおりだ。 48 00:05:43,407 --> 00:05:47,244 もはや この先 大きな合戦など…。 49 00:05:47,244 --> 00:05:50,197 柴田勝家が おるではないか。→ 50 00:05:50,197 --> 00:05:54,702 光秀の首を晒した羽柴殿に 天下獲りが傾こうと→ 51 00:05:54,702 --> 00:06:00,641 織田家家臣団 筆頭たる柴田が やすやすと認めるとは思われぬ。 52 00:06:00,641 --> 00:06:07,031 あの 晒された首 某には 光秀のものとは…。 53 00:06:07,031 --> 00:06:13,938 溝尾勝兵衛と申す 光秀の家臣が 介錯したと。 間違いなかろう。→ 54 00:06:13,938 --> 00:06:18,976 この先 誰が天下を仕切るのか 清州にて決まる。→ 55 00:06:18,976 --> 00:06:21,946 うまく まとまれば よいのだがな。 56 00:06:21,946 --> 00:06:25,549  心の声  言えぬ… あのことだけは。 57 00:06:25,549 --> 00:06:31,355  回想 (弥助)今日 見たやつ 本能寺にいた 怪しい男。 58 00:06:31,355 --> 00:06:36,110 え? (弥助)恐らく ノブ殺した男。 59 00:06:36,110 --> 00:06:38,896 えっ 60 00:06:38,896 --> 00:06:42,700 羽柴… 秀吉。 61 00:06:42,700 --> 00:06:47,705  心の声 戦の火種を まくようなことは できぬ。→ 62 00:06:47,705 --> 00:06:53,105 この後 いかにして羽柴様や諸将と つきおうて ゆけばよいのだ…。 63 00:06:54,845 --> 00:06:59,500 (太鼓の音) 64 00:06:59,500 --> 00:07:01,902 (羽柴秀吉)ほ~ら どうじゃ どうじゃ。 65 00:07:01,902 --> 00:07:05,372 (笑い声) 66 00:07:05,372 --> 00:07:09,960 いやあ 柴田の顔には 必死で笑いをこらえました。 67 00:07:09,960 --> 00:07:14,431 まさか 亡き信忠様の御子 三法師様を お連れするとは→ 68 00:07:14,431 --> 00:07:17,234 思ってもみなかったようで。 69 00:07:17,234 --> 00:07:22,072 信忠様は 上様が 跡継ぎとして定められた お方。 70 00:07:22,072 --> 00:07:25,509 その御子を 天下人に据えるのは道理よ。 71 00:07:25,509 --> 00:07:29,763 もはや俺の為すことに 誰も口を出せぬわ。 72 00:07:29,763 --> 00:07:33,901 三法師様の 後見役となったからにはな。 73 00:07:33,901 --> 00:07:36,370 のう。 アッハッハッハ。 (三法師の笑い声) 74 00:07:36,370 --> 00:07:39,270 (一同の笑い声) 75 00:07:44,995 --> 00:07:48,832 しばらくにございます 羽柴様。 76 00:07:48,832 --> 00:07:52,036 お前を 清州へ呼んだ 覚えはないぞ。 77 00:07:52,036 --> 00:07:55,436 ねぎらいに ご一服 差し上げたく。 78 00:08:09,169 --> 00:08:21,115 (茶をたてる音) 79 00:08:21,115 --> 00:08:24,115 早う申せ 左介。 80 00:08:27,471 --> 00:08:33,811 大山崎にて捕縛された 弥助殿を お助け願いたく 参じました。 81 00:08:33,811 --> 00:08:39,733 何を血迷ったか 戦のさなか 羽柴様に弓を引いたとか。 82 00:08:39,733 --> 00:08:45,133 某 弥助殿には 幾度か命を 救われておりますれば…。 83 00:08:47,124 --> 00:08:56,124 禄や位は望みませぬ。 ただ 恩には 報いとうござる。 何とぞ弥助殿を。 84 00:08:59,536 --> 00:09:03,907 俺の下から離れ 誰につく? 決して そのような。 85 00:09:03,907 --> 00:09:12,066 左介… 知ってのとおり 上様を殺ったのは…→ 86 00:09:12,066 --> 00:09:15,335 この俺よ。 えっ…。 87 00:09:15,335 --> 00:09:21,075 弥助も それを口にしておった。 なればこそ やつは殺しはせぬ。 88 00:09:21,075 --> 00:09:25,145 口封じをしたと勘ぐられては 困るからのう。 89 00:09:25,145 --> 00:09:28,665 やつの申すことを 「ほら」だと思わすには→ 90 00:09:28,665 --> 00:09:32,765 生かしておいて 気にせん素振りが 一番よ。 91 00:09:34,838 --> 00:09:41,745 だが左介… 調略に関わってきた お前から事が漏れれば→ 92 00:09:41,745 --> 00:09:44,448 「ほら」では済まぬ。 93 00:09:44,448 --> 00:09:47,568 ・~ 94 00:09:47,568 --> 00:09:49,653 口を封じねばな。 95 00:09:49,653 --> 00:09:52,005 う うう…。 96 00:09:52,005 --> 00:09:55,776 ・~ 97 00:09:55,776 --> 00:10:02,065 お前が しかと まげを結い 俺の手足になると誓うなら→ 98 00:10:02,065 --> 00:10:04,568 弥助ともども許す。 99 00:10:04,568 --> 00:10:06,603 むうう…。 100 00:10:06,603 --> 00:10:12,603 ただし 今後 事の噂が俺の耳に 入ろうものなら 即座に…。 101 00:10:14,344 --> 00:10:16,897 誓えるか? 左介! 102 00:10:16,897 --> 00:10:23,403 ・~ 103 00:10:23,403 --> 00:10:28,675 羽柴様の 乱世に生きる者としての 非情さには→ 104 00:10:28,675 --> 00:10:31,228 感服いたしております。 105 00:10:31,228 --> 00:10:38,435 ・~ 106 00:10:38,435 --> 00:10:40,735 非情? 107 00:10:42,472 --> 00:10:45,209 努力と申せ。 108 00:10:45,209 --> 00:11:03,477 ・~ 109 00:11:03,477 --> 00:11:07,281  心の声  (秀吉)ようやく… 泣けた。 110 00:11:07,281 --> 00:11:14,081 ・~ 111 00:11:18,475 --> 00:11:21,375 なんと孤独な お人よ。 112 00:11:23,564 --> 00:11:28,864 かような関わりようでしか 友をそばに置けぬのか。 113 00:11:32,306 --> 00:11:37,477  心の声  仕えましょうぞ 羽柴秀吉様。→ 114 00:11:37,477 --> 00:11:41,577 上様以来の 貴重なお方に。 115 00:11:43,734 --> 00:11:45,734 (割れる音) 116 00:11:50,440 --> 00:11:53,840 (柴田勝家) 見事 サルに してやられたわ。 117 00:11:56,230 --> 00:12:00,567 はやり廃りなど 突き放してきた この柴田勝家も→ 118 00:12:00,567 --> 00:12:03,704 世の趨勢には かなわぬか。 119 00:12:03,704 --> 00:12:08,942 (お市)弱気になられては困ります。 サルめに天下を仕切られては→ 120 00:12:08,942 --> 00:12:12,012 勝家殿を選んだ意味が ありませぬ。 121 00:12:12,012 --> 00:12:17,412 さすがは上様の妹君。 きついことを申される。 122 00:12:19,269 --> 00:12:23,040 しかし… あやつは男になった。 123 00:12:23,040 --> 00:12:27,540 「柴」の一字を くれてやった わしには うれしくもあるのだ。 124 00:12:29,313 --> 00:12:34,835 ご案じ召さるな お市殿。 織田家中の けじめは つけ申す。 125 00:12:34,835 --> 00:12:37,435 この命に懸けてな。 126 00:12:39,172 --> 00:12:43,176 ところで お市殿 サルめが逆立ちしても→ 127 00:12:43,176 --> 00:12:46,313 わしを しのげぬことがある。 128 00:12:46,313 --> 00:12:48,298 はて…? 129 00:12:48,298 --> 00:12:51,368 あやつより モテた。 130 00:12:51,368 --> 00:12:53,337 ウフ…。 131 00:12:53,337 --> 00:12:58,037 ・(お市たちの笑い声) (茶々)何を 笑うておるのだ 母上たちは。 132 00:12:59,810 --> 00:13:02,846 (織田長益)やはり 俺の選んだ 打ち掛けのほうが→ 133 00:13:02,846 --> 00:13:05,716 よう似合うておるぞ お茶々。 134 00:13:05,716 --> 00:13:10,103 あれは あまりに派手すぎる。 齢十三の女子なら→ 135 00:13:10,103 --> 00:13:14,003 おとなしめが 賢く見えるというものよ。 136 00:13:16,143 --> 00:13:18,712 (茶々)いやじゃ! あっ! 137 00:13:18,712 --> 00:13:23,200 こんなの いやじゃ! 長益殿とて 派手ではないか! 138 00:13:23,200 --> 00:13:28,772 華のない打ち掛けなど 今後 一切 着ぬ! 139 00:13:28,772 --> 00:13:31,141 (襖の開閉音) 140 00:13:31,141 --> 00:13:36,341 こやつに 天下の姫君にでも なられたら たまらんな。 141 00:13:39,299 --> 00:13:42,399 (長益)よもや そうは なるまいが…。 142 00:13:44,971 --> 00:13:57,571 ・~ 143 00:13:59,369 --> 00:14:05,709  心の声  これが… 羽柴様の命により 宗易殿が建てた茶室…→ 144 00:14:05,709 --> 00:14:08,609 「待庵」。 145 00:14:10,330 --> 00:14:15,330  心の声 小さい… 小さすぎる。 まるで鳥小屋ではないか。 146 00:14:20,424 --> 00:14:23,910  心の声 息苦しいほど 狭く暗い。→ 147 00:14:23,910 --> 00:14:27,164 床を入れても わずか二畳半余りの座敷に→ 148 00:14:27,164 --> 00:14:30,164 わらを混ぜた粗末な土壁。 149 00:14:32,469 --> 00:14:35,806  心の声 こんなものが 理想だというのか。 150 00:14:35,806 --> 00:14:42,612 ・~ 151 00:14:42,612 --> 00:14:48,502 (茶をたてる音) 152 00:14:48,502 --> 00:14:52,906  心の声  そうか… この暗さは→ 153 00:14:52,906 --> 00:14:59,012 絶妙な場に窓を置き 所作のみを鮮やかに見せるため。→ 154 00:14:59,012 --> 00:15:02,315 そして この狭さは 一切の無駄をそぎ→ 155 00:15:02,315 --> 00:15:05,719 緊張感のみを増すため。→ 156 00:15:05,719 --> 00:15:12,709 ここは 目を凝らさねば わからぬ 恐るべき数寄の要塞なのだ! 157 00:15:12,709 --> 00:15:15,362 どうぞ。 158 00:15:15,362 --> 00:15:19,382 大徳寺における 信長様の葬儀に ご尽力頂き→ 159 00:15:19,382 --> 00:15:22,519 恐悦至極に存じまする。 160 00:15:22,519 --> 00:15:29,543 喪主 三法師様 羽柴様に代わり ささやかな もてなしを致したく。 161 00:15:29,543 --> 00:15:35,632 加えて 私のわがままを聞いて 下さり かたじけのうございます。 162 00:15:35,632 --> 00:15:41,605 南蛮寺に預けられていた弥助殿を 何故 客として? 163 00:15:41,605 --> 00:15:48,705 あの方と共に… 亡き信長様を しのびとう存じます。 164 00:15:57,037 --> 00:16:02,337  心の声 うわっ! 軽い。 まるで 水だけ持っておるような…。 165 00:16:07,063 --> 00:16:11,218 わかり申した 宗匠。→ 166 00:16:11,218 --> 00:16:14,037 致し方なく 安土城が焼かれ→ 167 00:16:14,037 --> 00:16:17,707 乱れ咲きとも言うべき 華やかな葬儀。→ 168 00:16:17,707 --> 00:16:22,507 今 この趣の中におって 感ずるのです。 169 00:16:24,731 --> 00:16:31,721 安土の夢は… 終わったのだ と。 170 00:16:31,721 --> 00:16:37,143 そして程なく 羽柴様が 天下を統べるは必定。 171 00:16:37,143 --> 00:16:42,032 「わび」の世の到来を ひしと感じております。 172 00:16:42,032 --> 00:16:47,671 今焼 黒茶碗の良さも ようやく わかって参りました。 173 00:16:47,671 --> 00:16:53,109 碗の見栄を消し去り 茶のみを浮き立たせる良さが…。 174 00:16:53,109 --> 00:16:59,366 う~ん さすがは古田様。 そこまで…。 175 00:16:59,366 --> 00:17:03,954 この国の在り方を すべて待庵に込めたのです。 176 00:17:03,954 --> 00:17:07,741 あらゆる民の 指標になるようにと。 177 00:17:07,741 --> 00:17:11,641 果たして 民にまで 伝わるかどうか…。 178 00:17:14,681 --> 00:17:20,520 遠く南蛮に至るまで 小さきが良い などと聞いたこともございませぬ。 179 00:17:20,520 --> 00:17:25,642 茶頭である以前に しがない 魚問屋にすぎぬ私ですら→ 180 00:17:25,642 --> 00:17:31,042 わかるのです。 いずれ皆にも 伝わることでしょう。 181 00:17:33,883 --> 00:17:38,883 そう この良さを こうとでも 申しておきましょうか。 182 00:17:40,824 --> 00:17:46,880 「渋い」… と。 あ… 渋い。 183 00:17:46,880 --> 00:17:49,132 (銅鑼の音) 184 00:17:49,132 --> 00:18:23,033 ・~ 185 00:18:23,033 --> 00:18:27,954 羽柴 ノブ 殺した。 186 00:18:27,954 --> 00:18:31,691 お前も 手 貸したか? 187 00:18:31,691 --> 00:18:45,639 ・~ 188 00:18:45,639 --> 00:18:49,409 ノブへの義 果たした。 189 00:18:49,409 --> 00:18:52,178 もはや この国 関わりない。 190 00:18:52,178 --> 00:18:54,578 カ~ン。 あ…。 191 00:18:56,516 --> 00:19:02,316 失礼いたしました。 あまりの うれしさに 手元がつい…。 192 00:19:03,940 --> 00:19:09,740 もしも異国へお戻りならば 今宵のことを お伝え下さいまし。 193 00:19:11,831 --> 00:19:15,235 何の野心も 何の衒いもなく→ 194 00:19:15,235 --> 00:19:21,141 ただ この世に在られる あなた様を 待庵に招き→ 195 00:19:21,141 --> 00:19:26,246 私の生涯を賭した美が 完成したということを。 196 00:19:26,246 --> 00:19:50,954 ・~ 197 00:19:50,954 --> 00:19:58,111 (宗易)黒く わびた星が 今 ここから誕生するということを…。 198 00:19:58,111 --> 00:20:05,402 ・~ 199 00:20:05,402 --> 00:20:08,902 う~ん…。 200 00:20:13,076 --> 00:20:17,030 う~ん… うん! 201 00:20:17,030 --> 00:20:21,668  心の声 俺の大金時殿に 勢いよく 血がたぎるのは→ 202 00:20:21,668 --> 00:20:23,968 この四点か。 203 00:20:29,292 --> 00:20:35,064  心の声  不思議よのう。 我が蒐物集の中で 足軽ほどにすぎぬ物が→ 204 00:20:35,064 --> 00:20:40,603 今は太政大臣の風格すら 漂って見える。→ 205 00:20:40,603 --> 00:20:44,674 継ぎ目の味わいが なんとも渋い。→ 206 00:20:44,674 --> 00:20:47,074 それに比べて…。 207 00:20:50,113 --> 00:20:52,613  心の声 恥ずかしい。 208 00:20:55,201 --> 00:20:59,539  心の声 華に浮かれ 箔好みに 走った己が…。→ 209 00:20:59,539 --> 00:21:06,780 亡き上様には悪いが 尻の青さをのぞく心持ちになる。→ 210 00:21:06,780 --> 00:21:09,766 しかし わび数寄とは 良いものよ。→ 211 00:21:09,766 --> 00:21:15,004 何より 銭のかからぬのが良い。 出世など せずとも→ 212 00:21:15,004 --> 00:21:20,304 お家に負担をかけずに 数多く集められるわ。 213 00:21:22,829 --> 00:21:24,864 はぁ~…。 214 00:21:24,864 --> 00:21:29,764  心の声 あ~ 五臓がこそばゆうて たまらぬ~! 215 00:21:31,504 --> 00:21:35,408  心の声 誰に進呈するか? 長益殿? 論外!→ 216 00:21:35,408 --> 00:21:38,778 では 高山殿に? いや 譲るにしろ 売るにしろ→ 217 00:21:38,778 --> 00:21:41,648 己が青さが露呈する。→ 218 00:21:41,648 --> 00:21:43,948 ならば いっそ…。 219 00:21:50,073 --> 00:21:53,910 おせん これまで 苦労をかけたの。 220 00:21:53,910 --> 00:21:59,710 これからは 身の丈に合うた 生き方を志すつもりぞ。 221 00:22:02,452 --> 00:22:16,950 ・~ 222 00:22:16,950 --> 00:22:18,968 (おせん)あ…。 223 00:22:18,968 --> 00:22:22,238 ・~ 224 00:22:22,238 --> 00:22:24,240 まあ。 225 00:22:24,240 --> 00:22:34,083 ・~ 226 00:22:34,083 --> 00:22:39,172  心の声 きっと いつか成りますよ 左介殿。→ 227 00:22:39,172 --> 00:22:43,910 この立派な箱をも 似合う お方に。 228 00:22:43,910 --> 00:22:56,110 ・~ 229 00:23:02,545 --> 00:23:05,765 ・~(エンディングテーマ) 230 00:23:05,765 --> 00:23:11,604 ・「あなたの胸 触れるそのたび」 231 00:23:11,604 --> 00:23:17,710 ・「火傷しそうな 真摯な情熱」 232 00:23:17,710 --> 00:23:23,950 ・「世界中を敵に回したって」 233 00:23:23,950 --> 00:23:30,139 ・「目指したならどうぞ 貫いてください」 234 00:23:30,139 --> 00:23:35,995 ・「男は蝶々で 女は花で」 235 00:23:35,995 --> 00:23:42,902 ・「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 236 00:23:42,902 --> 00:23:48,508 ・「時に流され 距離にはなされる」 237 00:23:48,508 --> 00:23:51,311 ・「絆なんて絆じゃない」 238 00:23:51,311 --> 00:23:55,198 ・「思うまま生きて そして」 239 00:23:55,198 --> 00:24:00,803 ・「昇った天辺から 見える」 240 00:24:00,803 --> 00:24:04,674 ・「景色を教えて いつか」 241 00:24:04,674 --> 00:24:13,366 ・「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 242 00:24:13,366 --> 00:24:16,903 ・「叶えたい願い それは」 243 00:24:16,903 --> 00:24:23,910 ・「あなたの追う美しいもの」 244 00:24:23,910 --> 00:24:28,910 ・「壊されないで 永遠に」 245 00:24:32,085 --> 00:24:52,455 ・~ 246 00:24:52,455 --> 00:24:59,155 「別離のつぶやき」。 武か数寄か それが問題にて候。