1 00:00:01,796 --> 00:01:27,996 ♪♪~ 2 00:01:36,758 --> 00:01:42,158 (織田信長)平グモの茶釜などとは 比べ物にはなるまい。 3 00:01:47,552 --> 00:01:53,408 (古田左介)畏れながら… ものの良さと尺の大小は→ 4 00:01:53,408 --> 00:01:55,877 関わりなしと存じまする。 5 00:01:55,877 --> 00:01:57,896 うん? 6 00:01:57,896 --> 00:02:05,196 平グモは 大安宅船と等しく すばらしゅうございました。 7 00:02:11,859 --> 00:02:17,615 津田宗及 今井宗久 千 宗易。 8 00:02:17,615 --> 00:02:20,715 お前ら茶坊主はどう思う? 9 00:02:24,022 --> 00:02:29,527 (宗及) このような巨大なものは 南蛮船 でも見たことがございません。 10 00:02:29,527 --> 00:02:35,149 (宗久)外板に くろがねをはり付け 非貫通性と防火性を持たせる。→ 11 00:02:35,149 --> 00:02:38,019 軍船として見事というほか ございません。 12 00:02:38,019 --> 00:02:40,919 (信長)お前はどうだ? 宗易。 13 00:02:42,790 --> 00:02:45,510 (宗易)いささか 物足りのう存じます。 14 00:02:45,510 --> 00:02:47,710 あっ! 15 00:02:55,320 --> 00:03:00,320 一切を黒く塗られるのが よろしいかと。 16 00:03:04,195 --> 00:03:09,384 (信長)黒は死をにおわす。 毛利水軍にとって 黒き船は→ 17 00:03:09,384 --> 00:03:13,554 死に神に映るかもしれん。 面白い。 18 00:03:13,554 --> 00:03:17,454 大安宅船のみならず 軍船をすべて黒く塗れ! 19 00:03:19,110 --> 00:03:23,910 (信長)宗易! 今日はお前が茶をたてろ。 20 00:03:26,784 --> 00:03:30,455 心の声 さすがは信長様。 よかれと思う事は→ 21 00:03:30,455 --> 00:03:33,691 すぐ お取り入れになる。 それにしても→ 22 00:03:33,691 --> 00:03:37,545 あの見事な船を 「物足りない」などと。→ 23 00:03:37,545 --> 00:03:43,217 それ以上に 一切を黒く塗るという 大胆な発想。 あれが…。 24 00:03:43,217 --> 00:03:45,217 あ…。 25 00:03:47,488 --> 00:03:52,688 御名は? 織田家臣 古田左介と申す。 26 00:03:56,581 --> 00:04:02,120 ♪♪~ 27 00:04:02,120 --> 00:04:06,774 心の声 あれが ちまたで 「才人」と言われる 千 宗易か。 28 00:04:06,774 --> 00:04:34,619 ♪♪~ 29 00:04:34,619 --> 00:04:37,422 (中川清秀)ああ…。 30 00:04:37,422 --> 00:04:41,859 うん いつもながら 左介殿の茶は うまい。 31 00:04:41,859 --> 00:04:46,180 この中川清秀 信長様のお口添えとはいえ→ 32 00:04:46,180 --> 00:04:49,350 よい義弟を持ったと 自覚しておる。 33 00:04:49,350 --> 00:04:54,422 いい男に嫁いだな おせん。 滅相もござらん。 34 00:04:54,422 --> 00:04:58,025 某は中川家ほどの 名門の生まれではないゆえ→ 35 00:04:58,025 --> 00:05:03,381 名器の一つも出せず 義兄上には 毎度 失礼いたしております。 36 00:05:03,381 --> 00:05:08,202 それがよいのだ。 武人は 清貧をもって良しとせねば。 37 00:05:08,202 --> 00:05:14,192 私のような茶の湯に疎い者に 名器を出されては かえって困る。 38 00:05:14,192 --> 00:05:20,081 我が主君 荒木村重様の茶会などは もう大変でな。→ 39 00:05:20,081 --> 00:05:23,351 様々な名器を 自慢げに出されるのだが→ 40 00:05:23,351 --> 00:05:27,622 私には返す言葉がなく 四苦八苦しておる。 41 00:05:27,622 --> 00:05:30,858 心の声 さ… 様々な名器! 42 00:05:30,858 --> 00:05:35,296 (清秀)近頃は本願寺勢との争いが ますます激しい。 43 00:05:35,296 --> 00:05:40,896 こうして会いに来るのも ままならぬ。 馳走になった。 44 00:05:45,356 --> 00:05:48,326 いつも忙しそうだな 義兄上は。 45 00:05:48,326 --> 00:05:54,382 (おせん)兄上は 一本気な 性格ですので こうと決めた事や→ 46 00:05:54,382 --> 00:05:58,820 筋の通らない事などは…。 うらやましいかぎりだ。 47 00:05:58,820 --> 00:06:03,157 嫌なのですよ。 武人なら千軍万馬を従え…。 48 00:06:03,157 --> 00:06:07,145 だから…。 常に敵とせめぎ合うのが本望。 49 00:06:07,145 --> 00:06:12,049 どんなにきつい命令でも…。 かようであれば出世も早いのだが。 50 00:06:12,049 --> 00:06:16,387 忙しさに かまけることなく 果たそうとするのです。 51 00:06:16,387 --> 00:06:21,476 戦場で目がいくのは 景色だったりするのだがな。 ハハハハ。 52 00:06:21,476 --> 00:06:27,582 戦場で景色を見ていては 危のうございますよ。 ウフフ。→ 53 00:06:27,582 --> 00:06:33,654 あ そうそう。 左介殿のふるさと 美濃の窯大将から 志野茶碗が。 54 00:06:33,654 --> 00:06:35,654 なにっ? 来たか! 55 00:06:37,608 --> 00:06:39,608 あっ! 56 00:06:46,951 --> 00:06:52,323 う~む… いまだ日の本では 出し難い白が出ておる。 57 00:06:52,323 --> 00:06:54,892 唐物の透き通るような 白ではないが→ 58 00:06:54,892 --> 00:06:59,447 もぐさ土と長石釉だけで よくぞ ここまで。 59 00:06:59,447 --> 00:07:02,683 美濃へ礼は送ってくれたか? 60 00:07:02,683 --> 00:07:07,154 これだけのものを作るには さぞ散財したろうに。 61 00:07:07,154 --> 00:07:10,825 今は あいにく…。 うん? 62 00:07:10,825 --> 00:07:14,896 金子のほうが 滞っておりますの。 63 00:07:14,896 --> 00:07:21,953 すまんな おせん。 義父亡き後この 領地を継ぎ 代官になったとて→ 64 00:07:21,953 --> 00:07:26,240 もらう禄は知れたもの。 俺に かい性があれば→ 65 00:07:26,240 --> 00:07:31,540 こんな苦労はかけまいに。 苦労より… 勝っていますよ。 66 00:07:34,015 --> 00:07:37,518 (おせん)こんな乱世でも 子は すくすくと。→ 67 00:07:37,518 --> 00:07:42,123 私は このように ぴんぴんと。 夫 左介殿は→ 68 00:07:42,123 --> 00:07:46,744 ひょうひょうとしている おかしさのほうが 勝っています。 69 00:07:46,744 --> 00:07:48,744 あ…。 70 00:07:58,556 --> 00:08:01,692 心の声 この うっすらほてった 緋色の肌に→ 71 00:08:01,692 --> 00:08:05,446 真っ白く「はにゃあ」とした たたずまい。 72 00:08:05,446 --> 00:08:07,946 そうだ これはまるで…。 73 00:08:10,851 --> 00:08:14,751 心の声 あの良さの源は ここにあったか。 74 00:08:16,791 --> 00:08:20,728 心の声 いや 志野は 「はんっ」という感じ。→ 75 00:08:20,728 --> 00:08:25,683 「はんっ」と「はにゃあ」 どちらが 欲しいかといえば「はにゃあ」だ。→ 76 00:08:25,683 --> 00:08:30,021 なるほど 乳房には画竜点睛 乳首がある。→ 77 00:08:30,021 --> 00:08:34,258 今焼の志野が いにしえの唐 高麗名物に匹敵するには→ 78 00:08:34,258 --> 00:08:36,961 濃い赤色の何かが要る。 79 00:08:36,961 --> 00:08:38,946 あ…。 80 00:08:38,946 --> 00:08:43,918 ≪失礼つかまつる 古田殿! 織田の使い番でござる! 81 00:08:43,918 --> 00:08:45,918 え…? 82 00:08:48,189 --> 00:08:53,728 石山本願寺攻めの陣中にあった 摂津守 荒木村重が謀反! 83 00:08:53,728 --> 00:08:57,048 己が城へ籠もったとの知らせ! えっ?! 84 00:08:57,048 --> 00:08:59,951 (使い番)かねてより 毛利勢 本願寺勢と通じ→ 85 00:08:59,951 --> 00:09:02,687 反乱の機をうかがっていた由に ござる! 86 00:09:02,687 --> 00:09:05,489 たった今 荒木の家臣 中川殿が→ 87 00:09:05,489 --> 00:09:09,427 本願寺征伐へ 向かったばかりだというのにか! 88 00:09:09,427 --> 00:09:13,347 荒木の意が 家中にあまねく 及んでいるとは限りませぬ。 89 00:09:13,347 --> 00:09:18,285 古田殿は 信長様の直臣。 ただちに 織田軍に合流して下され! 90 00:09:18,285 --> 00:09:20,285 う…。 91 00:09:21,989 --> 00:09:25,289 (いななき) 92 00:09:31,515 --> 00:09:35,453 (信長)中川清秀が 己の茨木城に籠もった。→ 93 00:09:35,453 --> 00:09:40,053 この信長より 反逆者の荒木を 選んだようだ。 94 00:09:43,494 --> 00:09:47,915 (信長)お前は中川の妹を めとっていたな。 はっ。 95 00:09:47,915 --> 00:09:52,386 (信長)義兄を助けたくば 俺に寝返るよう交渉しろ。→ 96 00:09:52,386 --> 00:09:56,757 重要な将たる荒木 中川ともども 失いたくはない。→ 97 00:09:56,757 --> 00:10:01,257 だが拒むようなら 一切を滅ぼす。 98 00:10:06,784 --> 00:10:08,784 はっ。 99 00:10:11,305 --> 00:10:15,726 (荒木村重)母を人質に差し出せば 謀反を許すやと? フン! 100 00:10:15,726 --> 00:10:21,132 降伏しても皆殺しに決まっとる。 あいつは そういう男や。 101 00:10:21,132 --> 00:10:24,719 信長に伝えんかい! この荒木村重→ 102 00:10:24,719 --> 00:10:28,289 松永のようにはいかん とな。 (家臣)はっ! 103 00:10:28,289 --> 00:10:31,125 わしの背後には毛利勢→ 104 00:10:31,125 --> 00:10:36,013 前方には つわものの家臣 中川清秀 高山右近がおる。 105 00:10:36,013 --> 00:10:41,035 反逆転じて西国一帯を制するのは わしのほうや! 106 00:10:41,035 --> 00:10:45,635 尾張の田舎大名に この名物が渡せるかい! 107 00:10:51,095 --> 00:10:54,281 (清秀)織田の使い番が 何度来ようが 覚悟は変わらん! 108 00:10:54,281 --> 00:10:56,951 決して織田方には寝返らぬ! 109 00:10:56,951 --> 00:11:01,622 何があろうと 主君 荒木様に 従い 前方を死守する! 110 00:11:01,622 --> 00:11:07,344 されど いま一人参じましたる 使い番は… 殿の義弟→ 111 00:11:07,344 --> 00:11:10,344 古田左介殿にございます。 なにっ?! 112 00:11:12,716 --> 00:11:14,716 (一同)おおっ! 113 00:11:17,721 --> 00:11:22,221 心の声 全身 白具足… 何ゆえ? 114 00:11:28,115 --> 00:11:30,115 うん? 115 00:11:33,521 --> 00:11:41,178 高山右近殿が 高槻城を開城され 今や流れは織田方へ傾きました。 116 00:11:41,178 --> 00:11:44,849 義兄上も早々に ご決断を。 117 00:11:44,849 --> 00:11:46,967 (どよめき) 118 00:11:46,967 --> 00:11:52,456 茶の湯に興じるあまり 武人の本懐を忘れたか? 119 00:11:52,456 --> 00:11:57,261 武人ならば 負け戦とわかって いても 主君に従うがスジ。 120 00:11:57,261 --> 00:12:01,982 いかに そなたの頼みといえど それだけは曲げられぬ! 121 00:12:01,982 --> 00:12:06,954 確かに 某は茶の湯に 物狂いに過ぎておりました。 122 00:12:06,954 --> 00:12:10,691 しかし これを機に 改めとうございます! 123 00:12:10,691 --> 00:12:15,746 数寄者としての己を捨て 武一筋に生きようと存じます。 124 00:12:15,746 --> 00:12:19,450 ♪♪~ 125 00:12:19,450 --> 00:12:21,450 おっ! 126 00:12:23,420 --> 00:12:26,457 おせん! 何ゆえ ここへ?! 127 00:12:26,457 --> 00:12:31,061 ♪♪~ 128 00:12:31,061 --> 00:12:36,684 主君に従うのがスジなら 兄弟と運命を共にするのも→ 129 00:12:36,684 --> 00:12:42,823 スジではござらぬか。 それでも 主君への忠義を選ばれるなら→ 130 00:12:42,823 --> 00:12:47,023 某は 信長様に忠義を誓う 証しとして…。 131 00:12:48,829 --> 00:12:51,866 おおっ! 逆賊 中川清秀の妹を→ 132 00:12:51,866 --> 00:12:54,785 あやめねばなりませぬ! 133 00:12:54,785 --> 00:12:57,688 それが武人の道にござろう! 134 00:12:57,688 --> 00:13:06,096 ♪♪~ 135 00:13:06,096 --> 00:13:09,033 う… く…。 136 00:13:09,033 --> 00:13:13,787 血迷うたか左介! おせんを斬れば 汝も この場で斬り捨てるぞ! 137 00:13:13,787 --> 00:13:17,187 御意! 覚悟の上の 死具足でござる! 138 00:13:19,126 --> 00:13:22,026 わかった~! エヤ~ッ! 139 00:13:25,282 --> 00:13:27,982 ああ… あ…。 140 00:13:34,792 --> 00:13:41,492 はあ~ ハァ ハァ…。 141 00:13:47,955 --> 00:13:53,994 わ… わかった。 142 00:13:53,994 --> 00:13:56,794 かたじけない おせん。 143 00:13:59,683 --> 00:14:06,290 この乱世では いつ誰に斬られても おかしゅうありませぬ。 144 00:14:06,290 --> 00:14:11,490 でも 左介殿になら 本望と思うておりました。 145 00:14:14,098 --> 00:14:20,154 心の声 俺はもう全身武人だ。 名物に 目がくらんだなど過去のこと。→ 146 00:14:20,154 --> 00:14:22,957 欲しいのは ただ武功のみ。→ 147 00:14:22,957 --> 00:14:29,257 この機に乗じて 必ず 古田の名を天下にとどろかす。 148 00:14:31,465 --> 00:14:35,219 申し上げます! 中川清秀が和睦に応じ→ 149 00:14:35,219 --> 00:14:37,921 茨木城を開城した由に ございます! 150 00:14:37,921 --> 00:14:42,221 (信長)誰が口説いた? (家臣)古田左介にございます。 151 00:14:44,061 --> 00:14:50,084 恩賞を取らす。 左介には 当分 中川を監視し 行動を共にせよ と。 152 00:14:50,084 --> 00:14:52,119 はっ! 153 00:14:52,119 --> 00:14:56,719 進軍だ! 残るは 荒木村重の 有岡城のみ! 154 00:15:03,364 --> 00:15:08,369 (足軽A) 1年がかりで城を落として 肝心の荒木がいねえとよ。 155 00:15:08,369 --> 00:15:13,257 (足軽B) 家来を捨てて出ていく荒木よか うちの親方のほうがマシだ。 156 00:15:13,257 --> 00:15:18,057 荒木の逃げた先はわかっておる! どこまでも追い詰めるぞ~! 157 00:15:23,584 --> 00:15:28,605 荒木はまだ城内にいる! 首級を上げた者に恩賞は多いぞ! 158 00:15:28,605 --> 00:15:30,908 ≪こっちにもいないぞ! 159 00:15:30,908 --> 00:15:34,461 ♪♪~ 160 00:15:34,461 --> 00:15:38,749 心の声 ここは使い番として あまたの城を見てきた俺が有利。 161 00:15:38,749 --> 00:15:42,519 ♪♪~ 162 00:15:42,519 --> 00:15:46,757 心の声 待っていろ おせん。 必ず手柄を立ててみせる!→ 163 00:15:46,757 --> 00:15:50,394 荒木の首は この俺がもらった! 164 00:15:50,394 --> 00:15:54,815 ♪♪~ 165 00:15:54,815 --> 00:16:00,020 殿 ここも危のうございます。 見つかれば命はありませぬ。→ 166 00:16:00,020 --> 00:16:06,760 既に尼崎にて 荒木が一族郎党 600余りが処刑されております。→ 167 00:16:06,760 --> 00:16:14,284 殿お一人でも生き延び 何とぞ 反信長の灯を絶やさぬよう…。 168 00:16:14,284 --> 00:16:18,188 ♪♪~ 169 00:16:18,188 --> 00:16:23,110 ハァ ハァ ハァ…。 170 00:16:23,110 --> 00:16:25,779 待たれい! うっ。 171 00:16:25,779 --> 00:16:31,351 その顔 しかと見覚えがある。 摂津一国の太守として→ 172 00:16:31,351 --> 00:16:36,306 信長様の覚えめでたき 荒木殿が… 何事ぞ! 173 00:16:36,306 --> 00:16:39,910 汝がごときに わしの気持ちがわかるか! 174 00:16:39,910 --> 00:16:44,248 少しは 松永殿を 見習ってはいかがか。 175 00:16:44,248 --> 00:16:47,918 ♪♪~ 176 00:16:47,918 --> 00:16:49,918 (爆発音) 177 00:16:51,989 --> 00:16:56,527 同じ反逆者なれど 自ら爆死された見事な散りざま! 178 00:16:56,527 --> 00:17:00,027 武人として あっぱれとは 思われぬのか! 179 00:17:01,582 --> 00:17:07,955 さ… 三本杉の刃紋?! 業物「関の孫六兼元」やないか! 180 00:17:07,955 --> 00:17:10,424 お…? 181 00:17:10,424 --> 00:17:13,424 汝が… なぜ? 182 00:17:15,312 --> 00:17:17,815 手前の首を心配せえ! 183 00:17:17,815 --> 00:17:19,815 むうっ! 184 00:17:25,422 --> 00:17:27,422 あっ! 185 00:17:29,359 --> 00:17:31,559 あ あ あ…。 186 00:17:38,218 --> 00:17:41,218 大名物 荒木高麗! 187 00:17:43,023 --> 00:17:48,228 室町東山書院より伝わる 天下の染付茶碗! 188 00:17:48,228 --> 00:17:50,228 うん? 189 00:17:58,956 --> 00:18:01,756 ああ ああ…。 190 00:18:05,329 --> 00:18:10,884 なんと見事な「かいらぎ」よ。 なんと美しい びわ色の地肌。 191 00:18:10,884 --> 00:18:14,984 器に柄を染め付けるなど 誰が考えようか…。 192 00:18:16,757 --> 00:18:23,947 その刀 その目利き… 氏素性は わからんが 相当な数寄者やな。 193 00:18:23,947 --> 00:18:26,350 あ ああ…。 194 00:18:26,350 --> 00:18:28,952 それ一つで 城が建つ。 195 00:18:28,952 --> 00:18:31,989 お おお…。 196 00:18:31,989 --> 00:18:35,292 わしを逃がせば譲ったる。 197 00:18:35,292 --> 00:18:39,429 あ ああ ああ…。 198 00:18:39,429 --> 00:18:43,300 人間 生来備わっとる欲には あらがえんのう。 199 00:18:43,300 --> 00:18:48,305 たとえ身内を犠牲にしようとも それ見たさに生きとうなる。 200 00:18:48,305 --> 00:18:50,805 したたかになる。 201 00:18:53,744 --> 00:18:58,215 松永弾正は 武人として立派に散った。 202 00:18:58,215 --> 00:19:03,020 だが わしのほうが業は上や。 203 00:19:03,020 --> 00:19:05,020 はっ! 204 00:19:10,777 --> 00:19:13,377 (鐘の音) 205 00:19:28,745 --> 00:19:32,282 心の声 一度しか面識のない俺を 茶に招くとは→ 206 00:19:32,282 --> 00:19:36,482 たかが あきんどとはいえ 度胸で負けた気がする。 207 00:19:38,889 --> 00:19:45,389 (小鳥のさえずり) 208 00:19:50,117 --> 00:19:52,117 む…。 209 00:19:54,488 --> 00:19:56,788 (小鳥のさえずり) 210 00:19:59,276 --> 00:20:03,714 千 宗易殿 お招き かたじけのうござる。 211 00:20:03,714 --> 00:20:09,786 某 茶の湯は幼き頃に習った程度。 粗相があれば 何とぞ…。 212 00:20:09,786 --> 00:20:13,286 よくお越し下さいました。 213 00:20:16,009 --> 00:20:20,614 一つ 尋ねてよろしいか? 用意されたものを履いたのだが→ 214 00:20:20,614 --> 00:20:23,684 これでよろしいのか? 下駄が常では? 215 00:20:23,684 --> 00:20:27,354 私が考えました 雪駄というものです。 216 00:20:27,354 --> 00:20:31,058 下駄では 音が邪魔になりましょう。 217 00:20:31,058 --> 00:20:33,058 あ…。 218 00:20:34,761 --> 00:20:40,584 心の声 確かに この静寂に 「カランコロン」はうるさい。→ 219 00:20:40,584 --> 00:20:43,820 しかし それでいいのか? 茶の湯とは→ 220 00:20:43,820 --> 00:20:48,592 決められた作法や所作に 美しさを 見いだすことではないのか? 221 00:20:48,592 --> 00:20:58,919 ♪♪~ 222 00:20:58,919 --> 00:21:02,022 心の声 飛び石は 確かに ここに続いている。→ 223 00:21:02,022 --> 00:21:07,227 まさか ここから茶室へ入れと? こんな小さな入り口では→ 224 00:21:07,227 --> 00:21:10,464 帯刀したまま 入れぬではないか!→ 225 00:21:10,464 --> 00:21:16,053 刀をあれに置けと? 武人の証したる刀をあれに?!→ 226 00:21:16,053 --> 00:21:19,389 武人をなめているのか? それとも→ 227 00:21:19,389 --> 00:21:26,113 茶の湯に身分は関係なしとでも? この試み つきあおうぞ。→ 228 00:21:26,113 --> 00:21:31,913 だが くだらぬものであれば 首の心配をしてもらうぞ 宗易殿。 229 00:21:33,620 --> 00:21:35,655 あっ! 230 00:21:35,655 --> 00:21:42,946 ♪♪~ 231 00:21:42,946 --> 00:21:45,198 あ… う…。 232 00:21:45,198 --> 00:21:50,353 ♪♪~ 233 00:21:50,353 --> 00:21:55,125 心の声 たった三畳の室内が 無限の空間に感ずる!→ 234 00:21:55,125 --> 00:21:59,396 室内に一切の無駄がないからだ。 あらゆる風情が溶け込み→ 235 00:21:59,396 --> 00:22:03,417 目が 取っかかりを失い 空を見るかのように。→ 236 00:22:03,417 --> 00:22:08,622 新しい。 俺が体験してきた 様式美とは まるで異なる。→ 237 00:22:08,622 --> 00:22:11,322 こんな感覚は初めてだ! 238 00:22:16,880 --> 00:22:20,380 何も… 語れなかった。 239 00:22:23,370 --> 00:22:25,622 どうぞ。 240 00:22:25,622 --> 00:22:27,822 あっ! 241 00:22:32,129 --> 00:22:35,029 わしを逃がせば譲ったる。 242 00:22:40,287 --> 00:22:45,687 心の声 まさか宗易殿は あの事を?! 243 00:23:00,257 --> 00:23:03,493 ♪♪~(エンディングテーマ) 244 00:23:03,493 --> 00:23:09,316 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 245 00:23:09,316 --> 00:23:15,422 ♪♪「火傷しそうな真摯な情熱」 246 00:23:15,422 --> 00:23:21,611 ♪♪「世界中を敵に回したって」 247 00:23:21,611 --> 00:23:27,868 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 248 00:23:27,868 --> 00:23:33,623 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 249 00:23:33,623 --> 00:23:40,630 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 250 00:23:40,630 --> 00:23:46,219 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 251 00:23:46,219 --> 00:23:49,022 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 252 00:23:49,022 --> 00:23:52,876 ♪♪「思うまま生きて そして」 253 00:23:52,876 --> 00:23:58,532 ♪♪「昇った天辺から 見える」 254 00:23:58,532 --> 00:24:02,385 ♪♪「景色を教えて いつか」 255 00:24:02,385 --> 00:24:11,094 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 256 00:24:11,094 --> 00:24:14,614 ♪♪「叶えたい願い それは」 257 00:24:14,614 --> 00:24:21,621 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 258 00:24:21,621 --> 00:24:26,621 ♪♪「壊されないで 永遠に」 259 00:24:30,196 --> 00:24:50,133 ♪♪~ 260 00:24:50,133 --> 00:24:56,833 「天界への階段」。 武か数寄か それが問題にて候。 261 00:25:01,778 --> 00:25:04,781 (ビビル 渡辺)「地球イチバン」。 (芦田)スペシャルです! 262 00:25:04,781 --> 00:25:11,121 「ハ~ どっか行きたいな~」って 思う事 ありませんか? 263 00:25:11,121 --> 00:25:17,294 そんな時は 我が 「地球イチバン旅行社」にお任せ下さい。 264 00:25:17,294 --> 00:25:24,594 かけ離れた環境に あえて飛び込む 地球イチバンツアーに ご案内!