1 00:00:02,133 --> 00:01:28,333 ♪♪~ 2 00:01:34,458 --> 00:01:45,536 ♪♪~ 3 00:01:45,536 --> 00:01:51,125 心の声 (古田左介)全く信長様も 面白い事をお考えになるものよ。→ 4 00:01:51,125 --> 00:01:57,665 帝の御前で軍団を率いて 行進をしようとは。→ 5 00:01:57,665 --> 00:01:59,865 かくなる上は…。 6 00:02:03,137 --> 00:02:08,537 一世一代の晴れ姿で 「御馬揃え」に臨まねばな! 7 00:02:12,796 --> 00:02:15,833 (鐘の音) 8 00:02:15,833 --> 00:02:21,333 (歓声) 9 00:02:42,076 --> 00:02:45,412 (津田宗及)遅うございますぞ お二方。 10 00:02:45,412 --> 00:02:48,732 明智様をはじめ 諸将の皆様は→ 11 00:02:48,732 --> 00:02:52,403 とうの昔に お通りになられた後に ございます。 12 00:02:52,403 --> 00:02:57,358 (今井宗久)急ごうにも この にぎわいに 道を阻まれましてな。 13 00:02:57,358 --> 00:02:59,458 お! 14 00:03:11,105 --> 00:03:14,258 いつにも増して はつらつとしておいでだ。 15 00:03:14,258 --> 00:03:19,279 それも当然のこと。 東の北条と和議を結び→ 16 00:03:19,279 --> 00:03:22,966 石山本願寺を ついに屈服させ→ 17 00:03:22,966 --> 00:03:29,239 加賀・越前をはじめとする諸国で 戦果を挙げたのですから。→ 18 00:03:29,239 --> 00:03:32,292 京でやることに 意味があるのですよ。→ 19 00:03:32,292 --> 00:03:38,632 既に織田が天下を握っている という現実を誇示できますからな。 20 00:03:38,632 --> 00:03:41,602 (千 宗易)いかがでしょうか。 裏通りを急げば→ 21 00:03:41,602 --> 00:03:45,055 隊列の先頭に 追いつくこともできますが。 22 00:03:45,055 --> 00:03:50,778 それは妙案。 皆様方の晴れ姿を 見逃したとあっては→ 23 00:03:50,778 --> 00:03:54,278 後々の商いにも 響きますからな。 24 00:03:56,400 --> 00:03:58,919 それは 何でございます? 25 00:03:58,919 --> 00:04:03,841 皆様の着こなしを 五段階で評価しておりました。 26 00:04:03,841 --> 00:04:10,631 評価の高い数寄者のお方とは 後々よい商いができましょう。 27 00:04:10,631 --> 00:04:15,231 例えば 明智様の評価は…。 28 00:04:20,074 --> 00:04:27,231 (宗及)明智様は 淡い緑の頭巾に 素襖 白河原毛の馬。→ 29 00:04:27,231 --> 00:04:33,031 とても齢六十に迫るとは思えぬ すがすがしさに ございました。 30 00:04:34,972 --> 00:04:40,360 馬揃え奉行を拝命し これだけの 仕事を成し遂げたというのに→ 31 00:04:40,360 --> 00:04:44,765 おごりが みじんも 見えなかったのも ご立派でした。 32 00:04:44,765 --> 00:04:50,788 なるほど これは今後の商いの 良き指針になりますな。 33 00:04:50,788 --> 00:04:56,310 明智様と私は昵懇の仲。 横やりは許しませぬぞ。 34 00:04:56,310 --> 00:04:59,046 これは手厳しい。 35 00:04:59,046 --> 00:05:03,746 (宗及)次は 柴田勝家様に ございますな。 36 00:05:07,888 --> 00:05:11,925 (宗及)どこで染めたのか 肩衣の色の小汚いこと。→ 37 00:05:11,925 --> 00:05:17,131 黄金の太刀が また 一層 気品を損ねておりました。 38 00:05:17,131 --> 00:05:24,087 まあ 北国との商いが 盛んになる よう願っての評価にございます。 39 00:05:24,087 --> 00:05:30,844 (宗久) うん? 数字の書かれていない 御名が二つありますが これは? 40 00:05:30,844 --> 00:05:34,715 このお二人は 新しさが あまりに過ぎて→ 41 00:05:34,715 --> 00:05:38,715 どう判断してよいか 迷うたのでございます。 42 00:05:40,504 --> 00:05:43,307 (宗及)先回りしたは よかったが→ 43 00:05:43,307 --> 00:05:47,010 いささか着くのが 早かったようですな。 44 00:05:47,010 --> 00:05:52,166 そういえば 羽柴様が 参加していないと伺いましたが。 45 00:05:52,166 --> 00:05:56,637 羽柴様なら 毛利攻めで ご多忙でございます。 46 00:05:56,637 --> 00:05:58,939 (宗久)そうでしたな。 47 00:05:58,939 --> 00:06:03,961 (宗及)お祭り騒ぎが お好きな お方なのに さぞや残念。 48 00:06:03,961 --> 00:06:06,061 (歓声) 49 00:06:13,470 --> 00:06:20,027 ♪♪~ 50 00:06:20,027 --> 00:06:25,499 てれてはなりませぬ。 堂々と! (中川清秀)わかっておる! 51 00:06:25,499 --> 00:06:29,169 おおっ! なんと目新しい!→ 52 00:06:29,169 --> 00:06:34,791 津田殿が評価を迷うお気持ちが よう分かりました。→ 53 00:06:34,791 --> 00:06:38,729 あの 無数に 線の入った模様は? 54 00:06:38,729 --> 00:06:45,569 あれは呂宋島の布地です。 私が 見つけて お譲りいたしました。 55 00:06:45,569 --> 00:06:49,373 南方の島のものですから さしずめ→ 56 00:06:49,373 --> 00:06:53,310 「しま模様」とでも しておきましょうか。 57 00:06:53,310 --> 00:06:58,832 ♪♪~ 58 00:06:58,832 --> 00:07:01,132 心の声 成った…。 59 00:07:02,970 --> 00:07:06,740 心の声 齢三十七にして 大した武功もなく→ 60 00:07:06,740 --> 00:07:09,643 もらう扶持が わずか二百石。→ 61 00:07:09,643 --> 00:07:13,730 この隊列に加わるのも はばかられる身。→ 62 00:07:13,730 --> 00:07:21,130 なれど 帝の御前にて 我が数寄を 披露する日が来ようとは…。 63 00:07:23,840 --> 00:07:30,340 心の声 我が子よ おせんよ 俺は天下に心意気を示したぞ! 64 00:07:32,132 --> 00:07:34,132 うん? 65 00:07:36,336 --> 00:07:38,355 あっ! 66 00:07:38,355 --> 00:07:46,129 ♪♪~ 67 00:07:46,129 --> 00:07:48,482 (織田長益)よお 古左ぁ。 68 00:07:48,482 --> 00:07:53,837 相変わらず ひょうげた格好を しとるのぉ。 フフフフ。 69 00:07:53,837 --> 00:07:57,774 織田… 長益様…。 70 00:07:57,774 --> 00:08:05,098 連枝衆の中におっても退屈でのう。 顔を見に来てやったわ。 それに…。 71 00:08:05,098 --> 00:08:07,498 長益様~! 長益様! 72 00:08:09,620 --> 00:08:13,390 向こうでは 女子と イチャイチャできんからのう。 73 00:08:13,390 --> 00:08:16,360 あ…。 74 00:08:16,360 --> 00:08:20,998 いつもながら ふざけて おられますな 長益様は。 75 00:08:20,998 --> 00:08:24,101 信長様に 大目玉を 食らいますぞ。 76 00:08:24,101 --> 00:08:29,806 あのお姿… 斬新さでは 古田様をも はるかにしのぐ。 77 00:08:29,806 --> 00:08:35,295 (宗久)さすがは信長様の実弟。 洒脱が板についておられる。→ 78 00:08:35,295 --> 00:08:38,298 これはもう 別格でございましょう。 79 00:08:38,298 --> 00:08:41,368 (宗及)でしょうな。 80 00:08:41,368 --> 00:08:44,368 ♪♪~ 81 00:08:54,698 --> 00:08:56,698 じゃあな! あっ! 82 00:08:59,803 --> 00:09:25,203 ♪♪~ 83 00:09:27,130 --> 00:09:29,930 (信長の笑い声) 84 00:09:31,735 --> 00:09:37,407 (織田信長)帝も大層 楽しんで おられたわ。 光秀 恩賞を取らす。 85 00:09:37,407 --> 00:09:41,044 (明智光秀)そのかわりとは 申しませぬが…→ 86 00:09:41,044 --> 00:09:45,348 一つ この金柑の願いを お聞き下さらぬか? 87 00:09:45,348 --> 00:09:47,601 うん? 88 00:09:47,601 --> 00:09:51,601 佐久間信盛殿のことに ございます。 89 00:09:53,356 --> 00:09:57,694 (光秀)佐久間殿が 石山本願寺攻めの失態によって→ 90 00:09:57,694 --> 00:10:01,398 追放の憂き目に遭って半年。 91 00:10:01,398 --> 00:10:05,569 そろそろ 赦免なされては いかがかと。 92 00:10:05,569 --> 00:10:09,673 (信長)許せと申すか。 93 00:10:09,673 --> 00:10:11,873 御意。 94 00:10:15,162 --> 00:10:21,162 (信長)わからぬか? あやつは もう古い。 95 00:10:23,520 --> 00:10:27,324 俺が目指すは 新しき国よ。 96 00:10:27,324 --> 00:10:34,564 古い者が治めていては その領地も 決して改まることはない。 97 00:10:34,564 --> 00:10:37,564 世代交代の時が来たのだ。 98 00:10:39,302 --> 00:10:43,340 (信長)お前に免じて 命だけは取らずにおく。 99 00:10:43,340 --> 00:10:48,061 信忠! 信雄! 信孝! 100 00:10:48,061 --> 00:10:54,351 帝を前に よくひるまなかった。 それでこそ我が伜よ。 101 00:10:54,351 --> 00:10:57,804 褒美にくれてやる。 102 00:10:57,804 --> 00:11:01,858 (信忠)ありがとうございます。 (信雄)宝にいたします。 103 00:11:01,858 --> 00:11:05,458 (信孝)うれしゅうございます 父上。 104 00:11:12,536 --> 00:11:25,532 (笑い声) 105 00:11:25,532 --> 00:11:31,471 ♪♪~ 106 00:11:31,471 --> 00:11:33,490 (くしゃみ) 107 00:11:33,490 --> 00:11:40,297 ♪♪~ 108 00:11:40,297 --> 00:11:42,482 悔しい。 109 00:11:42,482 --> 00:11:49,089 (おせん)左介殿。 御馬揃えで何かあったのですか? 110 00:11:49,089 --> 00:11:56,263 ♪♪~ 111 00:11:56,263 --> 00:11:58,932 やはり…。 112 00:11:58,932 --> 00:12:08,608 ♪♪~ 113 00:12:08,608 --> 00:12:14,898 織田家の者には 生まれながら にして 勝てんのかのう…。 114 00:12:14,898 --> 00:13:01,645 ♪♪~ 115 00:13:01,645 --> 00:13:03,845 あっ! 116 00:13:18,111 --> 00:13:21,298 なんという黒。 117 00:13:21,298 --> 00:13:27,904 一切の無駄がなく 黒であることすら主張せず→ 118 00:13:27,904 --> 00:13:31,404 ただ ここに在る。 119 00:13:34,361 --> 00:13:38,865 (宗易)よくぞ創って下さいました 長次郎殿。→ 120 00:13:38,865 --> 00:13:44,204 器は ここに 極まりました。 121 00:13:44,204 --> 00:13:51,661 (長次郎)わしも今焼で 唐・高麗に 匹敵するものが出来たと思うとる。 122 00:13:51,661 --> 00:13:57,934 もはや 唐・高麗名物など こざかしきもの。 123 00:13:57,934 --> 00:14:03,934 この黒茶碗は 世の あらゆるものより優れております。 124 00:14:14,434 --> 00:14:17,520 (宗易)よくぞ お越し下さいました。→ 125 00:14:17,520 --> 00:14:21,491 本来なら こちらから お伺いすべきところを。 126 00:14:21,491 --> 00:14:24,227 (羽柴秀吉)俺たちは 宗易殿の弟子だ。 127 00:14:24,227 --> 00:14:28,765 師匠の屋敷へ習いに出向くのは 当たり前のことよ。 128 00:14:28,765 --> 00:14:31,968 なあ。 はっ。 129 00:14:31,968 --> 00:14:33,987 あっ! 130 00:14:33,987 --> 00:14:36,740 (宗易)娘の お吟と申します。 131 00:14:36,740 --> 00:14:41,127 めんこいのう。 よろしゅうに。 132 00:14:41,127 --> 00:14:43,127 はい。 133 00:14:44,814 --> 00:14:50,136 呂宋島の生地 ありがたく使わせて頂きました。 134 00:14:50,136 --> 00:14:56,336 御馬揃えは 実にご立派でした。 今日は そのお礼を。 135 00:14:58,011 --> 00:15:01,264 羽柴様に お話がございます。 136 00:15:01,264 --> 00:15:06,836 弟子の宗二と 水屋にて 茶の用意をして頂けませぬか? 137 00:15:06,836 --> 00:15:09,336 心得ましてござる。 138 00:15:11,007 --> 00:15:14,607 山上宗二と申します。 139 00:15:17,864 --> 00:15:23,670 ほう 平グモの釜を ご覧になりましたか。 140 00:15:23,670 --> 00:15:29,159 さよう。 宗二殿は 「良くない」と評したようだが→ 141 00:15:29,159 --> 00:15:36,459 実際 この目で見ると 生唾を 飲むほどのすばらしさでござった。 142 00:15:38,334 --> 00:15:42,005 まだまだ 甘うございますなぁ。 143 00:15:42,005 --> 00:15:46,509 これまでご覧になった 名物の数は いかほどで? 144 00:15:46,509 --> 00:15:51,030 某は 茶の湯御政道 信長様の直臣。 145 00:15:51,030 --> 00:15:56,035 幼少より数えて 十は下りませぬが。 146 00:15:56,035 --> 00:15:59,305 私は 五十は目にしております。 147 00:15:59,305 --> 00:16:01,291 えっ?! 148 00:16:01,291 --> 00:16:05,528 良い物を見るために どれだけの機会をつくり→ 149 00:16:05,528 --> 00:16:08,832 どれほど足を 運ばねばならぬか→ 150 00:16:08,832 --> 00:16:13,436 その苦労がわからぬ古田様では ございますまい。 151 00:16:13,436 --> 00:16:17,240 その上で私は 評しているのですよ。 152 00:16:17,240 --> 00:16:23,863 おいそれと「平グモが良い」などと 言われては困りますな。 153 00:16:23,863 --> 00:16:29,068 心の声 この男 鼻持ちならぬ数寄者。 154 00:16:29,068 --> 00:16:37,076 そもそも「名物」という言葉は 私ども堺の者が世に広めたもの。 155 00:16:37,076 --> 00:16:41,347 見た目の風情だけでなく 所有していた人物の品格や→ 156 00:16:41,347 --> 00:16:47,971 歴史を踏まえて 価値を決めているのです。 157 00:16:47,971 --> 00:16:54,544 そして最も重きを置く器種が この茶入。 158 00:16:54,544 --> 00:16:59,999 心の声 まずい。 俺は茶入の よしあしが イマイチわからぬ。→ 159 00:16:59,999 --> 00:17:02,599 また嫌みを言われるぞ。 160 00:17:04,404 --> 00:17:12,004 ときに古田様 茶入の中でも最高と されるものを ご存じですかな? 161 00:17:15,398 --> 00:17:23,056 戦続きでかなわんわ。 こうして 茶を理由に息抜きでもせねばのう。 162 00:17:23,056 --> 00:17:26,159 毛利攻めは いかがでございます? 163 00:17:26,159 --> 00:17:30,797 御馬揃えを休んでまで 交渉を続けたかいもあって→ 164 00:17:30,797 --> 00:17:33,066 うまくいっとる。 165 00:17:33,066 --> 00:17:37,287 毛利輝元はまだ若く 支配力が弱い。 166 00:17:37,287 --> 00:17:47,130 因幡 備中 伯耆を落とせば 毛利勢は手も足も出ん。 167 00:17:47,130 --> 00:17:52,202 輝元とは いつでも 和議に持ち込める状態よ。 168 00:17:52,202 --> 00:17:55,702 むろん 信長様には内緒だがな。 169 00:17:58,358 --> 00:18:03,696 (秀吉) 必死で毛利勢と戦ってるように 見せとかんと いかんのだ。→ 170 00:18:03,696 --> 00:18:07,667 すぐにカタがつくと知れたら 明智殿のように→ 171 00:18:07,667 --> 00:18:11,367 次々と難儀を 押しつけられるからのう。 172 00:18:15,725 --> 00:18:18,261 あ…? 173 00:18:18,261 --> 00:18:21,698 それは何より。 174 00:18:21,698 --> 00:18:27,270 茶入といえば 信長様がお持ちの 「九十九髪茄子」であろう。 175 00:18:27,270 --> 00:18:33,860 あれは色艶といい 形といい 申し分ござらぬからな。 176 00:18:33,860 --> 00:18:36,462 (笑い声) 177 00:18:36,462 --> 00:18:39,632 心の声 知ったかぶりは よそう。 178 00:18:39,632 --> 00:18:44,532 お教え下され 宗二殿。 179 00:18:46,956 --> 00:18:52,495 「九十九髪茄子」も 茄子形の 茶入では 最高のものです。 180 00:18:52,495 --> 00:19:01,037 しかし それにも増して 崇高なものが三つあるのですよ。 181 00:19:01,037 --> 00:19:05,908 もし その三つの茶入を 揃えたならば→ 182 00:19:05,908 --> 00:19:12,432 それは もはや 天下を取ったと 言っても過言ではありますまい。 183 00:19:12,432 --> 00:19:18,438 心の声 天下を?! それほどの ものが この世にあるのか! 184 00:19:18,438 --> 00:19:27,430 もし父親があるとしたら 宗易殿のような感じなのかのう。 185 00:19:27,430 --> 00:19:31,200 お世辞でも うれしゅうございます。 186 00:19:31,200 --> 00:19:39,542 (秀吉)世辞ではない。 貴殿には底知れぬ力を感じる。 187 00:19:39,542 --> 00:19:46,165 こうして一緒にいると わかり合いとうなる。 188 00:19:46,165 --> 00:19:49,565 主君である 信長様以上に。 189 00:19:51,220 --> 00:19:56,309 (宗易)恐れながら 羽柴様は 武家の生まれでもなく→ 190 00:19:56,309 --> 00:20:00,279 腕一つで大将になられた。 191 00:20:00,279 --> 00:20:09,572 そして私も しがない魚問屋から 織田家三茶頭の一人になりました。 192 00:20:09,572 --> 00:20:13,972 お互い 似た者同士なのやも しれません。 193 00:20:15,962 --> 00:20:19,966 (秀吉)だが わからぬことが一つある。 194 00:20:19,966 --> 00:20:24,987 宗易殿は 何ゆえ黒を好むのか? 195 00:20:24,987 --> 00:20:32,395 ♪♪~ 196 00:20:32,395 --> 00:20:37,433 (秀吉)黒は喪に服す色だ。 死を司る色だ。→ 197 00:20:37,433 --> 00:20:44,507 日常に用いる色ではない。 南蛮でも 明でも 朝鮮でも→ 198 00:20:44,507 --> 00:20:50,797 黒が最も格好良しなどとは 聞いたことがない。 199 00:20:50,797 --> 00:20:55,885 なぜ今焼を わざわざ黒く作るのだ? 200 00:20:55,885 --> 00:20:59,585 こんなものは誰も欲しがらぬ。 201 00:21:01,741 --> 00:21:06,863 それが 私の業にございます。 202 00:21:06,863 --> 00:21:11,801 ♪♪~ 203 00:21:11,801 --> 00:21:18,801 万事 何事も続けていれば 無駄を 見つけてうるさく感じるものです。 204 00:21:21,160 --> 00:21:26,299 その無駄を 省いて 省いて 省き込みますと→ 205 00:21:26,299 --> 00:21:31,971 最後は この色のごときものに なるのです。 206 00:21:31,971 --> 00:21:38,327 ♪♪~ 207 00:21:38,327 --> 00:21:44,500 この黒こそが 私の理想とする色であり→ 208 00:21:44,500 --> 00:21:49,305 理想の生き方なので ございます。→ 209 00:21:49,305 --> 00:21:55,928 世に言う名物はすべてが渡来の品。 それらの価値を破壊してでも→ 210 00:21:55,928 --> 00:22:00,950 黒こそが至高だと 証明したく存じます。 211 00:22:00,950 --> 00:22:03,035 あ…。 212 00:22:03,035 --> 00:22:11,235 それが私の… やむにやまれぬ 業なのでございます。 213 00:22:12,962 --> 00:22:18,601 新しき価値観を 天下に押しつけると申すか?! 214 00:22:18,601 --> 00:22:23,039 信長様の下では それは かないません。 215 00:22:23,039 --> 00:22:31,739 我が理想を実現するには 私の道を知り 野心を共にする…。 216 00:22:35,868 --> 00:22:42,768 あなた様に 天下を取ってもらう ほか ございますまい。 217 00:23:00,593 --> 00:23:03,830 ♪♪~(エンディングテーマ) 218 00:23:03,830 --> 00:23:09,669 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 219 00:23:09,669 --> 00:23:15,775 ♪♪「火傷しそうな真摯な情熱」 220 00:23:15,775 --> 00:23:21,964 ♪♪「世界中を敵に回したって」 221 00:23:21,964 --> 00:23:28,204 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 222 00:23:28,204 --> 00:23:33,960 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 223 00:23:33,960 --> 00:23:40,967 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 224 00:23:40,967 --> 00:23:46,572 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 225 00:23:46,572 --> 00:23:49,358 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 226 00:23:49,358 --> 00:23:53,229 ♪♪「思うまま生きて そして」 227 00:23:53,229 --> 00:23:58,851 ♪♪「昇った天辺から 見える」 228 00:23:58,851 --> 00:24:02,722 ♪♪「景色を教えて いつか」 229 00:24:02,722 --> 00:24:11,430 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 230 00:24:11,430 --> 00:24:14,967 ♪♪「叶えたい願い それは」 231 00:24:14,967 --> 00:24:21,974 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 232 00:24:21,974 --> 00:24:26,974 ♪♪「壊されないで 永遠に」 233 00:24:30,533 --> 00:24:50,453 ♪♪~ 234 00:24:50,453 --> 00:24:57,153 「決意のかけひき」。 武か数寄か それが問題にて候。