1 00:00:02,221 --> 00:00:08,244 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:08,244 --> 00:01:28,944 ♪♪~ 3 00:01:34,730 --> 00:01:48,530 ♪♪~ 4 00:01:51,430 --> 00:01:57,403 関白様が九州より帰京なさるまで まだ間がありますぞ 長益様。 5 00:01:57,403 --> 00:02:01,207 (織田長益)我が聚楽第屋敷の 南蛮趣味を見て→ 6 00:02:01,207 --> 00:02:04,594 気を損ねられては たまらぬからな。 7 00:02:04,594 --> 00:02:11,294 既に禁教令が発布されておる。 早めに直すに越したことはない。 8 00:02:15,037 --> 00:02:20,359 おお! 関白様のお屋敷が もう出来ておる! 9 00:02:20,359 --> 00:02:24,630 今がうちよ。 とくと拝見させてもらおう! 10 00:02:24,630 --> 00:02:27,430 (むちの音) はっ! 11 00:02:30,887 --> 00:02:46,969 ♪♪~ 12 00:02:46,969 --> 00:02:51,669 (家臣)黄金! 黄金! 黄金! 13 00:02:53,342 --> 00:02:56,329 (家臣)とても この世におるとは 思えませぬ!→ 14 00:02:56,329 --> 00:03:02,969 物陰から お釈迦様が現れても 全く不思議ではございませぬな。 15 00:03:02,969 --> 00:03:07,123 古織のごとき大仰なことを…。 16 00:03:07,123 --> 00:03:11,961 確かに黄金張りが 大坂城の比ではない。→ 17 00:03:11,961 --> 00:03:19,569 全体に 白川砂を敷き 池を造り 城ならぬ「亭」の趣を出しておる。 18 00:03:19,569 --> 00:03:23,940 さすがの関白様も 公家衆に気を遣われたな。 19 00:03:23,940 --> 00:03:27,777 要塞のごとき きな臭さを 見事 隠しおった。 20 00:03:27,777 --> 00:03:30,029 (家臣)あれが…! うん?→ 21 00:03:30,029 --> 00:03:37,603 噂に聞く三層の楼閣というやつか。 まさに金閣寺を意識しておる。 22 00:03:37,603 --> 00:03:42,058 亡き兄上も そうであったが 天下人というものは→ 23 00:03:42,058 --> 00:03:48,130 栄華を誇った足利義満公を 超えねば 気が済まぬらしい。 24 00:03:48,130 --> 00:03:52,685 (家臣)さめてますのう 長益様は。 さようなれば→ 25 00:03:52,685 --> 00:03:56,185 京の童に嫌わるるのかと。 (長益)ほっとけ。 26 00:03:58,057 --> 00:04:01,127 (長益)利休殿の屋敷も のぞくか。 27 00:04:01,127 --> 00:04:05,227 (家臣)確か 外郭 東北の角地でしたな。 28 00:04:16,859 --> 00:04:20,830 (長益)御茶頭様へ 随分と気の遣いよう。 29 00:04:20,830 --> 00:04:23,630 この広さは 大名並みですぞ。 30 00:04:28,237 --> 00:04:30,237 お? 31 00:04:32,942 --> 00:04:35,342 心の声 あの庵は? 32 00:04:42,501 --> 00:04:46,806 うっ! わずか一畳半の茶室! 33 00:04:46,806 --> 00:04:50,993 これでは雪隠より 小そうございます! 34 00:04:50,993 --> 00:04:56,832 狭すぎる。 あの「待庵」より 狭いではないか。 35 00:04:56,832 --> 00:04:59,535 はっ! 36 00:04:59,535 --> 00:05:03,606 心の声 これは関白の喉元に 突きつけられた刃よ。→ 37 00:05:03,606 --> 00:05:06,826 華美に過ぎるは この国に ふさわしうないと→ 38 00:05:06,826 --> 00:05:10,426 行き過ぎの狭さをもって 示したのだ。 39 00:05:12,999 --> 00:05:17,003 心の声 派手好みの この俺も 趣味を改めよと→ 40 00:05:17,003 --> 00:05:20,239 迫られておるような…。→ 41 00:05:20,239 --> 00:05:23,459 南蛮趣味を 控えねばならなくなった今→ 42 00:05:23,459 --> 00:05:28,230 世の流れは 利休に軍配が上がるやも。 43 00:05:28,230 --> 00:05:33,252 ♪♪~ 44 00:05:33,252 --> 00:05:35,955 (古田織部)ああっ! 45 00:05:35,955 --> 00:06:04,934 ♪♪~ 46 00:06:04,934 --> 00:06:07,903 心の声 なんという野趣!→ 47 00:06:07,903 --> 00:06:11,957 風炉すら用いず 松葉や枝で火をおこし→ 48 00:06:11,957 --> 00:06:16,729 老松に雲龍釜を吊って 湯を沸かすとは!→ 49 00:06:16,729 --> 00:06:19,765 もはや 床や窓すら 要らぬとばかり→ 50 00:06:19,765 --> 00:06:25,571 暖かき景色を生かしきった この創意。→ 51 00:06:25,571 --> 00:06:32,895 依然 勝れぬ。 宗匠の わび数寄は この域にまで達しておるのか! 52 00:06:32,895 --> 00:06:37,249 (豊臣秀吉)またしても 前代未聞が事を成しおった。 53 00:06:37,249 --> 00:06:43,405 (千 利休)恐れ入りまする。 松葉を燻べた煙と 海の絶景を→ 54 00:06:43,405 --> 00:06:47,460 どうぞ ご堪能下さりませ。 55 00:06:47,460 --> 00:06:53,566 野で たてる茶が これほど良いとは思わなんだ。 56 00:06:53,566 --> 00:06:57,166 いささか お声に 元気がありませぬが…。 57 00:06:59,505 --> 00:07:05,661 右近が事よ。 俺は 随分 譲歩したつもりぞ。→ 58 00:07:05,661 --> 00:07:11,383 口先だけでも従えば 追放などせぬものを…。 59 00:07:11,383 --> 00:07:15,521 (利休)高山様は 潔癖に 過ぎるところがあります。 60 00:07:15,521 --> 00:07:20,543 関白様の ご厚意すら通じぬは 残念至極。 61 00:07:20,543 --> 00:07:26,465 宗二といい 右近といい お前の弟子は皆 意地っ張りよ。→ 62 00:07:26,465 --> 00:07:29,265 誰に似たのか…。 63 00:07:31,570 --> 00:07:37,170 今日は皮肉を言いたいのではない。 褒めるつもりなのだ。 64 00:07:39,862 --> 00:07:43,766 今まで俺は 舶来趣味に 溺れておったが→ 65 00:07:43,766 --> 00:07:47,603 此度のごとき事となって 気付いたのだ。 66 00:07:47,603 --> 00:07:52,458 日の本の美こそ この世で最高のものであると。 67 00:07:52,458 --> 00:07:56,228 (茶をたてる音) 68 00:07:56,228 --> 00:08:00,966 思えば お前が目指せし事が まさに それ。 69 00:08:00,966 --> 00:08:03,466 よくぞ ここまで貫きおった。 70 00:08:14,496 --> 00:08:17,333 して 考えた。→ 71 00:08:17,333 --> 00:08:21,053 長次郎という陶工を 抱えておったな。→ 72 00:08:21,053 --> 00:08:24,590 あれを工房ごと 聚楽第に移したい。→ 73 00:08:24,590 --> 00:08:29,528 俺の公許にて 新しき日の本の美を 世に放つのだ。→ 74 00:08:29,528 --> 00:08:33,228 今後は それを 「聚楽焼」と称するがよい。 75 00:08:36,135 --> 00:08:43,209 どうした? もそっと喜ばぬか。 お前の美に軍配を上げたのだぞ。 76 00:08:43,209 --> 00:08:45,609 (利休)どうぞ。 77 00:08:47,529 --> 00:08:51,951 それだけではない。 この九州を平定し→ 78 00:08:51,951 --> 00:08:55,387 俺のもとに 三肩衝が すべて そろうたと→ 79 00:08:55,387 --> 00:08:59,058 天下に 知らしめねばならぬ。 80 00:08:59,058 --> 00:09:02,661 空前絶後の 大茶会を開くのだ!→ 81 00:09:02,661 --> 00:09:07,566 東西南北 あらゆる わび数寄者を京に集め→ 82 00:09:07,566 --> 00:09:10,536 南蛮趣味に うつつを抜かす者どもに→ 83 00:09:10,536 --> 00:09:13,636 まことの美を 見せつけてやろうぞ。 84 00:09:15,858 --> 00:09:21,563 支度を頼むぞ。 派手にな。 ど~んと派手に のろしを上げよ。 85 00:09:21,563 --> 00:09:24,033 うひゃひゃひゃひゃ! 86 00:09:24,033 --> 00:09:28,933 うひゃひゃひゃ…。 う~む…。 87 00:09:32,091 --> 00:09:34,593 (細川忠興) 古織殿… 古織殿よ。 88 00:09:34,593 --> 00:09:37,563 うん?… これは忠興殿。 89 00:09:37,563 --> 00:09:40,799 見せてくれませぬか? は? 90 00:09:40,799 --> 00:09:46,889 恩賞で授かった器にござる。 聞けば 黄金の茶碗だとか。 91 00:09:46,889 --> 00:09:49,291 それは…。 92 00:09:49,291 --> 00:09:55,591 お願い申す。 秀長様に従っていた 某は 武功を得る機がなく…。 93 00:09:57,499 --> 00:09:59,699 もそっと近う。 94 00:10:02,338 --> 00:10:06,438 あ ああ…。 95 00:10:12,398 --> 00:10:16,068 良くないでしょう。 ひどい。 96 00:10:16,068 --> 00:10:21,490 かような器は 黄金の茶室の中に あってこそ 活きるもの。 97 00:10:21,490 --> 00:10:26,290 恥を知らぬ この輝きが わび心を萎えさせますなぁ。 98 00:10:28,063 --> 00:10:31,667 なれば あまり見せとう…。 (神谷宗湛)お~ ほほほほ! 99 00:10:31,667 --> 00:10:35,487 なんとも 神々しい器をお持ちで。 100 00:10:35,487 --> 00:10:39,325 これは 神谷宗湛殿。 101 00:10:39,325 --> 00:10:45,497 私ども博多の商人には 滅多に見られぬ物にございます。 102 00:10:45,497 --> 00:10:49,897 是非とも 一つ お触りさせて下さりまし。 103 00:10:52,421 --> 00:10:56,625 はあ~…。 104 00:10:56,625 --> 00:10:59,995 いや~ 欲しがる者が 後を絶ちませんでなぁ。 105 00:10:59,995 --> 00:11:01,997 えっ! 106 00:11:01,997 --> 00:11:08,554 関白様に内密にして下さるなら お譲りしてもよいと思うておるが。 107 00:11:08,554 --> 00:11:10,806 ええっ?! 108 00:11:10,806 --> 00:11:15,194 無論 高値にならざるを えませぬがな。 109 00:11:15,194 --> 00:11:19,264 まことにござりまするか! し~っ。 110 00:11:19,264 --> 00:11:21,364 あ…。 111 00:11:25,954 --> 00:11:29,391 今後は何かと京へ上ることも 多くなりまする。 112 00:11:29,391 --> 00:11:33,762 何とぞ 末永く おつきあいのほどを。 113 00:11:33,762 --> 00:11:36,498 こちらこそ。 114 00:11:36,498 --> 00:11:38,998 心の声 ヘッヘヘヘ。 115 00:11:46,492 --> 00:11:49,092 (カエルの鳴き声) 116 00:11:51,096 --> 00:11:53,899 (おせん) 寂しくなります 左介殿。 117 00:11:53,899 --> 00:11:58,537 九州から戻られて 日も浅いというのに→ 118 00:11:58,537 --> 00:12:05,037 左介殿は 聚楽第屋敷へ 私や子供たちは 大坂城とは…。 119 00:12:06,912 --> 00:12:09,631 こらえてくれ おせん。 120 00:12:09,631 --> 00:12:13,852 他の大名も 皆 妻子を大坂へ 置かねばならぬのだ。 121 00:12:13,852 --> 00:12:17,852 なに 京と大坂は遠くない。 122 00:12:25,264 --> 00:12:28,133 ♪♪~ 123 00:12:28,133 --> 00:12:31,753 (藤柴耕吉郎) 聚楽第屋敷が いかように 仕上がっておるものか→ 124 00:12:31,753 --> 00:12:34,523 楽しみですな 殿。 125 00:12:34,523 --> 00:12:42,264 我が渾身の設計と 長谷川等伯殿の 襖絵。 まず悪うはあるまい。 126 00:12:42,264 --> 00:12:45,267 (耕吉郎)関白様の御殿ほどで ないにせよ→ 127 00:12:45,267 --> 00:12:48,420 随分 費用を かけてしまいましたなぁ。 128 00:12:48,420 --> 00:12:55,010 それを申すな。 俺とて 日々 金策を案じておるのだ。 129 00:12:55,010 --> 00:13:01,550 恩賞の茶碗は高値で売れたが 半分は真田殿に渡してしもうたし。 130 00:13:01,550 --> 00:13:08,757 残った費えと合わせても 徳川様には まだまだ借りがある。 131 00:13:08,757 --> 00:13:13,061 何とか 目をつむって くれませぬかな 徳川様は。 132 00:13:13,061 --> 00:13:18,061 金子の借りは消せても 心の借りは消せぬものよ。 133 00:13:19,885 --> 00:13:24,206 しかし 九州にて 神谷宗湛と知りおうたは収穫。 134 00:13:24,206 --> 00:13:29,706 あの仁なら「織部十作」が器を 世に流してくれるやも。 135 00:13:33,499 --> 00:13:37,499 これが 細川様のお屋敷…。 136 00:13:40,923 --> 00:13:43,223 あぁ…? 137 00:13:49,998 --> 00:13:57,422 瓦も 土塀も 門も 鏡柱すら 何もかも真っ黒にございます。 138 00:13:57,422 --> 00:14:03,328 クククク…。 いかがなされました? 139 00:14:03,328 --> 00:14:07,399 アハハハハ! まるで こうもりの巣ではないか! 140 00:14:07,399 --> 00:14:11,553 宗匠の黒好みに 忠実すぎて 滑稽なり! 141 00:14:11,553 --> 00:14:14,556 塗り代だけでも 高くついたであろうに。 142 00:14:14,556 --> 00:14:18,060 若気の至りとは 恐ろしいものぞ。 143 00:14:18,060 --> 00:14:21,897 この一角のみ 万年葬式態よのう。 144 00:14:21,897 --> 00:14:25,197 アハハハハ! それは あまりに失礼ですぞ。 145 00:14:33,575 --> 00:14:38,275 あれに見えるは…。 長益殿の屋敷か。 146 00:14:43,302 --> 00:14:46,371 いまだ普請が 続いておるのですな。 147 00:14:46,371 --> 00:14:53,271 関白様が発した禁教令に合わせて 急ぎ 南蛮の趣を変えたそうな。 148 00:15:05,457 --> 00:15:08,277 これは また…。 149 00:15:08,277 --> 00:15:11,463 弁天様にございますな。 150 00:15:11,463 --> 00:15:15,463 当初は 南蛮の女神を かたどったと聞いておる。 151 00:15:18,003 --> 00:15:22,824 それにしても この光背形は まさに ほ…。 (杭を打つ音) 152 00:15:22,824 --> 00:15:26,662 え? 奥方が住まぬことを いいことに→ 153 00:15:26,662 --> 00:15:31,366 この みだらな屋敷に 女子でも囲う魂胆ぞ あの男は。 154 00:15:31,366 --> 00:15:34,266 (子供たちの笑い声) うん? 155 00:15:36,121 --> 00:15:38,707 こら 無礼だぞ! (子供たちが逃げる音) 156 00:15:38,707 --> 00:15:43,261 まあ よいよい。 童は正直よのう。 157 00:15:43,261 --> 00:15:46,815 屋敷の よしあしが わかっておるわ。 158 00:15:46,815 --> 00:15:52,204 心の声勝っておる… 300余りの大名屋敷が連なる中→ 159 00:15:52,204 --> 00:15:55,240 我が屋敷が断然。→ 160 00:15:55,240 --> 00:16:02,564 天下に その名をとどろかす 数寄者とは 古田織部正その人よ。 161 00:16:02,564 --> 00:16:08,670 (ざわめき) 162 00:16:08,670 --> 00:16:11,523 これが 古田様のお屋敷! 163 00:16:11,523 --> 00:16:17,062 なんと凝った造り。 一見では 良さが わからぬところが良い。 164 00:16:17,062 --> 00:16:21,366 (やじ馬)これ以上 わびた趣があろうか! 165 00:16:21,366 --> 00:16:26,538 (長谷川等伯)お? いかがなされました? 利休様。 166 00:16:26,538 --> 00:16:28,623 う~む…。 167 00:16:28,623 --> 00:16:30,642 利休様…。 168 00:16:30,642 --> 00:16:37,566 ♪♪~ 169 00:16:37,566 --> 00:16:40,268 (カラスの鳴き声) 170 00:16:40,268 --> 00:17:03,525 ♪♪~ 171 00:17:03,525 --> 00:17:08,225 おお 古田様だ! 中を拝見させて下さりまし! 172 00:17:10,832 --> 00:17:14,336 これは 宗匠に等伯殿。 173 00:17:14,336 --> 00:17:18,140 等伯殿が お招き下さいました。 174 00:17:18,140 --> 00:17:21,860 古織様が 初めて お屋敷に入られる折には→ 175 00:17:21,860 --> 00:17:26,882 私が案内致そうと 心に決めておりましたれば。 176 00:17:26,882 --> 00:17:28,982 そうであったか。 177 00:17:31,369 --> 00:17:38,293 どうです 宗匠。 これだけ朽ちた 趣を出すには 苦労しました。 178 00:17:38,293 --> 00:17:43,982 この柱などは 焼いた後 表面に漆を塗り しばらく寝かせ→ 179 00:17:43,982 --> 00:17:47,252 あめ色になったものを 使うております。 180 00:17:47,252 --> 00:17:52,107 こちらの板壁は まず槌で 良き形の ひび割れを作り→ 181 00:17:52,107 --> 00:17:57,028 強度が落ちぬよう 裏から鉄を はめ込んでおるのですよ。 182 00:17:57,028 --> 00:18:03,568 いやあ 丿貫殿の住まいを見て 胸震えましてなぁ。 183 00:18:03,568 --> 00:18:06,772 使い込まれた襤褸風情を 醸し出せぬかと→ 184 00:18:06,772 --> 00:18:09,772 工夫に次ぐ 工夫にござった! 185 00:18:11,960 --> 00:18:16,298 心の声 ここで苦言を呈しては あまりに不憫。→ 186 00:18:16,298 --> 00:18:21,303 何やら言葉にできぬ 不思議な 面白さは あることですし…。 187 00:18:21,303 --> 00:18:23,503 うん? 188 00:18:25,824 --> 00:18:27,924 心の声 おひょ~! 189 00:18:30,762 --> 00:18:36,134 心の声 妬いておる! 宗匠が 我が屋敷に妬いておるぞ!→ 190 00:18:36,134 --> 00:18:42,591 来た… 俺は わびの頂へ 登り詰める寸前まで!→ 191 00:18:42,591 --> 00:18:47,491 とどめに 等伯殿の 枯れた襖絵が加われば…! 192 00:18:49,531 --> 00:18:53,401 古田様も 利休様も 初見にございますな。 193 00:18:53,401 --> 00:18:55,620 (2人)うむ。 194 00:18:55,620 --> 00:18:59,157 とくと ご覧を! 195 00:18:59,157 --> 00:19:02,227 うわっ! うんっ?! 196 00:19:02,227 --> 00:19:04,229 うわっ! 197 00:19:04,229 --> 00:19:06,231 うんっ?! 198 00:19:06,231 --> 00:19:10,468 ♪♪~ 199 00:19:10,468 --> 00:19:13,421 あ あ…。 200 00:19:13,421 --> 00:19:17,092 (等伯)古田様より預かった 摩訶不思議な染付茶碗。 201 00:19:17,092 --> 00:19:21,329 私ごときの筆さばきでは 勝ること かなわぬゆえ→ 202 00:19:21,329 --> 00:19:26,952 水玉の図案を描き 鳥の子紙に染め付けさせました。 203 00:19:26,952 --> 00:19:34,492 ああ… え… はぁ~…。 204 00:19:34,492 --> 00:19:38,496 ご感銘 恐れ入りまする。 205 00:19:38,496 --> 00:19:40,932 糞馬鹿垂れい! 206 00:19:40,932 --> 00:19:42,934 え? 207 00:19:42,934 --> 00:19:50,091 この襖の いずこが わびぞ! 誰が 天道虫の部屋を造れと頼んだあ! 208 00:19:50,091 --> 00:19:53,612 されど… あの茶碗を参考にと…。 209 00:19:53,612 --> 00:20:01,887 己には「はにゃあ」とした柔渋趣が わからんのか… ああ~! 210 00:20:01,887 --> 00:20:07,487 俺は かような部屋のために 一命を賭して…。 211 00:20:09,294 --> 00:20:12,597 許せぬ。 212 00:20:12,597 --> 00:20:14,583 ああっ! 213 00:20:14,583 --> 00:20:16,935 許せぬ! 214 00:20:16,935 --> 00:20:19,604 これは良い! えっ? 215 00:20:19,604 --> 00:20:21,604 あ…。 216 00:20:24,593 --> 00:20:26,693 う~ん…。 217 00:20:35,654 --> 00:20:38,554 う うう… え? 218 00:20:41,109 --> 00:20:45,430 何とも形容しがたい 珍相にございますが→ 219 00:20:45,430 --> 00:20:52,621 金箔など用いず 誰にでもなせる 面白みに あふれておりまする。 220 00:20:52,621 --> 00:20:58,710 誰のまねでもない 実に 古織様 らしい お部屋を造られたと→ 221 00:20:58,710 --> 00:21:01,810 感心いたしました。 フフッ。 222 00:21:06,618 --> 00:21:11,573 (利休)機会を作り 京の人々にも 拝見させては いかがでしょう。→ 223 00:21:11,573 --> 00:21:18,063 この世知辛い世に 一服の清涼を もたらすことと存じます。 224 00:21:18,063 --> 00:21:20,365 (耕吉郎) それは良い案ですぞ 殿。 225 00:21:20,365 --> 00:21:25,387 見物代を取り うん? 金策に生かすのです。 226 00:21:25,387 --> 00:21:28,373 亡き信長公も なさったように。 227 00:21:28,373 --> 00:21:30,373 あ! 228 00:21:32,027 --> 00:21:34,027 う うう…。 229 00:21:35,697 --> 00:21:43,197 いや… これは 等伯殿… まことにもって その…。 230 00:21:44,889 --> 00:21:47,225 ハハハハ! 231 00:21:47,225 --> 00:21:51,029 ♪♪~ 232 00:21:51,029 --> 00:21:57,029 さあさあ 奥の間も 見せて もらいましょうかのう。 ハハハハ! 233 00:22:00,171 --> 00:22:04,459 (ざわめき) 234 00:22:04,459 --> 00:22:07,679 (やじ馬1)関白様も えらいことなさるのう。→ 235 00:22:07,679 --> 00:22:12,767 あらゆる数寄者を京に集めて 大茶の湯を開こうとは。 236 00:22:12,767 --> 00:22:18,189 (やじ馬2) あらゆることで 天下一でねえと 気が済まねえようじゃ。 237 00:22:18,189 --> 00:22:22,193 (やじ馬1)まあ 御茶頭様の やることには かなわんだろうが。 238 00:22:22,193 --> 00:22:24,262 (やじ馬2)いやいや そうでもない。→ 239 00:22:24,262 --> 00:22:29,017 今は 古田織部正様なる お方が すごいらしい。→ 240 00:22:29,017 --> 00:22:33,417 なんでも 京に すごいお屋敷を建てたとか。 241 00:22:37,992 --> 00:22:44,132 心の声 (山上宗二)あの古織が 天下一の数寄者とは 世も末よ。→ 242 00:22:44,132 --> 00:22:47,902 不肖 山上宗二 高野山を下り→ 243 00:22:47,902 --> 00:22:52,102 旅に出とる場合では なかったやもしれぬ。 244 00:22:55,510 --> 00:22:59,610 心の声 (宗二)早う 数寄の極意を したためねば…。 245 00:23:01,232 --> 00:23:03,918 ♪♪~(エンディングテーマ) 246 00:23:03,918 --> 00:23:09,758 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 247 00:23:09,758 --> 00:23:15,864 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 248 00:23:15,864 --> 00:23:22,070 ♪♪「世界中を敵に回したって」 249 00:23:22,070 --> 00:23:28,293 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 250 00:23:28,293 --> 00:23:34,048 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 251 00:23:34,048 --> 00:23:41,055 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 252 00:23:41,055 --> 00:23:46,661 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 253 00:23:46,661 --> 00:23:49,464 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 254 00:23:49,464 --> 00:23:53,334 ♪♪「思うまま生きて そして」 255 00:23:53,334 --> 00:23:58,957 ♪♪「昇った天辺から 見える」 256 00:23:58,957 --> 00:24:02,827 ♪♪「景色を教えて いつか」 257 00:24:02,827 --> 00:24:11,519 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 258 00:24:11,519 --> 00:24:15,056 ♪♪「叶えたい願い それは」 259 00:24:15,056 --> 00:24:22,063 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 260 00:24:22,063 --> 00:24:27,063 ♪♪「壊されないで 永遠に」 261 00:24:30,238 --> 00:24:48,740 ♪♪~ 262 00:24:48,740 --> 00:24:53,228 「私を北野に連れてって」。 263 00:24:53,228 --> 00:24:57,228 武か数寄か それが問題にて候。