1 00:00:02,399 --> 00:00:08,405 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:08,405 --> 00:01:29,105 ♪♪~ 3 00:01:36,109 --> 00:01:40,009 (鳥の鳴き声) 4 00:01:41,865 --> 00:01:46,903 (片倉景綱)何度見ても 良い 数寄屋にございますな 正宗様。→ 5 00:01:46,903 --> 00:01:51,575 奥羽広しといえど これほどの ものは ございますまい。 6 00:01:51,575 --> 00:01:54,561 (伊達政宗)ときに片倉。 はあ。 7 00:01:54,561 --> 00:02:00,617 京じゃぁ 何やら どでけぇ 茶会を開くそうじゃねえか。→ 8 00:02:00,617 --> 00:02:04,204 あの 千 利休を しのぐほどの→ 9 00:02:04,204 --> 00:02:08,008 古田とかいうやつが おるそうじゃねえか。 10 00:02:08,008 --> 00:02:10,110 (古田織部)う~む…。 11 00:02:10,110 --> 00:02:12,996 (鳶の鳴き声) 12 00:02:12,996 --> 00:02:17,617 関白から 再三 上洛を命じられております。 13 00:02:17,617 --> 00:02:23,006 此度の大茶湯も 我らを 京へ呼び寄せんがためのもの。 14 00:02:23,006 --> 00:02:29,863 上洛すれば 伊達家が関白の手下に なるを認めたことになりまする。→ 15 00:02:29,863 --> 00:02:36,603 正宗様は 奥羽の覇者にとどまらず 天下の覇者に なられんお方。 16 00:02:36,603 --> 00:02:39,939 数寄ごときで動かれては なりませぬ。 17 00:02:39,939 --> 00:02:46,062 わかっておる。 わかっておるぜ。 だが…。 18 00:02:46,062 --> 00:02:50,734 ♪♪~ 19 00:02:50,734 --> 00:02:53,134 いやさぁ! 20 00:02:55,071 --> 00:02:59,971 行っ・て・み・て・ぇ! 21 00:03:04,531 --> 00:03:07,567 (豊臣秀吉)余の許しを得て 茶の湯の古典たる→ 22 00:03:07,567 --> 00:03:13,367 台子点前を習いし者は 高山右近を含め 10人とおらん。 23 00:03:15,375 --> 00:03:20,363 (秀吉)お前が南蛮趣味を改め 日の本の美に目覚めたからこそ→ 24 00:03:20,363 --> 00:03:24,167 特別に 利休より 伝授させたのだぞ。 25 00:03:24,167 --> 00:03:26,519 (織田長益)恐悦にございます。 26 00:03:26,519 --> 00:03:32,575 右近がごとく「潔癖が病」に 陥らぬよう 日々努めて参ります。 27 00:03:32,575 --> 00:03:34,894 うむ。 28 00:03:34,894 --> 00:03:39,883 利休 大茶湯の支度は 進んでおるか? 29 00:03:39,883 --> 00:03:43,103 (千 利休)当日ご列席の お公家衆に→ 30 00:03:43,103 --> 00:03:47,207 わび茶をお教えするのは 一苦労ですが→ 31 00:03:47,207 --> 00:03:51,010 徐々に なじまれてきたように 思います。 32 00:03:51,010 --> 00:03:55,665 例の 丿貫とやらも 参じるように 手配しておる。 33 00:03:55,665 --> 00:04:01,871 誰が天下一の わび数寄者になるか 楽しみよのう。 ハハハハ! 34 00:04:01,871 --> 00:04:04,874 (戸の開閉音) 35 00:04:04,874 --> 00:04:08,178 ふぅ…。 36 00:04:08,178 --> 00:04:11,664 関白様の前では 申せませんでしたが→ 37 00:04:11,664 --> 00:04:17,564 最後に 台子点前の極意を お伝えいたしとうございます。 38 00:04:19,906 --> 00:04:24,544 詰まるところ 茶の湯には 台子も何も無いのです。 39 00:04:24,544 --> 00:04:30,400 すべて 各人の作った作法 趣向で もてなせばよいのです。 40 00:04:30,400 --> 00:04:32,502 え…? 41 00:04:32,502 --> 00:04:38,007 決まりごとなど無い… これぞ極意にございます。→ 42 00:04:38,007 --> 00:04:43,029 関白様は その本質がわからぬゆえ 台子点前を許可制になさり→ 43 00:04:43,029 --> 00:04:46,433 茶の湯に 格を付けておられる。 44 00:04:46,433 --> 00:04:50,403 此度の大茶湯も 感心いたしませぬ。 45 00:04:50,403 --> 00:04:54,908 形だけの わびの美が 日の本に あふるるは→ 46 00:04:54,908 --> 00:04:59,608 何も広まらぬより たちが悪うございます。 47 00:05:03,399 --> 00:05:05,401 (つばを飲む音) 48 00:05:05,401 --> 00:05:08,905 心の声 やばい… こんなことが世に伝われば→ 49 00:05:08,905 --> 00:05:12,105 関白の面目 丸つぶれではないか。 50 00:05:13,793 --> 00:05:16,312 心の声 (長益) 聞かなかったことにしよう。→ 51 00:05:16,312 --> 00:05:20,116 いかに関白の思考が 薄っぺらだろうと→ 52 00:05:20,116 --> 00:05:24,816 この やばい じじいの本音は くみ取らぬが吉よ。 53 00:05:28,842 --> 00:05:34,831 (秀吉) 今度の大茶湯で 利休に代わる 茶頭を決めるつもりぞ。 54 00:05:34,831 --> 00:05:37,400 (豊臣秀長)えっ?! 55 00:05:37,400 --> 00:05:40,887 利休に勝る名声を 得る者あらば→ 56 00:05:40,887 --> 00:05:44,290 天下人として これを 取り立てねばなるまいて。 57 00:05:44,290 --> 00:05:48,011 博多の者なら 一番よいがの。 58 00:05:48,011 --> 00:05:51,531 考えてもみて下され 兄上。 59 00:05:51,531 --> 00:05:56,536 (秀吉)明 朝鮮進出を控え 堺衆の役目は終わりつつある。 60 00:05:56,536 --> 00:05:58,838 ですが…。 61 00:05:58,838 --> 00:06:05,829 本能寺の一件も持ち出して 抗うなら 口を封じねばならぬ。 62 00:06:05,829 --> 00:06:08,598 あっ…。 63 00:06:08,598 --> 00:06:13,069 信長公とて 同じことをしたであろう。 64 00:06:13,069 --> 00:06:23,162 ♪♪~ 65 00:06:23,162 --> 00:06:26,533 長益様が 台子点前を?! 66 00:06:26,533 --> 00:06:31,554 (石田三成) 関白様がお許しになられた。 いまだ伝授されぬ我らは→ 67 00:06:31,554 --> 00:06:35,354 茶の湯において まだまだということですな。 68 00:06:37,227 --> 00:06:41,514 心の声 細川殿や蒲生殿は 押しも押されぬ大大名。→ 69 00:06:41,514 --> 00:06:45,685 反抗心を封じるための伝授は やむをえんが→ 70 00:06:45,685 --> 00:06:51,574 禄も少なき長益様が 俺より 格上の茶人になろうとは。→ 71 00:06:51,574 --> 00:06:54,544 やはり織田の名には かなわぬのか…。 72 00:06:54,544 --> 00:06:57,997 (鳶の鳴き声) うん? 73 00:06:57,997 --> 00:07:02,502 心の声 まあよい。 格より名声よ。→ 74 00:07:02,502 --> 00:07:06,923 今の俺は 遠国まで その名を とどろかせる「わび飛鳥」。→ 75 00:07:06,923 --> 00:07:12,023 武門に頼り 数寄おろそかな 木っ端を相手にしてはおれぬ! 76 00:07:13,763 --> 00:07:21,037 丿貫とやらは おるか。 石田治部少輔 関白様の… お? 77 00:07:21,037 --> 00:07:24,607 何をするか! 78 00:07:24,607 --> 00:07:28,728 水たまりにござる。 袴を汚してでも→ 79 00:07:28,728 --> 00:07:32,932 一座建立を求めるなら 止めぬが。 80 00:07:32,932 --> 00:07:38,805 (丿貫)オアョ。 せっかくの もてなしが台なしじゃろうが。 81 00:07:38,805 --> 00:07:41,841 つまらん気遣いは要らんぞ。 82 00:07:41,841 --> 00:07:45,041 控えい! あいあい。 83 00:07:46,813 --> 00:07:53,970 使者では埒が明かぬ故 直々に 関白様のご意向を伝えに参った。→ 84 00:07:53,970 --> 00:07:58,174 大茶湯には 是が非でも出てもらうぞ。 85 00:07:58,174 --> 00:08:01,494 聞き分けのない御仁じゃのう。 86 00:08:01,494 --> 00:08:05,832 さような催しに興味はないと 伝えておろうが。→ 87 00:08:05,832 --> 00:08:10,003 これ以上 老いぼれの 隠居暮らしを乱さんでくれ。→ 88 00:08:10,003 --> 00:08:15,391 何を好き好んで 大勢の者に 茶を振る舞わにゃ ならんのじゃ。 89 00:08:15,391 --> 00:08:19,729 どうしても出ぬと申すか。 (丿貫)出ん 出ん。 90 00:08:19,729 --> 00:08:21,848 ならば斬る。 91 00:08:21,848 --> 00:08:24,000 ひゃあ~! 92 00:08:24,000 --> 00:08:26,000 (刃が当たる音) 93 00:08:28,237 --> 00:08:31,337 ひ~ い い…。 94 00:08:35,078 --> 00:08:37,078 むっ…。 95 00:08:42,552 --> 00:08:47,452 あ ああ…。 96 00:08:49,325 --> 00:08:52,925 某からも お願い申す。 97 00:08:54,697 --> 00:08:56,697 ふ~む…。 98 00:08:58,368 --> 00:09:05,408 袴を汚してまでの申し入れ いたく感じ入りましたぞ。 99 00:09:05,408 --> 00:09:08,808 これで断っちゃ 野暮の極み。 100 00:09:14,067 --> 00:09:17,236 (三成)感心しませんな 古田殿。 101 00:09:17,236 --> 00:09:20,106 心の声 これで役者はそろった。 102 00:09:20,106 --> 00:09:24,177 世捨て人ごときに 武人が頭を垂れるとは→ 103 00:09:24,177 --> 00:09:28,398 言語道断。 秩序乱せば 多くの血 流るる→ 104 00:09:28,398 --> 00:09:32,035 下克上の世へ戻るは必定。 心の声 宗匠に 丿貫殿→ 105 00:09:32,035 --> 00:09:35,772 公衆の面前で この怪物たちを 超えてみせねば→ 106 00:09:35,772 --> 00:09:39,008 まことの名声は得られぬ。 107 00:09:39,008 --> 00:09:43,029 (三成)この件 逐一 関白様へ報告いたす。 108 00:09:43,029 --> 00:09:47,350 心の声 天下分け目の大茶湯。→ 109 00:09:47,350 --> 00:09:52,805 数寄の玉座に腰を下ろすは→ 110 00:09:52,805 --> 00:09:56,342 この古田織部ぞ! 111 00:09:56,342 --> 00:10:01,542 ♪♪~ 112 00:10:06,436 --> 00:10:13,476 これは 福島殿に 加藤殿。 大茶湯が門番 ご苦労にござる。 113 00:10:13,476 --> 00:10:17,713 さすがは 豊臣軍団が誇る 猛牛 猛虎。 114 00:10:17,713 --> 00:10:22,718 張り子の牛虎に またがっていても 露ほども弱くは見えぬ。 115 00:10:22,718 --> 00:10:28,407 この大茶湯は すべての茶人が 集まる わび数寄の祭典。 116 00:10:28,407 --> 00:10:31,911 いかめしい武装では 祭趣を壊すとの計らい。 117 00:10:31,911 --> 00:10:36,265 某 重々承知しておりますぞ。 118 00:10:36,265 --> 00:10:39,435 (福島正則)古田殿に 褒められるとは光栄。 119 00:10:39,435 --> 00:10:42,105 (加藤清正)ちょっちゅね。 120 00:10:42,105 --> 00:10:46,325 この福島正則 実に うらやましい。 121 00:10:46,325 --> 00:10:51,097 我らも古田殿のごとく 茶の湯の席を設けたかったが→ 122 00:10:51,097 --> 00:10:54,834 関白様から 許しを得られませなんだ。 123 00:10:54,834 --> 00:10:57,804 こればかりは年の功にござる。 124 00:10:57,804 --> 00:11:02,104 午後より席を設ける故 一服しに来て下され。 125 00:11:04,060 --> 00:11:08,598 大名では一番乗りで 茶室の支度か。→ 126 00:11:08,598 --> 00:11:12,101 相当に気合いが入っておるのう トラよ。 127 00:11:12,101 --> 00:11:19,601 ちょっちゅね。 でも 俺が思うにね 古田殿は 利休殿に勝てないね。 128 00:11:22,061 --> 00:11:26,916 実は先日 利休殿の茶に招かれてのう。 129 00:11:26,916 --> 00:11:31,921 俺は戦にて あまたの猛者を なぎ倒してきた。 130 00:11:31,921 --> 00:11:38,010 あの信長公を面前にしても ひるむことはなかった。 131 00:11:38,010 --> 00:11:41,147 それが… それがだ。 132 00:11:41,147 --> 00:11:45,601 ♪♪~ 133 00:11:45,601 --> 00:11:50,540 (正則)怖かった。 何に恐れたかは いまだ わからぬが→ 134 00:11:50,540 --> 00:11:53,640 あの迫力は 古田殿にはない。 135 00:11:55,545 --> 00:12:03,402 俺もね 利休殿に招かれた時ね すごかった。→ 136 00:12:03,402 --> 00:12:07,673 茶の湯は 知らないから 顔ばかり見てたらね→ 137 00:12:07,673 --> 00:12:11,711 万事が落ち着いていて 穏やかで→ 138 00:12:11,711 --> 00:12:17,266 「いざ為さん」という気負いが まるでなかったよ。 139 00:12:17,266 --> 00:12:25,107 虎はね 獲物を狙うとき 一切の 気負いを消して近づくと申して。 140 00:12:25,107 --> 00:12:30,129 武芸者ならば 達人の域を 超えておる とな。 141 00:12:30,129 --> 00:12:34,000 ちょっちゅね。 古田殿には悪いが→ 142 00:12:34,000 --> 00:12:36,400 天下一の行方は明らか。 143 00:12:38,204 --> 00:12:45,144 皆 よう来た。 これより 菅原道真公を祭る 北野の森にて→ 144 00:12:45,144 --> 00:12:50,266 大茶湯を始める。 あらゆる名物を 本殿に集めたゆえ→ 145 00:12:50,266 --> 00:12:53,703 心置きのう拝むがよい。→ 146 00:12:53,703 --> 00:12:59,242 名物を堪能した後は 余と利休 津田宗及に 今井宗久が→ 147 00:12:59,242 --> 00:13:01,761 皆に茶を振る舞う。→ 148 00:13:01,761 --> 00:13:08,067 日の本の美は かくなるものと 胸に深く刻み 里へ帰るがよいぞ。 149 00:13:08,067 --> 00:13:11,370 (歓声) 150 00:13:11,370 --> 00:13:14,073 茶席の支度は整うたか? 151 00:13:14,073 --> 00:13:16,642 はい…。 152 00:13:16,642 --> 00:13:24,267 そう不満がるな。 これでも黄金や 唐・高麗趣は抑えさせたのだぞ。 153 00:13:24,267 --> 00:13:30,940 わび数寄の祭典だろうと 天下人としての威厳も必要ぞ。→ 154 00:13:30,940 --> 00:13:38,740 ほれ見ろ。 民は あれほどに 喜んでおろうが! ハハハハハ! 155 00:13:41,083 --> 00:13:43,502 (細川忠興)あ ああ…。→ 156 00:13:43,502 --> 00:13:48,391 松花茶壺に 千鳥の香炉 乙御前釜。→ 157 00:13:48,391 --> 00:13:53,379 三肩衝のみならず 関白様が これほどまで名物をお持ちとは! 158 00:13:53,379 --> 00:13:57,566 (蒲生氏郷)信長公所有の名物を すべて見たわけではないが→ 159 00:13:57,566 --> 00:14:01,370 数では 抜かれておるやもしれぬ。 160 00:14:01,370 --> 00:14:05,691 心の声 細川殿も蒲生殿も まだ若いのう。→ 161 00:14:05,691 --> 00:14:10,191 あまたの名物が放つ器気に 圧倒されておる。 162 00:14:12,231 --> 00:14:16,936 心の声 それに比べ この俺の 成長ぶりは どうだ。→ 163 00:14:16,936 --> 00:14:24,543 唐・高麗名物群を前にしても 大金時殿は ぴくりともせぬ。→ 164 00:14:24,543 --> 00:14:28,314 己が金時が まさかりを 担ぐほどになるには→ 165 00:14:28,314 --> 00:14:33,414 わび果て 使い込まれた逸品に 出おうた時のみよ。 166 00:14:36,789 --> 00:14:38,789 うん? 167 00:14:40,726 --> 00:14:44,196 心の声 なんとも 「ふぃやぁ」として こやつめ。→ 168 00:14:44,196 --> 00:14:49,835 これが あの「大友瓢箪」。 唐物でも 愛いやつが おるではないか。 169 00:14:49,835 --> 00:14:55,535 (津田宗及)この「楢柴」は 以前 見た時と 何やら違うような…。 170 00:14:57,226 --> 00:14:59,745 回想 これを進ぜよう。 171 00:14:59,745 --> 00:15:05,501 ♪♪~ 172 00:15:05,501 --> 00:15:13,201 「楢柴」の蓋にござる。 今 関白様が お持ちのものは 偽りのものぞ。 173 00:15:16,345 --> 00:15:22,201 (今井宗久) 早う茶室へ 津田殿。 お客が 列をなして待っておりますぞ。 174 00:15:22,201 --> 00:15:27,601 早う行きなされ! 客を待たすとは無礼ですぞ。 175 00:15:33,913 --> 00:15:37,133 (藤柴耕吉郎)それぞれの茶席へ 既に100を超える客が→ 176 00:15:37,133 --> 00:15:41,687 参じてございます。 昼には200を超えるか。 177 00:15:41,687 --> 00:15:48,587 恐らく 客のほとんどが 関白様か 宗匠目当て… となれば…。 178 00:15:50,446 --> 00:15:54,200 心の声 300ほどの客を 我が茶室に呼び寄せねば→ 179 00:15:54,200 --> 00:15:58,800 天下分け目の 大茶湯の覇者には なれぬということか。 180 00:16:00,506 --> 00:16:05,611 け け… 結構なお点前に ござりました… 関白様。 181 00:16:05,611 --> 00:16:08,311 フフフフ… うむ。 182 00:16:10,516 --> 00:16:13,616 ご多忙のところ 恐れ入ります 宗匠。 183 00:16:16,105 --> 00:16:20,276 心の声 至極普通の 四畳半草庵茶室。→ 184 00:16:20,276 --> 00:16:26,832 道具も 必殺の 長次郎今焼を 用いぬところを見ると→ 185 00:16:26,832 --> 00:16:31,403 宗匠は この大茶湯を 投げておる! 186 00:16:31,403 --> 00:16:37,126 午後より茶席を設けるそうですね。 いかにも。 187 00:16:37,126 --> 00:16:45,334 長益様にも申し上げましたが 私は かような催しは感心いたしませぬ。 188 00:16:45,334 --> 00:16:52,074 されど 古織様に やる気が おありなれば せめて皆様方に→ 189 00:16:52,074 --> 00:16:56,412 まことの わび数寄を ご提供なさって下さりませ。 190 00:16:56,412 --> 00:17:01,333 心の声 ククッ… こ… これはよもや→ 191 00:17:01,333 --> 00:17:04,537 師からの玉座譲渡!→ 192 00:17:04,537 --> 00:17:09,037 とすれば 残るつわものは 丿貫殿 ただ1人! 193 00:17:11,393 --> 00:17:16,493 心の声 見えた… 薄ぼんやりと 頂の影が! 194 00:17:20,069 --> 00:17:24,940 しばらく見ぬうちに でかくなったな 長孝よ。→ 195 00:17:24,940 --> 00:17:30,062 清州では しかと務めておるか? (織田長孝)ご心配なく 父上。 196 00:17:30,062 --> 00:17:34,750 せっかくの大茶湯で 織田長益が 茶を 世に問わぬのですか? 197 00:17:34,750 --> 00:17:39,405 屋敷が出来たばかりだ。 この機に 数寄に通じた女子を→ 198 00:17:39,405 --> 00:17:41,840 見つけねばのう。 199 00:17:41,840 --> 00:17:45,561 大坂の義母上には密に…。 200 00:17:45,561 --> 00:17:49,061 察しも良うなった。 …お? 201 00:17:51,850 --> 00:17:54,870 このまま立って飲めと? 202 00:17:54,870 --> 00:18:00,376 さよう! 無駄を省いた 小さき茶席こそ わび数寄の要。 203 00:18:00,376 --> 00:18:04,847 もはや半畳で十分というのが 細川忠興の茶ぞ。 204 00:18:04,847 --> 00:18:06,999 (細川幽斎)忠興! うっ…。 205 00:18:06,999 --> 00:18:08,999 (打つ音) あ~! 206 00:18:10,669 --> 00:18:17,409 (幽斎)バカ息子め! これ以上 細川の恥をさらすでない! 207 00:18:17,409 --> 00:18:20,329 あれは 細川幽斎様。 208 00:18:20,329 --> 00:18:24,800 フフフ あんな茶席では 誰一人 落ち着けんわ。 209 00:18:24,800 --> 00:18:28,237 忠興殿のようには なるなよ。 210 00:18:28,237 --> 00:18:33,337 わびの新しさのみ求めても 人心は つかめぬものよ。 211 00:18:35,945 --> 00:18:39,745 これは長益殿。 一服いかがですか? 212 00:18:41,734 --> 00:18:45,304 気づかぬほど地味ぞ 蒲生殿。 213 00:18:45,304 --> 00:18:49,275 同じ南蛮かぶれとして ちと寂しいのう。 214 00:18:49,275 --> 00:18:54,179 まだまだ創意が足らぬゆえ… お恥ずかしい。 215 00:18:54,179 --> 00:18:59,969 (長益)ほう 亡き兄上愛用の 唐物 珠光茶碗か。 216 00:18:59,969 --> 00:19:05,374 かような折に 信長公を しのんで頂きたく…。 217 00:19:05,374 --> 00:19:09,545 ときに 古織殿の茶席は ご覧になられましたか? 218 00:19:09,545 --> 00:19:14,049 古織の? ものすごい行列ですぞ。 219 00:19:14,049 --> 00:19:18,904 全く 前代未聞の 二畳敷を作られた。 220 00:19:18,904 --> 00:19:21,390 うん? 221 00:19:21,390 --> 00:19:29,798 (歓声) 222 00:19:29,798 --> 00:19:32,798 あ あ…。 あ あ…。 223 00:19:35,404 --> 00:19:38,273 今 心得ました 父上。 224 00:19:38,273 --> 00:19:43,295 某も 古田様のごとき 大人になれば よいのですね。 225 00:19:43,295 --> 00:19:45,631 たわけぃ! 226 00:19:45,631 --> 00:19:50,069 ♪♪~ 227 00:19:50,069 --> 00:19:52,869 (上田左太郎)う~む…。 228 00:19:56,075 --> 00:20:02,648 来客の数 上田殿にて 200と50になり申した。 229 00:20:02,648 --> 00:20:05,348 御免。 …おっとっと。 (きしむ音) 230 00:20:07,636 --> 00:20:12,074 お~! 窓を開ければ この絶景。 231 00:20:12,074 --> 00:20:17,696 止まり木に憩う燕がごとく 何か 「ツピ~ピッ」っと 鳴きとうなり申す。 232 00:20:17,696 --> 00:20:22,601 支柱となる松と 景の選定に 丸七日。 233 00:20:22,601 --> 00:20:26,905 皆に わび飛鳥の心持ちにて 茶を飲んでもらいたく→ 234 00:20:26,905 --> 00:20:30,759 労を重ねたかいが あり申した。 235 00:20:30,759 --> 00:20:37,299 これが わび数寄… なんと… なんと胸躍る遊戯。 236 00:20:37,299 --> 00:20:41,236 天下一にござる! 古田殿は いかなる数寄者にも→ 237 00:20:41,236 --> 00:20:43,536 勝っておりますぞ! 238 00:20:45,374 --> 00:20:51,180 失礼。 これは石田殿。 一服いかがですかな? 239 00:20:51,180 --> 00:20:55,000 不敬ですぞ 古田殿。 あぁ? 240 00:20:55,000 --> 00:20:59,905 北野の森に 関白様や 公家衆がおわすを忘れてか? 241 00:20:59,905 --> 00:21:04,076 お手前は 殿下の頭上に 茶席を設け→ 242 00:21:04,076 --> 00:21:08,147 優越に浸っておるのでは ございますまいな。 243 00:21:08,147 --> 00:21:11,467 何を申す! さようなことは…。 とにかく→ 244 00:21:11,467 --> 00:21:17,206 殿下を上から見下ろすとは 不届き 千万! 速やかに立ち退かれよ。 245 00:21:17,206 --> 00:21:19,408 (水をかける音) 246 00:21:19,408 --> 00:21:25,214 う~! 言いがかりも甚だしい! (三成)釜は預からせてもらう。 247 00:21:25,214 --> 00:21:28,183 何をなさる! 放せ! 248 00:21:28,183 --> 00:21:30,803 返しなされ! えい 放さぬか! 249 00:21:30,803 --> 00:21:34,406 返しなされ! 放さぬか! 返せ! 放せ! 250 00:21:34,406 --> 00:21:36,842 返せ! 放せ! (小屋が壊れる音) 251 00:21:36,842 --> 00:21:39,628 (どよめき) 252 00:21:39,628 --> 00:21:44,128 (一同の叫び声) 253 00:21:47,870 --> 00:21:52,825 今のところ 誰の茶席に 人が入っとる? 秀長。 254 00:21:52,825 --> 00:21:57,463 先ほど回った限りでは 古田殿が一番かと。 255 00:21:57,463 --> 00:22:02,484 いずれにせよ 利休殿を超える者は 見当たりませぬ。 256 00:22:02,484 --> 00:22:04,736 う~む…。 257 00:22:04,736 --> 00:22:12,711 ♪♪~ 258 00:22:12,711 --> 00:22:18,333 心の声 俺の… 頂への… 夢が…。 259 00:22:18,333 --> 00:22:20,933 (烏の鳴き声) 260 00:22:24,273 --> 00:22:32,073 博多の神谷宗湛が間に合えば 俺が 応援して 評判を高めるものを…。 261 00:22:36,401 --> 00:22:38,401 お? 262 00:22:40,305 --> 00:22:42,307 よっ。 263 00:22:42,307 --> 00:22:54,703 ♪♪~ 264 00:22:54,703 --> 00:22:57,603 あ ああ…。 265 00:23:01,393 --> 00:23:04,112 ♪♪~(エンディングテーマ) 266 00:23:04,112 --> 00:23:09,935 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 267 00:23:09,935 --> 00:23:16,024 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 268 00:23:16,024 --> 00:23:22,231 ♪♪「世界中を敵に回したって」 269 00:23:22,231 --> 00:23:28,470 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 270 00:23:28,470 --> 00:23:34,243 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 271 00:23:34,243 --> 00:23:41,233 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 272 00:23:41,233 --> 00:23:46,838 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 273 00:23:46,838 --> 00:23:49,625 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 274 00:23:49,625 --> 00:23:53,495 ♪♪「思うまま生きて そして」 275 00:23:53,495 --> 00:23:59,134 ♪♪「昇った天辺から 見える」 276 00:23:59,134 --> 00:24:03,005 ♪♪「景色を教えて いつか」 277 00:24:03,005 --> 00:24:11,697 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 278 00:24:11,697 --> 00:24:15,233 ♪♪「叶えたい願い それは」 279 00:24:15,233 --> 00:24:22,240 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 280 00:24:22,240 --> 00:24:27,240 ♪♪「壊されないで 永遠に」 281 00:24:30,399 --> 00:24:50,535 ♪♪~ 282 00:24:50,535 --> 00:24:53,405 「一から出直します」。 283 00:24:53,405 --> 00:24:57,405 武か数寄か それが問題にて候。 284 00:25:02,397 --> 00:25:05,968 今日のテーマは 「耳」。 285 00:25:05,968 --> 00:25:09,068 耳の悩みといえば やっぱり…。 286 00:25:14,710 --> 00:25:16,695 でも…。 287 00:25:16,695 --> 00:25:18,930 ♪♪~ 288 00:25:18,930 --> 00:25:21,130 「ある日 突然 こんなふうに…」。