1 00:00:02,393 --> 00:00:08,383 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:08,383 --> 00:01:29,083 ♪♪~ 3 00:01:36,204 --> 00:01:38,704 (鳥の鳴き声) 4 00:01:44,045 --> 00:01:50,752 (ほら貝の音) 5 00:01:50,752 --> 00:02:03,552 (足軽たちの喚声) 6 00:02:06,484 --> 00:02:10,188 (いななき) 7 00:02:10,188 --> 00:02:13,374 (足軽たちの喚声) 8 00:02:13,374 --> 00:02:19,274 (足軽たち) えいや! えいや! えいや! 9 00:02:21,215 --> 00:02:25,215 (茶をたてる音) 10 00:02:31,159 --> 00:02:35,513 いかがか? この北条氏直 わび茶を知らぬゆえ→ 11 00:02:35,513 --> 00:02:38,116 もてなしに粗相もあろうが。 12 00:02:38,116 --> 00:02:41,285 (山上宗二)相模国主とも あろうお方が→ 13 00:02:41,285 --> 00:02:47,892 所有する名物は その天命釜を含め 数えるばかりとは嘆かわしい。 14 00:02:47,892 --> 00:02:53,514 恐れながら氏直様は 私の目に かなう数寄者とは申せませぬ。 15 00:02:53,514 --> 00:02:55,514 (家臣たち)あっ! 16 00:03:03,491 --> 00:03:06,611 フンッ! ハハハハハ! 17 00:03:06,611 --> 00:03:11,716 これは手厳しい! 歯に衣着せぬ 物言いに その気骨! 18 00:03:11,716 --> 00:03:15,603 いにしえの鎌倉武士も さようであったろうな。 19 00:03:15,603 --> 00:03:19,407 その方の気性 相模国に向いておる。→ 20 00:03:19,407 --> 00:03:22,777 公家のまねをこく秀吉に 聞かせたいものよ。→ 21 00:03:22,777 --> 00:03:27,548 いや 俺も その方を見習おうぞ。 22 00:03:27,548 --> 00:03:30,952 決して秀吉に頭は下げぬ。 23 00:03:30,952 --> 00:03:36,474 万軍攻めてこようと 一人残らず返り討ってくれるわ! 24 00:03:36,474 --> 00:03:39,544 よくぞ申されました 殿! 25 00:03:39,544 --> 00:03:42,897 我らも思いは 一つにございます。 26 00:03:42,897 --> 00:03:46,797 う… う~む。 27 00:03:53,474 --> 00:03:57,044 数寄指南 頼むぞ 宗二。→ 28 00:03:57,044 --> 00:04:00,848 相模は鋳物が盛んで 良い絵師もおる。 29 00:04:00,848 --> 00:04:04,948 その方の目に かのうた名物を たんと生み出してくれ! 30 00:04:10,908 --> 00:04:16,380 心の声 どうしたことだ… この居心地の良さは。→ 31 00:04:16,380 --> 00:04:20,384 あれほど武人を 嫌うておった私が…。→ 32 00:04:20,384 --> 00:04:24,205 月代もそらず 肩衣もまとわず→ 33 00:04:24,205 --> 00:04:27,505 名物すら持たぬ 時代遅れの連中なのに。 34 00:04:29,277 --> 00:04:32,146 はっ! 35 00:04:32,146 --> 00:04:41,339 心の声 (宗二)この眼! わび数寄を 欲する この熱き眼が…→ 36 00:04:41,339 --> 00:04:44,592 私を…。 37 00:04:44,592 --> 00:04:50,114 ♪♪~ 38 00:04:50,114 --> 00:04:54,519 心の声 武人との間に まことの一座建立は ありえぬと→ 39 00:04:54,519 --> 00:05:00,107 思うていた己が 小さく見える。→ 40 00:05:00,107 --> 00:05:04,595 たとえ名物がなくとも 新しき価値を→ 41 00:05:04,595 --> 00:05:09,995 わびを追い求める一体感と 充実感が手に取るように…。 42 00:05:15,606 --> 00:05:22,306 心の声 私は今まで なんと 偏見に満ちておったのだ。 43 00:05:24,782 --> 00:05:26,984 (鐘の音) 44 00:05:26,984 --> 00:05:31,055 (古渓宗陳)単層だった三門を 見事な二層に。 45 00:05:31,055 --> 00:05:36,455 この古渓 謹んで お礼を申し上げまする。 46 00:05:39,680 --> 00:05:43,885 (古渓)これを「金毛閣」と 名付けとうございます。 47 00:05:43,885 --> 00:05:49,323 (千 利休)金毛閣とは? 金毛とは 獅子の意。→ 48 00:05:49,323 --> 00:05:57,548 「地にうずくまる金毛は 閣上に 高く」… 禅の偈より取りました。 49 00:05:57,548 --> 00:06:02,887 誇り高き造門主 利休居士に見合うた名かと。 50 00:06:02,887 --> 00:06:07,909 亡き父の五十回忌に合わせ 寄進したまでのこと。 51 00:06:07,909 --> 00:06:14,065 いやいや この古渓が 九州より戻ってこられたのも→ 52 00:06:14,065 --> 00:06:17,635 あなた様のお力添えが あったればこそ。 53 00:06:17,635 --> 00:06:23,357 関白様にお子が生まれ ご機嫌 麗しきところに願い出たのが→ 54 00:06:23,357 --> 00:06:25,776 幸いしました。 55 00:06:25,776 --> 00:06:30,248 三門には 利休居士の 木像と天井画を→ 56 00:06:30,248 --> 00:06:33,985 ご用意しようと 思うております。 57 00:06:33,985 --> 00:06:36,854 大形にすぎまする。 58 00:06:36,854 --> 00:06:42,677 そう申されますな。 天井画は 古織様の推す絵師にて。 59 00:06:42,677 --> 00:06:45,377 まずは 会うてやって下され。 60 00:06:47,448 --> 00:06:50,685 (長谷川等伯) 久しうございます 利休様!→ 61 00:06:50,685 --> 00:06:55,673 この長谷川等伯 これほどの機はございませぬ。 62 00:06:55,673 --> 00:06:59,573 一世一代の 絵に仕上げる覚悟にて! 63 00:07:01,212 --> 00:07:03,447 ふむ。 64 00:07:03,447 --> 00:07:07,952 一つ お願いがございます。 何なりと。 65 00:07:07,952 --> 00:07:11,889 (利休)あまり ひょうげた絵にならぬように。 66 00:07:11,889 --> 00:07:13,874 (古田織部)うむ! 67 00:07:13,874 --> 00:07:17,445 ♪♪~ 68 00:07:17,445 --> 00:07:20,645 う~ん… むふっ。 69 00:07:23,017 --> 00:07:25,217 (おせん)殿 そろそろ。 うん。 70 00:07:26,871 --> 00:07:31,692 妻子を人質として 京へ置かねばならなくなったが→ 71 00:07:31,692 --> 00:07:35,279 こうして また共に暮らせるのが うれしくもある。 72 00:07:35,279 --> 00:07:41,085 あまり お気を遣われますな。 我らを取り仕切る 北政所様は→ 73 00:07:41,085 --> 00:07:49,427 情厚きお方ゆえ。 それよりも 年明けにも小田原攻めとは…。 74 00:07:49,427 --> 00:07:53,147 左介殿の身が心配です。 75 00:07:53,147 --> 00:07:59,647 案ずるな。 我が金時殿も 少しずつ よみがえってきておる。 76 00:08:01,372 --> 00:08:04,775 (鳥の鳴き声) 77 00:08:04,775 --> 00:08:10,665 (徳川家康)北条との戦は もはや 避けられぬ。 出陣は来年2月。 78 00:08:10,665 --> 00:08:16,354 その前に我ら徳川は 豊臣家との絆を強めんがため→ 79 00:08:16,354 --> 00:08:23,594 関白様がご養女 小姫様と 伜 長丸との婚約を果たす。→ 80 00:08:23,594 --> 00:08:30,685 細川殿 故実に倣いし 儀礼の 作法を 長丸にお教え願いたい。→ 81 00:08:30,685 --> 00:08:38,576 古田殿 伜は初めての上洛ゆえ いろいろと案内してやってほしい。 82 00:08:38,576 --> 00:08:41,929 よろしゅう お頼み申します。 83 00:08:41,929 --> 00:08:45,783 (家康)厳しき指導を 頼みますぞ。 84 00:08:45,783 --> 00:08:49,883 某は評定へ向かうゆえ これにて。 85 00:08:53,074 --> 00:08:55,074 (戸の開閉音) 86 00:08:57,378 --> 00:09:00,381 長丸殿は おいくつになられました? 87 00:09:00,381 --> 00:09:05,453 十です。 関白様より 「秀」の字を頂くことになるゆえ→ 88 00:09:05,453 --> 00:09:08,889 これよりは 「秀忠」とお呼び下され。 89 00:09:08,889 --> 00:09:11,175 (細川忠興)秀忠様か! 90 00:09:11,175 --> 00:09:15,775 実にカシッとした 武人らしき 良い名前にござる! 91 00:09:23,020 --> 00:09:27,007 お近づきの印に 進物を持参しました。 92 00:09:27,007 --> 00:09:29,607 どちらか一つ お選び下され。 93 00:09:33,097 --> 00:09:38,997 要らぬほうは 後日 受け取りに 参ります。 お迷いならばご相談を。 94 00:09:43,407 --> 00:09:46,694 (忠興)蟻腰で染みの入ったほうを 選びますかのう。 95 00:09:46,694 --> 00:09:50,481 案ずることが 数寄心を養うのでござるよ。 96 00:09:50,481 --> 00:09:55,486 ことに秀忠様は この先 お家を担わんお方。 97 00:09:55,486 --> 00:10:00,091 数寄に明るくならば 京での 暮らしも たやすうなろうて。 98 00:10:00,091 --> 00:10:07,348 (忠興) 公の場で 膳をひっくり返される ことも無うなる… と? ヒッヒヒヒ。 99 00:10:07,348 --> 00:10:13,020 フッ! フッ! フッ! 100 00:10:13,020 --> 00:10:29,553 ♪♪~ 101 00:10:29,553 --> 00:10:33,791 (豊臣秀吉)帝しか使わぬ 明渡来の妙薬じゃ。 102 00:10:33,791 --> 00:10:37,461 早う治して 小田原攻めに来い! 103 00:10:37,461 --> 00:10:41,148 (豊臣秀長)かたじけのう… ございます… 兄上。 104 00:10:41,148 --> 00:10:43,317 (せきこみ) 105 00:10:43,317 --> 00:10:47,288 お棄様が 元気になられて 何より。 106 00:10:47,288 --> 00:10:51,525 私が いのうなっても 豊臣は安泰ですなあ。 107 00:10:51,525 --> 00:10:54,378 ざれ言を申すな! 108 00:10:54,378 --> 00:10:58,082 我が一族は体が弱い。 109 00:10:58,082 --> 00:11:01,552 妹の朝日が 病にて死に→ 110 00:11:01,552 --> 00:11:05,389 母様も床に伏し お前までも…。 111 00:11:05,389 --> 00:11:07,389 う…。 112 00:11:09,577 --> 00:11:15,616 悪縁を絶たんと お棄の名を 「鶴松」と改めることにしたわ。 113 00:11:15,616 --> 00:11:18,419 豊臣の行く末を 案じるなら→ 114 00:11:18,419 --> 00:11:24,241 利休殿を しっかと放さずに おくことです。 うん? 115 00:11:24,241 --> 00:11:28,679 (秀長)利休殿に仲介した 諸大名からの礼状です。→ 116 00:11:28,679 --> 00:11:34,652 それだけ 利休殿を信奉する 大名がおるということ。→ 117 00:11:34,652 --> 00:11:40,841 決して わび数寄の持つ力を 侮ってはなりませぬぞ。 118 00:11:40,841 --> 00:11:44,912 山上宗二が 小田原におるそうです。 119 00:11:44,912 --> 00:11:50,234 利休殿亡き後は あの男とて豊臣に必要。 120 00:11:50,234 --> 00:11:57,091 戦が片づきし暁には赦免なさり そばへ置くが賢明 …うっ。 121 00:11:57,091 --> 00:11:59,360 (せきこみ) 122 00:11:59,360 --> 00:12:04,081 世継ぎが少ないばかりに 気苦労をかけるのう。 123 00:12:04,081 --> 00:12:11,021 だが もう案ずるな。 俺に子をつくる力は まだある。 124 00:12:11,021 --> 00:12:18,279 ♪♪~ 125 00:12:18,279 --> 00:12:23,150 茶々の他にも よい女子を見つけねば。 …お? 126 00:12:23,150 --> 00:12:26,654 ♪♪~ 127 00:12:26,654 --> 00:12:32,126 心の声 (秀吉) 確か 利休が娘の… お吟! 128 00:12:32,126 --> 00:12:35,479 ♪♪~ 129 00:12:35,479 --> 00:12:42,886 心の声 ああ なんと… なんと美しう…。 130 00:12:42,886 --> 00:12:47,107 ♪♪~ 131 00:12:47,107 --> 00:12:53,907 (普請の音) 132 00:12:55,633 --> 00:13:00,521 (上田左太郎)これが… 利休殿が建てられた数寄屋! 133 00:13:00,521 --> 00:13:06,610 書院を二間 奥に 二畳敷きの 庵を設けております。 134 00:13:06,610 --> 00:13:15,119 小田原攻めの前に完成したは 上田様が材木番のお陰にて。 135 00:13:15,119 --> 00:13:21,575 まるで… 大仏様が投げ置いた 巨大なサイコロ。 136 00:13:21,575 --> 00:13:27,375 ♪♪~ 137 00:13:29,116 --> 00:13:34,538 (左太郎) 市中の山居たる趣が 数寄屋の 真骨頂とは聞いていたが→ 138 00:13:34,538 --> 00:13:38,642 その趣を含んで余りある 新しさがある!→ 139 00:13:38,642 --> 00:13:41,742 その新味は 古田殿以上! 140 00:13:45,382 --> 00:13:48,686 心の声 (左太郎)まさか わびの権化たる利休殿が→ 141 00:13:48,686 --> 00:13:52,186 ここまで タガの外れた 奇なる怪物だったとは! 142 00:13:53,791 --> 00:13:57,945 (利休)方広寺全体の落成は まだ先のことですが→ 143 00:13:57,945 --> 00:14:04,301 その時を思わば この数寄屋との 対比が 楽しみでなりませぬ。 144 00:14:04,301 --> 00:14:11,025 まだまだ 古織様には 負けませぬよ …一笑一笑。 145 00:14:11,025 --> 00:14:16,947 (普請の音) 146 00:14:16,947 --> 00:14:19,483 (石田三成)ふう…。 147 00:14:19,483 --> 00:14:24,683 あ… 中はご覧になりませぬのか 石田様。 148 00:14:26,690 --> 00:14:29,543 (三成) 普請奉行に甘えおって。→ 149 00:14:29,543 --> 00:14:35,449 主たる大仏殿より目立つ建物を 造るとは 無礼千万! 150 00:14:35,449 --> 00:14:39,549 いずれ天罰の下る日が 来るであろう! 151 00:14:41,588 --> 00:14:43,788 心の声 やられたっ! 152 00:14:46,510 --> 00:14:49,546 心の声 もはや そぐ所 無きまでに 簡素にし→ 153 00:14:49,546 --> 00:14:53,150 あの黄金の茶室のごとく すぐに組み立てられ→ 154 00:14:53,150 --> 00:14:58,021 箔など要らぬとばかりに 安手に仕上げる妙!→ 155 00:14:58,021 --> 00:15:01,792 この古田織部とて 負けてはおれぬ! 156 00:15:01,792 --> 00:15:06,480 ♪♪~ 157 00:15:06,480 --> 00:15:10,217 (犬の鳴き声) 158 00:15:10,217 --> 00:15:12,219 うん? 159 00:15:12,219 --> 00:15:15,689 ワン ワン! 160 00:15:15,689 --> 00:15:17,841 シュフォッと良い毛よ。 161 00:15:17,841 --> 00:15:21,645 (加藤景延)古田様! ようお越し下さいました。 162 00:15:21,645 --> 00:15:25,115 戦がなくば 毎日でも来たいほどよ。 163 00:15:25,115 --> 00:15:28,385 便りで お伝えした 新兵衛です。 164 00:15:28,385 --> 00:15:33,485 絹糸の商いをしながら 器も扱っておりまする。 165 00:15:35,275 --> 00:15:41,064 (景延)右から 志野 紅色志野 灰色志野にございます。→ 166 00:15:41,064 --> 00:15:47,704 白き素地に 鉄入りの泥奬をかけ 色を付けてみました。 167 00:15:47,704 --> 00:15:49,704 ふむ。 168 00:15:58,098 --> 00:16:03,587 でかしたな。 唐・高麗物にはない 良い色ぞ。 169 00:16:03,587 --> 00:16:08,592 されど 目の肥えた俺や 京の数寄者の股間を直撃するに→ 170 00:16:08,592 --> 00:16:10,961 至ってはおらぬ。 (どよめき) 171 00:16:10,961 --> 00:16:15,482 金時を竜がごとく 昇天せしめるには→ 172 00:16:15,482 --> 00:16:18,535 絵付けに限る。 173 00:16:18,535 --> 00:16:25,476 おお これは…。 はあ…。 174 00:16:25,476 --> 00:16:29,346 各地の名所や 心打つものを 選んで描いてみた。 175 00:16:29,346 --> 00:16:33,684 絵付けの手本は 長谷川等伯と申す絵師に頼む。 176 00:16:33,684 --> 00:16:36,353 掌中に絶景を見ながら 飲む茶は→ 177 00:16:36,353 --> 00:16:39,540 数寄者にとって こたえらえぬものとなろう! 178 00:16:39,540 --> 00:16:45,078 あ…。 しかし 水を差すようですが…。 179 00:16:45,078 --> 00:16:47,080 うん? 180 00:16:47,080 --> 00:16:50,817 さすがに 費用が 乏しうなって参りました。 181 00:16:50,817 --> 00:16:55,989 志野焼の試行錯誤だけでも かなりの散財にて→ 182 00:16:55,989 --> 00:16:59,343 古田様のご援助だけでは…。 183 00:16:59,343 --> 00:17:01,745 そのことよ。 184 00:17:01,745 --> 00:17:03,881 新兵衛。 はい。 185 00:17:03,881 --> 00:17:08,919 京・三条通に 店を構えるとのこと。 186 00:17:08,919 --> 00:17:15,859 三条通と申せば 全国の目利きが 注目する 一流の市場。 187 00:17:15,859 --> 00:17:18,145 この機を逃す手はない! 188 00:17:18,145 --> 00:17:23,734 新しき絵付け茶碗を その店にて大量に売るのだ! 189 00:17:23,734 --> 00:17:30,240 新兵衛が店 美濃屋という大砲にて 我らが「美濃物弾」を天下へ撃つ! 190 00:17:30,240 --> 00:17:34,027 (窯元衆)お~っ! 191 00:17:34,027 --> 00:17:38,982 わび数寄者にとって箔など不要! 伊丹の酒のごとく→ 192 00:17:38,982 --> 00:17:42,953 安き良き物を欲しがる輩が 群れをなそうぞ! 193 00:17:42,953 --> 00:17:46,123 ハァ ハァ…。 (新兵衛)あのう…。 194 00:17:46,123 --> 00:17:50,260 むんっ?! ご興奮のところ 恐れ入りますが→ 195 00:17:50,260 --> 00:17:53,814 屋号は「瀬戸屋」に しとうございます。 196 00:17:53,814 --> 00:17:58,885 箔は不要と申されても 織部正様の仕切らるる美濃より→ 197 00:17:58,885 --> 00:18:02,873 亡き信長公に縁深き 瀬戸のほうが→ 198 00:18:02,873 --> 00:18:07,961 国焼の産地としては はるかに通りが…。 199 00:18:07,961 --> 00:18:12,716 う… むむ…。 200 00:18:12,716 --> 00:18:15,535 またしても織田の名には 勝てぬのか…。 201 00:18:15,535 --> 00:18:18,438 まあよい… それもよい。 202 00:18:18,438 --> 00:18:22,159 何とぞ お体には お気を付け下され。→ 203 00:18:22,159 --> 00:18:26,380 関東は 野蛮かつ 屈強な武人の地にて→ 204 00:18:26,380 --> 00:18:32,269 古田様に もしものことがあらば 我らの命運も尽きまする。 205 00:18:32,269 --> 00:18:36,373 承知しておる。 死んでも死にきれぬわ。 206 00:18:36,373 --> 00:18:39,610 今 この時より生まれし 「瀬戸物」の名が→ 207 00:18:39,610 --> 00:18:43,110 器の代わり言葉に なるまではな。 208 00:18:47,384 --> 00:18:49,369 う~ん! 209 00:18:49,369 --> 00:19:29,042 ♪♪~ 210 00:19:29,042 --> 00:19:31,912 (藤柴耕吉郎)いよいよ 関東に入りましたな。→ 211 00:19:31,912 --> 00:19:36,583 古田勢200 無事に 帰参できれば よいのですが。 212 00:19:36,583 --> 00:19:40,554 我らの与する 浅野長吉勢3,000は→ 213 00:19:40,554 --> 00:19:46,660 関東各地に散らばる 北条方の城を 攻めることになるらしい。 214 00:19:46,660 --> 00:19:52,382 なにぶん未開の地ゆえ 心して 挑まねば 足元をすくわれか…。 215 00:19:52,382 --> 00:19:54,384 心の声 むっ! 殺気! 216 00:19:54,384 --> 00:19:56,784 危ない! 伏せろ! 217 00:20:01,274 --> 00:20:08,315 虻にございます。 …いや 京とは 比べ物にならぬ大きさですなぁ。 218 00:20:08,315 --> 00:20:11,915 粗忽者め! 常に細心の注意を 心がけぬか! 219 00:20:13,520 --> 00:20:17,491 心の声 死ねぬ… 断じて死ねぬ。→ 220 00:20:17,491 --> 00:20:21,791 我が「瀬戸物」が世に生まれる その日までは! 221 00:20:27,084 --> 00:20:34,658 前田 上杉 真田らの北国軍 3万5,000。→ 222 00:20:34,658 --> 00:20:39,780 毛利 長宗我部ら 水軍1万。→ 223 00:20:39,780 --> 00:20:43,650 徳川の先鋒軍3万。 224 00:20:43,650 --> 00:20:48,350 ♪♪~ 225 00:20:50,841 --> 00:20:54,578 (秀吉)そして 我が豊臣本軍14万。→ 226 00:20:54,578 --> 00:20:59,683 合わせて20万を超える兵をもって 関東を平定す! 227 00:20:59,683 --> 00:21:05,422 天命たる上洛を拒む北条こそは 世を乱す元凶。 228 00:21:05,422 --> 00:21:10,522 逆賊7万を皆殺しにするが 我らの務めぞ! 229 00:21:15,081 --> 00:21:18,318 まずは 箱根の峠を 突破せねばならぬ。 230 00:21:18,318 --> 00:21:22,923 眼前の山中城 韮山城は 力攻めで落とせ!→ 231 00:21:22,923 --> 00:21:28,645 突破せし暁には 敵の拠点 小田原城を包囲。→ 232 00:21:28,645 --> 00:21:34,845 北国軍および 本軍別働隊により 関東各地の小城をつぶしてゆく。 233 00:21:36,553 --> 00:21:42,653 利休! その方が造りし 方広寺の数寄屋 気に入ったぞ! 234 00:21:44,311 --> 00:21:47,731 恐悦至極に存じまする。 235 00:21:47,731 --> 00:21:52,719 うむ! 茶の湯衆にも 存分に働いてもらう。 236 00:21:52,719 --> 00:21:57,319 北条どもに 数寄の格の差を 見せつけてやるのだ。 237 00:21:59,276 --> 00:22:04,114 (秀吉の足音) 238 00:22:04,114 --> 00:22:10,120 ♪♪~ 239 00:22:10,120 --> 00:22:15,475 心の声 利休を図に乗せては なりませぬぞ 殿下。 240 00:22:15,475 --> 00:22:22,215 ♪♪~ 241 00:22:22,215 --> 00:22:25,852 心の声 (三成) 北条が 世を乱す元凶ならば→ 242 00:22:25,852 --> 00:22:32,425 わび数寄者は 豊臣が政を乱す元凶。→ 243 00:22:32,425 --> 00:22:38,615 それを滅するは この 治部少輔が務めにございます。 244 00:22:38,615 --> 00:22:45,789 ♪♪~ 245 00:22:45,789 --> 00:22:52,178 回想 我が渾身の茶の湯の秘伝書 しかと頼んだ。 246 00:22:52,178 --> 00:22:59,378 ♪♪~ 247 00:23:01,204 --> 00:23:04,074 ♪♪~(エンディングテーマ) 248 00:23:04,074 --> 00:23:09,930 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 249 00:23:09,930 --> 00:23:16,019 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 250 00:23:16,019 --> 00:23:22,208 ♪♪「世界中を敵に回したって」 251 00:23:22,208 --> 00:23:28,448 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 252 00:23:28,448 --> 00:23:34,204 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 253 00:23:34,204 --> 00:23:41,211 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 254 00:23:41,211 --> 00:23:46,816 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 255 00:23:46,816 --> 00:23:49,619 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 256 00:23:49,619 --> 00:23:53,490 ♪♪「思うまま生きて そして」 257 00:23:53,490 --> 00:23:59,112 ♪♪「昇った天辺から 見える」 258 00:23:59,112 --> 00:24:02,983 ♪♪「景色を教えて いつか」 259 00:24:02,983 --> 00:24:11,691 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 260 00:24:11,691 --> 00:24:15,211 ♪♪「叶えたい願い それは」 261 00:24:15,211 --> 00:24:22,202 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 262 00:24:22,202 --> 00:24:27,202 ♪♪「壊されないで 永遠に」 263 00:24:30,377 --> 00:24:50,714 ♪♪~ 264 00:24:50,714 --> 00:24:53,216 「関東サーヴァイヴ」。 265 00:24:53,216 --> 00:24:57,416 武か数寄か それが問題にて候。