1 00:00:02,352 --> 00:00:08,342 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:08,342 --> 00:01:29,042 ♪♪~ 3 00:01:35,012 --> 00:01:39,412 (波の音) 4 00:01:46,123 --> 00:01:48,723 (いななき) 5 00:01:54,948 --> 00:01:58,185 (古田織部) いかがなされました? 6 00:01:58,185 --> 00:02:04,574 (千 利休)この波の打ち寄せる景を 風炉の灰形に生かせたらと思い…。 7 00:02:04,574 --> 00:02:06,660 あ… うん? 8 00:02:06,660 --> 00:02:24,027 ♪♪~ 9 00:02:24,027 --> 00:02:26,213 はっ… ああ! 10 00:02:26,213 --> 00:02:29,416 さあ 急ぎましょう。→ 11 00:02:29,416 --> 00:02:33,316 日が落つる前には 熱海に着きとうございます。 12 00:02:35,022 --> 00:02:38,942 い… いやあ 宗匠 ふだんから いろいろ→ 13 00:02:38,942 --> 00:02:43,513 注視しておるつもりですが さすが そこまでは。 14 00:02:43,513 --> 00:02:49,586 近頃は 何気なきことも 気にかかるようになりました。 15 00:02:49,586 --> 00:02:55,092 案外… 死が 近づいておるのやも しれませぬ。 16 00:02:55,092 --> 00:02:57,092 は? 17 00:03:10,424 --> 00:03:15,429 かような絶景の湯治に お誘い下さり 恐悦。 18 00:03:15,429 --> 00:03:20,417 関白様より いとまを頂いた かいがありました。 19 00:03:20,417 --> 00:03:25,856 ここは 源 頼朝公ゆかりの 関東が名所の一つ。 20 00:03:25,856 --> 00:03:30,811 此度の戦の締めくくりに 是非とも訪れたき所でした。 21 00:03:30,811 --> 00:03:34,981 やっ! 宗匠は すぐに 奥羽へ出向くのでしたな。 22 00:03:34,981 --> 00:03:41,138 己のみ締めくくってしもうて 申し訳ありませぬ。 23 00:03:41,138 --> 00:03:45,859 私も8月中には 京へ戻れそうです。 24 00:03:45,859 --> 00:03:49,159 早う宗二の 本供養をしてやらねば。 25 00:03:50,797 --> 00:03:55,652 ふむ… 他の弟子たちとも 話し合うたのですが→ 26 00:03:55,652 --> 00:04:01,708 京へ戻り落ち着いたなら ひそかに 茶会を開きとうございます。 27 00:04:01,708 --> 00:04:05,979 我ら武人の ささやかなる 宗二追悼にて。 28 00:04:05,979 --> 00:04:12,018 美濃で焼かせておる今焼も 宗匠に ご披露したく。 29 00:04:12,018 --> 00:04:15,355 ほう? いかような今焼で? 30 00:04:15,355 --> 00:04:18,755 フッ… お楽しみに。 31 00:04:24,464 --> 00:04:28,585 (利休)古織様には その あふるる創意で→ 32 00:04:28,585 --> 00:04:31,888 躍進してほしゅう ございます。→ 33 00:04:31,888 --> 00:04:36,576 何気なきことに気づけども もはや この先→ 34 00:04:36,576 --> 00:04:39,780 創意に生かせぬ 私の代わりに。 35 00:04:39,780 --> 00:04:44,980 え?… なっ 何を申されます? 36 00:04:46,753 --> 00:04:54,828 業とは 捨てとうても 捨てきれぬものなのです。→ 37 00:04:54,828 --> 00:05:00,417 年老いて 業も消え 健やかなる 創意のみを生かしつつ→ 38 00:05:00,417 --> 00:05:07,858 生涯を終えられると 思うて いましたが 甘うございました。→ 39 00:05:07,858 --> 00:05:12,758 もはや 己を抑えるすべは… ありませぬ。 40 00:05:14,447 --> 00:05:18,852 私は この先 茶の湯を 業がためにしか→ 41 00:05:18,852 --> 00:05:21,952 用いなくなるでしょう。 42 00:05:24,257 --> 00:05:28,495 私に関わりますな 古織様。 43 00:05:28,495 --> 00:05:35,452 それが あなたの数寄を伸ばす 唯一の手だてです。 44 00:05:35,452 --> 00:05:39,352 (波の音) 45 00:05:46,012 --> 00:05:48,012 (水音) 46 00:05:49,749 --> 00:05:54,849 一体… 何をなさろうと しておるのですか? 47 00:05:58,341 --> 00:06:00,341 (水音) 48 00:06:03,230 --> 00:06:05,949 むむ…。 49 00:06:05,949 --> 00:06:09,553 いかに悪しきことを たくらんでおられようと→ 50 00:06:09,553 --> 00:06:11,753 ついてゆきますぞ! 51 00:06:14,991 --> 00:06:19,679 某とて 善人ではありませぬ。 52 00:06:19,679 --> 00:06:23,917 初めて茶に招かれた あの日から→ 53 00:06:23,917 --> 00:06:29,856 宗匠は 清濁併せのむ お方と 心得ております。 54 00:06:29,856 --> 00:06:33,656 我が主 信長公に等しき怪物だと。 55 00:06:35,679 --> 00:06:40,584 なればこそ ついてゆかんと決めたのです! 56 00:06:40,584 --> 00:06:43,587 非道結構! 悪辣上等! 57 00:06:43,587 --> 00:06:47,787 数寄がためなら 共に地獄へ落ちましょうぞ! 58 00:06:49,910 --> 00:06:58,952 私の過ぎたる悪行を聞かば… あなたは私を 許せないでしょう。 59 00:06:58,952 --> 00:07:01,688 え? 60 00:07:01,688 --> 00:07:08,011 あなたは知らないのです。 わびを 至高の価値とせんがために→ 61 00:07:08,011 --> 00:07:11,681 私が何をしてきたか…。 62 00:07:11,681 --> 00:07:15,681 ♪♪~ 63 00:07:19,089 --> 00:07:24,094 関白様を利用して…。 え? 64 00:07:24,094 --> 00:07:27,394 ♪♪~ 65 00:07:29,215 --> 00:07:34,104 信長公を… 滅したことを。 66 00:07:34,104 --> 00:07:37,057 (水音) 67 00:07:37,057 --> 00:07:40,293 ああ… あ…。 68 00:07:40,293 --> 00:07:47,751 ♪♪~ 69 00:07:47,751 --> 00:07:53,957 あなたは まだ童なのです。 私を許せぬ気持ちをもって→ 70 00:07:53,957 --> 00:07:59,879 私を突き放しなさい。 それが かなわずば…。 71 00:07:59,879 --> 00:08:03,650 ♪♪~ 72 00:08:03,650 --> 00:08:06,987 独り立ちは できますまい。 73 00:08:06,987 --> 00:08:29,387 ♪♪~ 74 00:08:31,528 --> 00:08:36,216 (北政所)これこれ 二人とも かしこまらにゃ~で。→ 75 00:08:36,216 --> 00:08:41,054 上田殿のような勇ましい男と 夫婦になれるなんて→ 76 00:08:41,054 --> 00:08:44,858 うらやまし~がねぇ おとく! 77 00:08:44,858 --> 00:08:51,915 関白様も奥羽から戻ってきたら どえりゃ~喜ぶでよ! 78 00:08:51,915 --> 00:08:56,553 (おとく) よろしう… お願い申します。 79 00:08:56,553 --> 00:09:00,523 (上田左太郎) こっ… こちらこそ! 80 00:09:00,523 --> 00:09:07,714 北政所様の従姉妹たる とく殿を 妻にできるとは まことに 恐悦。 81 00:09:07,714 --> 00:09:12,736 ウッフフフ。 さあさあ もそっと。 82 00:09:12,736 --> 00:09:15,021 もそ~っと。 83 00:09:15,021 --> 00:09:18,108 寄り添って。 さあ。 あ ああ。 84 00:09:18,108 --> 00:09:21,544 まあ~! まあ~! 85 00:09:21,544 --> 00:09:27,884 こりゃ~ ほんに似合いの つがいだがね。 アッハハハハ。 86 00:09:27,884 --> 00:09:30,904 (セミの鳴き声) 87 00:09:30,904 --> 00:09:35,358 では 祝言は 関白様が帰京なされた後か。 88 00:09:35,358 --> 00:09:40,530 何か良い祝いの品を 贈らねばのう。 お気遣いなく。 89 00:09:40,530 --> 00:09:46,653 小田原以降 宗匠には 会われたか? いや 一度も。 90 00:09:46,653 --> 00:09:49,889 数寄が極意を 早う知りとうござるが→ 91 00:09:49,889 --> 00:09:54,210 いずれ こちらから 訪ねるつもりにござる。 92 00:09:54,210 --> 00:09:57,697 勤めがあるゆえ これにて。 93 00:09:57,697 --> 00:10:03,453 (セミの鳴き声) 94 00:10:03,453 --> 00:10:05,653 ふ~む…。 95 00:10:07,690 --> 00:10:11,828 心の声 宗匠は 上田殿も 避けておるのであろうか。→ 96 00:10:11,828 --> 00:10:16,850 まさか宗匠が 本能寺の…。→ 97 00:10:16,850 --> 00:10:20,120 不思議と恨みは湧いてこぬ。→ 98 00:10:20,120 --> 00:10:26,009 あの時のごとく 畏敬の念を抱くのみ。→ 99 00:10:26,009 --> 00:10:32,715 いや 違う。 そんな生易しきものではない。→ 100 00:10:32,715 --> 00:10:38,388 怖いのだ 千 利休という人が。→ 101 00:10:38,388 --> 00:10:43,843 石ころを蹴散らすがごとく 邪魔なものを排す その業が→ 102 00:10:43,843 --> 00:10:48,214 恐ろしくて近づけぬのだ。→ 103 00:10:48,214 --> 00:10:56,406 やはり 数寄の道も同じなのか。 天下を取らんと望まば→ 104 00:10:56,406 --> 00:11:01,327 先達を 葬り去るほか ないのか…。 105 00:11:01,327 --> 00:11:17,677 ♪♪~ 106 00:11:17,677 --> 00:11:24,484 心の声 ある… きっと ある。→ 107 00:11:24,484 --> 00:11:31,841 さような道を通らずとも 数寄の玉座に座る すべが。→ 108 00:11:31,841 --> 00:11:37,447 俺は必ず そちらの道を 通ってみせる。 109 00:11:37,447 --> 00:11:40,747 ♪♪~ 110 00:11:43,019 --> 00:11:46,089 (新兵衛)ああ これは 織部正様。→ 111 00:11:46,089 --> 00:11:49,526 お呼び下されば こちらから伺いましたのに。 112 00:11:49,526 --> 00:11:55,164 店構えを見とうてな。 いや なかなかに→ 113 00:11:55,164 --> 00:11:58,318 渋う造ったではないか。 うん? 114 00:11:58,318 --> 00:12:03,890 普請中も 都人の数寄眼にさらされ 冷や汗が出ました。 115 00:12:03,890 --> 00:12:07,060 美濃より 例のものが届いておるとな? 116 00:12:07,060 --> 00:12:12,660 ご指示どおりの器が数碗。 お目利きのほどを。 117 00:12:15,885 --> 00:12:19,155 う~ん…。 (新兵衛)わっぱに 筆を持たせてみたものの→ 118 00:12:19,155 --> 00:12:21,591 どうにも ふざけてしもうて→ 119 00:12:21,591 --> 00:12:24,491 うまく焼けた物が 少のうございます。 120 00:12:26,713 --> 00:12:29,032 あ… うん? 121 00:12:29,032 --> 00:12:32,585 あ それは玉吉という 肥を投げて遊ぶ→ 122 00:12:32,585 --> 00:12:35,355 どうしようもない わっぱの筆にて。 123 00:12:35,355 --> 00:12:38,524 焼き上がりだけは うまくいきましたもので。 124 00:12:38,524 --> 00:12:40,543 うむむむ…。 125 00:12:40,543 --> 00:12:43,746 ♪♪~ 126 00:12:43,746 --> 00:12:45,946 うあっ! 127 00:12:49,302 --> 00:12:53,439 ♪♪~ 128 00:12:53,439 --> 00:12:55,539 な あ あ~…。 129 00:12:58,077 --> 00:13:03,483 これよ 新兵衛! この「ニャロン」とした筆致が→ 130 00:13:03,483 --> 00:13:08,183 一瞬 今生の つらさを 忘れさせてくれたわ! 131 00:13:09,922 --> 00:13:16,162 こいつを特別に展示し 欲する者が 現れても 売らぬようにせよ。 132 00:13:16,162 --> 00:13:23,152 あ… しょ… 正気でございますか? 133 00:13:23,152 --> 00:13:27,740 無論 これ以上 玉吉とやらに やらせるつもりはない。 134 00:13:27,740 --> 00:13:35,315 所詮は糞餓鬼。 一つ面白う描けた とて 二つと同じものは描けぬ。 135 00:13:35,315 --> 00:13:41,054 これを元に絵師に描かせた器を 美濃で作り続けるのだ! 136 00:13:41,054 --> 00:13:45,124 俺の目利きを 信じてみるか? 137 00:13:45,124 --> 00:13:47,727 う… むむう。 138 00:13:47,727 --> 00:13:52,882 ♪♪~ 139 00:13:52,882 --> 00:14:00,790 (利休)お楽になさって下さいませ 毛利輝元様。 140 00:14:00,790 --> 00:14:06,612 さすがに 二畳敷の茶室は 身が引き締まりますな。 141 00:14:06,612 --> 00:14:10,583 私の案ずる 最高の茶室にございます。 142 00:14:10,583 --> 00:14:15,154 この良さが 天下人たるお方には 伝わらぬようですが。 143 00:14:15,154 --> 00:14:18,358 あ…。 144 00:14:18,358 --> 00:14:21,694 (利休)ご案じ召さりますな。→ 145 00:14:21,694 --> 00:14:28,718 何も鬼の居ぬ間に 毛利様を お招きしたわけではありませぬ。→ 146 00:14:28,718 --> 00:14:35,324 大陸進出を控え 大名方は 用意も大変になるであろうと→ 147 00:14:35,324 --> 00:14:40,179 関白様が命じられた ねぎらいの茶。→ 148 00:14:40,179 --> 00:14:44,384 提案せしは この 私にございますが。 149 00:14:44,384 --> 00:14:48,784 (輝元)この先 さまざまな大名を茶に? 150 00:14:53,025 --> 00:14:55,125 はい。 151 00:14:57,213 --> 00:15:00,850 先ほどの わずかな天下人批判に→ 152 00:15:00,850 --> 00:15:04,350 ひるんだと思われては 心外にござる。 153 00:15:06,689 --> 00:15:11,177 豊臣が配下 この毛利輝元とて→ 154 00:15:11,177 --> 00:15:16,077 申すべき時は 物申す心意気を 失うては ござらぬ! 155 00:15:22,121 --> 00:15:28,478 さすがは 西国百二十万石を束ねる 毛利様。 156 00:15:28,478 --> 00:15:35,178 北条が倒れた今 そこまで 気概の ある大名は そうはおりませぬ。 157 00:15:39,989 --> 00:15:45,144 関白様も ご老齢。 もしものことが あらば→ 158 00:15:45,144 --> 00:15:50,516 天下を背負うて立つは あなた様かも しれませぬなぁ。 159 00:15:50,516 --> 00:15:52,516 あっ! 160 00:16:02,512 --> 00:16:06,816 うまい。 この黒茶碗も良い。→ 161 00:16:06,816 --> 00:16:11,788 私も高麗井戸茶碗を持っておるが この今焼黒は→ 162 00:16:11,788 --> 00:16:16,025 それに勝るとも劣らず わびておりますな。 163 00:16:16,025 --> 00:16:23,182 毛利様は みやびな華やかさよりも わびた風情が お好みで? 164 00:16:23,182 --> 00:16:31,290 はい。 満々たる波中にある 厳島の 社殿も 良き景ではござるが→ 165 00:16:31,290 --> 00:16:38,390 潮が引き 波の跡と共にたたずむ 大鳥居に心惹かれまする。 166 00:16:40,032 --> 00:16:47,190 その趣の中で 暮らせるよう 思うてみて下さいませ。 167 00:16:47,190 --> 00:16:49,358 うん? 168 00:16:49,358 --> 00:16:53,846 (利休)私も 老い先 短うございます。→ 169 00:16:53,846 --> 00:16:58,684 生きておるうちに さような 暮らしをと 願うておりますが→ 170 00:16:58,684 --> 00:17:02,584 今の舵取りでは かないませぬ。 171 00:17:04,307 --> 00:17:10,563 戦と 普請続きに あえいでおる 市井の人々とて→ 172 00:17:10,563 --> 00:17:14,617 同じ心持ちに ほかなりませぬ。→ 173 00:17:14,617 --> 00:17:22,258 私は 一命を賭してでも この流れを変えとうございます。 174 00:17:22,258 --> 00:17:27,280 まことの わびを知る 毛利様に… いや→ 175 00:17:27,280 --> 00:17:32,885 気概横溢たる毛利様だからこそ 願うてみます。 176 00:17:32,885 --> 00:17:35,821 あ…。 177 00:17:35,821 --> 00:17:40,259 いつとは申せませぬが その刻が来たら→ 178 00:17:40,259 --> 00:17:44,959 私めの要請に お応え頂けますでしょうか。 179 00:17:48,851 --> 00:17:51,654 (輝元)何なりと。 180 00:17:51,654 --> 00:18:07,853 ♪♪~ 181 00:18:07,853 --> 00:18:10,590 (虫の鳴き声) 182 00:18:10,590 --> 00:18:16,490 (おせん)殿 具足の見積もりが 届きました。 …うん? 183 00:18:20,449 --> 00:18:24,353 (おせん)殿! あ! いや… 何じゃ? 184 00:18:24,353 --> 00:18:29,375 前の具足は 直しがたいゆえ 新しき物を作られたほうが→ 185 00:18:29,375 --> 00:18:31,675 安く仕上がると。 186 00:18:34,480 --> 00:18:37,980 では… 新調するか。 187 00:18:39,752 --> 00:18:44,757 あ… その茶碗は 買うたのですか? 188 00:18:44,757 --> 00:18:50,579 あっ… な なに 借り物よ! 189 00:18:50,579 --> 00:18:54,951 かような出費のかさむ ご時世に 浪費する大名がおるものか。 190 00:18:54,951 --> 00:18:58,751 アハハ… アハハハハ アハ…。 191 00:19:00,840 --> 00:19:04,343 あ… ふう。 192 00:19:04,343 --> 00:19:08,581 意外に目ざといのう。 (本阿弥光悦)実に珍妙な! 193 00:19:08,581 --> 00:19:14,587 これを拝見できるとは 刀を 預かりに来た かいがありました! 194 00:19:14,587 --> 00:19:20,059 修理費は安うしますゆえ 何とぞ 私めにも一碗。 195 00:19:20,059 --> 00:19:24,459 それはそうと ちと 客座に座ってくれぬか。 196 00:19:26,782 --> 00:19:32,555 おお… ああ…。 197 00:19:32,555 --> 00:19:35,855 イッヒヒヒ イヒヒヒヒ。 198 00:19:38,544 --> 00:19:40,563 ああ。 199 00:19:40,563 --> 00:19:44,467 グフフフ… グフフフ。 200 00:19:44,467 --> 00:19:47,067 イッヒヒヒヒ ヒヒヒ。 201 00:19:48,904 --> 00:19:53,893 いける! これは茶席でも 映え申す! 光悦殿。 202 00:19:53,893 --> 00:19:57,763 おお! 利休居士には お見せになりましたか? 203 00:19:57,763 --> 00:20:03,252 あ… い いや… まだ…。 204 00:20:03,252 --> 00:20:06,255 いかに評すか 気になりまする。 205 00:20:06,255 --> 00:20:10,326 利休居士が良いとなれば これはもう まことの名器! 206 00:20:10,326 --> 00:20:15,664 新しき わび数寄の夜明けが 訪れるやも しれませぬぞ。 207 00:20:15,664 --> 00:20:18,584 おお! 208 00:20:18,584 --> 00:20:21,454 心の声 確かめてみたい。→ 209 00:20:21,454 --> 00:20:25,658 宗匠に近寄りがたき気が 満ちていようと→ 210 00:20:25,658 --> 00:20:32,014 己の数寄道が誤ってはいぬか 意見が欲しい。→ 211 00:20:32,014 --> 00:20:34,917 恐れておっては いかん。→ 212 00:20:34,917 --> 00:20:40,239 いや この器なら→ 213 00:20:40,239 --> 00:20:44,243 恐るるに足ら~ず! 214 00:20:44,243 --> 00:20:54,820 ♪♪~ 215 00:20:54,820 --> 00:20:58,657 異常は ございませぬ 殿下。 216 00:20:58,657 --> 00:21:03,829 (豊臣秀吉)諸将懐柔の茶事は 進んでおるか? 217 00:21:03,829 --> 00:21:06,615 はい。 218 00:21:06,615 --> 00:21:10,486 余に伝えることは ないか? 219 00:21:10,486 --> 00:21:15,925 ♪♪~ 220 00:21:15,925 --> 00:21:20,296 奥羽平定から戻り 妙な うわさを耳にした。 221 00:21:20,296 --> 00:21:25,134 何やら諸将に 資金を 流さんとしておるようだな。 222 00:21:25,134 --> 00:21:31,340 諸大名方は 大陸進出にて 莫大な出費をなされます。→ 223 00:21:31,340 --> 00:21:34,927 なれば 私ども堺の商人は→ 224 00:21:34,927 --> 00:21:40,082 この機に乗じて恩を売り 取り引きを盛んにするほか→ 225 00:21:40,082 --> 00:21:43,219 生き残るすべは ないのでございます。 226 00:21:43,219 --> 00:21:49,058 ならぬ! 此度の唐入りは 諸将の力をそぐも目的の一つよ。→ 227 00:21:49,058 --> 00:21:52,211 足らぬ資金を援ずるなど もってのほか! 228 00:21:52,211 --> 00:21:58,611 今後 お前が 茶事以外に 関わることを禁ずる! 229 00:22:05,624 --> 00:22:07,760 心得ました。 230 00:22:07,760 --> 00:22:10,260 言葉だけでは足りぬ。 231 00:22:16,719 --> 00:22:24,619 わび数寄が大名物「橋立の茶壺」を 余に渡し 忠誠の証しとせい。 232 00:22:31,317 --> 00:22:36,617 今一つ… 娘のお吟を 差し出すのだ。 233 00:22:38,457 --> 00:22:40,442 えっ?! 234 00:22:40,442 --> 00:22:51,442 (風の音) 235 00:23:01,180 --> 00:23:04,066 ♪♪~(エンディングテーマ) 236 00:23:04,066 --> 00:23:09,889 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 237 00:23:09,889 --> 00:23:15,978 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 238 00:23:15,978 --> 00:23:22,184 ♪♪「世界中を敵に回したって」 239 00:23:22,184 --> 00:23:28,407 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 240 00:23:28,407 --> 00:23:34,179 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 241 00:23:34,179 --> 00:23:41,186 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 242 00:23:41,186 --> 00:23:46,775 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 243 00:23:46,775 --> 00:23:49,578 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 244 00:23:49,578 --> 00:23:53,449 ♪♪「思うまま生きて そして」 245 00:23:53,449 --> 00:23:59,088 ♪♪「昇った天辺から 見える」 246 00:23:59,088 --> 00:24:02,958 ♪♪「景色を教えて いつか」 247 00:24:02,958 --> 00:24:11,650 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 248 00:24:11,650 --> 00:24:15,187 ♪♪「叶えたい願い それは」 249 00:24:15,187 --> 00:24:22,194 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 250 00:24:22,194 --> 00:24:27,194 ♪♪「壊されないで 永遠に」 251 00:24:30,185 --> 00:24:49,855 ♪♪~ 252 00:24:49,855 --> 00:24:53,192 「日輪のクライベイビー」。 253 00:24:53,192 --> 00:24:57,392 武か数寄か それが問題にて候。