1 00:00:02,415 --> 00:00:08,404 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:08,404 --> 00:01:29,104 ♪♪~ 3 00:01:35,074 --> 00:01:44,600 ♪♪~ 4 00:01:44,600 --> 00:01:49,772 お~! 実に面白き器を 売ってはりますなぁ。 5 00:01:49,772 --> 00:01:52,675 (新兵衛)これは売り物では ございません。 6 00:01:52,675 --> 00:01:57,213 古田織部正様の私物を 展示させてもろうておるだけです。 7 00:01:57,213 --> 00:02:02,902 またまた。 大名御方々には 進呈してはるそうやないですか。 8 00:02:02,902 --> 00:02:06,939 評判を上げて 高値になるのを 待ってはんのと ちゃいますか?→ 9 00:02:06,939 --> 00:02:10,443 堺の利休殿と同じ手は 通じまへんで。 10 00:02:10,443 --> 00:02:15,598 さようなことなら 瀬戸屋はん ひとつ売ってもらえまへんやろか。 11 00:02:15,598 --> 00:02:18,467 絵付茶碗を 一つは 持っておきたかったものの→ 12 00:02:18,467 --> 00:02:21,337 唐物は高すぎて 手が出まへんのや。 13 00:02:21,337 --> 00:02:25,841 国焼の これなら そこまで高う おまへんやろ。 14 00:02:25,841 --> 00:02:29,841 私も ひとつ頼みます。 私も。 15 00:02:35,735 --> 00:02:38,771 (古田織部)う~む…。 16 00:02:38,771 --> 00:02:44,377 要は 唐物染付茶碗の亜流として 評判になっておるわけか。 17 00:02:44,377 --> 00:02:49,398 さすがに都人は 物の「甲 乙」に目が利きおる。 18 00:02:49,398 --> 00:02:58,574 ♪♪~ 19 00:02:58,574 --> 00:03:01,977 回想 (千 利休)己を見つめ直しなされ。 20 00:03:01,977 --> 00:03:04,313 むうう…。 21 00:03:04,313 --> 00:03:07,633 見つめて… 削いで…。 22 00:03:07,633 --> 00:03:10,433 う うっ…。 23 00:03:12,488 --> 00:03:15,074 最後に残ったものこそ…。 24 00:03:15,074 --> 00:03:18,677 ♪♪~ 25 00:03:18,677 --> 00:03:25,377 「古織好み」として まことの わび数寄が扉を開きましょう。 26 00:03:27,136 --> 00:03:32,875 俺が いまだ「乙」ならば さような評価も致し方ないか…。 27 00:03:32,875 --> 00:03:36,512 一碗 百貫文ほどで 売ることになりましたが→ 28 00:03:36,512 --> 00:03:42,134 安き良い物を商う店としては 上々の出だしかと。 29 00:03:42,134 --> 00:03:44,537 織部十作は賄えるか? 30 00:03:44,537 --> 00:03:49,542 (加藤景延)十分にて。 国焼で その値なら 高いほどです。 31 00:03:49,542 --> 00:03:55,815 されど 私どもは潤うても 古田様の唐入りの費えまでは…。 32 00:03:55,815 --> 00:04:01,437 ふう… 「甲」の価値にも 戦費にも足りずか。 33 00:04:01,437 --> 00:04:03,837 いや 腐っておっても しかたない。 34 00:04:06,108 --> 00:04:10,546 ともかく瀬戸屋には もっと もうけてもらわねばのう。 35 00:04:10,546 --> 00:04:13,682 良い物を持ってきた。 36 00:04:13,682 --> 00:04:15,682 (2人)うん? 37 00:04:20,005 --> 00:04:23,542 (景延 新兵衛)おお~! 38 00:04:23,542 --> 00:04:29,064 ♪♪~ 39 00:04:29,064 --> 00:04:33,469 どうだ? 店に掲げる看板ぞ。 40 00:04:33,469 --> 00:04:37,072 茶の湯の根本には 陰陽五行の考えがある。 41 00:04:37,072 --> 00:04:40,543 それを行とする図案が この五芒星ぞ! 42 00:04:40,543 --> 00:04:43,229 ♪♪~ 43 00:04:43,229 --> 00:04:46,999 茶の湯好きの心を くすぐる形であろう? 44 00:04:46,999 --> 00:04:50,769 共に 器界の星を目指そうぞ! 45 00:04:50,769 --> 00:04:52,771 うん? 46 00:04:52,771 --> 00:04:55,040 う う~ん…。 47 00:04:55,040 --> 00:04:59,144 何だ その面は? (新兵衛)いささか気恥ずかしき→ 48 00:04:59,144 --> 00:05:02,147 「乙」な星にて…。 49 00:05:02,147 --> 00:05:04,147 (鐘の音) 50 00:05:07,837 --> 00:05:11,837 フウッ! ウッ! 51 00:05:17,963 --> 00:05:22,484 ヨロッと お昼にすんべェ? 52 00:05:22,484 --> 00:05:26,872 (徳川家康)もう さような刻か。 どうりで腹が減るわけだ。 53 00:05:26,872 --> 00:05:30,772 メシにすんべェ。 (人足たち)メシだ メシだ。 54 00:05:32,611 --> 00:05:38,000 いや~ しかし疲れたのう。 ちかれたび~。 55 00:05:38,000 --> 00:05:41,804 (漬物をかむ音) 56 00:05:41,804 --> 00:05:46,825 ただの握り飯と みそ漬けが なぜに これほどうまい! 57 00:05:46,825 --> 00:05:49,979 たまの力働きは 良いものよのう。 58 00:05:49,979 --> 00:05:56,352 あくまで たまにでなくば 我ら家臣の立つ瀬がありませぬ。 59 00:05:56,352 --> 00:06:02,141 心得ておる。 こうして 汗まみれに なれるも 今日かぎりぞ。 60 00:06:02,141 --> 00:06:06,912 明日には 奥羽の騒ぎを 鎮めに行かねばならぬ。→ 61 00:06:06,912 --> 00:06:13,312 まったく 正月というに でかい けんかを おっ始めてくれたわ。 62 00:06:20,075 --> 00:06:26,498 伊達への書状は準備万端。 それで 騒ぎが収まれば よいのですが。 63 00:06:26,498 --> 00:06:29,234 いずれにしろ 伊達を上洛させ→ 64 00:06:29,234 --> 00:06:32,571 関白様に 頭を下げさせねばなるまい。 65 00:06:32,571 --> 00:06:36,375 しばらくは また 体のなまる京勤めよ。 66 00:06:36,375 --> 00:06:39,078 (家臣)申し上げます! うん? 67 00:06:39,078 --> 00:06:43,165 先ほど 麻布村の女房が 殿にお目通りをと! 68 00:06:43,165 --> 00:06:46,268 (老家臣)ささいなことで 殿を煩わせるな。 69 00:06:46,268 --> 00:06:49,271 さように申し渡したのですが 「直訴できねば→ 70 00:06:49,271 --> 00:06:52,007 この場で死ぬ」とまで。 71 00:06:52,007 --> 00:06:55,911 何とぞ 亭主の敵を 討ってくだせえまし! 72 00:06:55,911 --> 00:06:58,280 ♪♪~ 73 00:06:58,280 --> 00:07:03,085 おらたち夫婦は ず~っと仲よう 野良さ励んでおったべよ。 74 00:07:03,085 --> 00:07:06,639 ところが去年 野盗が因縁つけてきて→ 75 00:07:06,639 --> 00:07:09,842 しまいにゃあ 火をかけて 脅すようになったっぺ。 76 00:07:09,842 --> 00:07:12,911 その話は長いのか? (女房)亭主は必死で→ 77 00:07:12,911 --> 00:07:16,932 畑さ守っておったんだが とうとう…→ 78 00:07:16,932 --> 00:07:21,632 とうとう たたっ斬られて 川に捨てられちまったべや! 79 00:07:23,339 --> 00:07:29,211 おねげえします 徳川様! 頼れるのは 徳川様しか いねえべ。 80 00:07:29,211 --> 00:07:32,848 心得た! …床を敷け。 81 00:07:32,848 --> 00:07:34,848 え? あっ! 82 00:07:38,504 --> 00:07:44,309 (家康)すまぬ… あまりの気丈さに 熱き血潮を抑えること→ 83 00:07:44,309 --> 00:07:46,879 かなわなんだ。 84 00:07:46,879 --> 00:07:51,500 これも開墾ぞ! きっと敵は討とう。→ 85 00:07:51,500 --> 00:07:56,505 娘ともども そのほうも 私のそばに おるがよい。 86 00:07:56,505 --> 00:07:58,507 ああ…。 87 00:07:58,507 --> 00:08:01,960 (家臣) 殿! 京の利休殿より便りが。 88 00:08:01,960 --> 00:08:03,960 うん? 89 00:08:07,850 --> 00:08:14,450 茶会の誘いか。 また一刻 京勤めが長うなるようだ。 90 00:08:17,176 --> 00:08:19,678 (家康)早う見たいものよ。→ 91 00:08:19,678 --> 00:08:24,178 この江戸が 健やかなる 正義の都となる様を。 92 00:08:27,002 --> 00:08:34,402 (ほら貝の音と 人足たちの掛け声) 93 00:08:38,914 --> 00:08:41,884 (加藤清正)シュッ シュッ! シュッ! 94 00:08:41,884 --> 00:08:45,587 張り切っておられるのう 加藤清正様は。 95 00:08:45,587 --> 00:08:50,576 他の普請奉行方が 金子の工面に 必死な中 大したものです。 96 00:08:50,576 --> 00:08:53,695 なんでも 唐入り成功の暁には→ 97 00:08:53,695 --> 00:08:57,866 明に広大な領地を授かる手形を 頂いたとか。 98 00:08:57,866 --> 00:09:02,666 そりゃあ精が出るわけだ。 (笑い声) 99 00:09:08,477 --> 00:09:11,647 ちょっちゅね 良い虎口が出来たね。 100 00:09:11,647 --> 00:09:15,784 (家臣) はっ。 ご指示のとおり 折り曲げた 通路を広う取りました。→ 101 00:09:15,784 --> 00:09:20,172 広い範囲に横矢を放て 敵を しとめやすう なりまする。 102 00:09:20,172 --> 00:09:25,194 (清正)それだけじゃあ ダメだね。 やっぱり門で敵を脅かさないと。→ 103 00:09:25,194 --> 00:09:30,199 虎もね 牙をむき出して 眼前の敵を威嚇すると申してね。→ 104 00:09:30,199 --> 00:09:36,805 城の顔たる虎口の門も 恐ろしいほど美しう造らないと。 105 00:09:36,805 --> 00:09:41,477 これ「用の美」ね。 利休居士も申してたよ。 106 00:09:41,477 --> 00:09:43,977 はっ! また一つ 学びました。 107 00:09:45,597 --> 00:09:48,667 (清正)城はね 虎そのものね。 108 00:09:48,667 --> 00:09:53,689 たくましく 華やかに見えても すべて用にかなったものよ。 109 00:09:53,689 --> 00:09:59,378 それ 俺の理想ね。 俺の数寄を すべてをかける価値 あるね。 110 00:09:59,378 --> 00:10:03,515 関白様は この名護屋を 都にまでなさる おつもり。 111 00:10:03,515 --> 00:10:07,136 立派な城が出来たらば さぞ喜ばれましょう。 112 00:10:07,136 --> 00:10:11,290 伝え聞く話では 徳川様も必死だとか。 113 00:10:11,290 --> 00:10:16,390 東の江戸を都にせんと なかなかに 良い城を普請中だそうで。 114 00:10:18,397 --> 00:10:21,250 お? 115 00:10:21,250 --> 00:10:23,969 関係ないね。 116 00:10:23,969 --> 00:10:25,971 あ…。 117 00:10:25,971 --> 00:10:29,208 その辺でいいだろう。 早く次を吊れ! 118 00:10:29,208 --> 00:10:32,661 ♪♪~ 119 00:10:32,661 --> 00:10:36,298 あっ… ああっ! 120 00:10:36,298 --> 00:10:38,317 うあっ…。 121 00:10:38,317 --> 00:10:41,069 ダ~メ ダメ ダメ! 普通の野面積じゃ→ 122 00:10:41,069 --> 00:10:43,338 ダメだと申したでしょ!→ 123 00:10:43,338 --> 00:10:47,409 打込接で なだらかに反った 石垣じゃないと。→ 124 00:10:47,409 --> 00:10:49,862 伸びをした 虎の背のごとくね。→ 125 00:10:49,862 --> 00:10:53,899 これじゃあ 地震にもろく 間者にも登られるよ! 126 00:10:53,899 --> 00:10:57,069 うかつでした! すぐに築き直します! 127 00:10:57,069 --> 00:11:00,122 う…。 128 00:11:00,122 --> 00:11:04,576 利休居士よりの茶会の誘い いかな返事を? 129 00:11:04,576 --> 00:11:06,728 ♪♪~ 130 00:11:06,728 --> 00:11:08,728 う~ん…。 131 00:11:10,732 --> 00:11:15,804 (清正)行けないっちゅね。 ここを天下一の城にするまではね。 132 00:11:15,804 --> 00:11:21,504 ♪♪~ 133 00:11:26,515 --> 00:11:29,418 (上田左太郎)ふう…。 134 00:11:29,418 --> 00:11:32,104 ふむ。 135 00:11:32,104 --> 00:11:35,004 うう…。 136 00:11:40,412 --> 00:11:42,412 あ… う…。 137 00:11:44,082 --> 00:11:47,719 うむ。 結構な お点前…→ 138 00:11:47,719 --> 00:11:50,973 ではない! え? 139 00:11:50,973 --> 00:11:56,945 茶室を造られたは良いが 何もかも宗匠のまねではないか。 140 00:11:56,945 --> 00:12:02,968 これでは興も冷め 茶も旨うなくなり申す。 はあ…。 141 00:12:02,968 --> 00:12:07,990 新婚の甘みにかまけ 創意を怠っては いかんぞ。 142 00:12:07,990 --> 00:12:13,478 古田殿よろしく 某も 宗匠の茶会に押しかけましたが→ 143 00:12:13,478 --> 00:12:18,550 今のごとく叱られるばかりで いささか自信を…。 144 00:12:18,550 --> 00:12:24,106 さもありなん さもありなん。 己が何者かを知ることよ。 145 00:12:24,106 --> 00:12:30,812 はあ… それにしても 頂戴した この染付茶碗。 146 00:12:30,812 --> 00:12:34,650 点前は下手でも これだけは いつも褒められ申す。 147 00:12:34,650 --> 00:12:40,038 え? (左太郎)相当 評判になっておりますぞ。→ 148 00:12:40,038 --> 00:12:46,495 東は真田殿から 西は毛利殿まで 「欲しい」と便りをもらいました。 149 00:12:46,495 --> 00:12:48,981 え… ええ…。 150 00:12:48,981 --> 00:12:52,234 (左太郎)そこで 相談にござるが。 うん? 151 00:12:52,234 --> 00:12:55,604 茶碗以外の器も 作って下さらぬか? 152 00:12:55,604 --> 00:12:58,373 茶碗以外… とな? 153 00:12:58,373 --> 00:13:03,695 某 料理も下手ゆえ せめて器だけはと思い…。 154 00:13:03,695 --> 00:13:07,632 此度は お代も 何なりと 申しつけ下され。 155 00:13:07,632 --> 00:13:12,437 まあまあ。 お互い 唐入り前の 厳しき懐。 156 00:13:12,437 --> 00:13:15,073 お代は 出世払いで ようござる。 157 00:13:15,073 --> 00:13:17,873 では! うむ。 158 00:13:21,830 --> 00:13:26,585 心の声 茶碗に のぼせ上がり 皿など 考えもせなんだ。→ 159 00:13:26,585 --> 00:13:29,638 しかし皮肉なものよ。→ 160 00:13:29,638 --> 00:13:35,744 「甲」とは思えぬ物のほうが これほど評判になるとは。→ 161 00:13:35,744 --> 00:13:39,197 いや これで 満足しておっては いかん。→ 162 00:13:39,197 --> 00:13:42,897 早う 己が正体を見極めねば。 163 00:13:51,176 --> 00:13:56,681 (家臣)長居は ご遠慮下さいませ。 意識は戻られたものの→ 164 00:13:56,681 --> 00:14:00,802 相次ぐ見舞いにて 秀長様は お疲れにございます。 165 00:14:00,802 --> 00:14:05,307 この黒田如水 かつては 薬を売っておったこともある。 166 00:14:05,307 --> 00:14:09,507 これを煎じて飲ませれば よう効くぞ。 167 00:14:12,831 --> 00:14:16,131 (襖の開く音) (豊臣秀長)…う? 168 00:14:18,420 --> 00:14:22,707 う… ああ…。 どうか そのままで 秀長様。 169 00:14:22,707 --> 00:14:29,114 挨拶のみにて退散しますゆえ。 うう… すまぬな。 170 00:14:29,114 --> 00:14:34,119 う う… はぁ…。 171 00:14:34,119 --> 00:14:40,442 貴殿には… 豊臣が 天下を取ったというに…→ 172 00:14:40,442 --> 00:14:48,166 大した禄もやれず 苦労をかけてきた。 うう…。 173 00:14:48,166 --> 00:14:52,237 ご案じなさるな。 体に障りますぞ。 174 00:14:52,237 --> 00:14:56,942 なに 唐入りの準備も 粛々と進んでおりますれば→ 175 00:14:56,942 --> 00:15:01,446 全国の諸将を茶に招き→ 176 00:15:01,446 --> 00:15:04,733 利休居士が 懐柔しておる お陰かと。 177 00:15:04,733 --> 00:15:06,833 あっ! 178 00:15:08,737 --> 00:15:12,007 ♪♪~ 179 00:15:12,007 --> 00:15:16,611 うう… き 貴殿も… 招かれたのか…。 180 00:15:16,611 --> 00:15:21,183 利休居士は… 何と? 181 00:15:21,183 --> 00:15:23,452 特に何も。 182 00:15:23,452 --> 00:15:25,752 むうっ! 183 00:15:27,672 --> 00:15:33,372 い… いかん… 早う止めさせねば。 184 00:15:36,414 --> 00:15:40,952 うう… 必ずや何か はかっておる。 185 00:15:40,952 --> 00:15:48,493 真の わび数寄を 広めんがため… 宗二の恨みを 晴らさんがため…。 186 00:15:48,493 --> 00:15:53,532 (せきこみ) 187 00:15:53,532 --> 00:15:58,603 だ… 誰か… 呼んでくれ… 頼む… 黒田殿。 188 00:15:58,603 --> 00:16:03,308 (せきこみ) 189 00:16:03,308 --> 00:16:09,965 ああ… ああ… うう…。 190 00:16:09,965 --> 00:16:13,335 (せきこみ) 191 00:16:13,335 --> 00:16:16,221 うう… はぁ…。 192 00:16:16,221 --> 00:16:21,710 く… ろ… だ… ど…。 193 00:16:21,710 --> 00:16:24,646 (せきこみ) 194 00:16:24,646 --> 00:16:27,446 うっ…。 195 00:16:31,403 --> 00:16:33,403 (倒れる音) 196 00:16:35,073 --> 00:16:47,573 ♪♪~ 197 00:16:51,406 --> 00:16:54,206 む… ううむ。 198 00:17:03,885 --> 00:17:07,172 さすがは天下の調整役。 199 00:17:07,172 --> 00:17:13,272 利休居士の動きを聞いただけで はかりごとを察するとは…。 200 00:17:15,547 --> 00:17:20,285 (如水)むっ… むっ… むう。 201 00:17:20,285 --> 00:17:25,085 心の声 それゆえ 毒の一言が 即効に過ぎたよう。 202 00:17:27,075 --> 00:17:29,075 はぁ。 203 00:17:32,981 --> 00:17:41,406 心の声 これも報いぞ 秀長様。 すべて利休居士から聞いておる。 204 00:17:41,406 --> 00:17:48,146 ♪♪~ 205 00:17:48,146 --> 00:17:52,701 心の声 (如水)我らを たばかり 危ない橋を渡らせてまで→ 206 00:17:52,701 --> 00:17:57,138 羽柴が天下を 牛耳らんとしたことを。 207 00:17:57,138 --> 00:18:32,738 ♪♪~ 208 00:18:34,409 --> 00:18:39,314 心の声 今ここに 独断でなしたことが 後々効いてこよう。→ 209 00:18:39,314 --> 00:18:46,114 利休居士が はかりごととは別の 己が下克上の達成に。 210 00:18:54,796 --> 00:19:00,402 誰か! 誰か おらぬか! 秀長様のご容体が! 211 00:19:00,402 --> 00:19:02,702 (鐘の音) 212 00:19:05,407 --> 00:19:14,807 (茶をたてる音) 213 00:19:21,272 --> 00:19:28,872 秀長様のご葬儀 あらぬ限りを 尽くす所存にございます。 214 00:19:31,282 --> 00:19:35,082 (織田有楽斎)うん? …ふう。 215 00:19:38,073 --> 00:19:43,473 殿下は お飲みにならぬよう。 某が頂き申す。 216 00:19:45,113 --> 00:19:47,982 (豊臣秀吉)二畳敷とは? えっ? 217 00:19:47,982 --> 00:19:52,404 お前の意が聞きとうて ここでの茶会を望んだのだ。 218 00:19:52,404 --> 00:19:54,406 う~ん…。 219 00:19:54,406 --> 00:19:59,110 客を苦しめたるに似たり… ではないのか? 220 00:19:59,110 --> 00:20:04,482 う… 僭越ながら さように感ずる次第。 221 00:20:04,482 --> 00:20:11,582 希代の数寄者の言葉 天下に説く 力を 持っておるとは思わぬか? 222 00:20:14,242 --> 00:20:16,227 クッ! 223 00:20:16,227 --> 00:20:20,298 茶頭筆頭に置いても おかしうない力をな。 224 00:20:20,298 --> 00:20:22,398 あ…。 225 00:20:24,068 --> 00:20:30,041 お吟は… よう務めておりますでしょうか。 226 00:20:30,041 --> 00:20:36,041 申し分ない。 「橋立の茶壺」が まだだがな。 227 00:20:40,068 --> 00:20:45,106 (利休)良い物が手に入りました。 代わりと申しては何ですが→ 228 00:20:45,106 --> 00:20:48,276 献上いたします。→ 229 00:20:48,276 --> 00:20:53,248 獏は 悪夢を食すという 伝説の獣。 230 00:20:53,248 --> 00:20:59,548 秀長様亡き後も この枕で ぐっすりお休みになれるかと。 231 00:21:01,406 --> 00:21:11,416 (読経と木魚の音) 232 00:21:11,416 --> 00:21:16,104 (小堀作介)うっ うっ… 秀長様。 233 00:21:16,104 --> 00:21:20,608 あ… 織部正様! 234 00:21:20,608 --> 00:21:24,708 久しいのう。 いつぞやの 少年数寄者殿。 235 00:21:26,681 --> 00:21:29,467 これを お父上に 渡して下され。 236 00:21:29,467 --> 00:21:33,438 主君が亡くなり この先 大変であろう。 237 00:21:33,438 --> 00:21:38,359 せめて この今焼でも使うて 励みにして下され と。 238 00:21:38,359 --> 00:21:40,859 あ… はい! 239 00:21:42,530 --> 00:21:45,733 今になって しみじみと わかるのう。 240 00:21:45,733 --> 00:21:49,737 秀長様が いかに重要であったかが。 241 00:21:49,737 --> 00:21:52,841 世の流れが 変わるやもしれぬ。 242 00:21:52,841 --> 00:21:57,412 何やら殿下は この俺を 茶頭筆頭に置きたいらしい。 243 00:21:57,412 --> 00:22:01,099 え? (高山右近)それは嘆かわしい。 244 00:22:01,099 --> 00:22:04,435 不浄な茶の湯を広められては 困ります。 245 00:22:04,435 --> 00:22:09,007 さようなことを申すゆえ 日なたを歩けぬのだ。 246 00:22:09,007 --> 00:22:12,110 (細川忠興)たとえ誰が 茶頭筆頭になろうと→ 247 00:22:12,110 --> 00:22:16,464 宗匠のわび数寄が至高なことは この先も変わらぬ。 248 00:22:16,464 --> 00:22:20,902 いずれにせよ… 我らも己を見つめ直す時期が→ 249 00:22:20,902 --> 00:22:23,154 来たのやもしれぬ。 250 00:22:23,154 --> 00:22:25,673 ≪織部正殿! うん? 251 00:22:25,673 --> 00:22:28,977 器を作っておる件 伺いましたぞ。 252 00:22:28,977 --> 00:22:32,947 利休居士に並ぶ人物は 貴殿しかおりませぬ。 いや…。 253 00:22:32,947 --> 00:22:35,850 某にも ひとつ お譲り下さらぬか。 254 00:22:35,850 --> 00:22:39,537 えっ?! ≪織部正殿! ≪古田殿! 255 00:22:39,537 --> 00:22:42,807 某にも器を! 某にも! 256 00:22:42,807 --> 00:22:44,809 是非! お頼み申す! 257 00:22:44,809 --> 00:22:47,528 あ ああ…。 ふぅ…。 258 00:22:47,528 --> 00:22:50,965 作陶で見つめ直すもよいか。 259 00:22:50,965 --> 00:22:56,137 ああ… いや… いや いや いや…。 260 00:22:56,137 --> 00:22:58,937 ♪♪~ 261 00:23:00,992 --> 00:23:03,912 ♪♪~(エンディングテーマ) 262 00:23:03,912 --> 00:23:09,767 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 263 00:23:09,767 --> 00:23:16,040 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 264 00:23:16,040 --> 00:23:22,230 ♪♪「世界中を敵に回したって」 265 00:23:22,230 --> 00:23:28,469 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 266 00:23:28,469 --> 00:23:34,242 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 267 00:23:34,242 --> 00:23:41,249 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 268 00:23:41,249 --> 00:23:46,838 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 269 00:23:46,838 --> 00:23:49,641 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 270 00:23:49,641 --> 00:23:53,511 ♪♪「思うまま生きて そして」 271 00:23:53,511 --> 00:23:59,150 ♪♪「昇った天辺から 見える」 272 00:23:59,150 --> 00:24:03,021 ♪♪「景色を教えて いつか」 273 00:24:03,021 --> 00:24:11,713 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 274 00:24:11,713 --> 00:24:15,233 ♪♪「叶えたい願い それは」 275 00:24:15,233 --> 00:24:22,240 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 276 00:24:22,240 --> 00:24:27,240 ♪♪「壊されないで 永遠に」 277 00:24:30,081 --> 00:24:50,485 ♪♪~ 278 00:24:50,485 --> 00:24:53,738 「本命はお前だ」。 279 00:24:53,738 --> 00:24:57,438 武か数寄か それが問題にて候。 280 00:25:07,418 --> 00:25:12,073 地震だ。 あ~っ! 281 00:25:12,073 --> 00:25:14,742 愛海ちゃん 大丈夫か? 282 00:25:14,742 --> 00:25:18,229 (愛海) ばび 危ないから 早く隠れて! 283 00:25:18,229 --> 00:25:21,582 こりゃ ひんでえなあ。 284 00:25:21,582 --> 00:25:24,235 どれ 片づけるとするか。 285 00:25:24,235 --> 00:25:27,905 じいちゃん そんな事してる場合じゃないよ!