1 00:00:34,551 --> 00:02:00,751 ♪♪~ 2 00:02:09,513 --> 00:02:14,913 (織田信長)平グモの茶釜などとは 比べ物にはなるまい。 3 00:02:20,307 --> 00:02:26,163 (古田左介)畏れながら… ものの良さと尺の大小は→ 4 00:02:26,163 --> 00:02:28,632 関わりなしと存じまする。 5 00:02:28,632 --> 00:02:30,651 うん? 6 00:02:30,651 --> 00:02:37,951 平グモは 大安宅船と等しく すばらしゅうございました。 7 00:02:44,614 --> 00:02:50,370 津田宗及 今井宗久 千 宗易。 8 00:02:50,370 --> 00:02:53,470 お前ら茶坊主はどう思う? 9 00:02:56,777 --> 00:03:02,282 (宗及) このような巨大なものは 南蛮船 でも見たことがございません。 10 00:03:02,282 --> 00:03:07,904 (宗久)外板に くろがねをはり付け 非貫通性と防火性を持たせる。→ 11 00:03:07,904 --> 00:03:10,774 軍船として見事というほか ございません。 12 00:03:10,774 --> 00:03:13,674 (信長)お前はどうだ? 宗易。 13 00:03:15,545 --> 00:03:18,265 (宗易)いささか 物足りのう存じます。 14 00:03:18,265 --> 00:03:20,465 あっ! 15 00:03:28,075 --> 00:03:33,075 一切を黒く塗られるのが よろしいかと。 16 00:03:36,950 --> 00:03:42,139 (信長)黒は死をにおわす。 毛利水軍にとって 黒き船は→ 17 00:03:42,139 --> 00:03:46,309 死に神に映るかもしれん。 面白い。 18 00:03:46,309 --> 00:03:50,209 大安宅船のみならず 軍船をすべて黒く塗れ! 19 00:03:51,865 --> 00:03:56,665 (信長)宗易! 今日はお前が茶をたてろ。 20 00:03:59,539 --> 00:04:03,210  心の声 さすがは信長様。 よかれと思う事は→ 21 00:04:03,210 --> 00:04:06,446 すぐ お取り入れになる。 それにしても→ 22 00:04:06,446 --> 00:04:10,300 あの見事な船を 「物足りない」などと。→ 23 00:04:10,300 --> 00:04:15,972 それ以上に 一切を黒く塗るという 大胆な発想。 あれが…。 24 00:04:15,972 --> 00:04:17,972 あ…。 25 00:04:20,243 --> 00:04:25,443 御名は? 織田家臣 古田左介と申す。 26 00:04:29,336 --> 00:04:34,875 ♪♪~ 27 00:04:34,875 --> 00:04:39,529  心の声 あれが ちまたで 「才人」と言われる 千 宗易か。 28 00:04:39,529 --> 00:05:07,374 ♪♪~ 29 00:05:07,374 --> 00:05:10,177 (中川清秀)ああ…。 30 00:05:10,177 --> 00:05:14,614 うん いつもながら 左介殿の茶は うまい。 31 00:05:14,614 --> 00:05:18,935 この中川清秀 信長様のお口添えとはいえ→ 32 00:05:18,935 --> 00:05:22,105 よい義弟を持ったと 自覚しておる。 33 00:05:22,105 --> 00:05:27,177 いい男に嫁いだな おせん。 滅相もござらん。 34 00:05:27,177 --> 00:05:30,780 某は中川家ほどの 名門の生まれではないゆえ→ 35 00:05:30,780 --> 00:05:36,136 名器の一つも出せず 義兄上には 毎度 失礼いたしております。 36 00:05:36,136 --> 00:05:40,957 それがよいのだ。 武人は 清貧をもって良しとせねば。 37 00:05:40,957 --> 00:05:46,947 私のような茶の湯に疎い者に 名器を出されては かえって困る。 38 00:05:46,947 --> 00:05:52,836 我が主君 荒木村重様の茶会などは もう大変でな。→ 39 00:05:52,836 --> 00:05:56,106 様々な名器を 自慢げに出されるのだが→ 40 00:05:56,106 --> 00:06:00,377 私には返す言葉がなく 四苦八苦しておる。 41 00:06:00,377 --> 00:06:03,613  心の声  さ… 様々な名器! 42 00:06:03,613 --> 00:06:08,051 (清秀)近頃は本願寺勢との争いが ますます激しい。 43 00:06:08,051 --> 00:06:13,651 こうして会いに来るのも ままならぬ。 馳走になった。 44 00:06:18,111 --> 00:06:21,081 いつも忙しそうだな 義兄上は。 45 00:06:21,081 --> 00:06:27,137 (おせん)兄上は 一本気な 性格ですので こうと決めた事や→ 46 00:06:27,137 --> 00:06:31,575 筋の通らない事などは…。 うらやましいかぎりだ。 47 00:06:31,575 --> 00:06:35,912 嫌なのですよ。 武人なら千軍万馬を従え…。 48 00:06:35,912 --> 00:06:39,900 だから…。 常に敵とせめぎ合うのが本望。 49 00:06:39,900 --> 00:06:44,804 どんなにきつい命令でも…。 かようであれば出世も早いのだが。 50 00:06:44,804 --> 00:06:49,142 忙しさに かまけることなく 果たそうとするのです。 51 00:06:49,142 --> 00:06:54,231 戦場で目がいくのは 景色だったりするのだがな。 ハハハハ。 52 00:06:54,231 --> 00:07:00,337 戦場で景色を見ていては 危のうございますよ。 ウフフ。→ 53 00:07:00,337 --> 00:07:06,409 あ そうそう。 左介殿のふるさと 美濃の窯大将から 志野茶碗が。 54 00:07:06,409 --> 00:07:08,409 なにっ? 来たか! 55 00:07:10,363 --> 00:07:12,363 あっ! 56 00:07:19,706 --> 00:07:25,078 う~む… いまだ日の本では 出し難い白が出ておる。 57 00:07:25,078 --> 00:07:27,647 唐物の透き通るような 白ではないが→ 58 00:07:27,647 --> 00:07:32,202 もぐさ土と長石釉だけで よくぞ ここまで。 59 00:07:32,202 --> 00:07:35,438 美濃へ礼は送ってくれたか? 60 00:07:35,438 --> 00:07:39,909 これだけのものを作るには さぞ散財したろうに。 61 00:07:39,909 --> 00:07:43,580 今は あいにく…。 うん? 62 00:07:43,580 --> 00:07:47,651 金子のほうが 滞っておりますの。 63 00:07:47,651 --> 00:07:54,708 すまんな おせん。 義父亡き後この 領地を継ぎ 代官になったとて→ 64 00:07:54,708 --> 00:07:58,995 もらう禄は知れたもの。 俺に かい性があれば→ 65 00:07:58,995 --> 00:08:04,295 こんな苦労はかけまいに。 苦労より… 勝っていますよ。 66 00:08:06,770 --> 00:08:10,273 (おせん)こんな乱世でも 子は すくすくと。→ 67 00:08:10,273 --> 00:08:14,878 私は このように ぴんぴんと。 夫 左介殿は→ 68 00:08:14,878 --> 00:08:19,499 ひょうひょうとしている おかしさのほうが 勝っています。 69 00:08:19,499 --> 00:08:21,499 あ…。 70 00:08:31,311 --> 00:08:34,447  心の声 この うっすらほてった 緋色の肌に→ 71 00:08:34,447 --> 00:08:38,201 真っ白く「はにゃあ」とした たたずまい。 72 00:08:38,201 --> 00:08:40,701 そうだ これはまるで…。 73 00:08:43,606 --> 00:08:47,506  心の声 あの良さの源は ここにあったか。 74 00:08:49,546 --> 00:08:53,483  心の声 いや 志野は 「はんっ」という感じ。→ 75 00:08:53,483 --> 00:08:58,438 「はんっ」と「はにゃあ」 どちらが 欲しいかといえば「はにゃあ」だ。→ 76 00:08:58,438 --> 00:09:02,776 なるほど 乳房には画竜点睛 乳首がある。→ 77 00:09:02,776 --> 00:09:07,013 今焼の志野が いにしえの唐 高麗名物に匹敵するには→ 78 00:09:07,013 --> 00:09:09,716 濃い赤色の何かが要る。 79 00:09:09,716 --> 00:09:11,701 あ…。 80 00:09:11,701 --> 00:09:16,673 ≪失礼つかまつる 古田殿! 織田の使い番でござる! 81 00:09:16,673 --> 00:09:18,673 え…? 82 00:09:20,944 --> 00:09:26,483 石山本願寺攻めの陣中にあった 摂津守 荒木村重が謀反! 83 00:09:26,483 --> 00:09:29,803 己が城へ籠もったとの知らせ! えっ?! 84 00:09:29,803 --> 00:09:32,706 (使い番)かねてより 毛利勢 本願寺勢と通じ→ 85 00:09:32,706 --> 00:09:35,442 反乱の機をうかがっていた由に ござる! 86 00:09:35,442 --> 00:09:38,244 たった今 荒木の家臣 中川殿が→ 87 00:09:38,244 --> 00:09:42,182 本願寺征伐へ 向かったばかりだというのにか! 88 00:09:42,182 --> 00:09:46,102 荒木の意が 家中にあまねく 及んでいるとは限りませぬ。 89 00:09:46,102 --> 00:09:51,040 古田殿は 信長様の直臣。 ただちに 織田軍に合流して下され! 90 00:09:51,040 --> 00:09:53,040 う…。 91 00:09:54,744 --> 00:09:58,044 (いななき) 92 00:10:04,270 --> 00:10:08,208 (信長)中川清秀が 己の茨木城に籠もった。→ 93 00:10:08,208 --> 00:10:12,808 この信長より 反逆者の荒木を 選んだようだ。 94 00:10:16,249 --> 00:10:20,670 (信長)お前は中川の妹を めとっていたな。 はっ。 95 00:10:20,670 --> 00:10:25,141 (信長)義兄を助けたくば 俺に寝返るよう交渉しろ。→ 96 00:10:25,141 --> 00:10:29,512 重要な将たる荒木 中川ともども 失いたくはない。→ 97 00:10:29,512 --> 00:10:34,012 だが拒むようなら 一切を滅ぼす。 98 00:10:39,539 --> 00:10:41,539 はっ。 99 00:10:44,060 --> 00:10:48,481 (荒木村重)母を人質に差し出せば 謀反を許すやと? フン! 100 00:10:48,481 --> 00:10:53,887 降伏しても皆殺しに決まっとる。 あいつは そういう男や。 101 00:10:53,887 --> 00:10:57,474 信長に伝えんかい! この荒木村重→ 102 00:10:57,474 --> 00:11:01,044 松永のようにはいかん とな。 (家臣)はっ! 103 00:11:01,044 --> 00:11:03,880 わしの背後には毛利勢→ 104 00:11:03,880 --> 00:11:08,768 前方には つわものの家臣 中川清秀 高山右近がおる。 105 00:11:08,768 --> 00:11:13,790 反逆転じて西国一帯を制するのは わしのほうや! 106 00:11:13,790 --> 00:11:18,390 尾張の田舎大名に この名物が渡せるかい! 107 00:11:23,850 --> 00:11:27,036 (清秀)織田の使い番が 何度来ようが 覚悟は変わらん! 108 00:11:27,036 --> 00:11:29,706 決して織田方には寝返らぬ! 109 00:11:29,706 --> 00:11:34,377 何があろうと 主君 荒木様に 従い 前方を死守する! 110 00:11:34,377 --> 00:11:40,099 されど いま一人参じましたる 使い番は… 殿の義弟→ 111 00:11:40,099 --> 00:11:43,099 古田左介殿にございます。 なにっ?! 112 00:11:45,471 --> 00:11:47,471 (一同)おおっ! 113 00:11:50,476 --> 00:11:54,976  心の声 全身 白具足… 何ゆえ? 114 00:12:00,870 --> 00:12:02,870 うん? 115 00:12:06,276 --> 00:12:13,933 高山右近殿が 高槻城を開城され 今や流れは織田方へ傾きました。 116 00:12:13,933 --> 00:12:17,604 義兄上も早々に ご決断を。 117 00:12:17,604 --> 00:12:19,722 (どよめき) 118 00:12:19,722 --> 00:12:25,211 茶の湯に興じるあまり 武人の本懐を忘れたか? 119 00:12:25,211 --> 00:12:30,016 武人ならば 負け戦とわかって いても 主君に従うがスジ。 120 00:12:30,016 --> 00:12:34,737 いかに そなたの頼みといえど それだけは曲げられぬ! 121 00:12:34,737 --> 00:12:39,709 確かに 某は茶の湯に 物狂いに過ぎておりました。 122 00:12:39,709 --> 00:12:43,446 しかし これを機に 改めとうございます! 123 00:12:43,446 --> 00:12:48,501 数寄者としての己を捨て 武一筋に生きようと存じます。 124 00:12:48,501 --> 00:12:52,205 ♪♪~ 125 00:12:52,205 --> 00:12:54,205 おっ! 126 00:12:56,175 --> 00:12:59,212 おせん! 何ゆえ ここへ?! 127 00:12:59,212 --> 00:13:03,816 ♪♪~ 128 00:13:03,816 --> 00:13:09,439 主君に従うのがスジなら 兄弟と運命を共にするのも→ 129 00:13:09,439 --> 00:13:15,578 スジではござらぬか。 それでも 主君への忠義を選ばれるなら→ 130 00:13:15,578 --> 00:13:19,778 某は 信長様に忠義を誓う 証しとして…。 131 00:13:21,584 --> 00:13:24,621 おおっ! 逆賊 中川清秀の妹を→ 132 00:13:24,621 --> 00:13:27,540 あやめねばなりませぬ! 133 00:13:27,540 --> 00:13:30,443 それが武人の道にござろう! 134 00:13:30,443 --> 00:13:38,851 ♪♪~ 135 00:13:38,851 --> 00:13:41,788 う… く…。 136 00:13:41,788 --> 00:13:46,542 血迷うたか左介! おせんを斬れば 汝も この場で斬り捨てるぞ! 137 00:13:46,542 --> 00:13:49,942 御意! 覚悟の上の 死具足でござる! 138 00:13:51,881 --> 00:13:54,781 わかった~! エヤ~ッ! 139 00:13:58,037 --> 00:14:00,737 ああ… あ…。 140 00:14:07,547 --> 00:14:14,247 はあ~ ハァ ハァ…。 141 00:14:20,710 --> 00:14:26,749 わ… わかった。 142 00:14:26,749 --> 00:14:29,549 かたじけない おせん。 143 00:14:32,438 --> 00:14:39,045 この乱世では いつ誰に斬られても おかしゅうありませぬ。 144 00:14:39,045 --> 00:14:44,245 でも 左介殿になら 本望と思うておりました。 145 00:14:46,853 --> 00:14:52,909  心の声  俺はもう全身武人だ。 名物に 目がくらんだなど過去のこと。→ 146 00:14:52,909 --> 00:14:55,712 欲しいのは ただ武功のみ。→ 147 00:14:55,712 --> 00:15:02,012 この機に乗じて 必ず 古田の名を天下にとどろかす。 148 00:15:04,220 --> 00:15:07,974 申し上げます! 中川清秀が和睦に応じ→ 149 00:15:07,974 --> 00:15:10,676 茨木城を開城した由に ございます! 150 00:15:10,676 --> 00:15:14,976 (信長)誰が口説いた? (家臣)古田左介にございます。 151 00:15:16,816 --> 00:15:22,839 恩賞を取らす。 左介には 当分 中川を監視し 行動を共にせよ と。 152 00:15:22,839 --> 00:15:24,874 はっ! 153 00:15:24,874 --> 00:15:29,474 進軍だ! 残るは 荒木村重の 有岡城のみ! 154 00:15:36,119 --> 00:15:41,124 (足軽A) 1年がかりで城を落として 肝心の荒木がいねえとよ。 155 00:15:41,124 --> 00:15:46,012 (足軽B) 家来を捨てて出ていく荒木よか うちの親方のほうがマシだ。 156 00:15:46,012 --> 00:15:50,812 荒木の逃げた先はわかっておる! どこまでも追い詰めるぞ~! 157 00:15:56,339 --> 00:16:01,360 荒木はまだ城内にいる! 首級を上げた者に恩賞は多いぞ! 158 00:16:01,360 --> 00:16:03,663 ≪こっちにもいないぞ! 159 00:16:03,663 --> 00:16:07,216 ♪♪~ 160 00:16:07,216 --> 00:16:11,504  心の声 ここは使い番として あまたの城を見てきた俺が有利。 161 00:16:11,504 --> 00:16:15,274 ♪♪~ 162 00:16:15,274 --> 00:16:19,512  心の声 待っていろ おせん。 必ず手柄を立ててみせる!→ 163 00:16:19,512 --> 00:16:23,149 荒木の首は この俺がもらった! 164 00:16:23,149 --> 00:16:27,570 ♪♪~ 165 00:16:27,570 --> 00:16:32,775 殿 ここも危のうございます。 見つかれば命はありませぬ。→ 166 00:16:32,775 --> 00:16:39,515 既に尼崎にて 荒木が一族郎党 600余りが処刑されております。→ 167 00:16:39,515 --> 00:16:47,039 殿お一人でも生き延び 何とぞ 反信長の灯を絶やさぬよう…。 168 00:16:47,039 --> 00:16:50,943 ♪♪~ 169 00:16:50,943 --> 00:16:55,865 ハァ ハァ ハァ…。 170 00:16:55,865 --> 00:16:58,534 待たれい! うっ。 171 00:16:58,534 --> 00:17:04,106 その顔 しかと見覚えがある。 摂津一国の太守として→ 172 00:17:04,106 --> 00:17:09,061 信長様の覚えめでたき 荒木殿が… 何事ぞ! 173 00:17:09,061 --> 00:17:12,665 汝がごときに わしの気持ちがわかるか! 174 00:17:12,665 --> 00:17:17,003 少しは 松永殿を 見習ってはいかがか。 175 00:17:17,003 --> 00:17:20,673 ♪♪~ 176 00:17:20,673 --> 00:17:22,673 (爆発音) 177 00:17:24,744 --> 00:17:29,282 同じ反逆者なれど 自ら爆死された見事な散りざま! 178 00:17:29,282 --> 00:17:32,782 武人として あっぱれとは 思われぬのか! 179 00:17:34,337 --> 00:17:40,710 さ… 三本杉の刃紋?! 業物「関の孫六兼元」やないか! 180 00:17:40,710 --> 00:17:43,179 お…? 181 00:17:43,179 --> 00:17:46,179 汝が… なぜ? 182 00:17:48,067 --> 00:17:50,570 手前の首を心配せえ! 183 00:17:50,570 --> 00:17:52,570 むうっ! 184 00:17:58,177 --> 00:18:00,177 あっ! 185 00:18:02,114 --> 00:18:04,314 あ あ あ…。 186 00:18:10,973 --> 00:18:13,973 大名物 荒木高麗! 187 00:18:15,778 --> 00:18:20,983 室町東山書院より伝わる 天下の染付茶碗! 188 00:18:20,983 --> 00:18:22,983 うん? 189 00:18:31,711 --> 00:18:34,511 ああ ああ…。 190 00:18:38,084 --> 00:18:43,639 なんと見事な「かいらぎ」よ。 なんと美しい びわ色の地肌。 191 00:18:43,639 --> 00:18:47,739 器に柄を染め付けるなど 誰が考えようか…。 192 00:18:49,512 --> 00:18:56,702 その刀 その目利き… 氏素性は わからんが 相当な数寄者やな。 193 00:18:56,702 --> 00:18:59,105 あ ああ…。 194 00:18:59,105 --> 00:19:01,707 それ一つで 城が建つ。 195 00:19:01,707 --> 00:19:04,744 お おお…。 196 00:19:04,744 --> 00:19:08,047 わしを逃がせば譲ったる。 197 00:19:08,047 --> 00:19:12,184 あ ああ ああ…。 198 00:19:12,184 --> 00:19:16,055 人間 生来備わっとる欲には あらがえんのう。 199 00:19:16,055 --> 00:19:21,060 たとえ身内を犠牲にしようとも それ見たさに生きとうなる。 200 00:19:21,060 --> 00:19:23,560 したたかになる。 201 00:19:26,499 --> 00:19:30,970 松永弾正は 武人として立派に散った。 202 00:19:30,970 --> 00:19:35,775 だが わしのほうが業は上や。 203 00:19:35,775 --> 00:19:37,775 はっ! 204 00:19:43,532 --> 00:19:46,132 (鐘の音) 205 00:20:01,500 --> 00:20:05,037  心の声 一度しか面識のない俺を 茶に招くとは→ 206 00:20:05,037 --> 00:20:09,237 たかが あきんどとはいえ 度胸で負けた気がする。 207 00:20:11,644 --> 00:20:18,144 (小鳥のさえずり) 208 00:20:22,872 --> 00:20:24,872 む…。 209 00:20:27,243 --> 00:20:29,543 (小鳥のさえずり) 210 00:20:32,031 --> 00:20:36,469 千 宗易殿 お招き かたじけのうござる。 211 00:20:36,469 --> 00:20:42,541 某 茶の湯は幼き頃に習った程度。 粗相があれば 何とぞ…。 212 00:20:42,541 --> 00:20:46,041 よくお越し下さいました。 213 00:20:48,764 --> 00:20:53,369 一つ 尋ねてよろしいか? 用意されたものを履いたのだが→ 214 00:20:53,369 --> 00:20:56,439 これでよろしいのか? 下駄が常では? 215 00:20:56,439 --> 00:21:00,109 私が考えました 雪駄というものです。 216 00:21:00,109 --> 00:21:03,813 下駄では 音が邪魔になりましょう。 217 00:21:03,813 --> 00:21:05,813 あ…。 218 00:21:07,516 --> 00:21:13,339  心の声 確かに この静寂に 「カランコロン」はうるさい。→ 219 00:21:13,339 --> 00:21:16,575 しかし それでいいのか? 茶の湯とは→ 220 00:21:16,575 --> 00:21:21,347 決められた作法や所作に 美しさを 見いだすことではないのか? 221 00:21:21,347 --> 00:21:31,674 ♪♪~ 222 00:21:31,674 --> 00:21:34,777  心の声 飛び石は 確かに ここに続いている。→ 223 00:21:34,777 --> 00:21:39,982 まさか ここから茶室へ入れと? こんな小さな入り口では→ 224 00:21:39,982 --> 00:21:43,219 帯刀したまま 入れぬではないか!→ 225 00:21:43,219 --> 00:21:48,808 刀をあれに置けと? 武人の証したる刀をあれに?!→ 226 00:21:48,808 --> 00:21:52,144 武人をなめているのか? それとも→ 227 00:21:52,144 --> 00:21:58,868 茶の湯に身分は関係なしとでも? この試み つきあおうぞ。→ 228 00:21:58,868 --> 00:22:04,668 だが くだらぬものであれば 首の心配をしてもらうぞ 宗易殿。 229 00:22:06,375 --> 00:22:08,410 あっ! 230 00:22:08,410 --> 00:22:15,701 ♪♪~ 231 00:22:15,701 --> 00:22:17,953 あ… う…。 232 00:22:17,953 --> 00:22:23,108 ♪♪~ 233 00:22:23,108 --> 00:22:27,880  心の声 たった三畳の室内が 無限の空間に感ずる!→ 234 00:22:27,880 --> 00:22:32,151 室内に一切の無駄がないからだ。 あらゆる風情が溶け込み→ 235 00:22:32,151 --> 00:22:36,172 目が 取っかかりを失い 空を見るかのように。→ 236 00:22:36,172 --> 00:22:41,377 新しい。 俺が体験してきた 様式美とは まるで異なる。→ 237 00:22:41,377 --> 00:22:44,077 こんな感覚は初めてだ! 238 00:22:49,635 --> 00:22:53,135 何も… 語れなかった。 239 00:22:56,125 --> 00:22:58,377 どうぞ。 240 00:22:58,377 --> 00:23:00,577 あっ! 241 00:23:04,884 --> 00:23:07,784 わしを逃がせば譲ったる。 242 00:23:13,042 --> 00:23:18,442  心の声  まさか宗易殿は あの事を?! 243 00:23:33,012 --> 00:23:36,248 ♪♪~(エンディングテーマ) 244 00:23:36,248 --> 00:23:42,071 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 245 00:23:42,071 --> 00:23:48,177 ♪♪「火傷しそうな真摯な情熱」 246 00:23:48,177 --> 00:23:54,366 ♪♪「世界中を敵に回したって」 247 00:23:54,366 --> 00:24:00,623 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 248 00:24:00,623 --> 00:24:06,378 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 249 00:24:06,378 --> 00:24:13,385 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 250 00:24:13,385 --> 00:24:18,974 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 251 00:24:18,974 --> 00:24:21,777 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 252 00:24:21,777 --> 00:24:25,631 ♪♪「思うまま生きて そして」 253 00:24:25,631 --> 00:24:31,287 ♪♪「昇った天辺から 見える」 254 00:24:31,287 --> 00:24:35,140 ♪♪「景色を教えて いつか」 255 00:24:35,140 --> 00:24:43,849 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 256 00:24:43,849 --> 00:24:47,369 ♪♪「叶えたい願い それは」 257 00:24:47,369 --> 00:24:54,376 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 258 00:24:54,376 --> 00:24:59,376 ♪♪「壊されないで 永遠に」 259 00:25:02,951 --> 00:25:22,888 ♪♪~ 260 00:25:22,888 --> 00:25:29,588 「天界への階段」。 武か数寄か それが問題にて候。 261 00:25:34,533 --> 00:25:37,536 (ビビル 渡辺)「地球イチバン」。 (芦田)スペシャルです! 262 00:25:37,536 --> 00:25:43,876 「ハ~ どっか行きたいな~」って 思う事 ありませんか? 263 00:25:43,876 --> 00:25:50,049 そんな時は 我が 「地球イチバン旅行社」にお任せ下さい。 264 00:25:50,049 --> 00:25:57,349 かけ離れた環境に あえて飛び込む 地球イチバンツアーに ご案内!