1 00:00:33,566 --> 00:01:59,766 ♪♪~ 2 00:02:05,891 --> 00:02:16,969 ♪♪~ 3 00:02:16,969 --> 00:02:22,558  心の声 (古田左介)全く信長様も 面白い事をお考えになるものよ。→ 4 00:02:22,558 --> 00:02:29,098 帝の御前で軍団を率いて 行進をしようとは。→ 5 00:02:29,098 --> 00:02:31,298 かくなる上は…。 6 00:02:34,570 --> 00:02:39,970 一世一代の晴れ姿で 「御馬揃え」に臨まねばな! 7 00:02:44,229 --> 00:02:47,266 (鐘の音) 8 00:02:47,266 --> 00:02:52,766 (歓声) 9 00:03:13,509 --> 00:03:16,845 (津田宗及)遅うございますぞ お二方。 10 00:03:16,845 --> 00:03:20,165 明智様をはじめ 諸将の皆様は→ 11 00:03:20,165 --> 00:03:23,836 とうの昔に お通りになられた後に ございます。 12 00:03:23,836 --> 00:03:28,791 (今井宗久)急ごうにも この にぎわいに 道を阻まれましてな。 13 00:03:28,791 --> 00:03:30,891 お! 14 00:03:42,538 --> 00:03:45,691 いつにも増して はつらつとしておいでだ。 15 00:03:45,691 --> 00:03:50,712 それも当然のこと。 東の北条と和議を結び→ 16 00:03:50,712 --> 00:03:54,399 石山本願寺を ついに屈服させ→ 17 00:03:54,399 --> 00:04:00,672 加賀・越前をはじめとする諸国で 戦果を挙げたのですから。→ 18 00:04:00,672 --> 00:04:03,725 京でやることに 意味があるのですよ。→ 19 00:04:03,725 --> 00:04:10,065 既に織田が天下を握っている という現実を誇示できますからな。 20 00:04:10,065 --> 00:04:13,035 (千 宗易)いかがでしょうか。 裏通りを急げば→ 21 00:04:13,035 --> 00:04:16,488 隊列の先頭に 追いつくこともできますが。 22 00:04:16,488 --> 00:04:22,211 それは妙案。 皆様方の晴れ姿を 見逃したとあっては→ 23 00:04:22,211 --> 00:04:25,711 後々の商いにも 響きますからな。 24 00:04:27,833 --> 00:04:30,352 それは 何でございます? 25 00:04:30,352 --> 00:04:35,274 皆様の着こなしを 五段階で評価しておりました。 26 00:04:35,274 --> 00:04:42,064 評価の高い数寄者のお方とは 後々よい商いができましょう。 27 00:04:42,064 --> 00:04:46,664 例えば 明智様の評価は…。 28 00:04:51,507 --> 00:04:58,664 (宗及)明智様は 淡い緑の頭巾に 素襖 白河原毛の馬。→ 29 00:04:58,664 --> 00:05:04,464 とても齢六十に迫るとは思えぬ すがすがしさに ございました。 30 00:05:06,405 --> 00:05:11,793 馬揃え奉行を拝命し これだけの 仕事を成し遂げたというのに→ 31 00:05:11,793 --> 00:05:16,198 おごりが みじんも 見えなかったのも ご立派でした。 32 00:05:16,198 --> 00:05:22,221 なるほど これは今後の商いの 良き指針になりますな。 33 00:05:22,221 --> 00:05:27,743 明智様と私は昵懇の仲。 横やりは許しませぬぞ。 34 00:05:27,743 --> 00:05:30,479 これは手厳しい。 35 00:05:30,479 --> 00:05:35,179 (宗及)次は 柴田勝家様に ございますな。 36 00:05:39,321 --> 00:05:43,358 (宗及)どこで染めたのか 肩衣の色の小汚いこと。→ 37 00:05:43,358 --> 00:05:48,564 黄金の太刀が また 一層 気品を損ねておりました。 38 00:05:48,564 --> 00:05:55,520 まあ 北国との商いが 盛んになる よう願っての評価にございます。 39 00:05:55,520 --> 00:06:02,277 (宗久) うん? 数字の書かれていない 御名が二つありますが これは? 40 00:06:02,277 --> 00:06:06,148 このお二人は 新しさが あまりに過ぎて→ 41 00:06:06,148 --> 00:06:10,148 どう判断してよいか 迷うたのでございます。 42 00:06:11,937 --> 00:06:14,740 (宗及)先回りしたは よかったが→ 43 00:06:14,740 --> 00:06:18,443 いささか着くのが 早かったようですな。 44 00:06:18,443 --> 00:06:23,599 そういえば 羽柴様が 参加していないと伺いましたが。 45 00:06:23,599 --> 00:06:28,070 羽柴様なら 毛利攻めで ご多忙でございます。 46 00:06:28,070 --> 00:06:30,372 (宗久)そうでしたな。 47 00:06:30,372 --> 00:06:35,394 (宗及)お祭り騒ぎが お好きな お方なのに さぞや残念。 48 00:06:35,394 --> 00:06:37,494 (歓声) 49 00:06:44,903 --> 00:06:51,460 ♪♪~ 50 00:06:51,460 --> 00:06:56,932 てれてはなりませぬ。 堂々と! (中川清秀)わかっておる! 51 00:06:56,932 --> 00:07:00,602 おおっ! なんと目新しい!→ 52 00:07:00,602 --> 00:07:06,224 津田殿が評価を迷うお気持ちが よう分かりました。→ 53 00:07:06,224 --> 00:07:10,162 あの 無数に 線の入った模様は? 54 00:07:10,162 --> 00:07:17,002 あれは呂宋島の布地です。 私が 見つけて お譲りいたしました。 55 00:07:17,002 --> 00:07:20,806 南方の島のものですから さしずめ→ 56 00:07:20,806 --> 00:07:24,743 「しま模様」とでも しておきましょうか。 57 00:07:24,743 --> 00:07:30,265 ♪♪~ 58 00:07:30,265 --> 00:07:32,565  心の声 成った…。 59 00:07:34,403 --> 00:07:38,173  心の声 齢三十七にして 大した武功もなく→ 60 00:07:38,173 --> 00:07:41,076 もらう扶持が わずか二百石。→ 61 00:07:41,076 --> 00:07:45,163 この隊列に加わるのも はばかられる身。→ 62 00:07:45,163 --> 00:07:52,563 なれど 帝の御前にて 我が数寄を 披露する日が来ようとは…。 63 00:07:55,273 --> 00:08:01,773  心の声 我が子よ おせんよ 俺は天下に心意気を示したぞ! 64 00:08:03,565 --> 00:08:05,565 うん? 65 00:08:07,769 --> 00:08:09,788 あっ! 66 00:08:09,788 --> 00:08:17,562 ♪♪~ 67 00:08:17,562 --> 00:08:19,915 (織田長益)よお 古左ぁ。 68 00:08:19,915 --> 00:08:25,270 相変わらず ひょうげた格好を しとるのぉ。 フフフフ。 69 00:08:25,270 --> 00:08:29,207 織田… 長益様…。 70 00:08:29,207 --> 00:08:36,531 連枝衆の中におっても退屈でのう。 顔を見に来てやったわ。 それに…。 71 00:08:36,531 --> 00:08:38,931 長益様~! 長益様! 72 00:08:41,053 --> 00:08:44,823 向こうでは 女子と イチャイチャできんからのう。 73 00:08:44,823 --> 00:08:47,793 あ…。 74 00:08:47,793 --> 00:08:52,431 いつもながら ふざけて おられますな 長益様は。 75 00:08:52,431 --> 00:08:55,534 信長様に 大目玉を 食らいますぞ。 76 00:08:55,534 --> 00:09:01,239 あのお姿… 斬新さでは 古田様をも はるかにしのぐ。 77 00:09:01,239 --> 00:09:06,728 (宗久)さすがは信長様の実弟。 洒脱が板についておられる。→ 78 00:09:06,728 --> 00:09:09,731 これはもう 別格でございましょう。 79 00:09:09,731 --> 00:09:12,801 (宗及)でしょうな。 80 00:09:12,801 --> 00:09:15,801 ♪♪~ 81 00:09:26,131 --> 00:09:28,131 じゃあな! あっ! 82 00:09:31,236 --> 00:09:56,636 ♪♪~ 83 00:09:58,563 --> 00:10:01,363 (信長の笑い声) 84 00:10:03,168 --> 00:10:08,840 (織田信長)帝も大層 楽しんで おられたわ。 光秀 恩賞を取らす。 85 00:10:08,840 --> 00:10:12,477 (明智光秀)そのかわりとは 申しませぬが…→ 86 00:10:12,477 --> 00:10:16,781 一つ この金柑の願いを お聞き下さらぬか? 87 00:10:16,781 --> 00:10:19,034 うん? 88 00:10:19,034 --> 00:10:23,034 佐久間信盛殿のことに ございます。 89 00:10:24,789 --> 00:10:29,127 (光秀)佐久間殿が 石山本願寺攻めの失態によって→ 90 00:10:29,127 --> 00:10:32,831 追放の憂き目に遭って半年。 91 00:10:32,831 --> 00:10:37,002 そろそろ 赦免なされては いかがかと。 92 00:10:37,002 --> 00:10:41,106 (信長)許せと申すか。 93 00:10:41,106 --> 00:10:43,306 御意。 94 00:10:46,595 --> 00:10:52,595 (信長)わからぬか? あやつは もう古い。 95 00:10:54,953 --> 00:10:58,757 俺が目指すは 新しき国よ。 96 00:10:58,757 --> 00:11:05,997 古い者が治めていては その領地も 決して改まることはない。 97 00:11:05,997 --> 00:11:08,997 世代交代の時が来たのだ。 98 00:11:10,735 --> 00:11:14,773 (信長)お前に免じて 命だけは取らずにおく。 99 00:11:14,773 --> 00:11:19,494 信忠! 信雄! 信孝! 100 00:11:19,494 --> 00:11:25,784 帝を前に よくひるまなかった。 それでこそ我が伜よ。 101 00:11:25,784 --> 00:11:29,237 褒美にくれてやる。 102 00:11:29,237 --> 00:11:33,291 (信忠)ありがとうございます。 (信雄)宝にいたします。 103 00:11:33,291 --> 00:11:36,891 (信孝)うれしゅうございます 父上。 104 00:11:43,969 --> 00:11:56,965 (笑い声) 105 00:11:56,965 --> 00:12:02,904 ♪♪~ 106 00:12:02,904 --> 00:12:04,923 (くしゃみ) 107 00:12:04,923 --> 00:12:11,730 ♪♪~ 108 00:12:11,730 --> 00:12:13,915 悔しい。 109 00:12:13,915 --> 00:12:20,522 (おせん)左介殿。 御馬揃えで何かあったのですか? 110 00:12:20,522 --> 00:12:27,696 ♪♪~ 111 00:12:27,696 --> 00:12:30,365 やはり…。 112 00:12:30,365 --> 00:12:40,041 ♪♪~ 113 00:12:40,041 --> 00:12:46,331 織田家の者には 生まれながら にして 勝てんのかのう…。 114 00:12:46,331 --> 00:13:33,078 ♪♪~ 115 00:13:33,078 --> 00:13:35,278 あっ! 116 00:13:49,544 --> 00:13:52,731 なんという黒。 117 00:13:52,731 --> 00:13:59,337 一切の無駄がなく 黒であることすら主張せず→ 118 00:13:59,337 --> 00:14:02,837 ただ ここに在る。 119 00:14:05,794 --> 00:14:10,298 (宗易)よくぞ創って下さいました 長次郎殿。→ 120 00:14:10,298 --> 00:14:15,637 器は ここに 極まりました。 121 00:14:15,637 --> 00:14:23,094 (長次郎)わしも今焼で 唐・高麗に 匹敵するものが出来たと思うとる。 122 00:14:23,094 --> 00:14:29,367 もはや 唐・高麗名物など こざかしきもの。 123 00:14:29,367 --> 00:14:35,367 この黒茶碗は 世の あらゆるものより優れております。 124 00:14:45,867 --> 00:14:48,953 (宗易)よくぞ お越し下さいました。→ 125 00:14:48,953 --> 00:14:52,924 本来なら こちらから お伺いすべきところを。 126 00:14:52,924 --> 00:14:55,660 (羽柴秀吉)俺たちは 宗易殿の弟子だ。 127 00:14:55,660 --> 00:15:00,198 師匠の屋敷へ習いに出向くのは 当たり前のことよ。 128 00:15:00,198 --> 00:15:03,401 なあ。 はっ。 129 00:15:03,401 --> 00:15:05,420 あっ! 130 00:15:05,420 --> 00:15:08,173 (宗易)娘の お吟と申します。 131 00:15:08,173 --> 00:15:12,560 めんこいのう。 よろしゅうに。 132 00:15:12,560 --> 00:15:14,560 はい。 133 00:15:16,247 --> 00:15:21,569 呂宋島の生地 ありがたく使わせて頂きました。 134 00:15:21,569 --> 00:15:27,769 御馬揃えは 実にご立派でした。 今日は そのお礼を。 135 00:15:29,444 --> 00:15:32,697 羽柴様に お話がございます。 136 00:15:32,697 --> 00:15:38,269 弟子の宗二と 水屋にて 茶の用意をして頂けませぬか? 137 00:15:38,269 --> 00:15:40,769 心得ましてござる。 138 00:15:42,440 --> 00:15:46,040 山上宗二と申します。 139 00:15:49,297 --> 00:15:55,103 ほう 平グモの釜を ご覧になりましたか。 140 00:15:55,103 --> 00:16:00,592 さよう。 宗二殿は 「良くない」と評したようだが→ 141 00:16:00,592 --> 00:16:07,892 実際 この目で見ると 生唾を 飲むほどのすばらしさでござった。 142 00:16:09,767 --> 00:16:13,438 まだまだ 甘うございますなぁ。 143 00:16:13,438 --> 00:16:17,942 これまでご覧になった 名物の数は いかほどで? 144 00:16:17,942 --> 00:16:22,463 某は 茶の湯御政道 信長様の直臣。 145 00:16:22,463 --> 00:16:27,468 幼少より数えて 十は下りませぬが。 146 00:16:27,468 --> 00:16:30,738 私は 五十は目にしております。 147 00:16:30,738 --> 00:16:32,724 えっ?! 148 00:16:32,724 --> 00:16:36,961 良い物を見るために どれだけの機会をつくり→ 149 00:16:36,961 --> 00:16:40,265 どれほど足を 運ばねばならぬか→ 150 00:16:40,265 --> 00:16:44,869 その苦労がわからぬ古田様では ございますまい。 151 00:16:44,869 --> 00:16:48,673 その上で私は 評しているのですよ。 152 00:16:48,673 --> 00:16:55,296 おいそれと「平グモが良い」などと 言われては困りますな。 153 00:16:55,296 --> 00:17:00,501  心の声  この男 鼻持ちならぬ数寄者。 154 00:17:00,501 --> 00:17:08,509 そもそも「名物」という言葉は 私ども堺の者が世に広めたもの。 155 00:17:08,509 --> 00:17:12,780 見た目の風情だけでなく 所有していた人物の品格や→ 156 00:17:12,780 --> 00:17:19,404 歴史を踏まえて 価値を決めているのです。 157 00:17:19,404 --> 00:17:25,977 そして最も重きを置く器種が この茶入。 158 00:17:25,977 --> 00:17:31,432  心の声 まずい。 俺は茶入の よしあしが イマイチわからぬ。→ 159 00:17:31,432 --> 00:17:34,032 また嫌みを言われるぞ。 160 00:17:35,837 --> 00:17:43,437 ときに古田様 茶入の中でも最高と されるものを ご存じですかな? 161 00:17:46,831 --> 00:17:54,489 戦続きでかなわんわ。 こうして 茶を理由に息抜きでもせねばのう。 162 00:17:54,489 --> 00:17:57,592 毛利攻めは いかがでございます? 163 00:17:57,592 --> 00:18:02,230 御馬揃えを休んでまで 交渉を続けたかいもあって→ 164 00:18:02,230 --> 00:18:04,499 うまくいっとる。 165 00:18:04,499 --> 00:18:08,720 毛利輝元はまだ若く 支配力が弱い。 166 00:18:08,720 --> 00:18:18,563 因幡 備中 伯耆を落とせば 毛利勢は手も足も出ん。 167 00:18:18,563 --> 00:18:23,635 輝元とは いつでも 和議に持ち込める状態よ。 168 00:18:23,635 --> 00:18:27,135 むろん 信長様には内緒だがな。 169 00:18:29,791 --> 00:18:35,129 (秀吉) 必死で毛利勢と戦ってるように 見せとかんと いかんのだ。→ 170 00:18:35,129 --> 00:18:39,100 すぐにカタがつくと知れたら 明智殿のように→ 171 00:18:39,100 --> 00:18:42,800 次々と難儀を 押しつけられるからのう。 172 00:18:47,158 --> 00:18:49,694 あ…? 173 00:18:49,694 --> 00:18:53,131 それは何より。 174 00:18:53,131 --> 00:18:58,703 茶入といえば 信長様がお持ちの 「九十九髪茄子」であろう。 175 00:18:58,703 --> 00:19:05,293 あれは色艶といい 形といい 申し分ござらぬからな。 176 00:19:05,293 --> 00:19:07,895 (笑い声) 177 00:19:07,895 --> 00:19:11,065  心の声  知ったかぶりは よそう。 178 00:19:11,065 --> 00:19:15,965 お教え下され 宗二殿。 179 00:19:18,389 --> 00:19:23,928 「九十九髪茄子」も 茄子形の 茶入では 最高のものです。 180 00:19:23,928 --> 00:19:32,470 しかし それにも増して 崇高なものが三つあるのですよ。 181 00:19:32,470 --> 00:19:37,341 もし その三つの茶入を 揃えたならば→ 182 00:19:37,341 --> 00:19:43,865 それは もはや 天下を取ったと 言っても過言ではありますまい。 183 00:19:43,865 --> 00:19:49,871  心の声 天下を?! それほどの ものが この世にあるのか! 184 00:19:49,871 --> 00:19:58,863 もし父親があるとしたら 宗易殿のような感じなのかのう。 185 00:19:58,863 --> 00:20:02,633 お世辞でも うれしゅうございます。 186 00:20:02,633 --> 00:20:10,975 (秀吉)世辞ではない。 貴殿には底知れぬ力を感じる。 187 00:20:10,975 --> 00:20:17,598 こうして一緒にいると わかり合いとうなる。 188 00:20:17,598 --> 00:20:20,998 主君である 信長様以上に。 189 00:20:22,653 --> 00:20:27,742 (宗易)恐れながら 羽柴様は 武家の生まれでもなく→ 190 00:20:27,742 --> 00:20:31,712 腕一つで大将になられた。 191 00:20:31,712 --> 00:20:41,005 そして私も しがない魚問屋から 織田家三茶頭の一人になりました。 192 00:20:41,005 --> 00:20:45,405 お互い 似た者同士なのやも しれません。 193 00:20:47,395 --> 00:20:51,399 (秀吉)だが わからぬことが一つある。 194 00:20:51,399 --> 00:20:56,420 宗易殿は 何ゆえ黒を好むのか? 195 00:20:56,420 --> 00:21:03,828 ♪♪~ 196 00:21:03,828 --> 00:21:08,866 (秀吉)黒は喪に服す色だ。 死を司る色だ。→ 197 00:21:08,866 --> 00:21:15,940 日常に用いる色ではない。 南蛮でも 明でも 朝鮮でも→ 198 00:21:15,940 --> 00:21:22,230 黒が最も格好良しなどとは 聞いたことがない。 199 00:21:22,230 --> 00:21:27,318 なぜ今焼を わざわざ黒く作るのだ? 200 00:21:27,318 --> 00:21:31,018 こんなものは誰も欲しがらぬ。 201 00:21:33,174 --> 00:21:38,296 それが 私の業にございます。 202 00:21:38,296 --> 00:21:43,234 ♪♪~ 203 00:21:43,234 --> 00:21:50,234 万事 何事も続けていれば 無駄を 見つけてうるさく感じるものです。 204 00:21:52,593 --> 00:21:57,732 その無駄を 省いて 省いて 省き込みますと→ 205 00:21:57,732 --> 00:22:03,404 最後は この色のごときものに なるのです。 206 00:22:03,404 --> 00:22:09,760 ♪♪~ 207 00:22:09,760 --> 00:22:15,933 この黒こそが 私の理想とする色であり→ 208 00:22:15,933 --> 00:22:20,738 理想の生き方なので ございます。→ 209 00:22:20,738 --> 00:22:27,361 世に言う名物はすべてが渡来の品。 それらの価値を破壊してでも→ 210 00:22:27,361 --> 00:22:32,383 黒こそが至高だと 証明したく存じます。 211 00:22:32,383 --> 00:22:34,468 あ…。 212 00:22:34,468 --> 00:22:42,668 それが私の… やむにやまれぬ 業なのでございます。 213 00:22:44,395 --> 00:22:50,034 新しき価値観を 天下に押しつけると申すか?! 214 00:22:50,034 --> 00:22:54,472 信長様の下では それは かないません。 215 00:22:54,472 --> 00:23:03,172 我が理想を実現するには 私の道を知り 野心を共にする…。 216 00:23:07,301 --> 00:23:14,201 あなた様に 天下を取ってもらう ほか ございますまい。 217 00:23:32,026 --> 00:23:35,263 ♪♪~(エンディングテーマ) 218 00:23:35,263 --> 00:23:41,102 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 219 00:23:41,102 --> 00:23:47,208 ♪♪「火傷しそうな真摯な情熱」 220 00:23:47,208 --> 00:23:53,397 ♪♪「世界中を敵に回したって」 221 00:23:53,397 --> 00:23:59,637 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 222 00:23:59,637 --> 00:24:05,393 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 223 00:24:05,393 --> 00:24:12,400 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 224 00:24:12,400 --> 00:24:18,005 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 225 00:24:18,005 --> 00:24:20,791 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 226 00:24:20,791 --> 00:24:24,662 ♪♪「思うまま生きて そして」 227 00:24:24,662 --> 00:24:30,284 ♪♪「昇った天辺から 見える」 228 00:24:30,284 --> 00:24:34,155 ♪♪「景色を教えて いつか」 229 00:24:34,155 --> 00:24:42,863 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 230 00:24:42,863 --> 00:24:46,400 ♪♪「叶えたい願い それは」 231 00:24:46,400 --> 00:24:53,407 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 232 00:24:53,407 --> 00:24:58,407 ♪♪「壊されないで 永遠に」 233 00:25:01,966 --> 00:25:21,886 ♪♪~ 234 00:25:21,886 --> 00:25:28,586 「決意のかけひき」。 武か数寄か それが問題にて候。