1 00:00:34,309 --> 00:01:57,309 ♪♪~ 2 00:02:07,435 --> 00:02:09,435 (いななき) 3 00:02:12,607 --> 00:02:29,707 ♪♪~ 4 00:02:31,576 --> 00:02:37,715 この道を封じたからには 馬1頭 いや ネズミ1匹 通しはせぬ。 5 00:02:37,715 --> 00:02:41,919 補給路を断たれた敵の衰退は 火を見るより明らか。 6 00:02:41,919 --> 00:02:43,955 (笑い声) 7 00:02:43,955 --> 00:02:47,959  心の声  (古田左介)近頃の羽柴様は どうしたというのだ?→ 8 00:02:47,959 --> 00:02:50,559 なぜか寡黙。 9 00:02:53,781 --> 00:03:00,081  回想 (千 宗易)あなた様に天下を 取ってもらうほかございますまい。 10 00:03:01,789 --> 00:03:06,689 申し上げます。 ただ今 摂津より 高山右近殿 ご到着! 11 00:03:19,090 --> 00:03:25,590 高山右近 信長様の命にて 鳥取城攻めの加勢に参じました。 12 00:03:27,815 --> 00:03:31,519 信長様より言いつかった お馬にございます。 13 00:03:31,519 --> 00:03:33,519 (羽柴秀吉)ご苦労。 14 00:03:35,256 --> 00:03:37,909 (使い番)羽柴秀長様 本陣にご到着! 15 00:03:37,909 --> 00:03:43,798 うむ… 左介の妹は 高山殿に嫁いでおったな。 16 00:03:43,798 --> 00:03:46,818 はっ! 積もる話もあろう。 17 00:03:46,818 --> 00:03:49,318 丁重に もてなしてくれ。 18 00:03:51,038 --> 00:03:53,724 お忙しそうですな 羽柴殿は。 19 00:03:53,724 --> 00:03:57,812 ほう これは良い月毛でござる! 20 00:03:57,812 --> 00:04:02,083 はあ~ う~ん… おお! 21 00:04:02,083 --> 00:04:04,769 輪違の焼き印! 22 00:04:04,769 --> 00:04:08,406 まさしく 伊勢の名牧で育った証し。 23 00:04:08,406 --> 00:04:14,312 ギュッと締まった短腰に モカッと出た 複尻の馬相がまた良い! 24 00:04:14,312 --> 00:04:20,985 この馬を 心底 欲しているのは 鳥取城中の者たちでしょうな。→ 25 00:04:20,985 --> 00:04:25,473 兵糧を一切断たれた今 恐らく城の中は飢餓状態。→ 26 00:04:25,473 --> 00:04:30,344 馬でもワラでも 食せる物は 何でも欲しいところでしょう。→ 27 00:04:30,344 --> 00:04:35,933 だが 戦に情は禁物。 情けは より多くの しかばねを→ 28 00:04:35,933 --> 00:04:38,233 生み出しかねません。 29 00:04:40,721 --> 00:04:43,407 あなたは神を信じますか? 30 00:04:43,407 --> 00:04:49,407 うん? …某にも 信じ崇め奉るものがござる。 31 00:04:52,500 --> 00:04:54,919 それは…。 32 00:04:54,919 --> 00:04:57,922  回想  (山上宗二)もし その三つの 茶入をそろえたならば→ 33 00:04:57,922 --> 00:05:02,493 それはもはや 天下を取ったと 言っても過言ではありますまい。 34 00:05:02,493 --> 00:05:07,381 天下を?! それほどのものが この世にあるのか? 35 00:05:07,381 --> 00:05:13,781 (宗二)それは 「新田」 「初花」 「楢柴」。 36 00:05:15,590 --> 00:05:18,309 三つの茶入にござる。 37 00:05:18,309 --> 00:05:31,606 ♪♪~ 38 00:05:31,606 --> 00:05:39,206 松永や荒木も… 今の俺の気持ちを 味おうたのだろう。 39 00:05:41,148 --> 00:05:45,753 (宗易)あれから三月… ご決断は つきましたか? 40 00:05:45,753 --> 00:05:51,442 (秀吉) いかに天下の三茶頭といえど 信長討ちを口にしたことは→ 41 00:05:51,442 --> 00:05:53,945 斬首に値する。 42 00:05:53,945 --> 00:05:56,681 既に 死は覚悟しております。 43 00:05:56,681 --> 00:05:59,417 (雷鳴) 44 00:05:59,417 --> 00:06:07,191 同じ新しき道を進めども 信長様と 私とは 決して相いれませぬ。→ 45 00:06:07,191 --> 00:06:14,815 信長様は武をもって 天下を「華」の 国になさろうとしております。 46 00:06:14,815 --> 00:06:21,522 しかし私は 藝をもって 天下を 「侘び」の国にしとう存じます。 47 00:06:21,522 --> 00:06:26,243 残り少ない命を それに懸けとうございます。 48 00:06:26,243 --> 00:06:59,143 ♪♪~ 49 00:06:59,143 --> 00:07:05,783 人を信ずるかどうか 信長様は 相手の目を見て決めるという。→ 50 00:07:05,783 --> 00:07:13,941 だが 俺は違う。 人間 本気になれば 目で人をだませる。 51 00:07:13,941 --> 00:07:18,412 しかし 手はだません。 手は その者がしてきたことを→ 52 00:07:18,412 --> 00:07:22,912 隠しようもなく 如実に さらけ出す。 53 00:07:25,686 --> 00:07:32,209 (秀吉)宗易殿の手は ゴツゴツと 節くれ立ち あかぎれが多い。 54 00:07:32,209 --> 00:07:37,932 図に乗って 軽はずみなことをする 人間の手ではない。 55 00:07:37,932 --> 00:07:39,984 では…。 56 00:07:39,984 --> 00:07:44,572 ♪♪~ 57 00:07:44,572 --> 00:07:50,172 (秀吉)人間五十年… 滅せぬものの… あるべきか。 58 00:07:51,812 --> 00:07:53,981 (雷鳴) 59 00:07:53,981 --> 00:07:58,302 この世に 滅せぬ人間などおらん!→ 60 00:07:58,302 --> 00:08:02,102 動いてもらうぞ… 宗易殿。 61 00:08:03,841 --> 00:08:06,377 某は人を判断するのに→ 62 00:08:06,377 --> 00:08:10,614 相手の所有する物を見て 決めることがござる。 63 00:08:10,614 --> 00:08:15,669 こちらに見識あらば だました つもりでも その正体は明らか。 64 00:08:15,669 --> 00:08:20,624 確かに信長様は 天下を取ったに 等しき 三種の茶入のうちの→ 65 00:08:20,624 --> 00:08:24,324 二種を持つに ふさわしいお方。 うむ。 66 00:08:25,980 --> 00:08:29,867 その二種 ご覧になったことが ありますか? 67 00:08:29,867 --> 00:08:33,471 お持ちであることすら 知らなんだ。 68 00:08:33,471 --> 00:08:39,059 よほどのことでもない限り 表に出しとうないのでござろう。 69 00:08:39,059 --> 00:08:42,379 私も 宗易殿に茶を習う 数寄者。 70 00:08:42,379 --> 00:08:47,034 三種の茶入の曰くは 存じておりますよ。 71 00:08:47,034 --> 00:08:49,570 ほう。 72 00:08:49,570 --> 00:08:55,943 (右近)まず「新田」肩衝。 源氏の英雄 新田義貞公から→ 73 00:08:55,943 --> 00:09:02,716 茶の湯の祖 村田珠光翁へと渡った 堂々たる姿のものであると。→ 74 00:09:02,716 --> 00:09:07,571 そして「初花」肩衝。 楊貴妃が持ち→ 75 00:09:07,571 --> 00:09:14,545 八代将軍 足利義政公へ渡ったと される すがすがしい逸品。→ 76 00:09:14,545 --> 00:09:21,335 最後が 博多の島井宗室殿が手に ある「楢柴」肩衝。→ 77 00:09:21,335 --> 00:09:24,054 これも 義政公が めでた茶入で→ 78 00:09:24,054 --> 00:09:27,641 あめ色が美しい 下膨らみのものだそうな。 79 00:09:27,641 --> 00:09:32,041 信長様は「楢柴」が欲しくて たまらないでしょう。 80 00:09:34,014 --> 00:09:38,836 それが手に入らば 国中の名物が ほぼすべて そろい→ 81 00:09:38,836 --> 00:09:41,739 武のみならず 数寄においても→ 82 00:09:41,739 --> 00:09:44,639 天下を治むることに なりますからな。 83 00:09:46,644 --> 00:09:51,081 うん? たとえ 我が所領を 売ったとしても→ 84 00:09:51,081 --> 00:09:55,836 三種の茶入の蓋一つ 手に入れられぬ。 85 00:09:55,836 --> 00:09:59,607 人にはそれぞれ 器量というものが ございましょう。 86 00:09:59,607 --> 00:10:04,278 名物を持ちうる者と そうでない者の違いを憂いても→ 87 00:10:04,278 --> 00:10:07,414 こればかりは 致し方ございません。 88 00:10:07,414 --> 00:10:14,314 一体何をしたら… どんな武功を 挙げれば手に入るのやら…。 89 00:10:18,325 --> 00:10:20,377 うん? 90 00:10:20,377 --> 00:10:25,749 そのために悪事など働かぬよう これを差し上げましょう。 91 00:10:25,749 --> 00:10:27,785 う~む。 92 00:10:27,785 --> 00:10:32,990 面白い形はしてござるが…。 形… だけですか? 93 00:10:32,990 --> 00:10:34,990 ハッハハハ! 94 00:10:40,314 --> 00:10:45,319 今のところ 我らの はかりごとを 知るのは 弟の秀長のみ。 95 00:10:45,319 --> 00:10:49,523 今後 俺への便りや面会は 慎んで下され。 96 00:10:49,523 --> 00:10:55,423 それにしても… 忠義に厚い 明智様が ご決意下さるかどうか。 97 00:10:58,616 --> 00:11:02,253 (明智光秀) 皆の不平は 胸におさめておく。 98 00:11:02,253 --> 00:11:05,853 明智殿は 俺が何とかする。 99 00:11:07,775 --> 00:11:10,711 何かと行動を共にする 古田様は? 100 00:11:10,711 --> 00:11:13,614 左介は いろいろと 使える男よ。 101 00:11:13,614 --> 00:11:19,069 それに あいつのおやじは 俺の所にいる。 人質も同然だ。 102 00:11:19,069 --> 00:11:26,569 古田様は私の弟子の中でも 面白き お方。 大事になさいますように。 103 00:11:29,013 --> 00:11:32,613 (秀吉)秀長が陣所に戻る! 門を開けい! 104 00:11:34,919 --> 00:11:37,755 (宗易)諸将の懐柔は お任せ下さい。→ 105 00:11:37,755 --> 00:11:43,455 明智様の動静は 逐一 秀長様にお伝えします。 では。 106 00:11:51,318 --> 00:11:54,021 (門番A)今のは宗易様では? 107 00:11:54,021 --> 00:11:57,741 (門番B)まさか。 御茶頭が 具足など着るまいて。→ 108 00:11:57,741 --> 00:12:02,179 それに 陣中での 茶会の予定もない。 109 00:12:02,179 --> 00:12:06,183 だが あの大きな体には 見覚えが…。 うん? 110 00:12:06,183 --> 00:12:08,285 むうっ! うわ! 111 00:12:08,285 --> 00:12:10,285 うわあ! 112 00:12:15,225 --> 00:12:19,425 そこにいた 己が不運を恨め。 113 00:12:22,416 --> 00:12:26,203 (秀吉)おい! 不届きな こやつらを 早く片づけろ。 114 00:12:26,203 --> 00:12:28,322 (雑兵たち)はっ! 115 00:12:28,322 --> 00:12:37,097 ♪♪~ 116 00:12:37,097 --> 00:12:41,518 うん まことに すばらしい馬でござるなぁ。 117 00:12:41,518 --> 00:12:43,871  心の声 欲しい。 118 00:12:43,871 --> 00:12:58,771 ♪♪~ 119 00:13:00,471 --> 00:13:05,271  心の声 俺も 己の やまぬ野心を 恨んでおる。 120 00:13:16,487 --> 00:13:21,492 (織田信長)今日から お前の あだ名は 「ハゲネズミ」ならぬ「ハゲ」だ。 121 00:13:21,492 --> 00:13:25,212 獣から人になりまして うれしゅうございます。 122 00:13:25,212 --> 00:13:29,183 さすがはハゲ。 よくぞ 俺の本意を見抜いた。 123 00:13:29,183 --> 00:13:32,236 (笑い声) 124 00:13:32,236 --> 00:13:37,936 鳥取城に淡路島 よくぞ落とした。 名物八種 持っていけ! 125 00:13:39,676 --> 00:13:43,347 竹林の雀絵… 砧の花入。 126 00:13:43,347 --> 00:13:50,888 朝倉肩衝… 大覚寺天目茶碗。 尼崎の天目台。 127 00:13:50,888 --> 00:13:56,488 珠徳の茶杓… 鉄羽の火箸… 高麗茶碗。 128 00:13:59,279 --> 00:14:03,183 あ あ…。 129 00:14:03,183 --> 00:14:05,953 食らいたい。 お? 130 00:14:05,953 --> 00:14:12,526 どれもこれも己が口の中へ入れ 五感で味わいとうございます! 131 00:14:12,526 --> 00:14:15,045 う… ああ。 132 00:14:15,045 --> 00:14:18,982 やらんぞ。 う うう…。 133 00:14:18,982 --> 00:14:23,303 左介に見せれば面白いと 信長様に言われたが→ 134 00:14:23,303 --> 00:14:26,673 反応が過ぎるわ。 のう。 135 00:14:26,673 --> 00:14:30,911 (側室)あ… もう! 秀様は。 (秀吉の笑い声) 136 00:14:30,911 --> 00:14:35,933 よいのですか? 奥方の おね様が 知れば お嘆きになりますぞ。 137 00:14:35,933 --> 00:14:41,572 お前ごときに 俺の心の疲れは わからぬ。 女子の一人や二人で→ 138 00:14:41,572 --> 00:14:45,075 癒やされるなら おねとて許してくれるわ。 139 00:14:45,075 --> 00:14:48,846 ≪(家臣)殿 明智様が お屋敷に戻られたようです。 140 00:14:48,846 --> 00:14:51,215 うん? 141 00:14:51,215 --> 00:14:55,915 まだ じっくり見とらん。 しっかり箱にしまっておけよ。 142 00:14:59,556 --> 00:15:02,843 (秀吉)明智殿に礼の品を渡す。 あの八種の中から→ 143 00:15:02,843 --> 00:15:07,343 一番安そうな物を見繕っておけ。 (側室)承知しました。 144 00:15:26,884 --> 00:15:29,084  心の声 あれは三日前。 145 00:15:30,721 --> 00:15:33,507  心の声 信長様への歳暮にと→ 146 00:15:33,507 --> 00:15:40,214 美濃の柿を安土城に届けに行った あの日 俺はしかと聞いたのだ。→ 147 00:15:40,214 --> 00:15:47,221 信長様が この名物八種を 羽柴様に賜るおつもりだと。→ 148 00:15:47,221 --> 00:15:51,558 羽柴様に この差は見抜けまいて。→ 149 00:15:51,558 --> 00:15:58,849 俺の作った この茶杓とて 良き物でござるよ。 ゲヘヘヘヘ。 150 00:15:58,849 --> 00:16:11,111 ♪♪~ 151 00:16:11,111 --> 00:16:14,811 (秀吉)久しゅうござる 明智殿。 152 00:16:18,051 --> 00:16:24,408 鳥取攻めの折は 海上よりご援助 頂き 誠にかたじけなく候えば→ 153 00:16:24,408 --> 00:16:28,212 本日は そのお礼に 参上いたしました。 154 00:16:28,212 --> 00:16:32,916 (明智光秀)おお それはそれは。 何の用意もせんで。 155 00:16:32,916 --> 00:16:35,616 いやいや お構いなく。 156 00:16:38,805 --> 00:16:43,860 武田攻めの軍議は 程よく進んでおりますか? 157 00:16:43,860 --> 00:16:50,317 まあ… どうも 私は 策を隅々まで決め過ぎましてな。 158 00:16:50,317 --> 00:16:54,738 いつものことながら 信長様に叱られておりますよ。 159 00:16:54,738 --> 00:16:58,308 うらやましゅうござる。 うん? 160 00:16:58,308 --> 00:17:03,146 (秀吉)某 叱られた数を 勘定する癖がありましてな→ 161 00:17:03,146 --> 00:17:06,316 他人の叱られた数まで よう覚えとる。→ 162 00:17:06,316 --> 00:17:11,338 それゆえ 一層悔しいのは 一番に叱られたことが多いのが→ 163 00:17:11,338 --> 00:17:14,938 明智様だ ということでござる。 164 00:17:21,248 --> 00:17:24,551 人を動かす身になって ようわかります。 165 00:17:24,551 --> 00:17:30,140 能のない者には 怒りこそすれ 叱ることは しませんからのう。 166 00:17:30,140 --> 00:17:35,262 明智殿は 信長様に それだけ買われておるのです。 167 00:17:35,262 --> 00:17:40,167 いや 羽柴殿ほどでは…。 仰せのとおり→ 168 00:17:40,167 --> 00:17:46,867 叱られて誇りに思うても 信長様を恨むことなどありませぬ。 169 00:17:50,711 --> 00:17:58,611 う… しかし 己ではなく 家のこととなると話は別でござる。 170 00:18:00,304 --> 00:18:07,304 近頃 某は眠れませなんだ。 我が一族の先々を思いますとな。 171 00:18:09,012 --> 00:18:14,051 九州を取るのが 明智様にせよ 某にせよ→ 172 00:18:14,051 --> 00:18:18,351 結局 領地は 織田家のものに なりはしないか…。 173 00:18:20,440 --> 00:18:26,013 我が家臣の中に そんな憂いを口にする者も→ 174 00:18:26,013 --> 00:18:28,813 一人や二人ではござらぬ。 175 00:18:30,984 --> 00:18:36,890 信長様は日の本を 織田一族だけで 支配したいのでござろう。 176 00:18:36,890 --> 00:18:42,490 よしんば 九州が我らに 任せられたとしても その先は…。 177 00:18:46,016 --> 00:18:52,773  回想 あやつは もう古い。 俺が目指すは 新しき国よ。 178 00:18:52,773 --> 00:19:00,247 古い者が治めていては その領地も 決して改まることはない。 179 00:19:00,247 --> 00:19:09,139 世代交代の時が来たのだ。 お前に 免じて 命だけは取らずにおく。 180 00:19:09,139 --> 00:19:13,543 信忠! 信雄! 信孝! 181 00:19:13,543 --> 00:19:19,950 帝の前に よくひるまなかった。 それでこそ 我が伜よ。 182 00:19:19,950 --> 00:19:22,450 褒美に くれてやる。 183 00:19:24,971 --> 00:19:31,471 (信長の笑い声) 184 00:19:34,281 --> 00:19:40,937 朝鮮 明へと出兵を命ぜられ 負け戦なら我らは滅び→ 185 00:19:40,937 --> 00:19:46,143 織田家は安泰のまま。 いや たとえ滅びはせずとも→ 186 00:19:46,143 --> 00:19:51,043 佐久間殿のように いつ追放されるやもしれぬ。 187 00:19:52,883 --> 00:19:59,656 (秀吉)我らは 何のために命懸けで 働いてきたのですかのぅ…。→ 188 00:19:59,656 --> 00:20:05,011 齢四十も半ばを超え 出世争いにも むなしさを覚え→ 189 00:20:05,011 --> 00:20:09,011 正直 疲れ果てました。 190 00:20:13,820 --> 00:20:18,825 幼きころの土いじりが 恋しゅうて たまりませぬ。→ 191 00:20:18,825 --> 00:20:24,347 夢想とは申せど もしも余生があるのなら→ 192 00:20:24,347 --> 00:20:28,084 茶の湯にでもひたって 過ごしとうござる。 193 00:20:28,084 --> 00:20:31,084 願わくば…。 うん? 194 00:20:36,943 --> 00:20:42,743 願わくば 明智殿のような 家臣思いな お方の下で…。 195 00:20:50,524 --> 00:20:53,477 面目ない。 忘れて下され。 196 00:20:53,477 --> 00:21:00,377 このような姿を 配下の者に 見られたら 戦にならぬわ。 ハハハ。 197 00:21:02,802 --> 00:21:07,140 この名物は ささやかな気持ちでござる。 198 00:21:07,140 --> 00:21:11,845 もし某が 戦に倒るることあらば→ 199 00:21:11,845 --> 00:21:15,982 そのときは これを形見と思うて下され。 200 00:21:15,982 --> 00:21:21,482 明智殿… 御免! 201 00:21:26,510 --> 00:21:52,319 ♪♪~ 202 00:21:52,319 --> 00:21:57,240  心の声 こうまでして流した涙… いかに冷静な明智といえど→ 203 00:21:57,240 --> 00:21:59,776 通じぬはずはあるまい。→ 204 00:21:59,776 --> 00:22:04,848 いや 明智がここで 信長討ちを決意せずとも→ 205 00:22:04,848 --> 00:22:07,434 まだ やりようはある。 206 00:22:07,434 --> 00:22:23,416 ♪♪~ 207 00:22:23,416 --> 00:22:29,516 (光秀)名物とは筒のみか… ささやかに過ぎるな。 208 00:22:35,879 --> 00:22:39,549  心の声  むずがゆいのう。→ 209 00:22:39,549 --> 00:22:44,087 少しずつ良い物が そろうてきたというのに…。→ 210 00:22:44,087 --> 00:22:50,287 茶の湯御政道により いまだ 公の茶会を許されておらんとは。 211 00:22:53,513 --> 00:22:57,183  心の声 信長様の ご威光が 全国へ行き渡れば→ 212 00:22:57,183 --> 00:23:00,654 もはや大きな合戦はない。→ 213 00:23:00,654 --> 00:23:06,676 名茶会を開けるほどの 大大名に なるには わずかな機会も逃さず→ 214 00:23:06,676 --> 00:23:10,776 大きな武功を 挙げるしかなかろうて。 …お? 215 00:23:14,084 --> 00:23:17,937  心の声 あまりの気合いの鋭さに 俺の大金時殿を→ 216 00:23:17,937 --> 00:23:20,237 起こしてしまったか。 217 00:23:25,412 --> 00:23:29,312 ≪おせん! おせんや。 218 00:23:32,786 --> 00:23:36,022 ♪♪~(エンディングテーマ) 219 00:23:36,022 --> 00:23:41,845 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 220 00:23:41,845 --> 00:23:47,934 ♪♪「火傷しそうな真摯な情熱」 221 00:23:47,934 --> 00:23:54,140 ♪♪「世界中を敵に回したって」 222 00:23:54,140 --> 00:24:00,380 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 223 00:24:00,380 --> 00:24:06,152 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 224 00:24:06,152 --> 00:24:13,143 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 225 00:24:13,143 --> 00:24:18,748 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 226 00:24:18,748 --> 00:24:21,534 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 227 00:24:21,534 --> 00:24:25,405 ♪♪「思うまま生きて そして」 228 00:24:25,405 --> 00:24:31,044 ♪♪「昇った天辺から 見える」 229 00:24:31,044 --> 00:24:34,914 ♪♪「景色を教えて いつか」 230 00:24:34,914 --> 00:24:43,606 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 231 00:24:43,606 --> 00:24:47,143 ♪♪「叶えたい願い それは」 232 00:24:47,143 --> 00:24:54,150 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 233 00:24:54,150 --> 00:24:59,150 ♪♪「壊されないで 永遠に」 234 00:25:02,726 --> 00:25:23,326 ♪♪~