1 00:00:34,333 --> 00:00:41,123 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:41,123 --> 00:02:01,023 ♪♪~ 3 00:02:10,996 --> 00:02:14,466 (蒲生賦秀)お待ちしておりました 織田信雄様。 4 00:02:14,466 --> 00:02:18,804 (織田信雄)うむ。 (賦秀)光秀が安土より出陣の後→ 5 00:02:18,804 --> 00:02:22,307 すかさず我らが 入城いたしました。→ 6 00:02:22,307 --> 00:02:26,545 秀満は 坂本にて自害。→ 7 00:02:26,545 --> 00:02:32,801 そして光秀も 大山崎から敗走後 討ち取られた由にございます。 8 00:02:32,801 --> 00:02:36,738 大儀であった。 蒲生賦秀 引き続き→ 9 00:02:36,738 --> 00:02:40,042 天下の象徴たる安土城を 警護してくれ。 10 00:02:40,042 --> 00:02:46,915 (千 宗易) 恐れながら もはや この城に かような威光はございませぬ。 11 00:02:46,915 --> 00:02:49,115 うっ。 あ…。 12 00:02:57,409 --> 00:03:01,797 (宗易)明智が手を加えた今 このままにしておくは→ 13 00:03:01,797 --> 00:03:05,000 亡き上様を侮蔑するに ほかなりませぬ。 14 00:03:05,000 --> 00:03:07,035 うっ。 あ! 15 00:03:07,035 --> 00:03:15,794 ♪♪~ 16 00:03:15,794 --> 00:03:20,666 確かに 宗易殿の申すとおりよ。 17 00:03:20,666 --> 00:03:26,538 かくなる上は 天守閣のみ 焼くが よろしいかと。 18 00:03:26,538 --> 00:03:30,342 い いかん! いかに明智が 手を加えようと→ 19 00:03:30,342 --> 00:03:33,428 亡き上様の お形見でもあるのですぞ! 20 00:03:33,428 --> 00:03:38,000 己が身を案じ 一度は明智に 頭を下げたことを→ 21 00:03:38,000 --> 00:03:41,537 悔やんでおるので ございます。→ 22 00:03:41,537 --> 00:03:44,006 白き天主があるかぎり→ 23 00:03:44,006 --> 00:03:48,277 私のごときは やましさを 捨てきれぬことでしょう。→ 24 00:03:48,277 --> 00:03:52,814 いっそ無に帰するならば 信雄様の ご治世に→ 25 00:03:52,814 --> 00:03:56,235 晴れ晴れと 心を向けられるのです。 26 00:03:56,235 --> 00:04:01,335 これぞ か弱き民の 総意にございます。 27 00:04:03,191 --> 00:04:14,002 ♪♪~ 28 00:04:14,002 --> 00:04:19,508  心の声  明智様 あなたのお点前は 見事にございました。→ 29 00:04:19,508 --> 00:04:22,744 天主を 黒から白に塗るという 創意に→ 30 00:04:22,744 --> 00:04:29,568 私は一瞬 心を奪われました。 しかし…→ 31 00:04:29,568 --> 00:04:33,505 野心を捨てるわけには ゆかぬのです。→ 32 00:04:33,505 --> 00:04:38,126 天下を 己が色に染めるまでは。→ 33 00:04:38,126 --> 00:04:45,801 せめて 敬意を表し 「白」のお返しを しとう存じます。 34 00:04:45,801 --> 00:04:56,945 ♪♪~ 35 00:04:56,945 --> 00:04:59,931  心の声 (宗易)あの世で ご覧下さいまし。→ 36 00:04:59,931 --> 00:05:04,836 あなた様にささげる 紅蓮の挙句を。 37 00:05:04,836 --> 00:05:27,836 ♪♪~ 38 00:05:32,864 --> 00:05:35,967 (古田左介)大事は ございませぬか? 義兄上。 39 00:05:35,967 --> 00:05:40,205 (中川清秀)なに これしきの傷… とはいえ 此度は→ 40 00:05:40,205 --> 00:05:44,710 大山崎に 亀山城攻め… ちと つろうござった。 41 00:05:44,710 --> 00:05:48,997 無茶は なりませぬぞ。 天下分け目の きつい時なれど→ 42 00:05:48,997 --> 00:05:52,267 命あってこそですからな。 43 00:05:52,267 --> 00:05:55,971 フフ… 左介殿。 44 00:05:55,971 --> 00:06:00,692 某に もしものことがあらば 中川の家を頼む。 45 00:06:00,692 --> 00:06:02,778 何を申されます?! 46 00:06:02,778 --> 00:06:07,532 戦とあらば 是が非でも 勝ちにいく性質は 曲げられぬ。 47 00:06:07,532 --> 00:06:13,705 伜に継がせるには幼すぎる。 このとおりだ。 48 00:06:13,705 --> 00:06:17,492 もはや この先 大きな合戦など…。 49 00:06:17,492 --> 00:06:20,479 柴田勝家が おるではないか。→ 50 00:06:20,479 --> 00:06:24,966 光秀の首を晒した羽柴殿に 天下獲りが傾こうと→ 51 00:06:24,966 --> 00:06:30,906 織田家家臣団 筆頭たる柴田が やすやすと認めるとは思われぬ。 52 00:06:30,906 --> 00:06:37,345 あの 晒された首 某には 光秀のものとは…。 53 00:06:37,345 --> 00:06:44,202 溝尾勝兵衛と申す 光秀の家臣が 介錯したと。 間違いなかろう。→ 54 00:06:44,202 --> 00:06:49,224 この先 誰が天下を仕切るのか 清州にて決まる。→ 55 00:06:49,224 --> 00:06:52,227 うまく まとまれば よいのだがな。 56 00:06:52,227 --> 00:06:55,831  心の声  言えぬ… あのことだけは。 57 00:06:55,831 --> 00:07:01,570  回想 (弥助)今日 見たやつ 本能寺にいた 怪しい男。 58 00:07:01,570 --> 00:07:06,441 え? (弥助)恐らく ノブ殺した男。 59 00:07:06,441 --> 00:07:09,161 えっ?! 60 00:07:09,161 --> 00:07:12,998 羽柴… 秀吉。 61 00:07:12,998 --> 00:07:17,969  心の声 戦の火種を まくようなことは できぬ。→ 62 00:07:17,969 --> 00:07:23,369 この後 いかにして羽柴様や諸将と つきおうて ゆけばよいのだ…。 63 00:07:25,110 --> 00:07:29,698 (太鼓の音) 64 00:07:29,698 --> 00:07:32,184 (羽柴秀吉)ほ~ら どうじゃ どうじゃ。 65 00:07:32,184 --> 00:07:35,637 (笑い声) 66 00:07:35,637 --> 00:07:40,258 いやあ 柴田の顔には 必死で笑いをこらえました。 67 00:07:40,258 --> 00:07:44,696 まさか 亡き信忠様の御子 三法師様を お連れするとは→ 68 00:07:44,696 --> 00:07:47,499 思ってもみなかったようで。 69 00:07:47,499 --> 00:07:52,337 信忠様は 上様が 跡継ぎとして定められた お方。 70 00:07:52,337 --> 00:07:55,774 その御子を 天下人に据えるのは道理よ。 71 00:07:55,774 --> 00:08:00,011 もはや俺の為すことに 誰も口を出せぬわ。 72 00:08:00,011 --> 00:08:04,166 三法師様の 後見役となったからにはな。 73 00:08:04,166 --> 00:08:06,635 のう。 アッハッハッハ。 (三法師の笑い声) 74 00:08:06,635 --> 00:08:09,535 (一同の笑い声) 75 00:08:15,260 --> 00:08:19,030 しばらくにございます 羽柴様。 76 00:08:19,030 --> 00:08:22,300 お前を 清州へ呼んだ 覚えはないぞ。 77 00:08:22,300 --> 00:08:25,700 ねぎらいに ご一服 差し上げたく。 78 00:08:39,434 --> 00:08:51,379 (茶をたてる音) 79 00:08:51,379 --> 00:08:54,379 早う申せ 左介。 80 00:08:57,736 --> 00:09:04,075 大山崎にて捕縛された 弥助殿を お助け願いたく 参じました。 81 00:09:04,075 --> 00:09:10,031 何を血迷ったか 戦のさなか 羽柴様に弓を引いたとか。 82 00:09:10,031 --> 00:09:15,431 某 弥助殿には 幾度か命を 救われておりますれば…。 83 00:09:17,405 --> 00:09:26,405 禄や位は望みませぬ。 ただ 恩には 報いとうござる。 何とぞ弥助殿を。 84 00:09:29,818 --> 00:09:34,172 俺の下から離れ 誰につく? 決して そのような。 85 00:09:34,172 --> 00:09:42,347 左介… 知ってのとおり 上様を殺ったのは…→ 86 00:09:42,347 --> 00:09:45,567 この俺よ。 えっ…。 87 00:09:45,567 --> 00:09:51,339 弥助も それを口にしておった。 なればこそ やつは殺しはせぬ。 88 00:09:51,339 --> 00:09:55,410 口封じをしたと勘ぐられては 困るからのう。 89 00:09:55,410 --> 00:09:58,930 やつの申すことを 「ほら」だと思わすには→ 90 00:09:58,930 --> 00:10:03,030 生かしておいて 気にせん素振りが 一番よ。 91 00:10:05,136 --> 00:10:11,993 だが左介… 調略に関わってきた お前から事が漏れれば→ 92 00:10:11,993 --> 00:10:14,663 「ほら」では済まぬ。 93 00:10:14,663 --> 00:10:17,849 ♪♪~ 94 00:10:17,849 --> 00:10:19,901 口を封じねばな。 95 00:10:19,901 --> 00:10:22,270 う うう…。 96 00:10:22,270 --> 00:10:26,057 ♪♪~ 97 00:10:26,057 --> 00:10:32,330 お前が しかと まげを結い 俺の手足になると誓うなら→ 98 00:10:32,330 --> 00:10:34,849 弥助ともども許す。 99 00:10:34,849 --> 00:10:36,901 むうう…。 100 00:10:36,901 --> 00:10:42,901 ただし 今後 事の噂が俺の耳に 入ろうものなら 即座に…。 101 00:10:44,609 --> 00:10:47,178 誓えるか? 左介! 102 00:10:47,178 --> 00:10:53,668 ♪♪~ 103 00:10:53,668 --> 00:10:58,840 羽柴様の 乱世に生きる者としての 非情さには→ 104 00:10:58,840 --> 00:11:01,509 感服いたしております。 105 00:11:01,509 --> 00:11:08,700 ♪♪~ 106 00:11:08,700 --> 00:11:11,000 非情? 107 00:11:12,737 --> 00:11:15,473 努力と申せ。 108 00:11:15,473 --> 00:11:33,725 ♪♪~ 109 00:11:33,725 --> 00:11:37,529  心の声  (秀吉)ようやく… 泣けた。 110 00:11:37,529 --> 00:11:44,329 ♪♪~ 111 00:11:48,773 --> 00:11:51,673 なんと孤独な お人よ。 112 00:11:53,795 --> 00:11:59,095 かような関わりようでしか 友をそばに置けぬのか。 113 00:12:02,604 --> 00:12:07,642  心の声  仕えましょうぞ 羽柴秀吉様。→ 114 00:12:07,642 --> 00:12:11,742 上様以来の 貴重なお方に。 115 00:12:13,998 --> 00:12:15,998 (割れる音) 116 00:12:20,739 --> 00:12:24,139 (柴田勝家) 見事 サルに してやられたわ。 117 00:12:26,494 --> 00:12:30,832 はやり廃りなど 突き放してきた この柴田勝家も→ 118 00:12:30,832 --> 00:12:34,002 世の趨勢には かなわぬか。 119 00:12:34,002 --> 00:12:39,090 (お市)弱気になられては困ります。 サルめに天下を仕切られては→ 120 00:12:39,090 --> 00:12:42,260 勝家殿を選んだ意味が ありませぬ。 121 00:12:42,260 --> 00:12:47,660 さすがは上様の妹君。 きついことを申される。 122 00:12:49,467 --> 00:12:53,338 しかし… あやつは男になった。 123 00:12:53,338 --> 00:12:57,838 「柴」の一字を くれてやった わしには うれしくもあるのだ。 124 00:12:59,561 --> 00:13:05,100 ご案じ召さるな お市殿。 織田家中の けじめは つけ申す。 125 00:13:05,100 --> 00:13:07,700 この命に懸けてな。 126 00:13:09,437 --> 00:13:13,424 ところで お市殿 サルめが逆立ちしても→ 127 00:13:13,424 --> 00:13:16,578 わしを しのげぬことがある。 128 00:13:16,578 --> 00:13:18,563 はて…? 129 00:13:18,563 --> 00:13:21,633 あやつより モテた。 130 00:13:21,633 --> 00:13:23,651 ウフ…。 131 00:13:23,651 --> 00:13:28,351 ≪(お市たちの笑い声) (茶々)何を 笑うておるのだ 母上たちは。 132 00:13:30,108 --> 00:13:33,111 (織田長益)やはり 俺の選んだ 打ち掛けのほうが→ 133 00:13:33,111 --> 00:13:35,997 よう似合うておるぞ お茶々。 134 00:13:35,997 --> 00:13:40,368 あれは あまりに派手すぎる。 齢十三の女子なら→ 135 00:13:40,368 --> 00:13:44,268 おとなしめが 賢く見えるというものよ。 136 00:13:46,407 --> 00:13:48,927 (茶々)いやじゃ! あっ! 137 00:13:48,927 --> 00:13:53,464 こんなの いやじゃ! 長益殿とて 派手ではないか! 138 00:13:53,464 --> 00:13:58,937 華のない打ち掛けなど 今後 一切 着ぬ! 139 00:13:58,937 --> 00:14:01,389 (襖の開閉音) 140 00:14:01,389 --> 00:14:06,589 こやつに 天下の姫君にでも なられたら たまらんな。 141 00:14:09,564 --> 00:14:12,664 (長益)よもや そうは なるまいが…。 142 00:14:15,236 --> 00:14:27,836 ♪♪~ 143 00:14:29,667 --> 00:14:35,974  心の声  これが… 羽柴様の命により 宗易殿が建てた茶室…→ 144 00:14:35,974 --> 00:14:38,874 「待庵」。 145 00:14:40,628 --> 00:14:45,628  心の声 小さい… 小さすぎる。 まるで鳥小屋ではないか。 146 00:14:50,655 --> 00:14:54,175  心の声 息苦しいほど 狭く暗い。→ 147 00:14:54,175 --> 00:14:57,428 床を入れても わずか二畳半余りの座敷に→ 148 00:14:57,428 --> 00:15:00,428 わらを混ぜた粗末な土壁。 149 00:15:02,767 --> 00:15:06,070  心の声 こんなものが 理想だというのか。 150 00:15:06,070 --> 00:15:12,877 ♪♪~ 151 00:15:12,877 --> 00:15:18,800 (茶をたてる音) 152 00:15:18,800 --> 00:15:23,171  心の声  そうか… この暗さは→ 153 00:15:23,171 --> 00:15:29,277 絶妙な場に窓を置き 所作のみを鮮やかに見せるため。→ 154 00:15:29,277 --> 00:15:32,563 そして この狭さは 一切の無駄をそぎ→ 155 00:15:32,563 --> 00:15:36,000 緊張感のみを増すため。→ 156 00:15:36,000 --> 00:15:42,974 ここは 目を凝らさねば わからぬ 恐るべき数寄の要塞なのだ! 157 00:15:42,974 --> 00:15:45,560 どうぞ。 158 00:15:45,560 --> 00:15:49,564 大徳寺における 信長様の葬儀に ご尽力頂き→ 159 00:15:49,564 --> 00:15:52,800 恐悦至極に存じまする。 160 00:15:52,800 --> 00:15:59,807 喪主 三法師様 羽柴様に代わり ささやかな もてなしを致したく。 161 00:15:59,807 --> 00:16:05,897 加えて 私のわがままを聞いて 下さり かたじけのうございます。 162 00:16:05,897 --> 00:16:11,869 南蛮寺に預けられていた弥助殿を 何故 客として? 163 00:16:11,869 --> 00:16:18,969 あの方と共に… 亡き信長様を しのびとう存じます。 164 00:16:27,335 --> 00:16:32,635  心の声 うわっ! 軽い。 まるで 水だけ持っておるような…。 165 00:16:37,328 --> 00:16:41,466 わかり申した 宗匠。→ 166 00:16:41,466 --> 00:16:44,302 致し方なく 安土城が焼かれ→ 167 00:16:44,302 --> 00:16:47,972 乱れ咲きとも言うべき 華やかな葬儀。→ 168 00:16:47,972 --> 00:16:52,772 今 この趣の中におって 感ずるのです。 169 00:16:54,996 --> 00:17:01,936 安土の夢は… 終わったのだ と。 170 00:17:01,936 --> 00:17:07,392 そして程なく 羽柴様が 天下を統べるは必定。 171 00:17:07,392 --> 00:17:12,330 「わび」の世の到来を ひしと感じております。 172 00:17:12,330 --> 00:17:17,935 今焼 黒茶碗の良さも ようやく わかって参りました。 173 00:17:17,935 --> 00:17:23,374 碗の見栄を消し去り 茶のみを浮き立たせる良さが…。 174 00:17:23,374 --> 00:17:29,630 う~ん さすがは古田様。 そこまで…。 175 00:17:29,630 --> 00:17:34,202 この国の在り方を すべて待庵に込めたのです。 176 00:17:34,202 --> 00:17:38,005 あらゆる民の 指標になるようにと。 177 00:17:38,005 --> 00:17:41,905 果たして 民にまで 伝わるかどうか…。 178 00:17:44,946 --> 00:17:50,802 遠く南蛮に至るまで 小さきが良い などと聞いたこともございませぬ。 179 00:17:50,802 --> 00:17:55,807 茶頭である以前に しがない 魚問屋にすぎぬ私ですら→ 180 00:17:55,807 --> 00:18:01,207 わかるのです。 いずれ皆にも 伝わることでしょう。 181 00:18:04,132 --> 00:18:09,132 そう この良さを こうとでも 申しておきましょうか。 182 00:18:11,105 --> 00:18:17,128 「渋い」… と。 あ… 渋い。 183 00:18:17,128 --> 00:18:19,330 (銅鑼の音) 184 00:18:19,330 --> 00:18:53,314 ♪♪~ 185 00:18:53,314 --> 00:18:58,202 羽柴 ノブ 殺した。 186 00:18:58,202 --> 00:19:01,939 お前も 手 貸したか? 187 00:19:01,939 --> 00:19:15,903 ♪♪~ 188 00:19:15,903 --> 00:19:19,674 ノブへの義 果たした。 189 00:19:19,674 --> 00:19:22,426 もはや この国 関わりない。 190 00:19:22,426 --> 00:19:24,826 カ~ン。 あ…。 191 00:19:26,764 --> 00:19:32,564 失礼いたしました。 あまりの うれしさに 手元がつい…。 192 00:19:34,238 --> 00:19:40,038 もしも異国へお戻りならば 今宵のことを お伝え下さいまし。 193 00:19:42,113 --> 00:19:45,500 何の野心も 何の衒いもなく→ 194 00:19:45,500 --> 00:19:51,405 ただ この世に在られる あなた様を 待庵に招き→ 195 00:19:51,405 --> 00:19:56,410 私の生涯を賭した美が 完成したということを。 196 00:19:56,410 --> 00:20:21,235 ♪♪~ 197 00:20:21,235 --> 00:20:28,376 (宗易)黒く わびた星が 今 ここから誕生するということを…。 198 00:20:28,376 --> 00:20:35,666 ♪♪~ 199 00:20:35,666 --> 00:20:39,166 う~ん…。 200 00:20:43,341 --> 00:20:47,328 う~ん… うん! 201 00:20:47,328 --> 00:20:51,933  心の声 俺の大金時殿に 勢いよく 血がたぎるのは→ 202 00:20:51,933 --> 00:20:54,233 この四点か。 203 00:20:59,574 --> 00:21:05,329  心の声  不思議よのう。 我が蒐物集の中で 足軽ほどにすぎぬ物が→ 204 00:21:05,329 --> 00:21:10,868 今は太政大臣の風格すら 漂って見える。→ 205 00:21:10,868 --> 00:21:14,939 継ぎ目の味わいが なんとも渋い。→ 206 00:21:14,939 --> 00:21:17,339 それに比べて…。 207 00:21:20,378 --> 00:21:22,878  心の声 恥ずかしい。 208 00:21:25,399 --> 00:21:29,804  心の声 華に浮かれ 箔好みに 走った己が…。→ 209 00:21:29,804 --> 00:21:37,028 亡き上様には悪いが 尻の青さをのぞく心持ちになる。→ 210 00:21:37,028 --> 00:21:40,031 しかし わび数寄とは 良いものよ。→ 211 00:21:40,031 --> 00:21:45,169 何より 銭のかからぬのが良い。 出世など せずとも→ 212 00:21:45,169 --> 00:21:50,469 お家に負担をかけずに 数多く集められるわ。 213 00:21:53,094 --> 00:21:55,179 はぁ~…。 214 00:21:55,179 --> 00:22:00,079  心の声 あ~ 五臓がこそばゆうて たまらぬ~! 215 00:22:01,802 --> 00:22:05,673  心の声 誰に進呈するか? 長益殿? 論外!→ 216 00:22:05,673 --> 00:22:09,043 では 高山殿に? いや 譲るにしろ 売るにしろ→ 217 00:22:09,043 --> 00:22:11,896 己が青さが露呈する。→ 218 00:22:11,896 --> 00:22:14,196 ならば いっそ…。 219 00:22:20,338 --> 00:22:24,191 おせん これまで 苦労をかけたの。 220 00:22:24,191 --> 00:22:29,991 これからは 身の丈に合うた 生き方を志すつもりぞ。 221 00:22:32,667 --> 00:22:47,198 ♪♪~ 222 00:22:47,198 --> 00:22:49,233 (おせん)あ…。 223 00:22:49,233 --> 00:22:52,503 ♪♪~ 224 00:22:52,503 --> 00:22:54,488 まあ。 225 00:22:54,488 --> 00:23:04,348 ♪♪~ 226 00:23:04,348 --> 00:23:09,353  心の声 きっと いつか成りますよ 左介殿。→ 227 00:23:09,353 --> 00:23:14,175 この立派な箱をも 似合う お方に。 228 00:23:14,175 --> 00:23:26,375 ♪♪~ 229 00:23:32,793 --> 00:23:36,046 ♪♪~(エンディングテーマ) 230 00:23:36,046 --> 00:23:41,869 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 231 00:23:41,869 --> 00:23:47,975 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 232 00:23:47,975 --> 00:23:54,165 ♪♪「世界中を敵に回したって」 233 00:23:54,165 --> 00:24:00,404 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 234 00:24:00,404 --> 00:24:06,177 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 235 00:24:06,177 --> 00:24:13,167 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 236 00:24:13,167 --> 00:24:18,773 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 237 00:24:18,773 --> 00:24:21,559 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 238 00:24:21,559 --> 00:24:25,429 ♪♪「思うまま生きて そして」 239 00:24:25,429 --> 00:24:31,085 ♪♪「昇った天辺から 見える」 240 00:24:31,085 --> 00:24:34,922 ♪♪「景色を教えて いつか」 241 00:24:34,922 --> 00:24:43,647 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 242 00:24:43,647 --> 00:24:47,168 ♪♪「叶えたい願い それは」 243 00:24:47,168 --> 00:24:54,175 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 244 00:24:54,175 --> 00:24:59,175 ♪♪「壊されないで 永遠に」 245 00:25:02,333 --> 00:25:22,670 ♪♪~ 246 00:25:22,670 --> 00:25:29,370 「別離のつぶやき」。 武か数寄か それが問題にて候。