1 00:00:33,668 --> 00:00:39,657 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:39,657 --> 00:02:00,357 ♪♪~ 3 00:02:06,160 --> 00:02:25,860 ♪♪~ 4 00:02:28,399 --> 00:02:31,399 (おならの音) (古田織部)ふむ。 5 00:02:33,104 --> 00:02:39,427 (間者) 今ひととき お屁のご遠慮を。 落つれば間違いのう死にまする。 6 00:02:39,427 --> 00:02:43,097 あ これは すまぬ。 食を切り詰めておるゆえ→ 7 00:02:43,097 --> 00:02:45,900 山の芋ばかり食うておって。 8 00:02:45,900 --> 00:02:49,704 ひょっとして 古田様は 信州 高遠城攻めに→ 9 00:02:49,704 --> 00:02:55,042 参じておられましたか? うん? よう存じておるのう。 10 00:02:55,042 --> 00:02:59,230 (間者)仁科盛信の側室が 我が里に落ち延びたゆえ。→ 11 00:02:59,230 --> 00:03:03,267 今は立派に子をもうけ 暮らしておりまする。 12 00:03:03,267 --> 00:03:09,891 ハハハハ… さようであったか。 あの時は 某の大金時殿の威力で→ 13 00:03:09,891 --> 00:03:14,395 側室殿を脱出させたのだ。 何か申しておられたか? 14 00:03:14,395 --> 00:03:16,595 あ…。 15 00:03:18,466 --> 00:03:24,366 大金時どころか 青大将だった と…。 16 00:03:28,809 --> 00:03:36,484 ♪♪~ 17 00:03:36,484 --> 00:03:39,170  心の声  「楢柴」が どこにもない。→ 18 00:03:39,170 --> 00:03:42,473 もしや あの松永久秀のごとく…。 19 00:03:42,473 --> 00:03:46,210 ♪♪~ 20 00:03:46,210 --> 00:03:48,563  回想  (爆発音) 21 00:03:48,563 --> 00:03:50,563 あ! うう…。 22 00:03:52,433 --> 00:03:54,936 これ以上は 危のうございます。 23 00:03:54,936 --> 00:03:58,706 潮時を悟るも 間者の心得にございます。 24 00:03:58,706 --> 00:04:00,706 う~む…。 25 00:04:03,544 --> 00:04:06,831 ≪(竜子)ええい 離せ! (侍女)おやめ下さりませ! 26 00:04:06,831 --> 00:04:08,933 うん? 27 00:04:08,933 --> 00:04:12,436 もはや潮時じゃ! 今 命を絶たねば→ 28 00:04:12,436 --> 00:04:15,856 父上ともども 豊臣に捕まるのじゃぞ! 29 00:04:15,856 --> 00:04:20,061 捕まらば最後 サルめに 何をされるや わからぬ! 30 00:04:20,061 --> 00:04:23,898 名族 秋月の娘が 手籠めにされても よいのか!→ 31 00:04:23,898 --> 00:04:26,601 生娘のまま あの世に行かせい! 32 00:04:26,601 --> 00:04:30,338 ≪姫様 なりませぬ!  心の声 秋月の娘御…。 33 00:04:30,338 --> 00:04:33,674 う うう…。 34 00:04:33,674 --> 00:04:35,893 むう。 35 00:04:35,893 --> 00:04:38,045 うう…。 なりませぬ。 36 00:04:38,045 --> 00:04:40,031 フッ。 37 00:04:40,031 --> 00:04:44,835 潮時を悟るのが 間者の心得ならば→ 38 00:04:44,835 --> 00:04:50,635 潮時にも一座建立を求めるが 数寄者の心得よ。 39 00:04:52,627 --> 00:04:57,027 (2人)あっ! あ あ…。 40 00:05:00,468 --> 00:05:02,568 あ ああ…。 41 00:05:04,338 --> 00:05:06,538 あ… あ…。 42 00:05:12,563 --> 00:05:15,666 あっ…。 43 00:05:15,666 --> 00:05:19,366 あ… ああ…。 44 00:05:21,672 --> 00:05:23,758 はっ! 45 00:05:23,758 --> 00:05:26,210 あ! う~! 46 00:05:26,210 --> 00:05:28,596 ペ~ロ。 47 00:05:28,596 --> 00:05:31,596 ああ~っ! 48 00:05:36,203 --> 00:05:40,858 実に「フマァ」とした 結構な耳をお持ちで。 49 00:05:40,858 --> 00:05:44,061 あ あ…。 50 00:05:44,061 --> 00:05:46,061 フフ。 51 00:05:47,732 --> 00:05:53,070 都の味も 男の味も 良いものですぞ。 52 00:05:53,070 --> 00:05:57,625 関白様には 某が 直々に 伝えて進ぜましょう。 53 00:05:57,625 --> 00:06:02,025 「丁重に もてなして下さいませ」と。 54 00:06:04,031 --> 00:06:08,386 こちらに降るつもりがあれば… ですが。 55 00:06:08,386 --> 00:06:11,586 あ… う~ん…。 56 00:06:13,407 --> 00:06:15,860 (家臣)お待ち下され 上田様!→ 57 00:06:15,860 --> 00:06:19,463 安易に攻めるなと 小倉で叱られたばかりですぞ! 58 00:06:19,463 --> 00:06:22,266 (上田左太郎)黙れ! 少しでも武功を挙げねば→ 59 00:06:22,266 --> 00:06:25,766 九州まで来たかいがないわ! …うん? 60 00:06:29,457 --> 00:06:31,457 (いななき) どう! 61 00:06:33,160 --> 00:06:36,897 ♪♪~ 62 00:06:36,897 --> 00:06:38,897 お? 63 00:06:40,668 --> 00:06:43,804 やるものよ 古田織部。 64 00:06:43,804 --> 00:06:48,404 モノは青大将でも 心は金時やもしれぬ。 65 00:06:51,395 --> 00:06:54,365 わらわは この先 どうなるのじゃ? 66 00:06:54,365 --> 00:07:00,387 人質でも サルめのもとにいるより …そなたのそばに いたい。 67 00:07:00,387 --> 00:07:04,158 承知しました。 いかなる貴人にも 引き渡さぬよう→ 68 00:07:04,158 --> 00:07:06,827 かくまいぬいて みせましょう。 69 00:07:06,827 --> 00:07:08,827 わあ…。 70 00:07:12,616 --> 00:07:16,654 秋月種実が娘を ひっ捕らえました! え? 71 00:07:16,654 --> 00:07:19,457 関白様に献上したく 存じまする。 72 00:07:19,457 --> 00:07:23,894 献上?! 「誰にも渡さぬ」と 申したはずじゃぞ! 73 00:07:23,894 --> 00:07:28,399 (豊臣秀吉)ようやった 左介。 何ぞ 恩賞を授けねばのう。 74 00:07:28,399 --> 00:07:31,936 あ…。 ありがたく頂戴いたします。 75 00:07:31,936 --> 00:07:39,393 これも 秀康様のご命令が某に下り 真田殿の助けが あったればこそ! 76 00:07:39,393 --> 00:07:43,764 秀康が! やつめ なかなか やりよる。 77 00:07:43,764 --> 00:07:51,555 城に侍女を残してきたゆえ 娘が 奪われたと そろそろ気づくかと。 78 00:07:51,555 --> 00:07:54,758 よし 今こそ交渉に行け。 79 00:07:54,758 --> 00:07:59,430 娘を助けたくば 「楢柴」を携えて 降伏しろとな。 80 00:07:59,430 --> 00:08:06,971 はっ! 某の目利きにて しかと本物を救い出して参ります。 81 00:08:06,971 --> 00:08:09,171 (いななき) 82 00:08:16,981 --> 00:08:18,981 フン。 83 00:08:26,223 --> 00:08:30,623 (秀吉)恐れずともよい。 もそっと近う寄れ。 84 00:08:33,964 --> 00:08:39,353 おお よしよし。 どうせ 左介に たばかられたのであろう。 85 00:08:39,353 --> 00:08:41,805 あやつはワルでのう。 86 00:08:41,805 --> 00:08:47,494 あの明智光秀を殺して食ったと 噂される 地獄の番犬ぞ。 87 00:08:47,494 --> 00:08:51,398 地獄の番犬…。 天下人の余ですら→ 88 00:08:51,398 --> 00:08:56,387 日々 やつに たばかられ 苦汁を飲まされておるのだ。 89 00:08:56,387 --> 00:09:00,324 その方の心持ち ようわかる。 90 00:09:00,324 --> 00:09:05,946 秋月が降伏した折には きっと 親元へ帰してやる。 91 00:09:05,946 --> 00:09:11,346 あ… なんと慈悲深い…。 92 00:09:13,404 --> 00:09:15,739 ああ…。 93 00:09:15,739 --> 00:09:20,527  心の声 名のある一族の 娘といえば 大の好物だが→ 94 00:09:20,527 --> 00:09:23,264 いかんせん美しゅうない。→ 95 00:09:23,264 --> 00:09:27,764 我が蒐物集に収めるのは やめておこう。 96 00:09:29,503 --> 00:09:35,993 のむ! この秋月種実 関白様が 要求の一切を のみまする! 97 00:09:35,993 --> 00:09:40,531 これ このとおり「楢柴」も。 98 00:09:40,531 --> 00:09:44,731 しからば 娘の命だけは ご容赦を! 99 00:09:46,837 --> 00:09:50,491  心の声  いささか拍子抜けよのう。→ 100 00:09:50,491 --> 00:09:55,863 業深き数寄者なら 娘より「楢柴」を選ぼうものだが→ 101 00:09:55,863 --> 00:10:01,335 この男は 大名物の箔のみに 魅了されておったか。→ 102 00:10:01,335 --> 00:10:04,135 ま 人のことは言えぬが。 103 00:10:05,889 --> 00:10:07,989 拝見つかまつる。 104 00:10:09,693 --> 00:10:12,162 ♪♪~ 105 00:10:12,162 --> 00:10:14,162 おおっ! 106 00:10:17,868 --> 00:10:24,241 ♪♪~ 107 00:10:24,241 --> 00:10:27,241 ああ… う~む…。 108 00:10:30,631 --> 00:10:33,634  心の声 極渋。→ 109 00:10:33,634 --> 00:10:37,738 この良さが わかるようになった 己が目を褒めたい。→ 110 00:10:37,738 --> 00:10:40,758 「しゅろっ」とザラついた 肌はどうだ。→ 111 00:10:40,758 --> 00:10:44,728 「気張っておらぬ」と 言わんばかりに わびておる。 112 00:10:44,728 --> 00:10:46,928 うんっ? 113 00:10:56,140 --> 00:11:01,695 関の孫六兼元が一閃を 見とうてか? 114 00:11:01,695 --> 00:11:03,931 うっ! 115 00:11:03,931 --> 00:11:07,801 蓋が 伝え聞く様相とは 異なりますぞ。 116 00:11:07,801 --> 00:11:13,924 あ… うう。 117 00:11:13,924 --> 00:11:25,669 ♪♪~ 118 00:11:25,669 --> 00:11:28,322 観念なさいませ。 119 00:11:28,322 --> 00:11:37,931 ♪♪~ 120 00:11:37,931 --> 00:11:40,000 うむ。 121 00:11:40,000 --> 00:11:43,504 ♪♪~ 122 00:11:43,504 --> 00:11:45,672 ゲヒッ。 123 00:11:45,672 --> 00:11:54,772 ♪♪~ 124 00:11:57,301 --> 00:12:02,623 剃髪とは良い心がけぞ 秋月種実。 125 00:12:02,623 --> 00:12:05,123 父上! 126 00:12:11,598 --> 00:12:14,501 (泣き声) 127 00:12:14,501 --> 00:12:21,692 この蒲生氏郷 感服いたした。 古織殿の働き 陰ながら見事。 128 00:12:21,692 --> 00:12:27,598 関白様の思惑どおり 兵を 失わずして戦を終えられましたな。 129 00:12:27,598 --> 00:12:30,300 薩摩の島津が 残っておるが→ 130 00:12:30,300 --> 00:12:33,904 秀長様と合流すれば 造作もなかろうて。 131 00:12:33,904 --> 00:12:38,108 う~ん… 某 古田殿を 見くびっておりました。 132 00:12:38,108 --> 00:12:43,597 いずれ 数寄のみならず 調略についても ご指南願わねば。 133 00:12:43,597 --> 00:12:48,135 まずは関白様に叱られぬように ならねばのう。 134 00:12:48,135 --> 00:12:50,320 (笑い声) 135 00:12:50,320 --> 00:12:53,257 古田織部! はあ? 136 00:12:53,257 --> 00:12:56,957 ふう~っ! ぐわ~っ! 137 00:13:01,398 --> 00:13:06,236 (カモメの鳴き声) 138 00:13:06,236 --> 00:13:10,991 (津田宗及)島津が降伏し 九州が平定されたとはいえ→ 139 00:13:10,991 --> 00:13:13,994 博多は荒れ果てておりますな。 140 00:13:13,994 --> 00:13:17,064 (千 利休)内乱が すさまじかったのでしょう。→ 141 00:13:17,064 --> 00:13:20,300 堺にも かように 荒れた時期がありました。 142 00:13:20,300 --> 00:13:24,822 こんな格好をすると 思い出しますな そのころを。→ 143 00:13:24,822 --> 00:13:27,241 良き具足をお持ちで。 144 00:13:27,241 --> 00:13:31,829 以前 四方形黒茶碗を 進呈した お礼にと→ 145 00:13:31,829 --> 00:13:35,065 古織様から頂いたものです。 146 00:13:35,065 --> 00:13:38,902 還暦を過ぎた身には 恥ずかしうございますが。 147 00:13:38,902 --> 00:13:41,755 それでも まとい続けねば。 148 00:13:41,755 --> 00:13:46,777 関白様が 薩摩より 凱旋なさる までは 危のうございますので。 149 00:13:46,777 --> 00:13:51,765 何分にも不慣れな地。 茶事などの折には→ 150 00:13:51,765 --> 00:13:56,370 宗及殿にも お力添えを お願いいたします。 151 00:13:56,370 --> 00:14:00,670 関白様を もてなす趣向は おありですか? 152 00:14:03,760 --> 00:14:09,460 (利休)かように暖かい土地ゆえ ちと試したきことが…。 153 00:14:21,778 --> 00:14:24,131 (高山右近)義兄上! うん? 154 00:14:24,131 --> 00:14:28,202 これは高山殿。 ようやく会えましたな。 155 00:14:28,202 --> 00:14:31,805 何分 伴天連との つきあいが多くて。 156 00:14:31,805 --> 00:14:35,442 九州へ来てからは 東奔西走しておりました。 157 00:14:35,442 --> 00:14:37,427 うむ。 158 00:14:37,427 --> 00:14:41,598 それにしても海は良い。 「渋さ」も良いが→ 159 00:14:41,598 --> 00:14:48,338 内陸に育った某には 一面の青緑が 目に しみてござる。 160 00:14:48,338 --> 00:14:54,027 南蛮の海は 更に美しいとか。 舶来の物の鮮やかさは→ 161 00:14:54,027 --> 00:14:57,531 海の色より 発しておるのやも。 162 00:14:57,531 --> 00:15:04,231 ほう! 伴天連に連れられてでも 行ってみとうござるな。 ハハハハ。 163 00:15:06,657 --> 00:15:10,143 うん? いかがされた? 164 00:15:10,143 --> 00:15:16,266 いえ こちらに来てから ちと 嫌なものを見てしまいましてな。 165 00:15:16,266 --> 00:15:20,404 あ… 嫌なもの? 166 00:15:20,404 --> 00:15:26,704 関白様が博多に凱旋なされた時 お目に触れなければよいのですが。 167 00:15:32,833 --> 00:15:35,385 (右近) お待ちいたしておりました。→ 168 00:15:35,385 --> 00:15:41,558 このフスタ船にて 伴天連の長 コエリョが 博多まで お供いたします。 169 00:15:41,558 --> 00:15:47,714 ささやかがなら 帽子 献上ゴゼマス。 170 00:15:47,714 --> 00:15:52,769 (秀吉)うむ… 見れば見るほど 恐るべき重装備よ。 171 00:15:52,769 --> 00:15:57,240 我が日の本の 安宅船より 数段上を行っておる。 172 00:15:57,240 --> 00:16:00,727 かような船が数隻もあらば 朝鮮・明など→ 173 00:16:00,727 --> 00:16:03,330 たやすう落とせるやも しれぬのう。 174 00:16:03,330 --> 00:16:06,366  心の声  コエリョは何を考えているのだ?→ 175 00:16:06,366 --> 00:16:12,005 関白様を かような軍艦に乗せ 案内までしようとは。→ 176 00:16:12,005 --> 00:16:14,808 まさか… あ! 177 00:16:14,808 --> 00:16:18,261 売れと申すに! 売らんか! 178 00:16:18,261 --> 00:16:20,397 いかがなされました? 179 00:16:20,397 --> 00:16:25,168 「この軍艦を売れ」と言うに それはできぬと抜かしおった。 180 00:16:25,168 --> 00:16:30,568 売る気がないとすれば 何故 九州へ軍艦で乗りつけた? 181 00:16:35,178 --> 00:16:37,578 それは…。 182 00:16:40,167 --> 00:16:43,267 他のフスタ船も見せろ。 183 00:16:49,726 --> 00:16:52,929 むむっ? 184 00:16:52,929 --> 00:16:55,329 あ… ああ…。 185 00:17:06,276 --> 00:17:11,264 うぬら宣教師は 我が日の本の民を→ 186 00:17:11,264 --> 00:17:14,835 奴隷にせんがため 布教しておったのか! 187 00:17:14,835 --> 00:17:17,035 むうっ! 188 00:17:18,672 --> 00:17:20,657 あ ああ…。 189 00:17:20,657 --> 00:17:22,657 お? 190 00:17:26,863 --> 00:17:32,269 具足?! なぜ具足をまとう? さては うぬら武人か! 191 00:17:32,269 --> 00:17:35,422 やはり軍艦にて 日の本を属国たらしめんと! 192 00:17:35,422 --> 00:17:40,026 落ち着いて! この者たち 日の本の武人でなく→ 193 00:17:40,026 --> 00:17:42,562 名も無き者たちで ゴゼマス! 194 00:17:42,562 --> 00:17:46,062 余が武人にあらずば 余も連れて行くのか! 195 00:17:47,634 --> 00:17:49,736 あ…。 196 00:17:49,736 --> 00:17:53,673 即刻 国外へ立ち退けい! 197 00:17:53,673 --> 00:17:57,360 むうっ! 日の本のものは すべて余がものぞ。→ 198 00:17:57,360 --> 00:18:00,460 これより いかなる布教も禁ずる! 199 00:18:10,023 --> 00:18:17,964 どうにも いけませぬ。 他の キリシタン大名は棄教なさるおつもり。 200 00:18:17,964 --> 00:18:22,452 されど 高山様だけは…。 201 00:18:22,452 --> 00:18:25,806 師たる宗匠の勧めでも…。 202 00:18:25,806 --> 00:18:30,460 南蛮は 火薬のもととなる 硝石を多く有するがゆえ→ 203 00:18:30,460 --> 00:18:34,164 関白様は 交易のみ続けるとの 仰せですが→ 204 00:18:34,164 --> 00:18:39,553 天下統一を脅かす布教は 断固禁じる由。 205 00:18:39,553 --> 00:18:46,109 伴天連の教えには「わび数寄」に 通ずる「清貧」も含まれております。 206 00:18:46,109 --> 00:18:50,046 いささか… 残念にて。 207 00:18:50,046 --> 00:18:56,520 このまま棄教せねば 高山殿は追放を免れますまい。 208 00:18:56,520 --> 00:19:01,491 せめて口先だけでも 関白様の お達しに なびいてくれれば…。 209 00:19:01,491 --> 00:19:04,891 古織様は 高山様の義兄。 210 00:19:06,530 --> 00:19:11,835 重ねて ご説得のほど お願い申し上げます。 211 00:19:11,835 --> 00:19:14,588 ♪♪~ 212 00:19:14,588 --> 00:19:17,040 う~む…。 213 00:19:17,040 --> 00:19:19,659 (右近)どうぞ 義兄上。 214 00:19:19,659 --> 00:19:26,533 ♪♪~ 215 00:19:26,533 --> 00:19:31,171 これからは かような趣は ほどほどにせぬと。 216 00:19:31,171 --> 00:19:35,158 関白様に 最悪なものを 見せてしまいました。 217 00:19:35,158 --> 00:19:41,464 奴隷調達など やめるよう 幾度となく警告したのですが…。 218 00:19:41,464 --> 00:19:45,435 国王の代理人たるコエリョは 力を誇示し→ 219 00:19:45,435 --> 00:19:49,322 南蛮に寛容な関白様を 切支丹に仕立て→ 220 00:19:49,322 --> 00:19:53,693 本国の方針に従わせんと 謀ったようです。 221 00:19:53,693 --> 00:19:56,162 浅はかに ござったな。 222 00:19:56,162 --> 00:20:00,962 関白様は 天照大御神を よりどころとしておるゆえ。 223 00:20:02,719 --> 00:20:07,123 うかつでした。 あの者らの正体を知らば→ 224 00:20:07,123 --> 00:20:12,623 私が天下人でも 同じ処置を せざるをえないでしょう。 225 00:20:14,698 --> 00:20:17,634 腹は決まってござるな。 226 00:20:17,634 --> 00:20:25,375 ♪♪~ 227 00:20:25,375 --> 00:20:29,696 伴天連は 何も コエリョごとき 者だけではありません。 228 00:20:29,696 --> 00:20:34,596 万事の例に漏れず 善き者も悪しき者もいるのです。 229 00:20:36,236 --> 00:20:39,105 (右近)私が 長年 つきおうてきた伴天連は→ 230 00:20:39,105 --> 00:20:42,576 まさに身を呈して 命を尊ぶ聖人。→ 231 00:20:42,576 --> 00:20:49,776 ならばこそ 私の妻 すなわち 古田殿の妹御も入信したのです。 232 00:20:52,168 --> 00:20:55,605 さりとて 棄教せぬ訳は→ 233 00:20:55,605 --> 00:20:59,776 その聖人が教えのためでは ありません。 え? 234 00:20:59,776 --> 00:21:03,330 私には三つの面があります。→ 235 00:21:03,330 --> 00:21:08,668 武将 高山右近。 切支丹 ジュスト。→ 236 00:21:08,668 --> 00:21:11,368 数寄者 南坊。 237 00:21:13,306 --> 00:21:17,010 己が何者か わからぬまま 生きられるほど→ 238 00:21:17,010 --> 00:21:20,497 今の世は 生ぬるいものでは ありません。 239 00:21:20,497 --> 00:21:27,737 そして ようやく わかりました。 最後に残ったは…→ 240 00:21:27,737 --> 00:21:30,807 南坊たる意地。 241 00:21:30,807 --> 00:21:35,812 幾年月も培ってきた 南蛮趣味を→ 242 00:21:35,812 --> 00:21:39,599 鶴の一声で変えさせられては たまりません。 243 00:21:39,599 --> 00:21:41,899 あ…。 244 00:21:45,655 --> 00:21:48,555 (鐘の音) 245 00:21:53,163 --> 00:21:55,363 フフフッ…。 246 00:21:58,618 --> 00:22:03,118 業深き 結構な点前にござった。 247 00:22:08,812 --> 00:22:15,101 間もなく禁教令が敷かれよう。 南坊殿は いかがする? 248 00:22:15,101 --> 00:22:21,641 まずは 播州明石よりファミリアを呼び 瀬戸内の小豆島へでも。 249 00:22:21,641 --> 00:22:23,841 その後は…。 250 00:22:26,079 --> 00:22:30,079 阿呆な義弟を お許し下され。 251 00:22:33,653 --> 00:22:35,853 達者で。 252 00:22:42,662 --> 00:22:44,762 これを進ぜよう。 253 00:22:51,354 --> 00:22:58,495 「楢柴」の蓋にござる。 今 関白様が お持ちの物は 偽りの物ぞ。 254 00:22:58,495 --> 00:23:00,663 あっ! 255 00:23:00,663 --> 00:23:04,300 鶴の羽根 一枚でも むしり取ったと思えば→ 256 00:23:04,300 --> 00:23:08,621 ヘッ… してやったりと 少しは気が晴れよう。 257 00:23:08,621 --> 00:23:20,800 ♪♪~ 258 00:23:20,800 --> 00:23:29,900 (笑い声) 259 00:23:32,662 --> 00:23:35,365 ♪♪~(エンディングテーマ) 260 00:23:35,365 --> 00:23:41,204 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 261 00:23:41,204 --> 00:23:47,293 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 262 00:23:47,293 --> 00:23:53,500 ♪♪「世界中を敵に回したって」 263 00:23:53,500 --> 00:23:59,722 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 264 00:23:59,722 --> 00:24:05,495 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 265 00:24:05,495 --> 00:24:12,485 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 266 00:24:12,485 --> 00:24:18,091 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 267 00:24:18,091 --> 00:24:20,894 ♪♪「絆なんて 絆じゃない」 268 00:24:20,894 --> 00:24:24,764 ♪♪「思うまま生きて そして」 269 00:24:24,764 --> 00:24:30,403 ♪♪「昇った天辺から 見える」 270 00:24:30,403 --> 00:24:34,257 ♪♪「景色を教えて いつか」 271 00:24:34,257 --> 00:24:42,966 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 272 00:24:42,966 --> 00:24:46,503 ♪♪「叶えたい願い それは」 273 00:24:46,503 --> 00:24:53,510 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 274 00:24:53,510 --> 00:24:58,510 ♪♪「壊されないで 永遠に」 275 00:25:01,668 --> 00:25:19,669 ♪♪~ 276 00:25:19,669 --> 00:25:23,156 「カモナ・マイ・聚楽」。 277 00:25:23,156 --> 00:25:28,656 武か数寄か それが問題にて候。