1 00:01:34,220 --> 00:01:40,243 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:01:40,243 --> 00:03:00,943 ♪♪~ 3 00:03:06,729 --> 00:03:20,529 ♪♪~ 4 00:03:23,429 --> 00:03:29,402 関白様が九州より帰京なさるまで まだ間がありますぞ 長益様。 5 00:03:29,402 --> 00:03:33,206 (織田長益)我が聚楽第屋敷の 南蛮趣味を見て→ 6 00:03:33,206 --> 00:03:36,593 気を損ねられては たまらぬからな。 7 00:03:36,593 --> 00:03:43,293 既に禁教令が発布されておる。 早めに直すに越したことはない。 8 00:03:47,036 --> 00:03:52,358 おお! 関白様のお屋敷が もう出来ておる! 9 00:03:52,358 --> 00:03:56,629 今がうちよ。 とくと拝見させてもらおう! 10 00:03:56,629 --> 00:03:59,429 (むちの音) はっ! 11 00:04:02,886 --> 00:04:18,968 ♪♪~ 12 00:04:18,968 --> 00:04:23,668 (家臣)黄金! 黄金! 黄金! 13 00:04:25,341 --> 00:04:28,328 (家臣)とても この世におるとは 思えませぬ!→ 14 00:04:28,328 --> 00:04:34,968 物陰から お釈迦様が現れても 全く不思議ではございませぬな。 15 00:04:34,968 --> 00:04:39,122 古織のごとき大仰なことを…。 16 00:04:39,122 --> 00:04:43,960 確かに黄金張りが 大坂城の比ではない。→ 17 00:04:43,960 --> 00:04:51,568 全体に 白川砂を敷き 池を造り 城ならぬ「亭」の趣を出しておる。 18 00:04:51,568 --> 00:04:55,939 さすがの関白様も 公家衆に気を遣われたな。 19 00:04:55,939 --> 00:04:59,776 要塞のごとき きな臭さを 見事 隠しおった。 20 00:04:59,776 --> 00:05:02,028 (家臣)あれが…! うん?→ 21 00:05:02,028 --> 00:05:09,602 噂に聞く三層の楼閣というやつか。 まさに金閣寺を意識しておる。 22 00:05:09,602 --> 00:05:14,057 亡き兄上も そうであったが 天下人というものは→ 23 00:05:14,057 --> 00:05:20,129 栄華を誇った足利義満公を 超えねば 気が済まぬらしい。 24 00:05:20,129 --> 00:05:24,684 (家臣)さめてますのう 長益様は。 さようなれば→ 25 00:05:24,684 --> 00:05:28,184 京の童に嫌わるるのかと。 (長益)ほっとけ。 26 00:05:30,056 --> 00:05:33,126 (長益)利休殿の屋敷も のぞくか。 27 00:05:33,126 --> 00:05:37,226 (家臣)確か 外郭 東北の角地でしたな。 28 00:05:48,858 --> 00:05:52,829 (長益)御茶頭様へ 随分と気の遣いよう。 29 00:05:52,829 --> 00:05:55,629 この広さは 大名並みですぞ。 30 00:06:00,236 --> 00:06:02,236 お? 31 00:06:04,941 --> 00:06:07,341  心の声 あの庵は? 32 00:06:14,500 --> 00:06:18,805 うっ! わずか一畳半の茶室! 33 00:06:18,805 --> 00:06:22,992 これでは雪隠より 小そうございます! 34 00:06:22,992 --> 00:06:28,831 狭すぎる。 あの「待庵」より 狭いではないか。 35 00:06:28,831 --> 00:06:31,534 はっ! 36 00:06:31,534 --> 00:06:35,605  心の声 これは関白の喉元に 突きつけられた刃よ。→ 37 00:06:35,605 --> 00:06:38,825 華美に過ぎるは この国に ふさわしうないと→ 38 00:06:38,825 --> 00:06:42,425 行き過ぎの狭さをもって 示したのだ。 39 00:06:44,998 --> 00:06:49,002  心の声 派手好みの この俺も 趣味を改めよと→ 40 00:06:49,002 --> 00:06:52,238 迫られておるような…。→ 41 00:06:52,238 --> 00:06:55,458 南蛮趣味を 控えねばならなくなった今→ 42 00:06:55,458 --> 00:07:00,229 世の流れは 利休に軍配が上がるやも。 43 00:07:00,229 --> 00:07:05,251 ♪♪~ 44 00:07:05,251 --> 00:07:07,954 (古田織部)ああっ! 45 00:07:07,954 --> 00:07:36,933 ♪♪~ 46 00:07:36,933 --> 00:07:39,902  心の声 なんという野趣!→ 47 00:07:39,902 --> 00:07:43,956 風炉すら用いず 松葉や枝で火をおこし→ 48 00:07:43,956 --> 00:07:48,728 老松に雲龍釜を吊って 湯を沸かすとは!→ 49 00:07:48,728 --> 00:07:51,764 もはや 床や窓すら 要らぬとばかり→ 50 00:07:51,764 --> 00:07:57,570 暖かき景色を生かしきった この創意。→ 51 00:07:57,570 --> 00:08:04,894 依然 勝れぬ。 宗匠の わび数寄は この域にまで達しておるのか! 52 00:08:04,894 --> 00:08:09,248 (豊臣秀吉)またしても 前代未聞が事を成しおった。 53 00:08:09,248 --> 00:08:15,404 (千 利休)恐れ入りまする。 松葉を燻べた煙と 海の絶景を→ 54 00:08:15,404 --> 00:08:19,459 どうぞ ご堪能下さりませ。 55 00:08:19,459 --> 00:08:25,565 野で たてる茶が これほど良いとは思わなんだ。 56 00:08:25,565 --> 00:08:29,165 いささか お声に 元気がありませぬが…。 57 00:08:31,504 --> 00:08:37,660 右近が事よ。 俺は 随分 譲歩したつもりぞ。→ 58 00:08:37,660 --> 00:08:43,382 口先だけでも従えば 追放などせぬものを…。 59 00:08:43,382 --> 00:08:47,520 (利休)高山様は 潔癖に 過ぎるところがあります。 60 00:08:47,520 --> 00:08:52,542 関白様の ご厚意すら通じぬは 残念至極。 61 00:08:52,542 --> 00:08:58,464 宗二といい 右近といい お前の弟子は皆 意地っ張りよ。→ 62 00:08:58,464 --> 00:09:01,264 誰に似たのか…。 63 00:09:03,569 --> 00:09:09,169 今日は皮肉を言いたいのではない。 褒めるつもりなのだ。 64 00:09:11,861 --> 00:09:15,765 今まで俺は 舶来趣味に 溺れておったが→ 65 00:09:15,765 --> 00:09:19,602 此度のごとき事となって 気付いたのだ。 66 00:09:19,602 --> 00:09:24,457 日の本の美こそ この世で最高のものであると。 67 00:09:24,457 --> 00:09:28,227 (茶をたてる音) 68 00:09:28,227 --> 00:09:32,965 思えば お前が目指せし事が まさに それ。 69 00:09:32,965 --> 00:09:35,465 よくぞ ここまで貫きおった。 70 00:09:46,495 --> 00:09:49,332 して 考えた。→ 71 00:09:49,332 --> 00:09:53,052 長次郎という陶工を 抱えておったな。→ 72 00:09:53,052 --> 00:09:56,589 あれを工房ごと 聚楽第に移したい。→ 73 00:09:56,589 --> 00:10:01,527 俺の公許にて 新しき日の本の美を 世に放つのだ。→ 74 00:10:01,527 --> 00:10:05,227 今後は それを 「聚楽焼」と称するがよい。 75 00:10:08,134 --> 00:10:15,208 どうした? もそっと喜ばぬか。 お前の美に軍配を上げたのだぞ。 76 00:10:15,208 --> 00:10:17,608 (利休)どうぞ。 77 00:10:19,528 --> 00:10:23,950 それだけではない。 この九州を平定し→ 78 00:10:23,950 --> 00:10:27,386 俺のもとに 三肩衝が すべて そろうたと→ 79 00:10:27,386 --> 00:10:31,057 天下に 知らしめねばならぬ。 80 00:10:31,057 --> 00:10:34,660 空前絶後の 大茶会を開くのだ!→ 81 00:10:34,660 --> 00:10:39,565 東西南北 あらゆる わび数寄者を京に集め→ 82 00:10:39,565 --> 00:10:42,535 南蛮趣味に うつつを抜かす者どもに→ 83 00:10:42,535 --> 00:10:45,635 まことの美を 見せつけてやろうぞ。 84 00:10:47,857 --> 00:10:53,562 支度を頼むぞ。 派手にな。 ど~んと派手に のろしを上げよ。 85 00:10:53,562 --> 00:10:56,032 うひゃひゃひゃひゃ! 86 00:10:56,032 --> 00:11:00,932 うひゃひゃひゃ…。 う~む…。 87 00:11:04,090 --> 00:11:06,592 (細川忠興) 古織殿… 古織殿よ。 88 00:11:06,592 --> 00:11:09,562 うん?… これは忠興殿。 89 00:11:09,562 --> 00:11:12,798 見せてくれませぬか? は? 90 00:11:12,798 --> 00:11:18,888 恩賞で授かった器にござる。 聞けば 黄金の茶碗だとか。 91 00:11:18,888 --> 00:11:21,290 それは…。 92 00:11:21,290 --> 00:11:27,590 お願い申す。 秀長様に従っていた 某は 武功を得る機がなく…。 93 00:11:29,498 --> 00:11:31,698 もそっと近う。 94 00:11:34,337 --> 00:11:38,437 あ ああ…。 95 00:11:44,397 --> 00:11:48,067 良くないでしょう。 ひどい。 96 00:11:48,067 --> 00:11:53,489 かような器は 黄金の茶室の中に あってこそ 活きるもの。 97 00:11:53,489 --> 00:11:58,289 恥を知らぬ この輝きが わび心を萎えさせますなぁ。 98 00:12:00,062 --> 00:12:03,666 なれば あまり見せとう…。 (神谷宗湛)お~ ほほほほ! 99 00:12:03,666 --> 00:12:07,486 なんとも 神々しい器をお持ちで。 100 00:12:07,486 --> 00:12:11,324 これは 神谷宗湛殿。 101 00:12:11,324 --> 00:12:17,496 私ども博多の商人には 滅多に見られぬ物にございます。 102 00:12:17,496 --> 00:12:21,896 是非とも 一つ お触りさせて下さりまし。 103 00:12:24,420 --> 00:12:28,624 はあ~…。 104 00:12:28,624 --> 00:12:31,994 いや~ 欲しがる者が 後を絶ちませんでなぁ。 105 00:12:31,994 --> 00:12:33,996 えっ! 106 00:12:33,996 --> 00:12:40,553 関白様に内密にして下さるなら お譲りしてもよいと思うておるが。 107 00:12:40,553 --> 00:12:42,805 ええっ?! 108 00:12:42,805 --> 00:12:47,193 無論 高値にならざるを えませぬがな。 109 00:12:47,193 --> 00:12:51,263 まことにござりまするか! し~っ。 110 00:12:51,263 --> 00:12:53,363 あ…。 111 00:12:57,953 --> 00:13:01,390 今後は何かと京へ上ることも 多くなりまする。 112 00:13:01,390 --> 00:13:05,761 何とぞ 末永く おつきあいのほどを。 113 00:13:05,761 --> 00:13:08,497 こちらこそ。 114 00:13:08,497 --> 00:13:10,997  心の声 ヘッヘヘヘ。 115 00:13:18,491 --> 00:13:21,091 (カエルの鳴き声) 116 00:13:23,095 --> 00:13:25,898 (おせん) 寂しくなります 左介殿。 117 00:13:25,898 --> 00:13:30,536 九州から戻られて 日も浅いというのに→ 118 00:13:30,536 --> 00:13:37,036 左介殿は 聚楽第屋敷へ 私や子供たちは 大坂城とは…。 119 00:13:38,911 --> 00:13:41,630 こらえてくれ おせん。 120 00:13:41,630 --> 00:13:45,851 他の大名も 皆 妻子を大坂へ 置かねばならぬのだ。 121 00:13:45,851 --> 00:13:49,851 なに 京と大坂は遠くない。 122 00:13:57,263 --> 00:14:00,132 ♪♪~ 123 00:14:00,132 --> 00:14:03,752 (藤柴耕吉郎) 聚楽第屋敷が いかように 仕上がっておるものか→ 124 00:14:03,752 --> 00:14:06,522 楽しみですな 殿。 125 00:14:06,522 --> 00:14:14,263 我が渾身の設計と 長谷川等伯殿の 襖絵。 まず悪うはあるまい。 126 00:14:14,263 --> 00:14:17,266 (耕吉郎)関白様の御殿ほどで ないにせよ→ 127 00:14:17,266 --> 00:14:20,419 随分 費用を かけてしまいましたなぁ。 128 00:14:20,419 --> 00:14:27,009 それを申すな。 俺とて 日々 金策を案じておるのだ。 129 00:14:27,009 --> 00:14:33,549 恩賞の茶碗は高値で売れたが 半分は真田殿に渡してしもうたし。 130 00:14:33,549 --> 00:14:40,756 残った費えと合わせても 徳川様には まだまだ借りがある。 131 00:14:40,756 --> 00:14:45,060 何とか 目をつむって くれませぬかな 徳川様は。 132 00:14:45,060 --> 00:14:50,060 金子の借りは消せても 心の借りは消せぬものよ。 133 00:14:51,884 --> 00:14:56,205 しかし 九州にて 神谷宗湛と知りおうたは収穫。 134 00:14:56,205 --> 00:15:01,705 あの仁なら「織部十作」が器を 世に流してくれるやも。 135 00:15:05,498 --> 00:15:09,498 これが 細川様のお屋敷…。 136 00:15:12,922 --> 00:15:15,222 あぁ…? 137 00:15:21,997 --> 00:15:29,421 瓦も 土塀も 門も 鏡柱すら 何もかも真っ黒にございます。 138 00:15:29,421 --> 00:15:35,327 クククク…。 いかがなされました? 139 00:15:35,327 --> 00:15:39,398 アハハハハ! まるで こうもりの巣ではないか! 140 00:15:39,398 --> 00:15:43,552 宗匠の黒好みに 忠実すぎて 滑稽なり! 141 00:15:43,552 --> 00:15:46,555 塗り代だけでも 高くついたであろうに。 142 00:15:46,555 --> 00:15:50,059 若気の至りとは 恐ろしいものぞ。 143 00:15:50,059 --> 00:15:53,896 この一角のみ 万年葬式態よのう。 144 00:15:53,896 --> 00:15:57,196 アハハハハ! それは あまりに失礼ですぞ。 145 00:16:05,574 --> 00:16:10,274 あれに見えるは…。 長益殿の屋敷か。 146 00:16:15,301 --> 00:16:18,370 いまだ普請が 続いておるのですな。 147 00:16:18,370 --> 00:16:25,270 関白様が発した禁教令に合わせて 急ぎ 南蛮の趣を変えたそうな。 148 00:16:37,456 --> 00:16:40,276 これは また…。 149 00:16:40,276 --> 00:16:43,462 弁天様にございますな。 150 00:16:43,462 --> 00:16:47,462 当初は 南蛮の女神を かたどったと聞いておる。 151 00:16:50,002 --> 00:16:54,823 それにしても この光背形は まさに ほ…。 (杭を打つ音) 152 00:16:54,823 --> 00:16:58,661 え? 奥方が住まぬことを いいことに→ 153 00:16:58,661 --> 00:17:03,365 この みだらな屋敷に 女子でも囲う魂胆ぞ あの男は。 154 00:17:03,365 --> 00:17:06,265 (子供たちの笑い声) うん? 155 00:17:08,120 --> 00:17:10,706 こら 無礼だぞ! (子供たちが逃げる音) 156 00:17:10,706 --> 00:17:15,260 まあ よいよい。 童は正直よのう。 157 00:17:15,260 --> 00:17:18,814 屋敷の よしあしが わかっておるわ。 158 00:17:18,814 --> 00:17:24,203  心の声勝っておる… 300余りの大名屋敷が連なる中→ 159 00:17:24,203 --> 00:17:27,239 我が屋敷が断然。→ 160 00:17:27,239 --> 00:17:34,563 天下に その名をとどろかす 数寄者とは 古田織部正その人よ。 161 00:17:34,563 --> 00:17:40,669 (ざわめき) 162 00:17:40,669 --> 00:17:43,522 これが 古田様のお屋敷! 163 00:17:43,522 --> 00:17:49,061 なんと凝った造り。 一見では 良さが わからぬところが良い。 164 00:17:49,061 --> 00:17:53,365 (やじ馬)これ以上 わびた趣があろうか! 165 00:17:53,365 --> 00:17:58,537 (長谷川等伯)お? いかがなされました? 利休様。 166 00:17:58,537 --> 00:18:00,622 う~む…。 167 00:18:00,622 --> 00:18:02,641 利休様…。 168 00:18:02,641 --> 00:18:09,565 ♪♪~ 169 00:18:09,565 --> 00:18:12,267 (カラスの鳴き声) 170 00:18:12,267 --> 00:18:35,524 ♪♪~ 171 00:18:35,524 --> 00:18:40,224 おお 古田様だ! 中を拝見させて下さりまし! 172 00:18:42,831 --> 00:18:46,335 これは 宗匠に等伯殿。 173 00:18:46,335 --> 00:18:50,139 等伯殿が お招き下さいました。 174 00:18:50,139 --> 00:18:53,859 古織様が 初めて お屋敷に入られる折には→ 175 00:18:53,859 --> 00:18:58,881 私が案内致そうと 心に決めておりましたれば。 176 00:18:58,881 --> 00:19:00,981 そうであったか。 177 00:19:03,368 --> 00:19:10,292 どうです 宗匠。 これだけ朽ちた 趣を出すには 苦労しました。 178 00:19:10,292 --> 00:19:15,981 この柱などは 焼いた後 表面に漆を塗り しばらく寝かせ→ 179 00:19:15,981 --> 00:19:19,251 あめ色になったものを 使うております。 180 00:19:19,251 --> 00:19:24,106 こちらの板壁は まず槌で 良き形の ひび割れを作り→ 181 00:19:24,106 --> 00:19:29,027 強度が落ちぬよう 裏から鉄を はめ込んでおるのですよ。 182 00:19:29,027 --> 00:19:35,567 いやあ 丿貫殿の住まいを見て 胸震えましてなぁ。 183 00:19:35,567 --> 00:19:38,771 使い込まれた襤褸風情を 醸し出せぬかと→ 184 00:19:38,771 --> 00:19:41,771 工夫に次ぐ 工夫にござった! 185 00:19:43,959 --> 00:19:48,297  心の声 ここで苦言を呈しては あまりに不憫。→ 186 00:19:48,297 --> 00:19:53,302 何やら言葉にできぬ 不思議な 面白さは あることですし…。 187 00:19:53,302 --> 00:19:55,502 うん? 188 00:19:57,823 --> 00:19:59,923  心の声 おひょ~! 189 00:20:02,761 --> 00:20:08,133  心の声 妬いておる! 宗匠が 我が屋敷に妬いておるぞ!→ 190 00:20:08,133 --> 00:20:14,590 来た… 俺は わびの頂へ 登り詰める寸前まで!→ 191 00:20:14,590 --> 00:20:19,490 とどめに 等伯殿の 枯れた襖絵が加われば…! 192 00:20:21,530 --> 00:20:25,400 古田様も 利休様も 初見にございますな。 193 00:20:25,400 --> 00:20:27,619 (2人)うむ。 194 00:20:27,619 --> 00:20:31,156 とくと ご覧を! 195 00:20:31,156 --> 00:20:34,226 うわっ! うんっ?! 196 00:20:34,226 --> 00:20:36,228 うわっ! 197 00:20:36,228 --> 00:20:38,230 うんっ?! 198 00:20:38,230 --> 00:20:42,467 ♪♪~ 199 00:20:42,467 --> 00:20:45,420 あ あ…。 200 00:20:45,420 --> 00:20:49,091 (等伯)古田様より預かった 摩訶不思議な染付茶碗。 201 00:20:49,091 --> 00:20:53,328 私ごときの筆さばきでは 勝ること かなわぬゆえ→ 202 00:20:53,328 --> 00:20:58,951 水玉の図案を描き 鳥の子紙に染め付けさせました。 203 00:20:58,951 --> 00:21:06,491 ああ… え… はぁ~…。 204 00:21:06,491 --> 00:21:10,495 ご感銘 恐れ入りまする。 205 00:21:10,495 --> 00:21:12,931 糞馬鹿垂れい! 206 00:21:12,931 --> 00:21:14,933 え? 207 00:21:14,933 --> 00:21:22,090 この襖の いずこが わびぞ! 誰が 天道虫の部屋を造れと頼んだあ! 208 00:21:22,090 --> 00:21:25,611 されど… あの茶碗を参考にと…。 209 00:21:25,611 --> 00:21:33,886 己には「はにゃあ」とした柔渋趣が わからんのか… ああ~! 210 00:21:33,886 --> 00:21:39,486 俺は かような部屋のために 一命を賭して…。 211 00:21:41,293 --> 00:21:44,596 許せぬ。 212 00:21:44,596 --> 00:21:46,582 ああっ! 213 00:21:46,582 --> 00:21:48,934 許せぬ! 214 00:21:48,934 --> 00:21:51,603 これは良い! えっ? 215 00:21:51,603 --> 00:21:53,603 あ…。 216 00:21:56,592 --> 00:21:58,692 う~ん…。 217 00:22:07,653 --> 00:22:10,553 う うう… え? 218 00:22:13,108 --> 00:22:17,429 何とも形容しがたい 珍相にございますが→ 219 00:22:17,429 --> 00:22:24,620 金箔など用いず 誰にでもなせる 面白みに あふれておりまする。 220 00:22:24,620 --> 00:22:30,709 誰のまねでもない 実に 古織様 らしい お部屋を造られたと→ 221 00:22:30,709 --> 00:22:33,809 感心いたしました。 フフッ。 222 00:22:38,617 --> 00:22:43,572 (利休)機会を作り 京の人々にも 拝見させては いかがでしょう。→ 223 00:22:43,572 --> 00:22:50,062 この世知辛い世に 一服の清涼を もたらすことと存じます。 224 00:22:50,062 --> 00:22:52,364 (耕吉郎) それは良い案ですぞ 殿。 225 00:22:52,364 --> 00:22:57,386 見物代を取り うん? 金策に生かすのです。 226 00:22:57,386 --> 00:23:00,372 亡き信長公も なさったように。 227 00:23:00,372 --> 00:23:02,372 あ! 228 00:23:04,026 --> 00:23:06,026 う うう…。 229 00:23:07,696 --> 00:23:15,196 いや… これは 等伯殿… まことにもって その…。 230 00:23:16,888 --> 00:23:19,224 ハハハハ! 231 00:23:19,224 --> 00:23:23,028 ♪♪~ 232 00:23:23,028 --> 00:23:29,028 さあさあ 奥の間も 見せて もらいましょうかのう。 ハハハハ! 233 00:23:32,170 --> 00:23:36,458 (ざわめき) 234 00:23:36,458 --> 00:23:39,678 (やじ馬1)関白様も えらいことなさるのう。→ 235 00:23:39,678 --> 00:23:44,766 あらゆる数寄者を京に集めて 大茶の湯を開こうとは。 236 00:23:44,766 --> 00:23:50,188 (やじ馬2) あらゆることで 天下一でねえと 気が済まねえようじゃ。 237 00:23:50,188 --> 00:23:54,192 (やじ馬1)まあ 御茶頭様の やることには かなわんだろうが。 238 00:23:54,192 --> 00:23:56,261 (やじ馬2)いやいや そうでもない。→ 239 00:23:56,261 --> 00:24:01,016 今は 古田織部正様なる お方が すごいらしい。→ 240 00:24:01,016 --> 00:24:05,416 なんでも 京に すごいお屋敷を建てたとか。 241 00:24:09,991 --> 00:24:16,131  心の声 (山上宗二)あの古織が 天下一の数寄者とは 世も末よ。→ 242 00:24:16,131 --> 00:24:19,901 不肖 山上宗二 高野山を下り→ 243 00:24:19,901 --> 00:24:24,101 旅に出とる場合では なかったやもしれぬ。 244 00:24:27,509 --> 00:24:31,609  心の声 (宗二)早う 数寄の極意を したためねば…。 245 00:24:33,231 --> 00:24:35,917 ♪♪~(エンディングテーマ) 246 00:24:35,917 --> 00:24:41,757 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 247 00:24:41,757 --> 00:24:47,863 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 248 00:24:47,863 --> 00:24:54,069 ♪♪「世界中を敵に回したって」 249 00:24:54,069 --> 00:25:00,292 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 250 00:25:00,292 --> 00:25:06,047 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 251 00:25:06,047 --> 00:25:13,054 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 252 00:25:13,054 --> 00:25:18,660 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 253 00:25:18,660 --> 00:25:21,463 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 254 00:25:21,463 --> 00:25:25,333 ♪♪「思うまま生きて そして」 255 00:25:25,333 --> 00:25:30,956 ♪♪「昇った天辺から 見える」 256 00:25:30,956 --> 00:25:34,826 ♪♪「景色を教えて いつか」 257 00:25:34,826 --> 00:25:43,518 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 258 00:25:43,518 --> 00:25:47,055 ♪♪「叶えたい願い それは」 259 00:25:47,055 --> 00:25:54,062 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 260 00:25:54,062 --> 00:25:59,062 ♪♪「壊されないで 永遠に」 261 00:26:02,237 --> 00:26:20,739 ♪♪~ 262 00:26:20,739 --> 00:26:25,227 「私を北野に連れてって」。 263 00:26:25,227 --> 00:26:29,227 武か数寄か それが問題にて候。