1 00:00:34,127 --> 00:00:40,133 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:40,133 --> 00:02:00,833 ♪♪~ 3 00:02:07,837 --> 00:02:11,737 (鳥の鳴き声) 4 00:02:13,593 --> 00:02:18,631 (片倉景綱)何度見ても 良い 数寄屋にございますな 正宗様。→ 5 00:02:18,631 --> 00:02:23,303 奥羽広しといえど これほどの ものは ございますまい。 6 00:02:23,303 --> 00:02:26,289 (伊達政宗)ときに片倉。 はあ。 7 00:02:26,289 --> 00:02:32,345 京じゃぁ 何やら どでけぇ 茶会を開くそうじゃねえか。→ 8 00:02:32,345 --> 00:02:35,932 あの 千 利休を しのぐほどの→ 9 00:02:35,932 --> 00:02:39,736 古田とかいうやつが おるそうじゃねえか。 10 00:02:39,736 --> 00:02:41,838 (古田織部)う~む…。 11 00:02:41,838 --> 00:02:44,724 (鳶の鳴き声) 12 00:02:44,724 --> 00:02:49,345 関白から 再三 上洛を命じられております。 13 00:02:49,345 --> 00:02:54,734 此度の大茶湯も 我らを 京へ呼び寄せんがためのもの。 14 00:02:54,734 --> 00:03:01,591 上洛すれば 伊達家が関白の手下に なるを認めたことになりまする。→ 15 00:03:01,591 --> 00:03:08,331 正宗様は 奥羽の覇者にとどまらず 天下の覇者に なられんお方。 16 00:03:08,331 --> 00:03:11,667 数寄ごときで動かれては なりませぬ。 17 00:03:11,667 --> 00:03:17,790 わかっておる。 わかっておるぜ。 だが…。 18 00:03:17,790 --> 00:03:22,462 ♪♪~ 19 00:03:22,462 --> 00:03:24,862 いやさぁ! 20 00:03:26,799 --> 00:03:31,699 行っ・て・み・て・ぇ! 21 00:03:36,259 --> 00:03:39,295 (豊臣秀吉)余の許しを得て 茶の湯の古典たる→ 22 00:03:39,295 --> 00:03:45,095 台子点前を習いし者は 高山右近を含め 10人とおらん。 23 00:03:47,103 --> 00:03:52,091 (秀吉)お前が南蛮趣味を改め 日の本の美に目覚めたからこそ→ 24 00:03:52,091 --> 00:03:55,895 特別に 利休より 伝授させたのだぞ。 25 00:03:55,895 --> 00:03:58,247 (織田長益)恐悦にございます。 26 00:03:58,247 --> 00:04:04,303 右近がごとく「潔癖が病」に 陥らぬよう 日々努めて参ります。 27 00:04:04,303 --> 00:04:06,622 うむ。 28 00:04:06,622 --> 00:04:11,611 利休 大茶湯の支度は 進んでおるか? 29 00:04:11,611 --> 00:04:14,831 (千 利休)当日ご列席の お公家衆に→ 30 00:04:14,831 --> 00:04:18,935 わび茶をお教えするのは 一苦労ですが→ 31 00:04:18,935 --> 00:04:22,738 徐々に なじまれてきたように 思います。 32 00:04:22,738 --> 00:04:27,393 例の 丿貫とやらも 参じるように 手配しておる。 33 00:04:27,393 --> 00:04:33,599 誰が天下一の わび数寄者になるか 楽しみよのう。 ハハハハ! 34 00:04:33,599 --> 00:04:36,602 (戸の開閉音) 35 00:04:36,602 --> 00:04:39,906 ふぅ…。 36 00:04:39,906 --> 00:04:43,392 関白様の前では 申せませんでしたが→ 37 00:04:43,392 --> 00:04:49,292 最後に 台子点前の極意を お伝えいたしとうございます。 38 00:04:51,634 --> 00:04:56,272 詰まるところ 茶の湯には 台子も何も無いのです。 39 00:04:56,272 --> 00:05:02,128 すべて 各人の作った作法 趣向で もてなせばよいのです。 40 00:05:02,128 --> 00:05:04,230 え…? 41 00:05:04,230 --> 00:05:09,735 決まりごとなど無い… これぞ極意にございます。→ 42 00:05:09,735 --> 00:05:14,757 関白様は その本質がわからぬゆえ 台子点前を許可制になさり→ 43 00:05:14,757 --> 00:05:18,161 茶の湯に 格を付けておられる。 44 00:05:18,161 --> 00:05:22,131 此度の大茶湯も 感心いたしませぬ。 45 00:05:22,131 --> 00:05:26,636 形だけの わびの美が 日の本に あふるるは→ 46 00:05:26,636 --> 00:05:31,336 何も広まらぬより たちが悪うございます。 47 00:05:35,127 --> 00:05:37,129 (つばを飲む音) 48 00:05:37,129 --> 00:05:40,633  心の声 やばい… こんなことが世に伝われば→ 49 00:05:40,633 --> 00:05:43,833 関白の面目 丸つぶれではないか。 50 00:05:45,521 --> 00:05:48,040  心の声 (長益) 聞かなかったことにしよう。→ 51 00:05:48,040 --> 00:05:51,844 いかに関白の思考が 薄っぺらだろうと→ 52 00:05:51,844 --> 00:05:56,544 この やばい じじいの本音は くみ取らぬが吉よ。 53 00:06:00,570 --> 00:06:06,559 (秀吉) 今度の大茶湯で 利休に代わる 茶頭を決めるつもりぞ。 54 00:06:06,559 --> 00:06:09,128 (豊臣秀長)えっ?! 55 00:06:09,128 --> 00:06:12,615 利休に勝る名声を 得る者あらば→ 56 00:06:12,615 --> 00:06:16,018 天下人として これを 取り立てねばなるまいて。 57 00:06:16,018 --> 00:06:19,739 博多の者なら 一番よいがの。 58 00:06:19,739 --> 00:06:23,259 考えてもみて下され 兄上。 59 00:06:23,259 --> 00:06:28,264 (秀吉)明 朝鮮進出を控え 堺衆の役目は終わりつつある。 60 00:06:28,264 --> 00:06:30,566 ですが…。 61 00:06:30,566 --> 00:06:37,557 本能寺の一件も持ち出して 抗うなら 口を封じねばならぬ。 62 00:06:37,557 --> 00:06:40,326 あっ…。 63 00:06:40,326 --> 00:06:44,797 信長公とて 同じことをしたであろう。 64 00:06:44,797 --> 00:06:54,890 ♪♪~ 65 00:06:54,890 --> 00:06:58,261 長益様が 台子点前を?! 66 00:06:58,261 --> 00:07:03,282 (石田三成) 関白様がお許しになられた。 いまだ伝授されぬ我らは→ 67 00:07:03,282 --> 00:07:07,082 茶の湯において まだまだということですな。 68 00:07:08,955 --> 00:07:13,242  心の声 細川殿や蒲生殿は 押しも押されぬ大大名。→ 69 00:07:13,242 --> 00:07:17,413 反抗心を封じるための伝授は やむをえんが→ 70 00:07:17,413 --> 00:07:23,302 禄も少なき長益様が 俺より 格上の茶人になろうとは。→ 71 00:07:23,302 --> 00:07:26,272 やはり織田の名には かなわぬのか…。 72 00:07:26,272 --> 00:07:29,725 (鳶の鳴き声) うん? 73 00:07:29,725 --> 00:07:34,230  心の声  まあよい。 格より名声よ。→ 74 00:07:34,230 --> 00:07:38,651 今の俺は 遠国まで その名を とどろかせる「わび飛鳥」。→ 75 00:07:38,651 --> 00:07:43,751 武門に頼り 数寄おろそかな 木っ端を相手にしてはおれぬ! 76 00:07:45,491 --> 00:07:52,765 丿貫とやらは おるか。 石田治部少輔 関白様の… お? 77 00:07:52,765 --> 00:07:56,335 何をするか! 78 00:07:56,335 --> 00:08:00,456 水たまりにござる。 袴を汚してでも→ 79 00:08:00,456 --> 00:08:04,660 一座建立を求めるなら 止めぬが。 80 00:08:04,660 --> 00:08:10,533 (丿貫)オアョ。 せっかくの もてなしが台なしじゃろうが。 81 00:08:10,533 --> 00:08:13,569 つまらん気遣いは要らんぞ。 82 00:08:13,569 --> 00:08:16,769 控えい! あいあい。 83 00:08:18,541 --> 00:08:25,698 使者では埒が明かぬ故 直々に 関白様のご意向を伝えに参った。→ 84 00:08:25,698 --> 00:08:29,902 大茶湯には 是が非でも出てもらうぞ。 85 00:08:29,902 --> 00:08:33,222 聞き分けのない御仁じゃのう。 86 00:08:33,222 --> 00:08:37,560 さような催しに興味はないと 伝えておろうが。→ 87 00:08:37,560 --> 00:08:41,731 これ以上 老いぼれの 隠居暮らしを乱さんでくれ。→ 88 00:08:41,731 --> 00:08:47,119 何を好き好んで 大勢の者に 茶を振る舞わにゃ ならんのじゃ。 89 00:08:47,119 --> 00:08:51,457 どうしても出ぬと申すか。 (丿貫)出ん 出ん。 90 00:08:51,457 --> 00:08:53,576 ならば斬る。 91 00:08:53,576 --> 00:08:55,728 ひゃあ~! 92 00:08:55,728 --> 00:08:57,728 (刃が当たる音) 93 00:08:59,965 --> 00:09:03,065 ひ~ い い…。 94 00:09:06,806 --> 00:09:08,806 むっ…。 95 00:09:14,280 --> 00:09:19,180 あ ああ…。 96 00:09:21,053 --> 00:09:24,653 某からも お願い申す。 97 00:09:26,425 --> 00:09:28,425 ふ~む…。 98 00:09:30,096 --> 00:09:37,136 袴を汚してまでの申し入れ いたく感じ入りましたぞ。 99 00:09:37,136 --> 00:09:40,536 これで断っちゃ 野暮の極み。 100 00:09:45,795 --> 00:09:48,964 (三成)感心しませんな 古田殿。 101 00:09:48,964 --> 00:09:51,834  心の声  これで役者はそろった。 102 00:09:51,834 --> 00:09:55,905 世捨て人ごときに 武人が頭を垂れるとは→ 103 00:09:55,905 --> 00:10:00,126 言語道断。 秩序乱せば 多くの血 流るる→ 104 00:10:00,126 --> 00:10:03,763 下克上の世へ戻るは必定。  心の声 宗匠に 丿貫殿→ 105 00:10:03,763 --> 00:10:07,500 公衆の面前で この怪物たちを 超えてみせねば→ 106 00:10:07,500 --> 00:10:10,736 まことの名声は得られぬ。 107 00:10:10,736 --> 00:10:14,757 (三成)この件 逐一 関白様へ報告いたす。 108 00:10:14,757 --> 00:10:19,078  心の声  天下分け目の大茶湯。→ 109 00:10:19,078 --> 00:10:24,533 数寄の玉座に腰を下ろすは→ 110 00:10:24,533 --> 00:10:28,070 この古田織部ぞ! 111 00:10:28,070 --> 00:10:33,270 ♪♪~ 112 00:10:38,164 --> 00:10:45,204 これは 福島殿に 加藤殿。 大茶湯が門番 ご苦労にござる。 113 00:10:45,204 --> 00:10:49,441 さすがは 豊臣軍団が誇る 猛牛 猛虎。 114 00:10:49,441 --> 00:10:54,446 張り子の牛虎に またがっていても 露ほども弱くは見えぬ。 115 00:10:54,446 --> 00:11:00,135 この大茶湯は すべての茶人が 集まる わび数寄の祭典。 116 00:11:00,135 --> 00:11:03,639 いかめしい武装では 祭趣を壊すとの計らい。 117 00:11:03,639 --> 00:11:07,993 某 重々承知しておりますぞ。 118 00:11:07,993 --> 00:11:11,163 (福島正則)古田殿に 褒められるとは光栄。 119 00:11:11,163 --> 00:11:13,833 (加藤清正)ちょっちゅね。 120 00:11:13,833 --> 00:11:18,053 この福島正則 実に うらやましい。 121 00:11:18,053 --> 00:11:22,825 我らも古田殿のごとく 茶の湯の席を設けたかったが→ 122 00:11:22,825 --> 00:11:26,562 関白様から 許しを得られませなんだ。 123 00:11:26,562 --> 00:11:29,532 こればかりは年の功にござる。 124 00:11:29,532 --> 00:11:33,832 午後より席を設ける故 一服しに来て下され。 125 00:11:35,788 --> 00:11:40,326 大名では一番乗りで 茶室の支度か。→ 126 00:11:40,326 --> 00:11:43,829 相当に気合いが入っておるのう トラよ。 127 00:11:43,829 --> 00:11:51,329 ちょっちゅね。 でも 俺が思うにね 古田殿は 利休殿に勝てないね。 128 00:11:53,789 --> 00:11:58,644 実は先日 利休殿の茶に招かれてのう。 129 00:11:58,644 --> 00:12:03,649 俺は戦にて あまたの猛者を なぎ倒してきた。 130 00:12:03,649 --> 00:12:09,738 あの信長公を面前にしても ひるむことはなかった。 131 00:12:09,738 --> 00:12:12,875 それが… それがだ。 132 00:12:12,875 --> 00:12:17,329 ♪♪~ 133 00:12:17,329 --> 00:12:22,268 (正則)怖かった。 何に恐れたかは いまだ わからぬが→ 134 00:12:22,268 --> 00:12:25,368 あの迫力は 古田殿にはない。 135 00:12:27,273 --> 00:12:35,130 俺もね 利休殿に招かれた時ね すごかった。→ 136 00:12:35,130 --> 00:12:39,401 茶の湯は 知らないから 顔ばかり見てたらね→ 137 00:12:39,401 --> 00:12:43,439 万事が落ち着いていて 穏やかで→ 138 00:12:43,439 --> 00:12:48,994 「いざ為さん」という気負いが まるでなかったよ。 139 00:12:48,994 --> 00:12:56,835 虎はね 獲物を狙うとき 一切の 気負いを消して近づくと申して。 140 00:12:56,835 --> 00:13:01,857 武芸者ならば 達人の域を 超えておる とな。 141 00:13:01,857 --> 00:13:05,728 ちょっちゅね。 古田殿には悪いが→ 142 00:13:05,728 --> 00:13:08,128 天下一の行方は明らか。 143 00:13:09,932 --> 00:13:16,872 皆 よう来た。 これより 菅原道真公を祭る 北野の森にて→ 144 00:13:16,872 --> 00:13:21,994 大茶湯を始める。 あらゆる名物を 本殿に集めたゆえ→ 145 00:13:21,994 --> 00:13:25,431 心置きのう拝むがよい。→ 146 00:13:25,431 --> 00:13:30,970 名物を堪能した後は 余と利休 津田宗及に 今井宗久が→ 147 00:13:30,970 --> 00:13:33,489 皆に茶を振る舞う。→ 148 00:13:33,489 --> 00:13:39,795 日の本の美は かくなるものと 胸に深く刻み 里へ帰るがよいぞ。 149 00:13:39,795 --> 00:13:43,098 (歓声) 150 00:13:43,098 --> 00:13:45,801 茶席の支度は整うたか? 151 00:13:45,801 --> 00:13:48,370 はい…。 152 00:13:48,370 --> 00:13:55,995 そう不満がるな。 これでも黄金や 唐・高麗趣は抑えさせたのだぞ。 153 00:13:55,995 --> 00:14:02,668 わび数寄の祭典だろうと 天下人としての威厳も必要ぞ。→ 154 00:14:02,668 --> 00:14:10,468 ほれ見ろ。 民は あれほどに 喜んでおろうが! ハハハハハ! 155 00:14:12,811 --> 00:14:15,230 (細川忠興)あ ああ…。→ 156 00:14:15,230 --> 00:14:20,119 松花茶壺に 千鳥の香炉 乙御前釜。→ 157 00:14:20,119 --> 00:14:25,107 三肩衝のみならず 関白様が これほどまで名物をお持ちとは! 158 00:14:25,107 --> 00:14:29,294 (蒲生氏郷)信長公所有の名物を すべて見たわけではないが→ 159 00:14:29,294 --> 00:14:33,098 数では 抜かれておるやもしれぬ。 160 00:14:33,098 --> 00:14:37,419  心の声 細川殿も蒲生殿も まだ若いのう。→ 161 00:14:37,419 --> 00:14:41,919 あまたの名物が放つ器気に 圧倒されておる。 162 00:14:43,959 --> 00:14:48,664  心の声 それに比べ この俺の 成長ぶりは どうだ。→ 163 00:14:48,664 --> 00:14:56,271 唐・高麗名物群を前にしても 大金時殿は ぴくりともせぬ。→ 164 00:14:56,271 --> 00:15:00,042 己が金時が まさかりを 担ぐほどになるには→ 165 00:15:00,042 --> 00:15:05,142 わび果て 使い込まれた逸品に 出おうた時のみよ。 166 00:15:08,517 --> 00:15:10,517 うん? 167 00:15:12,454 --> 00:15:15,924  心の声 なんとも 「ふぃやぁ」として こやつめ。→ 168 00:15:15,924 --> 00:15:21,563 これが あの「大友瓢箪」。 唐物でも 愛いやつが おるではないか。 169 00:15:21,563 --> 00:15:27,263 (津田宗及)この「楢柴」は 以前 見た時と 何やら違うような…。 170 00:15:28,954 --> 00:15:31,473  回想  これを進ぜよう。 171 00:15:31,473 --> 00:15:37,229 ♪♪~ 172 00:15:37,229 --> 00:15:44,929 「楢柴」の蓋にござる。 今 関白様が お持ちのものは 偽りのものぞ。 173 00:15:48,073 --> 00:15:53,929 (今井宗久) 早う茶室へ 津田殿。 お客が 列をなして待っておりますぞ。 174 00:15:53,929 --> 00:15:59,329 早う行きなされ! 客を待たすとは無礼ですぞ。 175 00:16:05,641 --> 00:16:08,861 (藤柴耕吉郎)それぞれの茶席へ 既に100を超える客が→ 176 00:16:08,861 --> 00:16:13,415 参じてございます。 昼には200を超えるか。 177 00:16:13,415 --> 00:16:20,315 恐らく 客のほとんどが 関白様か 宗匠目当て… となれば…。 178 00:16:22,174 --> 00:16:25,928  心の声 300ほどの客を 我が茶室に呼び寄せねば→ 179 00:16:25,928 --> 00:16:30,528 天下分け目の 大茶湯の覇者には なれぬということか。 180 00:16:32,234 --> 00:16:37,339 け け… 結構なお点前に ござりました… 関白様。 181 00:16:37,339 --> 00:16:40,039 フフフフ… うむ。 182 00:16:42,244 --> 00:16:45,344 ご多忙のところ 恐れ入ります 宗匠。 183 00:16:47,833 --> 00:16:52,004  心の声 至極普通の 四畳半草庵茶室。→ 184 00:16:52,004 --> 00:16:58,560 道具も 必殺の 長次郎今焼を 用いぬところを見ると→ 185 00:16:58,560 --> 00:17:03,131 宗匠は この大茶湯を 投げておる! 186 00:17:03,131 --> 00:17:08,854 午後より茶席を設けるそうですね。 いかにも。 187 00:17:08,854 --> 00:17:17,062 長益様にも申し上げましたが 私は かような催しは感心いたしませぬ。 188 00:17:17,062 --> 00:17:23,802 されど 古織様に やる気が おありなれば せめて皆様方に→ 189 00:17:23,802 --> 00:17:28,140 まことの わび数寄を ご提供なさって下さりませ。 190 00:17:28,140 --> 00:17:33,061  心の声  ククッ… こ… これはよもや→ 191 00:17:33,061 --> 00:17:36,265 師からの玉座譲渡!→ 192 00:17:36,265 --> 00:17:40,765 とすれば 残るつわものは 丿貫殿 ただ1人! 193 00:17:43,121 --> 00:17:48,221  心の声 見えた… 薄ぼんやりと 頂の影が! 194 00:17:51,797 --> 00:17:56,668 しばらく見ぬうちに でかくなったな 長孝よ。→ 195 00:17:56,668 --> 00:18:01,790 清州では しかと務めておるか? (織田長孝)ご心配なく 父上。 196 00:18:01,790 --> 00:18:06,478 せっかくの大茶湯で 織田長益が 茶を 世に問わぬのですか? 197 00:18:06,478 --> 00:18:11,133 屋敷が出来たばかりだ。 この機に 数寄に通じた女子を→ 198 00:18:11,133 --> 00:18:13,568 見つけねばのう。 199 00:18:13,568 --> 00:18:17,289 大坂の義母上には密に…。 200 00:18:17,289 --> 00:18:20,789 察しも良うなった。 …お? 201 00:18:23,578 --> 00:18:26,598 このまま立って飲めと? 202 00:18:26,598 --> 00:18:32,104 さよう! 無駄を省いた 小さき茶席こそ わび数寄の要。 203 00:18:32,104 --> 00:18:36,575 もはや半畳で十分というのが 細川忠興の茶ぞ。 204 00:18:36,575 --> 00:18:38,727 (細川幽斎)忠興! うっ…。 205 00:18:38,727 --> 00:18:40,727 (打つ音) あ~! 206 00:18:42,397 --> 00:18:49,137 (幽斎)バカ息子め! これ以上 細川の恥をさらすでない! 207 00:18:49,137 --> 00:18:52,057 あれは 細川幽斎様。 208 00:18:52,057 --> 00:18:56,528 フフフ あんな茶席では 誰一人 落ち着けんわ。 209 00:18:56,528 --> 00:18:59,965 忠興殿のようには なるなよ。 210 00:18:59,965 --> 00:19:05,065 わびの新しさのみ求めても 人心は つかめぬものよ。 211 00:19:07,673 --> 00:19:11,473 これは長益殿。 一服いかがですか? 212 00:19:13,462 --> 00:19:17,032 気づかぬほど地味ぞ 蒲生殿。 213 00:19:17,032 --> 00:19:21,003 同じ南蛮かぶれとして ちと寂しいのう。 214 00:19:21,003 --> 00:19:25,907 まだまだ創意が足らぬゆえ… お恥ずかしい。 215 00:19:25,907 --> 00:19:31,697 (長益)ほう 亡き兄上愛用の 唐物 珠光茶碗か。 216 00:19:31,697 --> 00:19:37,102 かような折に 信長公を しのんで頂きたく…。 217 00:19:37,102 --> 00:19:41,273 ときに 古織殿の茶席は ご覧になられましたか? 218 00:19:41,273 --> 00:19:45,777 古織の? ものすごい行列ですぞ。 219 00:19:45,777 --> 00:19:50,632 全く 前代未聞の 二畳敷を作られた。 220 00:19:50,632 --> 00:19:53,118 うん? 221 00:19:53,118 --> 00:20:01,526 (歓声) 222 00:20:01,526 --> 00:20:04,526 あ あ…。 あ あ…。 223 00:20:07,132 --> 00:20:10,001 今 心得ました 父上。 224 00:20:10,001 --> 00:20:15,023 某も 古田様のごとき 大人になれば よいのですね。 225 00:20:15,023 --> 00:20:17,359 たわけぃ! 226 00:20:17,359 --> 00:20:21,797 ♪♪~ 227 00:20:21,797 --> 00:20:24,597 (上田左太郎)う~む…。 228 00:20:27,803 --> 00:20:34,376 来客の数 上田殿にて 200と50になり申した。 229 00:20:34,376 --> 00:20:37,076 御免。 …おっとっと。 (きしむ音) 230 00:20:39,364 --> 00:20:43,802 お~! 窓を開ければ この絶景。 231 00:20:43,802 --> 00:20:49,424 止まり木に憩う燕がごとく 何か 「ツピ~ピッ」っと 鳴きとうなり申す。 232 00:20:49,424 --> 00:20:54,329 支柱となる松と 景の選定に 丸七日。 233 00:20:54,329 --> 00:20:58,633 皆に わび飛鳥の心持ちにて 茶を飲んでもらいたく→ 234 00:20:58,633 --> 00:21:02,487 労を重ねたかいが あり申した。 235 00:21:02,487 --> 00:21:09,027 これが わび数寄… なんと… なんと胸躍る遊戯。 236 00:21:09,027 --> 00:21:12,964 天下一にござる! 古田殿は いかなる数寄者にも→ 237 00:21:12,964 --> 00:21:15,264 勝っておりますぞ! 238 00:21:17,102 --> 00:21:22,908 失礼。 これは石田殿。 一服いかがですかな? 239 00:21:22,908 --> 00:21:26,728 不敬ですぞ 古田殿。 あぁ? 240 00:21:26,728 --> 00:21:31,633 北野の森に 関白様や 公家衆がおわすを忘れてか? 241 00:21:31,633 --> 00:21:35,804 お手前は 殿下の頭上に 茶席を設け→ 242 00:21:35,804 --> 00:21:39,875 優越に浸っておるのでは ございますまいな。 243 00:21:39,875 --> 00:21:43,195 何を申す! さようなことは…。 とにかく→ 244 00:21:43,195 --> 00:21:48,934 殿下を上から見下ろすとは 不届き 千万! 速やかに立ち退かれよ。 245 00:21:48,934 --> 00:21:51,136 (水をかける音) 246 00:21:51,136 --> 00:21:56,942 う~! 言いがかりも甚だしい! (三成)釜は預からせてもらう。 247 00:21:56,942 --> 00:21:59,911 何をなさる! 放せ! 248 00:21:59,911 --> 00:22:02,531 返しなされ! えい 放さぬか! 249 00:22:02,531 --> 00:22:06,134 返しなされ! 放さぬか! 返せ! 放せ! 250 00:22:06,134 --> 00:22:08,570 返せ! 放せ! (小屋が壊れる音) 251 00:22:08,570 --> 00:22:11,356 (どよめき) 252 00:22:11,356 --> 00:22:15,856 (一同の叫び声) 253 00:22:19,598 --> 00:22:24,553 今のところ 誰の茶席に 人が入っとる? 秀長。 254 00:22:24,553 --> 00:22:29,191 先ほど回った限りでは 古田殿が一番かと。 255 00:22:29,191 --> 00:22:34,212 いずれにせよ 利休殿を超える者は 見当たりませぬ。 256 00:22:34,212 --> 00:22:36,464 う~む…。 257 00:22:36,464 --> 00:22:44,439 ♪♪~ 258 00:22:44,439 --> 00:22:50,061  心の声  俺の… 頂への… 夢が…。 259 00:22:50,061 --> 00:22:52,661 (烏の鳴き声) 260 00:22:56,001 --> 00:23:03,801 博多の神谷宗湛が間に合えば 俺が 応援して 評判を高めるものを…。 261 00:23:08,129 --> 00:23:10,129 お? 262 00:23:12,033 --> 00:23:14,035 よっ。 263 00:23:14,035 --> 00:23:26,431 ♪♪~ 264 00:23:26,431 --> 00:23:29,331 あ ああ…。 265 00:23:33,121 --> 00:23:35,840 ♪♪~(エンディングテーマ) 266 00:23:35,840 --> 00:23:41,663 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 267 00:23:41,663 --> 00:23:47,752 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 268 00:23:47,752 --> 00:23:53,959 ♪♪「世界中を敵に回したって」 269 00:23:53,959 --> 00:24:00,198 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 270 00:24:00,198 --> 00:24:05,971 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 271 00:24:05,971 --> 00:24:12,961 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 272 00:24:12,961 --> 00:24:18,566 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 273 00:24:18,566 --> 00:24:21,353 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 274 00:24:21,353 --> 00:24:25,223 ♪♪「思うまま生きて そして」 275 00:24:25,223 --> 00:24:30,862 ♪♪「昇った天辺から 見える」 276 00:24:30,862 --> 00:24:34,733 ♪♪「景色を教えて いつか」 277 00:24:34,733 --> 00:24:43,425 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 278 00:24:43,425 --> 00:24:46,961 ♪♪「叶えたい願い それは」 279 00:24:46,961 --> 00:24:53,968 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 280 00:24:53,968 --> 00:24:58,968 ♪♪「壊されないで 永遠に」 281 00:25:02,127 --> 00:25:22,263 ♪♪~ 282 00:25:22,263 --> 00:25:25,133 「一から出直します」。 283 00:25:25,133 --> 00:25:29,133 武か数寄か それが問題にて候。 284 00:25:34,125 --> 00:25:37,696 今日のテーマは 「耳」。 285 00:25:37,696 --> 00:25:40,796 耳の悩みといえば やっぱり…。 286 00:25:46,438 --> 00:25:48,423 でも…。 287 00:25:48,423 --> 00:25:50,658 ♪♪~ 288 00:25:50,658 --> 00:25:52,858 「ある日 突然 こんなふうに…」。