1 00:00:34,136 --> 00:00:40,125 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:40,125 --> 00:02:00,825 ♪♪~ 3 00:02:07,279 --> 00:02:13,279 (喚声) 4 00:02:18,707 --> 00:02:22,207 (叫び声) 5 00:02:24,963 --> 00:02:27,966 (藤柴耕吉郎)これだけの兵にも 籠城を続けるとは→ 6 00:02:27,966 --> 00:02:30,802 敵ながら見事ですな 殿。 7 00:02:30,802 --> 00:02:33,302 (古田織部) おお 見事よの。 8 00:02:37,159 --> 00:02:39,961  心の声  韮山は竹の名産地。→ 9 00:02:39,961 --> 00:02:44,232 なんとか隙を狙うて 名竹を探しに行けぬものか。 10 00:02:44,232 --> 00:02:47,736 (丸太の激突音) (兵たち)うお~っ! 11 00:02:47,736 --> 00:02:52,574  心の声 いやいや 不注意は禁物。→ 12 00:02:52,574 --> 00:02:56,011 戦人とは つらいものよ。 13 00:02:56,011 --> 00:03:09,441 ♪♪~ 14 00:03:09,441 --> 00:03:11,441 (千 利休)う~む…。 15 00:03:13,178 --> 00:03:16,932 もしや 千 利休様では? 16 00:03:16,932 --> 00:03:19,134 うん? 17 00:03:19,134 --> 00:03:23,338 豊臣方が攻めてきたら 必ずや 利休様が→ 18 00:03:23,338 --> 00:03:29,161 おいでになるだろうと 毎日 お捜ししておりました。 19 00:03:29,161 --> 00:03:32,261 一体 誰から? 20 00:03:37,135 --> 00:03:51,817 ♪♪~ 21 00:03:51,817 --> 00:03:54,417 (山上宗二)ああ…。 22 00:03:57,506 --> 00:04:01,276 宗二! 23 00:04:01,276 --> 00:04:07,176 まことに… まことに 久しうございます 宗匠。 24 00:04:16,691 --> 00:04:19,394 心配かけおって。 25 00:04:19,394 --> 00:04:24,733 高野山を下り 相模に入って1年。 26 00:04:24,733 --> 00:04:28,987 先年亡くなられた 北条幻庵様の庇護にて→ 27 00:04:28,987 --> 00:04:32,741 不自由なく 過ごして参りました。 28 00:04:32,741 --> 00:04:35,961 うん? 29 00:04:35,961 --> 00:04:39,761 その富士形の天命釜は? 30 00:04:41,867 --> 00:04:45,804 小田原の鋳物師に 作らせました。→ 31 00:04:45,804 --> 00:04:51,193 さしずめ「宗二好み」の当世物 といったところでしょうか。→ 32 00:04:51,193 --> 00:04:54,893 宗匠を前に お恥ずかしい。 33 00:04:57,199 --> 00:05:01,770 変わりましたね 宗二。→ 34 00:05:01,770 --> 00:05:04,789 まことに ようなった。 35 00:05:04,789 --> 00:05:11,189 釜一つ見ても 名物にとらわれぬ 創意工夫がうかがえます。 36 00:05:13,315 --> 00:05:15,315 はは…。 37 00:05:18,320 --> 00:05:22,974 そのお言葉が 聞きとうございました。→ 38 00:05:22,974 --> 00:05:29,798 私は他人の好みを辛く評し 自分を 高みに置くところがありました。→ 39 00:05:29,798 --> 00:05:35,937 裏を返さば 自信がなかったのです。→ 40 00:05:35,937 --> 00:05:42,928 ゆえに 名物のごとき 既成の 良さから 飛躍できなかった。→ 41 00:05:42,928 --> 00:05:46,698 されど 名物などなくとも→ 42 00:05:46,698 --> 00:05:53,271 私のなすことを受け入れる人々に 会い 自信が持てたのです。 43 00:05:53,271 --> 00:06:01,580 そして… まことの 一座建立を知りました。→ 44 00:06:01,580 --> 00:06:06,585 好みと好みが ぶつかり合い そこから生じる新しき価値。→ 45 00:06:06,585 --> 00:06:09,788 思えば 黄金の茶室も 聚楽第も→ 46 00:06:09,788 --> 00:06:15,188 さような交わりの たまものだと 今更ながらに…。 47 00:06:17,963 --> 00:06:21,663 私も似たようなものでした。 え? 48 00:06:23,301 --> 00:06:26,354 己が創意を至高と信じ→ 49 00:06:26,354 --> 00:06:31,977 一座建立より生まれし旨さを ないがしろにしておりました。→ 50 00:06:31,977 --> 00:06:37,332 その旨みを拾いつつ 数寄を研鑽し続けねば。 51 00:06:37,332 --> 00:06:42,354 お互い育んでゆこうでは ありませんか。 52 00:06:42,354 --> 00:06:45,941 まことの わび数寄の芽を。 53 00:06:45,941 --> 00:06:52,141 ああ… されど もう刻が…。 54 00:06:54,399 --> 00:06:59,604 (宗二)20万を超える軍勢に 北条の勝ち目はありませぬ。→ 55 00:06:59,604 --> 00:07:06,378 なれば 私も敵として… 既に覚悟はしておりますれば…。 56 00:07:06,378 --> 00:07:08,978 強がりを言うては なりません。 57 00:07:10,615 --> 00:07:15,337 まずは世話になった方々へ 礼を申してきなさい。 58 00:07:15,337 --> 00:07:23,144 そして豊臣方へ戻ってくるのです。 病床の秀長様も望んでおられる。 59 00:07:23,144 --> 00:07:25,196 ですが…。 60 00:07:25,196 --> 00:07:28,733 私は茶頭筆頭です。 61 00:07:28,733 --> 00:07:33,755 かような時に「利休」の権勢を 使わず いかがする。→ 62 00:07:33,755 --> 00:07:40,311 私の助命嘆願なれば 関白様とて 首を横には振りませぬ。 63 00:07:40,311 --> 00:07:43,832 ♪♪~ 64 00:07:43,832 --> 00:07:46,134 ありがたき…。 65 00:07:46,134 --> 00:07:49,637 ♪♪~ 66 00:07:49,637 --> 00:07:53,441 まことに ありがたき幸せにて…。 67 00:07:53,441 --> 00:07:56,641 ♪♪~ 68 00:07:58,613 --> 00:08:02,434 (豊臣秀吉) ようやった! 上田左太郎。→ 69 00:08:02,434 --> 00:08:05,336 伊豆山中城を 半日で落とせしは→ 70 00:08:05,336 --> 00:08:09,124 お前の一番乗りの 功あったればこそよ。 71 00:08:09,124 --> 00:08:13,128 (左太郎)恐悦にございます。 つきましては 一つお願いが。 72 00:08:13,128 --> 00:08:15,146 何だ? 73 00:08:15,146 --> 00:08:21,603 武辺者の某なれど 恥ずかしながら 数寄心が芽生えてきたれば→ 74 00:08:21,603 --> 00:08:26,157 利休居士に 茶の湯を 教えて頂きとうございます。 75 00:08:26,157 --> 00:08:33,465 お? …フッ。 荒すぎる鼻息を 茶の湯で少しは諌めるがよいわ。 76 00:08:33,465 --> 00:08:37,402 いい齢ゆえ 嫁も世話してやらねばのう。 77 00:08:37,402 --> 00:08:39,988 ああ…。 78 00:08:39,988 --> 00:08:46,778 (左太郎) さような訳で 古田殿ではなく 利休殿の弟子になり申す。 79 00:08:46,778 --> 00:08:53,168 上田殿と組まば もそっと大胆な 遊びができると思うていたが…。 80 00:08:53,168 --> 00:08:58,606 利休殿は いずれに? 石垣山の 築城に加わっておられよう。 81 00:08:58,606 --> 00:09:04,429 豊臣方の拠点となる この城 えらく絢爛になるそうな。 82 00:09:04,429 --> 00:09:08,129 遠征に赴く前に 一目見たいものだが…。 83 00:09:09,801 --> 00:09:14,422 それはそうと この盾も 新手の数寄にござるか? 84 00:09:14,422 --> 00:09:16,908 ウ~ン? ウン。 85 00:09:16,908 --> 00:09:21,396 (石田三成)北条方の皆川広照が 兵100名と共に→ 86 00:09:21,396 --> 00:09:24,616 徳川様が陣所へ 投降せし件…。 87 00:09:24,616 --> 00:09:28,636 処分は徳川に任せると 申したはずだ。 88 00:09:28,636 --> 00:09:32,557 その中に 山上宗二が おりました。 89 00:09:32,557 --> 00:09:34,576 うん? 90 00:09:34,576 --> 00:09:36,961 (鐘の音) 91 00:09:36,961 --> 00:09:57,365 ♪♪~ 92 00:09:57,365 --> 00:10:01,765 お久しうございます 関白様。 93 00:10:04,539 --> 00:10:06,858 何故 逃げてきた? 94 00:10:06,858 --> 00:10:12,547 今一度 関白様のおそばで 茶の湯に励むこと かなうなら→ 95 00:10:12,547 --> 00:10:17,035 これ以上の喜びはなしと 思い至った次第。→ 96 00:10:17,035 --> 00:10:23,925 そして 戦が終わりし暁には 北条当主 氏直様の→ 97 00:10:23,925 --> 00:10:27,825 お命だけは お助け下さりますよう…。 98 00:10:30,498 --> 00:10:33,434 三成。 はっ。 99 00:10:33,434 --> 00:10:36,337 うっ! ああ! 100 00:10:36,337 --> 00:10:40,158 相模よりの荷や便りを 検分したところ→ 101 00:10:40,158 --> 00:10:43,411 かようなものが 二編出てきた。 102 00:10:43,411 --> 00:10:46,848 ひとつ! 紹?芋頭水指! 103 00:10:46,848 --> 00:10:51,236 「関白様の許に在るが 芋頭は方々に在り」。→ 104 00:10:51,236 --> 00:10:53,805 ひとつ! 橋立茶壺。→ 105 00:10:53,805 --> 00:10:59,811 「利休所持にて 全てにおいて 言語を絶する名品なり」。 106 00:10:59,811 --> 00:11:05,811 他にも信長公ご所有の名物を 「悪しき物」とまで記す始末。 107 00:11:09,137 --> 00:11:12,607 (三成)天下人に おわす 殿下を差し置き→ 108 00:11:12,607 --> 00:11:17,812 町人ごときが 名物の格付けを 行うなど 言語道断! 109 00:11:17,812 --> 00:11:22,233 聚楽第の落書きに等しき 愚行である。→ 110 00:11:22,233 --> 00:11:26,304 名は無くとも 花押にて 書き手は明白! 111 00:11:26,304 --> 00:11:28,623 他に何編あるのだ! 112 00:11:28,623 --> 00:11:31,142 うっ うう…! 113 00:11:31,142 --> 00:11:36,598 申せ! この落書き帳 誰に何編渡した? 114 00:11:36,598 --> 00:11:41,035 むう… うう…。 115 00:11:41,035 --> 00:11:50,461 ♪♪~ 116 00:11:50,461 --> 00:11:54,265 (三成)申せ! すべて…→ (宗二) 117 00:11:54,265 --> 00:11:57,602 若気の至りにて…。 118 00:11:57,602 --> 00:12:01,139 ♪♪~ 119 00:12:01,139 --> 00:12:07,795  回想  宗二も 十分に改心した様子。 どうか お慈悲のほどを。 120 00:12:07,795 --> 00:12:10,632 この いでたちを 評してみよ。 121 00:12:10,632 --> 00:12:12,634 あ…。 122 00:12:12,634 --> 00:12:16,821 余が お気に入りの いでたちを 評してみよ。 123 00:12:16,821 --> 00:12:19,707 う… うう…。 124 00:12:19,707 --> 00:12:23,261 ♪♪~ 125 00:12:23,261 --> 00:12:26,180 う… うう…。 126 00:12:26,180 --> 00:12:33,237 ♪♪~ 127 00:12:33,237 --> 00:12:35,673 評してみよ。 128 00:12:35,673 --> 00:12:40,173 むう… うう… う。 129 00:12:41,796 --> 00:12:46,796 当世には ふさわしうない お召し物にて…。 130 00:13:00,148 --> 00:13:04,048 これ以上 余に努力をさせるな。 131 00:13:06,804 --> 00:13:08,790 (秀吉)やれ。 132 00:13:08,790 --> 00:14:01,090 ♪♪~ 133 00:14:02,960 --> 00:14:06,030 うあっ! 134 00:14:06,030 --> 00:14:08,032 あっ あっ ああ! 135 00:14:08,032 --> 00:14:14,032 ♪♪~ 136 00:14:16,574 --> 00:14:18,810 (雷鳴) 137 00:14:18,810 --> 00:14:22,310 う うう う~! 138 00:14:27,435 --> 00:14:33,991 おのれ! よくも…! 139 00:14:33,991 --> 00:14:38,262 (雷鳴) 140 00:14:38,262 --> 00:14:46,862 よくも… まことの… わび数寄の芽を! 141 00:14:50,475 --> 00:14:57,181 (鳥の鳴き声) 142 00:14:57,181 --> 00:14:59,967 これは 忠興殿。 143 00:14:59,967 --> 00:15:03,438 (細川忠興)宗匠のご病状 いかがにござった? 144 00:15:03,438 --> 00:15:06,941 何やら 風邪を こじらせたそうな。 145 00:15:06,941 --> 00:15:10,611 下痢もひどく あまり はかばかしくないよう。 146 00:15:10,611 --> 00:15:12,930 一目 お顔を。 やめなされ! 147 00:15:12,930 --> 00:15:14,949 う…。 148 00:15:14,949 --> 00:15:19,449 武人の面など 今は見たくもなかろう。 149 00:15:23,441 --> 00:15:27,078 やはり宗二の件が…。 無理もあるまい。 150 00:15:27,078 --> 00:15:33,434 長年 志を共にしてきた 同郷の弟子を失ったのだから。 151 00:15:33,434 --> 00:15:37,405 某なら 茶の湯秘伝書を 記したとしても→ 152 00:15:37,405 --> 00:15:40,708 石田殿に見つかるような ヘマはせぬが。 153 00:15:40,708 --> 00:15:45,730 耳と鼻をそがれようと 誰に何編渡したか→ 154 00:15:45,730 --> 00:15:48,533 ついに 口を割らなかったらしい。 155 00:15:48,533 --> 00:15:50,801 あ…。 156 00:15:50,801 --> 00:15:56,390 大した男よ。 幾年 幾百年先には→ 157 00:15:56,390 --> 00:15:59,890 あの男の志も 報われるやもしれぬ。 158 00:16:01,429 --> 00:16:04,966 (忠興)くれぐれも遠征には お気をつけ下され。 159 00:16:04,966 --> 00:16:10,588 忠興殿も 血気に はやり 幽斎殿に叱られぬようにな。 160 00:16:10,588 --> 00:16:17,328 一つ朗報を。 奥羽の伊達が 豊臣に降り はせ参じるそうな。 161 00:16:17,328 --> 00:16:21,032 これで 北の果てまで 攻め入らずに済むというもの。 162 00:16:21,032 --> 00:16:27,822 実際に面を見るまでは まだまだ。 お互い出費は避けておくが無難。 163 00:16:27,822 --> 00:16:30,122 なるほど。 では。 164 00:16:32,543 --> 00:16:38,599  心の声 さて 出陣の前に 石垣山へ寄ってみるか。→ 165 00:16:38,599 --> 00:16:42,699 なんぞ宗匠の励みになることを 考えねばな。 166 00:16:46,040 --> 00:16:48,793 (家臣1)無念にございます!→ 167 00:16:48,793 --> 00:16:53,764 奥羽六十六郡の半分を制し 東国一となった我らが→ 168 00:16:53,764 --> 00:16:58,502 豊臣のサルめに頭を下げに 行かねばならぬとは! 169 00:16:58,502 --> 00:17:03,241 (家臣2)弟御を殺め 母君を 追放なさってまで統べし奥羽を→ 170 00:17:03,241 --> 00:17:06,460 関白がものにせねば ならぬのだから…。 171 00:17:06,460 --> 00:17:08,963 (片倉景綱) 泣き言を申すな! 172 00:17:08,963 --> 00:17:13,568 人一倍 悔しい思いを しておられるのは 正宗様ぞ! 173 00:17:13,568 --> 00:17:19,490 (伊達正宗)いやさ 片倉ァ 俺ァ 俺ァ 悔しくなんかねえぜ。 174 00:17:19,490 --> 00:17:21,509 え? 175 00:17:21,509 --> 00:17:28,015 ほんの一刻よ。 奥羽を預けるのは 一刻のことさァ。 176 00:17:28,015 --> 00:17:32,753 そうして 関白が 油断しておる間に 俺ァ→ 177 00:17:32,753 --> 00:17:36,791 俺ァ 天下を取ってやるのさァ! 178 00:17:36,791 --> 00:17:39,126 おお! 179 00:17:39,126 --> 00:17:42,913 なァ そうだろォ? 虎哉和尚。 180 00:17:42,913 --> 00:17:45,513 ナメられちゃあ いかん。 181 00:17:49,353 --> 00:17:51,606 うん? 182 00:17:51,606 --> 00:17:54,506 (虎哉) ナメられちゃあ いかん。 183 00:17:56,193 --> 00:17:58,229 (家臣たち)お~! 184 00:17:58,229 --> 00:18:01,465 (家臣1) 蛇のごとき 不思議な金刺繍が! 185 00:18:01,465 --> 00:18:05,036 (家臣2)さすがは 京におられた 虎哉様。→ 186 00:18:05,036 --> 00:18:08,606 数寄に長けた物を 持っていなさる! 187 00:18:08,606 --> 00:18:12,843 こいつを右目に 小田原へ行き→ 188 00:18:12,843 --> 00:18:16,447 数寄武将が心意気を 見せてこいと? 189 00:18:16,447 --> 00:18:18,899 ナメられちゃあ いかん! 190 00:18:18,899 --> 00:18:22,436 ふむ。 あっ! 191 00:18:22,436 --> 00:18:25,973 早う利休居士に→ 192 00:18:25,973 --> 00:18:29,773 あ・い・て・ェ! 193 00:18:31,462 --> 00:18:52,233 ♪♪~ 194 00:18:52,233 --> 00:18:55,836 (小堀新介)急げ~! 兵力わずかな我らなれど→ 195 00:18:55,836 --> 00:19:02,393 病床におられる秀長様に代わり 一刻も早く城を築くのじゃ! 196 00:19:02,393 --> 00:19:04,512 (小堀作介)父上。 うん? 197 00:19:04,512 --> 00:19:07,398 普請奉行様は 天守閣の壁を→ 198 00:19:07,398 --> 00:19:10,034 いかようになさる おつもりでしょうか。 199 00:19:10,034 --> 00:19:14,505 さあな。 ともかく 「早う豪華に」との お達しゆえ→ 200 00:19:14,505 --> 00:19:17,005 普通の板壁になろうて。 201 00:19:18,709 --> 00:19:21,962  心の声  ふぅん… つまらないわ。→ 202 00:19:21,962 --> 00:19:25,966 北条方に 数寄の格差を 見せつける城なのに。 203 00:19:25,966 --> 00:19:29,320 うん? 何をまた案じておる。→ 204 00:19:29,320 --> 00:19:34,075 お前は 諸将に うまい茶を 出すことのみ考えよ。→ 205 00:19:34,075 --> 00:19:38,612 元服も しとらんのに 連れてきたのは そのためぞ。 206 00:19:38,612 --> 00:19:41,112 あっ! 207 00:19:44,502 --> 00:19:48,005  心の声 織部正様だわ! どうしよう。→ 208 00:19:48,005 --> 00:19:53,594 今をときめく あのお方に会う 心の準備ができてない! 209 00:19:53,594 --> 00:19:57,264 全く すごい物を用意したな。 210 00:19:57,264 --> 00:20:00,801 かような黄金の懸魚を 天守に付けられたら→ 211 00:20:00,801 --> 00:20:04,972 小田原の連中も 腰を抜かすだろうて。 212 00:20:04,972 --> 00:20:09,810 関白様に気に入られれば また匠の名を上げるのう→ 213 00:20:09,810 --> 00:20:16,410 本阿弥光悦殿。 父の見立てにて 私の好みではございませぬ。 214 00:20:18,536 --> 00:20:23,507 それはそうと 織部様…→ 215 00:20:23,507 --> 00:20:28,512 せっかくの孫六 油は良い物をお使い下され。 216 00:20:28,512 --> 00:20:33,968 ばれたか! ハハハハハ! 諸将がこぞって刀を任せる→ 217 00:20:33,968 --> 00:20:36,837 本阿弥の目は欺けぬな。 218 00:20:36,837 --> 00:20:41,842 いやなに 今は太刀より面白き 器を作っておってな。 219 00:20:41,842 --> 00:20:44,445 いかような? 220 00:20:44,445 --> 00:20:48,432 まだ申せぬのう。 殺生な! せめて…。 221 00:20:48,432 --> 00:20:52,970 古田様と お見受けします。 は? 222 00:20:52,970 --> 00:20:58,993 某 大納言 秀長様が家臣 小堀新介と申します。 223 00:20:58,993 --> 00:21:03,430 築城の手助けに参りましたゆえ ご挨拶をば。 224 00:21:03,430 --> 00:21:08,452 某は部外者によって そう かしこまらずとも。 225 00:21:08,452 --> 00:21:12,256 うっ。 うん? 226 00:21:12,256 --> 00:21:15,556 これ ご挨拶せい。 あ! 227 00:21:17,595 --> 00:21:23,133 秀長様の茶の給仕をしております 小堀作介と申します。 228 00:21:23,133 --> 00:21:25,336 不出来な息でして。 229 00:21:25,336 --> 00:21:28,906 聚楽第にて 利休居士に 褒められてからというもの→ 230 00:21:28,906 --> 00:21:32,343 武を忘れ 数寄に かぶれておりましてなあ。 231 00:21:32,343 --> 00:21:34,528 ほう 宗匠に。 232 00:21:34,528 --> 00:21:39,116 ほれ 先ほどの件 お見知りおきに申してみよ。 233 00:21:39,116 --> 00:21:43,621 えっ! そのような僭越な…。 234 00:21:43,621 --> 00:21:47,021 申されよ。 あっ…。 235 00:21:50,794 --> 00:21:54,632 あ… う…。 236 00:21:54,632 --> 00:21:57,701 ふむ。 237 00:21:57,701 --> 00:22:02,306 大和より 障子紙を 運んできましたれば→ 238 00:22:02,306 --> 00:22:05,706 それを 天守閣に 貼っては いかがかと。 239 00:22:08,162 --> 00:22:13,162 (作介)板壁がままより 白き 麗しき様になろうかと…。 240 00:22:16,470 --> 00:22:20,991 ♪♪~ 241 00:22:20,991 --> 00:22:23,777 面白い。 うっ! 242 00:22:23,777 --> 00:22:26,677 はっ! 面白い。 243 00:22:28,365 --> 00:22:34,471 漆を塗るより早うできる。 早速 普請奉行に伝えてみようぞ。 244 00:22:34,471 --> 00:22:38,592 ♪♪~ 245 00:22:38,592 --> 00:22:44,348  心の声  褒められた! あの織部正様に 褒められちゃった。 246 00:22:44,348 --> 00:22:46,367  回想  面白い。 247 00:22:46,367 --> 00:22:51,538 うれしい! 一つ 夢に近づけたわ。→ 248 00:22:51,538 --> 00:22:57,945 近江にいたころ 確かに見た あの白き安土城に近づく夢に。 249 00:22:57,945 --> 00:23:00,564  心の声 小堀作介か。→ 250 00:23:00,564 --> 00:23:07,371 おるものよのう わっぱのうちから 才を見せる者が。 251 00:23:07,371 --> 00:23:15,412 ♪♪~ 252 00:23:15,412 --> 00:23:20,434 摘んでも いぶくものよ わび数寄の芽は。 253 00:23:20,434 --> 00:23:31,034 ♪♪~ 254 00:23:32,963 --> 00:23:35,833 ♪♪~(エンディングテーマ) 255 00:23:35,833 --> 00:23:41,672 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 256 00:23:41,672 --> 00:23:47,761 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 257 00:23:47,761 --> 00:23:53,968 ♪♪「世界中を敵に回したって」 258 00:23:53,968 --> 00:24:00,190 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 259 00:24:00,190 --> 00:24:05,963 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 260 00:24:05,963 --> 00:24:12,970 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 261 00:24:12,970 --> 00:24:18,559 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 262 00:24:18,559 --> 00:24:21,362 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 263 00:24:21,362 --> 00:24:25,232 ♪♪「思うまま生きて そして」 264 00:24:25,232 --> 00:24:30,871 ♪♪「昇った天辺から 見える」 265 00:24:30,871 --> 00:24:34,742 ♪♪「景色を教えて いつか」 266 00:24:34,742 --> 00:24:43,434 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 267 00:24:43,434 --> 00:24:46,970 ♪♪「叶えたい願い それは」 268 00:24:46,970 --> 00:24:53,961 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 269 00:24:53,961 --> 00:24:58,961 ♪♪「壊されないで 永遠に」 270 00:25:02,119 --> 00:25:22,539 ♪♪~ 271 00:25:22,539 --> 00:25:24,975 「EDOフロンティア」。 272 00:25:24,975 --> 00:25:29,175 武か数寄か それが問題にて候。