1 00:00:34,406 --> 00:00:40,396 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:40,396 --> 00:02:01,096 ♪♪~ 3 00:02:07,066 --> 00:02:11,466 (波の音) 4 00:02:18,177 --> 00:02:20,777 (いななき) 5 00:02:27,002 --> 00:02:30,239 (古田織部) いかがなされました? 6 00:02:30,239 --> 00:02:36,628 (千 利休)この波の打ち寄せる景を 風炉の灰形に生かせたらと思い…。 7 00:02:36,628 --> 00:02:38,714 あ… うん? 8 00:02:38,714 --> 00:02:56,081 ♪♪~ 9 00:02:56,081 --> 00:02:58,267 はっ… ああ! 10 00:02:58,267 --> 00:03:01,470 さあ 急ぎましょう。→ 11 00:03:01,470 --> 00:03:05,370 日が落つる前には 熱海に着きとうございます。 12 00:03:07,076 --> 00:03:10,996 い… いやあ 宗匠 ふだんから いろいろ→ 13 00:03:10,996 --> 00:03:15,567 注視しておるつもりですが さすが そこまでは。 14 00:03:15,567 --> 00:03:21,640 近頃は 何気なきことも 気にかかるようになりました。 15 00:03:21,640 --> 00:03:27,146 案外… 死が 近づいておるのやも しれませぬ。 16 00:03:27,146 --> 00:03:29,146 は? 17 00:03:42,478 --> 00:03:47,483 かような絶景の湯治に お誘い下さり 恐悦。 18 00:03:47,483 --> 00:03:52,471 関白様より いとまを頂いた かいがありました。 19 00:03:52,471 --> 00:03:57,910 ここは 源 頼朝公ゆかりの 関東が名所の一つ。 20 00:03:57,910 --> 00:04:02,865 此度の戦の締めくくりに 是非とも訪れたき所でした。 21 00:04:02,865 --> 00:04:07,035 やっ! 宗匠は すぐに 奥羽へ出向くのでしたな。 22 00:04:07,035 --> 00:04:13,192 己のみ締めくくってしもうて 申し訳ありませぬ。 23 00:04:13,192 --> 00:04:17,913 私も8月中には 京へ戻れそうです。 24 00:04:17,913 --> 00:04:21,213 早う宗二の 本供養をしてやらねば。 25 00:04:22,851 --> 00:04:27,706 ふむ… 他の弟子たちとも 話し合うたのですが→ 26 00:04:27,706 --> 00:04:33,762 京へ戻り落ち着いたなら ひそかに 茶会を開きとうございます。 27 00:04:33,762 --> 00:04:38,033 我ら武人の ささやかなる 宗二追悼にて。 28 00:04:38,033 --> 00:04:44,072 美濃で焼かせておる今焼も 宗匠に ご披露したく。 29 00:04:44,072 --> 00:04:47,409 ほう? いかような今焼で? 30 00:04:47,409 --> 00:04:50,809 フッ… お楽しみに。 31 00:04:56,518 --> 00:05:00,639 (利休)古織様には その あふるる創意で→ 32 00:05:00,639 --> 00:05:03,942 躍進してほしゅう ございます。→ 33 00:05:03,942 --> 00:05:08,630 何気なきことに気づけども もはや この先→ 34 00:05:08,630 --> 00:05:11,834 創意に生かせぬ 私の代わりに。 35 00:05:11,834 --> 00:05:17,034 え?… なっ 何を申されます? 36 00:05:18,807 --> 00:05:26,882 業とは 捨てとうても 捨てきれぬものなのです。→ 37 00:05:26,882 --> 00:05:32,471 年老いて 業も消え 健やかなる 創意のみを生かしつつ→ 38 00:05:32,471 --> 00:05:39,912 生涯を終えられると 思うて いましたが 甘うございました。→ 39 00:05:39,912 --> 00:05:44,812 もはや 己を抑えるすべは… ありませぬ。 40 00:05:46,501 --> 00:05:50,906 私は この先 茶の湯を 業がためにしか→ 41 00:05:50,906 --> 00:05:54,006 用いなくなるでしょう。 42 00:05:56,311 --> 00:06:00,549 私に関わりますな 古織様。 43 00:06:00,549 --> 00:06:07,506 それが あなたの数寄を伸ばす 唯一の手だてです。 44 00:06:07,506 --> 00:06:11,406 (波の音) 45 00:06:18,066 --> 00:06:20,066 (水音) 46 00:06:21,803 --> 00:06:26,903 一体… 何をなさろうと しておるのですか? 47 00:06:30,395 --> 00:06:32,395 (水音) 48 00:06:35,284 --> 00:06:38,003 むむ…。 49 00:06:38,003 --> 00:06:41,607 いかに悪しきことを たくらんでおられようと→ 50 00:06:41,607 --> 00:06:43,807 ついてゆきますぞ! 51 00:06:47,045 --> 00:06:51,733 某とて 善人ではありませぬ。 52 00:06:51,733 --> 00:06:55,971 初めて茶に招かれた あの日から→ 53 00:06:55,971 --> 00:07:01,910 宗匠は 清濁併せのむ お方と 心得ております。 54 00:07:01,910 --> 00:07:05,710 我が主 信長公に等しき怪物だと。 55 00:07:07,733 --> 00:07:12,638 なればこそ ついてゆかんと決めたのです! 56 00:07:12,638 --> 00:07:15,641 非道結構! 悪辣上等! 57 00:07:15,641 --> 00:07:19,841 数寄がためなら 共に地獄へ落ちましょうぞ! 58 00:07:21,964 --> 00:07:31,006 私の過ぎたる悪行を聞かば… あなたは私を 許せないでしょう。 59 00:07:31,006 --> 00:07:33,742 え? 60 00:07:33,742 --> 00:07:40,065 あなたは知らないのです。 わびを 至高の価値とせんがために→ 61 00:07:40,065 --> 00:07:43,735 私が何をしてきたか…。 62 00:07:43,735 --> 00:07:47,735 ♪♪~ 63 00:07:51,143 --> 00:07:56,148 関白様を利用して…。 え? 64 00:07:56,148 --> 00:07:59,448 ♪♪~ 65 00:08:01,269 --> 00:08:06,158 信長公を… 滅したことを。 66 00:08:06,158 --> 00:08:09,111 (水音) 67 00:08:09,111 --> 00:08:12,347 ああ… あ…。 68 00:08:12,347 --> 00:08:19,805 ♪♪~ 69 00:08:19,805 --> 00:08:26,011 あなたは まだ童なのです。 私を許せぬ気持ちをもって→ 70 00:08:26,011 --> 00:08:31,933 私を突き放しなさい。 それが かなわずば…。 71 00:08:31,933 --> 00:08:35,704 ♪♪~ 72 00:08:35,704 --> 00:08:39,041 独り立ちは できますまい。 73 00:08:39,041 --> 00:09:01,441 ♪♪~ 74 00:09:03,582 --> 00:09:08,270 (北政所)これこれ 二人とも かしこまらにゃ~で。→ 75 00:09:08,270 --> 00:09:13,108 上田殿のような勇ましい男と 夫婦になれるなんて→ 76 00:09:13,108 --> 00:09:16,912 うらやまし~がねぇ おとく! 77 00:09:16,912 --> 00:09:23,969 関白様も奥羽から戻ってきたら どえりゃ~喜ぶでよ! 78 00:09:23,969 --> 00:09:28,607 (おとく) よろしう… お願い申します。 79 00:09:28,607 --> 00:09:32,577 (上田左太郎) こっ… こちらこそ! 80 00:09:32,577 --> 00:09:39,768 北政所様の従姉妹たる とく殿を 妻にできるとは まことに 恐悦。 81 00:09:39,768 --> 00:09:44,790 ウッフフフ。 さあさあ もそっと。 82 00:09:44,790 --> 00:09:47,075 もそ~っと。 83 00:09:47,075 --> 00:09:50,162 寄り添って。 さあ。 あ ああ。 84 00:09:50,162 --> 00:09:53,598 まあ~! まあ~! 85 00:09:53,598 --> 00:09:59,938 こりゃ~ ほんに似合いの つがいだがね。 アッハハハハ。 86 00:09:59,938 --> 00:10:02,958 (セミの鳴き声) 87 00:10:02,958 --> 00:10:07,412 では 祝言は 関白様が帰京なされた後か。 88 00:10:07,412 --> 00:10:12,584 何か良い祝いの品を 贈らねばのう。 お気遣いなく。 89 00:10:12,584 --> 00:10:18,707 小田原以降 宗匠には 会われたか? いや 一度も。 90 00:10:18,707 --> 00:10:21,943 数寄が極意を 早う知りとうござるが→ 91 00:10:21,943 --> 00:10:26,264 いずれ こちらから 訪ねるつもりにござる。 92 00:10:26,264 --> 00:10:29,751 勤めがあるゆえ これにて。 93 00:10:29,751 --> 00:10:35,507 (セミの鳴き声) 94 00:10:35,507 --> 00:10:37,707 ふ~む…。 95 00:10:39,744 --> 00:10:43,882  心の声 宗匠は 上田殿も 避けておるのであろうか。→ 96 00:10:43,882 --> 00:10:48,904 まさか宗匠が 本能寺の…。→ 97 00:10:48,904 --> 00:10:52,174 不思議と恨みは湧いてこぬ。→ 98 00:10:52,174 --> 00:10:58,063 あの時のごとく 畏敬の念を抱くのみ。→ 99 00:10:58,063 --> 00:11:04,769 いや 違う。 そんな生易しきものではない。→ 100 00:11:04,769 --> 00:11:10,442 怖いのだ 千 利休という人が。→ 101 00:11:10,442 --> 00:11:15,897 石ころを蹴散らすがごとく 邪魔なものを排す その業が→ 102 00:11:15,897 --> 00:11:20,268 恐ろしくて近づけぬのだ。→ 103 00:11:20,268 --> 00:11:28,460 やはり 数寄の道も同じなのか。 天下を取らんと望まば→ 104 00:11:28,460 --> 00:11:33,381 先達を 葬り去るほか ないのか…。 105 00:11:33,381 --> 00:11:49,731 ♪♪~ 106 00:11:49,731 --> 00:11:56,538  心の声  ある… きっと ある。→ 107 00:11:56,538 --> 00:12:03,895 さような道を通らずとも 数寄の玉座に座る すべが。→ 108 00:12:03,895 --> 00:12:09,501 俺は必ず そちらの道を 通ってみせる。 109 00:12:09,501 --> 00:12:12,801 ♪♪~ 110 00:12:15,073 --> 00:12:18,143 (新兵衛)ああ これは 織部正様。→ 111 00:12:18,143 --> 00:12:21,580 お呼び下されば こちらから伺いましたのに。 112 00:12:21,580 --> 00:12:27,218 店構えを見とうてな。 いや なかなかに→ 113 00:12:27,218 --> 00:12:30,372 渋う造ったではないか。 うん? 114 00:12:30,372 --> 00:12:35,944 普請中も 都人の数寄眼にさらされ 冷や汗が出ました。 115 00:12:35,944 --> 00:12:39,114 美濃より 例のものが届いておるとな? 116 00:12:39,114 --> 00:12:44,714 ご指示どおりの器が数碗。 お目利きのほどを。 117 00:12:47,939 --> 00:12:51,209 う~ん…。 (新兵衛)わっぱに 筆を持たせてみたものの→ 118 00:12:51,209 --> 00:12:53,645 どうにも ふざけてしもうて→ 119 00:12:53,645 --> 00:12:56,545 うまく焼けた物が 少のうございます。 120 00:12:58,767 --> 00:13:01,086 あ… うん? 121 00:13:01,086 --> 00:13:04,639 あ それは玉吉という 肥を投げて遊ぶ→ 122 00:13:04,639 --> 00:13:07,409 どうしようもない わっぱの筆にて。 123 00:13:07,409 --> 00:13:10,578 焼き上がりだけは うまくいきましたもので。 124 00:13:10,578 --> 00:13:12,597 うむむむ…。 125 00:13:12,597 --> 00:13:15,800 ♪♪~ 126 00:13:15,800 --> 00:13:18,000 うあっ! 127 00:13:21,356 --> 00:13:25,493 ♪♪~ 128 00:13:25,493 --> 00:13:27,593 な あ あ~…。 129 00:13:30,131 --> 00:13:35,537 これよ 新兵衛! この「ニャロン」とした筆致が→ 130 00:13:35,537 --> 00:13:40,237 一瞬 今生の つらさを 忘れさせてくれたわ! 131 00:13:41,976 --> 00:13:48,216 こいつを特別に展示し 欲する者が 現れても 売らぬようにせよ。 132 00:13:48,216 --> 00:13:55,206 あ… しょ… 正気でございますか? 133 00:13:55,206 --> 00:13:59,794 無論 これ以上 玉吉とやらに やらせるつもりはない。 134 00:13:59,794 --> 00:14:07,369 所詮は糞餓鬼。 一つ面白う描けた とて 二つと同じものは描けぬ。 135 00:14:07,369 --> 00:14:13,108 これを元に絵師に描かせた器を 美濃で作り続けるのだ! 136 00:14:13,108 --> 00:14:17,178 俺の目利きを 信じてみるか? 137 00:14:17,178 --> 00:14:19,781 う… むむう。 138 00:14:19,781 --> 00:14:24,936 ♪♪~ 139 00:14:24,936 --> 00:14:32,844 (利休)お楽になさって下さいませ 毛利輝元様。 140 00:14:32,844 --> 00:14:38,666 さすがに 二畳敷の茶室は 身が引き締まりますな。 141 00:14:38,666 --> 00:14:42,637 私の案ずる 最高の茶室にございます。 142 00:14:42,637 --> 00:14:47,208 この良さが 天下人たるお方には 伝わらぬようですが。 143 00:14:47,208 --> 00:14:50,412 あ…。 144 00:14:50,412 --> 00:14:53,748 (利休)ご案じ召さりますな。→ 145 00:14:53,748 --> 00:15:00,772 何も鬼の居ぬ間に 毛利様を お招きしたわけではありませぬ。→ 146 00:15:00,772 --> 00:15:07,378 大陸進出を控え 大名方は 用意も大変になるであろうと→ 147 00:15:07,378 --> 00:15:12,233 関白様が命じられた ねぎらいの茶。→ 148 00:15:12,233 --> 00:15:16,438 提案せしは この 私にございますが。 149 00:15:16,438 --> 00:15:20,838 (輝元)この先 さまざまな大名を茶に? 150 00:15:25,079 --> 00:15:27,179 はい。 151 00:15:29,267 --> 00:15:32,904 先ほどの わずかな天下人批判に→ 152 00:15:32,904 --> 00:15:36,404 ひるんだと思われては 心外にござる。 153 00:15:38,743 --> 00:15:43,231 豊臣が配下 この毛利輝元とて→ 154 00:15:43,231 --> 00:15:48,131 申すべき時は 物申す心意気を 失うては ござらぬ! 155 00:15:54,175 --> 00:16:00,532 さすがは 西国百二十万石を束ねる 毛利様。 156 00:16:00,532 --> 00:16:07,232 北条が倒れた今 そこまで 気概の ある大名は そうはおりませぬ。 157 00:16:12,043 --> 00:16:17,198 関白様も ご老齢。 もしものことが あらば→ 158 00:16:17,198 --> 00:16:22,570 天下を背負うて立つは あなた様かも しれませぬなぁ。 159 00:16:22,570 --> 00:16:24,570 あっ! 160 00:16:34,566 --> 00:16:38,870 うまい。 この黒茶碗も良い。→ 161 00:16:38,870 --> 00:16:43,842 私も高麗井戸茶碗を持っておるが この今焼黒は→ 162 00:16:43,842 --> 00:16:48,079 それに勝るとも劣らず わびておりますな。 163 00:16:48,079 --> 00:16:55,236 毛利様は みやびな華やかさよりも わびた風情が お好みで? 164 00:16:55,236 --> 00:17:03,344 はい。 満々たる波中にある 厳島の 社殿も 良き景ではござるが→ 165 00:17:03,344 --> 00:17:10,444 潮が引き 波の跡と共にたたずむ 大鳥居に心惹かれまする。 166 00:17:12,086 --> 00:17:19,244 その趣の中で 暮らせるよう 思うてみて下さいませ。 167 00:17:19,244 --> 00:17:21,412 うん? 168 00:17:21,412 --> 00:17:25,900 (利休)私も 老い先 短うございます。→ 169 00:17:25,900 --> 00:17:30,738 生きておるうちに さような 暮らしをと 願うておりますが→ 170 00:17:30,738 --> 00:17:34,638 今の舵取りでは かないませぬ。 171 00:17:36,361 --> 00:17:42,617 戦と 普請続きに あえいでおる 市井の人々とて→ 172 00:17:42,617 --> 00:17:46,671 同じ心持ちに ほかなりませぬ。→ 173 00:17:46,671 --> 00:17:54,312 私は 一命を賭してでも この流れを変えとうございます。 174 00:17:54,312 --> 00:17:59,334 まことの わびを知る 毛利様に… いや→ 175 00:17:59,334 --> 00:18:04,939 気概横溢たる毛利様だからこそ 願うてみます。 176 00:18:04,939 --> 00:18:07,875 あ…。 177 00:18:07,875 --> 00:18:12,313 いつとは申せませぬが その刻が来たら→ 178 00:18:12,313 --> 00:18:17,013 私めの要請に お応え頂けますでしょうか。 179 00:18:20,905 --> 00:18:23,708 (輝元)何なりと。 180 00:18:23,708 --> 00:18:39,907 ♪♪~ 181 00:18:39,907 --> 00:18:42,644 (虫の鳴き声) 182 00:18:42,644 --> 00:18:48,544 (おせん)殿 具足の見積もりが 届きました。 …うん? 183 00:18:52,503 --> 00:18:56,407 (おせん)殿! あ! いや… 何じゃ? 184 00:18:56,407 --> 00:19:01,429 前の具足は 直しがたいゆえ 新しき物を作られたほうが→ 185 00:19:01,429 --> 00:19:03,729 安く仕上がると。 186 00:19:06,534 --> 00:19:10,034 では… 新調するか。 187 00:19:11,806 --> 00:19:16,811 あ… その茶碗は 買うたのですか? 188 00:19:16,811 --> 00:19:22,633 あっ… な なに 借り物よ! 189 00:19:22,633 --> 00:19:27,005 かような出費のかさむ ご時世に 浪費する大名がおるものか。 190 00:19:27,005 --> 00:19:30,805 アハハ… アハハハハ アハ…。 191 00:19:32,894 --> 00:19:36,397 あ… ふう。 192 00:19:36,397 --> 00:19:40,635 意外に目ざといのう。 (本阿弥光悦)実に珍妙な! 193 00:19:40,635 --> 00:19:46,641 これを拝見できるとは 刀を 預かりに来た かいがありました! 194 00:19:46,641 --> 00:19:52,113 修理費は安うしますゆえ 何とぞ 私めにも一碗。 195 00:19:52,113 --> 00:19:56,513 それはそうと ちと 客座に座ってくれぬか。 196 00:19:58,836 --> 00:20:04,609 おお… ああ…。 197 00:20:04,609 --> 00:20:07,909 イッヒヒヒ イヒヒヒヒ。 198 00:20:10,598 --> 00:20:12,617 ああ。 199 00:20:12,617 --> 00:20:16,521 グフフフ… グフフフ。 200 00:20:16,521 --> 00:20:19,121 イッヒヒヒヒ ヒヒヒ。 201 00:20:20,958 --> 00:20:25,947 いける! これは茶席でも 映え申す! 光悦殿。 202 00:20:25,947 --> 00:20:29,817 おお! 利休居士には お見せになりましたか? 203 00:20:29,817 --> 00:20:35,306 あ… い いや… まだ…。 204 00:20:35,306 --> 00:20:38,309 いかに評すか 気になりまする。 205 00:20:38,309 --> 00:20:42,380 利休居士が良いとなれば これはもう まことの名器! 206 00:20:42,380 --> 00:20:47,718 新しき わび数寄の夜明けが 訪れるやも しれませぬぞ。 207 00:20:47,718 --> 00:20:50,638 おお! 208 00:20:50,638 --> 00:20:53,508  心の声 確かめてみたい。→ 209 00:20:53,508 --> 00:20:57,712 宗匠に近寄りがたき気が 満ちていようと→ 210 00:20:57,712 --> 00:21:04,068 己の数寄道が誤ってはいぬか 意見が欲しい。→ 211 00:21:04,068 --> 00:21:06,971 恐れておっては いかん。→ 212 00:21:06,971 --> 00:21:12,293 いや この器なら→ 213 00:21:12,293 --> 00:21:16,297 恐るるに足ら~ず! 214 00:21:16,297 --> 00:21:26,874 ♪♪~ 215 00:21:26,874 --> 00:21:30,711 異常は ございませぬ 殿下。 216 00:21:30,711 --> 00:21:35,883 (豊臣秀吉)諸将懐柔の茶事は 進んでおるか? 217 00:21:35,883 --> 00:21:38,669 はい。 218 00:21:38,669 --> 00:21:42,540 余に伝えることは ないか? 219 00:21:42,540 --> 00:21:47,979 ♪♪~ 220 00:21:47,979 --> 00:21:52,350 奥羽平定から戻り 妙な うわさを耳にした。 221 00:21:52,350 --> 00:21:57,188 何やら諸将に 資金を 流さんとしておるようだな。 222 00:21:57,188 --> 00:22:03,394 諸大名方は 大陸進出にて 莫大な出費をなされます。→ 223 00:22:03,394 --> 00:22:06,981 なれば 私ども堺の商人は→ 224 00:22:06,981 --> 00:22:12,136 この機に乗じて恩を売り 取り引きを盛んにするほか→ 225 00:22:12,136 --> 00:22:15,273 生き残るすべは ないのでございます。 226 00:22:15,273 --> 00:22:21,112 ならぬ! 此度の唐入りは 諸将の力をそぐも目的の一つよ。→ 227 00:22:21,112 --> 00:22:24,265 足らぬ資金を援ずるなど もってのほか! 228 00:22:24,265 --> 00:22:30,665 今後 お前が 茶事以外に 関わることを禁ずる! 229 00:22:37,678 --> 00:22:39,814 心得ました。 230 00:22:39,814 --> 00:22:42,314 言葉だけでは足りぬ。 231 00:22:48,773 --> 00:22:56,673 わび数寄が大名物「橋立の茶壺」を 余に渡し 忠誠の証しとせい。 232 00:23:03,371 --> 00:23:08,671 今一つ… 娘のお吟を 差し出すのだ。 233 00:23:10,511 --> 00:23:12,496 えっ?! 234 00:23:12,496 --> 00:23:23,496 (風の音) 235 00:23:33,234 --> 00:23:36,120 ♪♪~(エンディングテーマ) 236 00:23:36,120 --> 00:23:41,943 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 237 00:23:41,943 --> 00:23:48,032 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 238 00:23:48,032 --> 00:23:54,238 ♪♪「世界中を敵に回したって」 239 00:23:54,238 --> 00:24:00,461 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 240 00:24:00,461 --> 00:24:06,233 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 241 00:24:06,233 --> 00:24:13,240 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 242 00:24:13,240 --> 00:24:18,829 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 243 00:24:18,829 --> 00:24:21,632 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 244 00:24:21,632 --> 00:24:25,503 ♪♪「思うまま生きて そして」 245 00:24:25,503 --> 00:24:31,142 ♪♪「昇った天辺から 見える」 246 00:24:31,142 --> 00:24:35,012 ♪♪「景色を教えて いつか」 247 00:24:35,012 --> 00:24:43,704 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 248 00:24:43,704 --> 00:24:47,241 ♪♪「叶えたい願い それは」 249 00:24:47,241 --> 00:24:54,248 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 250 00:24:54,248 --> 00:24:59,248 ♪♪「壊されないで 永遠に」 251 00:25:02,239 --> 00:25:21,909 ♪♪~ 252 00:25:21,909 --> 00:25:25,246 「日輪のクライベイビー」。 253 00:25:25,246 --> 00:25:29,446 武か数寄か それが問題にて候。