1 00:00:34,280 --> 00:00:40,269 ♪♪~(オープニングテーマ) 2 00:00:40,269 --> 00:02:00,969 ♪♪~ 3 00:02:06,939 --> 00:02:16,465 ♪♪~ 4 00:02:16,465 --> 00:02:21,637 お~! 実に面白き器を 売ってはりますなぁ。 5 00:02:21,637 --> 00:02:24,540 (新兵衛)これは売り物では ございません。 6 00:02:24,540 --> 00:02:29,078 古田織部正様の私物を 展示させてもろうておるだけです。 7 00:02:29,078 --> 00:02:34,767 またまた。 大名御方々には 進呈してはるそうやないですか。 8 00:02:34,767 --> 00:02:38,804 評判を上げて 高値になるのを 待ってはんのと ちゃいますか?→ 9 00:02:38,804 --> 00:02:42,308 堺の利休殿と同じ手は 通じまへんで。 10 00:02:42,308 --> 00:02:47,463 さようなことなら 瀬戸屋はん ひとつ売ってもらえまへんやろか。 11 00:02:47,463 --> 00:02:50,332 絵付茶碗を 一つは 持っておきたかったものの→ 12 00:02:50,332 --> 00:02:53,202 唐物は高すぎて 手が出まへんのや。 13 00:02:53,202 --> 00:02:57,706 国焼の これなら そこまで高う おまへんやろ。 14 00:02:57,706 --> 00:03:01,706 私も ひとつ頼みます。 私も。 15 00:03:07,600 --> 00:03:10,636 (古田織部)う~む…。 16 00:03:10,636 --> 00:03:16,242 要は 唐物染付茶碗の亜流として 評判になっておるわけか。 17 00:03:16,242 --> 00:03:21,263 さすがに都人は 物の「甲 乙」に目が利きおる。 18 00:03:21,263 --> 00:03:30,439 ♪♪~ 19 00:03:30,439 --> 00:03:33,842  回想  (千 利休)己を見つめ直しなされ。 20 00:03:33,842 --> 00:03:36,178 むうう…。 21 00:03:36,178 --> 00:03:39,498 見つめて… 削いで…。 22 00:03:39,498 --> 00:03:42,298 う うっ…。 23 00:03:44,353 --> 00:03:46,939 最後に残ったものこそ…。 24 00:03:46,939 --> 00:03:50,542 ♪♪~ 25 00:03:50,542 --> 00:03:57,242 「古織好み」として まことの わび数寄が扉を開きましょう。 26 00:03:59,001 --> 00:04:04,740 俺が いまだ「乙」ならば さような評価も致し方ないか…。 27 00:04:04,740 --> 00:04:08,377 一碗 百貫文ほどで 売ることになりましたが→ 28 00:04:08,377 --> 00:04:13,999 安き良い物を商う店としては 上々の出だしかと。 29 00:04:13,999 --> 00:04:16,402 織部十作は賄えるか? 30 00:04:16,402 --> 00:04:21,407 (加藤景延)十分にて。 国焼で その値なら 高いほどです。 31 00:04:21,407 --> 00:04:27,680 されど 私どもは潤うても 古田様の唐入りの費えまでは…。 32 00:04:27,680 --> 00:04:33,302 ふう… 「甲」の価値にも 戦費にも足りずか。 33 00:04:33,302 --> 00:04:35,702 いや 腐っておっても しかたない。 34 00:04:37,973 --> 00:04:42,411 ともかく瀬戸屋には もっと もうけてもらわねばのう。 35 00:04:42,411 --> 00:04:45,547 良い物を持ってきた。 36 00:04:45,547 --> 00:04:47,547 (2人)うん? 37 00:04:51,870 --> 00:04:55,407 (景延 新兵衛)おお~! 38 00:04:55,407 --> 00:05:00,929 ♪♪~ 39 00:05:00,929 --> 00:05:05,334 どうだ? 店に掲げる看板ぞ。 40 00:05:05,334 --> 00:05:08,937 茶の湯の根本には 陰陽五行の考えがある。 41 00:05:08,937 --> 00:05:12,408 それを行とする図案が この五芒星ぞ! 42 00:05:12,408 --> 00:05:15,094 ♪♪~ 43 00:05:15,094 --> 00:05:18,864 茶の湯好きの心を くすぐる形であろう? 44 00:05:18,864 --> 00:05:22,634 共に 器界の星を目指そうぞ! 45 00:05:22,634 --> 00:05:24,636 うん? 46 00:05:24,636 --> 00:05:26,905 う う~ん…。 47 00:05:26,905 --> 00:05:31,009 何だ その面は? (新兵衛)いささか気恥ずかしき→ 48 00:05:31,009 --> 00:05:34,012 「乙」な星にて…。 49 00:05:34,012 --> 00:05:36,012 (鐘の音) 50 00:05:39,702 --> 00:05:43,702 フウッ! ウッ! 51 00:05:49,828 --> 00:05:54,349 ヨロッと お昼にすんべェ? 52 00:05:54,349 --> 00:05:58,737 (徳川家康)もう さような刻か。 どうりで腹が減るわけだ。 53 00:05:58,737 --> 00:06:02,637 メシにすんべェ。 (人足たち)メシだ メシだ。 54 00:06:04,476 --> 00:06:09,865 いや~ しかし疲れたのう。 ちかれたび~。 55 00:06:09,865 --> 00:06:13,669 (漬物をかむ音) 56 00:06:13,669 --> 00:06:18,690 ただの握り飯と みそ漬けが なぜに これほどうまい! 57 00:06:18,690 --> 00:06:21,844 たまの力働きは 良いものよのう。 58 00:06:21,844 --> 00:06:28,217 あくまで たまにでなくば 我ら家臣の立つ瀬がありませぬ。 59 00:06:28,217 --> 00:06:34,006 心得ておる。 こうして 汗まみれに なれるも 今日かぎりぞ。 60 00:06:34,006 --> 00:06:38,777 明日には 奥羽の騒ぎを 鎮めに行かねばならぬ。→ 61 00:06:38,777 --> 00:06:45,177 まったく 正月というに でかい けんかを おっ始めてくれたわ。 62 00:06:51,940 --> 00:06:58,363 伊達への書状は準備万端。 それで 騒ぎが収まれば よいのですが。 63 00:06:58,363 --> 00:07:01,099 いずれにしろ 伊達を上洛させ→ 64 00:07:01,099 --> 00:07:04,436 関白様に 頭を下げさせねばなるまい。 65 00:07:04,436 --> 00:07:08,240 しばらくは また 体のなまる京勤めよ。 66 00:07:08,240 --> 00:07:10,943 (家臣)申し上げます! うん? 67 00:07:10,943 --> 00:07:15,030 先ほど 麻布村の女房が 殿にお目通りをと! 68 00:07:15,030 --> 00:07:18,133 (老家臣)ささいなことで 殿を煩わせるな。 69 00:07:18,133 --> 00:07:21,136 さように申し渡したのですが 「直訴できねば→ 70 00:07:21,136 --> 00:07:23,872 この場で死ぬ」とまで。 71 00:07:23,872 --> 00:07:27,776 何とぞ 亭主の敵を 討ってくだせえまし! 72 00:07:27,776 --> 00:07:30,145 ♪♪~ 73 00:07:30,145 --> 00:07:34,950 おらたち夫婦は ず~っと仲よう 野良さ励んでおったべよ。 74 00:07:34,950 --> 00:07:38,504 ところが去年 野盗が因縁つけてきて→ 75 00:07:38,504 --> 00:07:41,707 しまいにゃあ 火をかけて 脅すようになったっぺ。 76 00:07:41,707 --> 00:07:44,776 その話は長いのか? (女房)亭主は必死で→ 77 00:07:44,776 --> 00:07:48,797 畑さ守っておったんだが とうとう…→ 78 00:07:48,797 --> 00:07:53,497 とうとう たたっ斬られて 川に捨てられちまったべや! 79 00:07:55,204 --> 00:08:01,076 おねげえします 徳川様! 頼れるのは 徳川様しか いねえべ。 80 00:08:01,076 --> 00:08:04,713 心得た! …床を敷け。 81 00:08:04,713 --> 00:08:06,713 え? あっ! 82 00:08:10,369 --> 00:08:16,174 (家康)すまぬ… あまりの気丈さに 熱き血潮を抑えること→ 83 00:08:16,174 --> 00:08:18,744 かなわなんだ。 84 00:08:18,744 --> 00:08:23,365 これも開墾ぞ! きっと敵は討とう。→ 85 00:08:23,365 --> 00:08:28,370 娘ともども そのほうも 私のそばに おるがよい。 86 00:08:28,370 --> 00:08:30,372 ああ…。 87 00:08:30,372 --> 00:08:33,825 (家臣) 殿! 京の利休殿より便りが。 88 00:08:33,825 --> 00:08:35,825 うん? 89 00:08:39,715 --> 00:08:46,315 茶会の誘いか。 また一刻 京勤めが長うなるようだ。 90 00:08:49,041 --> 00:08:51,543 (家康)早う見たいものよ。→ 91 00:08:51,543 --> 00:08:56,043 この江戸が 健やかなる 正義の都となる様を。 92 00:08:58,867 --> 00:09:06,267 (ほら貝の音と 人足たちの掛け声) 93 00:09:10,779 --> 00:09:13,749 (加藤清正)シュッ シュッ! シュッ! 94 00:09:13,749 --> 00:09:17,452 張り切っておられるのう 加藤清正様は。 95 00:09:17,452 --> 00:09:22,441 他の普請奉行方が 金子の工面に 必死な中 大したものです。 96 00:09:22,441 --> 00:09:25,560 なんでも 唐入り成功の暁には→ 97 00:09:25,560 --> 00:09:29,731 明に広大な領地を授かる手形を 頂いたとか。 98 00:09:29,731 --> 00:09:34,531 そりゃあ精が出るわけだ。 (笑い声) 99 00:09:40,342 --> 00:09:43,512 ちょっちゅね 良い虎口が出来たね。 100 00:09:43,512 --> 00:09:47,649 (家臣) はっ。 ご指示のとおり 折り曲げた 通路を広う取りました。→ 101 00:09:47,649 --> 00:09:52,037 広い範囲に横矢を放て 敵を しとめやすう なりまする。 102 00:09:52,037 --> 00:09:57,059 (清正)それだけじゃあ ダメだね。 やっぱり門で敵を脅かさないと。→ 103 00:09:57,059 --> 00:10:02,064 虎もね 牙をむき出して 眼前の敵を威嚇すると申してね。→ 104 00:10:02,064 --> 00:10:08,670 城の顔たる虎口の門も 恐ろしいほど美しう造らないと。 105 00:10:08,670 --> 00:10:13,342 これ「用の美」ね。 利休居士も申してたよ。 106 00:10:13,342 --> 00:10:15,842 はっ! また一つ 学びました。 107 00:10:17,462 --> 00:10:20,532 (清正)城はね 虎そのものね。 108 00:10:20,532 --> 00:10:25,554 たくましく 華やかに見えても すべて用にかなったものよ。 109 00:10:25,554 --> 00:10:31,243 それ 俺の理想ね。 俺の数寄を すべてをかける価値 あるね。 110 00:10:31,243 --> 00:10:35,380 関白様は この名護屋を 都にまでなさる おつもり。 111 00:10:35,380 --> 00:10:39,001 立派な城が出来たらば さぞ喜ばれましょう。 112 00:10:39,001 --> 00:10:43,155 伝え聞く話では 徳川様も必死だとか。 113 00:10:43,155 --> 00:10:48,255 東の江戸を都にせんと なかなかに 良い城を普請中だそうで。 114 00:10:50,262 --> 00:10:53,115 お? 115 00:10:53,115 --> 00:10:55,834 関係ないね。 116 00:10:55,834 --> 00:10:57,836 あ…。 117 00:10:57,836 --> 00:11:01,073 その辺でいいだろう。 早く次を吊れ! 118 00:11:01,073 --> 00:11:04,526 ♪♪~ 119 00:11:04,526 --> 00:11:08,163 あっ… ああっ! 120 00:11:08,163 --> 00:11:10,182 うあっ…。 121 00:11:10,182 --> 00:11:12,934 ダ~メ ダメ ダメ! 普通の野面積じゃ→ 122 00:11:12,934 --> 00:11:15,203 ダメだと申したでしょ!→ 123 00:11:15,203 --> 00:11:19,274 打込接で なだらかに反った 石垣じゃないと。→ 124 00:11:19,274 --> 00:11:21,727 伸びをした 虎の背のごとくね。→ 125 00:11:21,727 --> 00:11:25,764 これじゃあ 地震にもろく 間者にも登られるよ! 126 00:11:25,764 --> 00:11:28,934 うかつでした! すぐに築き直します! 127 00:11:28,934 --> 00:11:31,987 う…。 128 00:11:31,987 --> 00:11:36,441 利休居士よりの茶会の誘い いかな返事を? 129 00:11:36,441 --> 00:11:38,593 ♪♪~ 130 00:11:38,593 --> 00:11:40,593 う~ん…。 131 00:11:42,597 --> 00:11:47,669 (清正)行けないっちゅね。 ここを天下一の城にするまではね。 132 00:11:47,669 --> 00:11:53,369 ♪♪~ 133 00:11:58,380 --> 00:12:01,283 (上田左太郎)ふう…。 134 00:12:01,283 --> 00:12:03,969 ふむ。 135 00:12:03,969 --> 00:12:06,869 うう…。 136 00:12:12,277 --> 00:12:14,277 あ… う…。 137 00:12:15,947 --> 00:12:19,584 うむ。 結構な お点前…→ 138 00:12:19,584 --> 00:12:22,838 ではない! え? 139 00:12:22,838 --> 00:12:28,810 茶室を造られたは良いが 何もかも宗匠のまねではないか。 140 00:12:28,810 --> 00:12:34,833 これでは興も冷め 茶も旨うなくなり申す。 はあ…。 141 00:12:34,833 --> 00:12:39,855 新婚の甘みにかまけ 創意を怠っては いかんぞ。 142 00:12:39,855 --> 00:12:45,343 古田殿よろしく 某も 宗匠の茶会に押しかけましたが→ 143 00:12:45,343 --> 00:12:50,415 今のごとく叱られるばかりで いささか自信を…。 144 00:12:50,415 --> 00:12:55,971 さもありなん さもありなん。 己が何者かを知ることよ。 145 00:12:55,971 --> 00:13:02,677 はあ… それにしても 頂戴した この染付茶碗。 146 00:13:02,677 --> 00:13:06,515 点前は下手でも これだけは いつも褒められ申す。 147 00:13:06,515 --> 00:13:11,903 え? (左太郎)相当 評判になっておりますぞ。→ 148 00:13:11,903 --> 00:13:18,360 東は真田殿から 西は毛利殿まで 「欲しい」と便りをもらいました。 149 00:13:18,360 --> 00:13:20,846 え… ええ…。 150 00:13:20,846 --> 00:13:24,099 (左太郎)そこで 相談にござるが。 うん? 151 00:13:24,099 --> 00:13:27,469 茶碗以外の器も 作って下さらぬか? 152 00:13:27,469 --> 00:13:30,238 茶碗以外… とな? 153 00:13:30,238 --> 00:13:35,560 某 料理も下手ゆえ せめて器だけはと思い…。 154 00:13:35,560 --> 00:13:39,497 此度は お代も 何なりと 申しつけ下され。 155 00:13:39,497 --> 00:13:44,302 まあまあ。 お互い 唐入り前の 厳しき懐。 156 00:13:44,302 --> 00:13:46,938 お代は 出世払いで ようござる。 157 00:13:46,938 --> 00:13:49,738 では! うむ。 158 00:13:53,695 --> 00:13:58,450  心の声 茶碗に のぼせ上がり 皿など 考えもせなんだ。→ 159 00:13:58,450 --> 00:14:01,503 しかし皮肉なものよ。→ 160 00:14:01,503 --> 00:14:07,609 「甲」とは思えぬ物のほうが これほど評判になるとは。→ 161 00:14:07,609 --> 00:14:11,062 いや これで 満足しておっては いかん。→ 162 00:14:11,062 --> 00:14:14,762 早う 己が正体を見極めねば。 163 00:14:23,041 --> 00:14:28,546 (家臣)長居は ご遠慮下さいませ。 意識は戻られたものの→ 164 00:14:28,546 --> 00:14:32,667 相次ぐ見舞いにて 秀長様は お疲れにございます。 165 00:14:32,667 --> 00:14:37,172 この黒田如水 かつては 薬を売っておったこともある。 166 00:14:37,172 --> 00:14:41,372 これを煎じて飲ませれば よう効くぞ。 167 00:14:44,696 --> 00:14:47,996 (襖の開く音) (豊臣秀長)…う? 168 00:14:50,285 --> 00:14:54,572 う… ああ…。 どうか そのままで 秀長様。 169 00:14:54,572 --> 00:15:00,979 挨拶のみにて退散しますゆえ。 うう… すまぬな。 170 00:15:00,979 --> 00:15:05,984 う う… はぁ…。 171 00:15:05,984 --> 00:15:12,307 貴殿には… 豊臣が 天下を取ったというに…→ 172 00:15:12,307 --> 00:15:20,031 大した禄もやれず 苦労をかけてきた。 うう…。 173 00:15:20,031 --> 00:15:24,102 ご案じなさるな。 体に障りますぞ。 174 00:15:24,102 --> 00:15:28,807 なに 唐入りの準備も 粛々と進んでおりますれば→ 175 00:15:28,807 --> 00:15:33,311 全国の諸将を茶に招き→ 176 00:15:33,311 --> 00:15:36,598 利休居士が 懐柔しておる お陰かと。 177 00:15:36,598 --> 00:15:38,698 あっ! 178 00:15:40,602 --> 00:15:43,872 ♪♪~ 179 00:15:43,872 --> 00:15:48,476 うう… き 貴殿も… 招かれたのか…。 180 00:15:48,476 --> 00:15:53,048 利休居士は… 何と? 181 00:15:53,048 --> 00:15:55,317 特に何も。 182 00:15:55,317 --> 00:15:57,617 むうっ! 183 00:15:59,537 --> 00:16:05,237 い… いかん… 早う止めさせねば。 184 00:16:08,279 --> 00:16:12,817 うう… 必ずや何か はかっておる。 185 00:16:12,817 --> 00:16:20,358 真の わび数寄を 広めんがため… 宗二の恨みを 晴らさんがため…。 186 00:16:20,358 --> 00:16:25,397 (せきこみ) 187 00:16:25,397 --> 00:16:30,468 だ… 誰か… 呼んでくれ… 頼む… 黒田殿。 188 00:16:30,468 --> 00:16:35,173 (せきこみ) 189 00:16:35,173 --> 00:16:41,830 ああ… ああ… うう…。 190 00:16:41,830 --> 00:16:45,200 (せきこみ) 191 00:16:45,200 --> 00:16:48,086 うう… はぁ…。 192 00:16:48,086 --> 00:16:53,575 く… ろ… だ… ど…。 193 00:16:53,575 --> 00:16:56,511 (せきこみ) 194 00:16:56,511 --> 00:16:59,311 うっ…。 195 00:17:03,268 --> 00:17:05,268 (倒れる音) 196 00:17:06,938 --> 00:17:19,438 ♪♪~ 197 00:17:23,271 --> 00:17:26,071 む… ううむ。 198 00:17:35,750 --> 00:17:39,037 さすがは天下の調整役。 199 00:17:39,037 --> 00:17:45,137 利休居士の動きを聞いただけで はかりごとを察するとは…。 200 00:17:47,412 --> 00:17:52,150 (如水)むっ… むっ… むう。 201 00:17:52,150 --> 00:17:56,950  心の声 それゆえ 毒の一言が 即効に過ぎたよう。 202 00:17:58,940 --> 00:18:00,940 はぁ。 203 00:18:04,846 --> 00:18:13,271  心の声 これも報いぞ 秀長様。 すべて利休居士から聞いておる。 204 00:18:13,271 --> 00:18:20,011 ♪♪~ 205 00:18:20,011 --> 00:18:24,566  心の声 (如水)我らを たばかり 危ない橋を渡らせてまで→ 206 00:18:24,566 --> 00:18:29,003 羽柴が天下を 牛耳らんとしたことを。 207 00:18:29,003 --> 00:19:04,603 ♪♪~ 208 00:19:06,274 --> 00:19:11,179  心の声  今ここに 独断でなしたことが 後々効いてこよう。→ 209 00:19:11,179 --> 00:19:17,979 利休居士が はかりごととは別の 己が下克上の達成に。 210 00:19:26,661 --> 00:19:32,267 誰か! 誰か おらぬか! 秀長様のご容体が! 211 00:19:32,267 --> 00:19:34,567 (鐘の音) 212 00:19:37,272 --> 00:19:46,672 (茶をたてる音) 213 00:19:53,137 --> 00:20:00,737 秀長様のご葬儀 あらぬ限りを 尽くす所存にございます。 214 00:20:03,147 --> 00:20:06,947 (織田有楽斎)うん? …ふう。 215 00:20:09,938 --> 00:20:15,338 殿下は お飲みにならぬよう。 某が頂き申す。 216 00:20:16,978 --> 00:20:19,847 (豊臣秀吉)二畳敷とは? えっ? 217 00:20:19,847 --> 00:20:24,269 お前の意が聞きとうて ここでの茶会を望んだのだ。 218 00:20:24,269 --> 00:20:26,271 う~ん…。 219 00:20:26,271 --> 00:20:30,975 客を苦しめたるに似たり… ではないのか? 220 00:20:30,975 --> 00:20:36,347 う… 僭越ながら さように感ずる次第。 221 00:20:36,347 --> 00:20:43,447 希代の数寄者の言葉 天下に説く 力を 持っておるとは思わぬか? 222 00:20:46,107 --> 00:20:48,092 クッ! 223 00:20:48,092 --> 00:20:52,163 茶頭筆頭に置いても おかしうない力をな。 224 00:20:52,163 --> 00:20:54,263 あ…。 225 00:20:55,933 --> 00:21:01,906 お吟は… よう務めておりますでしょうか。 226 00:21:01,906 --> 00:21:07,906 申し分ない。 「橋立の茶壺」が まだだがな。 227 00:21:11,933 --> 00:21:16,971 (利休)良い物が手に入りました。 代わりと申しては何ですが→ 228 00:21:16,971 --> 00:21:20,141 献上いたします。→ 229 00:21:20,141 --> 00:21:25,113 獏は 悪夢を食すという 伝説の獣。 230 00:21:25,113 --> 00:21:31,413 秀長様亡き後も この枕で ぐっすりお休みになれるかと。 231 00:21:33,271 --> 00:21:43,281 (読経と木魚の音) 232 00:21:43,281 --> 00:21:47,969 (小堀作介)うっ うっ… 秀長様。 233 00:21:47,969 --> 00:21:52,473 あ… 織部正様! 234 00:21:52,473 --> 00:21:56,573 久しいのう。 いつぞやの 少年数寄者殿。 235 00:21:58,546 --> 00:22:01,332 これを お父上に 渡して下され。 236 00:22:01,332 --> 00:22:05,303 主君が亡くなり この先 大変であろう。 237 00:22:05,303 --> 00:22:10,224 せめて この今焼でも使うて 励みにして下され と。 238 00:22:10,224 --> 00:22:12,724 あ… はい! 239 00:22:14,395 --> 00:22:17,598 今になって しみじみと わかるのう。 240 00:22:17,598 --> 00:22:21,602 秀長様が いかに重要であったかが。 241 00:22:21,602 --> 00:22:24,706 世の流れが 変わるやもしれぬ。 242 00:22:24,706 --> 00:22:29,277 何やら殿下は この俺を 茶頭筆頭に置きたいらしい。 243 00:22:29,277 --> 00:22:32,964 え? (高山右近)それは嘆かわしい。 244 00:22:32,964 --> 00:22:36,300 不浄な茶の湯を広められては 困ります。 245 00:22:36,300 --> 00:22:40,872 さようなことを申すゆえ 日なたを歩けぬのだ。 246 00:22:40,872 --> 00:22:43,975 (細川忠興)たとえ誰が 茶頭筆頭になろうと→ 247 00:22:43,975 --> 00:22:48,329 宗匠のわび数寄が至高なことは この先も変わらぬ。 248 00:22:48,329 --> 00:22:52,767 いずれにせよ… 我らも己を見つめ直す時期が→ 249 00:22:52,767 --> 00:22:55,019 来たのやもしれぬ。 250 00:22:55,019 --> 00:22:57,538 ≪織部正殿! うん? 251 00:22:57,538 --> 00:23:00,842 器を作っておる件 伺いましたぞ。 252 00:23:00,842 --> 00:23:04,812 利休居士に並ぶ人物は 貴殿しかおりませぬ。 いや…。 253 00:23:04,812 --> 00:23:07,715 某にも ひとつ お譲り下さらぬか。 254 00:23:07,715 --> 00:23:11,402 えっ?! ≪織部正殿! ≪古田殿! 255 00:23:11,402 --> 00:23:14,672 某にも器を! 某にも! 256 00:23:14,672 --> 00:23:16,674 是非! お頼み申す! 257 00:23:16,674 --> 00:23:19,393 あ ああ…。 ふぅ…。 258 00:23:19,393 --> 00:23:22,830 作陶で見つめ直すもよいか。 259 00:23:22,830 --> 00:23:28,002 ああ… いや… いや いや いや…。 260 00:23:28,002 --> 00:23:30,802 ♪♪~ 261 00:23:32,857 --> 00:23:35,777 ♪♪~(エンディングテーマ) 262 00:23:35,777 --> 00:23:41,632 ♪♪「あなたの胸 触れるそのたび」 263 00:23:41,632 --> 00:23:47,905 ♪♪「火傷しそうな 真摯な情熱」 264 00:23:47,905 --> 00:23:54,095 ♪♪「世界中を敵に回したって」 265 00:23:54,095 --> 00:24:00,334 ♪♪「目指したならどうぞ 貫いてください」 266 00:24:00,334 --> 00:24:06,107 ♪♪「男は蝶々で 女は花で」 267 00:24:06,107 --> 00:24:13,114 ♪♪「空と大地とでも 同じ明日を選べるの」 268 00:24:13,114 --> 00:24:18,703 ♪♪「時に流され 距離にはなされる」 269 00:24:18,703 --> 00:24:21,506 ♪♪「絆なんて絆じゃない」 270 00:24:21,506 --> 00:24:25,376 ♪♪「思うまま生きて そして」 271 00:24:25,376 --> 00:24:31,015 ♪♪「昇った天辺から 見える」 272 00:24:31,015 --> 00:24:34,886 ♪♪「景色を教えて いつか」 273 00:24:34,886 --> 00:24:43,578 ♪♪「恋に堕ちてく 愛に溺れてく 私のこの幸せより」 274 00:24:43,578 --> 00:24:47,098 ♪♪「叶えたい願い それは」 275 00:24:47,098 --> 00:24:54,105 ♪♪「あなたの追う美しいもの」 276 00:24:54,105 --> 00:24:59,105 ♪♪「壊されないで 永遠に」 277 00:25:01,946 --> 00:25:22,350 ♪♪~ 278 00:25:22,350 --> 00:25:25,603 「本命はお前だ」。 279 00:25:25,603 --> 00:25:29,303 武か数寄か それが問題にて候。 280 00:25:39,283 --> 00:25:43,938 地震だ。 あ~っ! 281 00:25:43,938 --> 00:25:46,607 愛海ちゃん 大丈夫か? 282 00:25:46,607 --> 00:25:50,094 (愛海) ばび 危ないから 早く隠れて! 283 00:25:50,094 --> 00:25:53,447 こりゃ ひんでえなあ。 284 00:25:53,447 --> 00:25:56,100 どれ 片づけるとするか。 285 00:25:56,100 --> 00:25:59,770 じいちゃん そんな事してる場合じゃないよ!