1 00:00:12,774 --> 00:00:16,774 守るべきものなんて 2 00:00:16,974 --> 00:00:26,107 悩むまでもなく一つしかなかった 3 00:00:26,941 --> 00:00:30,641 叫び声のこだま 4 00:00:30,707 --> 00:00:39,674 むなしく響いた 深い森の奥に 5 00:00:39,974 --> 00:00:46,073 涙をこらえられた理由は 6 00:00:46,407 --> 00:00:52,974 重ねた指のぬくもりのせい 7 00:00:53,107 --> 00:00:55,974 君がいない未来 8 00:00:56,207 --> 00:00:58,741 意味などない未来 9 00:01:00,073 --> 00:01:05,040 二度と離したりはしないから 10 00:01:06,674 --> 00:01:09,807 君と臨(のぞ)む世界 11 00:01:09,941 --> 00:01:12,474 見たことない世界 12 00:01:13,040 --> 00:01:20,474 時空を越えて はるか旅する僕等 13 00:01:38,240 --> 00:01:40,607 俺はお前を救えなかったっ 14 00:01:41,374 --> 00:01:43,440 お前は 来てくれた 15 00:01:45,774 --> 00:01:46,941 それでいい 16 00:01:48,607 --> 00:01:49,340 桔梗 17 00:01:50,340 --> 00:01:51,507 -ああ -はっ 18 00:02:00,107 --> 00:02:01,008 暖かい 19 00:02:02,307 --> 00:02:02,974 犬夜叉 20 00:02:04,240 --> 00:02:07,073 桔梗が もう悲しむなと 21 00:02:08,774 --> 00:02:11,741 ずっと 守っていると 22 00:02:14,774 --> 00:02:16,407 「冥界の殺生丸」 23 00:02:23,107 --> 00:02:26,374 邪見様 殺生丸様何してるの? 24 00:02:26,440 --> 00:02:27,173 知るか 25 00:02:27,641 --> 00:02:31,073 ここ数日 何かを探しておられる様子だが 26 00:02:32,008 --> 00:02:34,407 そんなに大切なことなのかなあ? 27 00:02:34,707 --> 00:02:36,073 そうに決まっておる 28 00:02:40,073 --> 00:02:40,974 桔梗様 29 00:02:43,774 --> 00:02:48,874 夕べ見た光 あれはやっぱり 桔梗様のものだったんだ 30 00:02:51,307 --> 00:02:52,440 ごめんね 琥珀 31 00:02:53,574 --> 00:02:56,374 巫女様の所へ連れてってあげられなくて 32 00:02:57,240 --> 00:02:59,908 俺が もっと強ければ 33 00:03:06,974 --> 00:03:07,541 ん? 34 00:03:07,874 --> 00:03:08,607 あれは? 35 00:03:17,274 --> 00:03:18,874 殺生丸様ーっ 36 00:03:18,941 --> 00:03:20,140 ギャアー 37 00:03:21,774 --> 00:03:22,507 ギャアオオ 38 00:03:27,908 --> 00:03:28,240 はっ 39 00:03:28,307 --> 00:03:29,474 殺生丸様っ 40 00:03:31,607 --> 00:03:32,140 はっ? 41 00:03:32,374 --> 00:03:35,173 殺生丸 そなただったか 42 00:03:35,541 --> 00:03:37,240 こりゃ 貴様 誰じゃい 43 00:03:37,374 --> 00:03:39,807 殺生丸様を呼び捨てにしよってからに 44 00:03:39,974 --> 00:03:43,774 大方 父上の形見の天生牙の話だろう? 45 00:03:43,908 --> 00:03:46,774 この母を訪ねて来たということは 46 00:03:46,908 --> 00:03:47,541 ええっ 47 00:03:47,674 --> 00:03:50,607 ご ごごご ごぼ ごぼ ごぼ ご母堂様っ? 48 00:03:52,741 --> 00:03:53,541 そうですか 49 00:03:53,774 --> 00:03:55,107 奈落のにおいを追って 50 00:03:55,507 --> 00:03:57,741 ああ 鋼牙がいると思ってな 51 00:03:58,073 --> 00:04:00,240 俺たちも 戦おうと急いだんだが 52 00:04:00,607 --> 00:04:02,440 間に合わなくって残念だぜ 53 00:04:02,908 --> 00:04:04,507 本気で言ってるんじゃろうなあ 54 00:04:05,274 --> 00:04:06,941 いや よく来てくれました 55 00:04:07,374 --> 00:04:09,307 鋼牙も心強いと思うよ 56 00:04:09,741 --> 00:04:10,374 ああ 57 00:04:10,807 --> 00:04:13,774 だけど 悔しいだろうなあ 鋼牙 58 00:04:14,207 --> 00:04:15,407 かけらを取られて 59 00:04:17,274 --> 00:04:19,407 かごめ これから大丈夫か? 60 00:04:19,874 --> 00:04:20,307 うん 61 00:04:21,008 --> 00:04:22,507 たくっ ざまあねえな 62 00:04:22,941 --> 00:04:24,707 まるで足が鉛みてーだ 63 00:04:25,707 --> 00:04:28,173 こんな形で生き残っちまうなんてな 64 00:04:28,474 --> 00:04:29,040 ううん 65 00:04:29,741 --> 00:04:31,607 せめて鋼牙くんが生きててくれて 66 00:04:31,908 --> 00:04:33,574 あたしたちどれだけ救われたか 67 00:04:34,374 --> 00:04:35,240 さーて と 68 00:04:36,440 --> 00:04:37,140 鋼牙くん? 69 00:04:39,274 --> 00:04:39,741 おい 70 00:04:40,240 --> 00:04:41,073 -なあー -ああ 71 00:04:42,908 --> 00:04:43,641 行くのか? 72 00:04:44,008 --> 00:04:44,507 ああ 73 00:04:44,941 --> 00:04:46,073 これ以上一緒にいて 74 00:04:46,207 --> 00:04:48,374 足手まといになるのはごめんだからな 75 00:04:49,008 --> 00:04:49,674 そっか 76 00:04:50,507 --> 00:04:51,941 お前も行っちまうのか 77 00:04:52,541 --> 00:04:54,474 ちっ 腑抜けたツラしやがって 78 00:04:55,507 --> 00:04:58,807 ま 今は きついこと言うつもりはねーけどよ 79 00:04:59,774 --> 00:05:01,474 -ごっ -つれーのはてめえだけか? 80 00:05:01,874 --> 00:05:02,407 ああ? 81 00:05:03,641 --> 00:05:04,374 分かってる 82 00:05:05,240 --> 00:05:10,073 たく ちっとはかごめを置いていかなきゃならねえ 俺の身になってみやがれ 83 00:05:10,340 --> 00:05:10,741 うん 84 00:05:11,407 --> 00:05:12,908 うん とか素直に言うなっ 85 00:05:13,574 --> 00:05:14,207 気持ち悪いっ 86 00:05:14,874 --> 00:05:18,841 てめえ 怪我人だと思って おとなしく聞いてやってりゃあ 87 00:05:18,908 --> 00:05:20,274 -ぶっ飛ばすっ -おおっと 88 00:05:20,841 --> 00:05:21,507 鋼牙くん 89 00:05:21,607 --> 00:05:22,107 あぁー? 90 00:05:22,541 --> 00:05:23,974 駄目だな このバカ犬 91 00:05:24,374 --> 00:05:26,274 戻るのに相当かかりそうだぜ 92 00:05:27,207 --> 00:05:30,941 かごめ お前が側にいてやるしかねえみてーだな 93 00:05:31,607 --> 00:05:33,173 うん ありがとう 94 00:05:33,874 --> 00:05:35,340 ごめんね 心配かけて 95 00:05:36,240 --> 00:05:36,874 ああ 96 00:05:37,674 --> 00:05:39,340 さよなら 鋼牙くん 97 00:05:39,908 --> 00:05:41,841 あばよ かごめ 98 00:05:43,374 --> 00:05:44,507 鋼牙の野郎 99 00:05:46,173 --> 00:05:47,440 それじゃあ かごめ姉さん 100 00:05:47,841 --> 00:05:48,474 皆も 101 00:05:49,008 --> 00:05:49,641 お元気で 102 00:05:50,173 --> 00:05:50,941 さようなら 103 00:05:51,008 --> 00:05:51,774 鋼牙あーっ 104 00:05:51,908 --> 00:05:52,507 -ん? -お? 105 00:05:54,407 --> 00:05:55,407 無駄にはしねえ 106 00:05:56,008 --> 00:05:59,574 お前の気持ちも 今まで奈落と戦ってきたことも 107 00:06:01,307 --> 00:06:03,340 へっ たりめーだろ 108 00:06:04,073 --> 00:06:06,173 かごめ 犬っころに愛想が尽きたら 109 00:06:06,240 --> 00:06:07,541 いつでも俺んとこに来いよ 110 00:06:07,674 --> 00:06:08,140 うん 111 00:06:08,641 --> 00:06:10,307 さあ 行こうぜ 鋼牙 112 00:06:10,440 --> 00:06:12,541 俺たち ゆっくり走ってやっからな 113 00:06:13,774 --> 00:06:16,541 -て はえーっ -ああー 待てよ 鋼牙あ 114 00:06:16,941 --> 00:06:18,307 行ってしもうたなあ 115 00:06:19,574 --> 00:06:20,008 はっ 116 00:06:21,008 --> 00:06:21,674 犬夜叉? 117 00:06:26,140 --> 00:06:27,874 あの雲の上からか 118 00:06:28,507 --> 00:06:32,073 殺生丸と もう1匹 妖怪のにおい 119 00:06:41,974 --> 00:06:46,240 殺生丸 そなた人間が嫌いではなかったのか? 120 00:06:46,841 --> 00:06:49,807 それが人間の子供を2匹も連れて 121 00:06:50,140 --> 00:06:52,173 餌にでもするつもりか? 122 00:06:52,307 --> 00:06:57,407 天生牙の冥道を広げる方法 父上から聞いているはずだ 123 00:06:57,941 --> 00:06:58,541 さあ? 124 00:06:58,974 --> 00:07:02,240 あたしはこの冥道石を預かっただけだから 125 00:07:02,707 --> 00:07:03,874 冥道石? 126 00:07:04,340 --> 00:07:07,140 殺生丸が訪ねて来たら使えと 127 00:07:07,207 --> 00:07:09,841 そうそう こんなことも言ってたっけ 128 00:07:10,140 --> 00:07:14,073 冥道石を使えば 殺生丸は危ない目に遭うけれど 129 00:07:14,173 --> 00:07:17,073 恐れたり悲しんだりはしてはならぬと 130 00:07:17,641 --> 00:07:19,641 あんまり心配そうじゃないね 131 00:07:19,908 --> 00:07:22,774 なーんかやっぱり似てるわ この親子ー 132 00:07:23,274 --> 00:07:24,807 どうする? 殺生丸 133 00:07:24,974 --> 00:07:26,707 母は不安でならぬ 134 00:07:27,073 --> 00:07:29,641 フッ 心にもないことを 135 00:07:30,374 --> 00:07:32,541 ならば楽しませてもらおうか 136 00:07:34,607 --> 00:07:35,874 グワーッ 137 00:07:35,941 --> 00:07:37,674 冥道残月破っ 138 00:07:37,741 --> 00:07:38,507 グウウウ 139 00:07:39,173 --> 00:07:41,340 これが殺生丸の冥道か 140 00:07:41,641 --> 00:07:43,641 深淵にはほど遠い 141 00:07:43,908 --> 00:07:47,040 なあっ 殺生丸様の刀で斬れない? 142 00:07:47,474 --> 00:07:49,073 それは冥界の犬 143 00:07:49,374 --> 00:07:54,607 殺生丸 どうやらそなたの刀は 毒にも薬にもならないようだなあ 144 00:07:54,908 --> 00:07:55,407 ああっ 145 00:07:56,707 --> 00:07:57,107 ちっ 146 00:07:59,774 --> 00:08:00,941 待て 殺生丸 147 00:08:01,507 --> 00:08:03,440 冥道に踏み込むつもりか? 148 00:08:03,941 --> 00:08:06,173 それも人間を救うために 149 00:08:06,474 --> 00:08:08,674 随分と優しくなったものだな 150 00:08:09,274 --> 00:08:11,073 犬を斬りに行くだけだ 151 00:08:12,741 --> 00:08:15,040 ああ 殺生丸様っ 152 00:08:17,574 --> 00:08:21,407 冥道が閉じたら最後 生きて戻ってはこられない 153 00:08:21,607 --> 00:08:24,607 あああ だから行くなと言ったのにい 154 00:08:24,841 --> 00:08:28,073 いや言ってないだろ そういう大切なことはっ 155 00:08:31,574 --> 00:08:32,307 道 156 00:08:34,741 --> 00:08:37,140 冥界への一本道か 157 00:08:42,874 --> 00:08:43,674 ふんっ 158 00:08:44,307 --> 00:08:44,807 ワンッ 159 00:08:49,707 --> 00:08:50,307 あ 160 00:08:52,741 --> 00:08:55,774 い いくら 父上様の与えた試練とはいえ 161 00:08:56,440 --> 00:08:57,741 あまりでございますっ 162 00:08:58,008 --> 00:08:59,574 泣くな うるさい 163 00:08:59,841 --> 00:09:01,941 ひっ 殺生丸様は ぐすっ 164 00:09:02,340 --> 00:09:04,140 どうなるのでございますかっ? 165 00:09:04,374 --> 00:09:08,040 刀の成長に 多少の犠牲は仕方ないだろう 166 00:09:13,173 --> 00:09:14,541 あの世の遣いども 167 00:09:14,974 --> 00:09:18,173 奴らなら 癒やしの天生牙っ 168 00:09:18,274 --> 00:09:21,774 ギャアアー アアー アアー 169 00:09:25,941 --> 00:09:29,908 あの世の遣いの冥道犬も 同じ冥界のあやかし 170 00:09:30,207 --> 00:09:32,807 癒やしの天生牙で切り捨てたか 171 00:09:33,073 --> 00:09:36,140 ええっ? 殺生丸が癒やしの力を 172 00:09:36,541 --> 00:09:40,374 ということは りんの命に関わることが あったということか? 173 00:09:40,908 --> 00:09:41,841 小妖怪 174 00:09:42,407 --> 00:09:42,974 はっ? あ 175 00:09:43,040 --> 00:09:45,741 私 邪見と申しますが 176 00:09:46,240 --> 00:09:49,307 あの人間の小娘 殺生丸の何だ? 177 00:09:49,574 --> 00:09:54,674 何と聞かれましても おお ただ長年お仕えしているこの邪見より 178 00:09:54,741 --> 00:09:58,340 りんの方がずーっと優遇されているというか 179 00:09:58,874 --> 00:10:00,407 小娘は死ぬぞ 180 00:10:00,841 --> 00:10:01,407 げげっ 181 00:10:03,541 --> 00:10:04,941 ん んん 182 00:10:06,841 --> 00:10:08,040 殺生丸様 183 00:10:08,507 --> 00:10:10,207 お前は動けるようだな 184 00:10:10,641 --> 00:10:12,841 四魂のかけらの力 か 185 00:10:16,641 --> 00:10:17,307 道がっ 186 00:10:17,908 --> 00:10:19,641 ギャアアー ギャアー 187 00:10:23,607 --> 00:10:25,008 りんを連れて走れっ 188 00:10:25,607 --> 00:10:26,073 はいっ 189 00:10:33,207 --> 00:10:33,541 ううっ 190 00:10:34,073 --> 00:10:35,140 うわあー 191 00:10:35,507 --> 00:10:35,974 ああっ 192 00:10:40,207 --> 00:10:40,641 あっ 193 00:10:43,340 --> 00:10:49,107 この先に 冥道残月破を育てる 何かがあるということか 194 00:10:49,807 --> 00:10:53,541 あのー 冥界にたどり着くと 何があるので? 195 00:10:53,774 --> 00:10:56,674 さあな 私の知ったことではない 196 00:10:56,974 --> 00:10:57,874 ぎぎ ぎぎい 197 00:10:58,173 --> 00:11:01,407 されど 冥界の真の闇に踏み込んだが最後 198 00:11:01,707 --> 00:11:05,340 たとえ殺生丸でも二度と戻ってはこられない 199 00:11:05,974 --> 00:11:11,207 ましてや 人間の子供ごときの命は 冥道を一歩進むごとに 200 00:11:12,541 --> 00:11:13,073 りん? 201 00:11:14,407 --> 00:11:15,407 殺生丸様 202 00:11:17,173 --> 00:11:19,173 りんが 息をしていない 203 00:11:19,574 --> 00:11:20,073 はっ 204 00:11:21,507 --> 00:11:23,107 そして殺生丸 205 00:11:23,440 --> 00:11:26,707 冥界の闇はそなたの目の前だ 206 00:11:30,186 --> 00:11:31,520 りんが死んだ? 207 00:11:32,152 --> 00:11:35,520 息をしていないし だんだん体が冷たくなって 208 00:11:35,720 --> 00:11:36,720 りんを下ろせ 209 00:11:37,219 --> 00:11:37,620 んっ 210 00:11:41,086 --> 00:11:44,887 どういうことだ あの世の遣いどもが見えん 211 00:11:46,186 --> 00:11:48,786 斬るべきあの世の遣いどもがいなくては 212 00:11:48,853 --> 00:11:50,353 救いようもないな 213 00:11:50,686 --> 00:11:52,953 あ あのー それでは りんは 214 00:11:53,286 --> 00:11:54,753 このまま死ぬしかない 215 00:11:55,052 --> 00:11:56,086 そんな 216 00:11:56,520 --> 00:11:59,119 天生牙で冥界の主を切り捨てれば 217 00:11:59,186 --> 00:12:01,386 あるいは甦るやもしれぬが 218 00:12:01,820 --> 00:12:03,520 はっ 真でございますかっ 219 00:12:03,920 --> 00:12:06,386 が 所詮それは叶わぬ 220 00:12:07,052 --> 00:12:09,319 主は冥界の闇の奥にいる 221 00:12:09,486 --> 00:12:12,086 闇に入れば二度と戻れなくなる 222 00:12:12,620 --> 00:12:15,486 いずれにしても 小娘は助けられぬ 223 00:12:16,520 --> 00:12:19,152 なぜだ天生牙 応えろ 224 00:12:19,620 --> 00:12:21,186 すみません 殺生丸様 225 00:12:21,686 --> 00:12:23,386 俺が側に付いていながら 226 00:12:24,219 --> 00:12:26,119 連れてくるべきではなかった 227 00:12:27,453 --> 00:12:31,152 狼に噛み殺されたりんを あの世から呼び戻したあの時 228 00:12:33,119 --> 00:12:35,486 あのまま人里に残してくれば 229 00:12:38,887 --> 00:12:39,486 闇がっ 230 00:12:43,386 --> 00:12:44,920 殺生丸様っ りんがっ 231 00:12:45,987 --> 00:12:46,386 えっ 232 00:12:49,520 --> 00:12:51,253 闇に飛び込んだか 233 00:12:51,686 --> 00:12:52,520 ふええっ 234 00:12:52,586 --> 00:12:56,119 殺生丸様がいなくなったら わしはどうすればっ 235 00:12:56,553 --> 00:12:57,486 小妖怪 236 00:12:57,720 --> 00:12:59,319 邪見でございます 237 00:12:59,419 --> 00:13:01,086 私とて鬼ではない 238 00:13:01,620 --> 00:13:05,853 愛しい息子が刀の修行ごときで 命を落とすのは無念 239 00:13:06,319 --> 00:13:08,453 道を開いてやろうと思う 240 00:13:08,753 --> 00:13:09,453 おおっ 241 00:13:09,520 --> 00:13:13,119 さすがはご母堂様っ ぬぐぐっ 242 00:13:17,119 --> 00:13:17,486 ん? 243 00:13:19,286 --> 00:13:20,019 外界だ 244 00:13:20,586 --> 00:13:22,620 出ておいで 殺生丸 245 00:13:23,052 --> 00:13:26,186 そのまま真っすぐ進めば冥界から出られる 246 00:13:26,253 --> 00:13:28,786 だがこの道はすぐに閉ざされる 247 00:13:29,219 --> 00:13:32,319 そうなればそなたは二度とこの世に戻れぬぞ 248 00:13:32,853 --> 00:13:35,152 琥珀 お前はこの道を行け 249 00:13:35,520 --> 00:13:36,353 えっ? 250 00:13:41,887 --> 00:13:43,486 はっ 道が出来ていく 251 00:13:47,319 --> 00:13:48,520 りんのにおいだ 252 00:13:49,353 --> 00:13:51,286 殺生丸様 俺も行きます 253 00:13:54,052 --> 00:13:54,486 ちっ 254 00:13:54,853 --> 00:13:57,119 あのー 殺生丸様は? 255 00:13:57,486 --> 00:14:00,520 知らぬ あんな奴 戻ってこなければいい 256 00:14:00,820 --> 00:14:01,586 ええーっ 257 00:14:02,152 --> 00:14:06,386 母の親切を無視しおって 全く可愛げがない 258 00:14:13,987 --> 00:14:14,987 死のにおい 259 00:14:17,353 --> 00:14:17,887 えっ 260 00:14:27,186 --> 00:14:27,686 りん 261 00:14:28,052 --> 00:14:31,586 さしずめ 冥界の主といったところか 262 00:14:36,386 --> 00:14:36,786 うっ 263 00:14:37,453 --> 00:14:39,186 う くっ うわあーっ 264 00:14:41,486 --> 00:14:44,253 くうっ ああっ ぐっ 265 00:14:44,786 --> 00:14:46,686 余計な手間を掛けさせるな 266 00:14:47,186 --> 00:14:49,286 これ以上お前の世話は焼かぬ 267 00:14:49,486 --> 00:14:49,920 はい 268 00:14:50,586 --> 00:14:51,453 気が抜けない 269 00:14:52,086 --> 00:14:53,953 少しでも抜いたら 持って行かれる 270 00:15:05,720 --> 00:15:06,786 死人の山? 271 00:15:08,286 --> 00:15:11,286 オオオオオ 272 00:15:16,019 --> 00:15:18,119 りん そこへは行かせん 273 00:15:18,786 --> 00:15:21,319 オオオオオ グオオオオー オオオオオー 274 00:15:27,686 --> 00:15:28,319 やったっ? 275 00:15:38,219 --> 00:15:41,953 りん 起きろ りん 276 00:15:43,453 --> 00:15:44,419 おかしいな 277 00:15:44,686 --> 00:15:47,753 冥界の主を斬ったのに 小娘は死んだまま 278 00:15:48,253 --> 00:15:49,119 小妖怪 279 00:15:49,553 --> 00:15:51,152 邪見でございますが 280 00:15:51,653 --> 00:15:53,520 覚える気 ないんですなあ 281 00:15:53,953 --> 00:15:58,319 もしやあの小娘 既に一度 天生牙で甦っているのか? 282 00:15:58,553 --> 00:15:58,987 はっ? 283 00:15:59,253 --> 00:16:01,553 は はい それが何か 284 00:16:01,987 --> 00:16:03,920 ならば生き返るはずはない 285 00:16:08,987 --> 00:16:10,620 救えんのか 286 00:16:14,653 --> 00:16:16,319 殺生丸様? 287 00:16:18,286 --> 00:16:19,953 救えんのか 288 00:16:21,353 --> 00:16:24,219 天生牙 こんなもののために 289 00:16:25,052 --> 00:16:26,853 お前を死なせてしまった 290 00:16:29,653 --> 00:16:34,553 りんの命と引き替えに得るものなど 何もないっ 291 00:16:39,953 --> 00:16:41,019 天生牙が 292 00:16:55,786 --> 00:16:57,653 なっ 死人の山が 293 00:16:57,953 --> 00:17:00,453 オオオ オオオ 294 00:17:00,920 --> 00:17:04,119 まるで 天生牙に縋っているみたいだ 295 00:17:05,152 --> 00:17:08,186 貴様らも 救われたいのか 296 00:17:20,086 --> 00:17:20,887 ああ 297 00:17:36,019 --> 00:17:39,319 冥界の死人たちが浄化されてゆく 298 00:17:39,386 --> 00:17:41,052 -冥道残月破っ -ん? 299 00:17:41,453 --> 00:17:41,920 ん へえっ? 300 00:17:45,853 --> 00:17:47,953 残月破の冥道が開いたっ 301 00:17:48,219 --> 00:17:50,586 しかも 前より穴がでかくなっておる 302 00:17:55,219 --> 00:17:56,520 殺生丸様 303 00:17:56,620 --> 00:17:57,586 戻ったか 304 00:18:02,453 --> 00:18:05,453 どうした 殺生丸 浮かない顔だな 305 00:18:05,920 --> 00:18:07,186 そなたの望みどおり 306 00:18:07,253 --> 00:18:10,319 天生牙は成長し 冥道は広がった 307 00:18:10,620 --> 00:18:12,753 少しは喜んだらどうだ 308 00:18:13,019 --> 00:18:16,052 りんがこうなることを 知っていたのか? 309 00:18:16,753 --> 00:18:21,086 そなたは既に一度 小娘を天生牙で甦らせたのだろう? 310 00:18:21,586 --> 00:18:25,052 天生牙で死人を呼び戻せるのは一度きりだ 311 00:18:25,286 --> 00:18:25,720 あっ 312 00:18:26,720 --> 00:18:27,853 当然だろう 313 00:18:28,152 --> 00:18:30,486 本来命とは限りあるもの 314 00:18:30,887 --> 00:18:31,786 そなたの都合で 315 00:18:31,853 --> 00:18:34,820 何度も救えるほど軽々しいものではない 316 00:18:35,186 --> 00:18:36,052 殺生丸 317 00:18:36,253 --> 00:18:38,920 そなたは神にでもなったつもりだったのか? 318 00:18:39,219 --> 00:18:42,453 天生牙さえあれば 死など恐るるに足らぬと 319 00:18:43,152 --> 00:18:45,386 そなたは知らねばならなかった 320 00:18:46,052 --> 00:18:48,486 愛しき命を救おうとする心と同時に 321 00:18:48,686 --> 00:18:50,953 それを失う悲しみと恐れを 322 00:18:51,786 --> 00:18:53,820 悲しみと 恐れ 323 00:18:54,520 --> 00:18:56,286 父上はこうも言っていた 324 00:18:56,820 --> 00:18:58,653 天生牙は癒やしの刀 325 00:18:59,486 --> 00:19:02,520 たとえ武器として振るう時も 命の重さを知り 326 00:19:02,887 --> 00:19:06,152 慈悲の心を持って敵を葬らねばならぬと 327 00:19:06,753 --> 00:19:12,720 それが100の命を救い 敵を冥道に送る天生牙を持つ者の資格だと 328 00:19:13,219 --> 00:19:16,653 殺生丸様が慈悲の心を知るために 329 00:19:16,987 --> 00:19:19,653 りんは死なねばならなかったというのか 330 00:19:19,953 --> 00:19:22,052 小妖怪 泣いているのか 331 00:19:22,253 --> 00:19:23,720 邪見でございます 332 00:19:24,286 --> 00:19:27,920 殺生丸様はどんな時でも涙を見せぬご気性ゆえ 333 00:19:28,019 --> 00:19:29,786 この邪見が代わりに 334 00:19:30,286 --> 00:19:33,520 ほう 悲しいか殺生丸 335 00:19:36,152 --> 00:19:38,853 2度目は ないと思え 336 00:19:48,253 --> 00:19:49,152 光が 337 00:19:49,520 --> 00:19:52,286 冥界に置き去られていた小娘の命 338 00:19:53,586 --> 00:19:54,686 ほおー 339 00:20:00,620 --> 00:20:01,353 は 340 00:20:01,920 --> 00:20:02,419 はっ 341 00:20:04,052 --> 00:20:04,586 りんっ 342 00:20:04,786 --> 00:20:05,386 りんっ 343 00:20:05,853 --> 00:20:07,553 ごほっ ごほごほっ 344 00:20:07,953 --> 00:20:08,253 あ 345 00:20:11,052 --> 00:20:13,386 殺生丸様? 346 00:20:14,186 --> 00:20:15,386 もう大丈夫だ 347 00:20:15,486 --> 00:20:16,386 はい 348 00:20:16,720 --> 00:20:18,419 あの ご母堂様 349 00:20:18,887 --> 00:20:21,720 殺生丸様に代わってお礼を申し上げますっ 350 00:20:22,052 --> 00:20:24,453 殺生丸は喜んでいるのか? 351 00:20:24,987 --> 00:20:26,720 恐らく ものすごく 352 00:20:27,453 --> 00:20:30,219 人間の小娘1匹にこの騒ぎ 353 00:20:30,987 --> 00:20:33,953 変なところが父親に似てしまったなあ 354 00:20:38,052 --> 00:20:38,887 ついて行こう 355 00:20:39,486 --> 00:20:43,052 殺生丸様なら きっと奈落を滅することが出来る 356 00:20:44,186 --> 00:20:44,887 小僧 357 00:20:44,953 --> 00:20:45,419 ん? 358 00:20:46,987 --> 00:20:48,186 一つ聞いておく 359 00:20:48,486 --> 00:20:51,052 お前は冥界の中で生きていた 360 00:20:51,453 --> 00:20:55,052 妖怪ならいざ知らず 生身の人間ではあり得ぬことだ 361 00:20:55,586 --> 00:20:59,052 俺は 四魂のかけらで命を繋いでいます 362 00:20:59,653 --> 00:21:00,319 そうか 363 00:21:01,086 --> 00:21:02,286 ならば覚えておけ 364 00:21:02,620 --> 00:21:04,686 お前も小娘と同じ 365 00:21:05,086 --> 00:21:07,853 天生牙で救われない命だ 366 00:21:10,119 --> 00:21:12,186 はい 覚えておきます 367 00:21:14,486 --> 00:21:15,086 桔梗がっ? 368 00:21:15,987 --> 00:21:20,386 最後のかけら 琥珀の光を守れ 369 00:21:21,152 --> 00:21:24,620 それは お前にしか 出来ないことだ 370 00:21:25,620 --> 00:21:27,887 光を守れとは どういうことじゃろう? 371 00:21:28,453 --> 00:21:30,152 恐らく 桔梗様がしてきたように 372 00:21:30,419 --> 00:21:32,286 かけらを清めるということでしょう 373 00:21:32,586 --> 00:21:34,853 それは 琥珀のかけらが今でも 374 00:21:35,086 --> 00:21:37,586 奈落を倒す武器になるってことなんだろうか 375 00:21:38,152 --> 00:21:39,052 本当のところ 376 00:21:39,553 --> 00:21:42,419 あたしにも桔梗が何を 望んでいたのかは分からない 377 00:21:43,052 --> 00:21:44,786 でも 今のあたしたちには 378 00:21:44,853 --> 00:21:47,186 琥珀くんを探すことしか出来ないと思うの 379 00:21:47,586 --> 00:21:48,319 うん 380 00:21:48,820 --> 00:21:50,086 行こう 皆 381 00:22:11,686 --> 00:22:13,653 I’ll take you to the higher stage 382 00:22:13,753 --> 00:22:15,319 Now you got blazin’ 383 00:22:19,086 --> 00:22:20,686 I’ll take you to the higher stage 384 00:22:20,786 --> 00:22:22,553 Now you got blazin’ 385 00:22:25,953 --> 00:22:32,520 涙を隠した 強がりな君の笑顔 386 00:22:32,620 --> 00:22:40,152 肩を抱くことさえ 素直には出来なくて 387 00:22:40,219 --> 00:22:46,887 夜明けの向こうに どんな未来があっても 388 00:22:46,953 --> 00:22:53,353 信じることでしか変えられない 389 00:22:55,253 --> 00:23:01,319 見失っていた魂(こころ)のカケラ 390 00:23:02,353 --> 00:23:08,953 二人で探し当てた瞬間 きっと 391 00:23:09,152 --> 00:23:10,753 壊して 392 00:23:10,820 --> 00:23:16,186 追いかけて 切り開いたあの空で 393 00:23:16,286 --> 00:23:17,653 Seeking my way 394 00:23:17,820 --> 00:23:23,253 一筋の光になる with you 395 00:23:33,453 --> 00:23:35,086 俺は桔梗を救えなかった 396 00:23:35,453 --> 00:23:36,753 死んでしまったのですね 397 00:23:37,152 --> 00:23:38,953 この世で一番愛していた人が 398 00:23:39,486 --> 00:23:40,453 悲しいのですね 399 00:23:40,920 --> 00:23:42,920 その人を追って死にたいくらいに 400 00:23:43,620 --> 00:23:47,219 人の悲しみや苦悩する心を養分にする妖怪 花皇 401 00:23:47,553 --> 00:23:48,887 おびき寄せられた犬夜叉は 402 00:23:49,186 --> 00:23:50,620 桔梗の夢に囚われてしまう 403 00:23:51,586 --> 00:23:55,152 次回 犬夜叉完結編 「悲しみに濡れる花」 404 00:23:55,753 --> 00:23:59,253 私は あなたの望む夢を見せただけ