1 00:00:11,734 --> 00:00:15,734 守るべきものなんて 2 00:00:15,934 --> 00:00:25,067 悩むまでもなく一つしかなかった 3 00:00:25,901 --> 00:00:29,601 叫び声のこだま 4 00:00:29,667 --> 00:00:38,634 むなしく響いた 深い森の奥に 5 00:00:38,934 --> 00:00:45,033 涙をこらえられた理由は 6 00:00:45,367 --> 00:00:51,934 重ねた指のぬくもりのせい 7 00:00:52,067 --> 00:00:54,934 君がいない未来 8 00:00:55,167 --> 00:00:57,701 意味などない未来 9 00:00:59,033 --> 00:01:04,000 二度と離したりはしないから 10 00:01:05,634 --> 00:01:08,767 君と臨(のぞ)む世界 11 00:01:08,901 --> 00:01:11,434 見たことない世界 12 00:01:12,000 --> 00:01:19,434 時空を越えて はるか旅する僕等 13 00:01:37,200 --> 00:01:39,567 俺はお前を救えなかったっ 14 00:01:40,334 --> 00:01:42,400 お前は 来てくれた 15 00:01:44,734 --> 00:01:45,901 それでいい 16 00:01:47,567 --> 00:01:48,300 桔梗 17 00:01:49,300 --> 00:01:50,467 -ああ -はっ 18 00:01:59,067 --> 00:01:59,968 暖かい 19 00:02:01,267 --> 00:02:01,934 犬夜叉 20 00:02:03,200 --> 00:02:06,033 桔梗が もう悲しむなと 21 00:02:07,734 --> 00:02:10,701 ずっと 守っていると 22 00:02:13,734 --> 00:02:15,367 「冥界の殺生丸」 23 00:02:22,067 --> 00:02:25,334 邪見様 殺生丸様何してるの? 24 00:02:25,400 --> 00:02:26,133 知るか 25 00:02:26,601 --> 00:02:30,033 ここ数日 何かを探しておられる様子だが 26 00:02:30,968 --> 00:02:33,367 そんなに大切なことなのかなあ? 27 00:02:33,667 --> 00:02:35,033 そうに決まっておる 28 00:02:39,033 --> 00:02:39,934 桔梗様 29 00:02:42,734 --> 00:02:47,834 夕べ見た光 あれはやっぱり 桔梗様のものだったんだ 30 00:02:50,267 --> 00:02:51,400 ごめんね 琥珀 31 00:02:52,534 --> 00:02:55,334 巫女様の所へ連れてってあげられなくて 32 00:02:56,200 --> 00:02:58,868 俺が もっと強ければ 33 00:03:05,934 --> 00:03:06,501 ん? 34 00:03:06,834 --> 00:03:07,567 あれは? 35 00:03:16,234 --> 00:03:17,834 殺生丸様ーっ 36 00:03:17,901 --> 00:03:19,100 ギャアー 37 00:03:20,734 --> 00:03:21,467 ギャアオオ 38 00:03:26,868 --> 00:03:27,200 はっ 39 00:03:27,267 --> 00:03:28,434 殺生丸様っ 40 00:03:30,567 --> 00:03:31,100 はっ? 41 00:03:31,334 --> 00:03:34,133 殺生丸 そなただったか 42 00:03:34,501 --> 00:03:36,200 こりゃ 貴様 誰じゃい 43 00:03:36,334 --> 00:03:38,767 殺生丸様を呼び捨てにしよってからに 44 00:03:38,934 --> 00:03:42,734 大方 父上の形見の天生牙の話だろう? 45 00:03:42,868 --> 00:03:45,734 この母を訪ねて来たということは 46 00:03:45,868 --> 00:03:46,501 ええっ 47 00:03:46,634 --> 00:03:49,567 ご ごごご ごぼ ごぼ ごぼ ご母堂様っ? 48 00:03:51,701 --> 00:03:52,501 そうですか 49 00:03:52,734 --> 00:03:54,067 奈落のにおいを追って 50 00:03:54,467 --> 00:03:56,701 ああ 鋼牙がいると思ってな 51 00:03:57,033 --> 00:03:59,200 俺たちも 戦おうと急いだんだが 52 00:03:59,567 --> 00:04:01,400 間に合わなくって残念だぜ 53 00:04:01,868 --> 00:04:03,467 本気で言ってるんじゃろうなあ 54 00:04:04,234 --> 00:04:05,901 いや よく来てくれました 55 00:04:06,334 --> 00:04:08,267 鋼牙も心強いと思うよ 56 00:04:08,701 --> 00:04:09,334 ああ 57 00:04:09,767 --> 00:04:12,734 だけど 悔しいだろうなあ 鋼牙 58 00:04:13,167 --> 00:04:14,367 かけらを取られて 59 00:04:16,234 --> 00:04:18,367 かごめ これから大丈夫か? 60 00:04:18,834 --> 00:04:19,267 うん 61 00:04:19,968 --> 00:04:21,467 たくっ ざまあねえな 62 00:04:21,901 --> 00:04:23,667 まるで足が鉛みてーだ 63 00:04:24,667 --> 00:04:27,133 こんな形で生き残っちまうなんてな 64 00:04:27,434 --> 00:04:28,000 ううん 65 00:04:28,701 --> 00:04:30,567 せめて鋼牙くんが生きててくれて 66 00:04:30,868 --> 00:04:32,534 あたしたちどれだけ救われたか 67 00:04:33,334 --> 00:04:34,200 さーて と 68 00:04:35,400 --> 00:04:36,100 鋼牙くん? 69 00:04:38,234 --> 00:04:38,701 おい 70 00:04:39,200 --> 00:04:40,033 -なあー -ああ 71 00:04:41,868 --> 00:04:42,601 行くのか? 72 00:04:42,968 --> 00:04:43,467 ああ 73 00:04:43,901 --> 00:04:45,033 これ以上一緒にいて 74 00:04:45,167 --> 00:04:47,334 足手まといになるのはごめんだからな 75 00:04:47,968 --> 00:04:48,634 そっか 76 00:04:49,467 --> 00:04:50,901 お前も行っちまうのか 77 00:04:51,501 --> 00:04:53,434 ちっ 腑抜けたツラしやがって 78 00:04:54,467 --> 00:04:57,767 ま 今は きついこと言うつもりはねーけどよ 79 00:04:58,734 --> 00:05:00,434 -ごっ -つれーのはてめえだけか? 80 00:05:00,834 --> 00:05:01,367 ああ? 81 00:05:02,601 --> 00:05:03,334 分かってる 82 00:05:04,200 --> 00:05:09,033 たく ちっとはかごめを置いていかなきゃならねえ 俺の身になってみやがれ 83 00:05:09,300 --> 00:05:09,701 うん 84 00:05:10,367 --> 00:05:11,868 うん とか素直に言うなっ 85 00:05:12,534 --> 00:05:13,167 気持ち悪いっ 86 00:05:13,834 --> 00:05:17,801 てめえ 怪我人だと思って おとなしく聞いてやってりゃあ 87 00:05:17,868 --> 00:05:19,234 -ぶっ飛ばすっ -おおっと 88 00:05:19,801 --> 00:05:20,467 鋼牙くん 89 00:05:20,567 --> 00:05:21,067 あぁー? 90 00:05:21,501 --> 00:05:22,934 駄目だな このバカ犬 91 00:05:23,334 --> 00:05:25,234 戻るのに相当かかりそうだぜ 92 00:05:26,167 --> 00:05:29,901 かごめ お前が側にいてやるしかねえみてーだな 93 00:05:30,567 --> 00:05:32,133 うん ありがとう 94 00:05:32,834 --> 00:05:34,300 ごめんね 心配かけて 95 00:05:35,200 --> 00:05:35,834 ああ 96 00:05:36,634 --> 00:05:38,300 さよなら 鋼牙くん 97 00:05:38,868 --> 00:05:40,801 あばよ かごめ 98 00:05:42,334 --> 00:05:43,467 鋼牙の野郎 99 00:05:45,133 --> 00:05:46,400 それじゃあ かごめ姉さん 100 00:05:46,801 --> 00:05:47,434 皆も 101 00:05:47,968 --> 00:05:48,601 お元気で 102 00:05:49,133 --> 00:05:49,901 さようなら 103 00:05:49,968 --> 00:05:50,734 鋼牙あーっ 104 00:05:50,868 --> 00:05:51,467 -ん? -お? 105 00:05:53,367 --> 00:05:54,367 無駄にはしねえ 106 00:05:54,968 --> 00:05:58,534 お前の気持ちも 今まで奈落と戦ってきたことも 107 00:06:00,267 --> 00:06:02,300 へっ たりめーだろ 108 00:06:03,033 --> 00:06:05,133 かごめ 犬っころに愛想が尽きたら 109 00:06:05,200 --> 00:06:06,501 いつでも俺んとこに来いよ 110 00:06:06,634 --> 00:06:07,100 うん 111 00:06:07,601 --> 00:06:09,267 さあ 行こうぜ 鋼牙 112 00:06:09,400 --> 00:06:11,501 俺たち ゆっくり走ってやっからな 113 00:06:12,734 --> 00:06:15,501 -て はえーっ -ああー 待てよ 鋼牙あ 114 00:06:15,901 --> 00:06:17,267 行ってしもうたなあ 115 00:06:18,534 --> 00:06:18,968 はっ 116 00:06:19,968 --> 00:06:20,634 犬夜叉? 117 00:06:25,100 --> 00:06:26,834 あの雲の上からか 118 00:06:27,467 --> 00:06:31,033 殺生丸と もう1匹 妖怪のにおい 119 00:06:40,934 --> 00:06:45,200 殺生丸 そなた人間が嫌いではなかったのか? 120 00:06:45,801 --> 00:06:48,767 それが人間の子供を2匹も連れて 121 00:06:49,100 --> 00:06:51,133 餌にでもするつもりか? 122 00:06:51,267 --> 00:06:56,367 天生牙の冥道を広げる方法 父上から聞いているはずだ 123 00:06:56,901 --> 00:06:57,501 さあ? 124 00:06:57,934 --> 00:07:01,200 あたしはこの冥道石を預かっただけだから 125 00:07:01,667 --> 00:07:02,834 冥道石? 126 00:07:03,300 --> 00:07:06,100 殺生丸が訪ねて来たら使えと 127 00:07:06,167 --> 00:07:08,801 そうそう こんなことも言ってたっけ 128 00:07:09,100 --> 00:07:13,033 冥道石を使えば 殺生丸は危ない目に遭うけれど 129 00:07:13,133 --> 00:07:16,033 恐れたり悲しんだりはしてはならぬと 130 00:07:16,601 --> 00:07:18,601 あんまり心配そうじゃないね 131 00:07:18,868 --> 00:07:21,734 なーんかやっぱり似てるわ この親子ー 132 00:07:22,234 --> 00:07:23,767 どうする? 殺生丸 133 00:07:23,934 --> 00:07:25,667 母は不安でならぬ 134 00:07:26,033 --> 00:07:28,601 フッ 心にもないことを 135 00:07:29,334 --> 00:07:31,501 ならば楽しませてもらおうか 136 00:07:33,567 --> 00:07:34,834 グワーッ 137 00:07:34,901 --> 00:07:36,634 冥道残月破っ 138 00:07:36,701 --> 00:07:37,467 グウウウ 139 00:07:38,133 --> 00:07:40,300 これが殺生丸の冥道か 140 00:07:40,601 --> 00:07:42,601 深淵にはほど遠い 141 00:07:42,868 --> 00:07:46,000 なあっ 殺生丸様の刀で斬れない? 142 00:07:46,434 --> 00:07:48,033 それは冥界の犬 143 00:07:48,334 --> 00:07:53,567 殺生丸 どうやらそなたの刀は 毒にも薬にもならないようだなあ 144 00:07:53,868 --> 00:07:54,367 ああっ 145 00:07:55,667 --> 00:07:56,067 ちっ 146 00:07:58,734 --> 00:07:59,901 待て 殺生丸 147 00:08:00,467 --> 00:08:02,400 冥道に踏み込むつもりか? 148 00:08:02,901 --> 00:08:05,133 それも人間を救うために 149 00:08:05,434 --> 00:08:07,634 随分と優しくなったものだな 150 00:08:08,234 --> 00:08:10,033 犬を斬りに行くだけだ 151 00:08:11,701 --> 00:08:14,000 ああ 殺生丸様っ 152 00:08:16,534 --> 00:08:20,367 冥道が閉じたら最後 生きて戻ってはこられない 153 00:08:20,567 --> 00:08:23,567 あああ だから行くなと言ったのにい 154 00:08:23,801 --> 00:08:27,033 いや言ってないだろ そういう大切なことはっ 155 00:08:30,534 --> 00:08:31,267 道 156 00:08:33,701 --> 00:08:36,100 冥界への一本道か 157 00:08:41,834 --> 00:08:42,634 ふんっ 158 00:08:43,267 --> 00:08:43,767 ワンッ 159 00:08:48,667 --> 00:08:49,267 あ 160 00:08:51,701 --> 00:08:54,734 い いくら 父上様の与えた試練とはいえ 161 00:08:55,400 --> 00:08:56,701 あまりでございますっ 162 00:08:56,968 --> 00:08:58,534 泣くな うるさい 163 00:08:58,801 --> 00:09:00,901 ひっ 殺生丸様は ぐすっ 164 00:09:01,300 --> 00:09:03,100 どうなるのでございますかっ? 165 00:09:03,334 --> 00:09:07,000 刀の成長に 多少の犠牲は仕方ないだろう 166 00:09:12,133 --> 00:09:13,501 あの世の遣いども 167 00:09:13,934 --> 00:09:17,133 奴らなら 癒やしの天生牙っ 168 00:09:17,234 --> 00:09:20,734 ギャアアー アアー アアー 169 00:09:24,901 --> 00:09:28,868 あの世の遣いの冥道犬も 同じ冥界のあやかし 170 00:09:29,167 --> 00:09:31,767 癒やしの天生牙で切り捨てたか 171 00:09:32,033 --> 00:09:35,100 ええっ? 殺生丸が癒やしの力を 172 00:09:35,501 --> 00:09:39,334 ということは りんの命に関わることが あったということか? 173 00:09:39,868 --> 00:09:40,801 小妖怪 174 00:09:41,367 --> 00:09:41,934 はっ? あ 175 00:09:42,000 --> 00:09:44,701 私 邪見と申しますが 176 00:09:45,200 --> 00:09:48,267 あの人間の小娘 殺生丸の何だ? 177 00:09:48,534 --> 00:09:53,634 何と聞かれましても おお ただ長年お仕えしているこの邪見より 178 00:09:53,701 --> 00:09:57,300 りんの方がずーっと優遇されているというか 179 00:09:57,834 --> 00:09:59,367 小娘は死ぬぞ 180 00:09:59,801 --> 00:10:00,367 げげっ 181 00:10:02,501 --> 00:10:03,901 ん んん 182 00:10:05,801 --> 00:10:07,000 殺生丸様 183 00:10:07,467 --> 00:10:09,167 お前は動けるようだな 184 00:10:09,601 --> 00:10:11,801 四魂のかけらの力 か 185 00:10:15,601 --> 00:10:16,267 道がっ 186 00:10:16,868 --> 00:10:18,601 ギャアアー ギャアー 187 00:10:22,567 --> 00:10:23,968 りんを連れて走れっ 188 00:10:24,567 --> 00:10:25,033 はいっ 189 00:10:32,167 --> 00:10:32,501 ううっ 190 00:10:33,033 --> 00:10:34,100 うわあー 191 00:10:34,467 --> 00:10:34,934 ああっ 192 00:10:39,167 --> 00:10:39,601 あっ 193 00:10:42,300 --> 00:10:48,067 この先に 冥道残月破を育てる 何かがあるということか 194 00:10:48,767 --> 00:10:52,501 あのー 冥界にたどり着くと 何があるので? 195 00:10:52,734 --> 00:10:55,634 さあな 私の知ったことではない 196 00:10:55,934 --> 00:10:56,834 ぎぎ ぎぎい 197 00:10:57,133 --> 00:11:00,367 されど 冥界の真の闇に踏み込んだが最後 198 00:11:00,667 --> 00:11:04,300 たとえ殺生丸でも二度と戻ってはこられない 199 00:11:04,934 --> 00:11:10,167 ましてや 人間の子供ごときの命は 冥道を一歩進むごとに 200 00:11:11,501 --> 00:11:12,033 りん? 201 00:11:13,367 --> 00:11:14,367 殺生丸様 202 00:11:16,133 --> 00:11:18,133 りんが 息をしていない 203 00:11:18,534 --> 00:11:19,033 はっ 204 00:11:20,467 --> 00:11:22,067 そして殺生丸 205 00:11:22,400 --> 00:11:25,667 冥界の闇はそなたの目の前だ 206 00:11:28,167 --> 00:11:29,501 りんが死んだ? 207 00:11:30,133 --> 00:11:33,501 息をしていないし だんだん体が冷たくなって 208 00:11:33,701 --> 00:11:34,701 りんを下ろせ 209 00:11:35,200 --> 00:11:35,601 んっ 210 00:11:39,067 --> 00:11:42,868 どういうことだ あの世の遣いどもが見えん 211 00:11:44,167 --> 00:11:46,767 斬るべきあの世の遣いどもがいなくては 212 00:11:46,834 --> 00:11:48,334 救いようもないな 213 00:11:48,667 --> 00:11:50,934 あ あのー それでは りんは 214 00:11:51,267 --> 00:11:52,734 このまま死ぬしかない 215 00:11:53,033 --> 00:11:54,067 そんな 216 00:11:54,501 --> 00:11:57,100 天生牙で冥界の主を切り捨てれば 217 00:11:57,167 --> 00:11:59,367 あるいは甦るやもしれぬが 218 00:11:59,801 --> 00:12:01,501 はっ 真でございますかっ 219 00:12:01,901 --> 00:12:04,367 が 所詮それは叶わぬ 220 00:12:05,033 --> 00:12:07,300 主は冥界の闇の奥にいる 221 00:12:07,467 --> 00:12:10,067 闇に入れば二度と戻れなくなる 222 00:12:10,601 --> 00:12:13,467 いずれにしても 小娘は助けられぬ 223 00:12:14,501 --> 00:12:17,133 なぜだ天生牙 応えろ 224 00:12:17,601 --> 00:12:19,167 すみません 殺生丸様 225 00:12:19,667 --> 00:12:21,367 俺が側に付いていながら 226 00:12:22,200 --> 00:12:24,100 連れてくるべきではなかった 227 00:12:25,434 --> 00:12:29,133 狼に噛み殺されたりんを あの世から呼び戻したあの時 228 00:12:31,100 --> 00:12:33,467 あのまま人里に残してくれば 229 00:12:36,868 --> 00:12:37,467 闇がっ 230 00:12:41,367 --> 00:12:42,901 殺生丸様っ りんがっ 231 00:12:43,968 --> 00:12:44,367 えっ 232 00:12:47,501 --> 00:12:49,234 闇に飛び込んだか 233 00:12:49,667 --> 00:12:50,501 ふええっ 234 00:12:50,567 --> 00:12:54,100 殺生丸様がいなくなったら わしはどうすればっ 235 00:12:54,534 --> 00:12:55,467 小妖怪 236 00:12:55,701 --> 00:12:57,300 邪見でございます 237 00:12:57,400 --> 00:12:59,067 私とて鬼ではない 238 00:12:59,601 --> 00:13:03,834 愛しい息子が刀の修行ごときで 命を落とすのは無念 239 00:13:04,300 --> 00:13:06,434 道を開いてやろうと思う 240 00:13:06,734 --> 00:13:07,434 おおっ 241 00:13:07,501 --> 00:13:11,100 さすがはご母堂様っ ぬぐぐっ 242 00:13:15,100 --> 00:13:15,467 ん? 243 00:13:17,267 --> 00:13:18,000 外界だ 244 00:13:18,567 --> 00:13:20,601 出ておいで 殺生丸 245 00:13:21,033 --> 00:13:24,167 そのまま真っすぐ進めば冥界から出られる 246 00:13:24,234 --> 00:13:26,767 だがこの道はすぐに閉ざされる 247 00:13:27,200 --> 00:13:30,300 そうなればそなたは二度とこの世に戻れぬぞ 248 00:13:30,834 --> 00:13:33,133 琥珀 お前はこの道を行け 249 00:13:33,501 --> 00:13:34,334 えっ? 250 00:13:39,868 --> 00:13:41,467 はっ 道が出来ていく 251 00:13:45,300 --> 00:13:46,501 りんのにおいだ 252 00:13:47,334 --> 00:13:49,267 殺生丸様 俺も行きます 253 00:13:52,033 --> 00:13:52,467 ちっ 254 00:13:52,834 --> 00:13:55,100 あのー 殺生丸様は? 255 00:13:55,467 --> 00:13:58,501 知らぬ あんな奴 戻ってこなければいい 256 00:13:58,801 --> 00:13:59,567 ええーっ 257 00:14:00,133 --> 00:14:04,367 母の親切を無視しおって 全く可愛げがない 258 00:14:11,968 --> 00:14:12,968 死のにおい 259 00:14:15,334 --> 00:14:15,868 えっ 260 00:14:25,167 --> 00:14:25,667 りん 261 00:14:26,033 --> 00:14:29,567 さしずめ 冥界の主といったところか 262 00:14:34,367 --> 00:14:34,767 うっ 263 00:14:35,434 --> 00:14:37,167 う くっ うわあーっ 264 00:14:39,467 --> 00:14:42,234 くうっ ああっ ぐっ 265 00:14:42,767 --> 00:14:44,667 余計な手間を掛けさせるな 266 00:14:45,167 --> 00:14:47,267 これ以上お前の世話は焼かぬ 267 00:14:47,467 --> 00:14:47,901 はい 268 00:14:48,567 --> 00:14:49,434 気が抜けない 269 00:14:50,067 --> 00:14:51,934 少しでも抜いたら 持って行かれる 270 00:15:03,701 --> 00:15:04,767 死人の山? 271 00:15:06,267 --> 00:15:09,267 オオオオオ 272 00:15:14,000 --> 00:15:16,100 りん そこへは行かせん 273 00:15:16,767 --> 00:15:19,300 オオオオオ グオオオオー オオオオオー 274 00:15:25,667 --> 00:15:26,300 やったっ? 275 00:15:36,200 --> 00:15:39,934 りん 起きろ りん 276 00:15:41,434 --> 00:15:42,400 おかしいな 277 00:15:42,667 --> 00:15:45,734 冥界の主を斬ったのに 小娘は死んだまま 278 00:15:46,234 --> 00:15:47,100 小妖怪 279 00:15:47,534 --> 00:15:49,133 邪見でございますが 280 00:15:49,634 --> 00:15:51,501 覚える気 ないんですなあ 281 00:15:51,934 --> 00:15:56,300 もしやあの小娘 既に一度 天生牙で甦っているのか? 282 00:15:56,534 --> 00:15:56,968 はっ? 283 00:15:57,234 --> 00:15:59,534 は はい それが何か 284 00:15:59,968 --> 00:16:01,901 ならば生き返るはずはない 285 00:16:06,968 --> 00:16:08,601 救えんのか 286 00:16:12,634 --> 00:16:14,300 殺生丸様? 287 00:16:16,267 --> 00:16:17,934 救えんのか 288 00:16:19,334 --> 00:16:22,200 天生牙 こんなもののために 289 00:16:23,033 --> 00:16:24,834 お前を死なせてしまった 290 00:16:27,634 --> 00:16:32,534 りんの命と引き替えに得るものなど 何もないっ 291 00:16:37,934 --> 00:16:39,000 天生牙が 292 00:16:53,767 --> 00:16:55,634 なっ 死人の山が 293 00:16:55,934 --> 00:16:58,434 オオオ オオオ 294 00:16:58,901 --> 00:17:02,100 まるで 天生牙に縋っているみたいだ 295 00:17:03,133 --> 00:17:06,167 貴様らも 救われたいのか 296 00:17:18,067 --> 00:17:18,868 ああ 297 00:17:34,000 --> 00:17:37,300 冥界の死人たちが浄化されてゆく 298 00:17:37,367 --> 00:17:39,033 -冥道残月破っ -ん? 299 00:17:39,434 --> 00:17:39,901 ん へえっ? 300 00:17:43,834 --> 00:17:45,934 残月破の冥道が開いたっ 301 00:17:46,200 --> 00:17:48,567 しかも 前より穴がでかくなっておる 302 00:17:53,200 --> 00:17:54,501 殺生丸様 303 00:17:54,601 --> 00:17:55,567 戻ったか 304 00:18:00,434 --> 00:18:03,434 どうした 殺生丸 浮かない顔だな 305 00:18:03,901 --> 00:18:05,167 そなたの望みどおり 306 00:18:05,234 --> 00:18:08,300 天生牙は成長し 冥道は広がった 307 00:18:08,601 --> 00:18:10,734 少しは喜んだらどうだ 308 00:18:11,000 --> 00:18:14,033 りんがこうなることを 知っていたのか? 309 00:18:14,734 --> 00:18:19,067 そなたは既に一度 小娘を天生牙で甦らせたのだろう? 310 00:18:19,567 --> 00:18:23,033 天生牙で死人を呼び戻せるのは一度きりだ 311 00:18:23,267 --> 00:18:23,701 あっ 312 00:18:24,701 --> 00:18:25,834 当然だろう 313 00:18:26,133 --> 00:18:28,467 本来命とは限りあるもの 314 00:18:28,868 --> 00:18:29,767 そなたの都合で 315 00:18:29,834 --> 00:18:32,801 何度も救えるほど軽々しいものではない 316 00:18:33,167 --> 00:18:34,033 殺生丸 317 00:18:34,234 --> 00:18:36,901 そなたは神にでもなったつもりだったのか? 318 00:18:37,200 --> 00:18:40,434 天生牙さえあれば 死など恐るるに足らぬと 319 00:18:41,133 --> 00:18:43,367 そなたは知らねばならなかった 320 00:18:44,033 --> 00:18:46,467 愛しき命を救おうとする心と同時に 321 00:18:46,667 --> 00:18:48,934 それを失う悲しみと恐れを 322 00:18:49,767 --> 00:18:51,801 悲しみと 恐れ 323 00:18:52,501 --> 00:18:54,267 父上はこうも言っていた 324 00:18:54,801 --> 00:18:56,634 天生牙は癒やしの刀 325 00:18:57,467 --> 00:19:00,501 たとえ武器として振るう時も 命の重さを知り 326 00:19:00,868 --> 00:19:04,133 慈悲の心を持って敵を葬らねばならぬと 327 00:19:04,734 --> 00:19:10,701 それが100の命を救い 敵を冥道に送る天生牙を持つ者の資格だと 328 00:19:11,200 --> 00:19:14,634 殺生丸様が慈悲の心を知るために 329 00:19:14,968 --> 00:19:17,634 りんは死なねばならなかったというのか 330 00:19:17,934 --> 00:19:20,033 小妖怪 泣いているのか 331 00:19:20,234 --> 00:19:21,701 邪見でございます 332 00:19:22,267 --> 00:19:25,901 殺生丸様はどんな時でも涙を見せぬご気性ゆえ 333 00:19:26,000 --> 00:19:27,767 この邪見が代わりに 334 00:19:28,267 --> 00:19:31,501 ほう 悲しいか殺生丸 335 00:19:34,133 --> 00:19:36,834 2度目は ないと思え 336 00:19:46,234 --> 00:19:47,133 光が 337 00:19:47,501 --> 00:19:50,267 冥界に置き去られていた小娘の命 338 00:19:51,567 --> 00:19:52,667 ほおー 339 00:19:58,601 --> 00:19:59,334 は 340 00:19:59,901 --> 00:20:00,400 はっ 341 00:20:02,033 --> 00:20:02,567 りんっ 342 00:20:02,767 --> 00:20:03,367 りんっ 343 00:20:03,834 --> 00:20:05,534 ごほっ ごほごほっ 344 00:20:05,934 --> 00:20:06,234 あ 345 00:20:09,033 --> 00:20:11,367 殺生丸様? 346 00:20:12,167 --> 00:20:13,367 もう大丈夫だ 347 00:20:13,467 --> 00:20:14,367 はい 348 00:20:14,701 --> 00:20:16,400 あの ご母堂様 349 00:20:16,868 --> 00:20:19,701 殺生丸様に代わってお礼を申し上げますっ 350 00:20:20,033 --> 00:20:22,434 殺生丸は喜んでいるのか? 351 00:20:22,968 --> 00:20:24,701 恐らく ものすごく 352 00:20:25,434 --> 00:20:28,200 人間の小娘1匹にこの騒ぎ 353 00:20:28,968 --> 00:20:31,934 変なところが父親に似てしまったなあ 354 00:20:36,033 --> 00:20:36,868 ついて行こう 355 00:20:37,467 --> 00:20:41,033 殺生丸様なら きっと奈落を滅することが出来る 356 00:20:42,167 --> 00:20:42,868 小僧 357 00:20:42,934 --> 00:20:43,400 ん? 358 00:20:44,968 --> 00:20:46,167 一つ聞いておく 359 00:20:46,467 --> 00:20:49,033 お前は冥界の中で生きていた 360 00:20:49,434 --> 00:20:53,033 妖怪ならいざ知らず 生身の人間ではあり得ぬことだ 361 00:20:53,567 --> 00:20:57,033 俺は 四魂のかけらで命を繋いでいます 362 00:20:57,634 --> 00:20:58,300 そうか 363 00:20:59,067 --> 00:21:00,267 ならば覚えておけ 364 00:21:00,601 --> 00:21:02,667 お前も小娘と同じ 365 00:21:03,067 --> 00:21:05,834 天生牙で救われない命だ 366 00:21:08,100 --> 00:21:10,167 はい 覚えておきます 367 00:21:12,467 --> 00:21:13,067 桔梗がっ? 368 00:21:13,968 --> 00:21:18,367 最後のかけら 琥珀の光を守れ 369 00:21:19,133 --> 00:21:22,601 それは お前にしか 出来ないことだ 370 00:21:23,601 --> 00:21:25,868 光を守れとは どういうことじゃろう? 371 00:21:26,434 --> 00:21:28,133 恐らく 桔梗様がしてきたように 372 00:21:28,400 --> 00:21:30,267 かけらを清めるということでしょう 373 00:21:30,567 --> 00:21:32,834 それは 琥珀のかけらが今でも 374 00:21:33,067 --> 00:21:35,567 奈落を倒す武器になるってことなんだろうか 375 00:21:36,133 --> 00:21:37,033 本当のところ 376 00:21:37,534 --> 00:21:40,400 あたしにも桔梗が何を 望んでいたのかは分からない 377 00:21:41,033 --> 00:21:42,767 でも 今のあたしたちには 378 00:21:42,834 --> 00:21:45,167 琥珀くんを探すことしか出来ないと思うの 379 00:21:45,567 --> 00:21:46,300 うん 380 00:21:46,801 --> 00:21:48,067 行こう 皆 381 00:22:09,667 --> 00:22:11,634 I’ll take you to the higher stage 382 00:22:11,734 --> 00:22:13,300 Now you got blazin’ 383 00:22:17,067 --> 00:22:18,667 I’ll take you to the higher stage 384 00:22:18,767 --> 00:22:20,534 Now you got blazin’ 385 00:22:23,934 --> 00:22:30,501 涙を隠した 強がりな君の笑顔 386 00:22:30,601 --> 00:22:38,133 肩を抱くことさえ 素直には出来なくて 387 00:22:38,200 --> 00:22:44,868 夜明けの向こうに どんな未来があっても 388 00:22:44,934 --> 00:22:51,334 信じることでしか変えられない 389 00:22:53,234 --> 00:22:59,300 見失っていた魂(こころ)のカケラ 390 00:23:00,334 --> 00:23:06,934 二人で探し当てた瞬間 きっと 391 00:23:07,133 --> 00:23:08,734 壊して 392 00:23:08,801 --> 00:23:14,167 追いかけて 切り開いたあの空で 393 00:23:14,267 --> 00:23:15,634 Seeking my way 394 00:23:15,801 --> 00:23:21,234 一筋の光になる with you 395 00:23:31,434 --> 00:23:33,067 俺は桔梗を救えなかった 396 00:23:33,434 --> 00:23:34,734 死んでしまったのですね 397 00:23:35,133 --> 00:23:36,934 この世で一番愛していた人が 398 00:23:37,467 --> 00:23:38,434 悲しいのですね 399 00:23:38,901 --> 00:23:40,901 その人を追って死にたいくらいに 400 00:23:41,601 --> 00:23:45,200 人の悲しみや苦悩する心を養分にする妖怪 花皇 401 00:23:45,534 --> 00:23:46,868 おびき寄せられた犬夜叉は 402 00:23:47,167 --> 00:23:48,601 桔梗の夢に囚われてしまう 403 00:23:49,567 --> 00:23:53,133 次回 犬夜叉完結編 「悲しみに濡れる花」 404 00:23:53,734 --> 00:23:57,234 私は あなたの望む夢を見せただけ