1 00:00:00,000 --> 00:00:04,004 守るべきものなんて 2 00:00:00,000 --> 00:00:09,143 悩むまでもなく一つしかなかった 3 00:00:00,000 --> 00:00:03,704 叫び声のこだま 4 00:00:00,000 --> 00:00:08,976 むなしく響いた 深い森の奥に 5 00:00:00,000 --> 00:00:06,106 涙をこらえられた理由は 6 00:00:00,000 --> 00:00:06,573 重ねた指のぬくもりのせい 7 00:00:00,000 --> 00:00:02,869 君がいない未来 8 00:00:00,000 --> 00:00:02,536 意味などない未来 9 00:00:00,000 --> 00:00:04,972 二度と離したりはしないから 10 00:00:00,000 --> 00:00:03,136 君と臨(のぞ)む世界 11 00:00:00,000 --> 00:00:02,536 見たことない世界 12 00:00:00,000 --> 00:00:07,441 時空を越えて はるか旅する僕等 13 00:00:02,044 --> 00:00:04,413 俺はお前を救えなかったっ 14 00:00:05,181 --> 00:00:07,249 お前は 来てくれた 15 00:00:09,585 --> 00:00:10,754 それでいい 16 00:00:12,421 --> 00:00:13,155 桔梗 17 00:00:14,156 --> 00:00:15,324 -ああ -はっ 18 00:00:23,933 --> 00:00:24,835 暖かい 19 00:00:26,135 --> 00:00:26,803 犬夜叉 20 00:00:28,070 --> 00:00:30,906 桔梗が もう悲しむなと 21 00:00:32,608 --> 00:00:35,578 ずっと 守っていると 22 00:00:38,614 --> 00:00:40,249 「冥界の殺生丸」 23 00:00:46,956 --> 00:00:50,226 邪見様 殺生丸様何してるの? 24 00:00:50,292 --> 00:00:51,026 知るか 25 00:00:51,494 --> 00:00:54,930 ここ数日 何かを探しておられる様子だが 26 00:00:55,866 --> 00:00:58,267 そんなに大切なことなのかなあ? 27 00:00:58,567 --> 00:00:59,935 そうに決まっておる 28 00:01:03,939 --> 00:01:04,841 桔梗様 29 00:01:07,643 --> 00:01:12,749 夕べ見た光 あれはやっぱり 桔梗様のものだったんだ 30 00:01:15,184 --> 00:01:16,318 ごめんね 琥珀 31 00:01:17,453 --> 00:01:20,256 巫女様の所へ連れてってあげられなくて 32 00:01:21,123 --> 00:01:23,794 俺が もっと強ければ 33 00:01:30,867 --> 00:01:31,434 ん? 34 00:01:31,768 --> 00:01:32,501 あれは? 35 00:01:41,177 --> 00:01:42,779 殺生丸様ーっ 36 00:01:42,846 --> 00:01:44,046 ギャアー 37 00:01:45,681 --> 00:01:46,415 ギャアオオ 38 00:01:51,822 --> 00:01:52,154 はっ 39 00:01:52,221 --> 00:01:53,389 殺生丸様っ 40 00:01:55,524 --> 00:01:56,058 はっ? 41 00:01:56,292 --> 00:01:59,094 殺生丸 そなただったか 42 00:01:59,462 --> 00:02:01,163 こりゃ 貴様 誰じゃい 43 00:02:01,297 --> 00:02:03,732 殺生丸様を呼び捨てにしよってからに 44 00:02:03,900 --> 00:02:07,703 大方 父上の形見の天生牙の話だろう? 45 00:02:07,838 --> 00:02:10,706 この母を訪ねて来たということは 46 00:02:10,841 --> 00:02:11,474 ええっ 47 00:02:11,607 --> 00:02:14,543 ご ごごご ごぼ ごぼ ごぼ ご母堂様っ? 48 00:02:16,679 --> 00:02:17,480 そうですか 49 00:02:17,713 --> 00:02:19,048 奈落のにおいを追って 50 00:02:19,448 --> 00:02:21,684 ああ 鋼牙がいると思ってな 51 00:02:22,017 --> 00:02:24,186 俺たちも 戦おうと急いだんだが 52 00:02:24,553 --> 00:02:26,388 間に合わなくって残念だぜ 53 00:02:26,857 --> 00:02:28,457 本気で言ってるんじゃろうなあ 54 00:02:29,225 --> 00:02:30,894 いや よく来てくれました 55 00:02:31,327 --> 00:02:33,262 鋼牙も心強いと思うよ 56 00:02:33,696 --> 00:02:34,330 ああ 57 00:02:34,764 --> 00:02:37,733 だけど 悔しいだろうなあ 鋼牙 58 00:02:38,167 --> 00:02:39,368 かけらを取られて 59 00:02:41,237 --> 00:02:43,372 かごめ これから大丈夫か? 60 00:02:43,840 --> 00:02:44,273 うん 61 00:02:44,975 --> 00:02:46,475 たくっ ざまあねえな 62 00:02:46,910 --> 00:02:48,677 まるで足が鉛みてーだ 63 00:02:49,678 --> 00:02:52,147 こんな形で生き残っちまうなんてな 64 00:02:52,448 --> 00:02:53,015 ううん 65 00:02:53,716 --> 00:02:55,584 せめて鋼牙くんが生きててくれて 66 00:02:55,886 --> 00:02:57,553 あたしたちどれだけ救われたか 67 00:02:58,354 --> 00:02:59,221 さーて と 68 00:03:00,422 --> 00:03:01,123 鋼牙くん? 69 00:03:03,259 --> 00:03:03,726 おい 70 00:03:04,226 --> 00:03:05,060 -なあー -ああ 71 00:03:06,897 --> 00:03:07,630 行くのか? 72 00:03:07,998 --> 00:03:08,497 ああ 73 00:03:08,932 --> 00:03:10,065 これ以上一緒にいて 74 00:03:10,199 --> 00:03:12,368 足手まといになるのはごめんだからな 75 00:03:13,003 --> 00:03:13,669 そっか 76 00:03:14,503 --> 00:03:15,939 お前も行っちまうのか 77 00:03:16,539 --> 00:03:18,474 ちっ 腑抜けたツラしやがって 78 00:03:19,508 --> 00:03:22,812 ま 今は きついこと言うつもりはねーけどよ 79 00:03:23,780 --> 00:03:25,481 -ごっ -つれーのはてめえだけか? 80 00:03:25,882 --> 00:03:26,415 ああ? 81 00:03:27,650 --> 00:03:28,384 分かってる 82 00:03:29,251 --> 00:03:34,089 たく ちっとはかごめを置いていかなきゃならねえ 俺の身になってみやがれ 83 00:03:34,356 --> 00:03:34,758 うん 84 00:03:35,424 --> 00:03:36,927 うん とか素直に言うなっ 85 00:03:37,593 --> 00:03:38,227 気持ち悪いっ 86 00:03:38,895 --> 00:03:42,866 てめえ 怪我人だと思って おとなしく聞いてやってりゃあ 87 00:03:42,933 --> 00:03:44,300 -ぶっ飛ばすっ -おおっと 88 00:03:44,868 --> 00:03:45,534 鋼牙くん 89 00:03:45,634 --> 00:03:46,135 あぁー? 90 00:03:46,569 --> 00:03:48,004 駄目だな このバカ犬 91 00:03:48,404 --> 00:03:50,306 戻るのに相当かかりそうだぜ 92 00:03:51,240 --> 00:03:54,978 かごめ お前が側にいてやるしかねえみてーだな 93 00:03:55,644 --> 00:03:57,212 うん ありがとう 94 00:03:57,914 --> 00:03:59,381 ごめんね 心配かけて 95 00:04:00,282 --> 00:04:00,917 ああ 96 00:04:01,717 --> 00:04:03,385 さよなら 鋼牙くん 97 00:04:03,954 --> 00:04:05,889 あばよ かごめ 98 00:04:07,423 --> 00:04:08,557 鋼牙の野郎 99 00:04:10,225 --> 00:04:11,493 それじゃあ かごめ姉さん 100 00:04:11,895 --> 00:04:12,528 皆も 101 00:04:13,063 --> 00:04:13,696 お元気で 102 00:04:14,229 --> 00:04:14,998 さようなら 103 00:04:15,065 --> 00:04:15,832 鋼牙あーっ 104 00:04:15,966 --> 00:04:16,565 -ん? -お? 105 00:04:18,467 --> 00:04:19,468 無駄にはしねえ 106 00:04:20,070 --> 00:04:23,639 お前の気持ちも 今まで奈落と戦ってきたことも 107 00:04:25,374 --> 00:04:27,409 へっ たりめーだろ 108 00:04:28,143 --> 00:04:30,245 かごめ 犬っころに愛想が尽きたら 109 00:04:30,312 --> 00:04:31,614 いつでも俺んとこに来いよ 110 00:04:31,748 --> 00:04:32,214 うん 111 00:04:32,374 --> 00:04:34,042 さあ 行こうぜ 鋼牙 112 00:04:34,175 --> 00:04:36,278 俺たち ゆっくり走ってやっからな 113 00:04:37,513 --> 00:04:40,282 -て はえーっ -ああー 待てよ 鋼牙あ 114 00:04:40,683 --> 00:04:42,050 行ってしもうたなあ 115 00:04:43,318 --> 00:04:43,753 はっ 116 00:04:44,754 --> 00:04:45,421 犬夜叉? 117 00:04:49,891 --> 00:04:51,627 あの雲の上からか 118 00:04:52,260 --> 00:04:55,830 殺生丸と もう1匹 妖怪のにおい 119 00:05:05,741 --> 00:05:10,011 殺生丸 そなた人間が嫌いではなかったのか? 120 00:05:10,613 --> 00:05:13,582 それが人間の子供を2匹も連れて 121 00:05:13,915 --> 00:05:15,950 餌にでもするつもりか? 122 00:05:16,084 --> 00:05:21,189 天生牙の冥道を広げる方法 父上から聞いているはずだ 123 00:05:21,724 --> 00:05:22,324 さあ? 124 00:05:22,758 --> 00:05:26,027 あたしはこの冥道石を預かっただけだから 125 00:05:26,495 --> 00:05:27,663 冥道石? 126 00:05:28,129 --> 00:05:30,932 殺生丸が訪ねて来たら使えと 127 00:05:30,999 --> 00:05:33,636 そうそう こんなことも言ってたっけ 128 00:05:33,935 --> 00:05:37,872 冥道石を使えば 殺生丸は危ない目に遭うけれど 129 00:05:37,972 --> 00:05:40,875 恐れたり悲しんだりはしてはならぬと 130 00:05:41,444 --> 00:05:43,446 あんまり心配そうじゃないね 131 00:05:43,713 --> 00:05:46,582 なーんかやっぱり似てるわ この親子ー 132 00:05:47,082 --> 00:05:48,617 どうする? 殺生丸 133 00:05:48,784 --> 00:05:50,519 母は不安でならぬ 134 00:05:50,885 --> 00:05:53,456 フッ 心にもないことを 135 00:05:54,189 --> 00:05:56,358 ならば楽しませてもらおうか 136 00:05:58,427 --> 00:05:59,695 グワーッ 137 00:05:59,762 --> 00:06:01,497 冥道残月破っ 138 00:06:01,564 --> 00:06:02,330 グウウウ 139 00:06:02,997 --> 00:06:05,166 これが殺生丸の冥道か 140 00:06:05,468 --> 00:06:07,470 深淵にはほど遠い 141 00:06:07,737 --> 00:06:10,872 なあっ 殺生丸様の刀で斬れない? 142 00:06:11,306 --> 00:06:12,907 それは冥界の犬 143 00:06:13,208 --> 00:06:18,447 殺生丸 どうやらそなたの刀は 毒にも薬にもならないようだなあ 144 00:06:18,748 --> 00:06:19,247 ああっ 145 00:06:20,549 --> 00:06:20,949 ちっ 146 00:06:23,619 --> 00:06:24,787 待て 殺生丸 147 00:06:25,353 --> 00:06:27,288 冥道に踏み込むつもりか? 148 00:06:27,790 --> 00:06:30,024 それも人間を救うために 149 00:06:30,325 --> 00:06:32,528 随分と優しくなったものだな 150 00:06:33,128 --> 00:06:34,929 犬を斬りに行くだけだ 151 00:06:36,599 --> 00:06:38,900 ああ 殺生丸様っ 152 00:06:41,437 --> 00:06:45,273 冥道が閉じたら最後 生きて戻ってはこられない 153 00:06:45,474 --> 00:06:48,477 あああ だから行くなと言ったのにい 154 00:06:48,711 --> 00:06:51,946 いや言ってないだろ そういう大切なことはっ 155 00:06:55,451 --> 00:06:56,184 道 156 00:06:58,621 --> 00:07:01,022 冥界への一本道か 157 00:07:06,762 --> 00:07:07,563 ふんっ 158 00:07:08,196 --> 00:07:08,697 ワンッ 159 00:07:13,602 --> 00:07:14,202 あ 160 00:07:16,639 --> 00:07:19,675 い いくら 父上様の与えた試練とはいえ 161 00:07:20,341 --> 00:07:21,644 あまりでございますっ 162 00:07:21,911 --> 00:07:23,479 泣くな うるさい 163 00:07:23,746 --> 00:07:25,848 ひっ 殺生丸様は ぐすっ 164 00:07:26,247 --> 00:07:28,049 どうなるのでございますかっ? 165 00:07:28,283 --> 00:07:31,953 刀の成長に 多少の犠牲は仕方ないだろう 166 00:07:37,091 --> 00:07:38,461 あの世の遣いども 167 00:07:38,894 --> 00:07:42,096 奴らなら 癒やしの天生牙っ 168 00:07:42,197 --> 00:07:45,701 ギャアアー アアー アアー 169 00:07:49,872 --> 00:07:53,843 あの世の遣いの冥道犬も 同じ冥界のあやかし 170 00:07:54,142 --> 00:07:56,745 癒やしの天生牙で切り捨てたか 171 00:07:57,011 --> 00:08:00,081 ええっ? 殺生丸が癒やしの力を 172 00:08:00,483 --> 00:08:04,319 ということは りんの命に関わることが あったということか? 173 00:08:04,854 --> 00:08:05,788 小妖怪 174 00:08:06,354 --> 00:08:06,922 はっ? あ 175 00:08:06,988 --> 00:08:09,692 私 邪見と申しますが 176 00:08:10,191 --> 00:08:13,261 あの人間の小娘 殺生丸の何だ? 177 00:08:13,529 --> 00:08:18,634 何と聞かれましても おお ただ長年お仕えしているこの邪見より 178 00:08:18,701 --> 00:08:22,303 りんの方がずーっと優遇されているというか 179 00:08:22,838 --> 00:08:24,372 小娘は死ぬぞ 180 00:08:24,807 --> 00:08:25,373 げげっ 181 00:08:27,510 --> 00:08:28,911 ん んん 182 00:08:30,813 --> 00:08:32,013 殺生丸様 183 00:08:32,481 --> 00:08:34,182 お前は動けるようだな 184 00:08:34,617 --> 00:08:36,819 四魂のかけらの力 か 185 00:08:40,623 --> 00:08:41,289 道がっ 186 00:08:41,891 --> 00:08:43,626 ギャアアー ギャアー 187 00:08:47,596 --> 00:08:48,998 りんを連れて走れっ 188 00:08:49,598 --> 00:08:50,064 はいっ 189 00:08:57,205 --> 00:08:57,540 ううっ 190 00:08:58,072 --> 00:08:59,140 うわあー 191 00:08:59,508 --> 00:08:59,975 ああっ 192 00:09:04,212 --> 00:09:04,647 あっ 193 00:09:07,348 --> 00:09:13,121 この先に 冥道残月破を育てる 何かがあるということか 194 00:09:13,822 --> 00:09:17,560 あのー 冥界にたどり着くと 何があるので? 195 00:09:17,793 --> 00:09:20,696 さあな 私の知ったことではない 196 00:09:20,996 --> 00:09:21,897 ぎぎ ぎぎい 197 00:09:22,196 --> 00:09:25,434 されど 冥界の真の闇に踏み込んだが最後 198 00:09:25,734 --> 00:09:29,370 たとえ殺生丸でも二度と戻ってはこられない 199 00:09:30,005 --> 00:09:35,243 ましてや 人間の子供ごときの命は 冥道を一歩進むごとに 200 00:09:36,579 --> 00:09:37,111 りん? 201 00:09:38,447 --> 00:09:39,448 殺生丸様 202 00:09:41,215 --> 00:09:43,217 りんが 息をしていない 203 00:09:43,619 --> 00:09:44,118 はっ 204 00:09:45,554 --> 00:09:47,155 そして殺生丸 205 00:09:47,489 --> 00:09:50,759 冥界の闇はそなたの目の前だ 206 00:09:53,968 --> 00:09:55,304 りんが死んだ? 207 00:09:55,936 --> 00:09:59,308 息をしていないし だんだん体が冷たくなって 208 00:09:59,508 --> 00:10:00,509 りんを下ろせ 209 00:10:01,008 --> 00:10:01,410 んっ 210 00:10:04,879 --> 00:10:08,684 どういうことだ あの世の遣いどもが見えん 211 00:10:09,984 --> 00:10:12,587 斬るべきあの世の遣いどもがいなくては 212 00:10:12,654 --> 00:10:14,156 救いようもないな 213 00:10:14,489 --> 00:10:16,758 あ あのー それでは りんは 214 00:10:17,091 --> 00:10:18,560 このまま死ぬしかない 215 00:10:18,859 --> 00:10:19,894 そんな 216 00:10:20,329 --> 00:10:22,930 天生牙で冥界の主を切り捨てれば 217 00:10:22,997 --> 00:10:25,200 あるいは甦るやもしれぬが 218 00:10:25,634 --> 00:10:27,336 はっ 真でございますかっ 219 00:10:27,736 --> 00:10:30,205 が 所詮それは叶わぬ 220 00:10:30,871 --> 00:10:33,141 主は冥界の闇の奥にいる 221 00:10:33,308 --> 00:10:35,910 闇に入れば二度と戻れなくなる 222 00:10:36,445 --> 00:10:39,314 いずれにしても 小娘は助けられぬ 223 00:10:40,349 --> 00:10:42,983 なぜだ天生牙 応えろ 224 00:10:43,452 --> 00:10:45,019 すみません 殺生丸様 225 00:10:45,520 --> 00:10:47,222 俺が側に付いていながら 226 00:10:48,055 --> 00:10:49,957 連れてくるべきではなかった 227 00:10:51,293 --> 00:10:54,995 狼に噛み殺されたりんを あの世から呼び戻したあの時 228 00:10:56,964 --> 00:10:59,334 あのまま人里に残してくれば 229 00:11:02,738 --> 00:11:03,338 闇がっ 230 00:11:07,242 --> 00:11:08,777 殺生丸様っ りんがっ 231 00:11:09,845 --> 00:11:10,245 えっ 232 00:11:13,382 --> 00:11:15,117 闇に飛び込んだか 233 00:11:15,550 --> 00:11:16,385 ふええっ 234 00:11:16,451 --> 00:11:19,987 殺生丸様がいなくなったら わしはどうすればっ 235 00:11:20,422 --> 00:11:21,356 小妖怪 236 00:11:21,590 --> 00:11:23,191 邪見でございます 237 00:11:23,291 --> 00:11:24,959 私とて鬼ではない 238 00:11:25,494 --> 00:11:29,731 愛しい息子が刀の修行ごときで 命を落とすのは無念 239 00:11:30,198 --> 00:11:32,334 道を開いてやろうと思う 240 00:11:32,634 --> 00:11:33,335 おおっ 241 00:11:33,402 --> 00:11:37,004 さすがはご母堂様っ ぬぐぐっ 242 00:11:41,008 --> 00:11:41,376 ん? 243 00:11:43,178 --> 00:11:43,911 外界だ 244 00:11:44,479 --> 00:11:46,515 出ておいで 殺生丸 245 00:11:46,947 --> 00:11:50,084 そのまま真っすぐ進めば冥界から出られる 246 00:11:50,152 --> 00:11:52,687 だがこの道はすぐに閉ざされる 247 00:11:53,121 --> 00:11:56,224 そうなればそなたは二度とこの世に戻れぬぞ 248 00:11:56,758 --> 00:11:59,059 琥珀 お前はこの道を行け 249 00:11:59,428 --> 00:12:00,262 えっ? 250 00:12:05,801 --> 00:12:07,402 はっ 道が出来ていく 251 00:12:11,239 --> 00:12:12,441 りんのにおいだ 252 00:12:13,275 --> 00:12:15,210 殺生丸様 俺も行きます 253 00:12:17,978 --> 00:12:18,413 ちっ 254 00:12:18,780 --> 00:12:21,048 あのー 殺生丸様は? 255 00:12:21,416 --> 00:12:24,453 知らぬ あんな奴 戻ってこなければいい 256 00:12:24,753 --> 00:12:25,520 ええーっ 257 00:12:26,086 --> 00:12:30,325 母の親切を無視しおって 全く可愛げがない 258 00:12:37,933 --> 00:12:38,934 死のにおい 259 00:12:41,303 --> 00:12:41,837 えっ 260 00:12:51,146 --> 00:12:51,646 りん 261 00:12:52,012 --> 00:12:55,550 さしずめ 冥界の主といったところか 262 00:13:00,355 --> 00:13:00,755 うっ 263 00:13:01,423 --> 00:13:03,158 う くっ うわあーっ 264 00:13:05,460 --> 00:13:08,230 くうっ ああっ ぐっ 265 00:13:08,763 --> 00:13:10,665 余計な手間を掛けさせるな 266 00:13:11,166 --> 00:13:13,268 これ以上お前の世話は焼かぬ 267 00:13:13,468 --> 00:13:13,902 はい 268 00:13:14,569 --> 00:13:15,437 気が抜けない 269 00:13:16,070 --> 00:13:17,939 少しでも抜いたら 持って行かれる 270 00:13:29,718 --> 00:13:30,785 死人の山? 271 00:13:32,287 --> 00:13:35,290 オオオオオ 272 00:13:40,027 --> 00:13:42,130 りん そこへは行かせん 273 00:13:42,797 --> 00:13:45,333 オオオオオ グオオオオー オオオオオー 274 00:13:51,706 --> 00:13:52,340 やったっ? 275 00:14:02,250 --> 00:14:05,987 りん 起きろ りん 276 00:14:07,489 --> 00:14:08,456 おかしいな 277 00:14:08,723 --> 00:14:11,793 冥界の主を斬ったのに 小娘は死んだまま 278 00:14:12,294 --> 00:14:13,161 小妖怪 279 00:14:13,595 --> 00:14:15,196 邪見でございますが 280 00:14:15,697 --> 00:14:17,566 覚える気 ないんですなあ 281 00:14:17,999 --> 00:14:22,370 もしやあの小娘 既に一度 天生牙で甦っているのか? 282 00:14:22,604 --> 00:14:23,038 はっ? 283 00:14:23,305 --> 00:14:25,607 は はい それが何か 284 00:14:26,041 --> 00:14:27,976 ならば生き返るはずはない 285 00:14:33,048 --> 00:14:34,683 救えんのか 286 00:14:38,389 --> 00:14:40,057 殺生丸様? 287 00:14:42,026 --> 00:14:43,694 救えんのか 288 00:14:45,096 --> 00:14:47,965 天生牙 こんなもののために 289 00:14:48,799 --> 00:14:50,601 お前を死なせてしまった 290 00:14:53,404 --> 00:14:58,309 りんの命と引き替えに得るものなど 何もないっ 291 00:15:03,714 --> 00:15:04,782 天生牙が 292 00:15:19,563 --> 00:15:21,432 なっ 死人の山が 293 00:15:21,732 --> 00:15:24,235 オオオ オオオ 294 00:15:24,702 --> 00:15:27,905 まるで 天生牙に縋っているみたいだ 295 00:15:28,939 --> 00:15:31,976 貴様らも 救われたいのか 296 00:15:43,888 --> 00:15:44,689 ああ 297 00:15:59,837 --> 00:16:03,140 冥界の死人たちが浄化されてゆく 298 00:16:03,207 --> 00:16:04,875 -冥道残月破っ -ん? 299 00:16:05,276 --> 00:16:05,743 ん へえっ? 300 00:16:09,680 --> 00:16:11,783 残月破の冥道が開いたっ 301 00:16:12,049 --> 00:16:14,418 しかも 前より穴がでかくなっておる 302 00:16:19,056 --> 00:16:20,358 殺生丸様 303 00:16:20,458 --> 00:16:21,425 戻ったか 304 00:16:26,297 --> 00:16:29,300 どうした 殺生丸 浮かない顔だな 305 00:16:29,767 --> 00:16:31,035 そなたの望みどおり 306 00:16:31,102 --> 00:16:34,171 天生牙は成長し 冥道は広がった 307 00:16:34,472 --> 00:16:36,607 少しは喜んだらどうだ 308 00:16:36,874 --> 00:16:39,910 りんがこうなることを 知っていたのか? 309 00:16:40,611 --> 00:16:44,949 そなたは既に一度 小娘を天生牙で甦らせたのだろう? 310 00:16:45,449 --> 00:16:48,919 天生牙で死人を呼び戻せるのは一度きりだ 311 00:16:49,153 --> 00:16:49,587 あっ 312 00:16:50,588 --> 00:16:51,722 当然だろう 313 00:16:52,022 --> 00:16:54,358 本来命とは限りあるもの 314 00:16:54,759 --> 00:16:55,659 そなたの都合で 315 00:16:55,726 --> 00:16:58,696 何度も救えるほど軽々しいものではない 316 00:16:59,063 --> 00:16:59,930 殺生丸 317 00:17:00,131 --> 00:17:02,801 そなたは神にでもなったつもりだったのか? 318 00:17:03,100 --> 00:17:06,337 天生牙さえあれば 死など恐るるに足らぬと 319 00:17:07,037 --> 00:17:09,273 そなたは知らねばならなかった 320 00:17:09,940 --> 00:17:12,376 愛しき命を救おうとする心と同時に 321 00:17:12,576 --> 00:17:14,846 それを失う悲しみと恐れを 322 00:17:15,679 --> 00:17:17,715 悲しみと 恐れ 323 00:17:18,416 --> 00:17:20,184 父上はこうも言っていた 324 00:17:20,718 --> 00:17:22,553 天生牙は癒やしの刀 325 00:17:23,387 --> 00:17:26,424 たとえ武器として振るう時も 命の重さを知り 326 00:17:26,792 --> 00:17:30,060 慈悲の心を持って敵を葬らねばならぬと 327 00:17:30,661 --> 00:17:36,634 それが100の命を救い 敵を冥道に送る天生牙を持つ者の資格だと 328 00:17:37,134 --> 00:17:40,571 殺生丸様が慈悲の心を知るために 329 00:17:40,906 --> 00:17:43,574 りんは死なねばならなかったというのか 330 00:17:43,875 --> 00:17:45,976 小妖怪 泣いているのか 331 00:17:46,177 --> 00:17:47,645 邪見でございます 332 00:17:48,212 --> 00:17:51,850 殺生丸様はどんな時でも涙を見せぬご気性ゆえ 333 00:17:51,949 --> 00:17:53,717 この邪見が代わりに 334 00:17:54,218 --> 00:17:57,455 ほう 悲しいか殺生丸 335 00:18:00,090 --> 00:18:02,794 2度目は ないと思え 336 00:18:12,203 --> 00:18:13,103 光が 337 00:18:13,471 --> 00:18:16,240 冥界に置き去られていた小娘の命 338 00:18:17,541 --> 00:18:18,642 ほおー 339 00:18:24,582 --> 00:18:25,316 は 340 00:18:25,884 --> 00:18:26,383 はっ 341 00:18:28,018 --> 00:18:28,552 りんっ 342 00:18:28,752 --> 00:18:29,353 りんっ 343 00:18:29,821 --> 00:18:31,522 ごほっ ごほごほっ 344 00:18:31,923 --> 00:18:32,223 あ 345 00:18:35,025 --> 00:18:37,361 殺生丸様? 346 00:18:38,162 --> 00:18:39,363 もう大丈夫だ 347 00:18:39,463 --> 00:18:40,364 はい 348 00:18:40,698 --> 00:18:42,399 あの ご母堂様 349 00:18:42,868 --> 00:18:45,703 殺生丸様に代わってお礼を申し上げますっ 350 00:18:46,036 --> 00:18:48,439 殺生丸は喜んでいるのか? 351 00:18:48,974 --> 00:18:50,708 恐らく ものすごく 352 00:18:51,442 --> 00:18:54,211 人間の小娘1匹にこの騒ぎ 353 00:18:54,980 --> 00:18:57,949 変なところが父親に似てしまったなあ 354 00:19:02,052 --> 00:19:02,888 ついて行こう 355 00:19:03,487 --> 00:19:07,057 殺生丸様なら きっと奈落を滅することが出来る 356 00:19:08,192 --> 00:19:08,894 小僧 357 00:19:08,960 --> 00:19:09,426 ん? 358 00:19:10,996 --> 00:19:12,196 一つ聞いておく 359 00:19:12,496 --> 00:19:15,065 お前は冥界の中で生きていた 360 00:19:15,466 --> 00:19:19,069 妖怪ならいざ知らず 生身の人間ではあり得ぬことだ 361 00:19:19,603 --> 00:19:23,073 俺は 四魂のかけらで命を繋いでいます 362 00:19:23,674 --> 00:19:24,341 そうか 363 00:19:25,109 --> 00:19:26,310 ならば覚えておけ 364 00:19:26,644 --> 00:19:28,712 お前も小娘と同じ 365 00:19:29,113 --> 00:19:31,883 天生牙で救われない命だ 366 00:19:34,151 --> 00:19:36,220 はい 覚えておきます 367 00:19:38,522 --> 00:19:39,123 桔梗がっ? 368 00:19:40,025 --> 00:19:44,428 最後のかけら 琥珀の光を守れ 369 00:19:45,195 --> 00:19:48,666 それは お前にしか 出来ないことだ 370 00:19:49,667 --> 00:19:51,937 光を守れとは どういうことじゃろう? 371 00:19:52,503 --> 00:19:54,204 恐らく 桔梗様がしてきたように 372 00:19:54,471 --> 00:19:56,340 かけらを清めるということでしょう 373 00:19:56,640 --> 00:19:58,910 それは 琥珀のかけらが今でも 374 00:19:59,143 --> 00:20:01,645 奈落を倒す武器になるってことなんだろうか 375 00:20:02,212 --> 00:20:03,113 本当のところ 376 00:20:03,614 --> 00:20:06,483 あたしにも桔梗が何を 望んでいたのかは分からない 377 00:20:07,117 --> 00:20:08,853 でも 今のあたしたちには 378 00:20:08,920 --> 00:20:11,255 琥珀くんを探すことしか出来ないと思うの 379 00:20:11,655 --> 00:20:12,389 うん 380 00:20:12,891 --> 00:20:14,158 行こう 皆 381 00:20:20,892 --> 00:20:22,861 I’ll take you to the higher stage 382 00:20:22,962 --> 00:20:24,529 Now you got blazin’ 383 00:20:28,300 --> 00:20:29,902 I’ll take you to the higher stage 384 00:20:30,002 --> 00:20:31,770 Now you got blazin’ 385 00:20:35,174 --> 00:20:41,747 涙を隠した 強がりな君の笑顔 386 00:20:41,847 --> 00:20:49,387 肩を抱くことさえ 素直には出来なくて 387 00:20:49,454 --> 00:20:56,129 夜明けの向こうに どんな未来があっても 388 00:20:56,195 --> 00:21:02,601 信じることでしか変えられない 389 00:21:04,503 --> 00:21:10,575 見失っていた魂(こころ)のカケラ 390 00:21:11,610 --> 00:21:18,217 二人で探し当てた瞬間 きっと 391 00:21:18,416 --> 00:21:20,019 壊して 392 00:21:20,086 --> 00:21:25,457 追いかけて 切り開いたあの空で 393 00:21:25,557 --> 00:21:26,926 Seeking my way 394 00:21:27,093 --> 00:21:32,531 一筋の光になる with you 395 00:21:42,741 --> 00:21:44,376 俺は桔梗を救えなかった 396 00:21:44,743 --> 00:21:46,045 死んでしまったのですね 397 00:21:46,444 --> 00:21:48,247 この世で一番愛していた人が 398 00:21:48,780 --> 00:21:49,748 悲しいのですね 399 00:21:50,216 --> 00:21:52,218 その人を追って死にたいくらいに 400 00:21:52,919 --> 00:21:56,521 人の悲しみや苦悩する心を養分にする妖怪 花皇 401 00:21:56,855 --> 00:21:58,191 おびき寄せられた犬夜叉は 402 00:21:58,490 --> 00:21:59,926 桔梗の夢に囚われてしまう 403 00:22:00,892 --> 00:22:04,462 次回 犬夜叉完結編 「悲しみに濡れる花」 404 00:22:05,064 --> 00:22:08,567 私は あなたの望む夢を見せただけ