1 00:00:12,179 --> 00:00:14,181 (死霊王)我が名は 死霊王。 2 00:00:16,683 --> 00:00:21,088 忌まわしき封印を… 破壊せん。 3 00:02:04,658 --> 00:02:06,660 《ヒラク:一晩 明けて➨ 4 00:02:06,660 --> 00:02:10,497 地下の調査に向かっていた 始祖さんたちが帰ってきた》 5 00:02:10,497 --> 00:02:14,501 (ヴァルグライフ)いや~ 大変だったよ。 6 00:02:14,501 --> 00:02:18,005 何か わかりましたか? 魔物が出てきた原因とか…。 7 00:02:18,005 --> 00:02:20,007 うん まあね。 8 00:02:20,007 --> 00:02:22,009 なんだか 悪いやつがいて➨ 9 00:02:22,009 --> 00:02:24,845 よくないことを たくらんでたようなんだけど…。 10 00:02:24,845 --> 00:02:27,681 ハクレンが蹴った。 蹴った。 11 00:02:27,681 --> 00:02:30,517 アンデッドが やたら いっぱいいたのも…。 12 00:02:30,517 --> 00:02:33,353 ハクレンが蹴飛ばした。 はぁ…。 13 00:02:33,353 --> 00:02:37,024 ああ… 私は 詳細を調べようとしたんだよ? 14 00:02:37,024 --> 00:02:41,028 でも 無駄だったね。 手がかりは 全部 粉々さ。 15 00:02:41,028 --> 00:02:44,364 そのハクレンは? (アン)あちらに。 んっ? 16 00:02:44,364 --> 00:02:47,868 (ラスティ)んっ…。 (アン)眠い。 とのことで。 17 00:02:47,868 --> 00:02:50,537 (ヴァルグライフ)蹴り疲れたんだろうね。 18 00:02:50,537 --> 00:02:54,374 とにかく 彼女のおかげで 危険は なくなったんじゃないかな。 19 00:02:54,374 --> 00:02:57,210 そうですか。 ところで…。 20 00:02:57,210 --> 00:03:01,314 ん~! うわっ… んっ? 21 00:03:01,314 --> 00:03:03,316 この子は? さっき話した➨ 22 00:03:03,316 --> 00:03:07,154 魔物を操っていた親玉だよ。 えっ? あっ…。 23 00:03:07,154 --> 00:03:10,157 親玉って…。 とても そうは見えませんが。 24 00:03:10,157 --> 00:03:12,159 んっ? (ヴァルグライフ)それがね…。 25 00:03:12,159 --> 00:03:15,495 元は いかにもな アンデッドだったんだけど…。 26 00:03:15,495 --> 00:03:17,497 ⸨ハクレン:そ~い!⸩ 27 00:03:17,497 --> 00:03:20,167 (ヴァルグライフ)ハクレンが 蹴ったり踏んだりしたうえに➨ 28 00:03:20,167 --> 00:03:23,336 しこたま ブレスを吹きつけてたら➨ 29 00:03:23,336 --> 00:03:26,840 浄化を通り越して…。 30 00:03:26,840 --> 00:03:28,842 この姿に? んっ? 31 00:03:28,842 --> 00:03:32,345 (ヴァルグライフ)すっかり 以前の記憶を なくしてしまったようでね。 32 00:03:32,345 --> 00:03:34,514 もう 悪さはできないし➨ 33 00:03:34,514 --> 00:03:36,850 放っておくわけにも いかないだろ? 34 00:03:36,850 --> 00:03:40,520 えっと 名前は? って 記憶がないのか。 35 00:03:40,520 --> 00:03:42,689 名乗る間もなく この状態に。 36 00:03:42,689 --> 00:03:46,860 う~ん… なんと呼んだらいいかな? 37 00:03:46,860 --> 00:03:50,363 う~ん…。 ウルザ。 38 00:03:50,363 --> 00:03:54,534 おっ じゃあ ウルザ 何か 他に覚えてることは? 39 00:03:54,534 --> 00:03:57,704 なんにも! おう… そうか。 40 00:03:57,704 --> 00:03:59,873 まあ しかたない。 41 00:03:59,873 --> 00:04:02,642 俺は ヒラクだ。 よろしくな。 42 00:04:02,642 --> 00:04:05,345 あっ…。 うん! 43 00:04:12,319 --> 00:04:16,823 ⸨《我は 死霊王。 長き眠りから 目を覚ました。 44 00:04:16,823 --> 00:04:20,494 もはや 自分が何者であったのかも わからぬ。 45 00:04:20,494 --> 00:04:24,331 ただ 死霊王として 呼び起こされたのだ。 46 00:04:24,331 --> 00:04:28,335 我を目覚めさせた何かは こう命じた。 47 00:04:28,335 --> 00:04:32,172 この地の封印を解けと。 48 00:04:32,172 --> 00:04:35,175 他に やることがないので 命令に従う》 49 00:04:38,845 --> 00:04:42,849 《我が力で軍勢を従え 封印を打ち砕く》 50 00:04:46,853 --> 00:04:49,189 《死霊王:うん 弱そう。 51 00:04:49,189 --> 00:04:51,892 ならば 数で勝負》 52 00:04:54,528 --> 00:04:56,863 《死霊王:我は 土人形たちに命じて➨ 53 00:04:56,863 --> 00:05:00,300 ひたすら 穴を掘り続けた。 54 00:05:00,300 --> 00:05:04,304 理由はわからないが こちらに 封印がある気がする》 55 00:05:06,306 --> 00:05:09,476 《死霊王:あった。 いかにもな黒い岩。 56 00:05:09,476 --> 00:05:11,645 なかなかの達成感だ。 57 00:05:11,645 --> 00:05:14,981 しかし これで終わりではあるまい。 58 00:05:14,981 --> 00:05:18,151 他にも 同じような岩がある気がする。 59 00:05:18,151 --> 00:05:20,320 穴掘り再開。 60 00:05:20,320 --> 00:05:24,324 土人形たちは 文句も言わず よく働いてくれる》 61 00:05:24,324 --> 00:05:27,327 んっ? 62 00:05:27,327 --> 00:05:30,997 《無口すぎるのが残念だが。 63 00:05:30,997 --> 00:05:34,334 やがて なんらかの空洞に到達。 64 00:05:34,334 --> 00:05:37,504 たくさんの遺骸を発見した。 65 00:05:37,504 --> 00:05:40,674 我が力で操って 部下とする。 66 00:05:40,674 --> 00:05:44,344 うん 強そう。 やっぱり 無口だが。 67 00:05:44,344 --> 00:05:48,014 引き続き 部下に命じて 穴を掘り続ける。 68 00:05:48,014 --> 00:05:52,686 我は 死霊王だから 王様らしく 部下を指揮する。 69 00:05:52,686 --> 00:05:55,188 穴掘りは 王様の仕事か? 70 00:05:55,188 --> 00:05:58,692 考えても無駄だ。 他に やることもないし》 71 00:05:58,692 --> 00:06:01,628 キュッ! 《死霊王:更に部下が増えた。 72 00:06:01,628 --> 00:06:04,130 穴掘りが得意な魔物だ。 73 00:06:04,130 --> 00:06:07,634 よ~しよし。 これで 作業がはかどる。 74 00:06:07,634 --> 00:06:13,340 穴を掘り続けて何年… いや 何十年かかったか…》 75 00:06:15,976 --> 00:06:18,645 《死霊王:次の黒い岩を見つけた。 76 00:06:18,645 --> 00:06:22,983 よくやったと 部下たちと 喜びを分かち合う。 77 00:06:22,983 --> 00:06:26,486 残る岩は いくつか わからないが➨ 78 00:06:26,486 --> 00:06:30,156 我と部下たちなら いつか きっと やり遂げられる。 79 00:06:30,156 --> 00:06:32,158 そんな気さえしていたのに…》 (ごう音) 80 00:06:32,158 --> 00:06:35,996 《死霊王:はて なんの騒ぎだ? 81 00:06:35,996 --> 00:06:38,498 無口が売りの部下たちが 珍しい》 82 00:06:42,335 --> 00:06:44,337 《死霊王:えっ? えっ ちょちょ… ちょちょちょっ…》 83 00:06:44,337 --> 00:06:46,339 (ハクレン)はぁ~! 84 00:06:53,179 --> 00:06:57,017 ああ…。 《ここは どこ? 私は 誰? 85 00:06:57,017 --> 00:06:59,519 いろいろあった気がするけど…》 86 00:06:59,519 --> 00:07:01,521 大丈夫ですか? 87 00:07:03,456 --> 00:07:07,460 ケホッ! 《な~んにも思い出せない。 88 00:07:07,460 --> 00:07:11,765 角の生えたお姉ちゃんと ちょっと疲れたお兄ちゃんが…》 89 00:07:13,800 --> 00:07:17,637 《私を 洞窟から出してくれた》 90 00:07:17,637 --> 00:07:20,140 ああ…。 うっ…。 91 00:07:22,142 --> 00:07:24,144 んっ? んっ…。 92 00:07:27,480 --> 00:07:29,816 べぇ~! えっ…。 93 00:07:29,816 --> 00:07:31,818 むっ! 94 00:07:31,818 --> 00:07:34,521 《あのお姉ちゃんは なんか 嫌い!》⸩ 95 00:07:36,656 --> 00:07:39,326 それでね えっとね! あのね! 96 00:07:39,326 --> 00:07:42,829 はい なんですか? なんだっけ? 97 00:07:42,829 --> 00:07:45,832 (ティア)では あの子は 村で預かることに? 98 00:07:45,832 --> 00:07:48,168 せめて 何か思い出すまではな。 99 00:07:48,168 --> 00:07:50,170 (キアービット) ウルザと名乗ったらしいわね。 100 00:07:50,170 --> 00:07:54,007 ああ。 あの子について わかったのは それだけだ。 101 00:07:54,007 --> 00:07:56,509 名前を聞いて 思い出したのよ。 102 00:07:56,509 --> 00:08:02,615 その輝く髪は 宝石のごとく 陽に透けて 色を変える。 103 00:08:02,615 --> 00:08:05,452 (グランマリア)英雄女王の伝説ですね。 104 00:08:05,452 --> 00:08:09,622 英雄女王って ウルブラーザ様…。 まさか…。 105 00:08:09,622 --> 00:08:13,460 偶然の一致かしら? 有名人なのか? 106 00:08:13,460 --> 00:08:18,465 ねえねえ! ねえってば! 確かに 不思議な色の髪だけど…。 107 00:08:18,465 --> 00:08:22,635 村長 ここに お風呂を作られたと聞きました。 108 00:08:22,635 --> 00:08:26,806 よろしければ ウルザを きれいにしてあげたいのですが。 109 00:08:26,806 --> 00:08:29,809 ああ もちろん。 自由に使ってくれ。 110 00:08:29,809 --> 00:08:32,479 オフロって な~に? 始祖さんも どうですか? 111 00:08:32,479 --> 00:08:34,481 おお ありがたいね。 ねえ! 112 00:08:34,481 --> 00:08:36,483 すぐに わかりますよ。 113 00:08:41,154 --> 00:08:45,325 う~ん! いや~ たまらないね。 114 00:08:45,325 --> 00:08:48,161 大樹の村の風呂も すばらしかったけど➨ 115 00:08:48,161 --> 00:08:51,164 これは また 別格だ。 全くです。 116 00:08:51,164 --> 00:08:55,001 あっ それで 村長 ダンジョンから つながった➨ 117 00:08:55,001 --> 00:08:58,338 穴の話なんだけど。 はい。 118 00:08:58,338 --> 00:09:01,608 実に驚くべき 重大な… かくかく しかじかでね。 119 00:09:01,608 --> 00:09:03,610 なるほど? 120 00:09:03,610 --> 00:09:06,279 《始祖さんの話をまとめると➨ 121 00:09:06,279 --> 00:09:09,783 地下の穴は こんな構造のようだ》 122 00:09:09,783 --> 00:09:13,620 黒い岩というのが気になりますね。 123 00:09:13,620 --> 00:09:16,122 操っていた死霊王が いなくなって➨ 124 00:09:16,122 --> 00:09:19,793 アースラットに襲われる心配は なくなったけど…。 125 00:09:19,793 --> 00:09:22,128 巨人族の安全を考えるなら➨ 126 00:09:22,128 --> 00:09:25,298 横穴は 塞いでしまったほうが いいだろう。 127 00:09:25,298 --> 00:09:27,467 けど その前に…。 128 00:09:27,467 --> 00:09:31,971 もう少しだけ 温泉を 堪能させてもらってもいいかな? 129 00:09:31,971 --> 00:09:33,973 ええ ごゆっくり。 130 00:09:33,973 --> 00:09:35,975 (ヴァルグライフ) なんだか 疲れてるのかな? 131 00:09:35,975 --> 00:09:38,478 もう忘れちゃったけど いい年だしね。 132 00:09:38,478 --> 00:09:40,980 全然 そうは見えないですが…。 133 00:09:43,316 --> 00:09:45,318 (アン)いきますよ。 134 00:09:47,821 --> 00:09:50,824 プハー! もう や~だ! 135 00:09:50,824 --> 00:09:53,827 いけませんよ。 きれいにしてしまいましょう。 136 00:09:53,827 --> 00:09:56,496 せっかくの 美しい髪なのですから。 137 00:09:56,496 --> 00:09:58,498 んっ…。 138 00:10:01,835 --> 00:10:05,004 はい おしまいです。 プハー! 139 00:10:05,004 --> 00:10:07,006 んっ…。 140 00:10:07,006 --> 00:10:09,008 フッ… もう! うぅ~…。 141 00:10:11,177 --> 00:10:14,514 う~ん…。 142 00:10:14,514 --> 00:10:18,518 もう少しの我慢です。 体を冷やさないように。 143 00:10:18,518 --> 00:10:21,187 お姉ちゃんは 入らないの? 144 00:10:21,187 --> 00:10:23,189 私は メイドですから。 145 00:10:23,189 --> 00:10:25,692 ずる~い。 私だけ 我慢してる! 146 00:10:25,692 --> 00:10:28,695 でしたら 私と競争しましょう。 147 00:10:28,695 --> 00:10:32,365 どちらが長く つかっていられるか。 148 00:10:32,365 --> 00:10:35,368 (ハクレン)お風呂なんて あとでいいじゃない。 149 00:10:35,368 --> 00:10:38,037 ふぁ~…。 でも せっかくだし…。 150 00:10:38,037 --> 00:10:41,374 んっ! あっ…。 う~ん…。 151 00:10:41,374 --> 00:10:43,877 あっ…。 んっ? 152 00:10:46,212 --> 00:10:49,549 べっ! (ハクレン/ラスティ)あっ…。 153 00:10:49,549 --> 00:10:51,718 べろべろべぇ~だ! 154 00:10:51,718 --> 00:10:54,220 (アン)いけません 走っては。 155 00:10:54,220 --> 00:10:56,556 ちゃんと 体を拭きましょう。 156 00:10:56,556 --> 00:10:58,558 (ウルザ)は~い。 157 00:10:58,558 --> 00:11:01,327 んっ…。 (アン)おとなしくしてください。 158 00:11:01,327 --> 00:11:04,330 元気でいいね~ って思っちゃうのも➨ 159 00:11:04,330 --> 00:11:06,332 やっぱり 年のせいかな? 160 00:11:06,332 --> 00:11:10,003 それは まあ… 俺も 思いましたけど。 161 00:11:10,003 --> 00:11:12,338 はぁ~! 162 00:11:12,338 --> 00:11:15,508 温泉 目いっぱい堪能したわ。 163 00:11:15,508 --> 00:11:18,011 残念だけど もう 戻らなきゃ。 164 00:11:18,011 --> 00:11:21,181 大樹の村にですか? ガーレット王国によ。 んっ? 165 00:11:21,181 --> 00:11:23,183 みこの仕事があるの。 166 00:11:23,183 --> 00:11:26,019 王様に頼られちゃうくらい 位の高い役職だから➨ 167 00:11:26,019 --> 00:11:28,021 もう 忙しくて…。 168 00:11:28,021 --> 00:11:30,023 へぇ~ 大変なんだな。 169 00:11:30,023 --> 00:11:33,526 そんなに忙しいのに 村に押しかけてきたんですね。 170 00:11:33,526 --> 00:11:35,862 たまたま 休暇だったのよ。 171 00:11:35,862 --> 00:11:38,197 じゃあ また来るわね! 172 00:11:38,197 --> 00:11:41,367 《そう言って キアービットは帰っていった。 173 00:11:41,367 --> 00:11:44,203 温泉の施設作りが 一段落したので➨ 174 00:11:44,203 --> 00:11:46,206 始祖さんの話にあった➨ 175 00:11:46,206 --> 00:11:49,208 怪しい黒い岩の所に やって来た》 176 00:11:49,208 --> 00:11:53,046 確かに いかにも意味深な…。 177 00:11:53,046 --> 00:11:55,882 あの砂… いや 灰みたいな物は? 178 00:11:55,882 --> 00:11:58,217 (ヴァルグライフ)先行した2人が 魔物の残党を➨ 179 00:11:58,217 --> 00:12:01,921 倒してくれたようだ。 (ルー)倒したというか 粉々ね。 180 00:12:03,990 --> 00:12:05,992 うん? 181 00:12:05,992 --> 00:12:08,294 《何か 黒い もやのような…》 182 00:12:10,330 --> 00:12:12,832 んっ! あっ…。 183 00:12:12,832 --> 00:12:15,335 どうしたの? んっ…。 184 00:12:15,335 --> 00:12:18,004 《すごく 嫌な感じだ。 185 00:12:18,004 --> 00:12:20,173 ルーには 見えていないのか》 186 00:12:20,173 --> 00:12:22,575 んっ…。 んっ…。 187 00:12:30,683 --> 00:12:32,685 どうしたんだい? 188 00:12:32,685 --> 00:12:35,188 何か 黒くて もやっとしたものが➨ 189 00:12:35,188 --> 00:12:37,190 あの岩から…。 190 00:12:39,192 --> 00:12:42,528 何? 魔物? 私には見えなかったけど…。 191 00:12:42,528 --> 00:12:44,864 岩の下から伸びた もやの帯が➨ 192 00:12:44,864 --> 00:12:48,534 周りを探っているような…。 ふ~む…。 193 00:12:48,534 --> 00:12:50,870 ただ この岩を埋めてしまうだけでは➨ 194 00:12:50,870 --> 00:12:53,539 事態は解決しないかもしれないね。 195 00:12:53,539 --> 00:12:55,875 いっそ 壊してしまうとか。 196 00:12:55,875 --> 00:12:57,877 よし! あっ 待って! 197 00:12:57,877 --> 00:13:00,813 見つけたとき ちょっと触ってみたけど➨ 198 00:13:00,813 --> 00:13:02,815 すごく硬そうだったから…。 199 00:13:02,815 --> 00:13:04,984 壊そうとしても…。 ⸨てい!⸩ 200 00:13:04,984 --> 00:13:07,987 (ラスティ)周りが崩れちゃうと思う。 201 00:13:07,987 --> 00:13:10,990 だとすると 手出しのしようがないか。 202 00:13:10,990 --> 00:13:12,992 あの…。 (ルー/ヴァルグライフ)んっ? 203 00:13:12,992 --> 00:13:14,994 この岩 彫ってみてもいいですか? 204 00:13:14,994 --> 00:13:18,498 できるのかい? ドラゴンでも壊せないようだけど。 205 00:13:18,498 --> 00:13:20,500 やってみます。 206 00:13:22,669 --> 00:13:25,004 《何か 悪いものを封印するなら➨ 207 00:13:25,004 --> 00:13:27,840 神様の力を借りたら どうか…。 208 00:13:27,840 --> 00:13:29,842 そう思って 彫ってみた》 209 00:13:29,842 --> 00:13:31,844 あっ! 210 00:13:31,844 --> 00:13:35,848 《お~! 早速 効果が…》 211 00:13:35,848 --> 00:13:38,351 これで どうでしょう? 212 00:13:38,351 --> 00:13:42,021 《きっと よかったんだろう》 213 00:13:42,021 --> 00:13:44,357 この像は どうするの? 214 00:13:44,357 --> 00:13:48,027 誰かが動かしたりしないように 埋めてしまったほうがいいかな。 215 00:13:48,027 --> 00:13:51,531 とんでもない! 創造神様を埋めるだなんて! 216 00:13:51,531 --> 00:13:55,535 こんな すばらしいお姿を失ったら 世界の損失だよ! 217 00:13:55,535 --> 00:13:57,704 んっ…。 わかりました。 218 00:13:57,704 --> 00:13:59,706 《泣くほどか…。 219 00:13:59,706 --> 00:14:02,642 とりあえず 神さまの像は 埋めないことにして➨ 220 00:14:02,642 --> 00:14:05,478 始祖さんが 魔法で 魔よけの像を作ってくれた。 221 00:14:05,478 --> 00:14:08,981 いざというときは 動きだして 戦ってくれるらしい。 222 00:14:08,981 --> 00:14:12,985 地上にも 同じ像を設置してもらう》 223 00:14:12,985 --> 00:14:14,987 いろいろ ありがとうございます。 224 00:14:14,987 --> 00:14:18,324 いやいや 埋めないでくれって 言ったのは こっちだしね。 225 00:14:18,324 --> 00:14:20,326 それより 村長。 んっ? 226 00:14:20,326 --> 00:14:24,831 (ヴァルグライフ)実は 地下の横穴には まだ 先がありそうなんだよね。 227 00:14:24,831 --> 00:14:29,502 もし 別の黒い岩が見つかったら また 加工を お願いしたいんだ。 228 00:14:29,502 --> 00:14:32,004 ええ かまいませんが。 229 00:14:32,004 --> 00:14:34,507 ほんとか~い? 230 00:14:34,507 --> 00:14:38,010 ありがたいよ。 あっ… ああ…。 231 00:14:38,010 --> 00:14:41,514 じゃあ 私は 温泉に戻って 準備をしたら➨ 232 00:14:41,514 --> 00:14:43,850 穴の先を調査しに行くから。 233 00:14:43,850 --> 00:14:47,019 村長は あの子たちを よろしく頼むよ。 234 00:14:47,019 --> 00:14:49,856 ずいぶん 頑張ってたからね。 235 00:14:49,856 --> 00:14:53,526 じゃあ 行こうか。 はい。 236 00:14:53,526 --> 00:14:56,696 んっ…。 237 00:14:56,696 --> 00:14:59,532 お~い! あっ! 238 00:14:59,532 --> 00:15:01,467 んっ…。 239 00:15:01,467 --> 00:15:05,071 あっ! うっ! あっ! 240 00:15:09,308 --> 00:15:11,310 どうしたんだ? 241 00:15:11,310 --> 00:15:13,312 (ラスティ)村長! んっ? 242 00:15:15,648 --> 00:15:17,650 んっ…。 243 00:15:17,650 --> 00:15:21,154 んっ… あのね…。 244 00:15:21,154 --> 00:15:24,657 地下の調査に? いつでも 出発できますが…。 245 00:15:24,657 --> 00:15:26,659 (フローラ)私もですか? 246 00:15:26,659 --> 00:15:28,661 ああ 頼むよ。 247 00:15:28,661 --> 00:15:33,166 いや~ 人手が増えて 助かるな。 はぁ…。 248 00:15:33,166 --> 00:15:37,003 どうしたんだ? 何か 問題とか…。 249 00:15:37,003 --> 00:15:39,172 ごめんなさい。 250 00:15:39,172 --> 00:15:42,842 えっ? なんでだ? 謝ることなんて…。 251 00:15:42,842 --> 00:15:45,678 全然 役に立てなくて。 252 00:15:45,678 --> 00:15:47,680 そんなことないだろ。 253 00:15:47,680 --> 00:15:49,682 魔物を たくさん やっつけてくれたって。 254 00:15:49,682 --> 00:15:54,020 だめって言われたのに 火を吹いて 森が焼けちゃったし…。 255 00:15:54,020 --> 00:15:57,356 火事は収まったから あとで耕しておけば…。 256 00:15:57,356 --> 00:16:02,128 むしろ 危険な場所の調査をさせた こっちが悪かったんだ。 257 00:16:02,128 --> 00:16:06,299 ごめんな。 あっ それ! 謝らないで! 258 00:16:06,299 --> 00:16:09,969 えっ…。 村長は 悪いことはしてなくて➨ 259 00:16:09,969 --> 00:16:12,805 村長の役に立ちたいのに…。 260 00:16:12,805 --> 00:16:15,141 村長を謝らせちゃうの。 261 00:16:15,141 --> 00:16:17,143 あっ…。 262 00:16:17,143 --> 00:16:19,812 (ラスティ)巨人族のダンジョンを 崩しちゃったのは➨ 263 00:16:19,812 --> 00:16:23,649 私たちなのに…。 あんなふうに 頭を下げさせて。 264 00:16:23,649 --> 00:16:25,985 それを気にしてたのか。 265 00:16:25,985 --> 00:16:30,656 仲間の代わりに謝るのは おさの務めだと思うんだけど。 266 00:16:30,656 --> 00:16:35,161 だめなの! 偉い人は 簡単に謝っちゃだめなんだから! 267 00:16:35,161 --> 00:16:37,163 うっ… わかった。 268 00:16:37,163 --> 00:16:39,999 っと…。 269 00:16:39,999 --> 00:16:42,001 んっ! 270 00:16:42,001 --> 00:16:44,170 なんというか 悪かった。 271 00:16:44,170 --> 00:16:47,506 むぅ~! いや どうも 癖というか…。 272 00:16:47,506 --> 00:16:51,177 いろいろ 助かったよ。 ありがとう。 273 00:16:51,177 --> 00:16:53,179 うん。 274 00:16:53,179 --> 00:16:56,182 あとは よろしくね。 いちばん気にしてたの➨ 275 00:16:56,182 --> 00:16:58,518 ハクレンお姉様だから。 276 00:16:58,518 --> 00:17:02,288 《今日は よくよく よろしく頼まれる日だ》 277 00:17:02,288 --> 00:17:05,791 隣 座っていいかな? 278 00:17:05,791 --> 00:17:09,962 好きにして。 んっ…。 279 00:17:09,962 --> 00:17:14,800 あ~… 今回は ずいぶん 手間をかけちゃったな。 280 00:17:14,800 --> 00:17:17,970 ラスティちゃんに 何か言われたんでしょ。 281 00:17:17,970 --> 00:17:20,306 はい。 がっつりと。 282 00:17:20,306 --> 00:17:24,143 心配してくれたんだよな ハクレンも。 283 00:17:24,143 --> 00:17:26,145 んっ…。 284 00:17:26,145 --> 00:17:30,983 なんだか 難しいな。 みんなの代表をやるって。 285 00:17:30,983 --> 00:17:33,819 迷惑かけないように うまくやらないと。 286 00:17:33,819 --> 00:17:36,822 (ハクレン)迷惑とか どうでもいいの! あっ! 287 00:17:36,822 --> 00:17:38,991 偉い人は 偉いんだから! 288 00:17:38,991 --> 00:17:42,995 うまくできたら よくやった。 だめだったら だめって言う! 289 00:17:42,995 --> 00:17:45,164 それだけ! 簡単でしょ。 290 00:17:45,164 --> 00:17:48,501 フン! 291 00:17:48,501 --> 00:17:50,836 そうか。 じゃあ…。 292 00:17:50,836 --> 00:17:53,172 よくやった ハクレン。 293 00:17:53,172 --> 00:17:56,175 んっ…。 294 00:17:56,175 --> 00:18:00,780 う~ん…。 じゃあ 褒めて。 295 00:18:00,780 --> 00:18:03,082 それだけじゃないじゃないか。 296 00:18:05,785 --> 00:18:08,621 お疲れさま。 297 00:18:08,621 --> 00:18:11,457 ここにも 同じような 黒い岩ね。 298 00:18:11,457 --> 00:18:13,793 これで 2つ目ですか。 299 00:18:13,793 --> 00:18:17,463 岩の加工は あとで 村長に お願いするとして…。 300 00:18:17,463 --> 00:18:20,132 あの こちらにも 横穴が。 301 00:18:20,132 --> 00:18:23,803 (フローラ)行き止まりですね。 302 00:18:23,803 --> 00:18:25,972 掘りかけとか? 303 00:18:25,972 --> 00:18:29,642 そう。 いかにも この先に 何かありそうだよね。 304 00:18:29,642 --> 00:18:32,144 (ティア/ルー/フローラ)んっ…。 305 00:18:32,144 --> 00:18:34,480 (2人)うっ! ぐっ! 306 00:18:34,480 --> 00:18:37,583 設置よ~しですわ! 爆破! 307 00:18:39,652 --> 00:18:41,821 どれだけ進みましたか? 308 00:18:41,821 --> 00:18:43,990 歩幅で 30歩分くらいでしょうか。 309 00:18:43,990 --> 00:18:46,993 これでは 到底 たどりつけませんわ! 310 00:18:46,993 --> 00:18:49,829 こうなったら もう いちばん威力のある物を…。 311 00:18:49,829 --> 00:18:51,831 崩れたら どうするのよ! 312 00:18:51,831 --> 00:18:55,167 地道に 魔法の刃で 削っていくしかないね。 313 00:18:55,167 --> 00:18:58,337 ほら みんなで力を合わせていこう! 314 00:18:58,337 --> 00:19:01,273 (一同)あっ…。 315 00:19:01,273 --> 00:19:03,275 えっ 別の岩が? 316 00:19:03,275 --> 00:19:05,277 しかも 2つ? 317 00:19:05,277 --> 00:19:08,280 全部で 3つってことですよね。 ハァ…。 318 00:19:08,280 --> 00:19:11,784 今のところはね。 今のところって…。 319 00:19:11,784 --> 00:19:14,286 えっと 今まで見つかったのって➨ 320 00:19:14,286 --> 00:19:17,456 こういう感じですよね? (ヴァルグライフ)ああ そのとおり。 321 00:19:17,456 --> 00:19:20,292 じゃあ このまま つなげていくと…。 322 00:19:20,292 --> 00:19:23,129 こうなるような。 ありえるね。 323 00:19:23,129 --> 00:19:25,798 残り4か所は 地上から掘り下げていこう。 324 00:19:25,798 --> 00:19:28,467 (一同)え~! 325 00:19:28,467 --> 00:19:30,636 穴掘りなら 俺も手伝おうか? 326 00:19:30,636 --> 00:19:34,473 だめよ。 何が出てくるか わからないし 危険すぎるわ。 327 00:19:34,473 --> 00:19:37,143 それじゃ 早速 予想の場所を目指そう! 328 00:19:37,143 --> 00:19:39,145 (ティア/ルー/フローラ)あ~…。 はい! 329 00:19:39,145 --> 00:19:42,481 《こうして…。 330 00:19:42,481 --> 00:19:45,317 かつてない 難工事が始まった。 331 00:19:45,317 --> 00:19:48,320 目標地点は 地下深く》 332 00:19:48,320 --> 00:19:50,489 (グランマリア/ティア)うっ! 333 00:19:50,489 --> 00:19:53,826 《本当に この先に 目的の岩があるのか。 334 00:19:53,826 --> 00:19:57,830 暗闇の中 手探りの採掘作業が続いた》 335 00:19:59,832 --> 00:20:02,334 《不意に行き当たる 湧き水。 336 00:20:02,334 --> 00:20:06,672 忌まわしき魔物だらけの 地下ダンジョン》 337 00:20:06,672 --> 00:20:10,176 ほら グランマリア 皆殺し天使の名が泣きますよ! 338 00:20:10,176 --> 00:20:13,345 無理です 無理! ティア様が 殲滅してください! 339 00:20:13,345 --> 00:20:15,347 まだ下か。 340 00:20:15,347 --> 00:20:17,683 《今 このときは 昼か夜か…。 341 00:20:17,683 --> 00:20:20,519 作業員たちの精神力は➨ 342 00:20:20,519 --> 00:20:22,855 刻一刻と すり減らされていった》 343 00:20:22,855 --> 00:20:24,857 (アン)お待たせしました。 344 00:20:24,857 --> 00:20:29,695 本日の特別メニュー 魔力回復の寄せ鍋です。 345 00:20:29,695 --> 00:20:32,698 うっ うぅ…。 う~ん! 346 00:20:32,698 --> 00:20:36,869 (リア)大丈夫ですか? 私も お手伝いしたほうが…。 347 00:20:36,869 --> 00:20:41,373 いえ 無理にとは言わないですけど…。 348 00:20:41,373 --> 00:20:43,542 やぶへびでした! 349 00:20:43,542 --> 00:20:46,378 《先の見えぬ苦境を 打開するべく➨ 350 00:20:46,378 --> 00:20:49,215 秘密兵器が投入された》 フフン! エッヘン! 351 00:20:49,215 --> 00:20:52,051 ここ 掘ればいいの? 352 00:20:52,051 --> 00:20:54,053 (2人)んっ。 353 00:20:54,053 --> 00:20:57,890 キャー! 崩れるわ! (フローラ)ここまで掘った穴が! 354 00:20:57,890 --> 00:20:59,892 《その代償は 大きかった》 355 00:20:59,892 --> 00:21:01,994 もう やるしかないわ。 356 00:21:01,994 --> 00:21:04,163 取って置きの爆薬で…。 357 00:21:04,163 --> 00:21:06,665 まずは 魔法を封じないと…。 358 00:21:06,665 --> 00:21:10,503 《作業員の間に漂う 不穏な雰囲気》 359 00:21:10,503 --> 00:21:12,505 (ルーたち)んっ…。 360 00:21:12,505 --> 00:21:16,175 《不満は 限界に達する寸前だった》 361 00:21:16,175 --> 00:21:19,678 (掘削音) 362 00:21:19,678 --> 00:21:21,847 (ティアたち)あっ…。 363 00:21:21,847 --> 00:21:25,518 《最後の岩が 光に照らされた》 364 00:21:25,518 --> 00:21:27,520 ハァ…。 んっ…。 365 00:21:27,520 --> 00:21:29,522 はぁ~…。 ハァ…。 366 00:21:29,522 --> 00:21:32,858 《予想どおり 発見された岩は 7つだった》 367 00:21:32,858 --> 00:21:35,361 うぅ…。 368 00:21:35,361 --> 00:21:39,031 いや~ 思ったより大変だったね。 369 00:21:39,031 --> 00:21:42,201 最後は なんだか 背筋が冷たくてさ。 370 00:21:42,201 --> 00:21:45,538 無事に終わって よかったです。 371 00:21:45,538 --> 00:21:49,708 《さすがに 「よくやった」だけでは 済まない気がする。 372 00:21:49,708 --> 00:21:52,545 ねぎらう方法を考えておこう》 373 00:21:52,545 --> 00:21:56,382 本当に お疲れさまでした。 これで 一件落着ですね。 374 00:21:56,382 --> 00:22:00,820 おっと…。 ここからは 村長の出番だよ。 はぁ…。 375 00:22:00,820 --> 00:22:03,989 (ヴァルグライフ)実は 創造神様だけじゃなくって➨ 376 00:22:03,989 --> 00:22:08,661 ほら! 他の神々のお姿も 彫ってほしくてね! 377 00:22:08,661 --> 00:22:13,332 1つは 創造神様だから 残り6つだよね。 んっ…。 378 00:22:13,332 --> 00:22:17,002 どの神様がいいかな~? 悩んじゃうな~! 379 00:22:17,002 --> 00:22:19,839 こっち? いや こっち! でも! やっぱり…。 380 00:22:19,839 --> 00:22:22,675 《もしかして これが 岩を見つける➨ 381 00:22:22,675 --> 00:22:24,877 本当の目的だったのでは…》