1 00:00:45,412 --> 00:00:47,414 (死霊王)我が名は 死霊王。 2 00:00:49,917 --> 00:00:54,321 忌まわしき封印を… 破壊せん。 3 00:02:37,891 --> 00:02:39,893 《ヒラク:一晩 明けて➡ 4 00:02:39,893 --> 00:02:43,730 地下の調査に向かっていた 始祖さんたちが帰ってきた》 5 00:02:43,730 --> 00:02:47,734 (ヴァルグライフ)いや~ 大変だったよ。 6 00:02:47,734 --> 00:02:51,238 何か わかりましたか? 魔物が出てきた原因とか…。 7 00:02:51,238 --> 00:02:53,240 うん まあね。 8 00:02:53,240 --> 00:02:55,242 なんだか 悪いやつがいて➡ 9 00:02:55,242 --> 00:02:58,078 よくないことを たくらんでたようなんだけど…。 10 00:02:58,078 --> 00:03:00,914 ハクレンが蹴った。 蹴った。 11 00:03:00,914 --> 00:03:03,750 アンデッドが やたら いっぱいいたのも…。 12 00:03:03,750 --> 00:03:06,586 ハクレンが蹴飛ばした。 はぁ…。 13 00:03:06,586 --> 00:03:10,257 ああ… 私は 詳細を調べようとしたんだよ? 14 00:03:10,257 --> 00:03:14,261 でも 無駄だったね。 手がかりは 全部 粉々さ。 15 00:03:14,261 --> 00:03:17,597 そのハクレンは? (アン)あちらに。 んっ? 16 00:03:17,597 --> 00:03:21,101 (ラスティ)んっ…。 (アン)眠い。 とのことで。 17 00:03:21,101 --> 00:03:23,770 (ヴァルグライフ)蹴り疲れたんだろうね。 18 00:03:23,770 --> 00:03:27,607 とにかく 彼女のおかげで 危険は なくなったんじゃないかな。 19 00:03:27,607 --> 00:03:30,444 そうですか。 ところで…。 20 00:03:30,444 --> 00:03:34,548 ん~! うわっ… んっ? 21 00:03:34,548 --> 00:03:36,550 この子は? さっき話した➡ 22 00:03:36,550 --> 00:03:40,387 魔物を操っていた親玉だよ。 えっ? あっ…。 23 00:03:40,387 --> 00:03:43,390 親玉って…。 とても そうは見えませんが。 24 00:03:43,390 --> 00:03:45,392 んっ? (ヴァルグライフ)それがね…。 25 00:03:45,392 --> 00:03:48,728 元は いかにもな アンデッドだったんだけど…。 26 00:03:48,728 --> 00:03:50,731 ((ハクレン:そ~い!)) 27 00:03:50,731 --> 00:03:53,400 (ヴァルグライフ)ハクレンが 蹴ったり踏んだりしたうえに➡ 28 00:03:53,400 --> 00:03:56,570 しこたま ブレスを吹きつけてたら➡ 29 00:03:56,570 --> 00:04:00,073 浄化を通り越して…。 30 00:04:00,073 --> 00:04:02,075 この姿に? んっ? 31 00:04:02,075 --> 00:04:05,579 (ヴァルグライフ)すっかり 以前の記憶を なくしてしまったようでね。 32 00:04:05,579 --> 00:04:07,748 もう 悪さはできないし➡ 33 00:04:07,748 --> 00:04:10,083 放っておくわけにも いかないだろ? 34 00:04:10,083 --> 00:04:13,754 えっと 名前は? って 記憶がないのか。 35 00:04:13,754 --> 00:04:15,922 名乗る間もなく この状態に。 36 00:04:15,922 --> 00:04:20,093 う~ん… なんと呼んだらいいかな? 37 00:04:20,093 --> 00:04:23,597 う~ん…。 ウルザ。 38 00:04:23,597 --> 00:04:27,767 おっ じゃあ ウルザ 何か 他に覚えてることは? 39 00:04:27,767 --> 00:04:30,937 なんにも! おう… そうか。 40 00:04:30,937 --> 00:04:33,106 まあ しかたない。 41 00:04:33,106 --> 00:04:35,876 俺は ヒラクだ。 よろしくな。 42 00:04:35,876 --> 00:04:38,578 あっ…。 うん! 43 00:04:45,552 --> 00:04:50,056 ((《我は 死霊王。 長き眠りから 目を覚ました。 44 00:04:50,056 --> 00:04:53,727 もはや 自分が何者であったのかも わからぬ。 45 00:04:53,727 --> 00:04:57,564 ただ 死霊王として 呼び起こされたのだ。 46 00:04:57,564 --> 00:05:01,568 我を目覚めさせた何かは こう命じた。 47 00:05:01,568 --> 00:05:05,405 この地の封印を解けと。 48 00:05:05,405 --> 00:05:08,408 他に やることがないので 命令に従う》 49 00:05:12,078 --> 00:05:16,082 《我が力で軍勢を従え 封印を打ち砕く》 50 00:05:20,086 --> 00:05:22,422 《死霊王:うん 弱そう。 51 00:05:22,422 --> 00:05:25,125 ならば 数で勝負》 52 00:05:27,761 --> 00:05:30,096 《死霊王:我は 土人形たちに命じて➡ 53 00:05:30,096 --> 00:05:33,533 ひたすら 穴を掘り続けた。 54 00:05:33,533 --> 00:05:37,537 理由はわからないが こちらに 封印がある気がする》 55 00:05:39,539 --> 00:05:42,709 《死霊王:あった。 いかにもな黒い岩。 56 00:05:42,709 --> 00:05:44,878 なかなかの達成感だ。 57 00:05:44,878 --> 00:05:48,215 しかし これで終わりではあるまい。 58 00:05:48,215 --> 00:05:51,384 他にも 同じような岩がある気がする。 59 00:05:51,384 --> 00:05:53,553 穴掘り再開。 60 00:05:53,553 --> 00:05:57,557 土人形たちは 文句も言わず よく働いてくれる》 61 00:05:57,557 --> 00:06:00,560 んっ? 62 00:06:00,560 --> 00:06:04,231 《無口すぎるのが残念だが。 63 00:06:04,231 --> 00:06:07,567 やがて なんらかの空洞に到達。 64 00:06:07,567 --> 00:06:10,737 たくさんの遺骸を発見した。 65 00:06:10,737 --> 00:06:13,907 我が力で操って 部下とする。 66 00:06:13,907 --> 00:06:17,577 うん 強そう。 やっぱり 無口だが。 67 00:06:17,577 --> 00:06:21,248 引き続き 部下に命じて 穴を掘り続ける。 68 00:06:21,248 --> 00:06:25,919 我は 死霊王だから 王様らしく 部下を指揮する。 69 00:06:25,919 --> 00:06:28,421 穴掘りは 王様の仕事か? 70 00:06:28,421 --> 00:06:31,925 考えても無駄だ。 他に やることもないし》 71 00:06:31,925 --> 00:06:34,861 キュッ! 《死霊王:更に部下が増えた。 72 00:06:34,861 --> 00:06:37,364 穴掘りが得意な魔物だ。 73 00:06:37,364 --> 00:06:40,867 よ~しよし。 これで 作業がはかどる。 74 00:06:40,867 --> 00:06:46,573 穴を掘り続けて何年… いや 何十年かかったか…》 75 00:06:49,209 --> 00:06:51,878 《死霊王:次の黒い岩を見つけた。 76 00:06:51,878 --> 00:06:56,216 よくやったと 部下たちと 喜びを分かち合う。 77 00:06:56,216 --> 00:06:59,719 残る岩は いくつか わからないが➡ 78 00:06:59,719 --> 00:07:03,390 我と部下たちなら いつか きっと やり遂げられる。 79 00:07:03,390 --> 00:07:05,392 そんな気さえしていたのに…》 (ごう音) 80 00:07:05,392 --> 00:07:09,229 《死霊王:はて なんの騒ぎだ? 81 00:07:09,229 --> 00:07:11,731 無口が売りの部下たちが 珍しい》 82 00:07:15,568 --> 00:07:17,570 《死霊王:えっ? えっ ちょちょ… ちょちょちょっ…》 83 00:07:17,570 --> 00:07:19,572 (ハクレン)はぁ~! 84 00:07:26,413 --> 00:07:30,250 ああ…。 《ここは どこ? 私は 誰? 85 00:07:30,250 --> 00:07:32,752 いろいろあった気がするけど…》 86 00:07:32,752 --> 00:07:34,754 大丈夫ですか? 87 00:07:36,690 --> 00:07:40,694 ケホッ! 《な~んにも思い出せない。 88 00:07:40,694 --> 00:07:44,998 角の生えたお姉ちゃんと ちょっと疲れたお兄ちゃんが…》 89 00:07:47,033 --> 00:07:50,870 《私を 洞窟から出してくれた》 90 00:07:50,870 --> 00:07:53,373 ああ…。 うっ…。 91 00:07:55,375 --> 00:07:57,377 んっ? んっ…。 92 00:08:00,714 --> 00:08:03,049 べぇ~! えっ…。 93 00:08:03,049 --> 00:08:05,051 むっ! 94 00:08:05,051 --> 00:08:07,754 《あのお姉ちゃんは なんか 嫌い!》)) 95 00:08:09,889 --> 00:08:12,559 それでね えっとね! あのね! 96 00:08:12,559 --> 00:08:16,062 はい なんですか? なんだっけ? 97 00:08:16,062 --> 00:08:19,065 (ティア)では あの子は 村で預かることに? 98 00:08:19,065 --> 00:08:21,401 せめて 何か思い出すまではな。 99 00:08:21,401 --> 00:08:23,403 (キアービット) ウルザと名乗ったらしいわね。 100 00:08:23,403 --> 00:08:27,240 ああ。 あの子について わかったのは それだけだ。 101 00:08:27,240 --> 00:08:29,743 名前を聞いて 思い出したのよ。 102 00:08:29,743 --> 00:08:35,849 その輝く髪は 宝石のごとく 陽に透けて 色を変える。 103 00:08:35,849 --> 00:08:38,685 (グランマリア)英雄女王の伝説ですね。 104 00:08:38,685 --> 00:08:42,856 英雄女王って ウルブラーザ様…。 まさか…。 105 00:08:42,856 --> 00:08:46,693 偶然の一致かしら? 有名人なのか? 106 00:08:46,693 --> 00:08:51,698 ねえねえ! ねえってば! 確かに 不思議な色の髪だけど…。 107 00:08:51,698 --> 00:08:55,869 村長 ここに お風呂を作られたと聞きました。 108 00:08:55,869 --> 00:09:00,039 よろしければ ウルザを きれいにしてあげたいのですが。 109 00:09:00,039 --> 00:09:03,043 ああ もちろん。 自由に使ってくれ。 110 00:09:03,043 --> 00:09:05,712 オフロって な~に? 始祖さんも どうですか? 111 00:09:05,712 --> 00:09:07,714 おお ありがたいね。 ねえ! 112 00:09:07,714 --> 00:09:09,716 すぐに わかりますよ。 113 00:09:14,387 --> 00:09:18,558 う~ん! いや~ たまらないね。 114 00:09:18,558 --> 00:09:21,394 大樹の村の風呂も すばらしかったけど➡ 115 00:09:21,394 --> 00:09:24,397 これは また 別格だ。 全くです。 116 00:09:24,397 --> 00:09:28,234 あっ それで 村長 ダンジョンから つながった➡ 117 00:09:28,234 --> 00:09:31,571 穴の話なんだけど。 はい。 118 00:09:31,571 --> 00:09:34,841 実に驚くべき 重大な… かくかく しかじかでね。 119 00:09:34,841 --> 00:09:36,843 なるほど? 120 00:09:36,843 --> 00:09:39,512 《始祖さんの話をまとめると➡ 121 00:09:39,512 --> 00:09:43,016 地下の穴は こんな構造のようだ》 122 00:09:43,016 --> 00:09:46,853 黒い岩というのが気になりますね。 123 00:09:46,853 --> 00:09:49,355 操っていた死霊王が いなくなって➡ 124 00:09:49,355 --> 00:09:53,026 アースラットに襲われる心配は なくなったけど…。 125 00:09:53,026 --> 00:09:55,361 巨人族の安全を考えるなら➡ 126 00:09:55,361 --> 00:09:58,531 横穴は 塞いでしまったほうが いいだろう。 127 00:09:58,531 --> 00:10:00,700 けど その前に…。 128 00:10:00,700 --> 00:10:05,205 もう少しだけ 温泉を 堪能させてもらってもいいかな? 129 00:10:05,205 --> 00:10:07,207 ええ ごゆっくり。 130 00:10:07,207 --> 00:10:09,209 (ヴァルグライフ) なんだか 疲れてるのかな? 131 00:10:09,209 --> 00:10:11,711 もう忘れちゃったけど いい年だしね。 132 00:10:11,711 --> 00:10:14,214 全然 そうは見えないですが…。 133 00:10:16,549 --> 00:10:18,551 (アン)いきますよ。 134 00:10:21,054 --> 00:10:24,057 プハー! もう や~だ! 135 00:10:24,057 --> 00:10:27,060 いけませんよ。 きれいにしてしまいましょう。 136 00:10:27,060 --> 00:10:29,729 せっかくの 美しい髪なのですから。 137 00:10:29,729 --> 00:10:31,731 んっ…。 138 00:10:35,068 --> 00:10:38,238 はい おしまいです。 プハー! 139 00:10:38,238 --> 00:10:40,240 んっ…。 140 00:10:40,240 --> 00:10:42,242 フッ… もう! うぅ~…。 141 00:10:44,410 --> 00:10:47,747 う~ん…。 142 00:10:47,747 --> 00:10:51,751 もう少しの我慢です。 体を冷やさないように。 143 00:10:51,751 --> 00:10:54,420 お姉ちゃんは 入らないの? 144 00:10:54,420 --> 00:10:56,422 私は メイドですから。 145 00:10:56,422 --> 00:10:58,925 ずる~い。 私だけ 我慢してる! 146 00:10:58,925 --> 00:11:01,928 でしたら 私と競争しましょう。 147 00:11:01,928 --> 00:11:05,598 どちらが長く つかっていられるか。 148 00:11:05,598 --> 00:11:08,601 (ハクレン)お風呂なんて あとでいいじゃない。 149 00:11:08,601 --> 00:11:11,271 ふぁ~…。 でも せっかくだし…。 150 00:11:11,271 --> 00:11:14,607 んっ! あっ…。 う~ん…。 151 00:11:14,607 --> 00:11:17,110 あっ…。 んっ? 152 00:11:19,445 --> 00:11:22,782 べっ! (ハクレン/ラスティ)あっ…。 153 00:11:22,782 --> 00:11:24,951 べろべろべぇ~だ! 154 00:11:24,951 --> 00:11:27,453 (アン)いけません 走っては。 155 00:11:27,453 --> 00:11:29,789 ちゃんと 体を拭きましょう。 156 00:11:29,789 --> 00:11:31,791 (ウルザ)は~い。 157 00:11:31,791 --> 00:11:34,561 んっ…。 (アン)おとなしくしてください。 158 00:11:34,561 --> 00:11:37,564 元気でいいね~ って思っちゃうのも➡ 159 00:11:37,564 --> 00:11:39,566 やっぱり 年のせいかな? 160 00:11:39,566 --> 00:11:43,236 それは まあ… 俺も 思いましたけど。 161 00:11:43,236 --> 00:11:45,572 はぁ~! 162 00:11:45,572 --> 00:11:48,741 温泉 目いっぱい堪能したわ。 163 00:11:48,741 --> 00:11:51,244 残念だけど もう 戻らなきゃ。 164 00:11:51,244 --> 00:11:54,414 大樹の村にですか? ガーレット王国によ。 んっ? 165 00:11:54,414 --> 00:11:56,416 みこの仕事があるの。 166 00:11:56,416 --> 00:11:59,252 王様に頼られちゃうくらい 位の高い役職だから➡ 167 00:11:59,252 --> 00:12:01,254 もう 忙しくて…。 168 00:12:01,254 --> 00:12:03,256 へぇ~ 大変なんだな。 169 00:12:03,256 --> 00:12:06,759 そんなに忙しいのに 村に押しかけてきたんですね。 170 00:12:06,759 --> 00:12:09,095 たまたま 休暇だったのよ。 171 00:12:09,095 --> 00:12:11,431 じゃあ また来るわね! 172 00:12:11,431 --> 00:12:14,601 《そう言って キアービットは帰っていった。 173 00:12:14,601 --> 00:12:17,437 温泉の施設作りが 一段落したので➡ 174 00:12:17,437 --> 00:12:19,439 始祖さんの話にあった➡ 175 00:12:19,439 --> 00:12:22,442 怪しい黒い岩の所に やって来た》 176 00:12:22,442 --> 00:12:26,279 確かに いかにも意味深な…。 177 00:12:26,279 --> 00:12:29,115 あの砂… いや 灰みたいな物は? 178 00:12:29,115 --> 00:12:31,451 (ヴァルグライフ)先行した2人が 魔物の残党を➡ 179 00:12:31,451 --> 00:12:35,154 倒してくれたようだ。 (ルー)倒したというか 粉々ね。 180 00:12:37,223 --> 00:12:39,225 うん? 181 00:12:39,225 --> 00:12:41,527 《何か 黒い もやのような…》 182 00:12:43,563 --> 00:12:46,065 んっ! あっ…。 183 00:12:46,065 --> 00:12:48,568 どうしたの? んっ…。 184 00:12:48,568 --> 00:12:51,237 《すごく 嫌な感じだ。 185 00:12:51,237 --> 00:12:53,406 ルーには 見えていないのか》 186 00:12:53,406 --> 00:12:55,808 んっ…。 んっ…。 187 00:13:03,916 --> 00:13:05,918 どうしたんだい? 188 00:13:05,918 --> 00:13:08,421 何か 黒くて もやっとしたものが➡ 189 00:13:08,421 --> 00:13:10,423 あの岩から…。 190 00:13:12,425 --> 00:13:15,762 何? 魔物? 私には見えなかったけど…。 191 00:13:15,762 --> 00:13:18,097 岩の下から伸びた もやの帯が➡ 192 00:13:18,097 --> 00:13:21,768 周りを探っているような…。 ふ~む…。 193 00:13:21,768 --> 00:13:24,103 ただ この岩を埋めてしまうだけでは➡ 194 00:13:24,103 --> 00:13:26,773 事態は解決しないかもしれないね。 195 00:13:26,773 --> 00:13:29,108 いっそ 壊してしまうとか。 196 00:13:29,108 --> 00:13:31,110 よし! あっ 待って! 197 00:13:31,110 --> 00:13:34,047 見つけたとき ちょっと触ってみたけど➡ 198 00:13:34,047 --> 00:13:36,049 すごく硬そうだったから…。 199 00:13:36,049 --> 00:13:38,217 壊そうとしても…。 ((てい!)) 200 00:13:38,217 --> 00:13:41,220 (ラスティ)周りが崩れちゃうと思う。 201 00:13:41,220 --> 00:13:44,223 だとすると 手出しのしようがないか。 202 00:13:44,223 --> 00:13:46,225 あの…。 (ルー/ヴァルグライフ)んっ? 203 00:13:46,225 --> 00:13:48,227 この岩 彫ってみてもいいですか? 204 00:13:48,227 --> 00:13:51,731 できるのかい? ドラゴンでも壊せないようだけど。 205 00:13:51,731 --> 00:13:53,733 やってみます。 206 00:13:55,902 --> 00:13:58,237 《何か 悪いものを封印するなら➡ 207 00:13:58,237 --> 00:14:01,074 神様の力を借りたら どうか…。 208 00:14:01,074 --> 00:14:03,076 そう思って 彫ってみた》 209 00:14:03,076 --> 00:14:05,078 あっ! 210 00:14:05,078 --> 00:14:09,082 《お~! 早速 効果が…》 211 00:14:09,082 --> 00:14:11,584 これで どうでしょう? 212 00:14:11,584 --> 00:14:15,254 《きっと よかったんだろう》 213 00:14:15,254 --> 00:14:17,590 この像は どうするの? 214 00:14:17,590 --> 00:14:21,260 誰かが動かしたりしないように 埋めてしまったほうがいいかな。 215 00:14:21,260 --> 00:14:24,764 とんでもない! 創造神様を埋めるだなんて! 216 00:14:24,764 --> 00:14:28,768 こんな すばらしいお姿を失ったら 世界の損失だよ! 217 00:14:28,768 --> 00:14:30,937 んっ…。 わかりました。 218 00:14:30,937 --> 00:14:32,939 《泣くほどか…。 219 00:14:32,939 --> 00:14:35,875 とりあえず 神さまの像は 埋めないことにして➡ 220 00:14:35,875 --> 00:14:38,711 始祖さんが 魔法で 魔よけの像を作ってくれた。 221 00:14:38,711 --> 00:14:42,215 いざというときは 動きだして 戦ってくれるらしい。 222 00:14:42,215 --> 00:14:46,219 地上にも 同じ像を設置してもらう》 223 00:14:46,219 --> 00:14:48,221 いろいろ ありがとうございます。 224 00:14:48,221 --> 00:14:51,557 いやいや 埋めないでくれって 言ったのは こっちだしね。 225 00:14:51,557 --> 00:14:53,559 それより 村長。 んっ? 226 00:14:53,559 --> 00:14:58,064 (ヴァルグライフ)実は 地下の横穴には まだ 先がありそうなんだよね。 227 00:14:58,064 --> 00:15:02,735 もし 別の黒い岩が見つかったら また 加工を お願いしたいんだ。 228 00:15:02,735 --> 00:15:05,238 ええ かまいませんが。 229 00:15:05,238 --> 00:15:07,740 ほんとか~い? 230 00:15:07,740 --> 00:15:11,244 ありがたいよ。 あっ… ああ…。 231 00:15:11,244 --> 00:15:14,747 じゃあ 私は 温泉に戻って 準備をしたら➡ 232 00:15:14,747 --> 00:15:17,083 穴の先を調査しに行くから。 233 00:15:17,083 --> 00:15:20,253 村長は あの子たちを よろしく頼むよ。 234 00:15:20,253 --> 00:15:23,089 ずいぶん 頑張ってたからね。 235 00:15:23,089 --> 00:15:26,759 じゃあ 行こうか。 はい。 236 00:15:26,759 --> 00:15:29,929 んっ…。 237 00:15:29,929 --> 00:15:32,765 お~い! あっ! 238 00:15:32,765 --> 00:15:34,700 んっ…。 239 00:15:34,700 --> 00:15:38,304 あっ! うっ! あっ! 240 00:15:42,542 --> 00:15:44,544 どうしたんだ? 241 00:15:44,544 --> 00:15:46,546 (ラスティ)村長! んっ? 242 00:15:48,881 --> 00:15:50,883 んっ…。 243 00:15:50,883 --> 00:15:54,387 んっ… あのね…。 244 00:15:54,387 --> 00:15:57,890 地下の調査に? いつでも 出発できますが…。 245 00:15:57,890 --> 00:15:59,892 (フローラ)私もですか? 246 00:15:59,892 --> 00:16:01,894 ああ 頼むよ。 247 00:16:01,894 --> 00:16:06,399 いや~ 人手が増えて 助かるな。 はぁ…。 248 00:16:06,399 --> 00:16:10,236 どうしたんだ? 何か 問題とか…。 249 00:16:10,236 --> 00:16:12,405 ごめんなさい。 250 00:16:12,405 --> 00:16:16,075 えっ? なんでだ? 謝ることなんて…。 251 00:16:16,075 --> 00:16:18,911 全然 役に立てなくて。 252 00:16:18,911 --> 00:16:20,913 そんなことないだろ。 253 00:16:20,913 --> 00:16:22,915 魔物を たくさん やっつけてくれたって。 254 00:16:22,915 --> 00:16:27,253 だめって言われたのに 火を吹いて 森が焼けちゃったし…。 255 00:16:27,253 --> 00:16:30,590 火事は収まったから あとで耕しておけば…。 256 00:16:30,590 --> 00:16:35,361 むしろ 危険な場所の調査をさせた こっちが悪かったんだ。 257 00:16:35,361 --> 00:16:39,532 ごめんな。 あっ それ! 謝らないで! 258 00:16:39,532 --> 00:16:43,202 えっ…。 村長は 悪いことはしてなくて➡ 259 00:16:43,202 --> 00:16:46,038 村長の役に立ちたいのに…。 260 00:16:46,038 --> 00:16:48,374 村長を謝らせちゃうの。 261 00:16:48,374 --> 00:16:50,376 あっ…。 262 00:16:50,376 --> 00:16:53,045 (ラスティ)巨人族のダンジョンを 崩しちゃったのは➡ 263 00:16:53,045 --> 00:16:56,883 私たちなのに…。 あんなふうに 頭を下げさせて。 264 00:16:56,883 --> 00:16:59,218 それを気にしてたのか。 265 00:16:59,218 --> 00:17:03,890 仲間の代わりに謝るのは おさの務めだと思うんだけど。 266 00:17:03,890 --> 00:17:08,394 だめなの! 偉い人は 簡単に謝っちゃだめなんだから! 267 00:17:08,394 --> 00:17:10,396 うっ… わかった。 268 00:17:10,396 --> 00:17:13,232 っと…。 269 00:17:13,232 --> 00:17:15,234 んっ! 270 00:17:15,234 --> 00:17:17,403 なんというか 悪かった。 271 00:17:17,403 --> 00:17:20,740 むぅ~! いや どうも 癖というか…。 272 00:17:20,740 --> 00:17:24,410 いろいろ 助かったよ。 ありがとう。 273 00:17:24,410 --> 00:17:26,412 うん。 274 00:17:26,412 --> 00:17:29,415 あとは よろしくね。 いちばん気にしてたの➡ 275 00:17:29,415 --> 00:17:31,751 ハクレンお姉様だから。 276 00:17:31,751 --> 00:17:35,521 《今日は よくよく よろしく頼まれる日だ》 277 00:17:35,521 --> 00:17:39,025 隣 座っていいかな? 278 00:17:39,025 --> 00:17:43,195 好きにして。 んっ…。 279 00:17:43,195 --> 00:17:48,034 あ~… 今回は ずいぶん 手間をかけちゃったな。 280 00:17:48,034 --> 00:17:51,203 ラスティちゃんに 何か言われたんでしょ。 281 00:17:51,203 --> 00:17:53,539 はい。 がっつりと。 282 00:17:53,539 --> 00:17:57,376 心配してくれたんだよな ハクレンも。 283 00:17:57,376 --> 00:17:59,378 んっ…。 284 00:17:59,378 --> 00:18:04,216 なんだか 難しいな。 みんなの代表をやるって。 285 00:18:04,216 --> 00:18:07,053 迷惑かけないように うまくやらないと。 286 00:18:07,053 --> 00:18:10,056 (ハクレン)迷惑とか どうでもいいの! あっ! 287 00:18:10,056 --> 00:18:12,224 偉い人は 偉いんだから! 288 00:18:12,224 --> 00:18:16,228 うまくできたら よくやった。 だめだったら だめって言う! 289 00:18:16,228 --> 00:18:18,397 それだけ! 簡単でしょ。 290 00:18:18,397 --> 00:18:21,734 フン! 291 00:18:21,734 --> 00:18:24,070 そうか。 じゃあ…。 292 00:18:24,070 --> 00:18:26,405 よくやった ハクレン。 293 00:18:26,405 --> 00:18:29,408 んっ…。 294 00:18:29,408 --> 00:18:34,013 う~ん…。 じゃあ 褒めて。 295 00:18:34,013 --> 00:18:36,315 それだけじゃないじゃないか。 296 00:18:39,018 --> 00:18:41,854 お疲れさま。 297 00:18:41,854 --> 00:18:44,690 ここにも 同じような 黒い岩ね。 298 00:18:44,690 --> 00:18:47,026 これで 2つ目ですか。 299 00:18:47,026 --> 00:18:50,696 岩の加工は あとで 村長に お願いするとして…。 300 00:18:50,696 --> 00:18:53,366 あの こちらにも 横穴が。 301 00:18:53,366 --> 00:18:57,036 (フローラ)行き止まりですね。 302 00:18:57,036 --> 00:18:59,205 掘りかけとか? 303 00:18:59,205 --> 00:19:02,875 そう。 いかにも この先に 何かありそうだよね。 304 00:19:02,875 --> 00:19:05,378 (ティア/ルー/フローラ)んっ…。 305 00:19:05,378 --> 00:19:07,713 (2人)うっ! ぐっ! 306 00:19:07,713 --> 00:19:10,816 設置よ~しですわ! 爆破! 307 00:19:12,885 --> 00:19:15,054 どれだけ進みましたか? 308 00:19:15,054 --> 00:19:17,223 歩幅で 30歩分くらいでしょうか。 309 00:19:17,223 --> 00:19:20,226 これでは 到底 たどりつけませんわ! 310 00:19:20,226 --> 00:19:23,062 こうなったら もう いちばん威力のある物を…。 311 00:19:23,062 --> 00:19:25,064 崩れたら どうするのよ! 312 00:19:25,064 --> 00:19:28,401 地道に 魔法の刃で 削っていくしかないね。 313 00:19:28,401 --> 00:19:31,570 ほら みんなで力を合わせていこう! 314 00:19:31,570 --> 00:19:34,507 (一同)あっ…。 315 00:19:34,507 --> 00:19:36,509 えっ 別の岩が? 316 00:19:36,509 --> 00:19:38,511 しかも 2つ? 317 00:19:38,511 --> 00:19:41,514 全部で 3つってことですよね。 ハァ…。 318 00:19:41,514 --> 00:19:45,017 今のところはね。 今のところって…。 319 00:19:45,017 --> 00:19:47,520 えっと 今まで見つかったのって➡ 320 00:19:47,520 --> 00:19:50,689 こういう感じですよね? (ヴァルグライフ)ああ そのとおり。 321 00:19:50,689 --> 00:19:53,526 じゃあ このまま つなげていくと…。 322 00:19:53,526 --> 00:19:56,362 こうなるような。 ありえるね。 323 00:19:56,362 --> 00:19:59,031 残り4か所は 地上から掘り下げていこう。 324 00:19:59,031 --> 00:20:01,700 (一同)え~! 325 00:20:01,700 --> 00:20:03,869 穴掘りなら 俺も手伝おうか? 326 00:20:03,869 --> 00:20:07,707 だめよ。 何が出てくるか わからないし 危険すぎるわ。 327 00:20:07,707 --> 00:20:10,376 それじゃ 早速 予想の場所を目指そう! 328 00:20:10,376 --> 00:20:12,378 (ティア/ルー/フローラ)あ~…。 はい! 329 00:20:12,378 --> 00:20:15,715 《こうして…。 330 00:20:15,715 --> 00:20:18,551 かつてない 難工事が始まった。 331 00:20:18,551 --> 00:20:21,554 目標地点は 地下深く》 332 00:20:21,554 --> 00:20:23,723 (グランマリア/ティア)うっ! 333 00:20:23,723 --> 00:20:27,059 《本当に この先に 目的の岩があるのか。 334 00:20:27,059 --> 00:20:31,063 暗闇の中 手探りの採掘作業が続いた》 335 00:20:33,065 --> 00:20:35,568 《不意に行き当たる 湧き水。 336 00:20:35,568 --> 00:20:39,905 忌まわしき魔物だらけの 地下ダンジョン》 337 00:20:39,905 --> 00:20:43,409 ほら グランマリア 皆殺し天使の名が泣きますよ! 338 00:20:43,409 --> 00:20:46,579 無理です 無理! ティア様が 殲滅してください! 339 00:20:46,579 --> 00:20:48,581 まだ下か。 340 00:20:48,581 --> 00:20:50,916 《今 このときは 昼か夜か…。 341 00:20:50,916 --> 00:20:53,753 作業員たちの精神力は➡ 342 00:20:53,753 --> 00:20:56,088 刻一刻と すり減らされていった》 343 00:20:56,088 --> 00:20:58,090 (アン)お待たせしました。 344 00:20:58,090 --> 00:21:02,928 本日の特別メニュー 魔力回復の寄せ鍋です。 345 00:21:02,928 --> 00:21:05,931 うっ うぅ…。 う~ん! 346 00:21:05,931 --> 00:21:10,102 (リア)大丈夫ですか? 私も お手伝いしたほうが…。 347 00:21:10,102 --> 00:21:14,607 いえ 無理にとは言わないですけど…。 348 00:21:14,607 --> 00:21:16,775 やぶへびでした! 349 00:21:16,775 --> 00:21:19,612 《先の見えぬ苦境を 打開するべく➡ 350 00:21:19,612 --> 00:21:22,448 秘密兵器が投入された》 フフン! エッヘン! 351 00:21:22,448 --> 00:21:25,284 ここ 掘ればいいの? 352 00:21:25,284 --> 00:21:27,286 (2人)んっ。 353 00:21:27,286 --> 00:21:31,123 キャー! 崩れるわ! (フローラ)ここまで掘った穴が! 354 00:21:31,123 --> 00:21:33,125 《その代償は 大きかった》 355 00:21:33,125 --> 00:21:35,227 もう やるしかないわ。 356 00:21:35,227 --> 00:21:37,396 取って置きの爆薬で…。 357 00:21:37,396 --> 00:21:39,899 まずは 魔法を封じないと…。 358 00:21:39,899 --> 00:21:43,736 《作業員の間に漂う 不穏な雰囲気》 359 00:21:43,736 --> 00:21:45,738 (ルーたち)んっ…。 360 00:21:45,738 --> 00:21:49,408 《不満は 限界に達する寸前だった》 361 00:21:49,408 --> 00:21:52,912 (掘削音) 362 00:21:52,912 --> 00:21:55,080 (ティアたち)あっ…。 363 00:21:55,080 --> 00:21:58,751 《最後の岩が 光に照らされた》 364 00:21:58,751 --> 00:22:00,753 ハァ…。 んっ…。 365 00:22:00,753 --> 00:22:02,755 はぁ~…。 ハァ…。 366 00:22:02,755 --> 00:22:06,091 《予想どおり 発見された岩は 7つだった》 367 00:22:06,091 --> 00:22:08,594 うぅ…。 368 00:22:08,594 --> 00:22:12,264 いや~ 思ったより大変だったね。 369 00:22:12,264 --> 00:22:15,434 最後は なんだか 背筋が冷たくてさ。 370 00:22:15,434 --> 00:22:18,771 無事に終わって よかったです。 371 00:22:18,771 --> 00:22:22,942 《さすがに 「よくやった」だけでは 済まない気がする。 372 00:22:22,942 --> 00:22:25,778 ねぎらう方法を考えておこう》 373 00:22:25,778 --> 00:22:29,615 本当に お疲れさまでした。 これで 一件落着ですね。 374 00:22:29,615 --> 00:22:34,053 おっと…。 ここからは 村長の出番だよ。 はぁ…。 375 00:22:34,053 --> 00:22:37,223 (ヴァルグライフ)実は 創造神様だけじゃなくって➡ 376 00:22:37,223 --> 00:22:41,894 ほら! 他の神々のお姿も 彫ってほしくてね! 377 00:22:41,894 --> 00:22:46,565 1つは 創造神様だから 残り6つだよね。 んっ…。 378 00:22:46,565 --> 00:22:50,236 どの神様がいいかな~? 悩んじゃうな~! 379 00:22:50,236 --> 00:22:53,072 こっち? いや こっち! でも! やっぱり…。 380 00:22:53,072 --> 00:22:55,908 《もしかして これが 岩を見つける➡ 381 00:22:55,908 --> 00:22:58,110 本当の目的だったのでは…》