1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (雷鳴) 2 00:00:04,004 --> 00:00:09,009 ♬(さっちゃんのハミング) 3 00:00:09,009 --> 00:00:26,860 ♬~ 4 00:00:26,860 --> 00:00:29,529 カイバラ君の件 聞いたかい? 5 00:00:29,529 --> 00:00:32,532 グリューン制圧は 失敗に終わったようだ。 6 00:00:32,532 --> 00:00:40,541 加えて 砂漠の地のセンゴクさんも 苦戦を強いられているらしい。 7 00:00:40,541 --> 00:00:44,378 さすが ドワーフの堅城といったところか。 8 00:00:44,378 --> 00:00:47,214 ヘルゼーエンの協力者…。 9 00:00:47,214 --> 00:00:50,884 彼のことも 少々 低く見積もり過ぎていたようだ。 10 00:00:50,884 --> 00:00:54,221 颶風の大魔道士か…。 11 00:00:54,221 --> 00:00:57,724 想像以上に やっかいな相手だ。 12 00:00:57,724 --> 00:01:04,665 (喚声) 13 00:01:04,665 --> 00:01:07,334 ぐっ! 14 00:01:07,334 --> 00:01:09,536 うっ! フッ! 15 00:01:13,173 --> 00:01:15,175 (ヴォルフ)あっ 切れた。 16 00:01:15,175 --> 00:01:18,178 (イーシャ)おい! 何を のんきに飲んでるんだ! 17 00:01:18,178 --> 00:01:22,849 戦争なんだぞ! まあ そう焦りなさんな。 18 00:01:22,849 --> 00:01:27,187 全く 心配性だな イーシャちゃんは。 19 00:01:27,187 --> 00:01:29,189 なっ! 20 00:01:29,189 --> 00:01:31,692 一国の軍師が そんなことでいいのか! 21 00:01:31,692 --> 00:01:35,028 周りが 勝手に そう呼んでるだけだって。 22 00:01:35,028 --> 00:01:37,030 俺は ただの神官だよ。 23 00:01:37,030 --> 00:01:39,032 おっと。 24 00:01:39,032 --> 00:01:42,703 そろそろ 何か 仕掛けてくるかい? 25 00:01:42,703 --> 00:01:45,706 憂鬱の堕天使さんよ。 26 00:01:45,706 --> 00:01:48,709 (喚声) 27 00:01:48,709 --> 00:01:51,545 まずい! なんとかしろ ヴォルフ! 28 00:01:51,545 --> 00:01:54,715 仰せのままに イーシャ様。 29 00:01:54,715 --> 00:01:56,883 お~い ドランの旦那! 30 00:01:56,883 --> 00:02:00,654 もう少し 全体 東側に引き付けてもらえるか? 31 00:02:00,654 --> 00:02:04,825 (ドラン)やかましいわ はなたれが! 誰が 貴様の命令なぞに従うか! 32 00:02:04,825 --> 00:02:08,996 グオー! 貴様は そこで 黙って見とれ! 33 00:02:08,996 --> 00:02:13,500 どりゃ~! 34 00:02:13,500 --> 00:02:16,169 この 猛将 ドランの首が欲しくば➡ 35 00:02:16,169 --> 00:02:20,007 我が輩に ついてこい この とかげども! 36 00:02:20,007 --> 00:02:24,177 (リザードマンたち)グアー! 37 00:02:24,177 --> 00:02:27,681 全く 素直じゃないんだから。 38 00:02:27,681 --> 00:02:30,017 よしよし そこらでいい。 39 00:02:30,017 --> 00:02:33,520 お前 何を…。 イーシャちゃんは下がってて。 40 00:02:35,522 --> 00:02:38,325 舞い踊る風精の大鎌…。 41 00:02:41,695 --> 00:02:44,097 狂風! 42 00:02:46,199 --> 00:02:54,708 (叫び声) 43 00:02:54,708 --> 00:03:04,651 ♬~ 44 00:03:04,651 --> 00:03:07,988 見ろ! 敵軍が撤退していくぞ! 45 00:03:07,988 --> 00:03:11,158 フッ… 追撃は無用だろう。 46 00:03:11,158 --> 00:03:13,160 俺たちも引き揚げよう。 47 00:03:13,160 --> 00:03:16,063 あっ… あれは…。 んっ? 48 00:03:20,333 --> 00:03:24,004 センセー! やっべ! 民間人 巻き込んじまった! 49 00:03:24,004 --> 00:03:27,674 てか イーシャちゃんの知り合い? 50 00:03:27,674 --> 00:03:29,676 (センセー)フフッ…。 51 00:05:10,644 --> 00:05:15,815 (話し声) 52 00:05:15,815 --> 00:05:20,153 ガハハハハ! 七堕天使の軍勢 何するものぞ! 53 00:05:20,153 --> 00:05:22,322 恐るるに足りん! 54 00:05:22,322 --> 00:05:26,660 そもそも 堕転移者問題は 教皇のまいた種である。 55 00:05:26,660 --> 00:05:29,663 我が輩らが 尻拭いしてやっていることに➡ 56 00:05:29,663 --> 00:05:32,165 やつから 感謝の1つもあるべきだ! 57 00:05:32,165 --> 00:05:34,834 そうだ そうだ! いいぞ 我らが ドラン王! 58 00:05:34,834 --> 00:05:36,837 まあまあ 旦那。 59 00:05:36,837 --> 00:05:41,174 俺のボスへの悪口は その辺にしといてよ。 60 00:05:41,174 --> 00:05:45,512 ハッ! やつの犬らしいせりふだな ヴォルフ。 61 00:05:45,512 --> 00:05:48,515 あの方も いろいろ 大変なのさ。 62 00:05:48,515 --> 00:05:53,019 まあ ともあれ俺たちは 自力でも 堕天使を追っ払えてる。 63 00:05:53,019 --> 00:05:55,021 それでいいじゃないか。 64 00:05:55,021 --> 00:05:59,960 それも ひとえに あんたら ドワーフ族の尽力のおかげだよ。 65 00:05:59,960 --> 00:06:02,796 感謝してんだぜ? ドランの旦那。 66 00:06:02,796 --> 00:06:06,633 ハッ! まあ 貴様も 軟弱なエルフ族にしては➡ 67 00:06:06,633 --> 00:06:08,969 よい働きをしている。 68 00:06:08,969 --> 00:06:12,806 多少は 評価してやらんでもない。 フフッ! 69 00:06:12,806 --> 00:06:15,809 そりゃ 光栄なこって。 フン! 70 00:06:15,809 --> 00:06:21,815 さあ 野郎ども 大いに飲め! 明日も戦が待っているぞ! 71 00:06:21,815 --> 00:06:26,653 (ドワーフたち)お~! 72 00:06:26,653 --> 00:06:30,557 (タマ)んっ… おいしい! フフフ。 73 00:06:32,659 --> 00:06:36,329 まさか こんな所で お前たちと再会するとはな。 74 00:06:36,329 --> 00:06:38,498 (アネット)本当に大変でした。 75 00:06:38,498 --> 00:06:41,501 大砂漠の中で迷子になるし➡ 76 00:06:41,501 --> 00:06:44,838 気付けば センセーは 竜巻に飲まれているし…。 77 00:06:44,838 --> 00:06:48,675 そうだ。 センセーの容体は? もう 大丈夫です。 78 00:06:48,675 --> 00:06:51,511 棺おけに入っていたのが 幸いだったようで…。 79 00:06:51,511 --> 00:06:53,847 何が幸いかね。 うっ! 80 00:06:53,847 --> 00:06:57,183 棺おけに入っていたのが 災いだったよ。 81 00:06:57,183 --> 00:07:00,453 おかげさまで また生き残ってしまった。 82 00:07:00,453 --> 00:07:03,056 んっ…。 相変わらずだな センセー。 83 00:07:05,125 --> 00:07:09,296 大切な寝床も壊れてしまった。 フフッ…。 84 00:07:09,296 --> 00:07:13,967 すぐに 新しい棺おけを 買ってあげますから。 貢ぐね。 85 00:07:13,967 --> 00:07:18,138 久しぶりだね アネット司教。 ヴォルフさん。 86 00:07:18,138 --> 00:07:20,807 いや 元司教か。 87 00:07:20,807 --> 00:07:24,644 (メロス)キッ? キッキッキッキッキッ…。 ンッ? 88 00:07:24,644 --> 00:07:27,480 キー! ウフッ。 89 00:07:27,480 --> 00:07:29,482 キー!! 90 00:07:29,482 --> 00:07:34,821 君 具合は どうだい? 巻き込んでしまって悪かったね。 91 00:07:34,821 --> 00:07:37,824 きちんと 僕の命を奪わなかったことは➡ 92 00:07:37,824 --> 00:07:41,161 本当に猛省したまえ。 えっ? 93 00:07:41,161 --> 00:07:46,833 とはいえ 新しい臨死体験が 味わえたのも事実だ。 94 00:07:46,833 --> 00:07:51,504 それは ありがとう。 おっ… おかしな男だね 君。 95 00:07:51,504 --> 00:07:56,676 まあ 戦争中の事故ってことで 大目に見てくれよ。 96 00:07:56,676 --> 00:08:00,447 戦争? お前たちは知らないんだったな。 97 00:08:00,447 --> 00:08:05,785 この国は 今 七堕天使の1人と 戦争状態にあるんだ。 98 00:08:05,785 --> 00:08:08,288 七堕天使? 99 00:08:08,288 --> 00:08:12,792 そのうちの1人なら もう私が グリューンで倒したわよ! 100 00:08:12,792 --> 00:08:16,129 なんだって? フフッ… お嬢ちゃんが? 101 00:08:16,129 --> 00:08:18,965 そりゃ 何かの間違いじゃないかな? 102 00:08:18,965 --> 00:08:22,135 もしくは そいつが よっぽど弱かったってことだね。 103 00:08:22,135 --> 00:08:24,637 なんですって!? (ニア)まあまあ。 104 00:08:24,637 --> 00:08:29,476 あんまり なめないでくれる? 私たちのパーティ 結構 やるのよ? 105 00:08:29,476 --> 00:08:31,478 センセーなんて 堕転移者を➡ 106 00:08:31,478 --> 00:08:33,980 どこかへ飛ばしちゃう力を 持ってんだから! 107 00:08:33,980 --> 00:08:36,649 らしいね。 イーシャちゃんに聞いたよ。 108 00:08:36,649 --> 00:08:42,655 教皇様も その力には興味を示されてた。 109 00:08:42,655 --> 00:08:46,326 でもね…。 110 00:08:46,326 --> 00:08:50,663 そんな力 俺は 必要ないと思ってる。 はっ? 111 00:08:50,663 --> 00:08:53,833 どんなギフテッドを持つ者が 現れようと➡ 112 00:08:53,833 --> 00:08:59,672 俺の魔法の前には 全く意味をなさないからね。 113 00:08:59,672 --> 00:09:03,943 んっ…。 ヴォルフ 飲み過ぎだ。 114 00:09:03,943 --> 00:09:05,945 フッ…。 115 00:09:05,945 --> 00:09:10,283 とにかく 七堕天使は 俺らで対処する。 116 00:09:10,283 --> 00:09:14,120 キキキキキキ…。 フゥ… フン! キー! 117 00:09:14,120 --> 00:09:17,123 君は おとなしくしててくれよ。 118 00:09:17,123 --> 00:09:21,294 うわさの救世主さん。 キー…。 119 00:09:21,294 --> 00:09:23,630 なんだよ? いけ好かないやつだな。 120 00:09:23,630 --> 00:09:25,632 そんなに すごいやつなの? 121 00:09:25,632 --> 00:09:28,968 ああ 颶風の大魔道士 ヴォルフ。 122 00:09:28,968 --> 00:09:33,807 間違いなく この世界で 最強の魔法使いの1人さ。 123 00:09:33,807 --> 00:09:38,311 いくら 七堕天使といえど あいつの魔力と頭脳の前には➡ 124 00:09:38,311 --> 00:09:41,481 なすすべがないだろう。 フフッ…。 125 00:09:41,481 --> 00:09:46,653 (雷鳴) 126 00:09:46,653 --> 00:09:48,655 やあ おかえり。 127 00:09:48,655 --> 00:09:51,991 まさか 君が 撤退を余儀なくされるとはね。 128 00:09:51,991 --> 00:09:56,496 (センゴク)問題ない。 あしたは 私自ら 打って出る。 129 00:09:56,496 --> 00:09:59,332 二度と後れを取ることはない。 130 00:09:59,332 --> 00:10:02,168 いや 次は 少し趣向を変え➡ 131 00:10:02,168 --> 00:10:05,071 女性陣に任せてみようと思ってね。 132 00:10:08,174 --> 00:10:12,512 砂漠の地へは 颶風の大魔道士を よく知る者に➡ 133 00:10:12,512 --> 00:10:14,514 行ってもらうことにしたよ。 134 00:10:21,187 --> 00:10:24,691 準備は いいかい? 135 00:10:24,691 --> 00:10:27,360 強欲の堕天使。 136 00:10:27,360 --> 00:10:31,064 (雷鳴) 137 00:10:42,876 --> 00:10:46,546 キー…。 (センセー) どうした? 浮かない顔をして。 138 00:10:46,546 --> 00:10:51,217 フフッ… なるほど。 さては 恋煩いかな? 139 00:10:51,217 --> 00:10:55,221 先ほどの あの子が 恋しいのだろう? キー。 140 00:10:55,221 --> 00:11:00,326 片恋というものこそ 常に 恋の最高の姿である。 141 00:11:00,326 --> 00:11:03,663 そのまま もんもんと過ごしなさい。 キー! 142 00:11:03,663 --> 00:11:05,665 痛い 痛い 痛い。 143 00:11:05,665 --> 00:11:07,867 キー…。 144 00:11:10,670 --> 00:11:12,672 フフッ。 145 00:11:12,672 --> 00:11:14,674 わかったよ メロス。 146 00:11:14,674 --> 00:11:17,844 一緒に あの子を捜しに行こう。 キー! 147 00:11:17,844 --> 00:11:22,182 思えば 僕も 君と同類さ。 148 00:11:22,182 --> 00:11:26,519 1人の女性の行方を追って この世界をさまよう➡ 149 00:11:26,519 --> 00:11:29,689 愚かな男なんだからね。 150 00:11:29,689 --> 00:11:33,526 ところで 君の いとしの女性の呼び名だが➡ 151 00:11:33,526 --> 00:11:37,530 雌のメロスで 雌メロスというのは どうかね? キッ…。 152 00:11:37,530 --> 00:11:40,033 キー キー キー! キキー! 153 00:11:40,033 --> 00:11:43,369 ハッ… 気に入ったようだ。 キッ? 154 00:11:43,369 --> 00:11:48,207 ご覧 うわさをすれば。 155 00:11:48,207 --> 00:11:51,878 ウフフーン! キー! 156 00:11:51,878 --> 00:11:53,880 今日も すてきです ヴォルフ様。 157 00:11:53,880 --> 00:11:56,716 飲んでくでしょ? 私たち 朝まで つきあうわ。 158 00:11:56,716 --> 00:12:00,153 悪いが 今日は遠慮しておくよ。 (女性たち)え~! 159 00:12:00,153 --> 00:12:04,324 (センセー)ご主人様は ずいぶんと 女性にモテるようだ。 160 00:12:04,324 --> 00:12:08,661 フゥー。 君とは真逆だね メロス。 161 00:12:08,661 --> 00:12:12,498 キー…。 ハハッ 落ち込むんじゃない。 162 00:12:12,498 --> 00:12:15,668 男なら…。 163 00:12:15,668 --> 00:12:19,672 振り向いてもらえるまで 追いかけるだけだろう? 164 00:12:35,355 --> 00:12:37,557 俺だ。 開けてくれ。 165 00:12:40,526 --> 00:12:43,529 今日も会ってはくれないのか…。 166 00:12:43,529 --> 00:12:48,701 これは驚いた。 メロス 彼も 君と同類のようだ。 167 00:12:48,701 --> 00:12:51,704 ンッ…。 (センセー)あんな色男も また➡ 168 00:12:51,704 --> 00:12:54,874 愛する者を 追いかける立場だったのだね。 169 00:12:54,874 --> 00:12:59,879 ハァ…。 だったら そのまま聞いてくれ。 170 00:12:59,879 --> 00:13:05,985 まだ戦争は続く。 だが 俺は 必ず生きて帰る。 171 00:13:05,985 --> 00:13:11,658 そしたら 今度こそ 君を…。 172 00:13:11,658 --> 00:13:13,993 (センセー)行くよ メロス。 キッ? 173 00:13:13,993 --> 00:13:19,098 これ以上は げすの勘ぐり というものだ。 キー。 174 00:13:24,003 --> 00:13:28,508 申し上げます! 東ゲルプ大砂丘より 敵軍襲来! 175 00:13:28,508 --> 00:13:31,177 来おったか! 私たちも! んっ…。 176 00:13:31,177 --> 00:13:33,179 客は くつろいどれ。 (アネット/タマ/ニア)あっ…。 177 00:13:33,179 --> 00:13:37,684 七堕天使なぞ 軽く ひねってやるわい! 178 00:13:37,684 --> 00:13:40,520 (ヴォルフ) 今日こそ 憂鬱の堕天使を討ち➡ 179 00:13:40,520 --> 00:13:42,522 この戦争を終結させる! 180 00:13:42,522 --> 00:13:45,858 野郎ども 行くぞ! (ドワーフたち)お~! 181 00:13:45,858 --> 00:13:51,531 (喚声) 182 00:13:51,531 --> 00:13:54,634 うぅ~! ずりゃ~! 183 00:13:58,705 --> 00:14:00,640 ハハッ! 184 00:14:00,640 --> 00:14:04,143 悪いな 神官 助かった! ここは いい! 185 00:14:04,143 --> 00:14:07,146 手薄なとこの援護に回れ! おう! 186 00:14:07,146 --> 00:14:11,150 よし いいぞ 圧倒してる。 187 00:14:11,150 --> 00:14:14,487 ヴォルフ 西を見ろ! 188 00:14:14,487 --> 00:14:16,656 何か来る! 189 00:14:16,656 --> 00:14:18,825 くっ! あっ…。 190 00:14:18,825 --> 00:14:37,009 ♬~ 191 00:14:37,009 --> 00:14:40,179 ちくしょう! ドラゴンなんて聞いてねえぞ! 192 00:14:40,179 --> 00:14:42,181 (シェイドの鳴き声) 193 00:14:42,181 --> 00:14:44,684 あれは… 冥龍 シェイド! 194 00:14:44,684 --> 00:14:47,854 かつて 魔王が使役した 伝説の龍だぞ! 195 00:14:47,854 --> 00:14:51,858 やつらの手駒にされちまったか。 かわいそうに。 196 00:14:51,858 --> 00:14:53,860 だが 拍子抜けだ。 197 00:14:53,860 --> 00:14:59,031 そんなもんが 奥の手かい? 憂鬱の堕天使さんよ。 198 00:14:59,031 --> 00:15:03,469 ドラゴンなら落としてきたぜ? 何十匹もな。 199 00:15:03,469 --> 00:15:06,072 あん? 200 00:15:09,308 --> 00:15:11,978 おい ヴォルフ! ドラゴンに乗っているやつ➡ 201 00:15:11,978 --> 00:15:15,648 憂鬱の堕天使じゃねえ! かまうかよ! 202 00:15:15,648 --> 00:15:19,652 誰が相手だろうと 俺の魔法で切り刻むまでだ! 203 00:15:23,156 --> 00:15:25,158 (イーシャ)来るぞ! 204 00:15:30,163 --> 00:15:32,999 ハッ! えっ? 205 00:15:32,999 --> 00:15:39,338 (咆哮) 206 00:15:39,338 --> 00:15:43,009 (ユリコ)お久しぶりです 我がマスター。 207 00:15:43,009 --> 00:15:46,846 なぜ 君が…。 208 00:15:46,846 --> 00:15:50,149 うっ…。 どうした? ヴォルフ。 209 00:15:55,855 --> 00:15:59,358 ぐっ… あっ! うぅっ! ヴォルフ! 貴様…。 210 00:16:01,961 --> 00:16:05,298 《なっ… なんだ? 力が抜けて…》 211 00:16:05,298 --> 00:16:07,967 うっ…。 焦らないで。 212 00:16:07,967 --> 00:16:10,470 あなたたちも あとで ちゃんと➡ 213 00:16:10,470 --> 00:16:13,306 死んでもらうから。 214 00:16:13,306 --> 00:16:17,009 ぐっ… うっ…。 今は この人に用があるだけ。 215 00:16:22,648 --> 00:16:24,650 ヴォルフ! 216 00:16:26,986 --> 00:16:30,156 おい! 上で 何が起きてやがる!? 217 00:16:30,156 --> 00:16:34,160 うっ! うぅ… 退だ… うっ…。 218 00:16:34,160 --> 00:16:38,564 一時撤退してくれ ドラン王! なんだと!? 219 00:16:41,000 --> 00:16:43,503 そんな… ヴォルフ司教が? 220 00:16:43,503 --> 00:16:47,006 やつは ヴォルフを連れ 南西へ飛び去った。 221 00:16:47,006 --> 00:16:50,510 恐らく ドリッテン聖堂へ向かったのだろう。 222 00:16:50,510 --> 00:16:54,347 《あの女 ヴォルフのことを マスターと呼んでいた。 223 00:16:54,347 --> 00:16:56,849 一体 何者なんだ?》 224 00:16:56,849 --> 00:17:01,454 ぬっ! 陣営が乱れて リザード兵に押し込まれておる。 225 00:17:01,454 --> 00:17:05,958 あの はなたれに頼りきっていた 付けが 回ってきおったわ。 226 00:17:05,958 --> 00:17:08,794 このままでは 城が落ちる! 227 00:17:08,794 --> 00:17:12,131 ご覧 メロス。 (ざわめき) 228 00:17:12,131 --> 00:17:16,802 ご主人様の危機に 雌メロスが悲しみに暮れているよ。 229 00:17:16,802 --> 00:17:21,307 涙にぬれる女性を見て 男なら どうすべきか➡ 230 00:17:21,307 --> 00:17:25,144 君なら わかるだろう? メロス。 キー… キー…。 231 00:17:25,144 --> 00:17:28,481 キッ キッ キー…。 232 00:17:28,481 --> 00:17:30,483 キー! 233 00:17:30,483 --> 00:17:34,987 キッ キッ… キー! フフッ… いい子だ。 234 00:17:36,989 --> 00:17:39,158 (センセー)僕には どうも ヴォルフ君に➡ 235 00:17:39,158 --> 00:17:41,661 複雑な過去があるように思えてね。 236 00:17:41,661 --> 00:17:43,996 彼の思い人ならば➡ 237 00:17:43,996 --> 00:17:46,599 何か 事情を知っているかもしれない。 238 00:17:51,837 --> 00:17:56,509 (ヒカリ)どなたですか? 突然 すまない お嬢さん。 239 00:17:56,509 --> 00:18:00,012 ヴォルフ君のことで 少し 話を伺えないかな? 240 00:18:07,954 --> 00:18:09,956 あっ…。 キッ? 241 00:18:12,792 --> 00:18:15,995 なるほど これは興味深い。 242 00:18:21,467 --> 00:18:24,637 んっ? うぅ… あっ…。 243 00:18:24,637 --> 00:18:27,974 (ユリコ)目覚めましたか? マスター。 ハッ…。 244 00:18:27,974 --> 00:18:31,477 ドリッテン聖堂…。 245 00:18:31,477 --> 00:18:34,981 私たちの思い出の場所。 246 00:18:34,981 --> 00:18:38,484 私の青春の場所。 247 00:18:41,821 --> 00:18:43,823 ユリコ…。 248 00:18:43,823 --> 00:18:45,825 ヴォルフ司教! 249 00:18:45,825 --> 00:18:50,329 貴様 何者だ? 司教を解放しろ! 250 00:18:50,329 --> 00:18:53,332 我がマスター あなたのおかげで➡ 251 00:18:53,332 --> 00:18:56,168 私の能力は ようやく 開花しました。 252 00:18:56,168 --> 00:19:01,273 あっ… ああ…。 邪魔をしないでほしい。 253 00:19:01,273 --> 00:19:04,777 あの女は ヴォルフの教え子なのかもしれない。 254 00:19:04,777 --> 00:19:07,780 かつての あいつは 転移者の育成に➡ 255 00:19:07,780 --> 00:19:10,449 誰よりも熱心な神官だった。 256 00:19:10,449 --> 00:19:15,788 だが ある日を境に それをやめ 酒に溺れるようになったんだ。 257 00:19:15,788 --> 00:19:20,292 その教え子が きっかけってこと? わからん。 258 00:19:20,292 --> 00:19:23,629 いずれにせよ ヴォルフ救出が最優先だ! 259 00:19:23,629 --> 00:19:25,798 ドラン王よ 急いで 兵を! 260 00:19:25,798 --> 00:19:31,103 そうしたいのは やまやまだが そちらに割く兵が残っておらん。 261 00:19:33,973 --> 00:19:36,976 全く しかたないわね~! (一同)んっ? 262 00:19:36,976 --> 00:19:41,313 七堕天使を倒した この私たちが 引き受けてあげるわ! 263 00:19:41,313 --> 00:19:45,651 我々が ここにいるのも きっと 神のお導きです。 264 00:19:45,651 --> 00:19:49,155 お前たち…。 ですよね? センセー! 265 00:19:49,155 --> 00:19:51,657 あら? センセーは? 266 00:19:51,657 --> 00:19:54,660 そういえば 昨日の晩もいなかったけど…。 267 00:19:54,660 --> 00:19:57,363 僕なら ここにいる。 268 00:19:59,832 --> 00:20:01,834 (一同)え~! 269 00:20:01,834 --> 00:20:04,503 こちらは気にせず 歓談を続けたまえ。 270 00:20:04,503 --> 00:20:06,505 いや 気になるわ! 271 00:20:06,505 --> 00:20:10,342 なぜ そうやって いつも違う女性を…。 まあまあ。 272 00:20:10,342 --> 00:20:12,845 大人って 相手は 誰でもいいものなの? 273 00:20:12,845 --> 00:20:16,515 ほら! 子どもに悪影響でしょ! 神など いない! 274 00:20:16,515 --> 00:20:19,618 あの… 仮にも 戦争中なんだが…。 275 00:20:22,021 --> 00:20:25,357 さてと…。 276 00:20:25,357 --> 00:20:28,861 それじゃ 行きますか! 277 00:20:28,861 --> 00:20:31,197 このぐらいしかしてやれなくて すまんな。 278 00:20:31,197 --> 00:20:34,533 ただで 装備 新調してもらって 文句なんかないって! 279 00:20:34,533 --> 00:20:38,037 そうそう。 さすが 物作りの国。 いいよ これ。 280 00:20:38,037 --> 00:20:40,039 ちょっと待ってくれたまえ。 281 00:20:40,039 --> 00:20:42,875 僕の頼んだ物が まだ届いていない。 282 00:20:42,875 --> 00:20:45,711 えっ センセー 装備とかいるの? 283 00:20:45,711 --> 00:20:48,380 てか まだ おばあさん だっこしてる。 284 00:20:48,380 --> 00:20:53,219 お前の依頼品は 特殊すぎて 職人たちが混乱しておってな➡ 285 00:20:53,219 --> 00:20:55,721 まだ完成には至っておらん。 286 00:20:55,721 --> 00:21:00,159 全く… 物作りの国が聞いてあきれるね。 287 00:21:00,159 --> 00:21:03,162 もうやだ この人。 (せきばらい) 288 00:21:03,162 --> 00:21:05,998 とにかく 急がないと ヴォルフの命が危ない。 289 00:21:05,998 --> 00:21:09,668 けど ここを突破するの? 着くころには へとへとだよ。 290 00:21:09,668 --> 00:21:13,005 (トオル)お困りですかい? んっ? 291 00:21:13,005 --> 00:21:15,674 ヒャッハー! うわ~! 292 00:21:15,674 --> 00:21:21,347 狩男のトオル君 参上! 久しぶりだべ お前ら! 293 00:21:21,347 --> 00:21:23,349 あ~ もう 急いでるのに! 294 00:21:23,349 --> 00:21:26,685 ちょ… 待て 待て 待て! 争う気はないんす! 295 00:21:26,685 --> 00:21:28,687 ニアの兄貴に 命 救ってもらって➡ 296 00:21:28,687 --> 00:21:31,357 俺は 更正したんすよ! (ニア)兄貴? 297 00:21:31,357 --> 00:21:33,859 今では 昼は バス会社。 298 00:21:33,859 --> 00:21:36,695 夜は 孤児院の警備を やってるんすよ! 299 00:21:36,695 --> 00:21:39,198 へぇ~! 孤児院 守ってくれてんだ! 300 00:21:39,198 --> 00:21:41,367 その バスって なんなの? 301 00:21:41,367 --> 00:21:44,703 んっ? んじゃ 見といてください! 302 00:21:44,703 --> 00:21:48,374 チートスキル ルシファーズハンマー! 303 00:21:48,374 --> 00:21:51,377 俺のチートにかかったものは なんでも…。 304 00:21:53,546 --> 00:21:56,048 (タマ/ニア)お~! 乗り物になっちまう! 305 00:21:56,048 --> 00:21:59,385 さあさあ 乗ってください! 306 00:21:59,385 --> 00:22:01,887 はぁ~ すっげえ! 307 00:22:04,490 --> 00:22:06,825 ヘヘッ… あっ? 308 00:22:06,825 --> 00:22:08,828 てめえなんか乗せるか この野郎! あっ…。 309 00:22:08,828 --> 00:22:12,498 チャベスちゃんの四十九日が 終わるまで 喪に服してろ! 310 00:22:12,498 --> 00:22:14,500 (タマ)えっ? ちょっと センセー! 311 00:22:14,500 --> 00:22:17,670 (トオル)さあ 出発進行! 312 00:22:17,670 --> 00:22:21,006 こら! あんた 何やってんのよ! 早く戻ってください! 313 00:22:21,006 --> 00:22:23,342 (トオル)俺の辞書に 後退の文字はねえっす! 314 00:22:23,342 --> 00:22:25,344 (タマ)ちょっと~! 315 00:22:29,181 --> 00:22:31,183 わしは戻ろかな…。 316 00:22:34,520 --> 00:22:38,858 ヘヘッ… 僕の乗り物は 君だけだ。 317 00:22:38,858 --> 00:22:41,026 キー! キー! 318 00:22:41,026 --> 00:22:43,529 うるさいよ メロス。 319 00:22:43,529 --> 00:22:46,031 雌メロスの気を引きたいのは わかるが➡ 320 00:22:46,031 --> 00:22:48,367 こうなっては どうしようもあるまい。 321 00:22:48,367 --> 00:22:50,536 そもそも 僕は ヴォルフ君に➡ 322 00:22:50,536 --> 00:22:53,372 おとなしくしていろと 念を押されて…。 323 00:22:53,372 --> 00:22:57,710 んっ? どうか 私も連れていってください。 324 00:22:57,710 --> 00:22:59,712 ヴォルフ様の元へ。 325 00:22:59,712 --> 00:23:01,814 これは驚いた。 326 00:23:01,814 --> 00:23:04,316 ずっと だんまり だった 君が。 327 00:23:04,316 --> 00:23:07,319 私が…。 328 00:23:07,319 --> 00:23:10,489 私が行かないといけないのです! 329 00:23:10,489 --> 00:23:12,491 んっ? 330 00:23:16,829 --> 00:23:19,498 キー! 痛い 痛い 痛い。 331 00:23:19,498 --> 00:23:22,334 やれやれ…。 332 00:23:22,334 --> 00:23:24,503 愛する相手を 追いかける者たちの➡ 333 00:23:24,503 --> 00:23:28,841 執念深さには へきえきとさせられるね。 334 00:23:28,841 --> 00:23:31,844 理性も常識も かなぐり捨て➡ 335 00:23:31,844 --> 00:23:35,347 人の迷惑など お構いなしだ。 336 00:23:35,347 --> 00:23:42,021 だが だからこそ 美しい物語の種になる。 337 00:23:42,021 --> 00:23:44,523 あっ…。 338 00:23:44,523 --> 00:23:48,527 では 行こうか お嬢さん。