1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (誠一郎)お前も呼ばれてたんだな。 2 00:00:04,004 --> 00:00:06,006 (ノルベルト)俺って 一応 王家の末端なんで➨ 3 00:00:06,006 --> 00:00:08,008 こういう場って 結構呼ばれるんスよ。 4 00:00:08,008 --> 00:00:11,511 《誠一郎:チャラ男なのに 妙に品が良いとは思ったが➨ 5 00:00:11,511 --> 00:00:13,514 まさかの王族…。 6 00:00:13,514 --> 00:00:16,850 なのに 家臣扱いの 不遇を受けているとか…》 7 00:00:16,850 --> 00:00:20,020 あ いや 王位継承権は ほぼ ゼロなんで➨ 8 00:00:20,020 --> 00:00:22,022 そんな構えないでほしいっスよ! 9 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 (カミル)セーイチロー? 10 00:00:24,024 --> 00:00:26,026 (カミル)やぁ 見違えたな。 11 00:00:26,026 --> 00:00:28,028 カルヴァダ宰相閣下。 12 00:00:47,047 --> 00:00:50,884 君のおかげで 遠征を かなり早める事が出来た。 13 00:00:50,884 --> 00:00:53,220 礼を言うよ。 いえ。 14 00:00:53,220 --> 00:00:56,056 実際に 実現に 尽力くださったのは➨ 15 00:00:56,056 --> 00:00:59,393 宰相閣下をはじめ 上の方々です。 16 00:00:59,393 --> 00:01:01,995 そういう事にしておこう。 17 00:01:01,995 --> 00:01:05,666 それはそうと 今日は随分 顔色が良いな。 18 00:01:05,666 --> 00:01:09,670 その服も よく似合っている。 ありがとうございます。 19 00:01:09,670 --> 00:01:12,673 職場の方が 全て用意してくれたんです。 20 00:01:12,673 --> 00:01:15,842 顔に関しましても 色々と…。 21 00:01:15,842 --> 00:01:17,844 女性の苦労を知りました。 22 00:01:17,844 --> 00:01:19,846 ハハハ。 23 00:01:19,846 --> 00:01:23,684 《誠一郎:強制参加で 連れてこられた面倒な会だが➨ 24 00:01:23,684 --> 00:01:27,354 この時間を 無駄にするつもりはない》 25 00:01:27,354 --> 00:01:29,856 あの カルヴァダ宰相。 26 00:01:29,856 --> 00:01:32,192 頼みたい事があるのですが…。 うん? 27 00:01:32,192 --> 00:01:36,029 (ゾルターン)おお これは カルヴァダ宰相! 28 00:01:36,029 --> 00:01:39,866 《誠一郎:紫は たしか 宮廷魔導課の色》 29 00:01:39,866 --> 00:01:41,868 ゾルターン長官! 30 00:01:41,868 --> 00:01:45,038 先日の召喚の儀は ご苦労だったな。 31 00:01:45,038 --> 00:01:47,708 (ゾルターン)いやいや まあ 確かに! 32 00:01:47,708 --> 00:01:50,711 我々 宮廷魔導課なくしては 成し得なかった➨ 33 00:01:50,711 --> 00:01:53,547 大規模な儀式ではありましたが。 34 00:01:53,547 --> 00:01:57,217 此度の浄化遠征にも 要請を受けましたからな! 35 00:01:57,217 --> 00:02:00,153 やはり 力任せな第三騎士団ではなく➨ 36 00:02:00,153 --> 00:02:05,325 確かな知識と理論を持った 我々 宮廷魔導課でなくては! 37 00:02:05,325 --> 00:02:09,329 《誠一郎:第三騎士団を ライバル視しているのか》 38 00:02:09,329 --> 00:02:11,832 君にも紹介しておこう。 39 00:02:11,832 --> 00:02:15,335 経理課副管理官の セーイチロー・コンドゥ。 40 00:02:15,335 --> 00:02:19,840 遠征の早期実現にも尽力した 優秀な人材だ。 41 00:02:19,840 --> 00:02:22,009 ああ 聖女の…。 42 00:02:22,009 --> 00:02:24,011 《誠一郎:手間が省けた。 43 00:02:24,011 --> 00:02:28,015 自尊心の強い貴族ともなれば 扱いも容易い…》 44 00:02:28,015 --> 00:02:30,851 ん? おお! 45 00:02:30,851 --> 00:02:33,353 しょ… 少々失礼! ん? 46 00:02:33,353 --> 00:02:37,190 何をしている! 宰相閣下に挨拶しろ! 47 00:02:37,190 --> 00:02:40,861 (イスト)だって十日ぶりに 研究室から出たから➨ 48 00:02:40,861 --> 00:02:43,063 お腹空いてるんですよ~。 49 00:02:45,032 --> 00:02:49,369 カルヴァダ宰相閣下と 経理課副管理官の コンドゥだ。 50 00:02:49,369 --> 00:02:51,371 経理課!? お金ください! 51 00:02:51,371 --> 00:02:53,373 嫌です。 52 00:02:53,373 --> 00:02:55,375 出会い頭に何を言っておるか! 53 00:02:55,375 --> 00:02:59,046 先ずは自己紹介をしろ! あ はい…。 54 00:02:59,046 --> 00:03:00,981 袖で拭くな! 55 00:03:00,981 --> 00:03:04,484 宮廷魔導課で 副管理官をやっている➨ 56 00:03:04,484 --> 00:03:06,486 イストといいます。 57 00:03:06,486 --> 00:03:09,823 えっと… コンドゥは経理課なんですよね。 58 00:03:09,823 --> 00:03:13,160 宮廷魔導課は いっぱい お金が必要なのに➨ 59 00:03:13,160 --> 00:03:16,163 あんまり予算をもらえなくて 貧乏なんです。 60 00:03:16,163 --> 00:03:18,832 だから お金… いたっ! 61 00:03:18,832 --> 00:03:21,835 《誠一郎:ゾルターンは 政治的長官。 62 00:03:21,835 --> 00:03:25,038 イストが実務中心の宮廷魔導士だな》 63 00:03:27,007 --> 00:03:29,009 いっててて…。 何もなしに➨ 64 00:03:29,009 --> 00:03:31,678 予算を 差し上げることはできません。 65 00:03:31,678 --> 00:03:36,349 ただし… 私のお願いを 聞いてくれるなら考えますが。 66 00:03:36,349 --> 00:03:38,351 どうします? 67 00:03:38,351 --> 00:03:40,353 うごぇっ! 68 00:03:40,353 --> 00:03:43,356 インドラーク騎士団長…。 69 00:03:43,356 --> 00:03:46,526 アレシュ様 苦しいです。 70 00:03:46,526 --> 00:03:48,862 ケホッ…。 71 00:03:48,862 --> 00:03:50,864 (優愛)アレシュさん! 72 00:03:50,864 --> 00:03:54,701 (優愛)ハァ ハァ…。 (どよめき) 73 00:03:54,701 --> 00:03:57,370 聖女様 貴女は殿下と一緒に➨ 74 00:03:57,370 --> 00:04:00,474 入場される ご予定だったと存じますが。 75 00:04:00,474 --> 00:04:03,477 あっ ご ごめんなさい カミルさん。 76 00:04:03,477 --> 00:04:05,979 一緒に入場するはずだった アレシュさんを➨ 77 00:04:05,979 --> 00:04:07,981 つい 追いかけちゃいました。 78 00:04:07,981 --> 00:04:09,983 まあ 良いでしょう。 79 00:04:09,983 --> 00:04:13,153 騒ぎにならないうちに お戻りください。 80 00:04:13,153 --> 00:04:16,823 ごめんなさい。 アレシュさん 戻りましょう。 81 00:04:16,823 --> 00:04:19,826 (アレシュ)この会の主役は 聖女と王族だ。 82 00:04:19,826 --> 00:04:21,828 (アレシュ)私は必要なかろう。 83 00:04:21,828 --> 00:04:23,830 えぇ…? 84 00:04:23,830 --> 00:04:25,832 聖女様 参りましょう。 85 00:04:25,832 --> 00:04:28,335 なんだ その顔は。 86 00:04:28,335 --> 00:04:30,670 質問の意味が わかりません。 87 00:04:30,670 --> 00:04:33,507 顔は顔だ。 あと衣装。 88 00:04:33,507 --> 00:04:35,509 どこで用意した? 89 00:04:35,509 --> 00:04:37,677 同じ部署の者が 貸してくれたんです。 90 00:04:37,677 --> 00:04:43,016 顔は その家のメイドさんたちに 色々 塗りたくられました。 91 00:04:43,016 --> 00:04:45,519 (誠一郎)魔素が少ない 化粧品なので問題ないですよ。 92 00:04:47,521 --> 00:04:49,523 うぐっ…。 93 00:04:49,523 --> 00:04:53,026 急になんですか! 落ち着かない髪型にしてくるな! 94 00:04:53,026 --> 00:04:56,196 (誠一郎)せっかく綺麗に セットしてくれたのに! 95 00:04:56,196 --> 00:04:58,899 《誠一郎:もういいや 離れておこう…》 96 00:05:02,135 --> 00:05:04,137 ん~? 97 00:05:04,137 --> 00:05:06,973 《誠一郎:王が入場し➨ 98 00:05:06,973 --> 00:05:09,476 魔の森の瘴気被害を憂い➨ 99 00:05:09,476 --> 00:05:12,979 聖女召喚の儀の 神聖さを説いた。 100 00:05:12,979 --> 00:05:17,150 それから 聖女が 第一王子に エスコートされて入場。 101 00:05:17,150 --> 00:05:19,152 たどたどしいながらも➨ 102 00:05:19,152 --> 00:05:21,822 この国のみんなの為に 頑張りたいと述べていた》 103 00:05:21,822 --> 00:05:25,325 (ユーリウス)これより 遠征参加者を発表する。 104 00:05:25,325 --> 00:05:28,495 まず指揮官は この私が務める。 105 00:05:28,495 --> 00:05:30,997 《誠一郎:指揮官は第一王子か。 106 00:05:30,997 --> 00:05:34,167 色々と うるさい事になりそうだ…。 107 00:05:34,167 --> 00:05:38,338 ん? 予定していたよりも 人数が多くないか? 108 00:05:38,338 --> 00:05:41,174 これは予算を作り直さないと…》 109 00:05:41,174 --> 00:05:43,677 なんと! えっ…。 えっ? 110 00:05:43,677 --> 00:05:47,681 セーイチロー! 君まで参加する事になるとは。 111 00:05:47,681 --> 00:05:49,683 大丈夫なのか? 112 00:05:49,683 --> 00:05:52,185 私が浄化遠征に同行ですか? 113 00:05:52,185 --> 00:05:55,856 お前には無理だ! 俺から王に進言しておく。 114 00:05:55,856 --> 00:05:58,358 (ユーリウス)か弱い ユアが行くのに➨ 115 00:05:58,358 --> 00:06:01,628 いい歳をした男が逃げるのか。 116 00:06:01,628 --> 00:06:04,798 歳も性差も関係ありません。 117 00:06:04,798 --> 00:06:08,635 これは聖女と違い 魔素にすら耐性がないのです。 118 00:06:08,635 --> 00:06:12,138 (アレシュ)瘴気の濃い場所など 危険でしかありません。 119 00:06:12,138 --> 00:06:15,809 (ユーリウス)その危険な遠征を 推し進めた本人が➨ 120 00:06:15,809 --> 00:06:17,811 安全な場所で のうのうとしているのは➨ 121 00:06:17,811 --> 00:06:19,813 おかしいだろう。 122 00:06:19,813 --> 00:06:21,815 自ら 赴くべきだ。 123 00:06:21,815 --> 00:06:25,819 他の人間とでは 瘴気の森への 危険度が違いすぎます! 124 00:06:25,819 --> 00:06:28,154 王子 私も同意見です。 125 00:06:28,154 --> 00:06:31,825 彼が森に行く事は 自殺行為と変わりありません。 126 00:06:31,825 --> 00:06:34,160 《誠一郎:聞く耳持たずか。 127 00:06:34,160 --> 00:06:37,831 よほど遠征を急がせた俺が 気に入らないと見える》 128 00:06:37,831 --> 00:06:41,001 コンドゥも遠征に行くんです? 129 00:06:41,001 --> 00:06:43,670 《誠一郎:計画では 自分の遠征参加は➨ 130 00:06:43,670 --> 00:06:45,672 含まれていなかった。 131 00:06:45,672 --> 00:06:48,341 だから こうして イストと 接触を図り➨ 132 00:06:48,341 --> 00:06:51,511 頼み事をする予定だったけど…》 133 00:06:51,511 --> 00:06:57,183 そうですね。 自分で直接見るのが一番早い。 134 00:06:57,183 --> 00:06:59,185 はい 行きます。 135 00:07:03,790 --> 00:07:06,126 《誠一郎:遠征の出発は三日後。 136 00:07:06,126 --> 00:07:08,128 予定では 往復六日。 137 00:07:08,128 --> 00:07:10,964 出発までの貴重な時間に➨ 138 00:07:10,964 --> 00:07:14,467 俺は ノルに 家に行きたいとお願いをした。 139 00:07:14,467 --> 00:07:19,306 晩餐会の時の 衣装と メイクの礼は勿論だが➨ 140 00:07:19,306 --> 00:07:21,641 俺には 他に目的があった。 141 00:07:21,641 --> 00:07:26,813 その為に ノルの実父ではなく 養父を選んだが➨ 142 00:07:26,813 --> 00:07:29,816 ノルは 嬉しそうに すぐ手配してくれたので➨ 143 00:07:29,816 --> 00:07:32,652 良い流れができたと思う。 144 00:07:32,652 --> 00:07:34,654 晩餐会以降は➨ 145 00:07:34,654 --> 00:07:38,825 仕事の引き継ぎや予算案の作成で かなり忙しかった。 146 00:07:38,825 --> 00:07:40,827 それもこれも…》 147 00:07:40,827 --> 00:07:44,998 ⸨アレシュ:セイイチロウ 行くぞ⸩ 148 00:07:44,998 --> 00:07:48,668 《誠一郎:昼休憩は 食堂へ強制連行。 149 00:07:48,668 --> 00:07:52,339 定時後はお迎えで現れる 騎士団長のせい。 150 00:07:52,339 --> 00:07:54,341 仕事を持ち帰っている事や➨ 151 00:07:54,341 --> 00:07:57,344 結界魔法で その都度 回復が可能ならばと➨ 152 00:07:57,344 --> 00:07:59,679 栄養剤を こっそり飲んでいることが➨ 153 00:07:59,679 --> 00:08:02,282 バレていないのは 大きな救いだ》 154 00:08:02,282 --> 00:08:05,952 セイさん 馬車で 片道一刻も かかるんスから➨ 155 00:08:05,952 --> 00:08:07,954 帰るのは明日にしましょう。 156 00:08:07,954 --> 00:08:11,124 明日? でも仕事が…。 157 00:08:11,124 --> 00:08:13,793 馬車出すのは ウチなんスよ。 158 00:08:13,793 --> 00:08:17,797 (誠一郎)わかった…。 (ノルベルト)やった~! 159 00:08:17,797 --> 00:08:21,301 《誠一郎:明日は どちらにせよ 遠征準備で休みだ。 160 00:08:21,301 --> 00:08:25,005 帰ったら 持ち帰っている仕事を まとめて片付けよう》 161 00:08:26,973 --> 00:08:29,142 どこに行っていた。 162 00:08:29,142 --> 00:08:31,811 私用で出かけておりました。 163 00:08:31,811 --> 00:08:35,315 私用? 遠征前にか。 164 00:08:35,315 --> 00:08:38,151 (アレシュ)お前の課の男と 出ていたらしいな。 165 00:08:38,151 --> 00:08:41,154 《誠一郎:知ってて聞いてくるか》 166 00:08:41,154 --> 00:08:44,324 (誠一郎)先日の晩餐会で 世話になりましたので➨ 167 00:08:44,324 --> 00:08:46,659 その御礼にと 彼の実家に…。 168 00:08:46,659 --> 00:08:49,996 では これはなんだ? 169 00:08:49,996 --> 00:08:53,333 脆弱な体で 危険地帯へ行くのに飽き足らず➨ 170 00:08:53,333 --> 00:08:56,836 休みもせずに仕事だと!? 171 00:08:56,836 --> 00:08:58,838 (2人)あっ。 172 00:08:58,838 --> 00:09:01,040 くっ…。 173 00:09:04,611 --> 00:09:06,613 まだ熱っぽいか。 174 00:09:06,613 --> 00:09:11,117 いえ… もう大丈夫なので 仕事に戻っていいですか? 175 00:09:11,117 --> 00:09:13,620 いいわけがないだろう。 176 00:09:13,620 --> 00:09:16,623 遠征前の準備は 万全にしたいのです。 177 00:09:16,623 --> 00:09:18,625 はぁ…。 万全を期すなら➨ 178 00:09:18,625 --> 00:09:21,127 先ずは自分の体調だろう。 179 00:09:21,127 --> 00:09:25,131 お前は 自分のひ弱さを もっと自覚しろ。 180 00:09:25,131 --> 00:09:27,133 《誠一郎:自覚はある。 181 00:09:27,133 --> 00:09:29,135 この人がいなければ➨ 182 00:09:29,135 --> 00:09:31,805 俺は息をしているだけで そのうち死ぬし➨ 183 00:09:31,805 --> 00:09:35,308 かすり傷ひとつでも 致命傷になってしまう。 184 00:09:35,308 --> 00:09:38,311 そして 彼との今の関係が➨ 185 00:09:38,311 --> 00:09:42,482 いくら異世界とはいえ おかしいって事も…》 186 00:09:42,482 --> 00:09:47,654 それに 第二 第三騎士団の 遠征費用のまとめなら作ってある。 187 00:09:47,654 --> 00:09:50,824 えっ? 何だ その顔は。 188 00:09:50,824 --> 00:09:52,826 今日は持ってないぞ。 189 00:09:52,826 --> 00:09:56,830 明日 渡してやるから 仕事は 明日以降にやれ。 190 00:09:56,830 --> 00:10:00,667 今日 来たのは 出発前に 結界を張り直すためだ。 191 00:10:00,667 --> 00:10:02,669 あ…。 192 00:10:02,669 --> 00:10:05,004 (アレシュ)お前から言ってくるのを 待っていたが➨ 193 00:10:05,004 --> 00:10:07,173 まさか 前々日に遠出をして➨ 194 00:10:07,173 --> 00:10:10,343 前日は 部屋にこもって 仕事をしているとはな。 195 00:10:10,343 --> 00:10:13,680 (誠一郎)それは… お手数をおかけして…。 196 00:10:13,680 --> 00:10:16,683 明日は このまま ここから出発するぞ。 197 00:10:16,683 --> 00:10:18,852 えっ? ご自宅に… お戻りには…。 198 00:10:18,852 --> 00:10:20,854 ならないな。 199 00:10:20,854 --> 00:10:24,557 《誠一郎:絶対に 仕事をさせないつもりだ》 200 00:10:26,693 --> 00:10:29,362 《誠一郎:自宅… か》 201 00:10:29,362 --> 00:10:32,866 インド… アレシュ様➨ 202 00:10:32,866 --> 00:10:34,868 ご兄弟は いらっしゃいますか? 203 00:10:34,868 --> 00:10:37,704 兄が二人 姉が一人だ。 204 00:10:37,704 --> 00:10:41,207 《誠一郎:この傍若無人な 美貌の騎士団長様は➨ 205 00:10:41,207 --> 00:10:44,711 末っ子ということか。 ぽいぽい》 206 00:10:44,711 --> 00:10:48,381 痛いです。 (アレシュ)この程度でか。 207 00:10:48,381 --> 00:10:51,384 ご実家には 皆さん いらっしゃるのですか? 208 00:10:51,384 --> 00:10:54,053 いや 姉は すでに嫁に行ったし➨ 209 00:10:54,053 --> 00:10:57,223 次兄も 外に屋敷を構えている。 210 00:10:57,223 --> 00:11:00,159 《誠一郎:長兄は 実家を継ぐとして➨ 211 00:11:00,159 --> 00:11:03,163 なぜ この人は 実家暮らしなんだろ》 212 00:11:03,163 --> 00:11:05,331 騎士宿舎に部屋はあるが➨ 213 00:11:05,331 --> 00:11:08,001 実家の方が王宮に近いし➨ 214 00:11:08,001 --> 00:11:11,170 面倒がないから ほぼ実家に住んでいる。 215 00:11:11,170 --> 00:11:13,173 《誠一郎:おぼっちゃまだし➨ 216 00:11:13,173 --> 00:11:16,509 集団行動には 向いてなさそうだな…》 217 00:11:16,509 --> 00:11:20,179 痛いです。 フン… お前は? 218 00:11:20,179 --> 00:11:22,849 私ひとりです。 219 00:11:22,849 --> 00:11:25,852 そんな感じだな。 220 00:11:25,852 --> 00:11:27,854 《誠一郎:現状を顧みると➨ 221 00:11:27,854 --> 00:11:30,690 兄弟がいた方が 良かったかもしれない。 222 00:11:30,690 --> 00:11:35,528 仕事に追われて 盆正月も ろくに帰らなかったけど➨ 223 00:11:35,528 --> 00:11:38,698 一人息子が消えた世界で いま➨ 224 00:11:38,698 --> 00:11:42,702 両親は何を思い 過ごしているのだろうか。 225 00:11:42,702 --> 00:11:46,539 できる事なら そのうち帰ってくるさと➨ 226 00:11:46,539 --> 00:11:49,542 気軽に構えていてほしい》 227 00:11:49,542 --> 00:11:52,045 (誠一郎)ひとり…。 228 00:11:52,045 --> 00:11:55,548 私 1人なんですよ。 229 00:11:55,548 --> 00:11:59,552 《誠一郎:もし このまま 元の世界に戻れなかったら➨ 230 00:11:59,552 --> 00:12:02,322 老後の面倒が見られなくなる。 231 00:12:02,322 --> 00:12:05,658 そうなったら 俺が残してきた財産を➨ 232 00:12:05,658 --> 00:12:09,495 滞りなく 受け取ってくれているといいな》 233 00:12:09,495 --> 00:12:18,004 (魔法の呪文詠唱) 234 00:12:18,004 --> 00:12:22,008 《誠一郎:何度聞いても 歌に聴こえてくる。 235 00:12:22,008 --> 00:12:24,344 子守歌みたいだ…》 236 00:12:24,344 --> 00:12:29,048 (魔法の呪文詠唱) 237 00:12:34,020 --> 00:12:37,523 俺が乗る馬車は…。 (アレシュ)セイイチロウ。 238 00:12:37,523 --> 00:12:39,525 お前は こっちだ。 239 00:12:39,525 --> 00:12:42,695 はい…? 240 00:12:42,695 --> 00:12:45,198 (オルジフ)あ… アレシュ? その オマケ…。 241 00:12:45,198 --> 00:12:48,201 文官を馬に乗せるつもりか? 242 00:12:48,201 --> 00:12:51,704 この男に魔素耐性がないのは もう知ってるだろ。 243 00:12:51,704 --> 00:12:54,707 常に 様子を見ておかないと 死ぬんだ。 244 00:12:54,707 --> 00:12:56,709 (アレシュ)俺が管理する。 245 00:12:56,709 --> 00:13:00,647 《誠一郎:昨日 念入りに 結界を張られた意味とは!? 246 00:13:00,647 --> 00:13:06,319 道中 宮廷魔導士たちと 話したいこともあるのに…》 247 00:13:06,319 --> 00:13:10,490 《オルジフ:こいつが着てる服って アレシュの家のじゃ!?》 248 00:13:10,490 --> 00:13:12,492 インドラーク騎士団長➨ 249 00:13:12,492 --> 00:13:15,161 私は 馬に乗ったことがありません。 250 00:13:15,161 --> 00:13:18,865 脆弱な体ゆえ 長時間の移動に 耐えられないかと…。 251 00:13:20,833 --> 00:13:22,835 《誠一郎:家名と 役職で呼んだ事で➨ 252 00:13:22,835 --> 00:13:25,338 不機嫌顔するのはやめてくれ》 253 00:13:25,338 --> 00:13:27,340 問題ない。 254 00:13:27,340 --> 00:13:29,676 それも含めて 回復をしながら進める。 255 00:13:29,676 --> 00:13:33,846 《誠一郎:つまり 結界と回復の 魔法を終始掛けながら➨ 256 00:13:33,846 --> 00:13:36,849 密着して 魔力も馴染ませるってことか。 257 00:13:36,849 --> 00:13:39,552 いや どうなんだ それ》 258 00:13:42,021 --> 00:13:44,023 しっかりつかまってろ。 259 00:13:44,023 --> 00:13:47,527 大の男2人が乗って 大丈夫なんですか? 260 00:13:47,527 --> 00:13:52,365 問題ない。 ダイアナは全身甲冑に 剣と盾を装備していても➨ 261 00:13:52,365 --> 00:13:54,701 どの馬より速く走れる。 262 00:13:54,701 --> 00:13:58,371 (誠一郎)これは 騎士団の事務の方が? 263 00:13:58,371 --> 00:14:01,474 (アレシュ)いや 俺が作った。 264 00:14:01,474 --> 00:14:03,810 えっ? なんだ その反応は。 265 00:14:03,810 --> 00:14:05,978 どこか不備でもあったのか? 266 00:14:05,978 --> 00:14:10,483 いえ… とても見やすくて 良い書類です。 267 00:14:10,483 --> 00:14:13,319 (誠一郎)この修理補完備品費用 というのは➨ 268 00:14:13,319 --> 00:14:15,321 何を指しますか? 269 00:14:15,321 --> 00:14:17,323 (アレシュ)ああ それは…。 270 00:14:17,323 --> 00:14:19,325 《誠一郎:これは 騎士団の経理について➨ 271 00:14:19,325 --> 00:14:21,327 色々と知れる チャンスかも。 272 00:14:21,327 --> 00:14:25,131 仕事が進みやすくなるのは ありがたいことだ》 273 00:14:31,170 --> 00:14:33,673 《誠一郎:やっと 1人の時間ができた。 274 00:14:33,673 --> 00:14:36,676 有効活用しないと。 275 00:14:36,676 --> 00:14:39,345 まずは イストさんと話を…》 276 00:14:39,345 --> 00:14:42,014 (優愛)近藤さん! 277 00:14:42,014 --> 00:14:45,351 《誠一郎:何事も 予定通りいくものではないな》 278 00:14:45,351 --> 00:14:48,521 (ノック) 279 00:14:48,521 --> 00:14:50,523 コンドゥ? 280 00:14:50,523 --> 00:14:52,525 少しお時間よろしいですか? 281 00:14:52,525 --> 00:14:56,696 コンドゥとは あんまり話すなって 長官から言われてるんですよ。 282 00:14:56,696 --> 00:15:00,299 《誠一郎:それは 本人に言っては ダメなやつでは》 283 00:15:00,299 --> 00:15:02,969 晩餐会で言った 宮廷魔導課が➨ 284 00:15:02,969 --> 00:15:06,806 お金を貰える 方法についてですが…》 285 00:15:06,806 --> 00:15:09,142 どうぞ どうぞ! 286 00:15:09,142 --> 00:15:12,979 《誠一郎:基本は素直で 欲望に忠実な性質のようだ。 287 00:15:12,979 --> 00:15:16,482 趣味が仕事になった人に このタイプは多い。 288 00:15:16,482 --> 00:15:18,484 求めるものが明白なら➨ 289 00:15:18,484 --> 00:15:20,653 仕事上 付き合いやすい相手だ。 290 00:15:20,653 --> 00:15:22,655 やりにくいのは…》 291 00:15:22,655 --> 00:15:24,657 ⸨あの…。 292 00:15:24,657 --> 00:15:27,860 明日の移動 私と交代してほしいんです…! 293 00:15:29,829 --> 00:15:31,831 《誠一郎:こういうのを 諫めるのも➨ 294 00:15:31,831 --> 00:15:34,834 護衛の役割じゃないのか? オイ!》 295 00:15:34,834 --> 00:15:37,503 ダメ…ですか? 296 00:15:37,503 --> 00:15:39,505 白石さんは➨ 297 00:15:39,505 --> 00:15:41,841 今回の遠征の意味が わかっていますか? 298 00:15:41,841 --> 00:15:44,343 えっ? もちろんです。 299 00:15:44,343 --> 00:15:46,846 瘴気の浄化の為 ですよね。 300 00:15:46,846 --> 00:15:48,848 そうですね。 301 00:15:48,848 --> 00:15:50,850 そして 貴女は その瘴気を➨ 302 00:15:50,850 --> 00:15:54,187 唯一 浄化できる 大事な聖女様です。 303 00:15:54,187 --> 00:15:57,023 だからこそ 貴女は 王族と同じ馬車で➨ 304 00:15:57,023 --> 00:15:59,859 護衛騎士も万事に備えています。 305 00:15:59,859 --> 00:16:02,295 そして 俺は➨ 306 00:16:02,295 --> 00:16:05,965 この世界で 最も瘴気被害を 受け易い人間です。 307 00:16:05,965 --> 00:16:10,636 えっと それって 魔素の耐性がないっていう…。 308 00:16:10,636 --> 00:16:12,638 そうです。 309 00:16:12,638 --> 00:16:14,640 俺達のいた世界で言うならば➨ 310 00:16:14,640 --> 00:16:17,476 俺は 外の空気を吸っているだけで 弱るんです。 311 00:16:17,476 --> 00:16:19,645 そんななか 普通の人間でも➨ 312 00:16:19,645 --> 00:16:23,649 病気になるような ガスが 充満した場所に行くんです。 313 00:16:23,649 --> 00:16:25,985 確実に死にます。 314 00:16:25,985 --> 00:16:27,987 え… そんな…。 315 00:16:27,987 --> 00:16:31,324 (誠一郎)いえ 死にますね。 100パーセント。 316 00:16:31,324 --> 00:16:36,329 現に 俺は この世界に来て すでに 2回 死にかけました。 317 00:16:36,329 --> 00:16:39,332 貴女は 軽い気持ちで 言っているのでしょうが➨ 318 00:16:39,332 --> 00:16:42,335 貴女を守る周囲の仕事を増やし➨ 319 00:16:42,335 --> 00:16:46,339 更に 俺が死ぬかもしれない事を 要望しているんですよ。 320 00:16:46,339 --> 00:16:51,677 そんな… 私 そんなつもりじゃ…。 (誠一郎)白石さん。 321 00:16:51,677 --> 00:16:54,680 そろそろ ちゃんと考えましょう。 322 00:16:54,680 --> 00:16:57,516 いつまでも 言われるがままにしていて➨ 323 00:16:57,516 --> 00:17:01,454 穏やかな日々が続く 世界では ないんですから⸩ 324 00:17:01,454 --> 00:17:05,791 《誠一郎:この子の輝かしい 聖女としての行く末を➨ 325 00:17:05,791 --> 00:17:10,296 俺は潰す予定なのだから》 326 00:17:10,296 --> 00:17:13,132 聖女に何か言ったらしいな。 327 00:17:13,132 --> 00:17:16,302 どこからの情報で? 328 00:17:16,302 --> 00:17:18,304 聖女の護衛からだ。 329 00:17:18,304 --> 00:17:22,475 殿下に漏らさぬよう 口止めをしておいた。 330 00:17:22,475 --> 00:17:24,644 それは ありがたいです。 331 00:17:24,644 --> 00:17:28,981 《誠一郎:夕食会の彼女は 見るからに元気がなかった。 332 00:17:28,981 --> 00:17:31,817 原因は十中八九 俺だろう。 333 00:17:31,817 --> 00:17:35,488 それでも 部屋に閉じこもらず 出てきたという事は➨ 334 00:17:35,488 --> 00:17:38,658 少しは 俺が言ったことを 考えてくれたのか。 335 00:17:38,658 --> 00:17:41,827 領主の屋敷に お世話になっておきながら➨ 336 00:17:41,827 --> 00:17:44,830 その夕食会に 聖女が不参加となると➨ 337 00:17:44,830 --> 00:17:49,168 領主の顔に 泥を塗る事になる。 338 00:17:49,168 --> 00:17:51,671 第一王子は さすがのもので➨ 339 00:17:51,671 --> 00:17:54,173 旅の疲れが出ていると フォローしながら➨ 340 00:17:54,173 --> 00:17:56,342 領主に礼を言っていた。 341 00:17:56,342 --> 00:17:59,345 聖女第一の 色ボケだと思っていたが➨ 342 00:17:59,345 --> 00:18:02,782 見識を改めねば》 343 00:18:02,782 --> 00:18:07,119 お前は 聖女に 興味がないのだと思っていた。 344 00:18:07,119 --> 00:18:10,456 興味がないわけ ないじゃないですか。 345 00:18:10,456 --> 00:18:13,125 そうか。 346 00:18:13,125 --> 00:18:15,628 アレシュ様。 347 00:18:15,628 --> 00:18:19,632 そろそろ ご自分のお部屋に 戻られてはいかがですか? 348 00:18:19,632 --> 00:18:22,635 お前が仕事をやめて ベッドに入ったら戻る。 349 00:18:22,635 --> 00:18:24,637 戻らないつもりですか? 350 00:18:24,637 --> 00:18:26,639 寝ないつもりか。 351 00:18:28,641 --> 00:18:31,644 夕食の前 どこに行っていた。 352 00:18:31,644 --> 00:18:36,482 文官の人達から 聞き取り調査の 報告を受けていました。 353 00:18:36,482 --> 00:18:38,484 (アレシュ)その前だ。 354 00:18:38,484 --> 00:18:42,488 仕事のことで ちょっと質問をしに 行っていました。 355 00:18:42,488 --> 00:18:44,490 誰のところへ。 356 00:18:44,490 --> 00:18:47,660 《誠一郎:イストさんの部屋に 入ったところを見られたか。 357 00:18:47,660 --> 00:18:50,663 アレシュ様から 第三騎士団に広まって➨ 358 00:18:50,663 --> 00:18:53,100 余計な茶々を 入れられるのは困る》 359 00:18:53,100 --> 00:18:56,002 見られていたのなら➨ 360 00:18:56,002 --> 00:18:58,170 声をかけてくだされば よかったのに。 361 00:18:58,170 --> 00:19:00,106 お前は仕事が絡むと➨ 362 00:19:00,106 --> 00:19:03,509 俺を平気で無視したり 後回しにしたりするだろう。 363 00:19:05,444 --> 00:19:08,614 《誠一郎:命の恩人に対して そんな無礼な…。 364 00:19:08,614 --> 00:19:12,952 と思ったが うん したな。 申し訳ない》 365 00:19:12,952 --> 00:19:15,454 まさか そんな…。 366 00:19:20,626 --> 00:19:23,462 《誠一郎:部屋には 戻らないってことか。 367 00:19:23,462 --> 00:19:26,799 まあ それで この件を うやむやにできるなら➨ 368 00:19:26,799 --> 00:19:29,301 安いものか》 369 00:19:34,140 --> 00:19:36,142 《誠一郎:そして 遠征三日目➨ 370 00:19:36,142 --> 00:19:38,477 いよいよ 魔の森が迫ってきた》 371 00:19:38,477 --> 00:19:40,646 (優愛)キャッ! (ユーリウス)ユア! 372 00:19:40,646 --> 00:19:44,150 大丈夫だ。 少し隊列が乱れただけだ。 373 00:19:44,150 --> 00:19:47,820 でも 何か… 動物の声がしませんか? 374 00:19:47,820 --> 00:19:49,989 大丈夫ですよ 聖女様。 375 00:19:49,989 --> 00:19:54,827 瘴気の元が近いので 獣が凶暴化しているのでしょう。 376 00:19:54,827 --> 00:19:57,496 我が第二騎士団の精鋭に加え➨ 377 00:19:57,496 --> 00:19:59,999 第三騎士団もついています。 378 00:19:59,999 --> 00:20:03,669 そこらの獣に 遅れをとることはありません。 379 00:20:03,669 --> 00:20:06,672 凶暴化した獣…!? 380 00:20:06,672 --> 00:20:09,842 (優愛)大丈夫ですか? あの 私…。 381 00:20:09,842 --> 00:20:12,178 回復魔法も使えるから…。 382 00:20:12,178 --> 00:20:16,182 危険なので 聖女様は お出にならないで下さい。 383 00:20:16,182 --> 00:20:19,852 安心しろ。 医局の者たちもいる。 384 00:20:19,852 --> 00:20:22,855 ユアは浄化のことだけを 考えていればいい。 385 00:20:24,857 --> 00:20:27,526 《優愛:瘴気のことは 聞かされてきたけど➨ 386 00:20:27,526 --> 00:20:29,862 この世界に来てから今まで➨ 387 00:20:29,862 --> 00:20:32,364 平和で みんな優しくて➨ 388 00:20:32,364 --> 00:20:35,201 危険なんて存在しなかった。 389 00:20:35,201 --> 00:20:39,038 みんなに守られて 穏やかに過ごしてきたけど➨ 390 00:20:39,038 --> 00:20:41,707 近藤さんは…?》 391 00:20:41,707 --> 00:20:44,376 ⸨確実に死にます。 392 00:20:44,376 --> 00:20:48,547 現に 俺は この世界に来て すでに 2回 死にかけました。 393 00:20:48,547 --> 00:20:51,550 いつまでも 周囲に 言われるがままにしていて➨ 394 00:20:51,550 --> 00:20:55,554 穏やかな日々が続く 世界ではないんですから⸩ 395 00:20:55,554 --> 00:20:57,556 《優愛:近藤さん!》 396 00:20:57,556 --> 00:21:00,659 (咆哮) 397 00:21:00,659 --> 00:21:03,562 (魔法の呪文詠唱) 398 00:21:05,498 --> 00:21:07,500 てや~! 399 00:21:18,344 --> 00:21:20,346 片付いたか。 400 00:21:20,346 --> 00:21:23,682 ふだんは 武器を持った人間には 襲いかからないし➨ 401 00:21:23,682 --> 00:21:26,519 弱っているな。 だな。 402 00:21:26,519 --> 00:21:29,688 (ユーリウス)魔の森の入り口だ。 403 00:21:29,688 --> 00:21:31,690 ここから先は徒歩で移動する。 404 00:21:31,690 --> 00:21:34,527 文官は ここで待機せよ! 405 00:21:34,527 --> 00:21:36,529 お前もここに残れ。 406 00:21:36,529 --> 00:21:39,532 (ユーリウス)待て。 そいつは連れていく。 407 00:21:39,532 --> 00:21:41,534 《誠一郎:何がなんでも➨ 408 00:21:41,534 --> 00:21:43,702 俺を危険な目に 遭わせたいらしいな》 409 00:21:43,702 --> 00:21:47,206 殿下。 お言葉ですが この先 文官は➨ 410 00:21:47,206 --> 00:21:50,376 足手まとい以外の 何者でもありません。 411 00:21:50,376 --> 00:21:52,378 《誠一郎:ここに残ったとしても➨ 412 00:21:52,378 --> 00:21:54,380 彼に個人的に依頼はしたから➨ 413 00:21:54,380 --> 00:21:56,882 大丈夫だとは思うが…》 414 00:21:59,552 --> 00:22:03,489 イストさん。 頼んだ事 ちゃんと覚えてますか? 415 00:22:03,489 --> 00:22:06,992 ん~ 何でしたっけ? 416 00:22:08,994 --> 00:22:10,996 (誠一郎)私も行きます。