1 00:00:02,002 --> 00:00:04,505 (優愛)近藤さ~ん! 2 00:00:04,505 --> 00:00:10,177 (誠一郎)白石さん。 三度にわたる 浄化遠征 お疲れさまでした。 3 00:00:10,177 --> 00:00:12,179 ありがとうございます。 4 00:00:12,179 --> 00:00:15,849 (シーグヴォルド)聖女様 このたびの瘴気浄化➨ 5 00:00:15,849 --> 00:00:18,018 ありがとうございました。 6 00:00:18,018 --> 00:00:20,687 重ねて お礼申し上げます。 7 00:00:20,687 --> 00:00:24,524 ハァ…。 あ… 白石さん➨ 8 00:00:24,524 --> 00:00:27,027 遠征の話を聞かせてください。 9 00:00:27,027 --> 00:00:29,196 それなら お昼行きませんか? 10 00:00:29,196 --> 00:00:32,199 私も学習塾の話したいですし➨ 11 00:00:32,199 --> 00:00:36,036 シーグヴォルドさんもよかったら。 (シーグヴォルド)そうですね。 12 00:00:36,036 --> 00:00:39,539 使徒殿の食事も 監視しなければいけませんし。 13 00:00:39,539 --> 00:00:42,709 その 使徒は 勘弁してもらえませんかね。 14 00:00:42,709 --> 00:00:45,045 私は 近藤誠一郎です。 15 00:00:45,045 --> 00:00:49,383 使徒殿は使徒殿ですが…。 周りの目もあるので。 16 00:00:49,383 --> 00:00:53,053 しかたありません 譲歩しましょう。 17 00:00:53,053 --> 00:00:56,890 セイイチロウ殿。 はい 司祭殿。 18 00:00:56,890 --> 00:01:01,662 こちらが譲歩したのです 私のことも名で呼んでください。 19 00:01:01,662 --> 00:01:05,566 (誠一郎)わかりました シーグヴォルド様。 20 00:02:48,035 --> 00:02:51,371 (優愛) とってもきれいな場所ですね! 21 00:02:51,371 --> 00:02:55,375 (シーグヴォルド)先々代の聖女様が おつくりになった花苑です。 22 00:02:55,375 --> 00:02:59,046 (優愛)こんなところがあったんだ。 (セリオ)お前は食べないんだよな? 23 00:02:59,046 --> 00:03:01,148 (誠一郎)はい。 (優愛)近藤さんは➨ 24 00:03:01,148 --> 00:03:04,651 選んで食べないと 中毒になっちゃいますもんね。 25 00:03:04,651 --> 00:03:06,987 (セリオ)えっ? セイイチロウ殿は➨ 26 00:03:06,987 --> 00:03:09,322 魔素に対する耐性がない。 27 00:03:09,322 --> 00:03:13,160 だから 食事や生活に 気を遣わなくてはならないんだ。 28 00:03:13,160 --> 00:03:16,329 魔素は過剰摂取しないかぎりは 力になるし➨ 29 00:03:16,329 --> 00:03:18,832 空気と同じで あちこちにあるじゃないか。 30 00:03:18,832 --> 00:03:22,169 (シーグヴォルド)こことは違う 異世界から来られたのだ。 31 00:03:22,169 --> 00:03:27,174 食べ物も空気も違うだろう。 (セリオ)せ 聖女様は…。 32 00:03:27,174 --> 00:03:31,344 私は加護? があるので 大丈夫みたいです。 33 00:03:31,344 --> 00:03:34,181 セイイチロウ殿は試練を課せられ➨ 34 00:03:34,181 --> 00:03:37,517 この国のために 働いてくださっている。 35 00:03:37,517 --> 00:03:40,854 よく考えて接しなさい。 《誠一郎:変なイメージを➨ 36 00:03:40,854 --> 00:03:43,023 布教しないでほしい》 37 00:03:43,023 --> 00:03:46,193 セリオさん 気にしないでください。 あ…。 38 00:03:46,193 --> 00:03:48,528 耐性は少しずつ ついていますし➨ 39 00:03:48,528 --> 00:03:51,531 よっぽど過剰に 摂取しないかぎりは死にません。 40 00:03:51,531 --> 00:03:55,202 死ぬことがあるのか!? 41 00:03:55,202 --> 00:03:59,539 (誠一郎)白石さん 浄化遠征のことなんですけど。 42 00:03:59,539 --> 00:04:03,477 はい。 1回目と2回目の浄化では➨ 43 00:04:03,477 --> 00:04:05,812 変化がなかったんですけど➨ 44 00:04:05,812 --> 00:04:09,149 瘴気が消えたとき 光が降り注いで➨ 45 00:04:09,149 --> 00:04:11,985 木の一部に芽が生えました。 46 00:04:11,985 --> 00:04:17,157 芽吹き… 浄化完了の証しだそうです。 47 00:04:17,157 --> 00:04:19,993 (誠一郎) 魔導士による魔素の測定値も➨ 48 00:04:19,993 --> 00:04:22,162 標準以下になったと聞きました。 49 00:04:22,162 --> 00:04:25,165 (優愛) でも 周辺の確認をしていたら➨ 50 00:04:25,165 --> 00:04:29,002 ネーポリクっていう 獣の足跡が見つかって。 51 00:04:29,002 --> 00:04:32,172 早めに片づけようって アレシュさんが。 52 00:04:32,172 --> 00:04:36,343 《誠一郎:魔の森まで 王都から片道3日。 53 00:04:36,343 --> 00:04:39,513 戻らず留まったほうが 効率がいい。 54 00:04:39,513 --> 00:04:43,116 俺でもそうする。 でも…》 55 00:04:47,521 --> 00:04:52,025 (ヴァルトム) コンドゥ様 アレシュ様からの手紙です。 56 00:04:52,025 --> 00:04:55,862 (アレシュの声)「こちらは ネーポリクの縄張りが広いために➨ 57 00:04:55,862 --> 00:04:59,199 調査に少し時間がかかっている。 58 00:04:59,199 --> 00:05:05,705 お前は何も心配せず 自分の体の ことだけを考えておくように」。 59 00:05:08,642 --> 00:05:12,145 《賢く優秀で 冷たい美貌と物言いで➨ 60 00:05:12,145 --> 00:05:16,483 外では大人に見えるが 家では意外と子どもっぽくて➨ 61 00:05:16,483 --> 00:05:18,652 構わないと すぐすねるし➨ 62 00:05:18,652 --> 00:05:23,323 ヴァルトムさんに小言を言われては バツの悪そうな顔をする。 63 00:05:23,323 --> 00:05:27,827 面倒な仕事があると 行きたくない 気持ちを抑えるためか➨ 64 00:05:27,827 --> 00:05:30,163 くっつくのが増えるし。 65 00:05:30,163 --> 00:05:34,167 だから 今回の突然の討伐は➨ 66 00:05:34,167 --> 00:05:38,071 俺に褒められたいから…》 67 00:05:40,173 --> 00:05:44,344 (アレシュの声)「離れて想うは 暹うことのなかった昔が➨ 68 00:05:44,344 --> 00:05:47,013 疑問でならない」。 69 00:05:47,013 --> 00:05:52,018 《離れてみて 改めて お前に暹う前は➨ 70 00:05:52,018 --> 00:05:55,822 どんな気持ちで過ごしていたか 不思議でならない…》 71 00:06:00,794 --> 00:06:06,633 (シグマ)にいちゃん 久しぶりだな。 シグマくん 変わりはない? 72 00:06:06,633 --> 00:06:08,802 あ… それがさ➨ 73 00:06:08,802 --> 00:06:12,639 親方が手を怪我しちまって 今は修行に行けてないんだ。 74 00:06:12,639 --> 00:06:15,809 新しいところは 探してくれてはいるんだけど➨ 75 00:06:15,809 --> 00:06:20,313 俺 ガキだから どうしても 後回しになってるっつうか。 76 00:06:20,313 --> 00:06:22,983 じゃあ ちょうどよかったか。 77 00:06:22,983 --> 00:06:27,320 この間作ってもらった計算機 また作ってほしいんだけど。 78 00:06:27,320 --> 00:06:30,490 本当!? にいちゃん金払いもいいし やったぜ! 79 00:06:30,490 --> 00:06:32,659 数は? (誠一郎)30個。 80 00:06:32,659 --> 00:06:35,328 30!? あと シグマくん➨ 81 00:06:35,328 --> 00:06:38,031 君 塾に通う気はない? 82 00:06:40,667 --> 00:06:43,336 (イスト)あ~ コンドゥだ~。 83 00:06:43,336 --> 00:06:46,673 (イスト)あれ? なんか違う。 違う? 84 00:06:46,673 --> 00:06:50,176 ん~ 魔力がいつもと違う。 85 00:06:50,176 --> 00:06:53,513 あっ そっか 今 第三いないんだっけ。 86 00:06:53,513 --> 00:06:56,850 そうだ コンドゥ 御神体 持ってきてくれた? 87 00:06:56,850 --> 00:06:58,852 そういうのは忘れないんですね。 88 00:06:58,852 --> 00:07:02,789 ついでに 無理だって言ったことも 覚えてくれていると助かります。 89 00:07:02,789 --> 00:07:04,791 なんで そんなに 欲しがるんですか? 90 00:07:04,791 --> 00:07:09,129 え~ だってアレ 魔力 すっごい溜まってるんだもん。 91 00:07:09,129 --> 00:07:11,965 アレさえあれば 実験し放題だよ。 92 00:07:11,965 --> 00:07:15,635 魔力が溜まる? 93 00:07:15,635 --> 00:07:18,638 《それって 魔道具なんじゃないのか?》 94 00:07:18,638 --> 00:07:22,309 (誠一郎)イストさんは 御神体を 見たことがあるんですか? 95 00:07:22,309 --> 00:07:26,313 あるよ。 6歳の洗礼で お祈りするしね。 96 00:07:26,313 --> 00:07:29,149 それに僕 魔力多いから。 97 00:07:29,149 --> 00:07:34,321 《誠一郎:宰相の話だと 魔力を減らす鍛練… だったか。 98 00:07:34,321 --> 00:07:37,324 そして 魔力を溜める御神体。 99 00:07:37,324 --> 00:07:40,493 溜められた魔力は どこにいってるんだ? 100 00:07:40,493 --> 00:07:44,297 この違和感 どこから調べていくべきか》 101 00:07:46,833 --> 00:07:50,503 (ノルベルト)セイさん 魔導課の用事 終わったっスか? 102 00:07:50,503 --> 00:07:55,508 ノル ちょうどよかった 聞きたいことが…。 (マコフスカー)コンドゥ。 103 00:07:55,508 --> 00:07:58,178 (誠一郎)殿下。 (ユーリウス)あ…。 104 00:07:58,178 --> 00:08:00,280 (ノルベルト)あ…。 105 00:08:00,280 --> 00:08:03,616 聞きたいことがある ついて来い。 106 00:08:03,616 --> 00:08:07,787 じゃあ 俺は先に戻ってます。 構わん お前も一緒に来い。 107 00:08:07,787 --> 00:08:10,623 えっ。 108 00:08:10,623 --> 00:08:15,795 貴様 先日ユアと 親しく話してたそうだな。 109 00:08:15,795 --> 00:08:19,632 はい。 聖女様の お仕事の話をしておりました。 110 00:08:19,632 --> 00:08:21,968 詳しく話せ! 111 00:08:21,968 --> 00:08:25,805 では こちらの資料を ご覧ください。 うむ! 112 00:08:25,805 --> 00:08:28,808 (マコフスカー)救済院の子どもたちと➨ 113 00:08:28,808 --> 00:08:32,979 市井の貧しい子どもたちのための 私塾…。 114 00:08:32,979 --> 00:08:36,316 それ 本当に聖女様が 考えたんスか? 115 00:08:36,316 --> 00:08:38,318 なんか 隙のなさそうな 理詰めの感じ➨ 116 00:08:38,318 --> 00:08:40,653 セイさんが考え…。 117 00:08:40,653 --> 00:08:44,157 さすがユアだ! なんとすばらしい案だ! 118 00:08:44,157 --> 00:08:47,494 しかし なぜ私に言わずに…。 119 00:08:47,494 --> 00:08:52,332 殿下へは企画が決まってから お話しする予定だったのでしょう。 120 00:08:52,332 --> 00:08:55,168 ですが 聡明な殿下が 先に気づき➨ 121 00:08:55,168 --> 00:08:59,005 聖女様の希望を叶える形で 支援を申し出れば…。 122 00:08:59,005 --> 00:09:00,940 《誠一郎:俺も同じことを 考えていた》 123 00:09:00,940 --> 00:09:03,276 そうか そうだな! 124 00:09:03,276 --> 00:09:05,278 いや 俺も同じことを 考えていた。 125 00:09:05,278 --> 00:09:07,280 ユアと俺は気が合うな! 126 00:09:07,280 --> 00:09:10,116 《誠一郎:興奮して 一人称が俺になっている》 127 00:09:10,116 --> 00:09:14,287 そうですね。 あと支援は 国庫からではなく➨ 128 00:09:14,287 --> 00:09:18,124 殿下の私財から申し出れば 更に 殿下個人の考えであることが➨ 129 00:09:18,124 --> 00:09:21,294 強調され 頼もしいと思われますよ。 130 00:09:21,294 --> 00:09:23,630 私の世界ではそうでした。 131 00:09:23,630 --> 00:09:27,467 おお そうか! いや俺も そうしようと思っていた! 132 00:09:27,467 --> 00:09:29,569 (ユーリウス)早速 ユアに話してこよう。 133 00:09:36,976 --> 00:09:41,981 セイさん 殿下の私財で 計画を進めるつもりスか? 134 00:09:41,981 --> 00:09:44,984 今は国の予算に余裕はないんだ。 135 00:09:44,984 --> 00:09:49,489 それに 俺の故郷が自己犠牲を 美徳とするのは本当だぞ。 136 00:09:49,489 --> 00:09:55,161 うぇ~っ!? だからセイさんみたいな 仕事中毒人間が育つんスね。 137 00:09:55,161 --> 00:09:57,330 あっ? ひぃっ! 138 00:09:57,330 --> 00:10:00,500 (マコフスカー)コンドゥ 経理課の面々で 食べるといい。 139 00:10:00,500 --> 00:10:02,502 殿下はご存じなのですか? 140 00:10:02,502 --> 00:10:05,505 殿下のご指示だ。 へぇ~。 141 00:10:05,505 --> 00:10:08,174 お前 信じていないな? 142 00:10:08,174 --> 00:10:12,679 殿下は 聖女様への憧れが 強い傾向にあるが➨ 143 00:10:12,679 --> 00:10:16,516 立派な第一王位継承者で あらせられる。 144 00:10:16,516 --> 00:10:21,187 《誠一郎:そのユーリウスと妾腹で 養子に出されたノルは➨ 145 00:10:21,187 --> 00:10:25,859 同じ現王の子であり 2人は実の兄弟だ》 146 00:10:25,859 --> 00:10:29,028 おっ。 殿下からの下賜っスか? 147 00:10:29,028 --> 00:10:33,199 これ 子どもの頃 好きだったんスよね。 へぇ。 148 00:10:33,199 --> 00:10:37,704 《誠一郎:弟の好みを 知っているのか》 149 00:10:37,704 --> 00:10:40,707 (ノルベルト)そういえば 俺に聞きたいことって…。 150 00:10:40,707 --> 00:10:44,878 (誠一郎)ああ ノルは 御神体を 見たことがあるんだよな? 151 00:10:44,878 --> 00:10:48,047 ⸨ノルベルト:御神体? あるっスよ。 152 00:10:48,047 --> 00:10:50,717 あの魔鉱石が入った像でしょ? 153 00:10:50,717 --> 00:10:52,886 (誠一郎)それって魔力を…。 154 00:10:52,886 --> 00:10:56,723 (ノルベルト)吸収するやつっスよね? (誠一郎)それは周知なのか? 155 00:10:56,723 --> 00:11:00,827 (ノルベルト)王室の人間と 教会の 司教までが知ってることっス。 156 00:11:00,827 --> 00:11:03,997 本当は秘密だけど セイさんならいいっしょ。 157 00:11:03,997 --> 00:11:06,499 (誠一郎)国家機密じゃないか⸩ 158 00:11:06,499 --> 00:11:10,503 《どうりで 人によって 言ってることが違うわけだ》 159 00:11:10,503 --> 00:11:13,840 ⸨吸収された魔力は どうなるんだ? 160 00:11:13,840 --> 00:11:18,511 魔獣から王都を守る防御結界を 張るために使われるっス。 161 00:11:18,511 --> 00:11:21,181 この王都の結界は ちょっと特殊で➨ 162 00:11:21,181 --> 00:11:25,852 他国からの魔法攻撃なんかも 跳ね返せる特別製なんス⸩ 163 00:11:25,852 --> 00:11:31,191 《まさか宰相だけでなく アレシュ様も 知らないとは思わなかった。 164 00:11:31,191 --> 00:11:36,529 王都の結界は 常に魔力補給を 維持する必要がある》 165 00:11:36,529 --> 00:11:39,699 ⸨そこで 教会の出番っスよ⸩ 166 00:11:39,699 --> 00:11:43,536 《国民たちの祈りを 魔力奉納させるための➨ 167 00:11:43,536 --> 00:11:47,340 特殊な魔道具が 御神体には 組み込まれている》 168 00:11:50,710 --> 00:11:55,381 (誠一郎)やっぱりだ 不自然な増額がある。 169 00:11:55,381 --> 00:11:58,051 《わかったことは3つ。 170 00:11:58,051 --> 00:12:03,323 1つ 国民の祈りの魔力は 教会の御神体に保存できる。 171 00:12:03,323 --> 00:12:08,328 2つ 王都の防御結界は その魔力が使われる。 172 00:12:08,328 --> 00:12:12,665 3つ 王国は教会への 魔力提供分も含めて➨ 173 00:12:12,665 --> 00:12:15,168 支援金を出している。 174 00:12:15,168 --> 00:12:20,673 更に言えば 聖女召喚にも この魔力の一部が使われたらしい。 175 00:12:20,673 --> 00:12:27,180 しかし その使用量については 具体的な数値の記録がない。 176 00:12:27,180 --> 00:12:32,018 秘匿とはいえ エネルギー資源として認識され➨ 177 00:12:32,018 --> 00:12:37,023 金銭が発生している以上は 詳細な情報が必要だ》 178 00:12:43,863 --> 00:12:47,200 セイイチロウ殿 体調が すぐれないようですが➨ 179 00:12:47,200 --> 00:12:49,535 大丈夫ですか? 180 00:12:49,535 --> 00:12:52,639 大丈夫です。 しかし 顔色が…。 181 00:12:58,878 --> 00:13:02,649 (優愛)あっ シーグヴォルドさん と 近藤さんも。 182 00:13:02,649 --> 00:13:08,321 おはようございます! (誠一郎)白石…あっ 聖女様と…。 183 00:13:08,321 --> 00:13:10,990 (2人)あっ! フンッ! 184 00:13:10,990 --> 00:13:13,493 (誠一郎)殿下? かしこまらなくてよい。 185 00:13:13,493 --> 00:13:16,996 この格好のときは ユーリと呼ぶことを許す。 186 00:13:18,998 --> 00:13:23,169 近藤さん ユーリ様が 学習塾の 支援をしてくれるんですって。 187 00:13:23,169 --> 00:13:26,005 ユーリ様も同じことを 考えてたみたいで➨ 188 00:13:26,005 --> 00:13:29,342 今日はお忍びで 救済院の見学に来てくれたの。 189 00:13:29,342 --> 00:13:32,679 《誠一郎:さすが 恋する男は 行動が早い》 190 00:13:32,679 --> 00:13:36,683 コンドウ! 貴様も来て 案内と説明をしろ。 191 00:13:36,683 --> 00:13:38,685 はいはい。 192 00:13:40,853 --> 00:13:43,856 大丈夫ですか? はい…。 193 00:13:48,695 --> 00:13:52,532 聖女様! (優愛)おはよう セリオくん。 194 00:13:52,532 --> 00:13:56,035 (セリオ)え… 誰? 195 00:13:56,035 --> 00:13:59,038 にいちゃん! よかった いてくれて。 196 00:13:59,038 --> 00:14:02,642 (誠一郎) シグマくん どうしてここに? 197 00:14:02,642 --> 00:14:04,977 (シグマ) 私塾の話を母ちゃんにしたら➨ 198 00:14:04,977 --> 00:14:09,816 お貴族様の気が変わらないうちに 急いで約束を取り付けてこいって。 199 00:14:09,816 --> 00:14:12,652 ちょうどよかった。 救済院の子たちと➨ 200 00:14:12,652 --> 00:14:16,989 市井の子 両方が揃った状態で スポンサーに説明できる。 201 00:14:16,989 --> 00:14:19,492 スポンサー? 202 00:14:19,492 --> 00:14:23,329 (誠一郎)出資者のことだ。 あちらの男性だよ。 203 00:14:23,329 --> 00:14:27,166 俺は貴族じゃないが 本当に身分が高い方だから➨ 204 00:14:27,166 --> 00:14:30,503 気をつけるように。 うぇ~。 205 00:14:30,503 --> 00:14:34,006 (セリオ)お前 その子どもと どういう関係? 206 00:14:34,006 --> 00:14:38,344 シグマくんは 私が下町の露店で 勧誘してきた子です。 207 00:14:38,344 --> 00:14:43,182 (誠一郎)賢くて 独創性と行動力が 大変すばらしいんです。 208 00:14:43,182 --> 00:14:46,018 (シグマ)ちょっ にいちゃん! ハハッ。 209 00:14:46,018 --> 00:14:48,855 言ったでしょう セリオ。 210 00:14:48,855 --> 00:14:53,693 使徒殿… セイイチロウ殿は こういう方なのです。 211 00:14:53,693 --> 00:14:57,530 (シーグヴォルド)お前も 周囲の言葉や 先入観に流されず➨ 212 00:14:57,530 --> 00:15:00,800 自分の目で見て考えなさい。 213 00:15:00,800 --> 00:15:04,103 自分の目で…。 214 00:15:06,472 --> 00:15:09,308 ん? 来ちゃった。 215 00:15:09,308 --> 00:15:12,645 イストさん? 何をしに来たんですか? 216 00:15:12,645 --> 00:15:17,316 え~ コンドゥが昨日来て いろいろ資料見ていったから➨ 217 00:15:17,316 --> 00:15:22,155 御神体 見に行くんだろうなって思って。 218 00:15:22,155 --> 00:15:24,157 今日はもう お祈りはした? 219 00:15:24,157 --> 00:15:26,325 ううん。 まだだよ。 220 00:15:26,325 --> 00:15:29,662 そうなんだ~ じゃあ 一緒に行ってもいい? 221 00:15:29,662 --> 00:15:31,664 (2人)いいよ。 222 00:15:31,664 --> 00:15:33,100 《誠一郎:彼の目的はお祈り…。 223 00:15:33,100 --> 00:15:38,504 つまりは 御神体への 魔力補給か》 224 00:15:38,504 --> 00:15:42,842 (シーグヴォルド) セイイチロウ殿 あの方はもしや…。 225 00:15:42,842 --> 00:15:46,012 (誠一郎)宮廷魔導課 副管理官の イストさんです。 226 00:15:46,012 --> 00:15:48,514 ん? 227 00:15:48,514 --> 00:15:52,685 イスト殿 ようこそ アブラーン教会へ。 228 00:15:52,685 --> 00:15:55,021 ん? 229 00:15:55,021 --> 00:15:57,190 握手です 握手! あっ! 230 00:15:57,190 --> 00:15:59,525 どうも~。 ハハハ…。 231 00:15:59,525 --> 00:16:03,462 (誠一郎)ゾルターン長官の苦労が 偲ばれるなぁ。 232 00:16:03,462 --> 00:16:07,800 お祈りに行くんですか? だったら私も行きます。 233 00:16:07,800 --> 00:16:11,804 白石さん お祈りをしたことが あるんですか? 234 00:16:11,804 --> 00:16:15,975 はい。 救済院のお手伝いのときは だいたい…。 235 00:16:15,975 --> 00:16:18,277 ユア! そなた…。 えっ? 236 00:16:21,314 --> 00:16:24,150 ユーリ様? 237 00:16:24,150 --> 00:16:27,820 《誠一郎:訓練以外では 極力 魔力を使わないよう➨ 238 00:16:27,820 --> 00:16:31,657 管理されているのに 浄化が最優先の聖女からも➨ 239 00:16:31,657 --> 00:16:34,494 魔力を搾取していたのか。 240 00:16:34,494 --> 00:16:38,598 浄化にも影響が出ていた 可能性がある》 241 00:16:42,168 --> 00:16:46,672 《王宮には報告なしか…》 242 00:16:46,672 --> 00:16:50,009 お祈りのほうは 私とイストさんで行くので➨ 243 00:16:50,009 --> 00:16:53,513 白石さんは ここで ユーリ様の 案内をお願いします。 244 00:16:53,513 --> 00:16:56,515 えっ… あっ はい。 245 00:16:56,515 --> 00:17:00,786 ユア 案内の続きを頼む。 246 00:17:00,786 --> 00:17:02,788 は はい。 247 00:17:02,788 --> 00:17:06,792 さあ 行きましょうか。 行くって どちらへ? 248 00:17:06,792 --> 00:17:08,961 御神体のところです。 249 00:17:08,961 --> 00:17:12,298 (シーグヴォルド)え… あそこは 部外者を入れるには➨ 250 00:17:12,298 --> 00:17:15,468 司教の許可が要ります。 (誠一郎)そうなんですか? 251 00:17:15,468 --> 00:17:19,305 では 聞いてきてもらえますか? そんな 急に…。 252 00:17:19,305 --> 00:17:23,309 私はともかく 魔導課の彼は 御神体を目的に➨ 253 00:17:23,309 --> 00:17:25,811 約束もなく 単身でやってきたんです。 254 00:17:25,811 --> 00:17:30,816 (誠一郎) その意味 わかりますよね? 255 00:17:30,816 --> 00:17:33,319 あの人は 駄目と言っても 聞きません。 256 00:17:33,319 --> 00:17:36,155 本当に何をしでかすか わからないんです。 257 00:17:36,155 --> 00:17:41,160 早く確認を。 私では そう長く足止めできません。 258 00:17:44,330 --> 00:17:48,167 (シプリアノ)コンドゥ殿 収支報告書の直しが遅れており➨ 259 00:17:48,167 --> 00:17:50,503 申し訳ありません。 260 00:17:50,503 --> 00:17:53,506 明日には お渡しできると 思いますので。 261 00:17:53,506 --> 00:17:56,342 (誠一郎) いえ 大丈夫です シプリアノ殿。 262 00:17:56,342 --> 00:18:00,279 お忙しいのに余計な手間を とらせてしまい すみません。 263 00:18:00,279 --> 00:18:04,116 《誠一郎:明日でこの教会とも おさらばか…。 264 00:18:04,116 --> 00:18:08,287 ますます 今日中に 終わらせなければ》 265 00:18:08,287 --> 00:18:12,792 (シプリアノ)こちらが 特別礼拝室です。 266 00:18:17,797 --> 00:18:20,099 相変わらず美しい。 267 00:18:24,470 --> 00:18:27,974 うぅ…。 にいちゃん? 268 00:18:27,974 --> 00:18:32,979 (ダイアナ)ブルルル。 アレシュ 遠征から戻ったか。 269 00:18:32,979 --> 00:18:36,816 (アレシュ)はっ。 先ほど第三騎士団 1人も欠くことなく➨ 270 00:18:36,816 --> 00:18:40,820 無事 帰還いたしました。 (ユーリウス)うむ ご苦労だった。 271 00:18:40,820 --> 00:18:43,322 (優愛)アレシュさん おかえりなさい。 272 00:18:43,322 --> 00:18:47,326 アレは? アレ? ああ コンドウのことか。 273 00:18:47,326 --> 00:18:49,996 救済院の子らと 祈りの間に行ったぞ。 274 00:18:49,996 --> 00:18:54,100 まさか!? 御神体のある あの場所ですか? 275 00:18:56,168 --> 00:18:59,505 (シーグヴォルド)私は幼い頃 魔力を抑えきれず➨ 276 00:18:59,505 --> 00:19:03,109 自分が悪魔の子ではないかと 思っていました。 277 00:19:03,109 --> 00:19:06,445 そんな折 この礼拝室に 連れてこられ➨ 278 00:19:06,445 --> 00:19:10,950 アブラーン神に祈ったことで 落ち着きを取り戻したのです。 279 00:19:10,950 --> 00:19:13,953 そのとき 私は誓いました。 280 00:19:13,953 --> 00:19:17,790 一生 神にお仕えしようと。 281 00:19:17,790 --> 00:19:21,293 《それって 有り余る魔力を 吸い取られて➨ 282 00:19:21,293 --> 00:19:23,796 落ち着いただけじゃ…》 283 00:19:23,796 --> 00:19:26,298 あれ? どうかした? 284 00:19:26,298 --> 00:19:31,303 (シグマ)あっ えっと… 前と お祈りの仕方が違うなって。 285 00:19:31,303 --> 00:19:34,473 (イスト)あ~ やったことあるの? 286 00:19:34,473 --> 00:19:36,642 (シグマ)5年前の洗礼のときに。 287 00:19:36,642 --> 00:19:39,311 やり方変わったのかな? 288 00:19:39,311 --> 00:19:43,482 そうだね こんなんじゃ なかったよね。 289 00:19:43,482 --> 00:19:46,152 これだと 魔力の吸い上げ キツすぎだから➨ 290 00:19:46,152 --> 00:19:48,654 体内の魔力循環が おかしくなって➨ 291 00:19:48,654 --> 00:19:51,991 暴走しちゃう子も いるかもしれない。 (シグマ)えっ? 292 00:19:51,991 --> 00:19:57,163 《シグマ:神の加護への感謝を 伝える儀式じゃないのかな?》 293 00:19:57,163 --> 00:20:01,333 (イスト)あの神父は 感知できてるみたいだね。 294 00:20:01,333 --> 00:20:04,003 今は 毎回このくらいなのかな? 295 00:20:04,003 --> 00:20:06,005 (シグマ)魔力の量がわかるんですか? 296 00:20:06,005 --> 00:20:10,843 (イスト)うん 魔導課は 感知能力 高い人が集まってくるから。 297 00:20:10,843 --> 00:20:14,013 にいちゃん 魔導士なのか!? そうだよ~。 298 00:20:14,013 --> 00:20:16,515 すごい! 魔力が見えるなんて! 299 00:20:16,515 --> 00:20:19,518 いいなぁ 俺にはわからないや。 300 00:20:19,518 --> 00:20:22,855 魔力の量が見える道具とか あったらいいのに。 301 00:20:22,855 --> 00:20:26,192 ん? (シグマ)俺みたいに感知能力が➨ 302 00:20:26,192 --> 00:20:30,863 ない人でも 目で見える道具が あったら安心ですねって…。 303 00:20:30,863 --> 00:20:33,532 それって どういう形? 目につける道具? 304 00:20:33,532 --> 00:20:36,702 眼鏡型にして監視する? えっと 単独なら➨ 305 00:20:36,702 --> 00:20:38,871 それでもいいと思いますけど➨ 306 00:20:38,871 --> 00:20:42,041 どうせなら…。 どうせなら? 307 00:20:42,041 --> 00:20:46,879 大勢の人が値をひと目でわかる ような場所に置けるものとか…。 308 00:20:46,879 --> 00:20:50,049 (イスト)値はどうやって? 数字? 文字? 309 00:20:50,049 --> 00:20:53,385 読めない人はどうするの? (シグマ)色とか。 310 00:20:53,385 --> 00:20:57,056 (イスト)色… 魔力量で 色が変わるようにするの? 311 00:20:57,056 --> 00:21:00,993 えっと そうじゃなくて あの 魔力量によって➨ 312 00:21:00,993 --> 00:21:03,162 変化する素材ってありますか? 313 00:21:03,162 --> 00:21:07,833 あるよ。 毒ではあるけど 魔力で膨らむクェルシルって物質。 314 00:21:07,833 --> 00:21:11,504 魔法研究でよく使う 鉱石から抽出できる。 315 00:21:11,504 --> 00:21:15,508 (シグマ)それなら それを長方形の 型に入れて膨らむ。 316 00:21:15,508 --> 00:21:18,344 型の下からだけ 魔力に触れられるようにしたら➨ 317 00:21:18,344 --> 00:21:21,680 どうでしょう? 膨らむと上に広がる仕組みだね。 318 00:21:21,680 --> 00:21:26,185 (シグマ)はい。 その広がった分の 圧力で色が変わるようにすれば。 319 00:21:26,185 --> 00:21:28,354 (イスト)魔力の量で色が変わる! 320 00:21:28,354 --> 00:21:31,857 できた! いや まだ仮説なんで…。 321 00:21:31,857 --> 00:21:35,561 実験室に積んでいた素材で 作れそう! 322 00:21:40,699 --> 00:21:42,701 うぅ…。 323 00:21:42,701 --> 00:21:45,704 (イスト)いけない あふれる。 (シグマ)えっ? 324 00:21:45,704 --> 00:21:49,608 うぅ…。 325 00:21:52,545 --> 00:21:55,381 あっ 駄目だ 出る。 326 00:21:55,381 --> 00:22:00,186 うぅ…。 327 00:22:02,488 --> 00:22:04,990 にいちゃん 危ない! 328 00:22:06,992 --> 00:22:10,496 (爆発音) 329 00:22:10,496 --> 00:22:12,998 ああ…。