1 00:00:33,867 --> 00:00:35,869 《誠一郎:インドラーク騎士団長に 管理された この昼食も➡ 2 00:00:35,869 --> 00:00:38,038 今日で 3度目。 3 00:00:38,038 --> 00:00:40,874 しかも 食べたあとは 中庭に連れて行かれ➡ 4 00:00:40,874 --> 00:00:44,211 昼休憩 ギリギリまで 離してもらえない。 5 00:00:44,211 --> 00:00:46,213 夕食も同じだ。 6 00:00:46,213 --> 00:00:48,215 終業後 迎えに来て➡ 7 00:00:48,215 --> 00:00:50,217 美味しい食事と 悠々とした時間を➡ 8 00:00:50,217 --> 00:00:53,553 堪能させられている》 9 00:00:53,553 --> 00:00:55,722 (アレシュ)これも食べろ。 10 00:00:55,722 --> 00:00:59,393 (アレシュ)お前の好みの味だ。 11 00:00:59,393 --> 00:01:01,695 ありがとうございます。 12 00:01:06,900 --> 00:01:10,404 《誠一郎:この人… 偉い人のはずなのに➡ 13 00:01:10,404 --> 00:01:13,573 なんで こんなに 世話を焼いてくるんだ。 14 00:01:13,573 --> 00:01:17,578 しかし このままじゃ 予定の仕事が終わらない。 15 00:01:17,578 --> 00:01:20,914 となると もう残された手はひとつ。 16 00:01:20,914 --> 00:01:24,251 ヘルムートさんには 許可を取ったし…。 17 00:01:24,251 --> 00:01:26,253 仕事を持ち帰る!》 18 00:01:28,255 --> 00:01:30,591 お疲れ様です。 19 00:01:30,591 --> 00:01:32,526 何を企んでいる。 20 00:01:32,526 --> 00:01:34,528 いえ 特に何も。 21 00:01:34,528 --> 00:01:37,931 無駄なことに 体力は使わない主義なんです。 22 00:03:21,902 --> 00:03:24,905 (誠一郎)あのぅ それで…。 23 00:03:24,905 --> 00:03:29,743 先日 命を助けてもらった 謝礼をしたいのですが…。 24 00:03:29,743 --> 00:03:32,012 俺を男娼扱いする気か? 25 00:03:32,012 --> 00:03:35,348 いえ そんなつもりでは…。 26 00:03:35,348 --> 00:03:37,350 何もいらない。 27 00:03:37,350 --> 00:03:41,354 《そう言われても…。 近いうちに なんとかしなきゃ》 28 00:03:41,354 --> 00:03:44,357 明日は休みだ。 一日寝ていろ。 29 00:03:44,357 --> 00:03:48,361 いえ…。 なんだ。 用事でもあるのか。 30 00:03:48,361 --> 00:03:51,031 この世界の事を もっと知りたいので➡ 31 00:03:51,031 --> 00:03:53,033 図書館に行ってきます。 32 00:03:53,033 --> 00:03:55,035 お前に 一番必要なものは➡ 33 00:03:55,035 --> 00:03:57,204 知識ではなく休息だぞ。 34 00:03:57,204 --> 00:04:00,207 それは承知していますが…。 35 00:04:00,207 --> 00:04:04,711 言っておくが 栄養剤の類は絶対禁止だからな。 36 00:04:04,711 --> 00:04:06,713 頼ろうとしてないだろうな。 37 00:04:06,713 --> 00:04:09,883 まさか そんな わかっていますとも。 38 00:04:09,883 --> 00:04:14,688 あの薬で死にかけたんですから もう飲んだりしません。 39 00:04:16,723 --> 00:04:19,226 そうか。 40 00:04:19,226 --> 00:04:21,728 フッ…。 41 00:04:21,728 --> 00:04:24,397 《アレシュ:そうやって 微笑んでいれば➡ 42 00:04:24,397 --> 00:04:28,001 多少のくたびれ感は 緩和されるのにな》 43 00:04:34,508 --> 00:04:36,510 ん? (ドアベル) 44 00:04:36,510 --> 00:04:39,846 おや いらっしゃい。 こんばんは。 45 00:04:39,846 --> 00:04:44,351 《誠一郎:ああは言ったが 疲れがたまってるんだよな。 46 00:04:44,351 --> 00:04:49,689 あの薬が強すぎただけで もう少し弱い栄養剤なら…》 47 00:04:49,689 --> 00:04:53,193 うわっ! こんな事だろうと思ったんだよ! 48 00:04:53,193 --> 00:04:56,363 (誠一郎)インドラーク騎士団長!? なんで ここに…。 49 00:04:56,363 --> 00:04:58,365 (アレシュ)ちょっと来い! 50 00:04:58,365 --> 00:05:00,367 (誠一郎)いだだ…。 (ドアの開閉音) 51 00:05:00,367 --> 00:05:02,369 うっ…。 52 00:05:02,369 --> 00:05:04,871 あの… お帰りになられたのでは? 53 00:05:04,871 --> 00:05:06,873 お前の様子を見ていれば➡ 54 00:05:06,873 --> 00:05:09,209 ここに寄ることは 目に見えていたんだ。 55 00:05:09,209 --> 00:05:11,878 栄養剤は飲むなと言ったよな? 56 00:05:11,878 --> 00:05:15,549 はい。 なので 他のものを…。 屁理屈を。 57 00:05:15,549 --> 00:05:19,553 あの店には もうお前に 何も売るなと俺から言っておく。 58 00:05:19,553 --> 00:05:22,222 ええっ!? そんな! 59 00:05:22,222 --> 00:05:24,224 職権濫用じゃないです!? 60 00:05:24,224 --> 00:05:27,727 うるさい! 自分の体質が わかっているのか!? 61 00:05:27,727 --> 00:05:31,998 《誠一郎:わかっていても あの開放感を忘れる事なんか…》 62 00:05:31,998 --> 00:05:35,168 うっ…。 63 00:05:35,168 --> 00:05:37,170 何が辛い? 64 00:05:37,170 --> 00:05:40,841 頭痛が…。 ったく。 65 00:05:40,841 --> 00:05:48,348 (治癒魔法の呪文詠唱) 66 00:05:48,348 --> 00:05:50,350 どうだ? あ…。 67 00:05:50,350 --> 00:05:52,352 痛みが消えました。 68 00:05:52,352 --> 00:05:58,358 《誠一郎:でも 魔法も 俺の体には毒のはずでは…》 69 00:06:04,197 --> 00:06:06,100 この程度なら これで済む。 70 00:06:16,376 --> 00:06:18,545 《誠一郎:俺にも恋愛経験はある。 71 00:06:18,545 --> 00:06:23,049 だから 今の関係が いくら異世界だとはいえ➡ 72 00:06:23,049 --> 00:06:25,051 おかしい事はわかってる。 73 00:06:25,051 --> 00:06:27,053 一度 拾った物を➡ 74 00:06:27,053 --> 00:06:30,056 そのままにしておけない 性格なのかと思っていたが➡ 75 00:06:30,056 --> 00:06:32,559 昨日の事は…》 76 00:06:38,164 --> 00:06:42,335 《誠一郎:魔の森の瘴気被害は 緩やかにだが 進行している。 77 00:06:42,335 --> 00:06:45,171 聖女の派遣は まだ先だが➡ 78 00:06:45,171 --> 00:06:50,010 そもそも 浄化というのは 一度で終わるものなのか? 79 00:06:50,010 --> 00:06:52,913 もっと情報を集めないと…》 80 00:07:00,186 --> 00:07:04,190 《誠一郎:第三騎士団からの 精算要請…。 またか。 81 00:07:04,190 --> 00:07:07,527 却下と。 次…。 82 00:07:07,527 --> 00:07:13,033 早くしないと 情報収集以前に いつもの仕事も 半ばで また…》 83 00:07:13,033 --> 00:07:15,702 経理課副管理官 コンドゥ。 84 00:07:15,702 --> 00:07:18,405 宰相閣下がお呼びだ。 来い。 85 00:07:21,708 --> 00:07:24,711 (カミル)すまないね。 仕事中に呼び出して。 86 00:07:24,711 --> 00:07:27,213 《誠一郎:だから 何で この国の偉い人は➡ 87 00:07:27,213 --> 00:07:29,883 事前に アポを取ってくれないのか…》 88 00:07:29,883 --> 00:07:32,152 いえ。 それで…。 89 00:07:32,152 --> 00:07:36,656 先日 君が作成してくれた 予算案の事で➡ 90 00:07:36,656 --> 00:07:38,658 聞きたいことがあってね。 91 00:07:38,658 --> 00:07:40,994 あ… はい。 92 00:07:40,994 --> 00:07:43,330 (ノルベルト)う…。 (アレシュ)あいつはどうした。 93 00:07:43,330 --> 00:07:48,335 それが… 先程 宰相閣下に呼ばれまして…。 94 00:07:48,335 --> 00:07:51,504 《アレシュ:宰相…》 95 00:07:51,504 --> 00:07:56,009 ふむ。 やはり 君の考え方は面白いな。 96 00:07:56,009 --> 00:08:00,013 予算組みに関しては 知識不足は否めないが➡ 97 00:08:00,013 --> 00:08:02,015 仕方あるまい。 98 00:08:02,015 --> 00:08:06,353 (カミル)ところで 聖女様の話を まったく聞かないんだな。 99 00:08:06,353 --> 00:08:08,355 (カミル)一緒に この世界に来て➡ 100 00:08:08,355 --> 00:08:11,358 随分と心配して 助言をしていたそうじゃないか。 101 00:08:11,358 --> 00:08:13,360 近況を聞きたくないのか? 102 00:08:13,360 --> 00:08:19,532 《誠一郎:やはり 伝わっていたか》 103 00:08:19,532 --> 00:08:23,370 宰相閣下は もしも 自分の意思ではなく➡ 104 00:08:23,370 --> 00:08:26,706 強制的に 見ず知らずの土地に 行く羽目になって➡ 105 00:08:26,706 --> 00:08:29,376 そこに初対面の 同郷の子供がいたら➡ 106 00:08:29,376 --> 00:08:31,378 どう思います? 107 00:08:31,378 --> 00:08:35,982 (カミル)自分に余裕があれば 保護をするかもしれないな。 108 00:08:35,982 --> 00:08:37,984 私も同じです。 109 00:08:37,984 --> 00:08:40,987 自分に余裕があればの話です。 110 00:08:40,987 --> 00:08:47,660 彼女は 私よりも国に求められ 手厚い保護を受けていますし…。 111 00:08:47,660 --> 00:08:49,996 《誠一郎:正直に話しすぎたか》 112 00:08:49,996 --> 00:08:53,666 (カミル)ふふ… そう そうだな。 ん? 113 00:08:53,666 --> 00:08:56,503 私はね 君の そういう➡ 114 00:08:56,503 --> 00:09:00,840 合理的で狡猾なところを 気に入ってるんだよ。 115 00:09:00,840 --> 00:09:04,511 コンドゥ ファーストネームは なんだったかな? 116 00:09:04,511 --> 00:09:08,848 誠一郎です。 セイ… チロ? 117 00:09:08,848 --> 00:09:11,684 君の国の名前は呼びにくいな。 118 00:09:11,684 --> 00:09:14,854 セーイチローでいいかな? はい。 119 00:09:14,854 --> 00:09:18,024 君との対話は 実に有意義だ。 120 00:09:18,024 --> 00:09:21,528 これからも 何かあれば呼ぶから。 121 00:09:21,528 --> 00:09:24,931 《誠一郎:覚悟しとけって事か》 122 00:09:28,034 --> 00:09:30,036 昼食は もういいか。 123 00:09:30,036 --> 00:09:32,972 お茶を飲んだし 大丈夫だろ。 124 00:09:32,972 --> 00:09:36,476 おい 戻ってるなら…。 (物音) 125 00:09:36,476 --> 00:09:38,478 うぐ…。 126 00:09:42,315 --> 00:09:46,152 (アレシュ)大丈夫なわけあるか。 127 00:09:46,152 --> 00:09:50,824 茶葉の製法工程で魔素は入るし 魔法も使う。 128 00:09:50,824 --> 00:09:55,662 これからは 俺が指定した以外の 物を飲むな。 129 00:09:55,662 --> 00:09:58,665 《誠一郎:お茶も 自由に飲めないなんて》 130 00:09:58,665 --> 00:10:01,835 いいな。 131 00:10:01,835 --> 00:10:04,337 《誠一郎:勘弁してくれ》 132 00:10:08,508 --> 00:10:11,845 なんだ その目は。 いえ 別に。 133 00:10:11,845 --> 00:10:15,682 (アレシュ)体調はどうなんだ? (誠一郎)おかげさまで。 134 00:10:15,682 --> 00:10:19,686 今日も定時に帰宅させられ たいへん 好調です。 135 00:10:19,686 --> 00:10:22,689 嫌味を言う元気はあるようだな。 136 00:10:22,689 --> 00:10:24,858 嫌味なんて そんな。 137 00:10:24,858 --> 00:10:27,861 ですが 私は この国で➡ 138 00:10:27,861 --> 00:10:30,530 当たり前の事柄が まだわかりません。 139 00:10:30,530 --> 00:10:33,032 知識を得ようにも 勤務時間内では➡ 140 00:10:33,032 --> 00:10:35,368 とても追いつかないのです。 141 00:10:35,368 --> 00:10:38,538 どうして 全てを 自分でこなそうとする。 142 00:10:38,538 --> 00:10:40,874 お前は役職付きなのだから➡ 143 00:10:40,874 --> 00:10:43,877 不明な仕事は 下に回せばいいではないか。 144 00:10:43,877 --> 00:10:45,879 役職付きだからこそ➡ 145 00:10:45,879 --> 00:10:49,716 全てを把握する必要が あるのではありませんか? 146 00:10:49,716 --> 00:10:52,552 俺は 騎士団の雑務に関して➡ 147 00:10:52,552 --> 00:10:56,890 副団長に 全て任せているが 何の支障もない。 148 00:10:56,890 --> 00:10:58,892 なるほど。 149 00:10:58,892 --> 00:11:01,895 《誠一郎:だから これだけ 顔を合わせても➡ 150 00:11:01,895 --> 00:11:04,731 予算申請の話が出ないのか》 151 00:11:04,731 --> 00:11:07,567 よくわかりました。 まて。 152 00:11:07,567 --> 00:11:09,569 勝手に納得するな。 153 00:11:09,569 --> 00:11:11,905 何が なるほどなんだ。 154 00:11:11,905 --> 00:11:16,409 いえ 立場と価値観の相違を 再認識しただけです。 155 00:11:16,409 --> 00:11:20,413 立場は ともかく 価値観の相違とは何だ。 156 00:11:20,413 --> 00:11:23,750 (誠一郎)異世界の下々の者の 価値観など➡ 157 00:11:23,750 --> 00:11:27,921 高貴な インドラーク騎士団長には ご理解いただけないと思います。 158 00:11:27,921 --> 00:11:31,925 (アレシュ)話せ。 お前の その労働への執着は なんなんだ。 159 00:11:33,860 --> 00:11:37,197 執着って…。 執着だろう。 160 00:11:37,197 --> 00:11:40,366 命の危険性があると わかっていながら➡ 161 00:11:40,366 --> 00:11:45,205 薬を服用してまで 1人で働こうとするのは何故だ。 162 00:11:45,205 --> 00:11:47,207 なぜ…。 163 00:11:47,207 --> 00:11:50,710 (アレシュ)金ならあるだろう。 164 00:11:50,710 --> 00:11:54,380 そこに仕事がある… から。 165 00:11:54,380 --> 00:11:56,382 いや ないだろう! 166 00:11:56,382 --> 00:11:59,218 お前は いつも ありもしない仕事を作り出して➡ 167 00:11:59,218 --> 00:12:01,554 自ら進んで働いていると 聞いているぞ! 168 00:12:01,554 --> 00:12:04,223 《誠一郎:あいつだな…》 (ノルベルト)あははは…。 169 00:12:04,223 --> 00:12:07,226 《誠一郎:でも ありもしない仕事というのは➡ 170 00:12:07,226 --> 00:12:09,229 聞き捨てならない》 171 00:12:09,229 --> 00:12:11,231 そうは申されましても➡ 172 00:12:11,231 --> 00:12:14,400 この国の財源は かなり困窮していました。 173 00:12:14,400 --> 00:12:19,572 今までの体制を根本から見直し 改善していく必要があります。 174 00:12:19,572 --> 00:12:21,574 財政が困窮? 175 00:12:21,574 --> 00:12:24,577 そんな話は聞いたことがないぞ。 176 00:12:24,577 --> 00:12:27,747 それは インドラーク騎士団長が➡ 177 00:12:27,747 --> 00:12:30,917 財政に無関心でいらっしゃるから ではないですか? 178 00:12:30,917 --> 00:12:32,852 なんだと…。 179 00:12:32,852 --> 00:12:35,855 すみません 言いすぎました。 180 00:12:35,855 --> 00:12:38,691 言っておくが お前の職務態度も➡ 181 00:12:38,691 --> 00:12:41,694 周囲に悪影響を及ぼす事も 自覚しろ。 182 00:12:41,694 --> 00:12:43,696 悪影響… ですか? 183 00:12:43,696 --> 00:12:47,367 役職が率先して 時間外労働をすれば➡ 184 00:12:47,367 --> 00:12:50,203 下が戸惑い 空気が悪くなるだろう。 185 00:12:50,203 --> 00:12:53,206 うっ! 善処します。 186 00:12:53,206 --> 00:12:56,009 (アレシュ)する気ないだろう。 うう…。 187 00:12:59,545 --> 00:13:01,881 今日もご馳走様でした。 188 00:13:01,881 --> 00:13:05,385 こんなにも雰囲気良くて 美味しい レストラン➡ 189 00:13:05,385 --> 00:13:08,054 俺とじゃなくて 仲がいい人とかを➡ 190 00:13:08,054 --> 00:13:10,056 連れてこられたら いかがですか? 191 00:13:10,056 --> 00:13:12,725 ここは以前 俺の屋敷で➡ 192 00:13:12,725 --> 00:13:15,895 料理人を務めていた男が 興した店だ。 193 00:13:15,895 --> 00:13:19,899 俺の隠れ家でもある。 そうなんですか。 194 00:13:19,899 --> 00:13:23,236 だから 第三騎士団の人間にも 教えていない。 195 00:13:23,236 --> 00:13:26,906 ああ。 その気持ち 何となくわかります。 196 00:13:26,906 --> 00:13:30,410 いい店ですしね? 197 00:13:30,410 --> 00:13:32,512 そうだろう。 198 00:13:36,349 --> 00:13:38,351 ((誠一郎:役職付きだからこそ➡ 199 00:13:38,351 --> 00:13:41,688 全てを把握する必要が あるのではありませんか?)) 200 00:13:41,688 --> 00:13:44,524 ん? (オルジフ)どうかしたのか アレシュ。 201 00:13:44,524 --> 00:13:48,194 いや。 ハーヴィと マッシュが 見当たらないな。 202 00:13:48,194 --> 00:13:50,530 えっ どうしたんだ 急に。 203 00:13:50,530 --> 00:13:54,701 あ~ 用があって 他の部署に行ったらしい。 204 00:13:54,701 --> 00:13:57,036 鍛錬開始までには戻るだろう。 205 00:13:57,036 --> 00:14:00,206 それより 今日は聖女様への 指南の日だろ? 206 00:14:00,206 --> 00:14:02,208 遅刻するぞ。 207 00:14:04,210 --> 00:14:06,379 ((誠一郎:それは インドラーク騎士団長が➡ 208 00:14:06,379 --> 00:14:10,383 財政に無関心でいらっしゃるから ではないですか?)) 209 00:14:10,383 --> 00:14:12,385 (優愛)アレシュさん…? 210 00:14:12,385 --> 00:14:16,389 (優愛)あの… 言われた通りに しましたけど できてますか? 211 00:14:16,389 --> 00:14:20,226 (アレシュ)ああ… できている。 (優愛)やった! 212 00:14:20,226 --> 00:14:22,228 《アレシュ:これだけできるのならば➡ 213 00:14:22,228 --> 00:14:25,732 もう 魔の森に連れて行っても いいと思うのだが…。 214 00:14:25,732 --> 00:14:28,735 アレと比べて 聖女は 魔素の影響もなく➡ 215 00:14:28,735 --> 00:14:32,171 最初から魔力を持ち 健康状態も良い。 216 00:14:32,171 --> 00:14:35,475 我々が護衛すれば 危険な事はないはず…》 217 00:14:37,510 --> 00:14:41,180 《いや 比較対象が 弱すぎるのか…》 218 00:14:41,180 --> 00:14:44,183 (優愛)あの アレシュさん? 219 00:14:44,183 --> 00:14:46,185 今日は これで終わりにする。 220 00:14:46,185 --> 00:14:49,355 また次の時まで 鍛錬を怠らないように。 221 00:14:49,355 --> 00:14:53,860 あの 今日も一緒にご飯… ダメですか? 222 00:14:53,860 --> 00:14:57,864 悪いが 昼食は食堂でとる。 223 00:14:57,864 --> 00:15:01,200 聖女様 お気になさる事はありません。 224 00:15:01,200 --> 00:15:04,537 さあ お食事の準備をしましょう。 225 00:15:04,537 --> 00:15:07,874 ねぇ 今日は私も…。 226 00:15:07,874 --> 00:15:11,210 (どよめき) 227 00:15:11,210 --> 00:15:15,381 わあ ビュッフェ形式だ! 228 00:15:15,381 --> 00:15:17,383 アレシュさん! 229 00:15:17,383 --> 00:15:22,889 一緒に ご飯しません… か? (3人)え? 230 00:15:26,893 --> 00:15:29,896 セイさん やっぱり 俺は…。 231 00:15:29,896 --> 00:15:32,832 たまには 一緒に 食事をしようじゃないか。 232 00:15:32,832 --> 00:15:37,837 近藤さんが王宮で働いているの 初めて知りました。 233 00:15:37,837 --> 00:15:41,007 働かなくてもいいのに 働くなんて➡ 234 00:15:41,007 --> 00:15:43,342 本当に社畜なんですね! 235 00:15:43,342 --> 00:15:45,344 はは…。 236 00:15:45,344 --> 00:15:48,181 《誠一郎:悪気なく 言っているのはわかるが➡ 237 00:15:48,181 --> 00:15:51,684 正面の男の醸し出す空気が…》 238 00:15:51,684 --> 00:15:54,687 私は 毎日 勉強ばかりなんですけどね。 239 00:15:54,687 --> 00:15:56,689 魔力操作は 週に一回➡ 240 00:15:56,689 --> 00:16:00,359 アレシュさんが すごく優しく 教えてくれるんですよ。 241 00:16:00,359 --> 00:16:02,361 えっ? 242 00:16:02,361 --> 00:16:06,532 《誠一郎:なるほど。 聖女たっての希望ということか。 243 00:16:06,532 --> 00:16:09,535 上からの命令には逆らえない》 教え方もすっごく上手ですし…。 244 00:16:09,535 --> 00:16:11,537 《誠一郎:わかるよ その気持ち》 245 00:16:11,537 --> 00:16:14,373 なんだ その目は。 いえ 別に。 246 00:16:14,373 --> 00:16:18,211 どうせ ろくでもないことを 考えているのだろう。 247 00:16:18,211 --> 00:16:21,047 (アレシュ)そんな事より トリンプゥを避けるな。 248 00:16:21,047 --> 00:16:23,049 (誠一郎)うっ…。 249 00:16:23,049 --> 00:16:25,051 近藤さん ビュッフェ形式なのに➡ 250 00:16:25,051 --> 00:16:27,386 嫌いな物を 取っちゃったんですか? 251 00:16:27,386 --> 00:16:30,890 いえ…。 こいつは 魔素に耐性がないから➡ 252 00:16:30,890 --> 00:16:33,326 食べる物に関しては 俺が指示をしている。 253 00:16:33,326 --> 00:16:36,329 え? じゃあ 私も…? 254 00:16:36,329 --> 00:16:38,331 聖女は問題ない。 255 00:16:38,331 --> 00:16:42,168 元から魔力も抗体も 持っているから 大丈夫だ。 256 00:16:42,168 --> 00:16:44,337 (優愛)よかったぁ。 257 00:16:44,337 --> 00:16:47,006 あっ でも じゃあ 近藤さんは➡ 258 00:16:47,006 --> 00:16:49,342 ご飯が美味しく 食べられないんですか? 259 00:16:49,342 --> 00:16:52,845 もともと食事に あんまり興味がないので➡ 260 00:16:52,845 --> 00:16:54,847 別に問題ないです。 261 00:16:54,847 --> 00:16:56,849 嘘をつけ。 262 00:16:56,849 --> 00:17:00,853 お前 好物と そうでないものへの 反応が露骨だぞ。 263 00:17:00,853 --> 00:17:03,689 ツハシの肉は 気に入っているだろう。 264 00:17:03,689 --> 00:17:06,525 食べた時に 目元が緩むから わかりやすいぞ。 265 00:17:06,525 --> 00:17:08,527 うぐっ。 266 00:17:08,527 --> 00:17:11,364 (ノルベルト)あの… 聖女様。 (優愛)はい。 267 00:17:11,364 --> 00:17:13,366 (優愛)あっ 優愛でいいですよ。 268 00:17:13,366 --> 00:17:16,702 ユア様。 ユア様たちのいた世界では➡ 269 00:17:16,702 --> 00:17:19,372 歩かなくても道が動くって 本当ですか? 270 00:17:19,372 --> 00:17:22,375 へ? いや セイさんが 言ってたんスけど➡ 271 00:17:22,375 --> 00:17:24,377 向こうの世界では海も渡れて➡ 272 00:17:24,377 --> 00:17:28,381 足から カガクリョク? を放出させて 空も飛べるって! 273 00:17:28,381 --> 00:17:30,383 ええっ!? 274 00:17:30,383 --> 00:17:33,152 ああ それは 適当に答えただけだ。 275 00:17:33,152 --> 00:17:35,154 (ノルベルト)ちょ! セイさん!? 276 00:17:35,154 --> 00:17:39,992 じゃ じゃあ 若い女の子が 膝より上の短い スカートを穿いて➡ 277 00:17:39,992 --> 00:17:41,994 足を出してるって…。 278 00:17:41,994 --> 00:17:44,830 (優愛)それは 本当です。 279 00:17:44,830 --> 00:17:48,668 (フェリクス)聖女様に懸想するとは 身の程を知れ! 280 00:17:48,668 --> 00:17:51,837 すみません 何の話ですか? 281 00:17:51,837 --> 00:17:55,174 可憐な聖女様の あられもない御姿を見て➡ 282 00:17:55,174 --> 00:17:57,677 平気な男などいるものか! 283 00:17:57,677 --> 00:18:00,346 そもそも お前が こちらに一緒に来たのも➡ 284 00:18:00,346 --> 00:18:03,182 聖女様をつけ回して いたからじゃないのか!? 285 00:18:03,182 --> 00:18:05,184 はぁ…。 286 00:18:05,184 --> 00:18:08,020 (フェリクス)どうにか言ったら どうなんだ!? 287 00:18:08,020 --> 00:18:12,024 私 年下は恋愛対象外なので。 288 00:18:14,193 --> 00:18:16,195 そうですよね。 289 00:18:16,195 --> 00:18:19,365 近藤さんと私じゃ 年が離れすぎですもんね! 290 00:18:19,365 --> 00:18:22,368 そうですね。 そういえば 近藤さんって➡ 291 00:18:22,368 --> 00:18:24,370 いくつなんですか? 292 00:18:24,370 --> 00:18:27,873 こちらに来て 先日 30になりました。 293 00:18:27,873 --> 00:18:29,875 そんな年上だったんですか!? 294 00:18:29,875 --> 00:18:32,812 ってか セイさん 誕生日だったんスか!? 295 00:18:32,812 --> 00:18:34,814 (ノルベルト)知ってたら 祝ってたのにぃ! 296 00:18:34,814 --> 00:18:36,816 (誠一郎)ありがとう。 297 00:18:36,816 --> 00:18:38,818 うん? 298 00:18:38,818 --> 00:18:41,654 アレシュさんは たしか 22歳でしたよね! 299 00:18:41,654 --> 00:18:43,656 ああ。 300 00:18:43,656 --> 00:18:46,826 《誠一郎:22! 若いと思っていたが➡ 301 00:18:46,826 --> 00:18:49,161 まさか 8歳も下とは…》 302 00:18:49,161 --> 00:18:51,163 俺は 18っス! 303 00:18:51,163 --> 00:18:53,100 私より 2歳上ですね! 304 00:18:53,100 --> 00:18:56,669 セイさん プレゼントは何がいいっスか? 305 00:18:56,669 --> 00:18:58,671 セイさんが喜ぶの➡ 306 00:18:58,671 --> 00:19:01,507 栄養剤くらいしか 思い浮かばないんスけど…。 307 00:19:01,507 --> 00:19:03,509 それがいい。 おい! 308 00:19:03,509 --> 00:19:05,511 冗談ですよ。 309 00:19:05,511 --> 00:19:07,513 近藤さんはお疲れなんですか? 310 00:19:07,513 --> 00:19:09,515 あっ! なら…。 311 00:19:09,515 --> 00:19:12,351 私 治癒魔法が 使えるようになったんで➡ 312 00:19:12,351 --> 00:19:16,022 癒してあげますよ! えっ? 313 00:19:16,022 --> 00:19:19,025 《誠一郎:あ… 魔法はやばい…》 314 00:19:23,195 --> 00:19:25,197 チッ…。 315 00:19:25,197 --> 00:19:27,700 あ… あの…。 316 00:19:27,700 --> 00:19:30,036 コレの管理は オレがする。 317 00:19:30,036 --> 00:19:32,238 手を出すな。 318 00:19:34,306 --> 00:19:36,308 (アレシュ)口を開けろ。 319 00:19:39,145 --> 00:19:41,480 熱やだるさはないか? 320 00:19:41,480 --> 00:19:45,484 ありません。 ありがとうございます。 321 00:19:45,484 --> 00:19:47,486 ハァ…。 322 00:19:47,486 --> 00:19:50,156 結界を張っておいたほうが 楽かもしれないな。 323 00:19:50,156 --> 00:19:53,492 えっ? そんなものがあるなら どうして 今まで…。 324 00:19:53,492 --> 00:19:55,494 魔力の消費量が多い。 325 00:19:55,494 --> 00:19:59,165 それを お前が受け止めるんだ。 326 00:19:59,165 --> 00:20:01,167 ああ…。 327 00:20:01,167 --> 00:20:03,169 《誠一郎:それって つまり➡ 328 00:20:03,169 --> 00:20:06,972 そのあと 魔力を 馴染ませないといけないのか》 329 00:20:09,008 --> 00:20:11,010 なるほど。 330 00:20:14,346 --> 00:20:16,348 あれ? 331 00:20:16,348 --> 00:20:18,851 いつもより 書類が少ないような…。 332 00:20:18,851 --> 00:20:22,354 次の遠征工程の 計画案が出ていたのを➡ 333 00:20:22,354 --> 00:20:25,191 まとめておいた。 えっ? 334 00:20:25,191 --> 00:20:30,696 《オルジフ:アレシュが 自主的に 書類仕事をしてる… だと!?》 335 00:20:30,696 --> 00:20:32,698 オルジフ。 336 00:20:32,698 --> 00:20:36,869 年下が対象外だというのは 何が原因だと思う? 337 00:20:36,869 --> 00:20:38,871 えっ…。 338 00:20:38,871 --> 00:20:43,676 そ… それは 恋愛の対象の話… か? 339 00:20:46,212 --> 00:20:48,547 《オルジフ:無言ということは肯定。 340 00:20:48,547 --> 00:20:51,217 つまり これは…。 341 00:20:51,217 --> 00:20:53,886 恋バナ!》 342 00:20:53,886 --> 00:20:56,889 んん。 そうだな。 343 00:20:56,889 --> 00:21:00,726 あんまり 年が離れていると 価値観が違うことがあるから➡ 344 00:21:00,726 --> 00:21:03,062 その辺は要因になりえるかな。 345 00:21:03,062 --> 00:21:05,064 価値観か…。 346 00:21:05,064 --> 00:21:09,068 《オルジフ:こんなに俺の言葉を 受け入れられるの初めて! 347 00:21:09,068 --> 00:21:11,237 書類仕事を 真面目にし始めたのも➡ 348 00:21:11,237 --> 00:21:13,239 その相手の影響か!? 349 00:21:13,239 --> 00:21:16,575 となると 王宮勤め… 誰だ!? 350 00:21:16,575 --> 00:21:19,778 今すぐ 探しに行きた~い!》 351 00:21:21,747 --> 00:21:23,749 セーイチロー。 あっ…。 352 00:21:25,751 --> 00:21:28,587 近いうちに 呼ぼうと思っていたから➡ 353 00:21:28,587 --> 00:21:31,423 ちょうどよかった。 なんでしょうか。 354 00:21:31,423 --> 00:21:34,860 聖女の教育が 最終段階に入ったから➡ 355 00:21:34,860 --> 00:21:38,531 近々 魔の森に 視察に行く予定だ。 356 00:21:38,531 --> 00:21:40,533 《誠一郎:ようやくか。 357 00:21:40,533 --> 00:21:43,369 この世界に拉致されて すでに3か月。 358 00:21:43,369 --> 00:21:47,039 護衛付きなら もっと早く行けただろうに》 359 00:21:47,039 --> 00:21:50,876 まあ 第二騎士団と 第一王子が反対してるから➡ 360 00:21:50,876 --> 00:21:52,878 もう少しかかりそうだがね。 361 00:21:52,878 --> 00:21:55,548 白石さ…。 聖女様は➡ 362 00:21:55,548 --> 00:21:58,050 浄化の力は もう使えるのですよね? 363 00:21:58,050 --> 00:22:00,052 ああ。 そう聞いている。 364 00:22:00,052 --> 00:22:03,556 我々も一刻も早くと 要請してはいるから➡ 365 00:22:03,556 --> 00:22:06,225 セーイチローのほうでも頼むよ。 366 00:22:06,225 --> 00:22:08,227 わかりました。 367 00:22:08,227 --> 00:22:12,398 《誠一郎:それは瘴気被害と 遠征費用の算段をつけて➡ 368 00:22:12,398 --> 00:22:16,235 書類を提出しろということか。 369 00:22:16,235 --> 00:22:18,904 なんにせよ 浄化を早くしないと➡ 370 00:22:18,904 --> 00:22:21,740 それだけ 金も時間もかかる。 371 00:22:21,740 --> 00:22:23,742 数字をあげて説得すれば➡ 372 00:22:23,742 --> 00:22:27,913 王族を守る立場として 慎重になる第二騎士団にも➡ 373 00:22:27,913 --> 00:22:29,915 多少は有効だろう。 374 00:22:29,915 --> 00:22:32,685 遠征資料は 以前のものがあったはず。 375 00:22:32,685 --> 00:22:35,521 あと いくつか持ち帰って 優先させれば➡ 376 00:22:35,521 --> 00:22:38,357 明日の夕方までには 仕上がるか。 377 00:22:38,357 --> 00:22:40,860 その前に これを片付けて…》