1 00:00:07,174 --> 00:00:12,012 (ユキハル)この先が クタ白銀街跡地。 最後の地か…。 2 00:00:12,012 --> 00:00:15,515 怖いの? ユキハル。 まあね。 3 00:00:15,515 --> 00:00:18,018 魔王の落とし子がいるって聞くし。 4 00:00:18,018 --> 00:00:21,188 魔王の落とし子? 最後の地には➡ 5 00:00:21,188 --> 00:00:24,024 まだ えたいの知れない怪物が 潜んでて➡ 6 00:00:24,024 --> 00:00:27,327 黄都やリチアの調査隊を 阻んできたらしいんだ。 7 00:00:29,863 --> 00:00:33,867 でもね 調査隊の末路は 2種類あるんだよ。 8 00:00:33,867 --> 00:00:38,538 1つは 一瞬で 全員が気を失って 逃げ帰った連中。 9 00:00:38,538 --> 00:00:42,542 それって おかしいと思わない? おかしいって? 10 00:00:42,542 --> 00:00:46,547 気を失った時点で 魔王軍に殺されちゃうよね? 11 00:00:46,547 --> 00:00:50,717 なのに 逃げ帰れてる。 確かに。 12 00:00:50,717 --> 00:00:52,719 誰かが 倒れた調査隊を➡ 13 00:00:52,719 --> 00:00:56,056 安全な場所に 送り返してるんだろうね。 14 00:00:56,056 --> 00:00:59,559 2つ目の末路は? (ユキハル)皆殺しになる。 15 00:00:59,559 --> 00:01:02,529 でも こっちも おかしいと思わない? 16 00:01:02,529 --> 00:01:06,533 皆殺しになったら 誰も確認できないってこと? 17 00:01:06,533 --> 00:01:10,871 うん。 つまり 最後の地の外で殺されて➡ 18 00:01:10,871 --> 00:01:13,040 他の誰かが見つけてるんだ。 19 00:01:13,040 --> 00:01:15,042 誰が殺してるの? 20 00:01:15,042 --> 00:01:18,345 もう 会ったじゃん。 オカフ自由都市だよ。 21 00:01:18,345 --> 00:01:23,884 連中は 最後の地の情報を 持ち出させないようにしている。 22 00:01:23,884 --> 00:01:26,553 本物の魔王の情報をね。 23 00:03:15,829 --> 00:03:18,832 ((《オルクト:東西に名を知られた 商業都市が➡ 24 00:03:18,832 --> 00:03:22,335 たった小1か月で このありさまか…》 25 00:03:22,335 --> 00:03:25,505 んっ…。 だっ… 大丈夫。 26 00:03:25,505 --> 00:03:28,508 ねっ? すぐ終わるから…。 27 00:03:28,508 --> 00:03:31,378 すぐ…。 うっ! 28 00:03:31,378 --> 00:03:34,714 ハァハァ… うぅ…。 29 00:03:34,714 --> 00:03:38,552 こっ… 怖い 怖い…。 うぅ…。 30 00:03:38,552 --> 00:03:40,720 ヘヘヘ… ヘヘッ ヘヘッ…。 31 00:03:40,720 --> 00:03:44,191 エヘヘヘヘヘ… ハハハハハハ…。 嫌… 嫌だ。 助けて 誰か。 32 00:03:44,191 --> 00:03:48,562 嫌… 嫌~! ぐっ! うっ…。 33 00:03:48,562 --> 00:03:52,566 ごめんなさい ごめんなさい! ごっ…。 んっ! 34 00:03:52,566 --> 00:03:59,072 ああ… ああ… ああ…。 35 00:03:59,072 --> 00:04:02,309 《オルクト:もう 誰も 助けに来たりしないわけだ。 36 00:04:02,309 --> 00:04:05,145 魔王軍め…。 あっ…》 37 00:04:05,145 --> 00:04:09,149 ヘヘッ… ヘヘヘヘヘヘヘ…。 38 00:04:09,149 --> 00:04:13,487 (オルクト)悪いな おっさん。 俺が勇者じゃなくてよ。 39 00:04:13,487 --> 00:04:17,657 もう 嫌だ… 怖い。 楽になりたい。 40 00:04:17,657 --> 00:04:21,495 ああ…。 ちょっと待ってろ。 41 00:04:21,495 --> 00:04:24,664 (オゾネズマ)止まれ。 ハッ! 42 00:04:24,664 --> 00:04:26,666 止まってる。 43 00:04:26,666 --> 00:04:30,670 この先には 本物の魔王しかいない。 44 00:04:30,670 --> 00:04:33,340 君は 魔王に立ち向かう気か? 45 00:04:33,340 --> 00:04:35,842 こんな地獄まで来るやつ➡ 46 00:04:35,842 --> 00:04:38,178 他に理由なんてあるわけないだろ。 47 00:04:38,178 --> 00:04:40,347 魔王には勝てん。 48 00:04:40,347 --> 00:04:43,517 君に どのような手段や 考えがあろうと➡ 49 00:04:43,517 --> 00:04:46,019 それは 愚かな錯覚だ。 50 00:04:46,019 --> 00:04:51,024 いきなり ぶしつけだね。 バーゲスト? リカントじゃないよな? 51 00:04:51,024 --> 00:04:54,528 私は キメラ。 オゾネズマ。 52 00:04:54,528 --> 00:04:58,698 うそつけ。 そんな形のキメラがいるかよ。 53 00:04:58,698 --> 00:05:00,967 殺すんなら さっさと やってくれ。 54 00:05:00,967 --> 00:05:04,004 俺は 戦う技なんて 持っちゃいないんでね。 55 00:05:04,004 --> 00:05:06,840 ならば なぜ この先に進む? 56 00:05:06,840 --> 00:05:09,509 ごちゃごちゃ うるさい おおかみだな。 57 00:05:09,509 --> 00:05:12,012 どうした? やるのか? やらんのか? 58 00:05:12,012 --> 00:05:16,483 私は 無益に殺したいわけではない。 59 00:05:16,483 --> 00:05:18,818 フッ… いい子ぶりやがって。 60 00:05:18,818 --> 00:05:20,820 俺は ただの詩人だ。 61 00:05:20,820 --> 00:05:24,991 この おっさんに 歌を聴かせようとしただけだよ。 62 00:05:24,991 --> 00:05:27,661 魔王の門番 気取って➡ 63 00:05:27,661 --> 00:05:30,997 何人も英雄を殺したかい? オゾネズマ。 64 00:05:30,997 --> 00:05:35,101 だがな 俺は そいつらとは 一味 違うんだぜ。 65 00:05:42,175 --> 00:05:44,511 待て。 なんだよ? 66 00:05:44,511 --> 00:05:48,181 歌うのか? 詩人の仕事が他にあるか? 67 00:05:48,181 --> 00:05:51,017 だが ここで歌うのか? 68 00:05:51,017 --> 00:05:53,019 フッ…。 69 00:05:55,021 --> 00:06:04,798 ♬~ 70 00:06:04,798 --> 00:06:14,975 ♬「彼の正義の炳乎たる 骸の原へと還り来て」 71 00:06:14,975 --> 00:06:20,146 ♬「双つの玄兎の交わりの」 72 00:06:20,146 --> 00:06:25,652 ♬「ラララーラララ ラーララララ ラーララ」 73 00:06:25,652 --> 00:06:36,329 ♬「緑の時節に朝影満たし」 74 00:06:36,329 --> 00:06:47,841 ♬「勇猛なる真王 此に万劫の栄あり」 75 00:06:47,841 --> 00:06:50,343 ♬~ 76 00:06:50,343 --> 00:06:55,515 ♬(オルクト)「禍難の終いは無辺たる」 77 00:06:55,515 --> 00:07:00,453 ♬「嵐の宮も静み果て」 78 00:07:00,453 --> 00:07:05,625 ♬「弌つの金烏の煌きの」 79 00:07:05,625 --> 00:07:11,498 ♬「ラララーラララ ラーララララ ラーララ」 80 00:07:11,498 --> 00:07:21,508 ♬「緑の時節に智徳を賜い」 81 00:07:21,508 --> 00:07:26,813 ♬「彼方なる真王」 82 00:07:26,813 --> 00:07:33,486 ♬「地に永劫の誓いあり」 83 00:07:33,486 --> 00:07:42,329 ♬~ 84 00:07:42,329 --> 00:07:46,499 それは… 魔王を倒せるのか? 85 00:07:46,499 --> 00:07:51,171 まともな方法で倒そうとして 何人も消えていったんだ。 86 00:07:51,171 --> 00:07:54,674 誰か1人くらい まともじゃない やり方をしなきゃあな。 87 00:07:54,674 --> 00:07:56,676 ♬(楽器の音) 88 00:07:56,676 --> 00:08:02,282 俺の音楽で 本物の魔王を 感動させてやるのさ。 89 00:08:02,282 --> 00:08:05,952 無謀だ。 愚かな試行だ。 90 00:08:05,952 --> 00:08:10,123 お前さんは どうなんだ? 勇者になりたくないのかい? 91 00:08:10,123 --> 00:08:13,793 私には 無理だ。 無理じゃないさ。 92 00:08:13,793 --> 00:08:17,630 こんな ばかですら 本物の魔王と戦おうとしている。 93 00:08:17,630 --> 00:08:21,634 今は進まずにいても いつか 戦いに来るぜ。 94 00:08:24,637 --> 00:08:28,041 今は引き返すさ。 用は済んだ。 95 00:08:29,976 --> 00:08:32,812 用? 今のが用なのか? 96 00:08:32,812 --> 00:08:35,982 ああ。 お前さんが 眺めていてくれたおかげで➡ 97 00:08:35,982 --> 00:08:38,485 やっと 試すことができた。 98 00:08:38,485 --> 00:08:41,154 魔王軍を生かして 捕らえてこれるやつは➡ 99 00:08:41,154 --> 00:08:43,990 少ないんだよ。 本当に。 100 00:08:43,990 --> 00:08:48,995 これまでは 目が見えなくなった 女の子に 試せた程度でな。 101 00:08:51,531 --> 00:08:53,500 待て。 102 00:08:55,702 --> 00:08:57,704 危うくて 見ていられん。 103 00:08:57,704 --> 00:09:00,640 おいおい 俺の歌が そんなに よかったかい? 104 00:09:00,640 --> 00:09:05,311 そういうわけではない。 それに 名前を聞いていなかった。 105 00:09:07,614 --> 00:09:10,617 漂う羅針のオルクト)) 106 00:09:10,617 --> 00:09:14,454 <魔王討伐から 遡ること 2年。 107 00:09:14,454 --> 00:09:18,625 漂う羅針のオルクトという名の 男がいた。 108 00:09:18,625 --> 00:09:23,129 彼も また 本物の魔王によって惨殺された➡ 109 00:09:23,129 --> 00:09:26,466 有象無象の1人にすぎない。 110 00:09:26,466 --> 00:09:30,303 心を救う歌声を 響かせることなく➡ 111 00:09:30,303 --> 00:09:34,007 その名を残さず 死んでいくことになる> 112 00:09:38,645 --> 00:09:41,481 (リッケ)あっ…。 113 00:09:41,481 --> 00:09:44,984 止まれ! 114 00:09:44,984 --> 00:09:47,654 俺が厄運のリッケだ。 名乗れ。 115 00:09:47,654 --> 00:09:50,323 (ジギタ・ゾギ) ずいぶんな用心ぶりですな。 116 00:09:50,323 --> 00:09:54,994 まあ そうでもないと 名うての傭兵にゃなれませんか。 117 00:09:54,994 --> 00:09:58,832 ゴブリンだと? まだ 生き残りがいたとは…。 118 00:09:58,832 --> 00:10:02,001 間違いなく 私が 千一匹目ですよ。 119 00:10:02,001 --> 00:10:06,840 千一匹目のジギタ・ゾギ。 お見知り置きを。 120 00:10:06,840 --> 00:10:08,842 仲介人は ミニアだったはずだ。 121 00:10:08,842 --> 00:10:14,514 顔を見せずに取引する方法なんざ いくらでもあるってわけです。 122 00:10:14,514 --> 00:10:17,350 だが 今日は 顔を見せた。 123 00:10:17,350 --> 00:10:21,020 リッケさんには それなりの額を もらってますからね。 124 00:10:21,020 --> 00:10:24,190 あっ それとも ゴブリンは お嫌いで? 125 00:10:24,190 --> 00:10:29,028 特に 差別意識はない。 珍しい種族だっただけだ。 126 00:10:29,028 --> 00:10:32,532 今回は ランナ農耕地からの ご依頼でしたな。 127 00:10:32,532 --> 00:10:35,535 最後の地の 全生物の駆除…。 128 00:10:35,535 --> 00:10:39,873 小さな農村が 大それた依頼を打ったもんです。 129 00:10:39,873 --> 00:10:42,375 最後の地からの獣のせいで➡ 130 00:10:42,375 --> 00:10:45,712 アリモ列村では 2度も惨劇が起こった。 131 00:10:45,712 --> 00:10:49,215 小さな村だろうと怖いのは同じだ。 132 00:10:49,215 --> 00:10:54,220 私を下請けに雇っていては リッケさんも大赤字でしょう? 133 00:10:54,220 --> 00:10:57,891 俺のことはいい。 あんたは戦えるのか? 134 00:10:57,891 --> 00:11:01,194 俺の獲物も知ってるんだろう? フン…。 135 00:11:01,194 --> 00:11:06,866 うわさには聞きましたな。 魔王の落とし子がいると。 136 00:11:06,866 --> 00:11:08,868 (火の粉のはぜる音) 137 00:11:08,868 --> 00:11:12,872 (リッケ)触れ込みが本当なら 敵は 魔王と同種だ。 138 00:11:12,872 --> 00:11:16,376 あんたに 気を回せる余裕はない… と思う。 139 00:11:16,376 --> 00:11:18,711 (ジギタ・ゾギ)たった1人で 魔王の落とし子を➡ 140 00:11:18,711 --> 00:11:21,014 倒す算段が おありで? 141 00:11:21,014 --> 00:11:24,183 1人? 誰が そう言った? 142 00:11:24,183 --> 00:11:28,021 ほう すると… あっ…。 143 00:11:28,021 --> 00:11:32,525 (クラフニル)話し声が響くぞ リッケ。 144 00:11:32,525 --> 00:11:36,529 まっ… まさか あなたのような方まで…。 145 00:11:36,529 --> 00:11:42,702 詞術の四系統を超えた 第五の系統 心の術を見いだしたとされる➡ 146 00:11:42,702 --> 00:11:45,205 真理の蓋のクラフニル。 147 00:11:45,205 --> 00:11:51,377 ゴブリン 邪魔すれば殺す。 1つ目の忠告だ。 148 00:11:51,377 --> 00:11:53,546 そういうわけだ。 149 00:11:53,546 --> 00:11:57,350 クラフニルと俺で 最後の地を攻略する。 150 00:12:02,822 --> 00:12:07,827 魔王の落とし子…。 本物の魔王が子を作りますかね? 151 00:12:07,827 --> 00:12:12,832 さあね。 やつの正体を 正しく 知っているやつなんていないさ。 152 00:12:12,832 --> 00:12:14,834 んっ? おい。 153 00:12:18,338 --> 00:12:22,508 ここで待てるか? 私だけなら 逃げるかもしれませんよ。 154 00:12:22,508 --> 00:12:25,845 あんたが そういうことを しないやつなのは わかるさ。 155 00:12:25,845 --> 00:12:28,848 ごっ… ごめんなさい…。 156 00:12:28,848 --> 00:12:31,851 (クラフニル)こいつか? (リッケ)わからない。 157 00:12:31,851 --> 00:12:35,521 会った兵士は ほとんど 敵の姿を見ていない。 158 00:12:35,521 --> 00:12:39,125 たぶん 動きが速すぎたからだ。 ならば…。 159 00:12:41,694 --> 00:12:43,696 ハッ! 160 00:12:43,696 --> 00:12:47,700 私のミガムドは 落とし子より速く飲むぞ。 161 00:12:47,700 --> 00:12:51,537 クラフニル! 音と振動で 周りの生き物が気付く! 162 00:12:51,537 --> 00:12:55,375 一ところに集めたほうが 駆除しやすかろう。 163 00:12:55,375 --> 00:12:58,544 群れを相手取るのは 自信がないか? 164 00:12:58,544 --> 00:13:00,513 まさか。 やっかいなだけだ。 165 00:13:00,513 --> 00:13:05,184 クッフッフッフッフッ… がきが よく ほざく。 166 00:13:05,184 --> 00:13:07,186 うぅ…。 嫌だ。 167 00:13:07,186 --> 00:13:09,355 怖い。 助け… 助けて。 168 00:13:09,355 --> 00:13:13,660 うっ… うっ! まだまだ来るぞ クラフニル! 169 00:13:13,660 --> 00:13:19,198 私の先を越すな。 これは 1つ目の忠告だ。 170 00:13:19,198 --> 00:13:21,367 (咆哮) 171 00:13:25,204 --> 00:13:28,708 (魔王軍たち)うっ! 172 00:13:28,708 --> 00:13:30,843 なんで…。 173 00:13:30,843 --> 00:13:33,680 こんな ひどい土地で 暮らしてるんだか! 174 00:13:33,680 --> 00:13:36,215 あっ…。 175 00:13:36,215 --> 00:13:39,385 チッ! (クラフニル)右だ! ハッ! 176 00:13:44,557 --> 00:13:47,894 何者だ? (ツー)君たちこそ…。 177 00:13:47,894 --> 00:13:50,730 君たちこそ 何者なんだ? 178 00:13:50,730 --> 00:13:53,733 勝手に来て 弱いやつらを殺して! 179 00:13:53,733 --> 00:13:57,737 殺すって 悪いことだって 教わらなかったのか? 180 00:13:57,737 --> 00:14:01,174 んっ? みんな 苦しんでるのに…。 181 00:14:01,174 --> 00:14:03,676 誰よりも助けがいるのに! 182 00:14:03,676 --> 00:14:08,514 俺の名前は 厄運のリッケ。 魔王の落とし子は君だな。 183 00:14:08,514 --> 00:14:11,684 魔王の落とし子だって? 違う! 184 00:14:11,684 --> 00:14:17,056 教えてやる! 僕の名前は ツー! 魔法のツーだ! 185 00:14:24,831 --> 00:14:26,999 ((セフィト:ハッ…。 186 00:14:26,999 --> 00:14:31,504 嫌だ 嫌だ 嫌だ。 187 00:14:31,504 --> 00:14:36,509 ここ… 怖い。 嫌だ。 やだよ。 188 00:14:36,509 --> 00:14:38,511 どうなるんだろう? 189 00:14:38,511 --> 00:14:40,513 どうなるんだろう? どうなるんだろう? 190 00:14:40,513 --> 00:14:43,516 ハァハァハァ…。 191 00:14:43,516 --> 00:14:48,354 こっ… 怖い。 助けて こんなの嫌だ! 192 00:14:48,354 --> 00:14:50,356 (ツー)やめろ! あっ…。 193 00:14:50,356 --> 00:14:53,192 んっ…。 あっ…。 フッ! 194 00:14:53,192 --> 00:14:55,528 大丈夫? あっ… あなたは…。 195 00:14:55,528 --> 00:15:01,634 僕は ツー。 魔法のツーだ。 君は その どうして…。 196 00:15:01,634 --> 00:15:05,505 どうして こんなことを? んっ…。 197 00:15:05,505 --> 00:15:09,509 みんな 苦しんでて みんな 死んでた。 198 00:15:09,509 --> 00:15:11,511 こんなの ひどすぎる。 199 00:15:11,511 --> 00:15:14,514 違う! わっ… 私のせいじゃな…。 200 00:15:14,514 --> 00:15:17,817 当たり前だ! 行こう! あっ…。 201 00:15:17,817 --> 00:15:21,687 大丈夫だ。 世界は残酷じゃない! 202 00:15:21,687 --> 00:15:25,024 どんなときでも たくさんの可能性があって➡ 203 00:15:25,024 --> 00:15:28,194 いくらでも色があって…。 204 00:15:28,194 --> 00:15:31,030 んっ! それなら 君が笑える未来だって➡ 205 00:15:31,030 --> 00:15:35,368 きっと あるってことだよ! あなたは 誰なの? 206 00:15:35,368 --> 00:15:39,705 アハハ! 実は 僕も よくわからないんだよね! 207 00:15:39,705 --> 00:15:42,542 でも 大事なことは 最初から知ってる。 208 00:15:42,542 --> 00:15:46,379 君の名前以外はね! 聞いてもいいかな? 209 00:15:46,379 --> 00:15:48,381 セフィト。 210 00:15:48,381 --> 00:15:53,219 んっ! よろしく セフィト! きっと 笑ったほうがいいな。 211 00:15:53,219 --> 00:15:55,888 あっ…。 セフィトは 絶対➡ 212 00:15:55,888 --> 00:16:00,126 笑ったほうが かわいいってこと! 自分で そう思わない?)) 213 00:16:00,126 --> 00:16:04,630 <2人は その日に たった一度 出会ったきりだ。 214 00:16:04,630 --> 00:16:09,135 他の誰とも わかち合えない 幻のように> 215 00:16:09,135 --> 00:16:11,804 蹴り飛ばされて 反省しろ! 216 00:16:11,804 --> 00:16:15,475 チッ! 217 00:16:15,475 --> 00:16:17,977 ハッ! 218 00:16:17,977 --> 00:16:20,646 こちらを狙うとはな…。 219 00:16:20,646 --> 00:16:23,983 わかってるぞ! 本体は 別の所にいるんだろ! 220 00:16:23,983 --> 00:16:27,653 それが わかったところで 何ができる? 221 00:16:27,653 --> 00:16:29,655 クラフニルより セイヴの骸へ…。 222 00:16:29,655 --> 00:16:31,657 させるか! (クラフニル)紫紺の茎 破れし鼓膜…。 223 00:16:31,657 --> 00:16:34,327 くっ! なっ! (クラフニル)水の円環。 224 00:16:34,327 --> 00:16:36,329 浸せ。 225 00:16:39,332 --> 00:16:42,501 くっ! うっ…。 226 00:16:42,501 --> 00:16:46,339 うぅ… くっそ~! 油断した! 227 00:16:46,339 --> 00:16:50,343 クラフニル やつの防御を 貫く方法を考えてくれ。 228 00:16:50,343 --> 00:16:52,678 すでに済ませている。 229 00:16:52,678 --> 00:16:56,515 神経と呼吸を停止させる 病毒の霧だが➡ 230 00:16:56,515 --> 00:17:00,152 効いているか判断するのは貴様だ。 231 00:17:00,152 --> 00:17:03,656 どうすればいい? 232 00:17:03,656 --> 00:17:05,825 うっ! フッ! 233 00:17:05,825 --> 00:17:09,829 あっ! よけないでよ! 234 00:17:09,829 --> 00:17:13,499 これ以上 よけるなら 僕も 全力で走らないと! 235 00:17:13,499 --> 00:17:17,003 本当に 全力の蹴りが当たっちゃうと➡ 236 00:17:17,003 --> 00:17:21,841 バラバラになっちゃうから! 待て! そもそも…。 237 00:17:21,841 --> 00:17:25,511 たぁ~! んっ! 238 00:17:25,511 --> 00:17:27,513 うっ! フッ! 239 00:17:27,513 --> 00:17:30,349 いつまで続くんだ? この攻撃は! んっ! 240 00:17:30,349 --> 00:17:32,818 ハッ! んっ… ハッ! 241 00:17:38,190 --> 00:17:40,159 ハァ…。 242 00:17:43,529 --> 00:17:45,498 君は 心があるの? 243 00:17:47,867 --> 00:17:49,869 ハァ…。 244 00:17:49,869 --> 00:17:53,706 ローブのやつ どこにいるんだ? おじけづいたのか? 245 00:17:53,706 --> 00:17:55,875 おじけづくだと? 246 00:17:58,377 --> 00:18:00,546 この私がか? 247 00:18:06,152 --> 00:18:10,656 んっ… チッ! やり過ぎだ クラフニル! 248 00:18:10,656 --> 00:18:14,660 言われたとおり 防御を貫く手をそろえたまでだ。 249 00:18:14,660 --> 00:18:18,030 私は 色彩のイジックすらを超えた。 250 00:18:20,666 --> 00:18:23,169 あっ…。 251 00:18:23,169 --> 00:18:25,638 君は なんだ? 252 00:18:25,638 --> 00:18:28,841 君は 狂っていない。 そうだろう? 253 00:18:28,841 --> 00:18:32,178 ここの獣は… 魔王軍は 里を襲う。 254 00:18:32,178 --> 00:18:35,681 身を守るための戦いも 正義ではないというなら…。 255 00:18:35,681 --> 00:18:38,818 君たちが殺したやつらも そうだったの? 256 00:18:38,818 --> 00:18:42,989 みんな 本当は 助けてほしいんだよ。 257 00:18:42,989 --> 00:18:46,158 いずれ ここを出れば 人を襲うぞ。 258 00:18:46,158 --> 00:18:48,494 君は その責任を取れるのか? 259 00:18:48,494 --> 00:18:51,330 じゃあ ここの みんなは 殺されてもいいの? 260 00:18:51,330 --> 00:18:55,334 どっちも同じなら 僕は かわいそうなほうを助けるぞ! 261 00:18:55,334 --> 00:18:59,005 それが英雄としての えっと… そういう正しい…。 262 00:18:59,005 --> 00:19:02,942 仁義。 英雄としての仁義だ! 263 00:19:02,942 --> 00:19:04,944 んっ…。 264 00:19:07,446 --> 00:19:11,283 終わりだ。 うわっ! 勝手に降参しないでよ! 265 00:19:11,283 --> 00:19:13,786 息を確かめてみろ。 んっ? 266 00:19:16,122 --> 00:19:18,624 ハァ…。 267 00:19:18,624 --> 00:19:21,627 えっ? 生きてる? 268 00:19:21,627 --> 00:19:23,796 特注の薬品だ。 269 00:19:23,796 --> 00:19:26,632 矢が命中したときの圧力で 注入できる。 270 00:19:26,632 --> 00:19:28,634 まさか 貴様…。 271 00:19:28,634 --> 00:19:33,639 農村の報酬金だけで 千一匹目を 雇ったりはできないさ。 272 00:19:33,639 --> 00:19:37,643 俺の もう1つの依頼主は オカフ自由都市だ。 273 00:19:37,643 --> 00:19:40,479 最後の地の 生き残りの回収。 274 00:19:40,479 --> 00:19:44,984 農村からの依頼は 最後の地に 生物が残らなければ果たせる。 275 00:19:44,984 --> 00:19:48,654 じゃあ リッケは みんなを生かして 逃がすために…。 276 00:19:48,654 --> 00:19:51,323 少なくとも 俺は 誰も殺さないよう➡ 277 00:19:51,323 --> 00:19:54,493 加減していたつもりだ。 矛を収める理由に➡ 278 00:19:54,493 --> 00:19:56,495 ならないかもしれないが。 うぅ~ ハハハ! 279 00:19:56,495 --> 00:19:59,165 あっ… うわっ! フフッ! 280 00:19:59,165 --> 00:20:01,167 すごい! すごいよ! 281 00:20:01,167 --> 00:20:05,671 そんな守り方ができるんだ! んっ… いや その…。 282 00:20:05,671 --> 00:20:07,673 クラフニルも そうだったんじゃないのか? 283 00:20:07,673 --> 00:20:09,842 なな… 何を言う? 284 00:20:09,842 --> 00:20:12,678 (リッケ) ミガムドは 彼らを丸飲みしていた。 285 00:20:12,678 --> 00:20:15,347 生かして 胴体の中に隠してあるんだろ? 286 00:20:15,347 --> 00:20:17,349 君も そうだったの? 287 00:20:17,349 --> 00:20:21,520 まっ… 魔族の生成材料が 必要だっただけだ! くだらん! 288 00:20:21,520 --> 00:20:25,691 2人とも いいやつだったんだ! みんな これで助かるんだ~! 289 00:20:25,691 --> 00:20:28,027 違うと言っているだろう! ハハハ! フフフ! うわ~。 290 00:20:28,027 --> 00:20:30,029 とりあえず 着てくれ。 んっ? 291 00:20:30,029 --> 00:20:32,698 若い娘が そういう格好なのは よくないことだ。 292 00:20:32,698 --> 00:20:35,034 あっ… うん ありがと! 293 00:20:35,034 --> 00:20:38,537 フゥ… 本当に よかった。 294 00:20:38,537 --> 00:20:41,540 これで 誰も 追い返さなくてよくなるんだ。 295 00:20:41,540 --> 00:20:45,711 君は これから どうするんだ? ずっと 行きたい所があったんだ。 296 00:20:45,711 --> 00:20:49,548 もし リッケが 連れてってくれるなら。 俺が? 297 00:20:49,548 --> 00:20:53,052 うん。 努力してみよう。 298 00:20:53,052 --> 00:20:56,555 僕は 黄都に行きたい。 黄都だと? 299 00:20:56,555 --> 00:20:59,058 《黄都で行われる王城試合。 300 00:20:59,058 --> 00:21:01,527 クラフニルは 出場権を得ていたな…》 301 00:21:01,527 --> 00:21:03,496 (ジギタ・ゾギ)リッケさん! んっ…。 302 00:21:05,531 --> 00:21:07,867 クラフニルさんは…。 ここだ。 303 00:21:07,867 --> 00:21:11,704 はぁ~ また ずいぶんと小さくなっちまって。 304 00:21:11,704 --> 00:21:14,039 しかし 1人 増えましたな。 305 00:21:14,039 --> 00:21:17,877 この娘を黄都に連れていきたい。 手配できるか? 306 00:21:17,877 --> 00:21:22,681 もちろんです。 まだ 何台か 用意せにゃなりませんしな。 307 00:21:22,681 --> 00:21:24,683 どうして 黄都に行きたいんだ? 308 00:21:24,683 --> 00:21:28,020 だって いちばん大きい ミニアの街なんだよね? 309 00:21:28,020 --> 00:21:30,356 キラキラして にぎやかなの好きだし➡ 310 00:21:30,356 --> 00:21:33,025 料理だって たくさん食べてみたい! 311 00:21:33,025 --> 00:21:35,027 それに…。 312 00:21:37,029 --> 00:21:40,366 笑わせてやりたい 女の子がいるんだ! 313 00:21:40,366 --> 00:21:44,036 < それは 技や術の優位をも ねじ伏せる➡ 314 00:21:44,036 --> 00:21:47,873 圧倒的な身体性能を持つ。 315 00:21:47,873 --> 00:21:50,709 それは 無限の持久の力によって➡ 316 00:21:50,709 --> 00:21:53,746 永劫に停止を知らぬ。 317 00:21:53,746 --> 00:21:57,082 それは 毒や火砲すら意味を成さぬ➡ 318 00:21:57,082 --> 00:22:00,820 一切無敵の防御能を誇る。 319 00:22:00,820 --> 00:22:03,989 悪夢満つる地より現れ出た➡ 320 00:22:03,989 --> 00:22:09,328 起源不可解なる 魔の法の化身である。 321 00:22:09,328 --> 00:22:13,832 狂戦士… 魔法のツー>