1 00:00:02,002 --> 00:00:06,173 (砲撃音) 2 00:00:06,173 --> 00:00:08,675 (ユキハル)うっ… んっ…。 3 00:00:08,675 --> 00:00:12,012 オカフが隠す 本物の魔王の情報…。 4 00:00:12,012 --> 00:00:15,849 きっと 君と同じ 国家級のスキャンダルだ。 5 00:00:15,849 --> 00:00:20,854 こっちの世界じゃ 写真なんて 誰も撮ってないよな。 6 00:00:20,854 --> 00:00:23,690 となると 死体の一部とか…。 7 00:00:23,690 --> 00:00:25,692 あ~… あっ 違う。 うっ… うぅ…。 8 00:00:25,692 --> 00:00:28,028 助け… 助けて…。 う~ん… こんなんじゃない! 9 00:00:28,028 --> 00:00:31,865 死体の一部… 一部でいいんだよ。 ユキハル 見えないけど 君➡ 10 00:00:31,865 --> 00:00:34,535 もしかして 刺されてるんじゃない? 11 00:00:34,535 --> 00:00:37,704 ああ… そうか。 12 00:00:37,704 --> 00:00:43,210 アハッ! これは すごいぞ! 僕が恐怖を感じてるのか。 13 00:00:43,210 --> 00:00:47,214 好奇心と恐怖で 余裕がなくなっていた! 14 00:00:47,214 --> 00:00:51,218 アッハハ! ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ! 私 夫を食べてしまって…。 15 00:00:51,218 --> 00:00:56,223 いや~ 奥さん いやいやいや… 参ったな。 16 00:00:56,223 --> 00:00:59,226 うっ…。 ユキハル! うっ…。 17 00:00:59,226 --> 00:01:01,695 邪魔。 18 00:01:01,695 --> 00:01:04,698 邪~魔! 19 00:01:04,698 --> 00:01:09,036 邪魔だな~。 取材の邪魔! 邪魔だよ! 20 00:01:09,036 --> 00:01:15,542 ハァ… フゥ… フゥー。 よし よ~し… 冷静になった。 21 00:01:15,542 --> 00:01:20,714 ねえ 私が言えることじゃないけど あまり 大丈夫じゃないよ? 22 00:01:20,714 --> 00:01:23,550 ハハハ! そうかも。 23 00:01:23,550 --> 00:01:27,888 でも なんにせよ 君と僕は 一蓮托生なんだ。 24 00:01:27,888 --> 00:01:30,557 最後まで徹底的にやるさ。 25 00:01:30,557 --> 00:01:33,894 そうだね。 君が死ぬまでくらいなら➡ 26 00:01:33,894 --> 00:01:39,366 せいぜい つきあうよ。 アッハハハ! ありがとう。 助かるよ。 27 00:01:39,366 --> 00:01:43,036 真実を手に入れる そのときまで➡ 28 00:01:43,036 --> 00:01:45,539 恐怖くらい くぐり抜けてやる。 29 00:03:35,882 --> 00:03:39,886 よう 黄昏潜り。 また会ったな。 30 00:03:39,886 --> 00:03:46,059 ハハッ! どうも 行商さ… んっ? (銃を構える音) 31 00:03:46,059 --> 00:03:48,562 いい物は見つかったか? 32 00:03:48,562 --> 00:03:53,900 その様子じゃ… 大規模な部隊は動かせなかった? 33 00:03:53,900 --> 00:03:57,904 アリモ列村には ノーフェルトの部隊がいるし…。 34 00:03:57,904 --> 00:04:01,641 あんたに恨みはないが 悪いな。 35 00:04:01,641 --> 00:04:07,647 ハハッ! でも いるんだよ。 大きな部隊を動かせるやつが。 36 00:04:07,647 --> 00:04:11,485 あっ! 37 00:04:11,485 --> 00:04:14,488 うっ…。 38 00:04:14,488 --> 00:04:17,824 なっ! なんだ? 39 00:04:17,824 --> 00:04:19,826 あっ…。 うっ…。 40 00:04:19,826 --> 00:04:23,663 ランナ農耕地からの 魔王軍駆除依頼…。 41 00:04:23,663 --> 00:04:28,502 ノーフェルト個人の権限じゃ 介入する余地はない。 42 00:04:28,502 --> 00:04:32,339 うっ…。 どういうことだ!? 厄運のリッケ! 43 00:04:32,339 --> 00:04:34,508 (リッケ)それは こちらのせりふだぞ。 44 00:04:34,508 --> 00:04:36,510 俺が オカフと契約したのは➡ 45 00:04:36,510 --> 00:04:40,013 回収した魔王軍を保護する という条件だったはず。 46 00:04:40,013 --> 00:04:43,683 お前たちは 黄昏潜りを殺そうとした以上➡ 47 00:04:43,683 --> 00:04:47,187 捕らえた魔王軍にも 同じことをしないとは言えない。 48 00:04:47,187 --> 00:04:50,690 うっ… 俺たちみたいな部隊が いることは➡ 49 00:04:50,690 --> 00:04:53,026 黄昏潜りから聞いたのか? 50 00:04:53,026 --> 00:04:58,365 いいや 千一匹目の仲介だ。 (ジギタ・ゾギ)リッケさん。 51 00:04:58,365 --> 00:05:02,502 そこは 正直に答えなくたって いいと思いますがね。 52 00:05:02,502 --> 00:05:04,504 (ユキハル)千一匹目…。 53 00:05:04,504 --> 00:05:07,974 彼が この僕のクライアントだったんですよ。 54 00:05:12,012 --> 00:05:16,183 フン… お手柄です ユキハル殿。 55 00:05:16,183 --> 00:05:21,655 オカフとの交渉材料… この一手で 万事 そろいました。 56 00:05:32,866 --> 00:05:36,369 (モリオ) ようやく会えたな 逆理のヒロト。 57 00:05:36,369 --> 00:05:39,206 (ヒロト) 覚えがめでたいようで光栄です。 58 00:05:39,206 --> 00:05:42,209 私も 有山盛男さんと お会いできる日を➡ 59 00:05:42,209 --> 00:05:45,045 楽しみにしていました。 フッ…。 60 00:05:45,045 --> 00:05:48,715 黒い音色のカヅキに 誰が武器を流していたか➡ 61 00:05:48,715 --> 00:05:51,218 俺が 知らないとでも 思ってるのか? 62 00:05:51,218 --> 00:05:55,722 確かに 私が銃や兵站を提供しなければ➡ 63 00:05:55,722 --> 00:05:59,960 水村香月さんは オカフの攻略を 諦めたかもしれません。 64 00:05:59,960 --> 00:06:03,797 ですが そうなれば 黄都も 別の手に出ていたでしょう。 65 00:06:03,797 --> 00:06:07,467 フゥ… それは わかっている。 66 00:06:07,467 --> 00:06:11,638 連中も いよいよ 俺たちの存在が 邪魔だろうからな。 67 00:06:11,638 --> 00:06:16,643 今や オカフは 黄都にとって 最大の脅威目標となりました。 68 00:06:16,643 --> 00:06:19,479 次こそ 黄都の軍が動くはずです。 69 00:06:19,479 --> 00:06:23,483 現状の戦力なら オカフは敗北する。 70 00:06:23,483 --> 00:06:27,153 それを防ぐための援軍は あんたの軍しかない。 71 00:06:27,153 --> 00:06:31,491 どう転ぼうが あんたの 仕組んだ話になるわけだな。 72 00:06:31,491 --> 00:06:33,493 もちろん 私は いつでも➡ 73 00:06:33,493 --> 00:06:35,996 自分の利益のために動いています。 74 00:06:35,996 --> 00:06:37,998 けれど 私の言う利益は➡ 75 00:06:37,998 --> 00:06:42,669 私の味方の利益も含むものです。 (モリオ)具体的には? 76 00:06:42,669 --> 00:06:45,839 (ヒロト)次は あなた方が売り手になる番です。 77 00:06:45,839 --> 00:06:51,344 私が オカフ自由都市の傭兵を 全員 雇います。 78 00:06:51,344 --> 00:06:55,348 まさか 国を買う気か? 79 00:06:55,348 --> 00:06:59,019 黄都との戦争で 1人の兵も失わず➡ 80 00:06:59,019 --> 00:07:02,822 戦後交渉を有利に進める算段も 立っています。 81 00:07:02,822 --> 00:07:08,295 更に あなたの兵が戦うべき戦場も 提供できます。 82 00:07:08,295 --> 00:07:11,131 悪いが 簡単には信じられない。 83 00:07:11,131 --> 00:07:14,968 それに あんたの交渉材料が 公開されたら➡ 84 00:07:14,968 --> 00:07:18,138 すべてが破滅だ。 (ヒロト)ええ。 85 00:07:18,138 --> 00:07:22,309 あんたは信頼できて 背中を預けるに足る人間か➡ 86 00:07:22,309 --> 00:07:24,477 その証明が欲しい。 87 00:07:24,477 --> 00:07:26,479 確かに。 88 00:07:28,648 --> 00:07:31,318 私が どのような力を持っているのか➡ 89 00:07:31,318 --> 00:07:33,320 何を成し遂げたのか。 90 00:07:33,320 --> 00:07:36,489 お見せする日が 来たのかもしれません。 91 00:07:36,489 --> 00:07:39,659 この国の傭兵 全員を…。 92 00:07:39,659 --> 00:07:42,829 私が 1人で制圧してみせます。 93 00:07:42,829 --> 00:07:45,165 正気か? 94 00:07:45,165 --> 00:07:48,501 もちろん あなたの兵を 傷つけることはありません。 95 00:07:48,501 --> 00:07:51,604 これから 同盟を結ぶ相手なのですから。 96 00:07:56,876 --> 00:07:59,379 武器ではありませんよ。 えっ? 97 00:07:59,379 --> 00:08:01,815 もう一度 中身を あらためますか? 98 00:08:01,815 --> 00:08:06,820 いえ…。 それより 監視塔で 何をされるおつもりですか? 99 00:08:06,820 --> 00:08:10,790 アッハハ! 狙撃でもするように見えますか? 100 00:08:10,790 --> 00:08:14,794 🔊あ~! んっ…。 (市民たち)んっ? 101 00:08:14,794 --> 00:08:18,465 あ~ あ~! あっ… んっ…。 102 00:08:18,465 --> 00:08:21,501 オカフ自由都市の皆さん! あいつか…。 103 00:08:21,501 --> 00:08:25,171 けがさせるのは まずいんだろ? 何もしてこないかぎりな。 104 00:08:25,171 --> 00:08:27,340 俺たちに勝つとか 言ってるらしいぞ。 105 00:08:27,340 --> 00:08:32,312 客人 逆理のヒロトです! よろしくお願いします! 106 00:08:32,312 --> 00:08:37,016 私は この オカフ自由都市に 3日 滞在しました。 107 00:08:37,016 --> 00:08:39,686 そして 彼方を知る者として➡ 108 00:08:39,686 --> 00:08:42,522 その すばらしさに驚嘆しました。 109 00:08:42,522 --> 00:08:45,525 🔊この街には 種族の分け隔てがない。 110 00:08:45,525 --> 00:08:47,527 🔊彼方では 同じミニアですら➡ 111 00:08:47,527 --> 00:08:50,196 いがみ合い 争っていたというのに➡ 112 00:08:50,196 --> 00:08:53,333 ここでは 人族も鬼族も 共に暮らし➡ 113 00:08:53,333 --> 00:08:55,502 戦友として戦っている。 114 00:08:55,502 --> 00:08:59,005 🔊この街には 自然な形の秩序があります! 115 00:08:59,005 --> 00:09:01,941 🔊では 黄都は どうだったでしょうか? 116 00:09:01,941 --> 00:09:05,945 旧態依然とした ミニア至上主義は 詞術によって➡ 117 00:09:05,945 --> 00:09:08,948 誰しもが 意思を通ずる この世界にふさわしい➡ 118 00:09:08,948 --> 00:09:11,284 自然な統治と言えるでしょうか? 119 00:09:11,284 --> 00:09:14,954 🔊最初の一行 彼岸のネフトは リカントでした。 120 00:09:14,954 --> 00:09:19,292 🔊彼は 今 ゴカシェ砂海での隠とんを 余儀なくされています。 121 00:09:19,292 --> 00:09:22,295 🔊黄都の人々が 最初の一行➡ 122 00:09:22,295 --> 00:09:25,965 汚れた地のルメリーの名を 挙げることはあるでしょうか? 123 00:09:25,965 --> 00:09:30,136 🔊彼女は エルフではありますが 偉大な英雄です。 んっ…。 124 00:09:30,136 --> 00:09:32,472 私も ミニアです。 125 00:09:32,472 --> 00:09:36,476 多種族の共存共栄を 語る資格などあるのかと➡ 126 00:09:36,476 --> 00:09:38,478 疑問に お思いの方も いらっしゃるでしょう。 127 00:09:38,478 --> 00:09:40,647 いきなり出てきて 何を言いだすのか? 128 00:09:40,647 --> 00:09:44,818 もしかして 教会の告解室と 間違えた あほなのか? 129 00:09:44,818 --> 00:09:48,488 そう お思いでしょう。 エヘヘ! (笑い声) 130 00:09:48,488 --> 00:09:52,826 新型銃の取引で 私の名を 耳にしたことのある方が➡ 131 00:09:52,826 --> 00:09:54,994 いるかもしれません。 あっ! 132 00:09:54,994 --> 00:09:58,331 この銃が どこで造られているか ご存じでしょうか? 133 00:09:58,331 --> 00:10:03,336 🔊黄都? ナガン迷宮都市? それとも ハキィナ小州? 134 00:10:03,336 --> 00:10:05,338 どれでもありません。 135 00:10:05,338 --> 00:10:09,509 🔊私の造った銃は この大陸で 生産した物ではありません。 136 00:10:09,509 --> 00:10:12,679 🔊では 彼方? それも異なります。 137 00:10:12,679 --> 00:10:15,014 そうなのか? じゃあ…。 138 00:10:15,014 --> 00:10:19,853 そう! それをもって 私の身分を紹介いたしましょう。 139 00:10:19,853 --> 00:10:22,188 私は 逆理のヒロト! 140 00:10:22,188 --> 00:10:26,359 69年の歳月をかけ 第三の別世界を創りました! 141 00:10:26,359 --> 00:10:29,362 皆さんの知らぬ世界を! 142 00:10:29,362 --> 00:10:32,866 🔊世界の果て! 海の彼方! (ざわめき) 143 00:10:32,866 --> 00:10:36,202 私が創ったのは ゴブリンの国です! 144 00:10:36,202 --> 00:10:39,906 ご覧ください! 彼らが 私の仲間です! 145 00:10:41,875 --> 00:10:46,045 ゴブリン!? 絶滅したんじゃ…。 146 00:10:46,045 --> 00:10:49,048 🔊(ヒロト)あなた方は 信じることができますか? 147 00:10:49,048 --> 00:10:51,885 🔊下等とされたゴブリンが 銃を生産しうる➡ 148 00:10:51,885 --> 00:10:53,887 文明を持っていると。 149 00:10:53,887 --> 00:10:57,056 🔊彼らが国家を形成し 私のような人族と➡ 150 00:10:57,056 --> 00:10:59,559 共存することができると。 151 00:10:59,559 --> 00:11:02,362 オカフのあなた方は ご存じでしょう。 152 00:11:02,362 --> 00:11:05,865 鬼族と人族が共存可能なのだと。 153 00:11:05,865 --> 00:11:10,036 そして 何より あなた方も ゴブリンの手による兵器に➡ 154 00:11:10,036 --> 00:11:13,373 幾度も命を預け 助けられてきた! 155 00:11:13,373 --> 00:11:15,375 🔊いくつもの証拠を➡ 156 00:11:15,375 --> 00:11:18,878 あなた方は すでに その目で見ているはずです。 157 00:11:18,878 --> 00:11:20,847 🔊もう一度 言いましょう! 158 00:11:20,847 --> 00:11:24,350 🔊この オカフ自由都市は すばらしい都市です! 159 00:11:24,350 --> 00:11:28,354 🔊しかし 今 黄都が この地を脅かしている! 160 00:11:28,354 --> 00:11:32,692 🔊モリオ様が作り上げた共栄の秩序が 失われようとしている! 161 00:11:32,692 --> 00:11:36,029 🔊だから 私は あなた方を助けたい! 162 00:11:36,029 --> 00:11:40,533 🔊利益のため? そうです! 保身のため? そうです! 163 00:11:40,533 --> 00:11:45,038 🔊私は 清廉潔白な理想や平和を 語るつもりはありません! 164 00:11:45,038 --> 00:11:48,374 ですが 実績だけは お約束できます! 165 00:11:48,374 --> 00:11:52,045 かつて 地平より 排斥された ゴブリンを救ったのと同じく➡ 166 00:11:52,045 --> 00:11:54,881 あなた方を余さず救うと! 167 00:11:54,881 --> 00:12:01,087 この 逆理のヒロトとゴブリンの大軍団が あなた方の味方であると! 168 00:12:02,989 --> 00:12:06,826 拡声器を下ろせ。 わかりました。 169 00:12:06,826 --> 00:12:09,529 少し重いので 受け取ってもらえますか? 170 00:12:11,664 --> 00:12:13,666 んっ…。 171 00:12:13,666 --> 00:12:16,336 私は ここに➡ 172 00:12:16,336 --> 00:12:18,338 オカフとの友好を お約束いたします! 173 00:12:18,338 --> 00:12:21,341 貴様…。 (歓声) 174 00:12:21,341 --> 00:12:24,177 最初に申し上げたとおりです。 175 00:12:24,177 --> 00:12:26,346 あなたに 決して 損はさせません。 176 00:12:26,346 --> 00:12:32,685 オカフ自由都市の皆様 私は モリオ様と約束しています! 177 00:12:32,685 --> 00:12:36,689 私が勝てば 私と 私の軍と 私の武器が➡ 178 00:12:36,689 --> 00:12:38,691 あなた方の力になると! 179 00:12:38,691 --> 00:12:41,361 これまで以上の文明と発展を➡ 180 00:12:41,361 --> 00:12:43,696 あなた方に お約束すると! (歓声) 181 00:12:43,696 --> 00:12:48,868 どうか この 逆理のヒロトを 勝たせてください! 182 00:12:48,868 --> 00:12:53,373 ハァ… 私と 何よりも あなた方が勝つために! 183 00:12:53,373 --> 00:12:55,375 モリオ様が勝つために! 184 00:12:55,375 --> 00:12:58,878 逆理のヒロトを… この 逆理のヒロトを➡ 185 00:12:58,878 --> 00:13:01,681 どうか 勝たせてください! 186 00:13:01,681 --> 00:13:04,183 (歓声と拍手) 187 00:13:04,183 --> 00:13:07,854 これが狙いか…。 ええ。 188 00:13:07,854 --> 00:13:11,190 私は この場の全員に 打ち勝つことができました。 189 00:13:11,190 --> 00:13:13,359 そして 俺は あんたと➡ 190 00:13:13,359 --> 00:13:16,529 組まざるをえなくなった というわけだな。 191 00:13:16,529 --> 00:13:21,534 それで? 俺の兵を傷つけず 有利な戦後交渉。 192 00:13:21,534 --> 00:13:24,704 勝算は あるんだろうな? もちろんです。 193 00:13:24,704 --> 00:13:27,874 トギエ市の旧王国主義者を 利用します。 194 00:13:27,874 --> 00:13:30,376 連中と手を組むつもりか? 195 00:13:30,376 --> 00:13:32,345 いいえ。 (指を鳴らす音) 196 00:13:34,681 --> 00:13:39,018 んっ? お初に お目にかかります モリオ殿。 197 00:13:39,018 --> 00:13:41,888 ゴブリン…。 (ヒロト)ご紹介しましょう。 198 00:13:41,888 --> 00:13:47,560 千一匹目のジギタ・ゾギ。 私の 最も信頼の置ける参謀です。 199 00:13:47,560 --> 00:13:50,863 手はずは 済んでいるね? もちろんです。 200 00:13:50,863 --> 00:13:54,867 あとは 動くのを待つだけの段階ですな。 201 00:13:54,867 --> 00:13:56,869 うん。 202 00:13:56,869 --> 00:14:01,174 いつでも 壊滅できます。 アッハハ。 203 00:14:06,145 --> 00:14:10,983 ♬~ 204 00:14:10,983 --> 00:14:17,190 ♬~ 205 00:14:17,190 --> 00:14:22,995 トギエ市の旧王国軍は ギルネス将軍の下 今なお 増加中とのこと。 206 00:14:22,995 --> 00:14:25,331 我が軍は 台地下の森を挟み➡ 207 00:14:25,331 --> 00:14:29,669 摘果のカニーヤが指揮を執る 敵前線と こう着状態です。 208 00:14:29,669 --> 00:14:34,340 斥候部隊が森林の突破を試みるも 3名が戦死。 209 00:14:34,340 --> 00:14:37,343 手だれの遊撃手が 待ち伏せているもようです。 210 00:14:37,343 --> 00:14:41,013 (ダント)援軍は? 今のところは 何も…。 211 00:14:41,013 --> 00:14:45,685 第九将のヤニーギズ将軍も イマグ市に下がられたままです。 212 00:14:45,685 --> 00:14:48,688 《気に食わん…。 どいつも こいつも➡ 213 00:14:48,688 --> 00:14:51,691 現実の問題に 対処するつもりがないのか? 214 00:14:51,691 --> 00:14:55,528 勇者だ 英雄だと ざれ言を抜かすばかりだ…》 215 00:14:55,528 --> 00:14:58,364 報告です! オカフ自由都市と思われる軍が➡ 216 00:14:58,364 --> 00:15:00,299 こちらに向け 進行中! 217 00:15:00,299 --> 00:15:02,468 (一同)なっ…。 オカフだと? 218 00:15:02,468 --> 00:15:06,139 規模 2,000! 現在 カミケ街道を行軍中とのこと! 219 00:15:06,139 --> 00:15:08,474 (一同)あっ…。 傭兵どもめ…。 220 00:15:08,474 --> 00:15:11,310 旧王国主義者と 合流するつもりか? 221 00:15:11,310 --> 00:15:15,148 すぐに各隊長を招集しろ! イマグ市に取って返す! 222 00:15:15,148 --> 00:15:17,984 こっ… この拠点を放棄されるのですか? 223 00:15:17,984 --> 00:15:21,587 イマグ市とのつながりを断たれれば 全員 干上がるぞ! 224 00:15:26,359 --> 00:15:28,828 (カニーヤ)そうか オカフが…。 225 00:15:28,828 --> 00:15:31,998 しかし オカフ軍の狙いは なんでしょうか? 226 00:15:31,998 --> 00:15:36,836 黄都軍の撃破を手土産に こちらに下るつもりなのかも。 227 00:15:36,836 --> 00:15:39,505 どちらにせよ 利用できるわね。 228 00:15:39,505 --> 00:15:43,509 敵が動くのが今なら 我らが動くべきときも今です。 229 00:15:43,509 --> 00:15:48,681 ええ。 森を抜け 逃走中の黄都軍の後背をたたく。 230 00:15:48,681 --> 00:15:52,718 敵は 我々が切り開いた抜け道に 気付いていない。 231 00:15:52,718 --> 00:15:57,223 行きましょう。 ギルネス様も きっと喜ぶわ。 232 00:15:57,223 --> 00:16:00,626 伏兵のないことを 私が証明する! 233 00:16:00,626 --> 00:16:06,299 騎馬隊に続け! (一同)お~! 234 00:16:06,299 --> 00:16:11,471 さあ さあ さあ 第二十四将ダント! 首級をくれ! 235 00:16:11,471 --> 00:16:14,473 《カニーヤ:すべてが 私たちの有利に運んでいる。 236 00:16:14,473 --> 00:16:18,978 まるで あつらえたかのように。 大勝だ!》 237 00:16:18,978 --> 00:16:21,481 んっ…。 (爆発音と ごう音) 238 00:16:21,481 --> 00:16:25,985 なっ! (兵士たち)うわ~! 239 00:16:25,985 --> 00:16:27,987 カニーヤ様! 240 00:16:27,987 --> 00:16:30,490 カニーヤ様 こちらへ! うっ! 241 00:16:30,490 --> 00:16:32,658 運河の堤防を切ったのか? 242 00:16:32,658 --> 00:16:36,329 黄都軍に そんな動向はなかったはず…。 243 00:16:36,329 --> 00:16:38,331 うわっ! うっ…。 244 00:16:38,331 --> 00:16:41,334 ハァ… うっ… うっ! 245 00:16:41,334 --> 00:16:44,170 うっ! あっ! がっ! 246 00:16:44,170 --> 00:16:46,172 うっ! うわっ! 247 00:16:46,172 --> 00:16:49,075 あっ…。 カニーヤ様 あれは! あっ…。 248 00:16:53,346 --> 00:16:55,348 こいつは…。 249 00:16:55,348 --> 00:16:59,685 (オゾネズマ)誰もが 英雄の素養を その体に持つ。 250 00:16:59,685 --> 00:17:04,156 その男の足の腱は すばらしい 瞬発力を持っているが…。 251 00:17:04,156 --> 00:17:06,125 んっ…。 252 00:17:08,327 --> 00:17:10,830 弓手向きの体ではない。 253 00:17:10,830 --> 00:17:13,466 あいつを しとめるぞ! (兵士たち)ははっ! 254 00:17:13,466 --> 00:17:17,003 敵対行動と取られたのは心外だ。 255 00:17:17,003 --> 00:17:21,073 だが 同じことだな。 名を伝えておこう。 256 00:17:23,175 --> 00:17:26,345 (3人)あっ…。 257 00:17:26,345 --> 00:17:29,348 私は オゾネズマ。 258 00:17:29,348 --> 00:17:31,350 キメラだ。 259 00:17:31,350 --> 00:17:35,655 これは どういうことだ? 逆理のヒロト! 260 00:17:35,655 --> 00:17:39,158 お初に お目にかかります ダント閣下。 261 00:17:39,158 --> 00:17:43,162 私は 閣下の助力となるべく 参上いたしました。 262 00:17:43,162 --> 00:17:45,665 戦争に横合いから介入し➡ 263 00:17:45,665 --> 00:17:48,501 助けてやったのだから 恩に着ろと? 264 00:17:48,501 --> 00:17:51,671 閣下 今の状況からして➡ 265 00:17:51,671 --> 00:17:56,008 黄都本国は 閣下が無断で オカフとの交渉を進め➡ 266 00:17:56,008 --> 00:17:59,011 傭兵を援軍に用いたと 考えるでしょう。 267 00:17:59,011 --> 00:18:02,615 くっ… それこそ 貴様らの仕組んだことだろうが! 268 00:18:02,615 --> 00:18:04,984 (ヒロト)事実の話ではありません。 269 00:18:04,984 --> 00:18:08,321 私は 解釈する余地が あるかどうかの話をしています。 270 00:18:08,321 --> 00:18:10,323 くっ…。 271 00:18:10,323 --> 00:18:15,494 北方方面軍の もう1人の将 ヤニーギズ将軍は➡ 272 00:18:15,494 --> 00:18:18,998 前線に立たれないのですか? それは…。 273 00:18:18,998 --> 00:18:22,501 (ヒロト)恐らく 王城試合を計画する改革派が➡ 274 00:18:22,501 --> 00:18:25,137 今回の配置を仕組んだのでしょう。 275 00:18:25,137 --> 00:18:30,142 閣下は 勇者による改革を望まない 女王派ですから。 276 00:18:30,142 --> 00:18:32,645 うっ… くっ…。 (ヒロト)改革派が あなたを陥れることは➡ 277 00:18:32,645 --> 00:18:34,647 極めて 容易です。 278 00:18:34,647 --> 00:18:41,854 我々は 女王陛下とダント閣下の 助けになりたいと考えています。 279 00:18:41,854 --> 00:18:44,190 彼の名は ジギタ・ゾギ。 280 00:18:44,190 --> 00:18:49,028 森を抜ける 旧王国軍の動きは 彼の考えに基づくものです。 281 00:18:49,028 --> 00:18:52,832 それを 摘果のカニーヤが 実行したにすぎません。 282 00:18:52,832 --> 00:18:56,002 自分の脳で ひらめいたと 思っているもんほど➡ 283 00:18:56,002 --> 00:18:59,005 穴に陥りやすいもんですからな。 284 00:18:59,005 --> 00:19:01,107 クックックッ。 285 00:19:01,107 --> 00:19:03,109 いかがでしょう? 286 00:19:03,109 --> 00:19:06,946 あなたの軍は無傷。 後方には オカフの軍。 287 00:19:06,946 --> 00:19:10,116 そして 我々 ゴブリンの軍…。 288 00:19:10,116 --> 00:19:12,284 すべて お貸しできます。 289 00:19:12,284 --> 00:19:15,788 ハッ… 造反を唆しているのか? 290 00:19:15,788 --> 00:19:19,458 俺は 黄都を売り飛ばすほど 恥知らずな男ではない! 291 00:19:19,458 --> 00:19:22,128 内乱の引き金を 引くつもりもない! 292 00:19:22,128 --> 00:19:25,965 ならば どちらでもない道も ご用意できます。 293 00:19:25,965 --> 00:19:30,636 オカフの軍を解体し 黄都の傘下に下るという道です。 294 00:19:30,636 --> 00:19:33,472 それで 貴様らに なんの得がある? 295 00:19:33,472 --> 00:19:36,308 黄都二十九官は➡ 296 00:19:36,308 --> 00:19:39,478 勇者を集めているそうですね。 (ダント)あっ…。 297 00:19:39,478 --> 00:19:43,149 もしも 勇者が 1人でなかったとしたら? 298 00:19:43,149 --> 00:19:48,154 大軍を動かせる者が 本物の魔王を 倒したのだと主張したら? 299 00:19:48,154 --> 00:19:51,991 貴様は 本物の魔王の力を知らんのか? 300 00:19:51,991 --> 00:19:56,829 やつの前では 数が集うほど 狂気のままに殺し合う。 301 00:19:56,829 --> 00:19:59,331 勇者は 個人でしかありえない! 302 00:19:59,331 --> 00:20:03,836 私は 解釈する余地が あるかどうかの話をしています。 303 00:20:03,836 --> 00:20:06,172 勇者の背後に国家があった場合➡ 304 00:20:06,172 --> 00:20:10,342 その国家は 黄都にとって 敵と言えるでしょうか? 305 00:20:10,342 --> 00:20:13,512 貴様らも 王城試合が目的か…。 306 00:20:13,512 --> 00:20:17,349 2枠 頂きます。 2枠!? 307 00:20:17,349 --> 00:20:22,354 (ダントたち)あっ…。 ヒロト まだ続けていたいのか。 308 00:20:22,354 --> 00:20:24,690 私のほうは すでに片づけたぞ。 309 00:20:24,690 --> 00:20:30,029 いつも助かるよ オゾネズマ。 君を助けているのではない。 310 00:20:30,029 --> 00:20:34,033 私たちは あくまで 対等な協力関係だ。 311 00:20:34,033 --> 00:20:36,202 2枠。 312 00:20:36,202 --> 00:20:41,373 あなたと 誰か扱いやすい 黄都二十九官で推薦してください。 313 00:20:41,373 --> 00:20:45,044 彼らが 私の勇者候補です。 314 00:20:45,044 --> 00:20:55,387 ♬~ 315 00:20:55,387 --> 00:21:00,326 貴様は 一体 なんなんだ? 逆理のヒロト! 316 00:21:00,326 --> 00:21:04,330 それを決めるのは あなた方です。 317 00:21:04,330 --> 00:21:08,334 < それは 聴衆の選択肢を 一切 封ずる➡ 318 00:21:08,334 --> 00:21:13,172 世界逸脱の演説と交渉の才を持つ。 319 00:21:13,172 --> 00:21:16,509 それは いちべつのみで心を理解し➡ 320 00:21:16,509 --> 00:21:21,180 敵の欲し恐れるすべてを 知ることができる。 321 00:21:21,180 --> 00:21:24,183 それは 知られざる国家を生み➡ 322 00:21:24,183 --> 00:21:28,854 人の文明すら追い越す発展を 成し遂げている。 323 00:21:28,854 --> 00:21:32,191 異世界の ことわりによって➡ 324 00:21:32,191 --> 00:21:35,394 古きことわりのすべてを ねじ曲げる➡ 325 00:21:35,394 --> 00:21:37,563 文化侵略者である> 326 00:21:40,900 --> 00:21:45,171 <政治家 人間 逆理のヒロト> 327 00:23:16,662 --> 00:23:20,332 (モリオ)王城試合の出場枠まで 手に入れるとは➡ 328 00:23:20,332 --> 00:23:23,035 すべて あんたの思惑どおりか…。 329 00:23:23,035 --> 00:23:26,705 あなたとの交渉材料を 手に入れた時点で➡ 330 00:23:26,705 --> 00:23:29,041 おおよその勝敗は決していました。 331 00:23:29,041 --> 00:23:31,710 有山盛男さん あなたは➡ 332 00:23:31,710 --> 00:23:35,047 本物の魔王の情報を隠蔽し続けた。 333 00:23:35,047 --> 00:23:38,017 誰よりも 最後の地を恐れた。 334 00:23:38,017 --> 00:23:41,687 なぜなら ご存じだったんでしょう? 335 00:23:41,687 --> 00:23:44,089 本物の魔王の正体を…。