1 00:00:12,704 --> 00:00:15,504 (フィルミナ/ケリオイル)あっ…。 (ヒュールミ)あっ…。 2 00:00:23,882 --> 00:00:28,052 《ハッコン:つぅ~… いっててててて…。 3 00:00:28,052 --> 00:00:30,054 あいつは? 4 00:00:30,054 --> 00:00:33,854 これは 8本足鰐の骨っぽいな》 5 00:00:36,895 --> 00:00:39,063 《あっ…。 6 00:00:39,063 --> 00:00:43,401 これって ヒュールミが言ってた すごいお宝ってやつかな? 7 00:00:43,401 --> 00:00:45,403 とりあえず もらっとく…。 8 00:00:45,403 --> 00:00:48,072 えっ!? ちょちょ… ちょっと待って! 9 00:00:48,072 --> 00:00:50,074 これ 階層割れってやつか? 10 00:00:50,074 --> 00:00:53,578 誰か! 誰か 怪力の人は いませんか! 11 00:00:53,578 --> 00:00:58,249 自動販売機を 楽々 背負える 怪力のお客様は いませんか! 12 00:00:58,249 --> 00:01:01,349 えっ? うわ~!》 13 00:02:44,222 --> 00:02:47,558 《おっ… 落ち着け! こういうときは…。 14 00:02:47,558 --> 00:02:49,894 これは 風船自動販売機! 15 00:02:49,894 --> 00:02:53,064 昔は よく スーパーの屋上や遊園地に 置かれていた。 16 00:02:53,064 --> 00:02:55,900 って 遅い! 17 00:02:55,900 --> 00:02:58,903 この風船 もっと早く 膨らませられないのか! 18 00:02:58,903 --> 00:03:02,407 あっ そうだ。 ステータスの素早さを 上げたらいいんじゃないか?》 19 00:03:02,407 --> 00:03:04,409 (音声ガイド)1万ポイントを消費して 20 00:03:04,409 --> 00:03:06,744 素早さを 10 増やしますか? 21 00:03:06,744 --> 00:03:09,247 《します します! 22 00:03:09,247 --> 00:03:11,247 お~!》 23 00:03:16,854 --> 00:03:20,525 《う~ん… でも 落下のスピードは 落ちないか。 24 00:03:20,525 --> 00:03:23,194 ならば…。 25 00:03:23,194 --> 00:03:26,864 ハッハッハッ! これは 段ボール自動販売機。 26 00:03:26,864 --> 00:03:28,866 昔 小学生の間で はやった 27 00:03:28,866 --> 00:03:31,766 段ボール製の 手作り自動販売機だ》 28 00:03:34,038 --> 00:03:39,711 《ハッコン:んっ? なっ… なんじゃ? こりゃ~! 29 00:03:39,711 --> 00:03:43,214 そっ… そういえば ヒュールミが話してたな。 30 00:03:43,214 --> 00:03:47,719 清流の湖階層の下は 巨大な迷路になってるって。 31 00:03:47,719 --> 00:03:50,388 かなり入り組んだ迷路だな。 32 00:03:50,388 --> 00:03:53,391 念のため 防犯カメラで撮影しておくか。 33 00:03:53,391 --> 00:03:56,561 これで よし!》 (シャッター音) 34 00:03:56,561 --> 00:03:59,261 《あとで合成すれば 何かの役に立つだろう》 35 00:04:02,734 --> 00:04:04,736 《お~。 36 00:04:04,736 --> 00:04:09,407 フゥ… うまく着地できたが これから どうしようかな? 37 00:04:09,407 --> 00:04:11,342 んっ? 38 00:04:11,342 --> 00:04:15,179 ああ 8本足鰐が ドロップした コインだっけ。 39 00:04:15,179 --> 00:04:17,682 でも 拾えないしな。 40 00:04:17,682 --> 00:04:21,185 ポイントを使って 何か 新しい機能でも…。 41 00:04:21,185 --> 00:04:24,856 ひゃ… 100万!? なんで ポイントが こんなに? 42 00:04:24,856 --> 00:04:27,358 そうか あいつを倒したから! 43 00:04:27,358 --> 00:04:31,696 ポイントって 本来は 敵を倒して 得るものなのか。 44 00:04:31,696 --> 00:04:35,533 でも まあ 今回は たまたま うまくいっただけだ。 45 00:04:35,533 --> 00:04:37,702 自動販売機として 46 00:04:37,702 --> 00:04:41,205 まっとうに お金を稼いでいくのが 現実的だろうな。 47 00:04:41,205 --> 00:04:45,877 とにかく 100万ポイントで 追加できる機能でも…。 48 00:04:45,877 --> 00:04:47,879 あっ? なんだ? 49 00:04:47,879 --> 00:04:51,716 この自動販売機マニアの魂を 揺さぶる文言は! 50 00:04:51,716 --> 00:04:54,552 よし これに決まりだな! 51 00:04:54,552 --> 00:04:57,722 うお~!》 52 00:04:57,722 --> 00:05:00,892 (音声ガイド)自動販売機のランクが 2に上がりました。 53 00:05:00,892 --> 00:05:02,894 《ハッコン:なるほど。 54 00:05:02,894 --> 00:05:05,396 自動販売機の定義にさえ 当てはまれば 55 00:05:05,396 --> 00:05:08,399 今まで なれなかった物にも 変化できるのか。 56 00:05:08,399 --> 00:05:11,099 よし この機能を使って…》 57 00:05:15,506 --> 00:05:18,176 《これは コイン式掃除機。 58 00:05:18,176 --> 00:05:21,345 セルフ洗車場に よく設置されているやつだ。 59 00:05:21,345 --> 00:05:23,345 吸引開始!》 60 00:05:27,018 --> 00:05:31,355 《よし うまくいったぞ! 早速 コインの能力を調べてみるか》 61 00:05:31,355 --> 00:05:37,195 (音声ガイド)八足鰐のコイン 階層主を倒した証し。 62 00:05:37,195 --> 00:05:39,530 《えっ それだけ? 63 00:05:39,530 --> 00:05:43,034 まあ よくわからないが 持っていて 損はないだろう。 64 00:05:43,034 --> 00:05:46,370 なっ… なんだ?》 (警報) 65 00:05:46,370 --> 00:05:49,874 (音声ガイド)本日の変形時間が まもなく 2時間を超えます。 66 00:05:49,874 --> 00:05:51,876 《んっ?》 (音声ガイド)直ちに 67 00:05:51,876 --> 00:05:53,878 元の自動販売機に戻ってください。 68 00:05:53,878 --> 00:05:56,078 《ハッコン:もも… 元に戻ればいいのか》 69 00:05:58,549 --> 00:06:02,386 《フゥ… 制限時間なんてあったのか。 70 00:06:02,386 --> 00:06:06,057 んっ…。 ポイントも 2万を切ったし 71 00:06:06,057 --> 00:06:09,057 むやみに変形するのは やめておいたほうがいいな》 72 00:06:11,662 --> 00:06:14,499 《ハッコン:いい天気だね~。 73 00:06:14,499 --> 00:06:17,335 あれから 人っ子1人 訪れないが 74 00:06:17,335 --> 00:06:21,172 俺は みじんも焦ってはない。 その理由は…。 75 00:06:21,172 --> 00:06:24,842 新機能のソーラーパネルを 追加したおかげで 76 00:06:24,842 --> 00:06:29,180 晴れの日は 何もしなくても ポイントが たまっていくのだ! 77 00:06:29,180 --> 00:06:33,518 ああ 太陽の光を浴びているだけで 便利だな~。 78 00:06:33,518 --> 00:06:38,689 んっ? なんだ? あれは》 (地響き) 79 00:06:38,689 --> 00:06:42,026 《小型の黒い熊? いや 猫か?》 80 00:06:42,026 --> 00:06:44,362 ぐわ~! (ミケネ)ハッ! (ペル)うわっ! 81 00:06:44,362 --> 00:06:46,697 ブヒー! 82 00:06:46,697 --> 00:06:49,534 ブヒー! (スコ)キャー! 83 00:06:49,534 --> 00:06:52,036 《ハッ あいつらに追われてるのか》 84 00:06:52,036 --> 00:06:55,206 あっちに行ってよ~! ブヒー! 85 00:06:55,206 --> 00:06:58,876 ハァハァ… もういいから 私を置いていって! 86 00:06:58,876 --> 00:07:00,878 置いていけるわけないだろ! 87 00:07:00,878 --> 00:07:02,878 《けがをしている! ならば…》 88 00:07:06,551 --> 00:07:09,053 (ミケネたち)ハァハァハァ…。 89 00:07:09,053 --> 00:07:12,323 《よし 来たな》 90 00:07:12,323 --> 00:07:15,826 ブヒッ! ブヒャッ! ブヒョーン! 91 00:07:15,826 --> 00:07:19,330 《フゥ… うまくいった。 92 00:07:19,330 --> 00:07:24,335 それにしても さっきの熊猫たち かわいかったな》 93 00:07:24,335 --> 00:07:27,004 (ペル)あれ? あいつら いないぞ。 《んっ?》 94 00:07:27,004 --> 00:07:31,175 ほんとだ。 確か この辺りまで 追っかけられたはずだけど…。 95 00:07:31,175 --> 00:07:34,512 うん。 《やった! 戻ってきた》 96 00:07:34,512 --> 00:07:37,312 んっ? あれ 何かしら? 97 00:07:39,350 --> 00:07:42,353 前に通ったとき こんなの あったっけ? 98 00:07:42,353 --> 00:07:44,355 さあ? 99 00:07:44,355 --> 00:07:48,359 《すごく幸せだ。 このまま 熊猫に囲まれて 100 00:07:48,359 --> 00:07:52,363 至福の時間を楽しんでいたいが そうもいかないな》 101 00:07:52,363 --> 00:07:54,365 (ハッコン)いらっしゃいませ。 えっ? 102 00:07:54,365 --> 00:07:57,201 えっ? へっ? (ショート)えっ? 103 00:07:57,201 --> 00:07:59,203 ありがとうございました。 104 00:07:59,203 --> 00:08:03,541 (4人)うわ~! しゃべった~! 105 00:08:03,541 --> 00:08:06,210 《まずい! 驚かせちゃったみたいだ。 106 00:08:06,210 --> 00:08:08,713 ここで 熊猫たちと はぐれたら 次に 人と会えるのは 107 00:08:08,713 --> 00:08:12,817 いつになるか わからない。 う~ん… それなら…》 108 00:08:12,817 --> 00:08:14,819 (ミケネたち)うわっ! 109 00:08:14,819 --> 00:08:16,821 んっ? 110 00:08:16,821 --> 00:08:19,156 (スコ)形が変わった? 111 00:08:19,156 --> 00:08:21,158 (ショート) みっ… みんな 気を付けろ! 112 00:08:21,158 --> 00:08:23,160 (落下音) 113 00:08:23,160 --> 00:08:27,164 ねえ 逃げたほうがよくない? 114 00:08:27,164 --> 00:08:32,003 (ミケネたち)うわ~! 115 00:08:32,003 --> 00:08:35,203 この匂い 肉か? (においを嗅ぐ音) 116 00:08:39,010 --> 00:08:42,179 いらっしゃいませ。 硬貨を投入してください。 117 00:08:42,179 --> 00:08:45,516 もしかして 物を売っている箱なのかしら? 118 00:08:45,516 --> 00:08:47,518 スコ 気を付けるんだ。 119 00:08:47,518 --> 00:08:51,689 食べ物で釣るタイプの わなかもしれない。 120 00:08:51,689 --> 00:08:55,359 ペル 近づいちゃだめだ。 ショートも 一定の距離を取るんだ。 121 00:08:55,359 --> 00:08:57,361 でっ… でも ミケネ。 122 00:08:57,361 --> 00:09:01,032 《うん。 熊猫たちの名前が判明したぞ。 123 00:09:01,032 --> 00:09:03,701 細身のリーダー格が ミケネ。 124 00:09:03,701 --> 00:09:06,037 耳が垂れてるのが スコ。 125 00:09:06,037 --> 00:09:08,039 ぽっちゃりしてるのが ペルで 126 00:09:08,039 --> 00:09:10,374 黒褐色が ショートか》 127 00:09:10,374 --> 00:09:14,145 もう 食べてみようよ。 僕 おなかすいたよ。 128 00:09:14,145 --> 00:09:16,814 ペル! 大食いの悪魔と呼ばれた 129 00:09:16,814 --> 00:09:20,151 袋熊猫人魔の一員である誇りを 忘れたのか! 130 00:09:20,151 --> 00:09:22,653 《大食いの悪魔? 131 00:09:22,653 --> 00:09:26,324 あっ! 何かに似てると思ったら わかったぞ! 132 00:09:26,324 --> 00:09:28,326 タスマニアデビルだ! 133 00:09:28,326 --> 00:09:31,829 確か 肉食で かなりの大食いだったよな》 134 00:09:31,829 --> 00:09:33,831 もう 僕 だめ~! 135 00:09:33,831 --> 00:09:37,335 あむ。 (3人)あっ! 136 00:09:37,335 --> 00:09:39,503 はぁ~ おいしかった。 137 00:09:39,503 --> 00:09:41,505 おっ… 俺も食うぞ! 138 00:09:41,505 --> 00:09:44,342 これに硬貨を入れれば 出てくるのかな? 139 00:09:44,342 --> 00:09:46,342 待つんだ スコ! ショート! 140 00:09:48,346 --> 00:09:52,183 うっ… うますぎる! 私も ちょうだい! 141 00:09:52,183 --> 00:09:55,186 おいしい! 僕も お代わり! 142 00:09:55,186 --> 00:09:57,521 全く… わなだったら どうするつもりだ。 143 00:09:57,521 --> 00:09:59,523 (おなかの鳴る音) 144 00:09:59,523 --> 00:10:04,195 んっ… まあ リーダーとして 毒味でもしてみるかな。 145 00:10:04,195 --> 00:10:10,034 はぁ~! 肉汁が あふれ出すよ! すっごく おいしい! 146 00:10:10,034 --> 00:10:12,034 《全員 陥落したな》 147 00:10:14,705 --> 00:10:17,041 《ハッコン:熊猫たちの会話で わかったのだが 148 00:10:17,041 --> 00:10:21,879 彼らは ハンターで 暴食の悪魔団 という名の一団らしい。 149 00:10:21,879 --> 00:10:25,549 しかし 当人たちいわく なぜか 出費が激しいので 150 00:10:25,549 --> 00:10:29,553 一獲千金を求めて この階層に やって来たそうだ。 151 00:10:29,553 --> 00:10:32,390 まあ 出費が激しい理由は 152 00:10:32,390 --> 00:10:36,060 第三者からすれば 簡単に わかるけどな》 153 00:10:36,060 --> 00:10:39,063 みんな 今後の動きについてだけど 154 00:10:39,063 --> 00:10:41,565 どうにか 入り口に戻ろうと思ってる。 155 00:10:41,565 --> 00:10:44,402 ぼっ… 僕は 帰るのに賛成かな。 156 00:10:44,402 --> 00:10:47,071 だって ここ 怖いし。 157 00:10:47,071 --> 00:10:49,740 でも お宝を手に入れてないよ。 158 00:10:49,740 --> 00:10:53,911 宝なら もう 見つけたじゃないか。 (ペル/ショート/スコ)あっ…。 159 00:10:53,911 --> 00:10:57,415 あ~ そうか! なるほどな。 160 00:10:57,415 --> 00:10:59,917 《宝と言われて 悪くない気分だが 161 00:10:59,917 --> 00:11:05,089 俺は 誰の所有物でもないし 相棒は ラッミスと決めている》 162 00:11:05,089 --> 00:11:08,259 残念。 (ミケネたち)うわ~! 163 00:11:08,259 --> 00:11:10,261 びっくりした。 164 00:11:10,261 --> 00:11:13,364 いらっしゃいませ以外の言葉も 言えるんだ。 165 00:11:13,364 --> 00:11:16,867 当たりが出たら もう1本。 ほんとだ。 166 00:11:16,867 --> 00:11:18,869 ありがとうございました。 167 00:11:18,869 --> 00:11:20,871 またのご利用を お待ちしています。 168 00:11:20,871 --> 00:11:24,041 今 僕たちの声に 反応してなかった? 169 00:11:24,041 --> 00:11:26,043 偶然じゃないかしら? 170 00:11:26,043 --> 00:11:29,213 でも 受け答えしているような タイミングだった。 171 00:11:29,213 --> 00:11:32,049 まさか この箱 意思があるのか? 172 00:11:32,049 --> 00:11:36,720 もしかして 僕たちの言葉を 理解してたりしますか? 173 00:11:36,720 --> 00:11:39,223 《その言葉を待っていた!》 174 00:11:39,223 --> 00:11:43,394 いらっしゃいませ。 うん。 175 00:11:43,394 --> 00:11:47,565 やっぱり 言葉は 通じてないよ。 適当な言葉を返してるだけだ。 176 00:11:47,565 --> 00:11:50,234 《いやいや いやいや そこは 察しようよ! 177 00:11:50,234 --> 00:11:53,571 決められた言葉しか話せなくて それで 対応してるって!》 178 00:11:53,571 --> 00:11:55,573 残念。 本当だ。 179 00:11:55,573 --> 00:11:58,909 ただ 反応しているだけだわ。 な~んだ。 180 00:11:58,909 --> 00:12:00,911 まあ そんなわけないか。 181 00:12:00,911 --> 00:12:04,415 《え~! ほら もうちょっと 頑張って 考察しようよ!》 182 00:12:04,415 --> 00:12:08,586 でも せっかくだし この魔道具を 持って帰るってことでいいかな? 183 00:12:08,586 --> 00:12:10,588 は~い。 (ショート)ああ。 (ペル)うん。 184 00:12:10,588 --> 00:12:14,191 《まあ いいか。 入り口まで 運んでもらえるんだし》 185 00:12:14,191 --> 00:12:18,696 じゃあ スコは けがしてるから 僕たち3人で これを運ぶよ。 186 00:12:18,696 --> 00:12:22,032 (ミケネ/ショート)うっ… う~ん! 《ですよね。 187 00:12:22,032 --> 00:12:24,535 段ボール自販機になれば 運べるけど 188 00:12:24,535 --> 00:12:27,705 彼らが驚いて 逃げかねないし。 189 00:12:27,705 --> 00:12:30,040 そうだ!》 190 00:12:30,040 --> 00:12:32,710 あれ? ちょっと軽くなった気がする。 191 00:12:32,710 --> 00:12:36,046 見て! 箱の下に車輪が出てきてるよ! 192 00:12:36,046 --> 00:12:38,382 これなら 動かせるんじゃないか? 193 00:12:38,382 --> 00:12:40,582 (ミケネ/ショート/ペル)せ~の! 194 00:12:42,553 --> 00:12:44,555 動く 動く! やった~! 195 00:12:44,555 --> 00:12:46,724 これで いつでも食べられるね! 196 00:12:46,724 --> 00:12:49,226 いや これだけ便利な魔道具だ。 197 00:12:49,226 --> 00:12:53,230 鎖食堂あたりに売り込めば 大金が転がり込むぞ。 198 00:12:53,230 --> 00:12:55,900 そうだな。 (ペル)お~! (スコ)ショート 頭いい! 199 00:12:55,900 --> 00:12:58,903 《喜んでいるところ悪いんだが 売られる気はないぞ。 200 00:12:58,903 --> 00:13:02,903 あと 鎖食堂は おとこわりだ。 いや お断りだ!》 201 00:13:05,576 --> 00:13:10,080 (ショート)もう少し進んだら 豊豚魔が出てきた場所だったな。 202 00:13:10,080 --> 00:13:14,351 急に 脇道から飛び出してきたから 驚い て けがしちゃったのよね。 203 00:13:14,351 --> 00:13:16,353 《そうだったのか。 204 00:13:16,353 --> 00:13:20,524 俺の結界のことを みんなに伝えておくか》 205 00:13:20,524 --> 00:13:23,360 なっ… 何これ? 青い透明の壁が…。 206 00:13:23,360 --> 00:13:26,030 みんな 大丈夫? でっ… 出られないよ! 207 00:13:26,030 --> 00:13:29,533 ミケネ スコ 助けて! ペルたちを出せ! 208 00:13:29,533 --> 00:13:32,536 うわっ! ぐっ…。 お前の仕業か! 209 00:13:32,536 --> 00:13:34,538 うっ! ショート! 210 00:13:34,538 --> 00:13:37,875 痛っ! どういうつもりだ? 魔道具! 211 00:13:37,875 --> 00:13:40,544 《逆に警戒させてしまったか。 212 00:13:40,544 --> 00:13:43,344 誤解を解くために ペルも解放しておこう》 213 00:13:46,216 --> 00:13:48,552 あっ 出られた。 ペル! 214 00:13:48,552 --> 00:13:53,223 魔道具が わざと外に出したのか? んっ…。 215 00:13:53,223 --> 00:13:56,560 いらっしゃいませ。 216 00:13:56,560 --> 00:13:58,562 (スコ)あっ! 形が変わった。 217 00:13:58,562 --> 00:14:01,065 なめてるのか? 何が 「いらっしゃいませ」だ。 218 00:14:01,065 --> 00:14:03,734 《う~ん… 彼らと コミュニケーションを取るには 219 00:14:03,734 --> 00:14:06,403 新たな手段を模索するしかない。 220 00:14:06,403 --> 00:14:08,803 気になってた あの機能でも使ってみるか》 221 00:14:14,011 --> 00:14:16,013 (4人)んっ? 222 00:14:16,013 --> 00:14:21,185 何これ? 変な絵… というか 線が流れてる。 223 00:14:21,185 --> 00:14:24,688 《この掲示板は 定型文だけしか 流せないのか!》 224 00:14:24,688 --> 00:14:29,026 もしかして 文字なのか? 見たことないけど。 225 00:14:29,026 --> 00:14:33,697 《そうだよね 読めないよね。 日本語表示だし》 226 00:14:33,697 --> 00:14:38,035 つまり 魔道具の箱は 僕たちを拒絶したということだな。 227 00:14:38,035 --> 00:14:40,371 残念。 「残念」だって。 228 00:14:40,371 --> 00:14:43,374 ほら やっぱり そうだ。 《いや 違うんだって! 229 00:14:43,374 --> 00:14:45,542 もう ほんと もどかしい!》 230 00:14:45,542 --> 00:14:47,542 (4人)うわ~! 231 00:14:51,048 --> 00:14:53,550 こんなに おいしい料理を 作れる箱が 232 00:14:53,550 --> 00:14:55,886 悪いやつのわけがないよ。 233 00:14:55,886 --> 00:14:58,555 うん! こんなに おいしいんだから。 234 00:14:58,555 --> 00:15:00,557 ああ そうだな。 235 00:15:00,557 --> 00:15:03,727 うん おいしいから いっか! 236 00:15:03,727 --> 00:15:06,730 《お前たち それでいいのか?》 237 00:15:06,730 --> 00:15:08,732 ブヒー! 《んっ?》 あっ…。 238 00:15:08,732 --> 00:15:11,669 今のは 豊豚魔の声! みんな 逃げるぞ! 239 00:15:11,669 --> 00:15:14,672 (叫び声) 240 00:15:14,672 --> 00:15:18,509 《また 現れたか! 241 00:15:18,509 --> 00:15:20,511 これは 灯油計量器。 242 00:15:20,511 --> 00:15:23,180 ガソリンスタンドで 冬場 お世話になる あれだ》 243 00:15:23,180 --> 00:15:25,849 (叫び声) 244 00:15:25,849 --> 00:15:30,020 《よ~し これで レバーを引いて… ああ… あれ? 245 00:15:30,020 --> 00:15:33,357 ノズルが刺さった状態だと 灯油が出ないのか。 246 00:15:33,357 --> 00:15:36,360 さすが 日本製だ。 って 感心してる場合か! 247 00:15:36,360 --> 00:15:38,696 くっ… どうすれば…。 (叫び声) 248 00:15:38,696 --> 00:15:41,699 んっ? (地響き) 249 00:15:41,699 --> 00:15:45,369 お~! よくわからないが ついてるぞ! 250 00:15:45,369 --> 00:15:48,372 (叫び声) 251 00:15:48,372 --> 00:15:51,709 ハッハッハッハッ! 弱い者いじめの罰だ! 252 00:15:51,709 --> 00:15:54,009 んっ? なんか 様子が おかしいぞ》 253 00:15:56,213 --> 00:15:59,216 《ハッコン:なんだ!?》 254 00:15:59,216 --> 00:16:02,219 (ショート)うそだろ? (ペル)ああ… あれは…。 255 00:16:02,219 --> 00:16:04,219 (スコ)炎巨骨魔! 256 00:16:06,223 --> 00:16:10,994 みんな 逃げろ! (叫び声) 257 00:16:10,994 --> 00:16:13,831 (叫び声) 258 00:16:13,831 --> 00:16:15,833 《ハッコン:あ~!》 259 00:16:15,833 --> 00:16:27,845 ♪~ 260 00:16:27,845 --> 00:16:30,848 (ミケネたち)ハァハァ ハァハァ…。 261 00:16:30,848 --> 00:16:34,685 まさか 階層主が現れるなんて。 262 00:16:34,685 --> 00:16:37,020 ほんと びっくりしたわ。 263 00:16:37,020 --> 00:16:40,691 炎巨骨魔を倒すと お宝が手に入るって話だけど 264 00:16:40,691 --> 00:16:43,861 あんなやつ どうやって 倒せっていうんだよ。 265 00:16:43,861 --> 00:16:45,863 《ショートに同意するよ。 266 00:16:45,863 --> 00:16:50,563 あんなの倒しようがないだろう》 (ミケネたち)ハァ…。 267 00:16:54,705 --> 00:16:57,040 《ハッコン:いろいろ 不安なことはあるけれど…》 268 00:16:57,040 --> 00:17:00,043 (寝息) 269 00:17:00,043 --> 00:17:05,883 《なんだか 幸せそうに眠る彼らを 見てると すごく和むな。 270 00:17:05,883 --> 00:17:08,883 んっ? なんの音だ?》 (物音) 271 00:17:11,655 --> 00:17:14,825 《これは みんなを 起こしたほうがいいな》 272 00:17:14,825 --> 00:17:19,997 いらっしゃいませ。 ん~ お肉 あと20個だけ。 273 00:17:19,997 --> 00:17:25,335 ミケネ ショート 男同士で そんなの だめだよ。 274 00:17:25,335 --> 00:17:28,505 《スコの寝言に 腐の波動を感じる。 275 00:17:28,505 --> 00:17:30,674 やばい! 近づいてきてる!》 276 00:17:30,674 --> 00:17:32,676 またのご利用を お待ちしています! 277 00:17:32,676 --> 00:17:34,845 (ミケネたち)うわ~! なっ… なんだ? 278 00:17:34,845 --> 00:17:38,182 どうしたの? あっ 炎飛頭魔だ。 279 00:17:38,182 --> 00:17:41,185 早く 処理しないと 炎巨骨魔を呼ばれるぞ。 280 00:17:41,185 --> 00:17:43,785 え~っと やつらの弱点は…。 281 00:17:45,856 --> 00:17:48,358 魔道具の箱から 水が落ちてきたよ。 282 00:17:48,358 --> 00:17:51,862 やった ついてる。 (スコ/ペル/ショート)それ~! 283 00:17:51,862 --> 00:17:54,262 えい! たぁ~! うぅっ! 284 00:17:58,035 --> 00:18:00,037 今だ! うわ~! 285 00:18:00,037 --> 00:18:03,040 うっ! ハッ! 286 00:18:03,040 --> 00:18:06,043 んっ…。 (スコ/ペル/ショート)やった~! 287 00:18:06,043 --> 00:18:09,213 《かなり素早い動きだったな。 288 00:18:09,213 --> 00:18:11,815 実は 結構 強いのかな? 289 00:18:11,815 --> 00:18:15,152 日頃の態度を見ていると そうは思えないが…》 290 00:18:15,152 --> 00:18:18,655 (ミケネ)また 襲われるかもしれないから 291 00:18:18,655 --> 00:18:22,659 水を 各自 1本 所持しておこう。 は~い! 292 00:18:22,659 --> 00:18:25,662 でも この魔法の箱って すごいね。 293 00:18:25,662 --> 00:18:30,000 お肉 食べたいと思ったら 出してくれるし 今回は 水も。 294 00:18:30,000 --> 00:18:32,836 まるで 意思があるみたいだな。 295 00:18:32,836 --> 00:18:35,672 《お~ ペル! わかってくペルか! 296 00:18:35,672 --> 00:18:39,009 これで 彼らと 意思の疎通が可能になりそうだ》 297 00:18:39,009 --> 00:18:41,511 いらっしゃいませ。 ないない。 298 00:18:41,511 --> 00:18:45,849 ほら 今も 全然 関係ないことしか 言ってないだろ。 299 00:18:45,849 --> 00:18:49,349 《くそっ… 今度 冷えた から揚げ 出してやる》 300 00:18:52,189 --> 00:18:55,859 う~ん そろそろ 出口のはずなんだけど…。 301 00:18:55,859 --> 00:18:59,696 んっ…。 この先で 誰か戦ってるみたいだな。 302 00:18:59,696 --> 00:19:02,199 うん。 確かに 争っている音がするぞ。 303 00:19:02,199 --> 00:19:05,535 (ペル/スコ)うん。 《俺には 聞こえないな。 304 00:19:05,535 --> 00:19:08,038 彼らは かなり耳がいいようだな》 305 00:19:08,038 --> 00:19:10,974 なんか 数も多そうだね。 どうする? 306 00:19:10,974 --> 00:19:14,811 俺が ちょっと見てくるよ。 わかった 気を付けるんだぞ。 307 00:19:14,811 --> 00:19:16,811 ああ。 んっ…。 308 00:19:19,816 --> 00:19:21,818 お~い みんな! 309 00:19:21,818 --> 00:19:25,155 熊会長がいたぞ。 急いで 向かおう! 310 00:19:25,155 --> 00:19:29,660 えっ? 熊会長は 清流の湖階層にいるはずじゃ…。 311 00:19:29,660 --> 00:19:32,829 《熊会長が来てくれたのか。 助かった!》 312 00:19:32,829 --> 00:19:36,166 (ショート)そうだ。 ハンターの中に すごいのがいたぞ。 313 00:19:36,166 --> 00:19:39,336 ハッコーン! とか 意味不明な奇声を上げて 314 00:19:39,336 --> 00:19:42,506 岩人魔を キックやパンチで 何体も砕いてる。 315 00:19:42,506 --> 00:19:46,343 うそだ。 人間が 岩人魔を 素手で砕くなんて…。 316 00:19:46,343 --> 00:19:49,346 (ショート)ほんとだって! 確か こうも言ってたな。 317 00:19:49,346 --> 00:19:52,849 心配ばかりさせて 1発 がつんと かまさないと 318 00:19:52,849 --> 00:19:55,852 気が済まない! とか。 319 00:19:55,852 --> 00:19:59,356 (ミケネ)んっ? この箱 急に重くなったぞ。 320 00:19:59,356 --> 00:20:02,693 (ラッミス)ハッコーン! ブヒー! 321 00:20:02,693 --> 00:20:06,363 フゥ… えっ? 322 00:20:06,363 --> 00:20:09,366 《あ~…》 あっ…。 323 00:20:09,366 --> 00:20:12,703 うっ… うぅ~…。 324 00:20:12,703 --> 00:20:15,706 ハッコーン! ブヒッ! 325 00:20:15,706 --> 00:20:17,706 うわっ! 326 00:20:22,212 --> 00:20:25,382 ったく… 心配させやがって。 327 00:20:25,382 --> 00:20:29,720 でも 俺も信じてたぞ。 絶対 無事だってな。 328 00:20:29,720 --> 00:20:33,390 《本当に 心配してくれてたんだな》 329 00:20:33,390 --> 00:20:36,059 ハッコン 無事で よかったぜ。 330 00:20:36,059 --> 00:20:38,228 お前が もし 見つからなかったら…。 331 00:20:38,228 --> 00:20:41,565 (赤)危なかったよね 白。 (白)そうだな 赤。 332 00:20:41,565 --> 00:20:44,067 《えっ どういう意味だろう?》 333 00:20:44,067 --> 00:20:48,405 実は あなたを見捨てたことを ラッミスさんに話したところ…。 334 00:20:48,405 --> 00:20:51,074 (シュイ)団長に すごい けんまくで 詰め寄って…。 335 00:20:51,074 --> 00:20:53,910 もし 見つけられなかったら どうなっていたっすかね。 336 00:20:53,910 --> 00:20:56,079 ええ。 フフッ。 337 00:20:56,079 --> 00:20:58,248 フゥ… 全くだ。 338 00:20:58,248 --> 00:21:03,420 《ハッコン:なるほど ラッミスが みんなに 働きかけてくれたのか》 339 00:21:03,420 --> 00:21:05,422 いってててて。 (ペル/スコ/ショート)ハァ…。 340 00:21:05,422 --> 00:21:10,694 あっ 会長 お久しぶりです。 (熊会長)お~ 大食い団か。 341 00:21:10,694 --> 00:21:14,031 ハッコンを見つけたうえ 保護してくれていたのだな 342 00:21:14,031 --> 00:21:16,033 感謝する。 343 00:21:16,033 --> 00:21:20,370 愚者の奇行団も ご苦労だった。 お礼に ごちそうしよう。 344 00:21:20,370 --> 00:21:22,372 (ラッミスたち)やった~! 345 00:21:22,372 --> 00:21:25,542 ところで 会長 ハッコンって なんですか? 346 00:21:25,542 --> 00:21:28,378 ミケネが知らないのも 無理はない。 347 00:21:28,378 --> 00:21:31,882 実は この魔道具は ハッコンといってな 348 00:21:31,882 --> 00:21:35,052 清流の湖階層の住人なのだ。 349 00:21:35,052 --> 00:21:38,555 でも これって 便利な魔道具であって…。 350 00:21:38,555 --> 00:21:42,059 そうか お主らは 気付かなかったのだな。 351 00:21:42,059 --> 00:21:46,563 ハッコンは 意思の疎通が可能だぞ。 いらっしゃいませ。 352 00:21:46,563 --> 00:21:49,399 ほら 「いらっしゃいませ」しか 言いませんよ。 353 00:21:49,399 --> 00:21:53,236 ハッコンは 話せる言葉が限られていてね 354 00:21:53,236 --> 00:21:56,907 いらっしゃいませが 「はい」で 残念が 「いいえ」なの。 355 00:21:56,907 --> 00:21:59,910 え~っと 僕たちが よく食べたのは 356 00:21:59,910 --> 00:22:04,581 肉の揚げたやつで 間違いない? いらっしゃいませ。 357 00:22:04,581 --> 00:22:07,581 彼の名前は ショートだ。 残念。 358 00:22:09,920 --> 00:22:12,689 じゃあ 僕たちが 何を話していたのか 359 00:22:12,689 --> 00:22:16,189 全部 わかっていたの? いらっしゃいませ。 360 00:22:18,361 --> 00:22:22,866 (ミケネたち)そんな~! 361 00:22:22,866 --> 00:22:25,266 (ハッコン)またのご利用を お待ちしています。