1 00:00:01,101 --> 00:00:04,104 (稲葉郷子)〈近頃 童守小学校には→ 2 00:00:04,104 --> 00:00:07,107 妙な噂が広まっていた…〉 3 00:00:07,107 --> 00:00:10,110 〈長いこと使われていない宿直室〉 4 00:00:10,110 --> 00:00:16,083 〈誰もいないはずの その部屋から 怪しいうめき声が聞こえてくる… と〉 5 00:00:17,184 --> 00:00:21,121 ⚟うう… ううう…。 6 00:00:21,121 --> 00:00:23,123 (立野 広)確かに 聞こえたよな。 7 00:00:23,123 --> 00:00:25,092 (細川美樹・郷子)うん。 8 00:00:26,159 --> 00:00:29,096 ⚟うう… ううう~…。 9 00:00:29,096 --> 00:00:32,099 (広)果たして その正体は…。 10 00:00:32,099 --> 00:00:35,102 (郷子)恐ろしい妖怪か…。 11 00:00:35,102 --> 00:00:37,104 (美樹)呪いに満ちた悪霊か…。 12 00:00:37,104 --> 00:00:39,106 あるいは…。 13 00:00:40,107 --> 00:00:43,110 (鵺野鳴介のいびき) …ん? 14 00:00:44,077 --> 00:00:47,080 なんだ… お前たちか…。 15 00:00:48,115 --> 00:00:50,117 やっぱり ぬ~べ~か。 16 00:00:50,117 --> 00:00:52,119 どうした? こんな時間に。 17 00:00:52,119 --> 00:00:54,087 キャーッ! ちょっと…! 18 00:00:54,087 --> 00:00:56,089 ああっ!? アハハ…! 19 00:00:56,089 --> 00:01:00,093 お金払えなかったから 電気と水道とガス 止められちゃってね…。 20 00:01:00,093 --> 00:01:04,064 校長先生にお願いして ここに住まわせてもらってるんだ。 21 00:01:05,098 --> 00:01:08,101 (広)だらしないなあ。 22 00:01:08,101 --> 00:01:11,171 (美樹)これじゃ 永遠にモテるわけないわね…。 23 00:01:11,171 --> 00:01:14,107 うっさいな もう! ⚞(校長先生)鵺野くん。 24 00:01:14,107 --> 00:01:16,076 (校長)荷物 来てるよ。 25 00:01:16,076 --> 00:01:18,078 え…? 26 00:01:18,078 --> 00:01:20,080 クール便か…。 27 00:01:20,080 --> 00:01:23,083 (郷子)「早めにお召し上がりください」? 28 00:01:23,083 --> 00:01:25,085 (美樹)プリンかな? ゼリーかな? 29 00:01:25,085 --> 00:01:28,088 早く開けてみようぜ! あ… ああ…。 30 00:01:28,088 --> 00:01:31,091 えっ!? なんだ!? 31 00:01:45,172 --> 00:01:49,142 な… な… 何事? 32 00:01:53,180 --> 00:01:57,084 (ゆきめ)鵺野先生 お久しぶりで~す! 33 00:01:57,084 --> 00:02:00,087 雪女の ゆきめで~す! 34 00:02:00,087 --> 00:02:03,090 さあ たんと召し上がれ。 35 00:02:04,091 --> 00:02:20,107 ♬~ 36 00:03:35,115 --> 00:03:39,086 ゆきめくん? どうして 君がここに? 37 00:03:39,086 --> 00:03:42,055 故郷の山に帰ったんじゃないのか? 38 00:03:42,055 --> 00:03:44,057 どうしてって 先生! へっ? 39 00:03:44,057 --> 00:03:49,062 雪女は 一度好きになった男性を 一生愛し続けるもの! 40 00:03:49,062 --> 00:03:52,065 そう簡単に忘れたりしませんよ! いっ…!? 41 00:03:52,065 --> 00:03:55,035 いや あの… ゆきめくん…。 42 00:03:55,035 --> 00:03:57,070 鵺野先生~! 43 00:03:57,070 --> 00:03:59,039 (広)ちょっと待てよ! 44 00:03:59,039 --> 00:04:03,043 お前 ぬ~べ~を凍らせて 連れ去るつもりだろ! 45 00:04:03,043 --> 00:04:07,047 そんなことさせないから! (美樹)諦めて山に帰りなさいよ! 46 00:04:09,049 --> 00:04:12,052 それが そうもいかなくなって。 47 00:04:13,053 --> 00:04:17,057 山神に言われたのです。 (広)やまがみ? 48 00:04:17,057 --> 00:04:19,059 私の住む山の神様よ。 49 00:04:19,059 --> 00:04:26,032 ♬~ 50 00:04:26,032 --> 00:04:30,070 (山神)ゆきめよ… なぜ帰ってきた…。 51 00:04:30,070 --> 00:04:33,073 雪女は 一人前になったら→ 52 00:04:33,073 --> 00:04:38,044 氷漬けにした人間の男を 傍らに置かねばならぬ掟だ…。 53 00:04:38,044 --> 00:04:41,081 わかっています… ですが! 54 00:04:41,081 --> 00:04:45,051 (山神)ならぬ! 掟に背くことは許さぬ! 55 00:04:45,051 --> 00:04:47,087 (突風の音) キャ~ッ!! 56 00:04:47,087 --> 00:04:54,060 (山神)掟どおり 人間の男を携えて参れ。 それまで山に帰ることはかなわぬ! 57 00:04:54,060 --> 00:04:56,062 よいか! ゆきめよ! 58 00:04:59,065 --> 00:05:01,067 (広)山神 怖え~…。 59 00:05:01,067 --> 00:05:03,069 (郷子)ダメよ! 60 00:05:03,069 --> 00:05:07,073 だからって ぬ~べ~を連れていかせはしない! 61 00:05:09,075 --> 00:05:12,078 わかってるわ。 62 00:05:12,078 --> 00:05:17,050 鵺野先生が あなたたち生徒を見捨てて 山に来てくれるわけないもの。 63 00:05:21,087 --> 00:05:24,057 だから… 私…→ 64 00:05:24,057 --> 00:05:28,061 この町で鵺野先生と暮らします! ええっ!? 65 00:05:28,061 --> 00:05:33,133 山に帰れないのなら この姿で あなたのおそばに…。 66 00:05:33,133 --> 00:05:35,035 (3人)ええ~っ!! 67 00:05:35,035 --> 00:05:37,037 それって いわゆる同棲ってやつ~!? 68 00:05:37,037 --> 00:05:43,076 安心してください。 私なりに 人間社会のことは勉強してきましたから。 69 00:05:43,076 --> 00:05:47,080 いや その… 困るよ。 70 00:05:47,080 --> 00:05:50,050 妖怪と人間が ひとつ屋根の下で暮らすなんて…。 71 00:05:50,050 --> 00:05:53,053 …すっごい嬉しそうだけど。 72 00:05:53,053 --> 00:05:56,022 ご厄介になりまーす! 73 00:05:59,059 --> 00:06:02,062 ぬ~べ~ 大丈夫かな? 74 00:06:02,062 --> 00:06:08,034 クフフ… 若い男女が2人っきり! 明日 みんなに言いふらしちゃおう! 75 00:06:08,034 --> 00:06:10,036 ぬ~べ~ しっかりしてよね。 76 00:06:15,041 --> 00:06:18,044 ちょっと待ってて… 今 片付けるから。 77 00:06:18,044 --> 00:06:21,047 むさっ苦しい所だけど 楽にしててくれ。 78 00:06:22,082 --> 00:06:25,085 さてと こんなもんかな? 79 00:06:25,085 --> 00:06:30,056 腹も減ったし そろそろ夕飯にしますか。 こういう時は とっておきの…。 80 00:06:31,057 --> 00:06:36,062 このプレミアムカップ麺にするか? ご当地カップ麺でもいいぞ? 81 00:06:36,062 --> 00:06:40,033 …って ゆきめくん? 82 00:06:40,033 --> 00:06:42,035 料理なら 私が。 83 00:06:44,037 --> 00:06:48,041 ウフフ… こうして鵺野先生のご飯を作っていると→ 84 00:06:48,041 --> 00:06:54,047 まるで 未来の2人の温かい家庭を シミュレーションしているみたいですね。 85 00:06:57,050 --> 00:06:59,052 寒い…。 86 00:06:59,052 --> 00:07:02,022 お味は いかがですか? おかわりもありますよ。 87 00:07:04,057 --> 00:07:07,060 だあーっ! もう エアコン切るぞ! (リモコンの操作音) 88 00:07:07,060 --> 00:07:09,062 君に合わせてたら 凍え死んじまうよ…。 89 00:07:09,062 --> 00:07:14,067 すみません…。 私 これでも暑いぐらいで…。 90 00:07:14,067 --> 00:07:17,037 うう…。 銭湯で温まってくる! 91 00:07:18,038 --> 00:07:20,040 ご一緒します。 92 00:07:20,040 --> 00:07:26,046 ♬~ 93 00:07:26,046 --> 00:07:28,081 待って 先生! 94 00:07:28,081 --> 00:07:30,050 もう! 君は そっち! あー…。 95 00:07:32,052 --> 00:07:36,056 はあ~… 極楽極楽~。 96 00:07:36,056 --> 00:07:43,129 《にしても ゆきめくん 邪気がないから 無理に追い返すのも気が引けるなあ…》 97 00:07:43,129 --> 00:07:45,065 ⚟(女性)キャーッ!! 98 00:07:45,065 --> 00:07:48,068 もう なんて寒さだい! 99 00:07:48,068 --> 00:07:51,071 はあ… 極楽極楽…。 100 00:07:51,071 --> 00:07:54,040 おい! なんだ この冷気は!? えっ! 101 00:07:54,040 --> 00:07:57,043 ゆきめくんか!? 大変だ! 102 00:07:58,078 --> 00:08:01,047 ああ~~~っ!! 103 00:08:04,050 --> 00:08:07,053 はあ~ いいお湯でしたね。 104 00:08:10,156 --> 00:08:14,127 うう~… 早くも限界なんだけど…。 105 00:08:16,162 --> 00:08:19,065 さあ そろそろ寝ましょう。 106 00:08:19,065 --> 00:08:21,067 でも…。 107 00:08:23,069 --> 00:08:27,073 すっかり お風呂で火照ってしまいました。 108 00:08:27,073 --> 00:08:29,042 ひいっ!? キャッ…! 109 00:08:31,077 --> 00:08:34,080 鵺野先生? 俺は こっちで寝る! 110 00:08:42,055 --> 00:08:45,058 …なあ ゆきめくん。 111 00:08:45,058 --> 00:08:48,094 やっぱり 君が人間と暮らすのは無理だよ。 112 00:08:48,094 --> 00:08:52,132 なんとか その山神とやらを説得して… その…。 113 00:08:52,132 --> 00:08:54,034 ⚟鵺野先生…。 114 00:08:54,034 --> 00:08:56,136 ゆきめくん? 115 00:08:56,136 --> 00:08:59,105 ⚟(すすり泣き) 116 00:09:00,039 --> 00:09:04,043 そんなに私がお嫌いですか? 117 00:09:04,043 --> 00:09:09,048 私は こんなに先生のことが好きなのに… 愛しているのに…。 118 00:09:10,049 --> 00:09:15,054 先生にとっては 私は ただの暑苦しい女なんですね。 119 00:09:15,054 --> 00:09:19,058 ゆ… ゆきめくん… い… いや そういうわけじゃ…。 120 00:09:19,058 --> 00:09:23,063 では どういうわけなのか聞かせてください! 121 00:09:26,066 --> 00:09:29,035 ゆきめ… く… ん? 122 00:09:31,037 --> 00:09:35,074 わあっ!! それが君の正体か!? 123 00:09:35,074 --> 00:09:37,043 違いますー。 124 00:09:37,043 --> 00:09:43,049 雪女は 体が熱くなると 雪で体を包んで体温を下げるんです~。 125 00:09:43,049 --> 00:09:47,053 ちょ~っと待っててくださいね? すぐ冷えま~す。 126 00:09:48,054 --> 00:09:52,058 プハッ! はあ~ すっきりしたー。 127 00:09:52,058 --> 00:09:54,060 で お話の続きですが…。 128 00:09:54,060 --> 00:09:56,062 もういい。 おやすみ。 129 00:09:56,062 --> 00:09:58,131 …って あれ? 先生? 130 00:09:58,131 --> 00:10:01,034 ⚟先生? 先生!? 131 00:10:01,034 --> 00:10:05,038 《この子は妖怪… かわいくても妖怪…》 132 00:10:07,073 --> 00:10:11,044 ええっ!? 山へ帰れですって? 133 00:10:11,044 --> 00:10:13,046 そうだ。 昨日一日で→ 134 00:10:13,046 --> 00:10:16,049 人間とは一緒に暮らせないのは わかったろう? 135 00:10:16,049 --> 00:10:19,052 いいえ! 私は いつまででも ここで…。 136 00:10:19,052 --> 00:10:24,057 大体 無理して そんな厳しい山神のところへ 帰る必要なんてないだろ? 137 00:10:24,057 --> 00:10:27,060 山なんか いくらでもあるんだから。 138 00:10:27,060 --> 00:10:29,062 えっ…。 139 00:10:29,062 --> 00:10:32,065 アルプスでもヒマラヤでも…。 (水を吐き出す音) 140 00:10:32,065 --> 00:10:34,033 どこでもいいだろう? 141 00:10:34,033 --> 00:10:36,035 ひどい…。 142 00:10:39,139 --> 00:10:43,042 ⚞(高橋律子)おはようございま~す。 鵺野先生いますか~? 143 00:10:43,042 --> 00:10:47,080 律子先生! おはようございます~! えっ!? 144 00:10:47,080 --> 00:10:50,049 ああ ちょっと お待ちくださいね~っと。 145 00:10:50,049 --> 00:10:52,051 (律子)大変ですね。 146 00:10:52,051 --> 00:10:56,055 ご自宅に住めなくなったなんて 水漏れか何かでしょうか? 147 00:10:56,055 --> 00:11:01,060 あー いえ… あの 光熱費がですね…。 148 00:11:01,060 --> 00:11:05,031 これ 駅前にオープンしたベーグル屋さんで 買ってきたんですけど→ 149 00:11:05,031 --> 00:11:07,033 よかったら ご一緒にいかがですか? 150 00:11:07,033 --> 00:11:10,036 はい! ぜひぜひ! 151 00:11:10,036 --> 00:11:13,072 ひょっとして 俺を心配して来てくれたんですか? 152 00:11:13,072 --> 00:11:17,076 (律子)まさか。 忘れ物を取りに来たついでです。 153 00:11:17,076 --> 00:11:19,078 ですよね~。 フフフ…。 154 00:11:19,078 --> 00:11:24,083 なんだべさ? あの女! わたすの鵺野先生に色目使って! 155 00:11:25,084 --> 00:11:28,087 おお~! これ 頂いちゃっていいんですか? 156 00:11:28,087 --> 00:11:31,057 どうぞ。 多めに買ってしまったので。 157 00:11:31,057 --> 00:11:33,059 では おひとつ! 158 00:11:34,093 --> 00:11:39,065 うん… いやあ おいしい! ベーグルなんて初めて食べました。 159 00:11:39,065 --> 00:11:41,067 まあ! 160 00:11:41,067 --> 00:11:46,072 いやあ さすが律子先生です! おしゃれな人が選ぶものはセンスあるなあ。 161 00:11:46,072 --> 00:11:49,075 (律子)大げさですわね。 そんなことありませんよー。 162 00:11:49,075 --> 00:11:51,077 鵺野先生のバカ…。 163 00:11:51,077 --> 00:11:53,046 (ドアの閉まる音) 164 00:11:55,081 --> 00:11:57,083 何? 待ちなさい! 165 00:12:01,054 --> 00:12:03,089 なんか寒いような…。 166 00:12:03,089 --> 00:12:07,060 ええ ここに雪女のゆきめくんが。 167 00:12:07,060 --> 00:12:09,062 えっ! ゆ… 雪女!? 168 00:12:09,062 --> 00:12:11,064 あっ いえ 今のは…。 169 00:12:11,064 --> 00:12:15,101 こんな暑い日は 雪女の怖い話で涼みませんか。 170 00:12:15,101 --> 00:12:17,170 ⚟(律子)休みの日まで怖い話するなんて! 171 00:12:17,170 --> 00:12:20,073 ⚟(殴る音) ⚟律子先生! やめっ…! あわわ…! 172 00:12:20,073 --> 00:12:22,041 フン! 173 00:12:22,041 --> 00:12:25,044 そ… そんなつもりじゃなかったのに…。 174 00:12:30,049 --> 00:12:35,054 《バカ! 鵺野先生のバカ バカ バカ!》 175 00:12:39,058 --> 00:12:41,060 《もういい! 山に帰ろう!》 176 00:12:41,060 --> 00:12:45,064 《適当に男 見つけて 氷漬けにして…!》 177 00:12:45,064 --> 00:12:47,033 行こうぜ。 ああ…。 178 00:12:48,067 --> 00:12:52,038 《でも… 鵺野先生以外の人間なんて なんの魅力も…》 179 00:12:55,041 --> 00:12:59,078 ううん! 鵺野先生なんて忘れなきゃ! 180 00:12:59,078 --> 00:13:05,051 そうよ! 鵺野先生だけが 世界一優しい男の人ってわけじゃないもの!! 181 00:13:05,051 --> 00:13:10,056 これだけ男がいるんだもん。 他に いくらでも! 182 00:13:11,057 --> 00:13:14,060 よ~し そのまま そのまま…。 183 00:13:14,060 --> 00:13:18,064 あ… あの~ もしよかったら 私と…。 184 00:13:18,064 --> 00:13:20,066 えっ? あっ! 185 00:13:20,066 --> 00:13:23,069 チェッ! あんたのせいで失敗しちゃったよ。 186 00:13:23,069 --> 00:13:25,038 ごめんなさい…。 187 00:13:25,038 --> 00:13:28,074 おわびってことで カラオケ行こうよ。 暇なんでしょ? 188 00:13:28,074 --> 00:13:30,043 えーと…。 189 00:13:30,043 --> 00:13:32,078 (男)なんだ。 よく見たら かわいいじゃん。 190 00:13:32,078 --> 00:13:34,080 (男)行こう 行こう。 ええ…!? 191 00:13:35,048 --> 00:13:37,050 うーん…。 192 00:13:37,050 --> 00:13:40,053 はあ… ったく なんだよ。 193 00:13:40,053 --> 00:13:44,057 押しかけてきたかと思ったら いきなり飛び出してって…。 194 00:13:44,057 --> 00:13:46,025 勝手にしろ…! 195 00:13:48,061 --> 00:13:50,029 ん…? 196 00:13:52,031 --> 00:13:55,068 これは… ゆきめくんが…? 197 00:13:55,068 --> 00:13:58,037 どうせ カチカチに凍って…。 198 00:13:59,072 --> 00:14:01,040 温かい…? 199 00:14:02,075 --> 00:14:08,047 ♬~ 200 00:14:08,047 --> 00:14:10,049 熱っ! 201 00:14:10,049 --> 00:14:25,064 ♬~ 202 00:14:25,064 --> 00:14:29,035 あいつ… 塩が多すぎだ…。 203 00:14:31,070 --> 00:14:34,073 (広)今日は日差し強えな~。 204 00:14:34,073 --> 00:14:37,076 ぬ~べ~ どうしてるかな? 205 00:14:37,076 --> 00:14:39,145 (広)ぬ~べ~なら…。 206 00:14:39,145 --> 00:14:42,081 おいっ あれ! (美樹)あらららら…。 207 00:14:42,081 --> 00:14:45,051 ムフーッ! もう同棲解消!? 208 00:14:45,051 --> 00:14:47,053 誰だ? あいつら。 209 00:14:48,087 --> 00:14:51,090 ハア ハア ハア…。 (男)どこがいいかな? 210 00:14:51,090 --> 00:14:55,061 (男)ちょっと休憩しようか? すこす涼しいどごろへ…。 211 00:14:55,061 --> 00:14:57,063 方言かわいい! 212 00:14:57,063 --> 00:14:59,165 体 冷やさねえど…。 213 00:14:59,165 --> 00:15:01,067 (非常ベルの音) ⚟火事だ! 214 00:15:01,067 --> 00:15:03,069 結構すごいぞ! 215 00:15:03,069 --> 00:15:11,077 (非常ベルの音) (人々のざわめき) 216 00:15:13,045 --> 00:15:15,047 (非常ベルの音) (爆発音) 217 00:15:15,047 --> 00:15:19,018 おお すげえ! 思ってたより やべえな。 218 00:15:19,018 --> 00:15:21,120 (非常ベルの音) 219 00:15:21,120 --> 00:15:24,023 ⚟すげえ燃えてる。 ハハハハ…! 熱っ…! 220 00:15:24,023 --> 00:15:28,127 (男)いいねえ。 テレビのニュースにでも売れるんじゃね? 221 00:15:28,127 --> 00:15:31,030 (男)うは~! こりゃ 消防車 間に合わねえかもな。 222 00:15:31,030 --> 00:15:35,034 (サユリの母親) 誰かー!! 助けて! 娘が まだ! 223 00:15:35,034 --> 00:15:38,037 サユリ~! サユリ~!! 224 00:15:38,037 --> 00:15:41,040 (サユリ)ママー! ママ…!! 225 00:15:41,040 --> 00:15:43,042 子供が!? 助けないと! 226 00:15:43,042 --> 00:15:48,014 えっ…! 無理 言うなって。 すごい火だぞ。 227 00:15:48,014 --> 00:15:52,018 素人が手ぇ出すと 二次災害を引き起こすじゃん。 228 00:15:52,018 --> 00:15:54,020 《なぜ…》 229 00:15:56,055 --> 00:15:59,025 (サユリの母親)誰か~! お願い! 助けて!! 230 00:15:59,025 --> 00:16:02,061 《こんな大変な火事なのに→ 231 00:16:02,061 --> 00:16:05,031 子供が取り残されているのに》 232 00:16:05,031 --> 00:16:08,034 《なぜ 平然としていられるの?》 233 00:16:11,037 --> 00:16:15,041 《なぜ 人間なのに》 234 00:16:15,041 --> 00:16:19,045 《助けを求めている人間が すぐ近くにいるのに》 235 00:16:21,013 --> 00:16:26,018 《人間が… 怖い…》 236 00:16:31,023 --> 00:16:33,025 (銃声) (爆発音) 237 00:16:35,027 --> 00:16:36,996 (鵺野の声)大丈夫か!? 238 00:16:38,030 --> 00:16:41,100 妖怪とか人間とか関係ない! 239 00:16:41,100 --> 00:16:43,102 助かって よかった。 240 00:16:47,106 --> 00:16:49,041 ⚞おい…! 241 00:16:49,041 --> 00:16:52,011 何する気だ? どこ行く気だ? 危ないぞ! 242 00:16:53,012 --> 00:16:59,018 《そうよ。 鵺野先生の言うとおり 人間だの妖怪だの関係ない》 243 00:16:59,018 --> 00:17:03,022 (サユリの母親) うう… サユリ…! うう~…! 244 00:17:03,022 --> 00:17:05,024 あれね! 245 00:17:05,024 --> 00:17:06,993 私が助ける! えっ!? 246 00:17:08,027 --> 00:17:16,002 (吹雪の音) 247 00:17:16,002 --> 00:17:18,004 (一同)あっ…! 248 00:17:22,041 --> 00:17:26,045 《すごい熱… 私の力じゃ…》 249 00:17:26,045 --> 00:17:28,014 《それでも…!》 250 00:17:30,016 --> 00:17:32,018 いける…! 251 00:17:35,021 --> 00:17:37,023 ハアァ~~ッ!! 252 00:17:37,023 --> 00:17:40,026 ハア ハア ハア…! 253 00:17:42,028 --> 00:17:44,030 くっ… キリがない。 254 00:17:44,030 --> 00:17:51,037 ♬~ 255 00:17:51,037 --> 00:17:58,044 ハアァァーーーッ…!! 256 00:17:58,044 --> 00:18:10,022 ♬~ 257 00:18:10,022 --> 00:18:12,024 確か ここ!? 258 00:18:13,059 --> 00:18:15,061 大丈夫!? 助けに来たわ! 259 00:18:15,061 --> 00:18:17,063 お姉ちゃん…。 260 00:18:17,063 --> 00:18:20,032 よく頑張ったわね。 いい子。 261 00:18:21,033 --> 00:18:25,004 少し涼しくなったでしょ。 もう少しだけ頑張るのよ。 262 00:18:29,041 --> 00:18:31,043 あと… 少しだから…。 263 00:18:35,047 --> 00:18:37,049 火が…。 264 00:18:37,049 --> 00:18:39,051 ハアァーーッ!! 265 00:18:39,051 --> 00:18:45,024 ♬~ 266 00:18:45,024 --> 00:18:47,026 (爆発音) 267 00:18:49,028 --> 00:18:53,032 キャーーーッ…!! 268 00:18:57,036 --> 00:19:00,039 鵺野先生! なぜ ここが…!? 269 00:19:00,039 --> 00:19:04,043 着物姿の女の子が飛び込んだら 騒ぎになるに決まってるだろ! 270 00:19:04,043 --> 00:19:06,045 鵺野先生…。 271 00:19:06,045 --> 00:19:08,047 ぬうっ…! おおおっ…! 272 00:19:08,047 --> 00:19:10,049 ああああ~っ!! 273 00:19:11,050 --> 00:19:14,053 あんまり心配かけるなよ。 274 00:19:14,053 --> 00:19:18,024 人一倍 熱さに弱いくせに このおてんば娘が。 275 00:19:18,024 --> 00:19:20,026 鵺野先生…! 276 00:19:20,026 --> 00:19:23,029 もう少し頑張れるか? …はい! 277 00:19:23,029 --> 00:19:26,032 よし こっちだ! 278 00:19:26,032 --> 00:19:30,036 《やっぱり あなたは最高の人》 279 00:19:30,036 --> 00:19:33,005 《私 もう あなたしか愛せない》 280 00:19:33,005 --> 00:19:36,008 《あなたに全てを捧げます》 281 00:19:36,008 --> 00:19:40,012 《身も心も 私の全てを》 282 00:19:42,014 --> 00:19:47,019 ぬ~べ~…。 ビルに入ってから結構経つわよ。 283 00:19:47,019 --> 00:19:49,021 (ガラスの割れる音) 284 00:19:49,021 --> 00:19:55,027 ♬~ 285 00:19:55,027 --> 00:19:57,997 (広)さっすが ぬ~べ~! (美樹)やるじゃない! 286 00:19:57,997 --> 00:20:02,034 早く お母さんのところへ 連れていってあげてください…。 287 00:20:02,034 --> 00:20:07,006 わかった。 君は 少し離れて休んでろ。 熱かっただろ。 288 00:20:07,006 --> 00:20:17,016 ♬~ 289 00:20:17,016 --> 00:20:20,019 ほら お母さんのところへ行ってあげるんだ。 290 00:20:20,019 --> 00:20:23,022 (サユリ)うん。 ママー!! 291 00:20:23,022 --> 00:20:27,026 (サユリの母親) サユリ! よかった… よかった…! 292 00:20:29,028 --> 00:20:32,998 ん…!? ゆきめくん どこへ行った!? 293 00:20:35,000 --> 00:20:37,036 溶けちゃった…? 294 00:20:37,036 --> 00:20:41,006 バ… バカな… そんな…。 295 00:20:43,042 --> 00:20:48,013 山に帰ることもできず 人間として暮らすこともできない君に→ 296 00:20:48,013 --> 00:20:50,015 何もしてやれなかった…。 297 00:20:50,015 --> 00:20:55,020 それどころか 冷たく突き放すようなことまでして…。 298 00:20:55,020 --> 00:20:59,024 俺は… 俺は最低の男だ! 299 00:20:59,024 --> 00:21:03,028 こんなことなら… 俺の命など くれてやればよかった…。 300 00:21:03,028 --> 00:21:06,999 氷漬けでも なんでも なってやればよかった…。 301 00:21:08,033 --> 00:21:12,004 許してくれ… ゆきめくん…。 302 00:21:13,038 --> 00:21:19,011 (郷子)〈こうして ゆきめさんは ぬ~べ~の前から姿を消した〉 303 00:21:22,047 --> 00:21:24,049 (郷子)〈でも…〉 304 00:21:24,049 --> 00:21:26,018 うーん…。 305 00:21:26,018 --> 00:21:29,054 (郷子)〈次の日 見つかった…〉 306 00:21:29,054 --> 00:21:34,059 先生~! 私 ここでバイトすることになりました! 307 00:21:34,059 --> 00:21:37,029 (木村克也) 聞いてた話と違うんだけど…。 308 00:21:37,029 --> 00:21:40,032 冷凍車に逃げ込んで 助かったんだって。 309 00:21:40,032 --> 00:21:43,035 (栗田まこと) 見かけによらず たくましいのだ。 310 00:21:43,035 --> 00:21:46,038 無事で嬉しいような…。 311 00:21:46,038 --> 00:21:49,008 《先が思いやられるような…》 312 00:21:51,043 --> 00:21:57,049 ♬~