1 00:00:06,222 --> 00:00:09,222 ウアー! 2 00:00:22,138 --> 00:00:24,140 フフフ…。 3 00:00:24,140 --> 00:00:26,140 フフフ… うっ! 4 00:00:31,130 --> 00:00:34,133 (いびき) 5 00:00:34,133 --> 00:00:36,133 うーん…。 6 00:00:42,141 --> 00:00:45,141 バラの花 血のにおい。 7 00:00:52,135 --> 00:00:54,137 ここか。 8 00:00:54,137 --> 00:00:58,137 鬼を封じた人間のいる街は…。 9 00:00:59,142 --> 00:01:01,142 ウアー! 10 00:01:02,145 --> 00:01:05,131 (いびき) 11 00:01:05,131 --> 00:01:09,135 うーん。 うーん…。 12 00:01:09,135 --> 00:01:11,137 ウギャー! 13 00:01:11,137 --> 00:01:13,137 ウアー! 14 00:03:02,148 --> 00:03:05,148 んっ? 何よ? 広。 15 00:03:07,136 --> 00:03:09,138 今 何か学校の上に…。 16 00:03:09,138 --> 00:03:13,142 あーら お二人さん! お熱いのね 朝から相合い傘なんて! 17 00:03:13,142 --> 00:03:15,144 な… 何言ってんだよ! 郷子が…。 18 00:03:15,144 --> 00:03:17,146 どいた どいた どいた! 19 00:03:17,146 --> 00:03:20,146 うわっ! ああー! 20 00:03:21,150 --> 00:03:23,136 い… いずなお姉様。 21 00:03:23,136 --> 00:03:26,139 お… おはようございます! 気をつけなよ。 22 00:03:26,139 --> 00:03:29,142 それは いずなさんじゃ…。 うっ! 23 00:03:29,142 --> 00:03:33,146 違う! いいか? 昨日 童守町に➡ 24 00:03:33,146 --> 00:03:36,149 とてつもなく邪悪な妖気が 感じられたんだ。 25 00:03:36,149 --> 00:03:38,151 あれほどの妖気を持つ者は…。 26 00:03:38,151 --> 00:03:40,151 んっ? 27 00:03:42,138 --> 00:03:45,138 強力な妖気! 28 00:03:48,144 --> 00:03:50,144 さては 昨日の! 29 00:03:51,147 --> 00:03:53,149 皆さん 鵺野先生を知りませんか? 30 00:03:53,149 --> 00:03:56,152 やい 妖怪! 命は もらったよ! 31 00:03:56,152 --> 00:03:58,137 霊力 自然発火! 32 00:03:58,137 --> 00:04:01,137 何です? この小娘は。 33 00:04:02,141 --> 00:04:04,141 食らえ! フッ。 34 00:04:05,144 --> 00:04:08,147 風邪を引きますよ。 35 00:04:08,147 --> 00:04:11,150 だ… 大丈夫? いずなお姉様。 36 00:04:11,150 --> 00:04:14,137 ああ…。 駄目だ こりゃ。 37 00:04:14,137 --> 00:04:17,137 はっ! 妖気! えっ? 38 00:04:18,141 --> 00:04:20,141 出たな! 悪霊め! 39 00:04:22,145 --> 00:04:25,148 誰が悪霊ですって? 40 00:04:25,148 --> 00:04:29,152 こう見えても私は 由緒正しき雪女なんですから! 41 00:04:29,152 --> 00:04:31,137 まったく! 42 00:04:31,137 --> 00:04:34,140 アハハッ! そういえば 今日は みんな大集合ね! 43 00:04:34,140 --> 00:04:36,140 そうだな。 ハハッ。 44 00:04:43,149 --> 00:04:46,152 いっ! ダハー! 45 00:04:46,152 --> 00:04:48,154 アハハ…! 痛かったですか? 46 00:04:48,154 --> 00:04:50,139 いいえ。 47 00:04:50,139 --> 00:04:54,143 でも 一体 どうしたら こんなふうになるんですか? 48 00:04:54,143 --> 00:04:58,147 《まさか 鬼の手が 反応したということは…》 49 00:04:58,147 --> 00:05:00,149 鵺野先生。 50 00:05:00,149 --> 00:05:02,151 動かないでくださいね。 オホホ…! 51 00:05:02,151 --> 00:05:04,153 んっ? わかっています。 52 00:05:04,153 --> 00:05:06,139 ダハハ…! 53 00:05:06,139 --> 00:05:08,141 んっ? 54 00:05:08,141 --> 00:05:10,141 イヒヒ…! んっ? 55 00:05:16,149 --> 00:05:18,151 鬼のにおい…。 56 00:05:18,151 --> 00:05:21,154 鵺野先生 今 エッチな顔しませんでした? 57 00:05:21,154 --> 00:05:23,139 えっ! しませんよ! こうやったら…。 58 00:05:23,139 --> 00:05:26,142 ダハハ…! ほら! やっぱり! 59 00:05:26,142 --> 00:05:28,144 アギャー! 60 00:05:28,144 --> 00:05:31,144 何ですか! 人が せっかく 心配してあげてるのに! 61 00:05:34,150 --> 00:05:36,152 まさか あの女が…。 62 00:05:36,152 --> 00:05:38,154 んっ? 63 00:05:38,154 --> 00:05:41,154 ど… どうしたんです? 律子先生。 64 00:05:43,142 --> 00:05:45,144 鵺野先生! 65 00:05:45,144 --> 00:05:47,146 鵺野先生! 66 00:05:47,146 --> 00:05:49,146 んっ? 67 00:05:50,149 --> 00:05:53,152 敵か? 邪悪な気! 68 00:05:53,152 --> 00:05:55,154 やあ ゆきめ君! 69 00:05:55,154 --> 00:05:58,141 よう 玉藻! 70 00:05:58,141 --> 00:06:01,144 どうしたんでしょう? みんな。 うっ…。 71 00:06:01,144 --> 00:06:03,146 ギャー! 72 00:06:03,146 --> 00:06:05,148 ヒー! 73 00:06:05,148 --> 00:06:08,151 熱い! 寒い! 74 00:06:08,151 --> 00:06:10,153 熱ちち…! 寒い寒い…! 75 00:06:10,153 --> 00:06:14,153 キャー! 76 00:06:16,142 --> 00:06:19,145 2人とも 初めてだったのね。 77 00:06:19,145 --> 00:06:21,147 鵺野先生。 鵺野先生! 78 00:06:21,147 --> 00:06:23,149 これは ひどい凍傷だ。 何言ってんですか! 79 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 ひどいヤケドです! いや 凍傷だ。 80 00:06:25,151 --> 00:06:27,153 ヤケドです! 凍傷だ! 81 00:06:27,153 --> 00:06:29,153 ヤケド! 82 00:06:32,141 --> 00:06:35,144 お前たちが集まった理由は わかってる。 83 00:06:35,144 --> 00:06:38,147 やはり 鵺野先生も感じたんですね? 84 00:06:38,147 --> 00:06:41,150 私もよ。 フッ。 感じただけだろう。 85 00:06:41,150 --> 00:06:43,152 な… 何よ! あんたは わかってるっての? 86 00:06:43,152 --> 00:06:45,154 なら 教えてやろう。 87 00:06:45,154 --> 00:06:48,157 鬼だ! 88 00:06:48,157 --> 00:06:50,142 うう…。 89 00:06:50,142 --> 00:06:52,142 ダハハ…。 90 00:06:53,145 --> 00:06:58,150 鬼の手を持つ俺が感じたんだ。 間違いないって…。 91 00:06:58,150 --> 00:07:01,153 その鬼って どのくらい強いんですか? 92 00:07:01,153 --> 00:07:04,156 ざっと 鵺野先生の…。 93 00:07:04,156 --> 00:07:07,143 ご… 5倍? 94 00:07:07,143 --> 00:07:09,145 50倍? 95 00:07:09,145 --> 00:07:12,148 500倍? 96 00:07:12,148 --> 00:07:15,151 (雷鳴) 97 00:07:15,151 --> 00:07:18,151 ううっ…! ああ…。 98 00:07:21,157 --> 00:07:25,144 ああ 寒っ。 なんか着替えるもの 探さなくっちゃ。 99 00:07:25,144 --> 00:07:27,146 ♬~(ピアノ) 100 00:07:27,146 --> 00:07:29,148 あっ いい音色。 101 00:07:29,148 --> 00:07:37,156 ♬~(ピアノ) 102 00:07:37,156 --> 00:07:40,159 割とタイプかも。 103 00:07:40,159 --> 00:07:43,159 すごく上手なのだ! 104 00:07:44,146 --> 00:07:47,149 ヒヒッ! フフン。 105 00:07:47,149 --> 00:07:49,151 《鬼…》 106 00:07:49,151 --> 00:07:53,155 左手に鬼の手を持つ男! 107 00:07:53,155 --> 00:07:56,158 人間のくせに➡ 108 00:07:56,158 --> 00:07:59,178 鬼を侮辱する奴は許さない! 109 00:07:59,178 --> 00:08:04,150 ひえー…。 ぼ… 僕は ただ 工作で鬼の手を作って…。 110 00:08:04,150 --> 00:08:07,150 なら 死んでごらんよ! 111 00:08:12,158 --> 00:08:14,160 キャー! 112 00:08:14,160 --> 00:08:18,147 驚いたな。 この妖剣を折るなんて。 113 00:08:18,147 --> 00:08:23,152 あんただね。 昨日 現れた 邪悪な妖気の正体は! 114 00:08:23,152 --> 00:08:26,155 邪悪? 115 00:08:26,155 --> 00:08:30,159 そう。 僕は鬼だからね。 116 00:08:30,159 --> 00:08:33,145 ぐぐっ! うっ! ううっ! 117 00:08:33,145 --> 00:08:35,147 鵺野先生? 118 00:08:35,147 --> 00:08:37,149 鬼の手が また…。 119 00:08:37,149 --> 00:08:41,153 まさか 鬼が近くに? 120 00:08:41,153 --> 00:08:45,157 近くだ ずっと…。 奴は もう 学校の中にいる! 121 00:08:45,157 --> 00:08:47,159 (戸が開く音) はっ! 122 00:08:47,159 --> 00:08:50,159 先生 大変です! 音楽室で…。 123 00:08:52,148 --> 00:08:54,150 フフフ…。 124 00:08:54,150 --> 00:08:59,150 さあ 聞かせてよ 美しい断末魔の叫びをね。 125 00:09:00,156 --> 00:09:03,156 いずなお姉ちゃん! ちょっと。 126 00:09:05,161 --> 00:09:07,161 さあ! うっ! 127 00:09:08,147 --> 00:09:11,150 へえー。 霊気のバリアーか。 128 00:09:11,150 --> 00:09:14,153 君は 他人を守るために 命を懸けるのか。 129 00:09:14,153 --> 00:09:17,156 くっ! 霊力を持つ者の定めさ。 130 00:09:17,156 --> 00:09:20,156 そう あいつが教えてくれたんだよ。 131 00:09:21,160 --> 00:09:23,162 あいつ…。 132 00:09:23,162 --> 00:09:25,162 くたばれ! 鬼め! 133 00:09:26,148 --> 00:09:29,148 何? 霊力が上がっていく…。 134 00:09:39,161 --> 00:09:43,149 あっ! い… いずなお姉ちゃん! 135 00:09:43,149 --> 00:09:49,155 ああー! 136 00:09:49,155 --> 00:09:51,157 あっ…。 137 00:09:51,157 --> 00:09:54,160 お… お姉ちゃん! お姉ちゃん! 目を開けるのだ! 138 00:09:54,160 --> 00:09:57,160 目は開いてるけど… しっかりするのだ! 139 00:09:59,148 --> 00:10:01,150 美しい死のメロディーだ。 140 00:10:01,150 --> 00:10:04,153 さあ 今度は君の番だよ。 141 00:10:04,153 --> 00:10:06,153 えっ! 142 00:10:08,157 --> 00:10:10,159 フフッ。 それじゃあ➡ 143 00:10:10,159 --> 00:10:14,159 これで君の内臓を…。 ヒ… ヒエー! 144 00:10:18,150 --> 00:10:20,150 何? 145 00:10:21,153 --> 00:10:24,156 フフッ。 やっぱり君だったのか。 146 00:10:24,156 --> 00:10:30,162 君の美しさの陰に 鬼を封じた 恐ろしい力があるのを感じていた。 147 00:10:30,162 --> 00:10:32,164 あの…➡ 148 00:10:32,164 --> 00:10:37,153 あの… 俺なんですけど 鬼の左手を持つ男って。 149 00:10:37,153 --> 00:10:41,157 し… 信じられない。 力で女に負け キツネに焼かれて➡ 150 00:10:41,157 --> 00:10:44,157 雪女に固められた 君のような男が…。 151 00:10:45,161 --> 00:10:49,165 宇宙天地 賜我力量 降伏群魔 迎來曙光! 152 00:10:49,165 --> 00:10:54,153 可愛い生徒を守るため 地獄の底から やって来た! 153 00:10:54,153 --> 00:10:58,157 左手に鬼の手を持つ男! はっ! 154 00:10:58,157 --> 00:11:02,157 人呼んで 地獄先生 ぬ~べ~だ! 155 00:11:03,162 --> 00:11:05,164 に… 兄さん! 156 00:11:05,164 --> 00:11:09,151 兄さん… 覇鬼兄さんなんだね? 157 00:11:09,151 --> 00:11:11,153 えっ! 兄さん? 158 00:11:11,153 --> 00:11:13,155 覇鬼兄さん。 159 00:11:13,155 --> 00:11:17,159 力は強いけど 頭はイマイチの覇鬼兄さん。 160 00:11:17,159 --> 00:11:19,161 だから こんなふうに封じられて…。 161 00:11:19,161 --> 00:11:21,163 なんだ 弟さんだったのか! 162 00:11:21,163 --> 00:11:24,166 いつも お兄さんの鬼の手には お世話になってます…➡ 163 00:11:24,166 --> 00:11:27,153 なんて言ってる場合じゃない! 貴様は 兄を取り戻すために➡ 164 00:11:27,153 --> 00:11:30,156 俺の生徒を こんな目に 遭わせたっていうのか! 165 00:11:30,156 --> 00:11:34,160 それだけじゃないよ 鵺野先生。 166 00:11:34,160 --> 00:11:36,162 ハハハ…。 167 00:11:36,162 --> 00:11:39,165 兄さんと一緒にやることがあって 来たのさ。 168 00:11:39,165 --> 00:11:42,168 はっ…。 うげげ…。 169 00:11:42,168 --> 00:11:46,155 この世を兄さんと 地獄に変えるっていうね! 170 00:11:46,155 --> 00:11:48,157 ウアー! 171 00:11:48,157 --> 00:11:52,161 俺だけが狙いじゃない ってわけか! 172 00:11:52,161 --> 00:11:54,163 ぐあっ…。 173 00:11:54,163 --> 00:11:56,163 フンッ! 174 00:11:59,168 --> 00:12:03,155 フフフ…。 僕を串刺しにでもしようっての? 175 00:12:03,155 --> 00:12:05,157 貴様との戦いに➡ 176 00:12:05,157 --> 00:12:08,160 生徒を巻き込むわけには いかないんでね! 177 00:12:08,160 --> 00:12:12,160 フフフッ。 死人が たくさん出るのは楽しいのに。 178 00:12:19,154 --> 00:12:21,156 痛っ…。 ハハッ。 179 00:12:21,156 --> 00:12:25,160 君に 鬼の手の本当の使い方を…。 180 00:12:25,160 --> 00:12:28,160 何! 教えてあげるよ。 181 00:12:29,164 --> 00:12:31,166 ぐあっ! ああっ! 182 00:12:31,166 --> 00:12:34,169 ぬ~べ~! 鵺野先生! 183 00:12:34,169 --> 00:12:37,156 やめるんだ! 今 行っても死ぬだけだ。 184 00:12:37,156 --> 00:12:39,156 うっ…。 185 00:12:41,160 --> 00:12:44,163 鵺野先生! 186 00:12:44,163 --> 00:12:49,168 フフッ。 どうしたの? 随分 手応えがないじゃないか。 187 00:12:49,168 --> 00:12:53,155 でも すぐには殺さないよ。 188 00:12:53,155 --> 00:12:57,159 君には 僕の兄さんを封じた 秘密の力があるはずだ。 189 00:12:57,159 --> 00:13:01,163 その秘密を知りたいんだ。 何? 190 00:13:01,163 --> 00:13:03,165 ぐあっ! 191 00:13:03,165 --> 00:13:06,165 頭の中を見せてもらうよ。 192 00:13:15,160 --> 00:13:18,163 何だ? この女。 193 00:13:18,163 --> 00:13:22,167 兄さんの中で何をしている? 194 00:13:22,167 --> 00:13:25,167 兄さんに 一体 何があったんだ? 195 00:13:27,172 --> 00:13:30,159 ((鵺野君 この鬼を封じなさい)) 196 00:13:30,159 --> 00:13:32,161 ((私が 内側から鬼の力を抑えます)) 197 00:13:32,161 --> 00:13:37,166 ((私もろとも この鬼を あなたの左手に封印するのです)) 198 00:13:37,166 --> 00:13:41,166 ((鵺野君 あなたならできるわ。 鵺野君!)) 199 00:13:45,157 --> 00:13:47,159 ふーん。 200 00:13:47,159 --> 00:13:51,163 ハハハ…。 そういうことだったのか。 201 00:13:51,163 --> 00:13:54,166 「どうりで弱すぎると思ったよ」 202 00:13:54,166 --> 00:13:56,168 んっ? 「この女が 体内から➡ 203 00:13:56,168 --> 00:13:59,171 兄さんの力を抑えていたから 封印できたってわけか」 204 00:13:59,171 --> 00:14:03,158 くっ! この! 205 00:14:03,158 --> 00:14:05,158 よくもやってくれたな! 206 00:14:09,164 --> 00:14:15,170 あっ ああっ ああ…! 207 00:14:15,170 --> 00:14:19,158 あっ…。 あとは兄さんに任せたからね。 208 00:14:19,158 --> 00:14:24,158 ああっ いや! ああ… いや! ああっ! 209 00:14:30,169 --> 00:14:32,171 うわっ! 210 00:14:32,171 --> 00:14:34,171 鵺野先生! 211 00:14:39,161 --> 00:14:41,163 だ… 大丈夫ですか? 212 00:14:41,163 --> 00:14:44,166 貴様! 一体 何を? 213 00:14:44,166 --> 00:14:46,168 また「貴様」だなんて! 214 00:14:46,168 --> 00:14:49,171 僕の名前は絶鬼。 忘れたの? 215 00:14:49,171 --> 00:14:51,171 あっ…。 216 00:14:52,174 --> 00:14:54,159 な… 何が…。 217 00:14:54,159 --> 00:14:57,162 くっ…! 218 00:14:57,162 --> 00:14:59,164 ぐあー! 219 00:14:59,164 --> 00:15:02,167 ぬ~べ~! ぬ~べ~! 220 00:15:02,167 --> 00:15:05,170 鵺野先生! どうしたんですか? 221 00:15:05,170 --> 00:15:07,172 言ったはずだよ。 222 00:15:07,172 --> 00:15:10,159 僕は 兄さんを解放するために やって来たって。 223 00:15:10,159 --> 00:15:13,162 大丈夫かな? 224 00:15:13,162 --> 00:15:20,169 うっ うう… ああ…。 225 00:15:20,169 --> 00:15:23,172 気を送り込んで 傷口を塞いでおいた。 226 00:15:23,172 --> 00:15:26,175 しかし これだけの傷で済んだのは➡ 227 00:15:26,175 --> 00:15:29,161 どうやら こいつのおかげらしい。 228 00:15:29,161 --> 00:15:33,165 君が最後まで離さなかった そのバッグの中に入っていた。 229 00:15:33,165 --> 00:15:36,168 あ…。 230 00:15:36,168 --> 00:15:38,170 何だ? 231 00:15:38,170 --> 00:15:40,172 おお! わー! 232 00:15:40,172 --> 00:15:51,166 ♬~(ピアノ) 233 00:15:51,166 --> 00:15:53,166 (雷鳴) ♬~(ピアノ) 234 00:15:54,169 --> 00:15:56,171 (雷鳴) ♬~(ピアノ) 235 00:15:56,171 --> 00:16:01,176 ♬~(ピアノ) 236 00:16:01,176 --> 00:16:04,176 (雷鳴) 237 00:16:05,164 --> 00:16:07,166 あ…。 238 00:16:07,166 --> 00:16:10,169 なるほど 御鬼輪か。 239 00:16:10,169 --> 00:16:12,171 んっ? 240 00:16:12,171 --> 00:16:14,171 ありがとう。 241 00:16:17,176 --> 00:16:20,176 ううっ! ぐあー! 242 00:16:21,163 --> 00:16:23,165 鵺野先生 大丈夫ですか? 243 00:16:23,165 --> 00:16:25,167 おっ! うわー! 244 00:16:25,167 --> 00:16:28,170 な… 何です? 245 00:16:28,170 --> 00:16:31,173 玉藻! 今 何してたんだ? 246 00:16:31,173 --> 00:16:34,176 オッホン。 鬼の手は どうしたんです? 247 00:16:34,176 --> 00:16:37,162 ぐあー! ああ 先生! 248 00:16:37,162 --> 00:16:39,164 いいですか? 奴の妖力で➡ 249 00:16:39,164 --> 00:16:44,169 鬼を体内で抑えていた 美奈子先生の力が弱まったんです。 250 00:16:44,169 --> 00:16:48,169 このままでは 鵺野先生は いずれ鬼と化してしまうのですよ。 251 00:16:49,174 --> 00:16:52,177 ぐあー! 252 00:16:52,177 --> 00:16:56,165 美奈子先生 俺は 一体 どうしたらいいんです? 253 00:16:56,165 --> 00:17:00,169 ああっ いや! いや! ああっ! 254 00:17:00,169 --> 00:17:02,169 み… 美奈子先生? 255 00:17:05,174 --> 00:17:09,178 しかし 一つだけ方法があります。 256 00:17:09,178 --> 00:17:13,165 これは御鬼輪といって 鬼を制御するアイテムです。 257 00:17:13,165 --> 00:17:16,168 彼女が これを…。 258 00:17:16,168 --> 00:17:19,171 んっ? 彼女? 259 00:17:19,171 --> 00:17:21,171 うっ… くっ! 260 00:17:27,179 --> 00:17:30,179 ううっ! うわー! 261 00:17:36,171 --> 00:17:38,173 うわー! キャー! 262 00:17:38,173 --> 00:17:41,176 うわー! 263 00:17:41,176 --> 00:17:44,179 ああっ! わー! 264 00:17:44,179 --> 00:17:46,164 ううっ…。 265 00:17:46,164 --> 00:17:48,166 うわっ! 266 00:17:48,166 --> 00:17:50,166 キャー! 267 00:17:55,173 --> 00:17:59,177 学校ごと 俺たちを あの穴の中に! 268 00:17:59,177 --> 00:18:03,165 彼は 私たちが苦しんでいるのを 喜んでいるのよ! 269 00:18:03,165 --> 00:18:07,169 その穴は鬼門だ。 地獄に通じている! 270 00:18:07,169 --> 00:18:09,171 じゃあ 僕たちは地獄へ? 271 00:18:09,171 --> 00:18:14,176 人間の嘆きや悲しみは 奴らにとって 一番の喜び。 272 00:18:14,176 --> 00:18:17,179 絶鬼は 仲間を誘ってるんだ。 273 00:18:17,179 --> 00:18:21,166 ウウ… ウアー! 274 00:18:21,166 --> 00:18:25,170 まさか この地上が鬼たちの世界に…。 275 00:18:25,170 --> 00:18:28,173 鵺野先生 これを。 276 00:18:28,173 --> 00:18:30,175 御鬼輪を左手にはめるのです。 277 00:18:30,175 --> 00:18:34,179 そうすれば 鬼を もう一度 封じることができる。 278 00:18:34,179 --> 00:18:38,166 鵺野先生は助かるはずです。 鬼の手が元に戻ったら➡ 279 00:18:38,166 --> 00:18:41,169 できるだけ たくさんの生徒を 連れて逃げるんです。 280 00:18:41,169 --> 00:18:46,174 何人助けられるか わかりませんが とにかく絶鬼から逃げるのです! 281 00:18:46,174 --> 00:18:49,174 《全ての生徒を助けられない…》 282 00:18:50,178 --> 00:18:52,178 駄目だ! 283 00:18:54,182 --> 00:18:56,168 あっ… 何を! 284 00:18:56,168 --> 00:18:58,170 たとえ 俺が どうなろうが➡ 285 00:18:58,170 --> 00:19:02,174 生徒たちは誰一人として 犠牲にするわけにはいかない! 286 00:19:02,174 --> 00:19:04,176 ううっ! 鵺野先生? 287 00:19:04,176 --> 00:19:06,178 俺に考えがある。 288 00:19:06,178 --> 00:19:10,178 万に一つの確率だが 奴に勝てる作戦が! 289 00:19:15,170 --> 00:19:17,170 ハアッ! 290 00:19:22,177 --> 00:19:24,179 す… すまん。 君まで一緒に➡ 291 00:19:24,179 --> 00:19:28,183 危険な目に付き合わせて。 何言ってるんですか。 292 00:19:28,183 --> 00:19:31,169 私は どんなことがあっても 鵺野先生と一緒です。 293 00:19:31,169 --> 00:19:33,171 あの…。 ググッ! 294 00:19:33,171 --> 00:19:36,174 い… いや 大したことじゃないんですが。 295 00:19:36,174 --> 00:19:38,174 キー! 296 00:19:39,177 --> 00:19:41,179 ググッ…。 297 00:19:41,179 --> 00:19:43,181 早くするのだ! 298 00:19:43,181 --> 00:19:45,183 いずなさん 大丈夫? ううっ…。 299 00:19:45,183 --> 00:19:48,170 ああ。 どうってことないさ。 300 00:19:48,170 --> 00:19:54,176 あいつが鬼を倒してくれるのを この目で見てやるんだから。 301 00:19:54,176 --> 00:19:57,179 《せっかく うちの家宝を貸してあげたのに➡ 302 00:19:57,179 --> 00:19:59,181 大丈夫かいな》 303 00:19:59,181 --> 00:20:09,174 ♬~(ピアノ) 304 00:20:09,174 --> 00:20:12,177 さあ フィナーレが近づいてきたようだ。 305 00:20:12,177 --> 00:20:15,177 んっ? やめるんだ! 絶鬼! 306 00:20:17,182 --> 00:20:21,169 お前と戦っても がっかりさせない 程度の力は手に入れたぞ! 307 00:20:21,169 --> 00:20:24,169 おや? 何か秘策でも思いついたのかい? 308 00:20:27,175 --> 00:20:30,178 まさか 僕を そこの鬼門から落とそうって? 309 00:20:30,178 --> 00:20:33,181 何言ってんの? 鵺野先生が➡ 310 00:20:33,181 --> 00:20:35,183 そんな単純な作戦を 立てるわけないでしょう? 311 00:20:35,183 --> 00:20:37,185 なぜ わかった? えっ! 312 00:20:37,185 --> 00:20:40,172 フン。 名案かもしれない。 313 00:20:40,172 --> 00:20:44,176 そう。 地獄というのは 8つの階層からなっていてね。 314 00:20:44,176 --> 00:20:48,176 僕は その6番目の焦熱地獄から やって来たんだ。 315 00:20:50,182 --> 00:20:52,184 そりゃ深かったさ。 316 00:20:52,184 --> 00:20:56,171 地上まで登るのに 3年もかかったんだ。 317 00:20:56,171 --> 00:20:58,173 つらかった。 318 00:20:58,173 --> 00:21:01,176 でも もし もう一度 鬼門に落ちれば➡ 319 00:21:01,176 --> 00:21:04,179 二度と はい上がっては来れない! 320 00:21:04,179 --> 00:21:07,182 ククク…。 ハハハ…! 321 00:21:07,182 --> 00:21:10,185 でも 一体 どうやって 僕を落とすんだい? 322 00:21:10,185 --> 00:21:12,187 そんなの簡単です! 323 00:21:12,187 --> 00:21:15,173 羽をバリバリって むしっちゃって➡ 324 00:21:15,173 --> 00:21:18,176 後ろからドーン! ってね。 任しちゃおっかな。 325 00:21:18,176 --> 00:21:21,179 ハハハ…。 面白いね。 326 00:21:21,179 --> 00:21:24,182 フフ。 笑い事では ないかもしれませんよ! 327 00:21:24,182 --> 00:21:26,184 本当に羽をむしるんですか? 328 00:21:26,184 --> 00:21:30,172 も… もし 御鬼輪を絶鬼の腕に はめられればということです。 329 00:21:30,172 --> 00:21:33,172 その隙に羽をむしるんですね。 330 00:21:34,176 --> 00:21:36,176 風が来た。 331 00:21:37,179 --> 00:21:39,179 はあ…。 げっ。 332 00:21:40,182 --> 00:21:42,182 さあ 仕上げだよ。 333 00:21:44,186 --> 00:21:46,188 うわ! 334 00:21:46,188 --> 00:21:48,188 今だ! 335 00:21:49,174 --> 00:21:52,177 うっ… くっ! 336 00:21:52,177 --> 00:21:54,179 いくぞ! はい! 337 00:21:54,179 --> 00:21:58,179 うっ… くっ…! 338 00:22:02,187 --> 00:22:04,172 くっ…! 339 00:22:04,172 --> 00:22:07,172 クソ! フフフ…。 340 00:22:10,178 --> 00:22:12,178 やった! 341 00:22:13,181 --> 00:22:15,181 な… 何のつもりだい! 342 00:22:17,185 --> 00:22:20,185 ゆきめ君 逃げるんだ! はい! 343 00:22:22,174 --> 00:22:24,176 うわー! キャー! 344 00:22:24,176 --> 00:22:28,176 くっ! キャー! 345 00:22:29,181 --> 00:22:31,183 くっ! うっ! 346 00:22:31,183 --> 00:22:33,185 ぬ… 鵺野先生! 347 00:22:33,185 --> 00:22:35,185 大丈夫か! 348 00:22:36,188 --> 00:22:39,188 宇宙天地 賜我力量 降伏群魔 迎來曙光! 349 00:22:45,180 --> 00:22:48,180 バカだね どこを狙ってるんだい。 350 00:22:52,187 --> 00:22:55,190 んっ… んっ! 351 00:22:55,190 --> 00:22:57,190 くっ。 352 00:22:58,176 --> 00:23:00,178 くっ…! 353 00:23:00,178 --> 00:23:02,178 うっ…! 354 00:23:04,182 --> 00:23:09,187 バカな! うっ… こんなもの! 355 00:23:09,187 --> 00:23:12,190 くっ…! 356 00:23:12,190 --> 00:23:16,178 見ろ あの御鬼輪が 絶鬼のパワーを抑えていく。 357 00:23:16,178 --> 00:23:20,182 やはり そうか。 まだ半分の力も 出していなかった絶鬼は➡ 358 00:23:20,182 --> 00:23:23,182 御鬼輪によって 完全に力を封じられた! 359 00:23:26,188 --> 00:23:28,188 一体…? 360 00:23:30,192 --> 00:23:34,179 こんなことをして ただで済むと思うな! 361 00:23:34,179 --> 00:23:37,182 地獄先生スペシャル サンダーパンチ! 362 00:23:37,182 --> 00:23:39,182 ミラクルパンチ! 363 00:23:41,186 --> 00:23:43,186 ぐあー! 364 00:23:46,191 --> 00:23:48,176 うわー! 365 00:23:48,176 --> 00:23:52,176 宇宙天地 賜我力量 降伏群魔 迎來曙光! 366 00:23:53,181 --> 00:23:56,181 鬼門よ! 閉じよ! 367 00:24:12,183 --> 00:24:16,187 鵺野先生 私たち 勝ったんですね! 368 00:24:16,187 --> 00:24:18,189 ああ 勝ったんだ! 369 00:24:18,189 --> 00:24:20,189 くっ…! 370 00:24:21,192 --> 00:24:23,178 本当に私たちは…。 371 00:24:23,178 --> 00:24:25,180 う… うっ! はっ。 372 00:24:25,180 --> 00:24:28,180 うっ! バ… バカな! 373 00:24:29,184 --> 00:24:33,188 バ… バカ? 鵺野先生 しっかりしてください! 374 00:24:33,188 --> 00:24:36,191 鵺野先生は バカじゃありません 決して! 375 00:24:36,191 --> 00:24:39,177 違う ゆきめ君! 奴が… 奴が! 376 00:24:39,177 --> 00:24:42,180 奴がバカ? 大バカなんですか? 377 00:24:42,180 --> 00:24:44,182 ぬ~べ~…。 行くんじゃない! 378 00:24:44,182 --> 00:24:47,185 鵺野先生? まさか…。 379 00:24:47,185 --> 00:24:50,185 まさか 奴の力が まだ…。 380 00:25:00,181 --> 00:25:02,183 邪悪な気が膨らんでいる。 381 00:25:02,183 --> 00:25:06,187 今までより もっと巨大な大きな力が。 382 00:25:06,187 --> 00:25:08,187 んっ? 383 00:25:13,194 --> 00:25:15,194 うわー! キャー! 384 00:25:20,185 --> 00:25:23,188 ぐっ…! 385 00:25:23,188 --> 00:25:26,191 (うなり声) 386 00:25:26,191 --> 00:25:30,195 ゆきめ君 ロープだ… ゆきめ君 ロープを切るんだ! 387 00:25:30,195 --> 00:25:32,180 えっ? はっ! 388 00:25:32,180 --> 00:25:34,180 (うなり声) 389 00:25:37,185 --> 00:25:39,187 早く! 390 00:25:39,187 --> 00:25:41,189 はい! 391 00:25:41,189 --> 00:25:43,189 あっ! 392 00:25:44,192 --> 00:25:46,192 ぬ… 鵺野先生。 393 00:25:48,196 --> 00:25:50,196 ごめんなさい。 394 00:25:51,182 --> 00:25:54,182 ゆきめ君! ゆきめ君…。 395 00:25:57,188 --> 00:25:59,190 うっ! 396 00:25:59,190 --> 00:26:01,192 うっ あっ! 397 00:26:01,192 --> 00:26:04,195 うっ! 398 00:26:04,195 --> 00:26:06,195 あ… ああ。 399 00:26:07,182 --> 00:26:09,184 玉藻! 400 00:26:09,184 --> 00:26:11,186 玉藻先生! 玉藻先生。 401 00:26:11,186 --> 00:26:15,190 玉藻先生 ぬ~べ~を助けて! お願い! 402 00:26:15,190 --> 00:26:18,193 奴とまともに戦えるのは 玉藻しかいないんだよ! 403 00:26:18,193 --> 00:26:20,193 玉藻先生! 404 00:26:21,196 --> 00:26:24,182 今 私が出たところで 万に一つの勝ち目もない。 405 00:26:24,182 --> 00:26:27,185 そ… そんな! 玉藻先生! 406 00:26:27,185 --> 00:26:29,185 す… すまん。 407 00:26:31,189 --> 00:26:33,189 んっ? 408 00:26:34,192 --> 00:26:36,194 うっ! くっ! 409 00:26:36,194 --> 00:26:38,194 んっ! くっ! 410 00:26:39,197 --> 00:26:41,182 はっ! な… 何を? 411 00:26:41,182 --> 00:26:44,185 先生が行かないんなら 俺たちが行く! 412 00:26:44,185 --> 00:26:46,187 僕も! 私も! 413 00:26:46,187 --> 00:26:51,192 よせ! 生徒たちを止めるんだ 律子先生! 414 00:26:51,192 --> 00:26:54,195 今 行っても 無駄死にするだけだ。 415 00:26:54,195 --> 00:26:57,198 あっ…! 416 00:26:57,198 --> 00:27:02,198 鵺野先生は いつも 私たちを守ってきてくれたのよ! 417 00:27:03,188 --> 00:27:06,191 みんな 鵺野先生が好きなんです。 418 00:27:06,191 --> 00:27:11,196 だから 自分の命を捨てても 助けたいと思うのよ。 419 00:27:11,196 --> 00:27:13,198 それが…。 それが? 420 00:27:13,198 --> 00:27:15,183 人間なのよ。 421 00:27:15,183 --> 00:27:18,186 あんた 人間のこと 何にもわかっちゃないね。 422 00:27:18,186 --> 00:27:21,189 フン! 無駄なことに 命を懸けることがか? 423 00:27:21,189 --> 00:27:24,192 バカ! うっ! 424 00:27:24,192 --> 00:27:30,198 やめた。 あんた 私を一度助けてくれたもんね。 425 00:27:30,198 --> 00:27:34,185 でも あんたには 人間の愛なんてわかんないよ。 426 00:27:34,185 --> 00:27:36,187 人間の愛…。 427 00:27:36,187 --> 00:27:38,189 えい! よいしょ! 428 00:27:38,189 --> 00:27:40,191 えい! やあ! 429 00:27:40,191 --> 00:27:43,194 (うなり声) 430 00:27:43,194 --> 00:27:47,198 えい…! えいや…! 431 00:27:47,198 --> 00:27:49,184 ナンセンス! ハハ! 432 00:27:49,184 --> 00:27:53,188 やはり 私には人間など理解できぬ。 433 00:27:53,188 --> 00:27:56,191 生きることより 無意味な死を選ぶなんて。 434 00:27:56,191 --> 00:27:58,193 (うなり声) 435 00:27:58,193 --> 00:28:03,198 ハハ。 大バカだよ 君たちは。 本当に。 436 00:28:03,198 --> 00:28:05,200 あっ! あっ…! 437 00:28:05,200 --> 00:28:07,185 うわ! あっ…! 438 00:28:07,185 --> 00:28:09,187 (破壊音) 439 00:28:09,187 --> 00:28:11,189 うわー! キャー! 440 00:28:11,189 --> 00:28:16,194 消えていく 温かい命の光が。 441 00:28:16,194 --> 00:28:20,198 虫けらのように ひねり潰されて。 442 00:28:20,198 --> 00:28:22,198 みんな! 443 00:28:24,185 --> 00:28:26,187 はっ! 444 00:28:26,187 --> 00:28:29,190 《玉藻 お前も感じるか?》 445 00:28:29,190 --> 00:28:31,192 《この子たちの 温かい命のぬくもりを》 446 00:28:31,192 --> 00:28:33,194 命のぬくもり? 447 00:28:33,194 --> 00:28:39,200 《人間は つながっているんだ みんな このぬくもりを通して》 448 00:28:39,200 --> 00:28:42,187 ぬくもりを通して…。 449 00:28:42,187 --> 00:28:44,189 《お前にわかるか?》 450 00:28:44,189 --> 00:28:48,193 (うなり声) 451 00:28:48,193 --> 00:28:53,198 なぜだ。 私の心は 何に ひかれるというのだ! 452 00:28:53,198 --> 00:28:56,198 うおー! 453 00:28:59,187 --> 00:29:01,189 ほう 狐だね? 454 00:29:01,189 --> 00:29:05,189 狐は賢いから 僕に逆らわないと思ったけど。 455 00:29:08,196 --> 00:29:10,196 あっ! 456 00:29:15,203 --> 00:29:17,203 ハッ! 457 00:29:18,189 --> 00:29:20,191 ぐっ! 458 00:29:20,191 --> 00:29:25,191 ぐっ! 人間界に 災いをもたらすはずの狐がなぜ! 459 00:29:30,201 --> 00:29:33,187 フン! 助かるぜ。 460 00:29:33,187 --> 00:29:35,189 おお…! 461 00:29:35,189 --> 00:29:37,191 な… 何を考えている? 462 00:29:37,191 --> 00:29:40,194 うおー! 463 00:29:40,194 --> 00:29:45,199 古来より 妖狐が禁じ手として 自らの命と引き換えに放つ奥義! 464 00:29:45,199 --> 00:29:47,199 受けよ! 465 00:29:53,191 --> 00:29:57,195 な… なぜ お前が人間の味方を! 466 00:29:57,195 --> 00:30:03,201 感じたのさ 人間の中にある 温かな命のぬくもりの輪が➡ 467 00:30:03,201 --> 00:30:05,203 私にも つながっていることを。 468 00:30:05,203 --> 00:30:10,191 どうりで君も 半分 人間のにおいがすると思ったよ。 469 00:30:10,191 --> 00:30:12,191 アディオス 鵺野先生。 470 00:30:59,190 --> 00:31:01,190 《くっ!》 471 00:31:02,193 --> 00:31:04,193 《くっ ここは…》 472 00:31:05,196 --> 00:31:07,198 《俺は一体…》 473 00:31:07,198 --> 00:31:09,198 《んっ?》 474 00:31:10,201 --> 00:31:13,201 《はっ! みんな! 広!》 475 00:31:14,205 --> 00:31:17,205 《無事だったか? 広! よかった!》 476 00:31:18,192 --> 00:31:22,196 《あ… あっ?》 477 00:31:22,196 --> 00:31:24,198 《これは?》 478 00:31:24,198 --> 00:31:26,198 《郷子!》 479 00:31:27,201 --> 00:31:29,201 《はっ! まこと!》 480 00:31:32,206 --> 00:31:35,193 《なぜだ… なぜなんだ》 481 00:31:35,193 --> 00:31:37,195 《なぜ…》 482 00:31:37,195 --> 00:31:40,198 《美樹! 律子先生!》 483 00:31:40,198 --> 00:31:42,198 《ゆきめ君!》 484 00:31:43,201 --> 00:31:45,201 《玉藻!》 485 00:31:46,204 --> 00:31:48,204 《なぜ…》 486 00:31:49,207 --> 00:31:52,193 《誰も答えてくれない! なぜ!》 487 00:31:52,193 --> 00:31:55,193 《俺は一体… みんなは一体 どこへ行っちまったんだ!》 488 00:31:58,199 --> 00:32:01,199 《兄さん》 《はっ!》 489 00:32:02,203 --> 00:32:04,203 《兄さん》 490 00:32:07,208 --> 00:32:09,208 《お前は…》 491 00:32:12,196 --> 00:32:14,196 《はっ!》 492 00:32:25,193 --> 00:32:29,197 見てよ 兄さん こいつらがやったんだよ。 493 00:32:29,197 --> 00:32:31,199 でも もう終わった。 494 00:32:31,199 --> 00:32:34,202 もう 僕たちの邪魔をする奴は いないよ。 495 00:32:34,202 --> 00:32:37,205 ここは僕たちの世界なんだ。 496 00:32:37,205 --> 00:32:39,207 絶鬼。 497 00:32:39,207 --> 00:32:41,207 覇鬼兄さん。 498 00:32:43,194 --> 00:32:46,194 久しぶりだね 覇鬼兄さん! 499 00:32:48,199 --> 00:32:51,202 ぬ… ぬ~べ~。 うっ。 500 00:32:51,202 --> 00:32:53,204 ぬ~べ~。 501 00:32:53,204 --> 00:32:55,206 ぬ~べ~先生。 502 00:32:55,206 --> 00:32:59,210 鵺野先生。 ぬ~べ~…。 503 00:32:59,210 --> 00:33:02,196 ぬ~べ~。 ぬ~べ~…。 504 00:33:02,196 --> 00:33:04,196 はっ! 505 00:33:05,199 --> 00:33:07,199 《はっ!》 506 00:33:09,203 --> 00:33:12,206 《フフフ…》 507 00:33:12,206 --> 00:33:15,206 《お… お前たち》 508 00:33:16,210 --> 00:33:19,197 《先生は 鬼になんか負けないのだ!》 509 00:33:19,197 --> 00:33:23,201 《先生は いつまでも 僕たちを守ってくれるのだ!》 510 00:33:23,201 --> 00:33:27,205 《フフフ…》 511 00:33:27,205 --> 00:33:29,207 《お前たち…》 512 00:33:29,207 --> 00:33:34,207 《フフフ…》 513 00:33:36,197 --> 00:33:38,199 《みんな!》 514 00:33:38,199 --> 00:33:42,203 うう…! 515 00:33:42,203 --> 00:33:45,203 に… 兄さん 離してよ! 痛いよ! 516 00:33:52,196 --> 00:33:54,198 兄さん 痛いよ! どうしたの? 517 00:33:54,198 --> 00:33:58,202 僕は弟の絶鬼だよ! 兄さんを助けに来たんだよ! 518 00:33:58,202 --> 00:34:00,202 あっ! 519 00:34:03,207 --> 00:34:05,207 兄さん! うっ! 520 00:34:09,197 --> 00:34:13,201 ま… まさか! に… 兄さんじゃない! 521 00:34:13,201 --> 00:34:16,204 鬼じゃない! お… お前は…! 522 00:34:16,204 --> 00:34:18,206 おう 俺は…。 523 00:34:18,206 --> 00:34:22,210 バカな! こいつ一人で 鬼の力を支配してるというのか! 524 00:34:22,210 --> 00:34:24,212 バカな人間ごときに! 525 00:34:24,212 --> 00:34:26,212 ふざけやがって! 526 00:34:29,200 --> 00:34:32,203 調子に乗るなよ 人間! 527 00:34:32,203 --> 00:34:35,206 うっ… 鵺野先生。 528 00:34:35,206 --> 00:34:37,206 鵺野先生。 529 00:34:42,213 --> 00:34:45,199 はっ! 俺は みんなが好きだ。 530 00:34:45,199 --> 00:34:49,199 それを傷つけようとするものを 決して許しはしない! 531 00:34:50,204 --> 00:34:52,204 くっ! 532 00:34:55,209 --> 00:34:57,211 うおー! 533 00:34:57,211 --> 00:35:01,211 俺の生徒に手を出す奴は 許さない! 534 00:35:02,199 --> 00:35:05,202 ぐっ…! ぐっ…! 535 00:35:05,202 --> 00:35:08,205 うっ…! ぐっ…! 536 00:35:08,205 --> 00:35:10,207 《これが人間の力》 537 00:35:10,207 --> 00:35:14,211 《愛するものを守る力 愛の力。 ぼ… 僕は…》 538 00:35:14,211 --> 00:35:16,213 うっ! 539 00:35:16,213 --> 00:35:20,213 《僕は 触れてはいけないものに 触れてしまったのか!》 540 00:35:23,204 --> 00:35:26,207 あっ あっ…! 541 00:35:26,207 --> 00:35:29,210 あっ… あっ! 542 00:35:29,210 --> 00:35:31,210 あっ…? んっ。 543 00:35:37,201 --> 00:35:39,201 《美奈子先生!》 544 00:35:40,204 --> 00:35:42,206 うわ…! 545 00:35:42,206 --> 00:35:44,206 な… 何が! 546 00:35:50,214 --> 00:35:53,200 地獄に落ちろ! 547 00:35:53,200 --> 00:35:57,200 うわー! 548 00:36:01,208 --> 00:36:06,208 《こ… これが愛の力。 なんて あったかい》 549 00:36:09,216 --> 00:36:11,216 うわー! 550 00:36:16,207 --> 00:36:18,207 こ… これは? 551 00:36:19,210 --> 00:36:23,210 兄さん… やっぱり 兄さんだったんだね。 552 00:36:24,215 --> 00:36:26,215 はっ! 絶鬼! 553 00:36:30,204 --> 00:36:34,208 兄さん 助けられなくて ごめんね。 554 00:36:34,208 --> 00:36:36,208 はっ! 555 00:36:39,213 --> 00:36:43,213 絶鬼 お前は…。 556 00:36:49,206 --> 00:36:51,208 ぬ… ぬ~べ~! 557 00:36:51,208 --> 00:36:55,212 ヘヘヘ…。 勝ったんだね? 鬼に。 558 00:36:55,212 --> 00:36:57,212 やっぱり ぬ~べ~よね! 559 00:36:59,216 --> 00:37:01,218 鵺野先生。 560 00:37:01,218 --> 00:37:04,205 すごいのだ 本当に。 よかった ぬ~べ~。 561 00:37:04,205 --> 00:37:06,205 ハ… ハ…。 562 00:37:07,208 --> 00:37:10,211 鵺野先生 見事でしたよ。 563 00:37:10,211 --> 00:37:12,213 鵺野先生。 564 00:37:12,213 --> 00:37:15,216 お… お前たち。 565 00:37:15,216 --> 00:37:19,216 本当に お前たち 生きてたんだな! みんな! 566 00:37:27,211 --> 00:37:32,216 《人間には 他人を思いやる優しい心がある》 567 00:37:32,216 --> 00:37:37,204 《それが絆となり 俺たちをつないでいてくれる》 568 00:37:37,204 --> 00:37:42,209 《それは時には 思いがけない大きな力となり➡ 569 00:37:42,209 --> 00:37:45,209 俺たちを光へと導いてくれる》 570 00:37:48,215 --> 00:37:53,170 《しかし 絶鬼や覇鬼の間にも 絆は存在した》 571 00:37:53,170 --> 00:37:57,170 《もし 鬼に生まれてこなければ 彼らも…》 572 00:42:04,238 --> 00:42:09,209 〈これは ある春の日 カスカベで起きた→ 573 00:42:09,209 --> 00:42:13,209 奇跡と友情と空腹の物語である〉