1 00:00:03,136 --> 00:00:05,806 《付知:何も見えない… けど》 2 00:00:05,806 --> 00:00:09,509 《巌鉄斎:直感でわかる。 チビがヤバい…!》 3 00:00:15,215 --> 00:00:19,486 《巌鉄斎:あのとき タオを認識できたのは➨ 4 00:00:19,486 --> 00:00:23,857 血で片目が かすんでいたからだ。 5 00:00:23,857 --> 00:00:27,527 目が見えず 感覚に頼ったからだ!》 6 00:00:30,464 --> 00:00:34,835 《片方は えぐり… 片方は かすみ…。 7 00:00:34,835 --> 00:00:38,171 なるほど 何も見えねえ…。 8 00:00:38,171 --> 00:00:42,776 だが… 今度は はっきり感じるぞ》 9 00:00:47,848 --> 00:00:50,517 お おぉ…。 10 00:00:50,517 --> 00:00:56,490 ハァー やっぱり あんた 最高の女だ。 感謝するぜ。 11 00:00:56,490 --> 00:01:00,193 おもしろくなってきやがった! 12 00:02:43,263 --> 00:02:47,134 ⸨巌鉄斎:フッ! うっ! うっ!⸩ 13 00:02:47,134 --> 00:02:51,772 <巌鉄斎:戦なき太平の世じゃ 剣で天下を獲るなんざ➨ 14 00:02:51,772 --> 00:02:54,107 とうに夢物語だ。 15 00:02:54,107 --> 00:02:56,443 それでも振るい続けた。 16 00:02:56,443 --> 00:03:03,116 より速く 鋭く 何者よりも強い剣を求めて…。 17 00:03:03,116 --> 00:03:07,120 目指したものは ただ一つ。 18 00:03:07,120 --> 00:03:12,426 あらゆる つわものを斬り殺し➨ 19 00:03:12,426 --> 00:03:20,734 今世を越えて とわの世まで 己の名を刻むこと> 20 00:03:24,471 --> 00:03:31,111 ⸨巌鉄斎:ちぃ~ ハァー ハァー ハァ。 21 00:03:31,111 --> 00:03:37,117 てめえ じじい なんで そんなに強ぇ…。 22 00:03:37,117 --> 00:03:41,421 俺より細ぇし のろいのに… なんでだ。 23 00:03:41,421 --> 00:03:45,459 鉄ノ助 きしゃんは欲張りだ。 24 00:03:45,459 --> 00:03:48,462 若ぇから なんでも足したがる。 25 00:03:48,462 --> 00:03:53,767 太くしてぇ 硬くしてぇ 熱くしてぇ 速くしてぇ➨ 26 00:03:53,767 --> 00:03:57,471 そんでもって散漫になっとんのよ。 27 00:03:57,471 --> 00:04:00,841 人間 食ったもん全部は 身にならねえ。 28 00:04:00,841 --> 00:04:03,443 食い過ぎれば そのまま出る。 29 00:04:03,443 --> 00:04:08,448 若ぇうちは それでもええが 年とったら減らしてけ。 30 00:04:08,448 --> 00:04:12,752 捨てて 捨てて 残ったもんよ~く見てみろ。 31 00:04:12,752 --> 00:04:15,789 そん中に全部あるから。 32 00:04:15,789 --> 00:04:18,759 広げんな 深めろ。 33 00:04:18,759 --> 00:04:21,795 横にすりゃ同じだろ。 34 00:04:21,795 --> 00:04:27,767 フゥー 相変わらず 意味わからんじじいだぜ…⸩ 35 00:04:27,767 --> 00:04:31,438 <巌鉄斎:あの頃は 師の言葉がわからなかった> 36 00:04:31,438 --> 00:04:33,440 ⸨この野郎! 覚えてやがれ! 37 00:04:33,440 --> 00:04:35,776 おい 大丈夫か!! フンッ! 38 00:04:35,776 --> 00:04:38,445 がぁ…⸩ 39 00:04:38,445 --> 00:04:43,116 <巌鉄斎:だから 全国を巡った。 40 00:04:43,116 --> 00:04:46,486 だが 今ならわかる。 41 00:04:46,486 --> 00:04:51,458 増やせば増やすほど 自分が見えにくくなる> 42 00:04:58,131 --> 00:05:00,400 《減らすほど…》 43 00:05:06,439 --> 00:05:08,408 《よく見える》 44 00:05:12,112 --> 00:05:15,749 あんたのおかげで 更に強くなれたぜ。 45 00:05:15,749 --> 00:05:18,451 (桃花)すごい… けど➨ 46 00:05:18,451 --> 00:05:21,121 それじゃ死ねない。 47 00:05:21,121 --> 00:05:25,125 そんなら一生! 末永く! 48 00:05:25,125 --> 00:05:29,763 幾久しく! 刻み続けてやる! 49 00:05:29,763 --> 00:05:33,133 ギャッハハハッ! ロマンチック! 50 00:05:33,133 --> 00:05:37,170 フフッ フハハハハハッ ハハハ…! うっ… ハァ ハァ うっ…。 51 00:05:37,170 --> 00:05:39,439 《すごい気迫だ。 52 00:05:39,439 --> 00:05:44,411 でも このまま消耗戦になれば…。 53 00:05:44,411 --> 00:05:47,113 僕らが負ける!! 54 00:05:47,113 --> 00:05:49,082 タオを見切ることができても➨ 55 00:05:49,082 --> 00:05:52,786 相克の効果がなければ 相手は死なない。 56 00:05:52,786 --> 00:05:57,157 桃花の属性は 木。 僕の金なら殺せるが➨ 57 00:05:57,157 --> 00:06:00,760 タオを扱えない僕では 効果は薄い。 58 00:06:00,760 --> 00:06:04,798 時間がたてば 巌鉄斎は失血死する。 59 00:06:04,798 --> 00:06:07,100 どうすれば…》 60 00:06:07,100 --> 00:06:11,104 ⸨画眉丸:相生とは 相手の流れを後押しする水流。 61 00:06:11,104 --> 00:06:14,074 相克は せき止める水流⸩ 62 00:06:14,074 --> 00:06:16,409 ハッ! 63 00:06:16,409 --> 00:06:18,411 (巌鉄斎/桃花)あっ! 64 00:06:18,411 --> 00:06:22,415 何してんだ どけチビェ門! こういうのが好みなの? 65 00:06:22,415 --> 00:06:26,853 相克で天仙様が死ぬのは タオが丹田の再生を止めるから。 66 00:06:26,853 --> 00:06:28,755 すなわち➨ 67 00:06:28,755 --> 00:06:31,758 破壊直後に 相克の僕が 丹田に触れてさえいれば➨ 68 00:06:31,758 --> 00:06:33,760 効果は同じ! んっ! 69 00:06:33,760 --> 00:06:37,097 このまま斬ってください 民谷巌鉄斎! (桃花)え~。 70 00:06:37,097 --> 00:06:41,768 もちろん 僕は斬らずに 皮一枚で 浅ェ門ならば朝飯前! 71 00:06:41,768 --> 00:06:44,771 剣龍には難儀でしょうか!? いっ! 72 00:06:44,771 --> 00:06:49,476 くぅ… やったらぁ!! 73 00:06:53,613 --> 00:06:58,118 《正直この目で 精妙な剣技は至難の業だ。 74 00:06:58,118 --> 00:07:01,388 このままじゃ 小僧もろとも斬っちまう》 75 00:07:04,791 --> 00:07:11,431 ⸨捨てて…。 捨てて 残ったもん よ~く見てみろ。 76 00:07:11,431 --> 00:07:14,734 そん中に全部あるから⸩ 77 00:07:26,813 --> 00:07:28,782 すごっ! 78 00:07:28,782 --> 00:07:32,452 ほらよ チビェ門 朝飯前だ。 79 00:07:32,452 --> 00:07:37,123 うぁ… 菊花…。 80 00:07:37,123 --> 00:07:39,426 (2人)ハァ ハァ…。 81 00:07:39,426 --> 00:07:42,462 《弔兵衛:相克じゃねえと キリがねえな。 82 00:07:42,462 --> 00:07:46,132 だが時間もかけられねえ…。 83 00:07:46,132 --> 00:07:50,103 あれをやるしか…》 84 00:07:50,103 --> 00:07:56,810 (桐馬)ダメだ兄さん それは。 二人であいつを殺そう。 85 00:07:56,810 --> 00:07:58,812 そうだな。 86 00:07:58,812 --> 00:08:00,814 (菊花)俺たちに牙むいて➨ 87 00:08:00,814 --> 00:08:03,416 本気で切り抜けられると 思ったのか。 88 00:08:03,416 --> 00:08:06,419 後先を考えねえ愚か者ども…。 89 00:08:06,419 --> 00:08:12,425 後先? 後ろの有像も目先の無像も 邪魔なら潰すだけ。 90 00:08:12,425 --> 00:08:16,763 横は こいつに任せてる。 それで十分だ。 91 00:08:16,763 --> 00:08:21,768 (菊花)フン。 家畜… そこだけは同調してやる。 92 00:08:23,770 --> 00:08:27,741 二人で… 十分だ。 (桃花)え~ん…。 93 00:08:27,741 --> 00:08:32,812 (桃花)え~ん 菊花 助けてよ~。 94 00:08:32,812 --> 00:08:41,421 え~ん… あ~ん… え~ん…。 95 00:08:41,421 --> 00:08:46,760 悪かったよ 桃花。 熱くなって一人にさせたな…。 96 00:08:46,760 --> 00:08:51,131 やっぱり俺たちは… 二人でなきゃ。 97 00:08:58,171 --> 00:09:01,141 二人で すり潰そう。 98 00:09:06,146 --> 00:09:09,416 ⸨2人:うぅ… あぅ…。 99 00:09:09,416 --> 00:09:16,056 (蓮)菊花 桃花 お前たちは 二人で一人だ。 100 00:09:16,056 --> 00:09:23,730 他のみんなも家族だが お前たちは特別。 101 00:09:23,730 --> 00:09:27,100 《菊花:なんとなくわかっていた》 102 00:09:32,405 --> 00:09:35,742 《菊花:みんな 竈神や道士を怖がらない》 103 00:09:35,742 --> 00:09:37,777 うぅ…。 104 00:09:37,777 --> 00:09:41,414 《菊花:仙人の勉強も真面目。 105 00:09:41,414 --> 00:09:47,120 桃花は 竈神を怖がるし 僕は勉強が ホントは好きじゃない》 106 00:09:49,055 --> 00:09:55,061 《菊花:皆 仲間が傷ついても 気にしない。 107 00:09:55,061 --> 00:09:58,364 たぶん 死なないからだ》 108 00:10:00,800 --> 00:10:03,403 イッ! あっ! 109 00:10:03,403 --> 00:10:09,409 《菊花:でも僕は 桃花がケガをするだけで嫌だ》 110 00:10:09,409 --> 00:10:11,811 (メイ)それはきっと➨ 111 00:10:11,811 --> 00:10:15,482 菊花に大切な人がいるからだね。 112 00:10:17,750 --> 00:10:20,720 (メイ)自分の痛みは 自分でわかるけど➨ 113 00:10:20,720 --> 00:10:24,390 他人の痛みは 想像するしかないでしょ? 114 00:10:24,390 --> 00:10:28,394 相手がいるからこそ考えちゃう。 115 00:10:28,394 --> 00:10:32,065 想像力は 不安や優しさの始まり。 116 00:10:32,065 --> 00:10:35,735 こんな体だと気付きにくいけどね。 117 00:10:35,735 --> 00:10:39,706 菊花 みんな こっちで遊んでるよ。 118 00:10:39,706 --> 00:10:43,743 桃花。 フッ 行こっか。 119 00:10:43,743 --> 00:10:45,712 時間ならある。 120 00:10:45,712 --> 00:10:50,750 これから みんなで ゆっくり学んでいこうね。 121 00:10:50,750 --> 00:10:54,821 《菊花:最初の異変は 蓮だった》 122 00:10:54,821 --> 00:10:59,726 (蓮)彼らは木人。 天仙の試作品のようなものだ。 123 00:10:59,726 --> 00:11:03,062 城の外に住まわせていた。 124 00:11:03,062 --> 00:11:06,099 消費したタオを補給するときに使え。 125 00:11:06,099 --> 00:11:08,134 (菊花)補給? 126 00:11:08,134 --> 00:11:11,738 お前たちは これから本格的な修行に入る。 127 00:11:11,738 --> 00:11:15,775 もとより皆 そのために生み出されたのだ。 128 00:11:15,775 --> 00:11:19,412 蘭は 導引。 牡丹は 周天。 129 00:11:19,412 --> 00:11:23,416 桂花は 守一。 朱槿は 胎息。 130 00:11:23,416 --> 00:11:25,418 そして…。 131 00:11:25,418 --> 00:11:27,453 うっ…。 あっ! 132 00:11:27,453 --> 00:11:31,724 あ あぁ…。 133 00:11:31,724 --> 00:11:33,726 ハァ ハァ…。 134 00:11:33,726 --> 00:11:36,729 (蓮)菊花 桃花は 房中術。 135 00:11:36,729 --> 00:11:40,733 お前たちを二人で育てたのは これが故。 136 00:11:40,733 --> 00:11:43,770 急調子だが致し方ない。 137 00:11:43,770 --> 00:11:48,841 それぞれ修行を積み 他の者に教え合うんだ。 138 00:11:48,841 --> 00:11:53,379 《菊花:蓮から優しさが消えた》 139 00:11:53,379 --> 00:11:55,715 (桃花)ハァ…。 140 00:11:55,715 --> 00:12:03,089 私… 木人を使うのは嫌…。 気持ちを想像しちゃって…。 141 00:12:03,089 --> 00:12:12,398 ♬~ 142 00:12:12,398 --> 00:12:14,767 (菊花)僕もだ 桃花。 143 00:12:14,767 --> 00:12:19,739 少ないけど 果物とかからタオを補給しよう。 144 00:12:19,739 --> 00:12:23,409 (桃花)うん ありがとう。 145 00:12:23,409 --> 00:12:28,381 あなたがペアでよかった… 菊花。 146 00:12:28,381 --> 00:12:32,819 《菊花:数年後 メイが城内からいなくなった。 147 00:12:32,819 --> 00:12:35,054 理由は わからない。 148 00:12:35,054 --> 00:12:39,726 何より 誰も気にしていないようだった。 149 00:12:39,726 --> 00:12:43,096 修行が過酷さを増し➨ 150 00:12:43,096 --> 00:12:46,733 皆の感覚も よりおかしくなっていった》 151 00:12:46,733 --> 00:12:49,402 (牡丹)ヘヘ… ヘッ…。 152 00:12:49,402 --> 00:12:54,073 大丈夫 俺がついてる。 153 00:12:54,073 --> 00:12:58,077 《菊花:桃花の笑顔は守らねば。 154 00:12:58,077 --> 00:13:03,716 百年たち 大陸から連れてきた 動物が死に絶えた。 155 00:13:03,716 --> 00:13:06,419 修行は続いた。 156 00:13:06,419 --> 00:13:10,790 百年たち 木人の村が崩壊した。 157 00:13:10,790 --> 00:13:14,394 修行は続いた》 158 00:13:14,394 --> 00:13:17,430 (菊花)いったい いつまで繰り返すんだ!? 159 00:13:17,430 --> 00:13:20,767 じきに木人はおろか 作物も底をつくぞ。 160 00:13:20,767 --> 00:13:23,403 蓮と宗師は何を考えてる。 161 00:13:23,403 --> 00:13:26,406 (蘭)二人とも お考えがあるのでしょう。 162 00:13:26,406 --> 00:13:30,410 (桂花)タオの補給源なら 外部から引っ張ればいい。 163 00:13:30,410 --> 00:13:35,081 外部… 外の人間か? (桂花)そうに決まってる。 164 00:13:35,081 --> 00:13:38,084 それが嫌なら いずれタオがなくなって➨ 165 00:13:38,084 --> 00:13:40,086 皆 死ぬだけさ。 166 00:13:40,086 --> 00:13:44,090 所詮 その程度の不老不死だしね 僕らは。 167 00:13:44,090 --> 00:13:48,428 そもそも 僕らが どれほど修行を重ねたところで➨ 168 00:13:48,428 --> 00:13:52,131 完璧な不老不死なんかには きっとなれない…。 169 00:13:55,068 --> 00:13:59,472 (菊花)俺たちの修行が… 桃花の苦悩が…。 170 00:13:59,472 --> 00:14:01,741 無意味だってのか!? 171 00:14:01,741 --> 00:14:04,744 くっ…。 172 00:14:04,744 --> 00:14:06,746 フッ。 173 00:14:06,746 --> 00:14:10,717 《菊花:どうして… 笑っていられる。 174 00:14:10,717 --> 00:14:13,720 本当に皆おかしくなったのか? 175 00:14:13,720 --> 00:14:17,757 終わりのない修行に慣れて おかしくなったのか? 176 00:14:17,757 --> 00:14:23,062 それとも俺が… 俺と桃花のほうがおかしいのか? 177 00:14:23,062 --> 00:14:27,066 桃花の笑顔だけは守らねば》 178 00:14:30,737 --> 00:14:33,406 あっ…。 179 00:14:33,406 --> 00:14:37,744 それは いったい… なんだ? 桃花。 180 00:14:37,744 --> 00:14:41,080 (桃花)まき餌… だよ。 181 00:14:41,080 --> 00:14:44,751 外の人間を おびき寄せるために使うの。 182 00:14:44,751 --> 00:14:48,721 宗師の故郷じゃ 人を呼ぶときに花を贈るんだって。 183 00:14:48,721 --> 00:14:51,124 ぴったりでしょ? 184 00:14:51,124 --> 00:14:53,159 まぁ 何度かすれば➨ 185 00:14:53,159 --> 00:14:57,430 奇妙に思った人間が 調査に来るかもしれないね。 186 00:14:57,430 --> 00:15:00,767 水門からなら 海神にも襲われず➨ 187 00:15:00,767 --> 00:15:04,504 海流に乗り 倭国に流れ着くだろう。 188 00:15:04,504 --> 00:15:10,076 ⸨桃花:木人を使うのは嫌…。 気持ちを想像しちゃって…⸩ 189 00:15:10,076 --> 00:15:14,680 桃花は いいのか? それで…。 190 00:15:21,420 --> 00:15:23,423 ハッ…。 191 00:15:25,792 --> 00:15:28,094 全然いいよ! 192 00:15:28,094 --> 00:15:31,364 あっ…。 おかしいかな? 193 00:15:45,077 --> 00:15:48,681 おかしくない おかしいもんか。 194 00:15:51,751 --> 00:15:58,825 人間も木人と同じ… 家畜以下だ。 存分に使えばいい。 195 00:15:58,825 --> 00:16:03,196 うっ うぅ…。 196 00:16:08,100 --> 00:16:12,071 《菊花:俺たちは おかしくない。 197 00:16:12,071 --> 00:16:16,375 おかしいのは この世界のほうだ》 198 00:16:28,421 --> 00:16:33,059 《俺たち以外の すべてがおかしいんだ》⸩ 199 00:16:33,059 --> 00:16:37,063 か… チく… 家畜ドも。 200 00:16:37,063 --> 00:16:40,066 あれが 鬼尸解…。 201 00:16:40,066 --> 00:16:44,403 合体したぞ…。 羽… いや 翼? 202 00:16:44,403 --> 00:16:47,406 いずれにしろ 室内では動きづらいはず。 203 00:16:47,406 --> 00:16:53,846 あるる… あぁ~! 204 00:16:53,846 --> 00:16:57,416 これじゃ何もできねえ! えっ!? 何ですって!? 205 00:16:57,416 --> 00:16:59,418 兄さん! 206 00:16:59,418 --> 00:17:02,421 んっ! 207 00:17:02,421 --> 00:17:06,759 おぉ~ あぁ~! 208 00:17:06,759 --> 00:17:10,096 あんな羽でよく飛べるな。 同感です。 209 00:17:10,096 --> 00:17:12,131 構造的には不可能。 210 00:17:12,131 --> 00:17:15,735 いびつで不自然。 でも どこか なまめかしい。 211 00:17:15,735 --> 00:17:19,405 まるで 愛そのもののような姿だ。 212 00:17:19,405 --> 00:17:22,808 チッ。 ケッ 手のひら返したわりには➨ 213 00:17:22,808 --> 00:17:24,844 苦戦してるな 兄様。 214 00:17:24,844 --> 00:17:27,413 バケモンの次はお前だ じじい。 215 00:17:27,413 --> 00:17:30,416 おっと 先を越されてたまるかよ。 216 00:17:30,416 --> 00:17:33,719 待ちなさい! 出血し過ぎです 手当てしないと。 217 00:17:33,719 --> 00:17:40,426 悠長にしてられっか! 化物をやれば ククク… 名が残る。 218 00:17:40,426 --> 00:17:42,395 命を残せませんよ! 219 00:17:42,395 --> 00:17:48,834 ククク… それならそれで ククク…。 220 00:17:48,834 --> 00:17:50,736 グッククク…。 221 00:17:50,736 --> 00:17:53,105 あっ! あっ…。 222 00:18:01,747 --> 00:18:06,052 ククク…。 巌鉄斎!? ちょっと!! 223 00:18:06,052 --> 00:18:08,754 《綿毛のような胞子が原因か!》 224 00:18:08,754 --> 00:18:12,758 あっ! グワハハハ…! 225 00:18:12,758 --> 00:18:15,127 イデッ! 物陰へ入って! 226 00:18:15,127 --> 00:18:17,430 胞子が付着すると危険です!! 227 00:18:21,067 --> 00:18:23,736 これは まずいですよ…。 228 00:18:23,736 --> 00:18:27,740 ん~っ! キリがねえ! 229 00:18:27,740 --> 00:18:32,712 兄さん! わかってる… が 今は止めんな。 230 00:18:32,712 --> 00:18:35,381 あ… はい…。 231 00:18:35,381 --> 00:18:38,384 《弔兵衛:この力は 制御不可能ってわけじゃねえ。 232 00:18:38,384 --> 00:18:40,419 自我を保てば…》 233 00:18:40,419 --> 00:18:44,090 れる… くず… れる…。 234 00:18:50,396 --> 00:18:54,066 ギャーッ! 235 00:18:54,066 --> 00:18:58,404 《やっぱり 俺の金のタオは 桃花の木には有効。 236 00:18:58,404 --> 00:19:01,073 丹田を破壊できりゃ殺せる。 237 00:19:01,073 --> 00:19:04,377 だが…》 238 00:19:04,377 --> 00:19:06,445 うおっ! 239 00:19:06,445 --> 00:19:30,069 ♬~ 240 00:19:30,069 --> 00:19:32,071 兄さん! 241 00:19:32,071 --> 00:19:35,441 《デカい ずうたいで動きも速ぇ。 242 00:19:35,441 --> 00:19:38,477 なにより丹田が二か所ある》 243 00:19:38,477 --> 00:19:41,714 おうおう 最初の威勢はどうした? 兄様。 244 00:19:41,714 --> 00:19:43,716 黙れ。 (桐馬)兄さん! 245 00:19:43,716 --> 00:19:45,718 兄さん兄さん 兄さん 兄さん! 246 00:19:45,718 --> 00:19:48,387 はいはい 三者三様 落ち着きなさい。 247 00:19:48,387 --> 00:19:52,725 あの化物は 個人の剣で どうにかなる相手じゃない。 248 00:19:52,725 --> 00:19:55,061 不本意でも協力せねば。 249 00:19:55,061 --> 00:19:59,732 こいつと組む? 冗談だろ。 こっちから願い下げだ ケガ人。 250 00:19:59,732 --> 00:20:03,402 礼儀のねえガキだな。 俺は 弟の恩師だぞ。 251 00:20:03,402 --> 00:20:05,738 ガキじゃない! お前に恩も感じてない! 252 00:20:05,738 --> 00:20:07,773 だとよ。 253 00:20:07,773 --> 00:20:09,809 兄弟そろって お仕置きしてやろうか? 254 00:20:09,809 --> 00:20:14,380 うるせえよ バーカ。 255 00:20:14,380 --> 00:20:18,050 (桐馬/付知)あっ! (2人)チッ! 256 00:20:18,050 --> 00:20:20,052 チッ! くっ! 257 00:20:20,052 --> 00:20:23,522 (付知)目下の敵は あの化物です。 258 00:20:23,522 --> 00:20:28,394 おのおの殺し合うなら そのあとで。 259 00:20:28,394 --> 00:20:31,397 足引っ張りやがったら ぶっ殺すぞ。 260 00:20:31,397 --> 00:20:34,066 (巌鉄斎)そりゃこっちのセリフだ。 261 00:20:34,066 --> 00:20:38,370 よっしゃ やるかぁ。 (付知)手当てがまだ途中です。 262 00:20:38,370 --> 00:20:41,040 (弔兵衛)お前よくこんなのと 一緒にいられたな。 263 00:20:41,040 --> 00:20:45,077 (桐馬)待ってろって言ったのは 兄さんでしょ。 264 00:20:45,077 --> 00:20:47,079 それじゃあ➨ 265 00:20:47,079 --> 00:20:49,081 鬼退治だ! 266 00:22:23,075 --> 00:22:26,445 (清丸)道士? とかいうのが 言ってた➨ 267 00:22:26,445 --> 00:22:29,481 ほうらい? まで あとどれくらいなの? 268 00:22:29,481 --> 00:22:31,717 (殊現)およそ八里。 日を越す前に着こう。 269 00:22:31,717 --> 00:22:35,421 (清丸)えぇ!? (威鈴)いささか むちゃではないでしょうか。 270 00:22:35,421 --> 00:22:38,390 「忍は日に四十里走る」と 言いますが➨ 271 00:22:38,390 --> 00:22:42,061 我々 侍が馬もなしでは とても…。 272 00:22:42,061 --> 00:22:45,731 ならば… 馬笛を使う。 273 00:22:45,731 --> 00:22:47,733 んっ? 馬笛? 274 00:22:47,733 --> 00:22:51,103 (十禾)いっ! いやいや まさか… 本気? 275 00:22:51,103 --> 00:22:54,740 (殊現)無論。 使い方は尋問で 道士に聞いています。 276 00:22:54,740 --> 00:22:58,377 いやいや… 完全にキテますよ あなた… やめ…。 277 00:22:58,377 --> 00:23:02,381 (シジャ)殊現様 辺りを捜索していた 下忍が戻りました。 278 00:23:02,381 --> 00:23:05,784 上陸者の遺品とおぼしき物を 回収したとのこと。 279 00:23:05,784 --> 00:23:08,187 おあらためください。 280 00:23:10,089 --> 00:23:13,726 (殊現)典坐… 源嗣…。 281 00:23:13,726 --> 00:23:18,097 そんな… ウソ… 兄様…。 282 00:23:18,097 --> 00:23:20,099 源嗣兄様ぁ! 283 00:23:20,099 --> 00:23:26,739 ご遺体の状況から考えて 罪人に殺された者もいるようです。 284 00:23:26,739 --> 00:23:29,408 (殊現)もはや一刻の猶予もない。 285 00:23:29,408 --> 00:23:32,811 すぐさま蓬莱へ行き 仲間を探す。 286 00:23:32,811 --> 00:23:37,716 仙人も… 罪人どもも… 俺が殺す! 287 00:23:37,716 --> 00:23:41,720 ならば 殊現様…。 288 00:23:41,720 --> 00:23:45,090 ここが例の洞でございます。 289 00:23:45,090 --> 00:23:48,160 馬笛をお使いください。 290 00:23:48,160 --> 00:23:51,397 なに? あの笛。 覚えてねえの? 291 00:23:51,397 --> 00:23:57,069 化物を操る笛さ。 (笛の音) 292 00:23:57,069 --> 00:24:01,740 その洞は 化物の住みか。 293 00:24:01,740 --> 00:24:05,110 (清丸)まさか…。 (十禾)そのまさかよ。 294 00:24:05,110 --> 00:24:11,450 言ったろ? うちの殊現は キテんだって。 295 00:24:11,450 --> 00:24:14,119 ハハハ…! 296 00:24:16,055 --> 00:24:18,057 皆! 今行くぞ!!