1 00:00:02,135 --> 00:00:07,140 (蓮)珍しいな。 混じりもの… とは。 2 00:00:07,140 --> 00:00:10,777 牡丹を殺したのは お前か? 3 00:00:10,777 --> 00:00:12,779 (弔兵衛)お前は…。 4 00:00:15,782 --> 00:00:17,818 (弔兵衛)うっ…。 ほう…。 5 00:00:17,818 --> 00:00:20,220 てめぇ…。 6 00:00:20,220 --> 00:00:24,224 少し… お前に興味が出てきた。 7 00:02:08,095 --> 00:02:10,464 (付知)お逃げ。 8 00:02:10,464 --> 00:02:13,800 (付知)本当は君を 解剖してみたかったけど➨ 9 00:02:13,800 --> 00:02:16,770 今は誰の命も奪う気になれない。 10 00:02:22,776 --> 00:02:26,780 (佐切)付知殿! よかった! どうかしましたか? 11 00:02:26,780 --> 00:02:29,449 メイさんの様子が…。 (メイ)ハァ ハァ…。 12 00:02:29,449 --> 00:02:33,854 ただの疲労かと思ったのですが 一向に回復しなくて…。 13 00:02:33,854 --> 00:02:36,456 (杠)そもそも この子 もっと幼くなかった? 14 00:02:36,456 --> 00:02:38,525 いったい何者? 15 00:02:38,525 --> 00:02:41,495 彼女は 天仙様の同族だそうです。 えっ! 16 00:02:41,495 --> 00:02:44,798 (付知)奇妙な力を使う姿も 見ました。 17 00:02:44,798 --> 00:02:48,168 あの化物と同族? 18 00:02:48,168 --> 00:02:53,206 (付知)材料は限られていますが 簡易的な解熱剤を作りましょう。 19 00:02:53,206 --> 00:02:55,442 その代わり メイさん。 20 00:02:55,442 --> 00:02:59,479 あなたや 天仙様について 詳しくお聞かせください。 21 00:02:59,479 --> 00:03:03,884 仲間の死を経て ようやく 事の重大さに気付きました。 22 00:03:03,884 --> 00:03:07,454 あなたたちは何者で 何が目的か。 23 00:03:07,454 --> 00:03:12,526 事と次第では 僕は あなたを許せないかも。 24 00:03:12,526 --> 00:03:14,795 あ あの…。 25 00:03:14,795 --> 00:03:18,131 ちょい待ち。 この子の言葉じゃ まともな説明無理じゃね。 26 00:03:18,131 --> 00:03:20,167 確かに。 あっ!! 27 00:03:20,167 --> 00:03:22,202 二人とも! 言い方! でも大丈夫。 28 00:03:22,202 --> 00:03:24,237 翻訳なら慣れてますから。 29 00:03:24,237 --> 00:03:27,808 その間に… さぎは 薬の調合をお願い。 30 00:03:29,810 --> 00:03:32,479 (巌鉄斎)こんなところに 呼び出しやがって…。 31 00:03:32,479 --> 00:03:35,449 (巌鉄斎)何の用だ チビ丸。 32 00:03:35,449 --> 00:03:39,453 (画眉丸)記憶は戻ったが 戦いの勘がなまってな。 33 00:03:39,453 --> 00:03:41,488 だから…。 34 00:03:41,488 --> 00:03:44,124 肩慣らしがしたい。 つきあってくれ。 35 00:03:44,124 --> 00:03:47,127 全員まとめて かかってこいってやつか? 36 00:03:47,127 --> 00:03:49,463 まぁ… そうなる。 37 00:03:49,463 --> 00:03:53,133 この俺を練習台にするってか。 38 00:03:53,133 --> 00:03:55,135 そこのおヌシも。 39 00:03:55,135 --> 00:03:57,771 おヌシがいちばん憎んでるのは ワシだろう。 40 00:03:57,771 --> 00:04:01,441 殺したいなら殺す気で来ていい。 41 00:04:01,441 --> 00:04:03,477 (士遠)ちょっと待て。 42 00:04:03,477 --> 00:04:05,879 どさくさに乗じて 妙なたくらみを起こす気ならば➨ 43 00:04:05,879 --> 00:04:07,881 私は 君を斬るよ。 44 00:04:07,881 --> 00:04:10,450 (ヌルガイ)先生がやるなら俺も…。 45 00:04:10,450 --> 00:04:13,487 おい 女男 刀使っていいぞ。 46 00:04:13,487 --> 00:04:16,123 あの野郎 ぶん殴ってやる。 47 00:04:16,123 --> 00:04:19,526 《道士… 亜左弔兵衛…。 48 00:04:19,526 --> 00:04:22,095 二つの戦いでわかったことがある。 49 00:04:22,095 --> 00:04:25,132 タオの力に身を任せすぎても危険。 50 00:04:25,132 --> 00:04:27,767 だが扱えなければ 天仙様はおろか➨ 51 00:04:27,767 --> 00:04:29,769 他の者にも勝てない》 52 00:04:29,769 --> 00:04:31,805 ハァー…。 53 00:04:31,805 --> 00:04:33,774 《使い方を見極めなければ…》 54 00:04:37,110 --> 00:04:41,481 あっ。 手伝ってくれてありがとう。 55 00:04:41,481 --> 00:04:43,483 (巌鉄斎)ナメんな!! 56 00:04:45,552 --> 00:04:47,521 《速い!!》 57 00:04:50,457 --> 00:04:52,425 《目で追うな》 58 00:04:54,795 --> 00:04:57,130 《タオで感じ取れ》 59 00:04:57,130 --> 00:04:59,099 (桐馬)うっ!! あっ…。 60 00:05:01,768 --> 00:05:04,771 (巌鉄斎)ハッ! 61 00:05:04,771 --> 00:05:06,773 《この筋量…。 62 00:05:06,773 --> 00:05:09,442 普通なら力押しは通じないだろう。 63 00:05:09,442 --> 00:05:11,778 だが…》 64 00:05:11,778 --> 00:05:14,781 (巌鉄斎)ぬおっ! ぐっ…。 65 00:05:14,781 --> 00:05:19,452 《タオの急所を狙えば 非力でも強力な一撃となる》 66 00:05:19,452 --> 00:05:22,756 くっ…。 待て  ヌルガイ!! 67 00:05:22,756 --> 00:05:26,459 《だが… 改めて確信した。 68 00:05:26,459 --> 00:05:30,430 タオの領域で 天仙様に勝るのは不可能だ。 69 00:05:30,430 --> 00:05:34,100 相手は 千年もタオを鍛錬してきた化物。 70 00:05:34,100 --> 00:05:37,103 人間が上回ることはできない。 71 00:05:37,103 --> 00:05:40,507 ならば…》 72 00:05:40,507 --> 00:05:43,777 んっ! 73 00:05:43,777 --> 00:05:45,745 (2人)うわっ! 74 00:05:48,448 --> 00:05:51,451 《相手のまとうタオを利用する。 75 00:05:51,451 --> 00:05:56,423 向けられた力が強ければ強いほど 利用すれば反動も大きくなる。 76 00:05:56,423 --> 00:06:01,094 天仙様自身のタオを利用できれば 対抗策になり得る》 77 00:06:01,094 --> 00:06:04,798 (ヌルガイ)すげえ!! これなら 天仙様もぶっ殺せるよ! 78 00:06:04,798 --> 00:06:07,767 いや まだだ。 課題は山とある。 79 00:06:07,767 --> 00:06:10,470 《うわさ以上の男だ。 80 00:06:10,470 --> 00:06:13,106 画眉丸なら やつらに届くかもしれん。 81 00:06:13,106 --> 00:06:16,109 だが 罪人に頼ってしまって いいのか?》 82 00:06:18,778 --> 00:06:22,449 画眉丸 タオについて観察して わかったことがある。 83 00:06:22,449 --> 00:06:27,120 おそらくタオには種類がある。 それぞれの属性と相性が。 84 00:06:27,120 --> 00:06:30,123 種類? これを活用すれば➨ 85 00:06:30,123 --> 00:06:32,125 不死者も殺せる…。 86 00:06:32,125 --> 00:06:34,127 んっ…。 87 00:06:36,796 --> 00:06:38,798 ん~。 88 00:06:38,798 --> 00:06:42,769 あぁ なんだ。 てめえもやる気か。 89 00:06:46,206 --> 00:06:48,441 何のまねだ 女男。 90 00:06:48,441 --> 00:06:54,114 恥を承知で 頼む…。 僕に実戦の剣を教えてくれ。 91 00:06:54,114 --> 00:06:56,449 (巌鉄斎)あぁ!? (桐馬)復讐のためじゃない。 92 00:06:56,449 --> 00:06:59,119 ここを 自分の手で生き抜くためだ。 93 00:06:59,119 --> 00:07:02,389 (巌鉄斎)盗賊の言葉 信じろってのかよ。 94 00:07:05,125 --> 00:07:07,460 あっ? 95 00:07:07,460 --> 00:07:09,462 おっ! 96 00:07:09,462 --> 00:07:12,465 (桐馬)身の証しなんて これしかできないけど…。 97 00:07:12,465 --> 00:07:14,467 僕は本気だ。 98 00:07:14,467 --> 00:07:17,137 あんたは好きじゃないが 僕より強い。 99 00:07:17,137 --> 00:07:20,440 だから… 剣を教えてくれ。 100 00:07:24,144 --> 00:07:26,112 フゥ…。 101 00:07:26,112 --> 00:07:28,114 好きにしろ。 102 00:07:28,114 --> 00:07:32,786 ちょうど今 剣を振るとこだ。 その刀 持ってこい。 103 00:07:32,786 --> 00:07:36,456 《泥をすすってでも力をつける…。 104 00:07:36,456 --> 00:07:39,459 一人でも戦えるように。 105 00:07:39,459 --> 00:07:43,863 兄さんと並んで戦えるように。 106 00:07:43,863 --> 00:07:47,467 強さとは… 変化だ》 107 00:07:47,467 --> 00:07:50,103 フン… ヘヘッ。 108 00:07:50,103 --> 00:07:52,806 《こいつらを殺すのはあとでいい。 109 00:07:52,806 --> 00:07:56,776 僕が助けに行くよ 兄さん!!》 110 00:07:56,776 --> 00:08:01,448 《くっ… 強ぇ! 道士とは比べもんにならねぇ。 111 00:08:01,448 --> 00:08:05,819 あいつと同類か》 112 00:08:05,819 --> 00:08:09,122 (拍手) 113 00:08:09,122 --> 00:08:11,791 おもしろい。 そのいびつなタオ。 114 00:08:11,791 --> 00:08:14,461 この島に来て混じったのだろう。 115 00:08:14,461 --> 00:08:17,831 人間を丹へと変質させる外丹花。 116 00:08:17,831 --> 00:08:20,467 お前のタオは それに侵食されながらも➨ 117 00:08:20,467 --> 00:08:23,770 自我を保っている。 とても珍しい。 118 00:08:25,805 --> 00:08:27,807 ハァー。 119 00:08:27,807 --> 00:08:30,443 スゥー ハァー。 120 00:08:30,443 --> 00:08:33,146 もう少し調べよう。 121 00:08:33,146 --> 00:08:35,115 ハッ! 122 00:08:35,115 --> 00:08:42,789 ♬~ 123 00:08:42,789 --> 00:08:45,125 《このままじゃ勝ち筋がねえ。 124 00:08:45,125 --> 00:08:49,462 が また あれをやっても 制御できる保証がねえ。 125 00:08:49,462 --> 00:08:51,464 いや…》 126 00:08:51,464 --> 00:08:53,466 んっ! 127 00:08:53,466 --> 00:08:57,137 《保証なんか要らねえ やるか やらねえかだ。 128 00:08:57,137 --> 00:09:00,106 体じゅうに根が張っていく感覚…。 129 00:09:00,106 --> 00:09:04,778 こいつに意識を奪われぬよう… 集中しろ》 130 00:09:04,778 --> 00:09:07,814 おぉ。 おぉ! 131 00:09:07,814 --> 00:09:20,827 ♬~ 132 00:09:20,827 --> 00:09:24,864 《速度も威力も 完全に人の域を超えている》 133 00:09:24,864 --> 00:09:27,801 《自我は… まだある…。 134 00:09:27,801 --> 00:09:30,470 短時間でカタつけねえと!》 135 00:09:30,470 --> 00:09:32,472 んっ! 136 00:09:35,141 --> 00:09:38,445 てめえらの弱点は ヘソだろ!! 137 00:09:41,815 --> 00:09:44,184 《蓮:なんてことだ》 138 00:09:49,489 --> 00:09:54,461 《弔兵衛:やっぱり再生しねえ。 ヘソを潰せば死ぬのか…》 139 00:09:54,461 --> 00:09:56,463 うっ…。 140 00:09:56,463 --> 00:10:01,134 《俺のほうも限界だ… 戻らねえと》 141 00:10:01,134 --> 00:10:03,136 ハッ! 142 00:10:03,136 --> 00:10:05,138 (蓮)なんてことだ。 143 00:10:05,138 --> 00:10:10,143 外丹花のタオを解放してなお それを制御している。 144 00:10:10,143 --> 00:10:12,812 こんな例は見たことがない。 145 00:10:12,812 --> 00:10:15,815 さっきのは影武者ってわけか。 146 00:10:15,815 --> 00:10:20,787 偵察のつもりだったが… この目で確かめたくなってな。 147 00:10:23,156 --> 00:10:26,125 美しい。 148 00:10:26,125 --> 00:10:29,162 城内に連れて帰り 研究せねば。 149 00:10:29,162 --> 00:10:31,164 (心音) 150 00:10:31,164 --> 00:10:33,166 うっ… がぁっ! (心音) 151 00:10:33,166 --> 00:10:35,168 うっ…。 152 00:10:35,168 --> 00:10:39,472 《限界か… これ以上は… 自我が…》 153 00:10:39,472 --> 00:10:42,475 無理をするな。 死ぬぞ。 154 00:10:42,475 --> 00:10:46,479 自分を大切にしろ。 155 00:10:46,479 --> 00:10:48,481 ガハッ!! 156 00:10:48,481 --> 00:10:50,483 眠れ。 157 00:10:55,154 --> 00:11:00,527 ⸨弔兵衛:わかってる 桐馬。 俺は親父とは違う。 158 00:11:00,527 --> 00:11:03,129 必ず戻る。 159 00:11:03,129 --> 00:11:08,168 《弔兵衛:崩れる… 壊れる…》⸩ 160 00:11:08,168 --> 00:11:10,136 ハッ! 161 00:11:18,111 --> 00:11:20,079 ここは…。 162 00:11:22,115 --> 00:11:25,084 目覚めたか… 人間。 163 00:11:27,120 --> 00:11:29,122 (弔兵衛)何のまねだ こりゃ。 164 00:11:29,122 --> 00:11:31,491 (蓮)お前の体は貴重だ。 165 00:11:31,491 --> 00:11:37,130 丹になる過程でタオが混じり合い 人としてのタオが勝った…。 166 00:11:37,130 --> 00:11:41,134 奇跡だ。 千年間でも見たことがない。 167 00:11:41,134 --> 00:11:48,174 私の研究に必要な 最後のカギになり得る男…。 168 00:11:48,174 --> 00:11:50,777 なんだ。 急に盛ったか? 169 00:11:50,777 --> 00:11:54,447 いいや違う。 房中術だ。 170 00:11:54,447 --> 00:12:00,853 お前と私のタオを循環させて より詳しく把握したい。 171 00:12:00,853 --> 00:12:03,456 弱ったタオの回復にもなる。 172 00:12:03,456 --> 00:12:07,460 (弔兵衛)循環? (蓮)タオには それぞれ属性がある。 173 00:12:07,460 --> 00:12:14,767 木 火 土 金 水の五種類。 この属性は それぞれ影響し合う。 174 00:12:14,767 --> 00:12:18,438 触れることで 相手のタオを弱める相克。 175 00:12:18,438 --> 00:12:22,108 逆に相手のタオを高める相生。 176 00:12:22,108 --> 00:12:25,111 おいおい 本気かよ。 177 00:12:25,111 --> 00:12:29,115 房中術は 互いの調和がなければ効果が薄い。 178 00:12:29,115 --> 00:12:34,454 何か好みは… 望みの作法はあるか? 179 00:12:34,454 --> 00:12:36,456 んっ…。 180 00:12:36,456 --> 00:12:38,825 望みならある。 181 00:12:38,825 --> 00:12:41,894 質問に答えろ。 この島はなんだ。 182 00:12:41,894 --> 00:12:45,131 お前らは島で何してる? 183 00:12:45,131 --> 00:12:48,801 (付知)彼女の話では 天仙様も この島も➨ 184 00:12:48,801 --> 00:12:51,771 一人の人間が作ったもの… だそうです。 185 00:12:51,771 --> 00:12:53,773 にん げん? 186 00:12:53,773 --> 00:12:57,210 (付知)大陸の とある高名な方士…。 187 00:12:57,210 --> 00:13:01,748 彼は 神仙思想に基づき 不老不死を研究していました。 188 00:13:01,748 --> 00:13:07,086 道教では 森羅万象がタオによって 形作られるとされています。 189 00:13:07,086 --> 00:13:10,757 この島で彼は それを直接いじくるすべに➨ 190 00:13:10,757 --> 00:13:13,092 たどりついたそうです。 191 00:13:13,092 --> 00:13:17,096 生物のタオ同士を掛け合わせ 接ぎ替え➨ 192 00:13:17,096 --> 00:13:21,734 試行錯誤を繰り返し 不死を目指した。 193 00:13:21,734 --> 00:13:25,438 そうして生まれたのが 天仙様。 194 00:13:25,438 --> 00:13:29,809 人と植物のタオを融合させた彼らは 雌雄同体。 195 00:13:29,809 --> 00:13:32,779 陰陽によるタオの増強が 一人でできる。 196 00:13:32,779 --> 00:13:36,115 本来 生物が 活動や時間により失うタオを➨ 197 00:13:36,115 --> 00:13:38,418 千年間 練り続けている。 198 00:13:38,418 --> 00:13:41,421 人間がかなうはずがない。 199 00:13:41,421 --> 00:13:44,424 ただ一つの方法を除いて。 200 00:13:44,424 --> 00:13:46,826 タオ ですね。 201 00:13:46,826 --> 00:13:50,430 で その超人たちは なんで こんな島に引きこもってんの。 202 00:13:50,430 --> 00:13:52,432 あっ…。 203 00:13:52,432 --> 00:13:55,068 (付知)道教では 呼吸法や めい想など➨ 204 00:13:55,068 --> 00:13:59,772 自らの体で不死を目指す修行を 内丹法と言います。 205 00:13:59,772 --> 00:14:05,411 一方 体質や修行に関係なく 誰でも不死になれる方法➨ 206 00:14:05,411 --> 00:14:10,083 例えば その薬など作る試みを 外丹法という。 207 00:14:10,083 --> 00:14:13,086 天仙様は これを作っているそうです。 208 00:14:13,086 --> 00:14:15,088 えっ。 それって…。 209 00:14:15,088 --> 00:14:17,757 仙薬じゃん。 やっぱ… あるの? 210 00:14:17,757 --> 00:14:20,393 研究中 だそうです。 211 00:14:20,393 --> 00:14:24,430 彼らの言う丹とは 研究過程の試作品。 212 00:14:24,430 --> 00:14:26,799 人の命を蜜のごとく集め➨ 213 00:14:26,799 --> 00:14:31,104 タオ… すなわち生命力を 効率よく摂取する。 214 00:14:31,104 --> 00:14:33,106 他の人から奪った寿命を➨ 215 00:14:33,106 --> 00:14:36,776 自分に付与するような 感じでしょう。 216 00:14:36,776 --> 00:14:39,746 天仙様も丹で命を永らえている。 217 00:14:39,746 --> 00:14:42,782 タオの自給自足も 完全ではないのでしょう。 218 00:14:42,782 --> 00:14:48,221 ゆえに 短時間で 急激にタオを失えば 死ぬ。 219 00:14:48,221 --> 00:14:52,759 でも 今の丹でも 天仙様には十分なんでしょ? 220 00:14:52,759 --> 00:14:57,096 誰でも不死になれる方法を 完成させて 何をする気なの? 221 00:14:57,096 --> 00:14:59,432 わからない。 222 00:14:59,432 --> 00:15:02,468 たぶん シューフゥ方士の意志。 223 00:15:02,468 --> 00:15:04,470 シュ…? 誰? 224 00:15:04,470 --> 00:15:08,107 天仙様や この島を造った… 方士です。 225 00:15:08,107 --> 00:15:10,443 シューフゥ… すなわち➨ 226 00:15:10,443 --> 00:15:12,445 徐福。 227 00:15:12,445 --> 00:15:16,449 秦の時代は始皇帝に仕え 不老不死を求めて➨ 228 00:15:16,449 --> 00:15:21,120 三千の子女と百の技術者を連れて 東方の海へと旅立ち➨ 229 00:15:21,120 --> 00:15:26,092 その後 行方知れずとなった…。 およそ千年以上前の人物です。 230 00:15:26,092 --> 00:15:30,429 まだ島のどこかで 研究を続けているとか。 231 00:15:30,429 --> 00:15:33,766 ここは研究室にして実験場。 232 00:15:33,766 --> 00:15:39,772 不死の命を生成 観察するための 箱庭だ。 233 00:15:42,108 --> 00:15:44,510 あの化物ども みんな➨ 234 00:15:44,510 --> 00:15:47,079 人工的に作られた 生き物ってことか? 235 00:15:47,079 --> 00:15:51,451 そうだ。 おのおのに実験上の目的がある。 236 00:15:51,451 --> 00:15:55,455 木人は 不死者の営みを観察するため。 237 00:15:55,455 --> 00:15:59,425 竈神は 死の概念が薄い木人たちに 道徳を教え➨ 238 00:15:59,425 --> 00:16:02,428 秩序を守る存在として…。 239 00:16:02,428 --> 00:16:06,766 我々もまた 被造物にすぎない。 240 00:16:06,766 --> 00:16:10,770 宗師のタオと 花のタオを掛け合わせた。 241 00:16:10,770 --> 00:16:13,139 一人であり 別人でもある。 242 00:16:13,139 --> 00:16:16,776 家族であり 私自身だ。 243 00:16:16,776 --> 00:16:19,111 そんな簡単にできんのかよ。 244 00:16:19,111 --> 00:16:23,115 (蓮)簡単ではない。 タオは命の源…。 245 00:16:23,115 --> 00:16:25,084 いや すべての源。 246 00:16:25,084 --> 00:16:30,456 ちりのようにあまねく充満し 世のすべてを形作る。 247 00:16:30,456 --> 00:16:35,094 そこの香も 空気も タオの一つの姿。 248 00:16:35,094 --> 00:16:39,765 故に タオを操るのは 世のことわりを操るに同じ。 249 00:16:39,765 --> 00:16:45,771 だが無機物と違い 生命を操るのは難しい。 250 00:16:45,771 --> 00:16:49,775 だから お前のタオは貴重なのだ。 251 00:16:49,775 --> 00:16:51,777 研究したい。 252 00:16:51,777 --> 00:16:53,779 俺を使って研究して➨ 253 00:16:53,779 --> 00:16:57,450 島にいる人間 すべて仙薬にするつもりか。 254 00:16:57,450 --> 00:16:59,452 いいや 違う。 255 00:16:59,452 --> 00:17:02,088 本土の人間すべてだ。 256 00:17:02,088 --> 00:17:04,123 なに!? 257 00:17:04,123 --> 00:17:09,095 (蓮)そのための準備は整っている。 あとは完璧な丹だけ。 258 00:17:09,095 --> 00:17:12,532 協力するなら 我々の仲間に加えてやる。 259 00:17:12,532 --> 00:17:18,437 丹にはせず ともに仙道を極める仲間としてな。 260 00:17:18,437 --> 00:17:21,774 《最も賢い選択はなんだ? 261 00:17:21,774 --> 00:17:24,443 今の俺じゃ こいつをやるのは無理だ。 262 00:17:24,443 --> 00:17:26,445 逃げるのも厳しい。 263 00:17:26,445 --> 00:17:30,149 最も優先すべきは… なんだ?》 264 00:17:35,755 --> 00:17:38,424 (弔兵衛)やってやるよ 房中術。 265 00:17:38,424 --> 00:17:41,427 それでタオが 使いこなせるようになるならな。 266 00:17:41,427 --> 00:17:45,097 だが 上に乗られんのは 趣味じゃねえな。 267 00:17:45,097 --> 00:17:48,768 心配するな。 優しくしてやる。 268 00:17:48,768 --> 00:17:52,104 《弔兵衛:状況にはあらがわず 適合する。 269 00:17:52,104 --> 00:17:56,142 適合して… 飲み込んでやる。 270 00:17:56,142 --> 00:17:59,211 待ってろ 桐馬…》 271 00:17:59,211 --> 00:18:04,417 (蓮)やはり… すばらしいタオだ…。 272 00:18:04,417 --> 00:18:08,721 (杠)つまり その徐福ってやつが すべての元凶…。 273 00:18:10,856 --> 00:18:15,761 あっ これは…。 これは… どういうことですか? 274 00:18:15,761 --> 00:18:19,732 私の体… 不完全…。 275 00:18:19,732 --> 00:18:23,736 タオ使うと 樹化進む…。 276 00:18:23,736 --> 00:18:26,072 一人で回復できない。 277 00:18:26,072 --> 00:18:29,075 なら 画眉丸みたいに タオを回復させれば…。 278 00:18:29,075 --> 00:18:34,080 ダメ。 少ない。 循環 足りない。 279 00:18:34,080 --> 00:18:40,753 蓮に 丹田… 胚珠 壊されたから。 リエン? 280 00:18:40,753 --> 00:18:47,193 蓮と私 シューフゥ宗師に作られた 最初の弟子。 281 00:18:47,193 --> 00:18:50,463 でも… 蓮 変わった。 282 00:18:50,463 --> 00:18:54,734 外丹法のため たくさん殺した。 283 00:19:00,206 --> 00:19:02,541 ⸨うぐっ…⸩ 284 00:19:02,541 --> 00:19:05,111 (メイ)止められなかった…。 285 00:19:05,111 --> 00:19:10,149 私 蓬莱から逃げた…。 286 00:19:10,149 --> 00:19:13,152 (木人)やはり そうだったか…。 287 00:19:13,152 --> 00:19:15,821 ハッ! このままじゃ メイさんが! 288 00:19:15,821 --> 00:19:18,758 くっ…。 (木人)私のタオを使うといい。 289 00:19:18,758 --> 00:19:22,461 えっ! 天仙様は タオを自在に操る。 290 00:19:22,461 --> 00:19:27,867 生物のタオを抜き出し 自分のタオにすることもできるはず。 291 00:19:27,867 --> 00:19:30,136 そんなことが…。 292 00:19:30,136 --> 00:19:32,104 でも それでは 木人さんが…。 293 00:19:32,104 --> 00:19:35,107 (木人)いいんだ。 294 00:19:35,107 --> 00:19:39,111 メイ 私はもうすぐ樹化する。 295 00:19:39,111 --> 00:19:43,449 それにこれは… しょく罪なんだ。 しょく罪? 296 00:19:43,449 --> 00:19:46,452 彼女と出会ったのは 数百年前。 297 00:19:46,452 --> 00:19:49,455 私には 妻と一人娘がいた。 298 00:19:49,455 --> 00:19:53,125 二人とも 私より先に樹化してしまった…。 299 00:19:53,125 --> 00:19:58,764 村の者も 次第に樹化していき 私は一人になった。 300 00:19:58,764 --> 00:20:02,768 そして ついにその時が来た。 301 00:20:06,238 --> 00:20:09,442 ⸨んっ?⸩ 302 00:20:09,442 --> 00:20:12,745 (木人)年格好が似てただけ…。 303 00:20:12,745 --> 00:20:16,816 それだけだが 娘に見えた。 304 00:20:16,816 --> 00:20:21,754 私の… 幼い娘に…。 305 00:20:21,754 --> 00:20:24,090 本当はわかっていた…。 306 00:20:24,090 --> 00:20:28,160 彼女が何か 異質な存在だということ。 307 00:20:28,160 --> 00:20:31,497 本当は島を出たがっていること。 308 00:20:31,497 --> 00:20:33,432 ⸨フッ⸩ 309 00:20:33,432 --> 00:20:38,437 すべて無視して 家族のまねごとを続けてしまった。 310 00:20:38,437 --> 00:20:40,773 どうか許してほしい。 311 00:20:40,773 --> 00:20:45,111 私は君ではなく娘を見ていた。 312 00:20:45,111 --> 00:20:49,782 数百年も 私のウソに 未練につきあわせた。 313 00:20:49,782 --> 00:20:55,154 償えるのは今だけ。 どうかこの命 使ってほしい。 314 00:20:58,424 --> 00:21:00,860 (メイ)ウソじゃない。 315 00:21:00,860 --> 00:21:05,764 本当の 家みたいだった。 316 00:21:05,764 --> 00:21:08,767 親子みたいだった…。 317 00:21:08,767 --> 00:21:33,159 ♬~ 318 00:23:11,190 --> 00:23:13,092 お~っ! 319 00:23:13,092 --> 00:23:16,128 お嬢!! また縮んじまったかぁ!! 320 00:23:16,128 --> 00:23:18,764 そりゃ まあ 事情はわかるけど! 321 00:23:18,764 --> 00:23:23,102 でも! 本音を言えば! あのまま肩に乗せたかった~!! 322 00:23:23,102 --> 00:23:25,437 うるさいなぁ 騒ぐことかよ。 323 00:23:25,437 --> 00:23:28,073 (巌鉄斎)大人になればわかるさ 坊や。 324 00:23:28,073 --> 00:23:30,409 (付知)あんなのに 剣を教わるんですか。 325 00:23:30,409 --> 00:23:32,778 んっ…。 326 00:23:32,778 --> 00:23:35,114 (付知)傷は塞がったみたいですね。 327 00:23:35,114 --> 00:23:37,449 痕は残るかもしれませんが。 328 00:23:37,449 --> 00:23:39,785 ありがと…。 礼はいいです。 信じてない。 329 00:23:39,785 --> 00:23:41,820 んっ…。 330 00:23:41,820 --> 00:23:44,089 みんな ながらでいいから聞いてくれ。 331 00:23:44,089 --> 00:23:46,091 先生。 先生。 332 00:23:46,091 --> 00:23:49,762 私と画眉丸で話し合い 今後のことを決めてみたんだが…。 333 00:23:49,762 --> 00:23:52,798 おいこら猫丸。 なんでお前が決めてんだ。 334 00:23:52,798 --> 00:23:56,435 おヌシよりは適任だろ。 あぁ!? 調子乗んな こら! 335 00:23:56,435 --> 00:23:59,104 まったく… まとまりがないなぁ。 336 00:23:59,104 --> 00:24:03,108 あっ! んっ…。 うん? どうした? 337 00:24:03,108 --> 00:24:08,781 (メイ)誰か 来た。 海のほう… すごく大きい…。 338 00:24:08,781 --> 00:24:12,117 多い? タオ。 (杠)大人数ってこと? 339 00:24:12,117 --> 00:24:14,720 (メイ)わからない… でも…。 340 00:24:16,722 --> 00:24:19,124 すごく強い。