1 00:00:34,868 --> 00:00:39,873 (蓮)珍しいな。 混じりもの… とは。 2 00:00:39,873 --> 00:00:43,544 牡丹を殺したのは お前か? 3 00:00:43,544 --> 00:00:45,545 (弔兵衛)お前は…。 4 00:00:48,548 --> 00:00:50,550 (弔兵衛)うっ…。 ほう…。 5 00:00:50,550 --> 00:00:52,886 てめぇ…。 6 00:00:52,886 --> 00:00:56,890 少し… お前に興味が出てきた。 7 00:02:40,861 --> 00:02:43,196 (付知)お逃げ。 8 00:02:43,196 --> 00:02:46,533 (付知)本当は君を 解剖してみたかったけど➡ 9 00:02:46,533 --> 00:02:49,536 今は誰の命も奪う気になれない。 10 00:02:55,542 --> 00:02:59,546 (佐切)付知殿! よかった! どうかしましたか? 11 00:02:59,546 --> 00:03:02,215 メイさんの様子が…。 (メイ)ハァ ハァ…。 12 00:03:02,215 --> 00:03:06,553 ただの疲労かと思ったのですが 一向に回復しなくて…。 13 00:03:06,553 --> 00:03:09,222 (杠)そもそも この子 もっと幼くなかった? 14 00:03:09,222 --> 00:03:11,224 いったい何者? 15 00:03:11,224 --> 00:03:14,227 彼女は 天仙様の同族だそうです。 えっ! 16 00:03:14,227 --> 00:03:17,564 (付知)奇妙な力を使う姿も 見ました。 17 00:03:17,564 --> 00:03:20,901 あの化物と同族? 18 00:03:20,901 --> 00:03:25,906 (付知)材料は限られていますが 簡易的な解熱剤を作りましょう。 19 00:03:25,906 --> 00:03:28,241 その代わり メイさん。 20 00:03:28,241 --> 00:03:32,245 あなたや 天仙様について 詳しくお聞かせください。 21 00:03:32,245 --> 00:03:36,516 仲間の死を経て ようやく 事の重大さに気付きました。 22 00:03:36,516 --> 00:03:40,187 あなたたちは何者で 何が目的か。 23 00:03:40,187 --> 00:03:45,192 事と次第では 僕は あなたを許せないかも。 24 00:03:45,192 --> 00:03:47,527 あ あの…。 25 00:03:47,527 --> 00:03:50,864 ちょい待ち。 この子の言葉じゃ まともな説明無理じゃね。 26 00:03:50,864 --> 00:03:52,866 確かに。 あっ!! 27 00:03:52,866 --> 00:03:54,868 二人とも! 言い方! でも大丈夫。 28 00:03:54,868 --> 00:03:56,870 翻訳なら慣れてますから。 29 00:03:56,870 --> 00:04:00,474 その間に… さぎは 薬の調合をお願い。 30 00:04:02,542 --> 00:04:05,212 (巌鉄斎)こんなところに 呼び出しやがって…。 31 00:04:05,212 --> 00:04:08,215 (巌鉄斎)何の用だ チビ丸。 32 00:04:08,215 --> 00:04:12,219 (画眉丸)記憶は戻ったが 戦いの勘がなまってな。 33 00:04:12,219 --> 00:04:14,221 だから…。 34 00:04:14,221 --> 00:04:16,890 肩慣らしがしたい。 つきあってくれ。 35 00:04:16,890 --> 00:04:19,893 全員まとめて かかってこいってやつか? 36 00:04:19,893 --> 00:04:22,229 まぁ… そうなる。 37 00:04:22,229 --> 00:04:25,899 この俺を練習台にするってか。 38 00:04:25,899 --> 00:04:27,901 そこのおヌシも。 39 00:04:27,901 --> 00:04:30,570 おヌシがいちばん憎んでるのは ワシだろう。 40 00:04:30,570 --> 00:04:34,174 殺したいなら殺す気で来ていい。 41 00:04:34,174 --> 00:04:36,176 (士遠)ちょっと待て。 42 00:04:36,176 --> 00:04:38,512 どさくさに乗じて 妙なたくらみを起こす気ならば➡ 43 00:04:38,512 --> 00:04:40,514 私は 君を斬るよ。 44 00:04:40,514 --> 00:04:43,183 (ヌルガイ)先生がやるなら俺も…。 45 00:04:43,183 --> 00:04:46,186 おい 女男 刀使っていいぞ。 46 00:04:46,186 --> 00:04:48,855 あの野郎 ぶん殴ってやる。 47 00:04:48,855 --> 00:04:52,192 《道士… 亜左弔兵衛…。 48 00:04:52,192 --> 00:04:54,861 二つの戦いでわかったことがある。 49 00:04:54,861 --> 00:04:57,864 タオの力に身を任せすぎても危険。 50 00:04:57,864 --> 00:05:00,534 だが扱えなければ 天仙様はおろか➡ 51 00:05:00,534 --> 00:05:02,536 他の者にも勝てない》 52 00:05:02,536 --> 00:05:04,538 ハァー…。 53 00:05:04,538 --> 00:05:06,540 《使い方を見極めなければ…》 54 00:05:09,876 --> 00:05:14,214 あっ。 手伝ってくれてありがとう。 55 00:05:14,214 --> 00:05:16,216 (巌鉄斎)ナメんな!! 56 00:05:18,218 --> 00:05:20,220 《速い!!》 57 00:05:23,223 --> 00:05:25,225 《目で追うな》 58 00:05:27,561 --> 00:05:29,896 《タオで感じ取れ》 59 00:05:29,896 --> 00:05:31,898 (桐馬)うっ!! あっ…。 60 00:05:34,501 --> 00:05:37,504 (巌鉄斎)ハッ! 61 00:05:37,504 --> 00:05:39,506 《この筋量…。 62 00:05:39,506 --> 00:05:42,175 普通なら力押しは通じないだろう。 63 00:05:42,175 --> 00:05:44,511 だが…》 64 00:05:44,511 --> 00:05:47,514 (巌鉄斎)ぬおっ! ぐっ…。 65 00:05:47,514 --> 00:05:52,185 《タオの急所を狙えば 非力でも強力な一撃となる》 66 00:05:52,185 --> 00:05:55,522 くっ…。 待て  ヌルガイ!! 67 00:05:55,522 --> 00:05:59,192 《だが… 改めて確信した。 68 00:05:59,192 --> 00:06:03,196 タオの領域で 天仙様に勝るのは不可能だ。 69 00:06:03,196 --> 00:06:06,866 相手は 千年もタオを鍛錬してきた化物。 70 00:06:06,866 --> 00:06:09,870 人間が上回ることはできない。 71 00:06:09,870 --> 00:06:13,206 ならば…》 72 00:06:13,206 --> 00:06:16,543 んっ! 73 00:06:16,543 --> 00:06:18,545 (2人)うわっ! 74 00:06:21,214 --> 00:06:24,217 《相手のまとうタオを利用する。 75 00:06:24,217 --> 00:06:29,222 向けられた力が強ければ強いほど 利用すれば反動も大きくなる。 76 00:06:29,222 --> 00:06:33,827 天仙様自身のタオを利用できれば 対抗策になり得る》 77 00:06:33,827 --> 00:06:37,497 (ヌルガイ)すげえ!! これなら 天仙様もぶっ殺せるよ! 78 00:06:37,497 --> 00:06:40,500 いや まだだ。 課題は山とある。 79 00:06:40,500 --> 00:06:43,169 《うわさ以上の男だ。 80 00:06:43,169 --> 00:06:45,839 画眉丸なら やつらに届くかもしれん。 81 00:06:45,839 --> 00:06:48,842 だが 罪人に頼ってしまって いいのか?》 82 00:06:51,511 --> 00:06:55,181 画眉丸 タオについて観察して わかったことがある。 83 00:06:55,181 --> 00:06:59,853 おそらくタオには種類がある。 それぞれの属性と相性が。 84 00:06:59,853 --> 00:07:02,856 種類? これを活用すれば➡ 85 00:07:02,856 --> 00:07:04,858 不死者も殺せる…。 86 00:07:04,858 --> 00:07:06,860 んっ…。 87 00:07:09,529 --> 00:07:11,531 ん~。 88 00:07:11,531 --> 00:07:15,535 あぁ なんだ。 てめえもやる気か。 89 00:07:18,872 --> 00:07:21,207 何のまねだ 女男。 90 00:07:21,207 --> 00:07:26,880 恥を承知で 頼む…。 僕に実戦の剣を教えてくれ。 91 00:07:26,880 --> 00:07:29,215 (巌鉄斎)あぁ!? (桐馬)復讐のためじゃない。 92 00:07:29,215 --> 00:07:31,885 ここを 自分の手で生き抜くためだ。 93 00:07:31,885 --> 00:07:35,188 (巌鉄斎)盗賊の言葉 信じろってのかよ。 94 00:07:37,824 --> 00:07:40,160 あっ? 95 00:07:40,160 --> 00:07:42,162 おっ! 96 00:07:42,162 --> 00:07:45,165 (桐馬)身の証しなんて これしかできないけど…。 97 00:07:45,165 --> 00:07:47,167 僕は本気だ。 98 00:07:47,167 --> 00:07:49,836 あんたは好きじゃないが 僕より強い。 99 00:07:49,836 --> 00:07:53,139 だから… 剣を教えてくれ。 100 00:07:56,843 --> 00:07:58,845 フゥ…。 101 00:07:58,845 --> 00:08:00,847 好きにしろ。 102 00:08:00,847 --> 00:08:05,518 ちょうど今 剣を振るとこだ。 その刀 持ってこい。 103 00:08:05,518 --> 00:08:09,189 《泥をすすってでも力をつける…。 104 00:08:09,189 --> 00:08:12,192 一人でも戦えるように。 105 00:08:12,192 --> 00:08:16,529 兄さんと並んで戦えるように。 106 00:08:16,529 --> 00:08:20,200 強さとは… 変化だ》 107 00:08:20,200 --> 00:08:22,869 フン… ヘヘッ。 108 00:08:22,869 --> 00:08:25,538 《こいつらを殺すのはあとでいい。 109 00:08:25,538 --> 00:08:29,542 僕が助けに行くよ 兄さん!!》 110 00:08:29,542 --> 00:08:34,147 《くっ… 強ぇ! 道士とは比べもんにならねぇ。 111 00:08:34,147 --> 00:08:38,485 あいつと同類か》 112 00:08:38,485 --> 00:08:41,821 (拍手) 113 00:08:41,821 --> 00:08:44,491 おもしろい。 そのいびつなタオ。 114 00:08:44,491 --> 00:08:47,160 この島に来て混じったのだろう。 115 00:08:47,160 --> 00:08:50,497 人間を丹へと変質させる外丹花。 116 00:08:50,497 --> 00:08:53,166 お前のタオは それに侵食されながらも➡ 117 00:08:53,166 --> 00:08:56,469 自我を保っている。 とても珍しい。 118 00:08:58,505 --> 00:09:00,507 ハァー。 119 00:09:00,507 --> 00:09:03,176 スゥー ハァー。 120 00:09:03,176 --> 00:09:05,845 もう少し調べよう。 121 00:09:05,845 --> 00:09:07,847 ハッ! 122 00:09:07,847 --> 00:09:15,522 ♬~ 123 00:09:15,522 --> 00:09:17,857 《このままじゃ勝ち筋がねえ。 124 00:09:17,857 --> 00:09:22,195 が また あれをやっても 制御できる保証がねえ。 125 00:09:22,195 --> 00:09:24,197 いや…》 126 00:09:24,197 --> 00:09:26,199 んっ! 127 00:09:26,199 --> 00:09:29,869 《保証なんか要らねえ やるか やらねえかだ。 128 00:09:29,869 --> 00:09:32,806 体じゅうに根が張っていく感覚…。 129 00:09:32,806 --> 00:09:37,477 こいつに意識を奪われぬよう… 集中しろ》 130 00:09:37,477 --> 00:09:40,480 おぉ。 おぉ! 131 00:09:40,480 --> 00:09:53,493 ♬~ 132 00:09:53,493 --> 00:09:57,497 《速度も威力も 完全に人の域を超えている》 133 00:09:57,497 --> 00:10:00,500 《自我は… まだある…。 134 00:10:00,500 --> 00:10:03,169 短時間でカタつけねえと!》 135 00:10:03,169 --> 00:10:05,171 んっ! 136 00:10:07,841 --> 00:10:11,144 てめえらの弱点は ヘソだろ!! 137 00:10:14,514 --> 00:10:16,916 《蓮:なんてことだ》 138 00:10:22,188 --> 00:10:27,193 《弔兵衛:やっぱり再生しねえ。 ヘソを潰せば死ぬのか…》 139 00:10:27,193 --> 00:10:29,195 うっ…。 140 00:10:29,195 --> 00:10:33,867 《俺のほうも限界だ… 戻らねえと》 141 00:10:33,867 --> 00:10:35,869 ハッ! 142 00:10:35,869 --> 00:10:37,871 (蓮)なんてことだ。 143 00:10:37,871 --> 00:10:42,876 外丹花のタオを解放してなお それを制御している。 144 00:10:42,876 --> 00:10:45,545 こんな例は見たことがない。 145 00:10:45,545 --> 00:10:48,548 さっきのは影武者ってわけか。 146 00:10:48,548 --> 00:10:53,553 偵察のつもりだったが… この目で確かめたくなってな。 147 00:10:55,889 --> 00:10:58,892 美しい。 148 00:10:58,892 --> 00:11:01,895 城内に連れて帰り 研究せねば。 149 00:11:01,895 --> 00:11:03,897 (心音) 150 00:11:03,897 --> 00:11:05,899 うっ… がぁっ! (心音) 151 00:11:05,899 --> 00:11:07,901 うっ…。 152 00:11:07,901 --> 00:11:12,238 《限界か… これ以上は… 自我が…》 153 00:11:12,238 --> 00:11:15,241 無理をするな。 死ぬぞ。 154 00:11:15,241 --> 00:11:19,245 自分を大切にしろ。 155 00:11:19,245 --> 00:11:21,247 ガハッ!! 156 00:11:21,247 --> 00:11:23,249 眠れ。 157 00:11:27,921 --> 00:11:33,192 ((弔兵衛:わかってる 桐馬。 俺は親父とは違う。 158 00:11:33,192 --> 00:11:35,862 必ず戻る。 159 00:11:35,862 --> 00:11:40,867 《弔兵衛:崩れる… 壊れる…》)) 160 00:11:40,867 --> 00:11:42,869 ハッ! 161 00:11:50,877 --> 00:11:52,879 ここは…。 162 00:11:54,881 --> 00:11:57,884 目覚めたか… 人間。 163 00:11:59,886 --> 00:12:01,888 (弔兵衛)何のまねだ こりゃ。 164 00:12:01,888 --> 00:12:04,223 (蓮)お前の体は貴重だ。 165 00:12:04,223 --> 00:12:09,896 丹になる過程でタオが混じり合い 人としてのタオが勝った…。 166 00:12:09,896 --> 00:12:13,900 奇跡だ。 千年間でも見たことがない。 167 00:12:13,900 --> 00:12:20,907 私の研究に必要な 最後のカギになり得る男…。 168 00:12:20,907 --> 00:12:23,576 なんだ。 急に盛ったか? 169 00:12:23,576 --> 00:12:27,246 いいや違う。 房中術だ。 170 00:12:27,246 --> 00:12:33,519 お前と私のタオを循環させて より詳しく把握したい。 171 00:12:33,519 --> 00:12:36,189 弱ったタオの回復にもなる。 172 00:12:36,189 --> 00:12:40,193 (弔兵衛)循環? (蓮)タオには それぞれ属性がある。 173 00:12:40,193 --> 00:12:47,533 木 火 土 金 水の五種類。 この属性は それぞれ影響し合う。 174 00:12:47,533 --> 00:12:51,204 触れることで 相手のタオを弱める相克。 175 00:12:51,204 --> 00:12:54,874 逆に相手のタオを高める相生。 176 00:12:54,874 --> 00:12:57,877 おいおい 本気かよ。 177 00:12:57,877 --> 00:13:01,881 房中術は 互いの調和がなければ効果が薄い。 178 00:13:01,881 --> 00:13:07,220 何か好みは… 望みの作法はあるか? 179 00:13:07,220 --> 00:13:09,222 んっ…。 180 00:13:09,222 --> 00:13:11,557 望みならある。 181 00:13:11,557 --> 00:13:14,560 質問に答えろ。 この島はなんだ。 182 00:13:14,560 --> 00:13:17,897 お前らは島で何してる? 183 00:13:17,897 --> 00:13:21,567 (付知)彼女の話では 天仙様も この島も➡ 184 00:13:21,567 --> 00:13:24,570 一人の人間が作ったもの… だそうです。 185 00:13:24,570 --> 00:13:26,572 にん げん? 186 00:13:26,572 --> 00:13:29,909 (付知)大陸の とある高名な方士…。 187 00:13:29,909 --> 00:13:34,514 彼は 神仙思想に基づき 不老不死を研究していました。 188 00:13:34,514 --> 00:13:39,852 道教では 森羅万象がタオによって 形作られるとされています。 189 00:13:39,852 --> 00:13:43,523 この島で彼は それを直接いじくるすべに➡ 190 00:13:43,523 --> 00:13:45,858 たどりついたそうです。 191 00:13:45,858 --> 00:13:49,862 生物のタオ同士を掛け合わせ 接ぎ替え➡ 192 00:13:49,862 --> 00:13:54,534 試行錯誤を繰り返し 不死を目指した。 193 00:13:54,534 --> 00:13:58,204 そうして生まれたのが 天仙様。 194 00:13:58,204 --> 00:14:02,542 人と植物のタオを融合させた彼らは 雌雄同体。 195 00:14:02,542 --> 00:14:05,545 陰陽によるタオの増強が 一人でできる。 196 00:14:05,545 --> 00:14:08,881 本来 生物が 活動や時間により失うタオを➡ 197 00:14:08,881 --> 00:14:11,217 千年間 練り続けている。 198 00:14:11,217 --> 00:14:14,220 人間がかなうはずがない。 199 00:14:14,220 --> 00:14:17,223 ただ一つの方法を除いて。 200 00:14:17,223 --> 00:14:19,559 タオ ですね。 201 00:14:19,559 --> 00:14:23,229 で その超人たちは なんで こんな島に引きこもってんの。 202 00:14:23,229 --> 00:14:25,231 あっ…。 203 00:14:25,231 --> 00:14:27,900 (付知)道教では 呼吸法や めい想など➡ 204 00:14:27,900 --> 00:14:32,572 自らの体で不死を目指す修行を 内丹法と言います。 205 00:14:32,572 --> 00:14:38,177 一方 体質や修行に関係なく 誰でも不死になれる方法➡ 206 00:14:38,177 --> 00:14:42,849 例えば その薬など作る試みを 外丹法という。 207 00:14:42,849 --> 00:14:45,852 天仙様は これを作っているそうです。 208 00:14:45,852 --> 00:14:47,854 えっ。 それって…。 209 00:14:47,854 --> 00:14:50,523 仙薬じゃん。 やっぱ… あるの? 210 00:14:50,523 --> 00:14:53,192 研究中 だそうです。 211 00:14:53,192 --> 00:14:57,196 彼らの言う丹とは 研究過程の試作品。 212 00:14:57,196 --> 00:14:59,532 人の命を蜜のごとく集め➡ 213 00:14:59,532 --> 00:15:03,870 タオ… すなわち生命力を 効率よく摂取する。 214 00:15:03,870 --> 00:15:05,872 他の人から奪った寿命を➡ 215 00:15:05,872 --> 00:15:09,542 自分に付与するような 感じでしょう。 216 00:15:09,542 --> 00:15:12,545 天仙様も丹で命を永らえている。 217 00:15:12,545 --> 00:15:15,548 タオの自給自足も 完全ではないのでしょう。 218 00:15:15,548 --> 00:15:20,887 ゆえに 短時間で 急激にタオを失えば 死ぬ。 219 00:15:20,887 --> 00:15:25,558 でも 今の丹でも 天仙様には十分なんでしょ? 220 00:15:25,558 --> 00:15:29,896 誰でも不死になれる方法を 完成させて 何をする気なの? 221 00:15:29,896 --> 00:15:32,231 わからない。 222 00:15:32,231 --> 00:15:35,168 たぶん シューフゥ方士の意志。 223 00:15:35,168 --> 00:15:37,170 シュ…? 誰? 224 00:15:37,170 --> 00:15:40,840 天仙様や この島を造った… 方士です。 225 00:15:40,840 --> 00:15:43,176 シューフゥ… すなわち➡ 226 00:15:43,176 --> 00:15:45,178 徐福。 227 00:15:45,178 --> 00:15:49,182 秦の時代は始皇帝に仕え 不老不死を求めて➡ 228 00:15:49,182 --> 00:15:53,853 三千の子女と百の技術者を連れて 東方の海へと旅立ち➡ 229 00:15:53,853 --> 00:15:58,858 その後 行方知れずとなった…。 およそ千年以上前の人物です。 230 00:15:58,858 --> 00:16:03,196 まだ島のどこかで 研究を続けているとか。 231 00:16:03,196 --> 00:16:06,532 ここは研究室にして実験場。 232 00:16:06,532 --> 00:16:12,538 不死の命を生成 観察するための 箱庭だ。 233 00:16:14,874 --> 00:16:17,210 あの化物ども みんな➡ 234 00:16:17,210 --> 00:16:19,879 人工的に作られた 生き物ってことか? 235 00:16:19,879 --> 00:16:24,217 そうだ。 おのおのに実験上の目的がある。 236 00:16:24,217 --> 00:16:28,221 木人は 不死者の営みを観察するため。 237 00:16:28,221 --> 00:16:32,225 竈神は 死の概念が薄い木人たちに 道徳を教え➡ 238 00:16:32,225 --> 00:16:35,161 秩序を守る存在として…。 239 00:16:35,161 --> 00:16:39,499 我々もまた 被造物にすぎない。 240 00:16:39,499 --> 00:16:43,503 宗師のタオと 花のタオを掛け合わせた。 241 00:16:43,503 --> 00:16:45,838 一人であり 別人でもある。 242 00:16:45,838 --> 00:16:49,509 家族であり 私自身だ。 243 00:16:49,509 --> 00:16:51,844 そんな簡単にできんのかよ。 244 00:16:51,844 --> 00:16:55,848 (蓮)簡単ではない。 タオは命の源…。 245 00:16:55,848 --> 00:16:57,850 いや すべての源。 246 00:16:57,850 --> 00:17:03,189 ちりのようにあまねく充満し 世のすべてを形作る。 247 00:17:03,189 --> 00:17:07,860 そこの香も 空気も タオの一つの姿。 248 00:17:07,860 --> 00:17:12,532 故に タオを操るのは 世のことわりを操るに同じ。 249 00:17:12,532 --> 00:17:18,537 だが無機物と違い 生命を操るのは難しい。 250 00:17:18,537 --> 00:17:22,542 だから お前のタオは貴重なのだ。 251 00:17:22,542 --> 00:17:24,543 研究したい。 252 00:17:24,543 --> 00:17:26,545 俺を使って研究して➡ 253 00:17:26,545 --> 00:17:30,216 島にいる人間 すべて仙薬にするつもりか。 254 00:17:30,216 --> 00:17:32,218 いいや 違う。 255 00:17:32,218 --> 00:17:34,820 本土の人間すべてだ。 256 00:17:34,820 --> 00:17:36,822 なに!? 257 00:17:36,822 --> 00:17:41,827 (蓮)そのための準備は整っている。 あとは完璧な丹だけ。 258 00:17:41,827 --> 00:17:45,164 協力するなら 我々の仲間に加えてやる。 259 00:17:45,164 --> 00:17:51,170 丹にはせず ともに仙道を極める仲間としてな。 260 00:17:51,170 --> 00:17:54,507 《最も賢い選択はなんだ? 261 00:17:54,507 --> 00:17:57,176 今の俺じゃ こいつをやるのは無理だ。 262 00:17:57,176 --> 00:17:59,178 逃げるのも厳しい。 263 00:17:59,178 --> 00:18:02,882 最も優先すべきは… なんだ?》 264 00:18:08,521 --> 00:18:11,190 (弔兵衛)やってやるよ 房中術。 265 00:18:11,190 --> 00:18:14,193 それでタオが 使いこなせるようになるならな。 266 00:18:14,193 --> 00:18:17,863 だが 上に乗られんのは 趣味じゃねえな。 267 00:18:17,863 --> 00:18:21,534 心配するな。 優しくしてやる。 268 00:18:21,534 --> 00:18:24,870 《弔兵衛:状況にはあらがわず 適合する。 269 00:18:24,870 --> 00:18:28,874 適合して… 飲み込んでやる。 270 00:18:28,874 --> 00:18:31,877 待ってろ 桐馬…》 271 00:18:31,877 --> 00:18:37,149 (蓮)やはり… すばらしいタオだ…。 272 00:18:37,149 --> 00:18:41,454 (杠)つまり その徐福ってやつが すべての元凶…。 273 00:18:43,489 --> 00:18:48,494 あっ これは…。 これは… どういうことですか? 274 00:18:48,494 --> 00:18:52,498 私の体… 不完全…。 275 00:18:52,498 --> 00:18:56,502 タオ使うと 樹化進む…。 276 00:18:56,502 --> 00:18:58,838 一人で回復できない。 277 00:18:58,838 --> 00:19:01,841 なら 画眉丸みたいに タオを回復させれば…。 278 00:19:01,841 --> 00:19:06,846 ダメ。 少ない。 循環 足りない。 279 00:19:06,846 --> 00:19:13,519 蓮に 丹田… 胚珠 壊されたから。 リエン? 280 00:19:13,519 --> 00:19:19,859 蓮と私 シューフゥ宗師に作られた 最初の弟子。 281 00:19:19,859 --> 00:19:23,195 でも… 蓮 変わった。 282 00:19:23,195 --> 00:19:27,500 外丹法のため たくさん殺した。 283 00:19:32,805 --> 00:19:35,141 ((うぐっ…)) 284 00:19:35,141 --> 00:19:37,810 (メイ)止められなかった…。 285 00:19:37,810 --> 00:19:42,815 私 蓬莱から逃げた…。 286 00:19:42,815 --> 00:19:45,818 (木人)やはり そうだったか…。 287 00:19:45,818 --> 00:19:48,487 ハッ! このままじゃ メイさんが! 288 00:19:48,487 --> 00:19:51,490 くっ…。 (木人)私のタオを使うといい。 289 00:19:51,490 --> 00:19:55,161 えっ! 天仙様は タオを自在に操る。 290 00:19:55,161 --> 00:20:00,499 生物のタオを抜き出し 自分のタオにすることもできるはず。 291 00:20:00,499 --> 00:20:02,835 そんなことが…。 292 00:20:02,835 --> 00:20:04,837 でも それでは 木人さんが…。 293 00:20:04,837 --> 00:20:07,840 (木人)いいんだ。 294 00:20:07,840 --> 00:20:11,844 メイ 私はもうすぐ樹化する。 295 00:20:11,844 --> 00:20:16,182 それにこれは… しょく罪なんだ。 しょく罪? 296 00:20:16,182 --> 00:20:19,185 彼女と出会ったのは 数百年前。 297 00:20:19,185 --> 00:20:22,188 私には 妻と一人娘がいた。 298 00:20:22,188 --> 00:20:25,858 二人とも 私より先に樹化してしまった…。 299 00:20:25,858 --> 00:20:31,530 村の者も 次第に樹化していき 私は一人になった。 300 00:20:31,530 --> 00:20:35,534 そして ついにその時が来た。 301 00:20:38,871 --> 00:20:42,208 ((んっ?)) 302 00:20:42,208 --> 00:20:45,544 (木人)年格好が似てただけ…。 303 00:20:45,544 --> 00:20:49,548 それだけだが 娘に見えた。 304 00:20:49,548 --> 00:20:54,553 私の… 幼い娘に…。 305 00:20:54,553 --> 00:20:56,889 本当はわかっていた…。 306 00:20:56,889 --> 00:21:00,893 彼女が何か 異質な存在だということ。 307 00:21:00,893 --> 00:21:04,230 本当は島を出たがっていること。 308 00:21:04,230 --> 00:21:06,232 ((フッ)) 309 00:21:06,232 --> 00:21:11,237 すべて無視して 家族のまねごとを続けてしまった。 310 00:21:11,237 --> 00:21:13,572 どうか許してほしい。 311 00:21:13,572 --> 00:21:17,910 私は君ではなく娘を見ていた。 312 00:21:17,910 --> 00:21:22,581 数百年も 私のウソに 未練につきあわせた。 313 00:21:22,581 --> 00:21:27,987 償えるのは今だけ。 どうかこの命 使ってほしい。 314 00:21:31,257 --> 00:21:33,526 (メイ)ウソじゃない。 315 00:21:33,526 --> 00:21:38,531 本当の 家みたいだった。 316 00:21:38,531 --> 00:21:41,534 親子みたいだった…。 317 00:21:41,534 --> 00:22:05,958 ♬~ 318 00:23:43,856 --> 00:23:45,858 お~っ! 319 00:23:45,858 --> 00:23:48,861 お嬢!! また縮んじまったかぁ!! 320 00:23:48,861 --> 00:23:51,530 そりゃ まあ 事情はわかるけど! 321 00:23:51,530 --> 00:23:55,868 でも! 本音を言えば! あのまま肩に乗せたかった~!! 322 00:23:55,868 --> 00:23:58,203 うるさいなぁ 騒ぐことかよ。 323 00:23:58,203 --> 00:24:00,873 (巌鉄斎)大人になればわかるさ 坊や。 324 00:24:00,873 --> 00:24:03,208 (付知)あんなのに 剣を教わるんですか。 325 00:24:03,208 --> 00:24:05,544 んっ…。 326 00:24:05,544 --> 00:24:07,880 (付知)傷は塞がったみたいですね。 327 00:24:07,880 --> 00:24:10,215 痕は残るかもしれませんが。 328 00:24:10,215 --> 00:24:12,551 ありがと…。 礼はいいです。 信じてない。 329 00:24:12,551 --> 00:24:14,553 んっ…。 330 00:24:14,553 --> 00:24:16,889 みんな ながらでいいから聞いてくれ。 331 00:24:16,889 --> 00:24:18,891 先生。 先生。 332 00:24:18,891 --> 00:24:22,561 私と画眉丸で話し合い 今後のことを決めてみたんだが…。 333 00:24:22,561 --> 00:24:25,564 おいこら猫丸。 なんでお前が決めてんだ。 334 00:24:25,564 --> 00:24:29,234 おヌシよりは適任だろ。 あぁ!? 調子乗んな こら! 335 00:24:29,234 --> 00:24:31,904 まったく… まとまりがないなぁ。 336 00:24:31,904 --> 00:24:35,841 あっ! んっ…。 うん? どうした? 337 00:24:35,841 --> 00:24:41,513 (メイ)誰か 来た。 海のほう… すごく大きい…。 338 00:24:41,513 --> 00:24:44,850 多い? タオ。 (杠)大人数ってこと? 339 00:24:44,850 --> 00:24:47,453 (メイ)わからない… でも…。 340 00:24:49,521 --> 00:24:51,924 すごく強い。