1 00:00:16,517 --> 00:00:21,856 (典坐)先生 これからも 俺に剣を教… あっ いや 2 00:00:21,856 --> 00:00:26,527 先生! これからも自分に 剣を教えてくださいっす! 3 00:00:26,527 --> 00:00:29,697 (士遠)もちろんだ。 4 00:00:29,697 --> 00:00:32,533 この人がいりゃあ もう安心ですよ。 5 00:00:32,533 --> 00:00:35,870 士遠さんは 自分の恩人で 剣の師匠っすから。 6 00:00:35,870 --> 00:00:39,707 あだっ! こんなときでも 相変わらず先生っすね。 7 00:00:39,707 --> 00:00:42,543 なんか 逆にホッとしたっす。 8 00:00:42,543 --> 00:00:45,880 うっ! (朱槿)ナメられてるなぁ。 9 00:00:45,880 --> 00:00:48,048 ぐっ! 10 00:00:48,048 --> 00:00:54,722 ♪~ 11 00:00:54,722 --> 00:00:56,891 慣れたって。 うっ…。 12 00:00:59,727 --> 00:01:03,189 (ヌルガイ)はっ! 典坐! 13 00:01:03,189 --> 00:01:11,739 ♪~ 14 00:01:11,739 --> 00:01:15,367 ゲホッ… ゲホッ…。 15 00:01:15,367 --> 00:01:28,589 ♪~ 16 00:01:28,589 --> 00:01:31,217 (士遠)奪った者には 理解できまい。 17 00:01:32,092 --> 00:01:36,096 奪われた者は 決して忘れない! 18 00:03:16,697 --> 00:03:19,700 《ヌルガイ:再生するそばから 何度も斬り続けて 19 00:03:19,700 --> 00:03:21,869 タオを消費させた。 20 00:03:21,869 --> 00:03:25,331 致命傷じゃないけど 再生は かなり遅くなってるし 21 00:03:25,331 --> 00:03:28,208 姿も老化してるみたいだ。 22 00:03:28,208 --> 00:03:31,879 もう大したことはできないはず》 23 00:03:31,879 --> 00:03:34,715 フッ。 24 00:03:38,719 --> 00:03:40,721 あっ。 25 00:03:40,721 --> 00:03:44,725 命がないものなら わずかなタオで操れる。 26 00:03:44,725 --> 00:03:47,227 死んじゃえ! 人間! 27 00:03:50,230 --> 00:03:52,524 あっ うわっ! 28 00:03:52,524 --> 00:03:55,736 あっ…。 29 00:03:55,736 --> 00:03:59,073 うわぁ! 30 00:03:59,073 --> 00:04:01,075 フフフ…。 31 00:04:01,075 --> 00:04:03,911 《この隙に回復して…。 32 00:04:03,911 --> 00:04:06,538 消耗してるのは相手も同じ。 33 00:04:06,538 --> 00:04:12,544 タオの攻撃を繰り返して 自分の命も縮めてる》 34 00:04:12,544 --> 00:04:15,255 ふっ。 35 00:04:15,255 --> 00:04:17,383 先生! 36 00:04:19,760 --> 00:04:23,263 子ども騙し 無駄だ。 37 00:04:23,263 --> 00:04:25,933 《試一刀流 村時雨》 38 00:04:29,103 --> 00:04:31,271 ハァ ハァ ハァ…。 39 00:04:33,399 --> 00:04:35,401 でぃっ! 40 00:04:35,401 --> 00:04:37,403 くっ…。 41 00:04:37,403 --> 00:04:40,781 《丹田には届いてない》 42 00:04:40,781 --> 00:04:43,784 かちゃ? はぁっ! 43 00:04:43,784 --> 00:04:47,579 ぐはっ! 44 00:04:47,579 --> 00:04:53,127 ぐ ぐは…。 45 00:04:53,127 --> 00:04:57,131 うぅ お前も…。 46 00:04:57,131 --> 00:04:59,299 瀕死のくせに! 47 00:04:59,299 --> 00:05:01,969 なんなんだよ クソ! 48 00:05:03,971 --> 00:05:06,432 来るな! 49 00:05:06,432 --> 00:05:08,809 ぐっ! 50 00:05:10,978 --> 00:05:13,147 せ…。 51 00:05:15,983 --> 00:05:19,611 ハ… ハハハ! ハハハ! 52 00:05:19,611 --> 00:05:21,822 は は はぁ!? 53 00:05:25,826 --> 00:05:28,829 あ…。 54 00:05:28,829 --> 00:05:31,457 なんなんだ お前…。 55 00:05:31,457 --> 00:05:37,004 命縮めてまで 死んだやつのために…。 56 00:05:37,004 --> 00:05:39,840 なんで ここまで…。 57 00:05:39,840 --> 00:05:45,012 くっ… まだ何もしていない。 58 00:05:45,012 --> 00:05:50,642 悼むことも 悲しむことも まだ できない。 59 00:05:50,642 --> 00:05:53,479 怒りすら煩わしい。 60 00:05:53,479 --> 00:05:56,190 お前が生きているうちは。 61 00:05:56,190 --> 00:05:59,359 すべて お前を殺してからだ。 62 00:05:59,359 --> 00:06:02,654 絶望も悲しみも そのあとだ! 63 00:06:02,654 --> 00:06:08,035 (士遠)さあ あと何百回斬れば 死ぬ? 64 00:06:08,035 --> 00:06:11,205 《まずい… まずい まずい まずい まずい! 65 00:06:11,205 --> 00:06:16,210 どうにかしなきゃ… どうにか…》 66 00:06:27,679 --> 00:06:33,685 《焦るな。 短時間でタオは 回復しないはず》 67 00:06:39,900 --> 00:06:43,070 あっ。 ひっ。 68 00:06:43,070 --> 00:06:45,405 あと一歩とか思ってた? 69 00:06:45,405 --> 00:06:47,699 ナメるなよ 人間。 70 00:06:47,699 --> 00:06:51,078 仲間の一人が いつも雌雄同体で 71 00:06:51,078 --> 00:06:55,415 陰陽を一人で循環させて タオを練っている。 72 00:06:55,415 --> 00:06:58,252 それを真似た。 73 00:06:58,252 --> 00:07:01,255 両性を保つの かなり大変なんだけど 74 00:07:01,255 --> 00:07:05,717 今はしかたない。 それに…。 75 00:07:05,717 --> 00:07:09,930 んっ! やっぱり いつも思ってたんだ。 76 00:07:09,930 --> 00:07:15,102 一部の変化ができるなら 鬼尸解も同じだろって。 77 00:07:15,102 --> 00:07:20,274 さあ あと何百回 78 00:07:20,274 --> 00:07:22,442 続けようか。 79 00:07:26,738 --> 00:07:32,119 ん…。 必ず 落とし前はつける。 80 00:07:32,119 --> 00:07:35,747 お前の曲芸は もう慣れた。 81 00:07:43,589 --> 00:07:45,757 あっ! 82 00:07:48,594 --> 00:07:51,763 くっ…。 83 00:07:51,763 --> 00:07:56,977 《曲芸… 構うものか。 84 00:07:56,977 --> 00:07:59,146 それが私だ》 85 00:08:01,148 --> 00:08:06,153 ((うっ うぅ…)) 86 00:08:06,153 --> 00:08:11,992 <士遠:傷をつけたのは 旅芸人だった母。 87 00:08:11,992 --> 00:08:16,330 盲目の子どもが 客の木刀をよける芸だ。 88 00:08:16,330 --> 00:08:20,000 見ずとも太刀筋 見破る 剣神の子。 89 00:08:20,000 --> 00:08:24,004 私も母も 生きるのに 必死だった> 90 00:08:24,004 --> 00:08:26,173 ((や~っ!)) 91 00:08:26,173 --> 00:08:29,343 <傷は芸の演出だが 盲目は生まれつき。 92 00:08:29,343 --> 00:08:34,348 幼い頃から波… タオで世界を感じていた私には 93 00:08:34,348 --> 00:08:36,350 造作もない芸。 94 00:08:38,352 --> 00:08:42,648 評判を聞いた 惣録検校が 私を当道座に迎え 95 00:08:42,648 --> 00:08:46,026 そのつてで 山田の門を くぐることになった。 96 00:08:46,026 --> 00:08:51,365 貧しい芸人親子には 千載一遇の好機> 97 00:08:55,035 --> 00:08:59,831 ((子どもの… それも 盲目の剣とは思えん腕前。 98 00:08:59,831 --> 00:09:02,209 その傷はどこで? 99 00:09:02,209 --> 00:09:05,212 この子は さる 高名な剣豪を父に持ち 100 00:09:05,212 --> 00:09:09,675 武才に恵まれ 幼くして 合戦傷を作りました)) 101 00:09:09,675 --> 00:09:14,680 <聞かれるたびに母は 出任せの前口上を答えた> 102 00:09:19,559 --> 00:09:21,853 < それは 私も同じだった> 103 00:09:24,398 --> 00:09:29,569 <検校への説明と母の名誉を 今さら覆すわけにはいかず 104 00:09:29,569 --> 00:09:33,865 過去を隠したまま 山田門下での日々を過ごしていた。 105 00:09:33,865 --> 00:09:36,576 それを恥じていた> 106 00:09:36,576 --> 00:09:39,579 ((別に過去とか関係ねえし! 107 00:09:39,579 --> 00:09:43,709 大切なのは アレでしょ 今でしょ! 108 00:09:43,709 --> 00:09:47,087 (殊現)そうじゃない。 山田門下らしく振る舞えと 109 00:09:47,087 --> 00:09:49,423 注意したんだ。 振る舞ってっし! 110 00:09:49,423 --> 00:09:54,094 育ちとかじゃなく 俺自身を見てほしいなぁ 先輩! 111 00:09:54,094 --> 00:09:57,097 (仙汰)あわわ また典坐くんと 殊現さんが…。 112 00:09:57,097 --> 00:09:59,433 (付知)おもしろいから ほっとこう)) 113 00:10:01,727 --> 00:10:06,898 <自らをさらけ出し 物怖じしない 典坐が羨ましかった。 114 00:10:06,898 --> 00:10:09,901 ありのままで 周囲に認められていく彼に 115 00:10:09,901 --> 00:10:12,279 可能性を感じた> 116 00:10:14,614 --> 00:10:19,119 ((いやぁ 先生の剣 マジ 本当にすごいっすよ! 117 00:10:19,119 --> 00:10:23,457 自分の憧れっす。 ふっ…)) 118 00:10:23,457 --> 00:10:28,128 < いいや 違う。 君こそ私の憧れだった> 119 00:10:28,128 --> 00:10:31,923 うぅ…。 120 00:10:31,923 --> 00:10:35,469 うわぁ~! うっ! 121 00:10:35,469 --> 00:10:38,138 《お前だけは この手で殺す! 122 00:10:38,138 --> 00:10:40,140 命と引き換えにしようとも!》 123 00:10:41,641 --> 00:10:44,978 フンッ! 124 00:10:44,978 --> 00:10:48,273 あ ああ…。 125 00:10:48,273 --> 00:10:52,986 ヘヘ ヘヘヘ! 回復しながら 鬼尸解の力も使える。 126 00:10:52,986 --> 00:10:56,823 お前たち もう勝ち目は…。 (士遠)黙れ。 127 00:10:56,823 --> 00:11:00,994 (士遠)その姿も 派手な術も すべて こけおどし。 128 00:11:00,994 --> 00:11:06,458 残りわずかな力を 外見と演出に 集中させているだけだろう。 129 00:11:06,458 --> 00:11:09,461 じきに 人間程度までタオが落ちる。 130 00:11:09,461 --> 00:11:12,464 下手な芝居は 私には通じんぞ。 131 00:11:12,464 --> 00:11:15,842 お互い 相手への決め手に欠ける。 132 00:11:15,842 --> 00:11:19,012 すなわち この先は泥沼…。 133 00:11:19,012 --> 00:11:22,182 醜く殺し合う根比べだ。 134 00:11:22,182 --> 00:11:24,476 覚悟は いいか? 135 00:11:24,476 --> 00:11:27,479 はっ…。 136 00:11:27,479 --> 00:11:30,482 先生! 137 00:11:30,482 --> 00:11:33,193 ヌルガイ…。 138 00:11:36,696 --> 00:11:40,867 離れていなさい。 ここからは 私一人でいい。 139 00:11:40,867 --> 00:11:43,036 えっ。 140 00:11:43,036 --> 00:11:46,706 ここからは… 危険だ。 141 00:11:46,706 --> 00:11:49,209 は…。 142 00:11:49,209 --> 00:11:51,878 クソッ! 143 00:11:51,878 --> 00:11:55,340 ふっ! 144 00:11:55,340 --> 00:11:57,342 ぐわっ! 145 00:11:59,511 --> 00:12:03,056 《相克ではない私には 消耗戦しかない。 146 00:12:03,056 --> 00:12:08,061 ならば いかにうまく タオを消費させるか》 147 00:12:08,061 --> 00:12:10,897 ((杠:そんな何百回も 斬んなくてもさ 148 00:12:10,897 --> 00:12:13,358 刀で串刺しにしとけば 楽じゃない? 149 00:12:13,358 --> 00:12:17,529 (佐切)確かに 物理的には 可能でしょう。 150 00:12:17,529 --> 00:12:21,741 天仙様の丹田は 体内にある胚珠のようですし。 151 00:12:21,741 --> 00:12:24,911 再生を繰り返させて タオを削るなら 152 00:12:24,911 --> 00:12:27,747 串刺しは効率的ですね)) 153 00:12:30,750 --> 00:12:36,256 ((付知:手足を斬る… あるいは 154 00:12:36,256 --> 00:12:40,093 胚珠のみを摘出し 串刺しにする。 155 00:12:40,093 --> 00:12:44,097 ひえもんとりの心得のある 我々なら難儀はないでしょう。 156 00:12:44,097 --> 00:12:47,267 (画眉丸)問題は 串刺しを 維持できるかどうかだろう。 157 00:12:47,267 --> 00:12:49,269 (付知)あっ そうか。 158 00:12:49,269 --> 00:12:52,939 想像したらキモッ! 私は無理だわ)) 159 00:12:59,779 --> 00:13:02,574 うぅ…。 160 00:13:02,574 --> 00:13:06,119 ((メイ:再生スル 蔓ノビル。 161 00:13:06,119 --> 00:13:10,790 刀抜カレル。 押サエテモ 妨害サレル。 162 00:13:10,790 --> 00:13:13,293 入リ込マレル)) 163 00:13:13,293 --> 00:13:16,588 先生! うっ! 164 00:13:18,798 --> 00:13:20,967 《士遠:想定よりも弱々しい。 165 00:13:20,967 --> 00:13:24,304 タオを消費させたからか…》 166 00:13:24,304 --> 00:13:28,600 言っただろう… 根比べになると。 167 00:13:28,600 --> 00:13:32,604 お前が先に力尽きるか 私が先か…。 168 00:13:32,604 --> 00:13:35,440 これは落とし前…。 169 00:13:35,440 --> 00:13:39,319 共倒れならば 私の勝ちだ! 170 00:13:48,995 --> 00:13:52,332 くっ…。 171 00:13:52,332 --> 00:13:58,463 《この程度の痛み… 彼の最期に比べれば…》 172 00:13:58,463 --> 00:14:00,840 先生! もうやめて! 173 00:14:00,840 --> 00:14:03,009 それ以上は死んじゃう! 174 00:14:03,009 --> 00:14:05,637 離れなさい! うぅ…。 175 00:14:05,637 --> 00:14:09,641 このまま続ければ化物を 相討ちにできる。 176 00:14:09,641 --> 00:14:15,021 (士遠)君はすぐに ここを出て 他の者と合流しなさい。 177 00:14:15,021 --> 00:14:19,484 私は ここに残る。 178 00:14:19,484 --> 00:14:23,488 そんなの… おかしいよ。 179 00:14:23,488 --> 00:14:26,032 先生は頭よくて 180 00:14:26,032 --> 00:14:28,493 いろいろ考えてて 181 00:14:28,493 --> 00:14:31,496 正しい判断ができる人だろ! 182 00:14:31,496 --> 00:14:34,040 らしくないよ! 183 00:14:37,043 --> 00:14:43,675 (士遠)あのとき… 彼の叫びが瞬時に理解できた。 184 00:14:43,675 --> 00:14:47,512 勝ち得ない状況と全滅を避けたい 彼の意思を汲んで 185 00:14:47,512 --> 00:14:50,515 瞬時に行動した。 186 00:14:50,515 --> 00:14:54,394 正しい… 判断だった。 187 00:14:54,394 --> 00:14:59,524 どうして 正しい判断を 選んでしまったんだ。 188 00:14:59,524 --> 00:15:03,903 愚かでも 寄り添ってやれなかったんだ。 189 00:15:03,903 --> 00:15:09,409 彼は最期を どれほどの無念と どれほどの苦しみの中 190 00:15:09,409 --> 00:15:11,911 散っていったんだ。 191 00:15:11,911 --> 00:15:16,916 逃げることしかできなかった 自分が 許せない。 192 00:15:16,916 --> 00:15:20,920 大切な者が失われるときでさえ 193 00:15:20,920 --> 00:15:26,926 正しさを選んだ自分が 許せないんだ。 194 00:15:26,926 --> 00:15:30,722 うぅ…。 この目では涙も流れない。 195 00:15:30,722 --> 00:15:34,100 ならば せめて…。 196 00:15:36,728 --> 00:15:39,939 ぐっ! 先生! 197 00:15:39,939 --> 00:15:44,110 ここは私に任せて 早く仲間のもとへ行きなさい! 198 00:15:44,110 --> 00:15:46,571 そんな… でも…。 199 00:15:46,571 --> 00:15:48,740 (士遠)早く! あ…。 200 00:15:48,740 --> 00:15:50,742 早く! うっ…。 201 00:16:00,126 --> 00:16:05,131 《ヌルガイ:先生… あのときの俺と同じだ。 202 00:16:05,131 --> 00:16:08,593 大好きな人を失って 203 00:16:08,593 --> 00:16:11,596 自分を許せない》 204 00:16:11,596 --> 00:16:13,598 あっ。 205 00:16:16,976 --> 00:16:19,479 《生きるべきか 死ぬべきか 206 00:16:19,479 --> 00:16:22,774 わからなくなってた俺と同じだ》 207 00:16:22,774 --> 00:16:25,985 ((俺は一人で生きて 生き残っちまったんだ。 208 00:16:25,985 --> 00:16:29,989 俺のせいで みんな死んだのに…)) 209 00:16:29,989 --> 00:16:34,619 うぅ…。 210 00:16:34,619 --> 00:16:36,621 ((全然わかんねえ! 211 00:16:39,624 --> 00:16:43,336 それで なんで死ぬんすか!?)) 212 00:16:43,336 --> 00:16:47,507 うん そうだよ。 213 00:16:47,507 --> 00:16:50,510 ちゃんと説明してくれないと…。 214 00:16:50,510 --> 00:16:53,012 納得できないと…。 215 00:16:53,012 --> 00:16:58,017 俺は… 俺は…。 216 00:16:58,017 --> 00:17:00,186 あっ。 217 00:17:06,526 --> 00:17:10,196 ((典… 典坐…。 218 00:17:10,196 --> 00:17:14,367 俺… あの… あの…。 219 00:17:14,367 --> 00:17:19,539 先生が… 俺…。 220 00:17:19,539 --> 00:17:21,833 あっ…。 221 00:17:21,833 --> 00:17:26,045 それなら やるこたぁ 一つでしょう! 222 00:17:26,045 --> 00:17:29,215 あ…。 223 00:17:29,215 --> 00:17:31,551 おう!)) 224 00:17:31,551 --> 00:17:43,062 ♪~ 225 00:17:43,062 --> 00:17:45,565 ((典坐:ちゃんと 説明してくれないと 226 00:17:45,565 --> 00:17:50,236 納得できないと 俺は帰らねえ!)) 227 00:17:53,239 --> 00:17:57,076 《士遠:音は もう聞こえない。 228 00:17:57,076 --> 00:18:02,582 どれくらい経ったのか あと どれほど耐えるのか。 229 00:18:02,582 --> 00:18:06,419 自分の命が むしばまれる感覚だけが 230 00:18:06,419 --> 00:18:09,881 ゆっくり 鮮明に…》 231 00:18:16,888 --> 00:18:20,099 《ゆっくり… ということは 232 00:18:20,099 --> 00:18:23,895 串刺しが効果的だったということ。 233 00:18:23,895 --> 00:18:27,607 典坐… ようやく…》 234 00:18:31,945 --> 00:18:35,406 うっ! あっ!? 235 00:18:35,406 --> 00:18:38,243 (士遠)ヌル…。 236 00:18:40,245 --> 00:18:43,122 うぅ…。 237 00:18:43,122 --> 00:18:45,959 おっ! うっ ぐっ はっ…。 238 00:18:45,959 --> 00:18:48,795 (2人)ぐぅ…。 239 00:18:48,795 --> 00:18:52,632 ん…。 ああ…。 240 00:18:52,632 --> 00:18:54,968 ぶはっ! 何をしてるんだ!? 241 00:18:54,968 --> 00:18:57,804 抱きついてタオを回復してる。 242 00:18:57,804 --> 00:19:01,432 ぷはっ! 今やることじゃ ない! 243 00:19:01,432 --> 00:19:06,646 ぶはっ! そもそも 女の子が 気安く抱きつくんじゃない! 244 00:19:06,646 --> 00:19:08,982 いろんな意味で やめなさい! 245 00:19:08,982 --> 00:19:10,984 フフフ。 えっ? 246 00:19:10,984 --> 00:19:14,445 そういうの 先生らしくなってきた。 247 00:19:14,445 --> 00:19:18,283 あ…。 ほら。 248 00:19:18,283 --> 00:19:21,828 (ヌルガイ)死んでない… けど 再生が遅くなってる。 249 00:19:21,828 --> 00:19:24,998 あれなら 元に戻るには 一日かかるよ。 250 00:19:24,998 --> 00:19:28,001 だからこそ 今のうちにとどめを。 251 00:19:28,001 --> 00:19:32,171 いや だからこそ もう放っとこう。 おっ…。 252 00:19:32,171 --> 00:19:34,674 近づけば また蔓が突き刺さる。 253 00:19:34,674 --> 00:19:37,302 これ以上は 先生が死んじゃうよ。 254 00:19:37,302 --> 00:19:42,015 もう みんなのところに戻ろう。 255 00:19:44,851 --> 00:19:47,478 それは できない…。 256 00:19:47,478 --> 00:19:49,480 やつの息の根を止めねば 257 00:19:49,480 --> 00:19:51,691 典坐の無念が浮かばれない。 258 00:19:51,691 --> 00:19:55,486 彼の苦しみが…。 259 00:19:55,486 --> 00:19:58,031 違うよ。 260 00:19:58,031 --> 00:20:01,701 無念も 苦しみも違う。 261 00:20:01,701 --> 00:20:03,870 違う? 262 00:20:03,870 --> 00:20:09,334 (ヌルガイ)先生が俺を抱えて 走ってたとき 俺は見てた。 263 00:20:09,334 --> 00:20:13,212 あいつ 笑ってたんだ。 264 00:20:13,212 --> 00:20:16,716 離れる俺たちを見て笑ってた。 265 00:20:16,716 --> 00:20:21,054 先生は それを知らず ずっと苦しんでたんだね。 266 00:20:21,054 --> 00:20:25,224 俺を抱えてたせいだ ごめん。 267 00:20:25,224 --> 00:20:27,518 いい笑顔だった…。 268 00:20:27,518 --> 00:20:32,065 悲しかったけど かっこよかったなぁ。 269 00:20:32,065 --> 00:20:38,071 だから 無念なんて 違うよ 先生。 270 00:20:42,241 --> 00:20:47,080 お 俺たち 仇討ちのことばっかりで 271 00:20:47,080 --> 00:20:51,250 典坐のこと あんまり 話せてなかったよね。 272 00:20:51,250 --> 00:20:57,090 話してよ 俺 あいつを もっと知りたい。 273 00:20:57,090 --> 00:20:59,550 話そうよ これから。 274 00:20:59,550 --> 00:21:03,262 ここを生きて 出てから…。 275 00:21:03,262 --> 00:21:17,110 ♪~ 276 00:21:17,110 --> 00:21:19,779 ふ…。 277 00:21:19,779 --> 00:21:22,949 あっ…。 278 00:21:25,118 --> 00:21:27,286 そうだな。 279 00:21:27,286 --> 00:21:29,580 もう 終わりにしよう。 280 00:21:29,580 --> 00:21:33,126 深追いはしない。 281 00:21:33,126 --> 00:21:36,295 皆のところへ行こう。 282 00:21:36,295 --> 00:21:40,425 う… うん。 283 00:21:40,425 --> 00:21:43,302 (士遠)ありがとう ヌルガイ。 284 00:21:43,302 --> 00:21:46,305 命を… 与えられた。 285 00:21:50,435 --> 00:21:54,147 う… う… うわぁ~! 286 00:21:54,147 --> 00:21:57,442 (士遠)先生と呼ぶべきは 私のほうだね。 287 00:21:57,442 --> 00:21:59,986 目が覚めたよ。 288 00:21:59,986 --> 00:22:02,447 聞こえてないか…。 289 00:22:09,454 --> 00:22:13,833 (桂花)朱槿… やられたのか。 290 00:22:17,837 --> 00:22:20,173 《士遠殿…》 291 00:22:23,176 --> 00:22:26,012 考え直してはいただけませんか? 292 00:22:26,012 --> 00:22:30,475 このままでは 互いに 大切な人たちを失っていくだけ。 293 00:22:30,475 --> 00:22:35,354 それでは あまりにも 悲しすぎます。 294 00:22:35,354 --> 00:22:38,024 どうか…。 295 00:22:50,036 --> 00:22:52,038 はっ。