1 00:00:01,251 --> 00:00:02,544 (ノーチェスのため息) 2 00:00:02,920 --> 00:00:05,672 (セシル)お疲れですね ノーチェス侯爵 3 00:00:06,048 --> 00:00:08,175 (ノ-チェス)もう1年ですよ 1年! 4 00:00:08,300 --> 00:00:11,929 バーティアが私に 悪事をすすめてくるようになってから 5 00:00:12,221 --> 00:00:15,182 (セシル)<あの伝染病騒動から 1年か…> 6 00:00:15,390 --> 00:00:17,935 <時が経つのは早いなあ> 7 00:00:18,018 --> 00:00:21,396 (ノ-チェス)先日はついに このような資料まで用意して… 8 00:00:21,647 --> 00:00:25,901 非常にわかりやすく 読み物として面白くはあるのですが 9 00:00:26,068 --> 00:00:27,819 内容がもう… 10 00:00:27,903 --> 00:00:30,405 (セシル)<うん 犯罪指南書だね> 11 00:00:30,906 --> 00:00:33,575 <というか… 横領や詐欺に関する数字が> 12 00:00:33,659 --> 00:00:35,661 <妙に生々しいな> 13 00:00:35,744 --> 00:00:38,413 <これは 前世で得た知識なんだろうか…> 14 00:00:38,705 --> 00:00:40,040 (ノ-チェス)昼夜問わず 15 00:00:40,123 --> 00:00:43,544 私を犯罪者にする話ばかり してくるのですよ… 16 00:00:43,627 --> 00:00:47,589 (セシル)<シナリオとやらを 破綻させないための行動なんだろうけど> 17 00:00:47,673 --> 00:00:50,175 <一応フォローをしておこうか> 18 00:00:50,259 --> 00:00:53,136 あまり気になさらない方が いいのでは? 19 00:00:53,220 --> 00:00:54,972 きっと思春期にありがちな 20 00:00:55,055 --> 00:00:58,183 少し悪い男に惹かれる というやつですよ 21 00:00:58,267 --> 00:01:02,312 (ノ-チェス)それなら私ではなく 殿下を悪い男にしようとするのでは? 22 00:01:02,396 --> 00:01:05,816 (セシル)彼女はお父上のことが 大好きですからね 23 00:01:05,899 --> 00:01:07,693 (ノ-チェス)そんなことは… 24 00:01:07,776 --> 00:01:09,945 いえ あるかもしれませんな 25 00:01:11,780 --> 00:01:15,993 それに殿下は もともと腹黒さが滲み出ていますから 26 00:01:16,076 --> 00:01:19,371 娘もすすめる必要はないと 判断したのでしょう 27 00:01:19,454 --> 00:01:20,914 (セシル)ノーチェス侯爵? 28 00:01:20,998 --> 00:01:22,165 (ゼノ)うんうんうん 29 00:01:22,249 --> 00:01:25,043 (セシル)<そしてゼノ 気づいているからね?> 30 00:01:25,127 --> 00:01:26,461 (せき払い) 31 00:01:26,545 --> 00:01:28,714 (ノ-チェス)そういえば もう間もなく 32 00:01:28,797 --> 00:01:31,550 殿下と我が娘の 社交界デビューですな 33 00:01:31,800 --> 00:01:33,802 感慨深いと共に… 34 00:01:34,177 --> 00:01:36,221 非常に不安です 35 00:01:36,305 --> 00:01:37,431 (セシル)大丈夫ですよ 36 00:01:37,681 --> 00:01:40,017 横で私がフォローしますから 37 00:01:40,100 --> 00:01:41,184 (ノ-チェス)おお… 38 00:01:41,393 --> 00:01:46,940 (セシル)<面白いことがあったら 少し泳がせるかもしれないけどね> 39 00:01:47,482 --> 00:01:50,485 ♪~ 40 00:03:12,859 --> 00:03:15,862 ~♪ 41 00:03:21,743 --> 00:03:24,913 (扉の開閉音) 42 00:03:27,040 --> 00:03:28,291 (バ-ティア)殿下! 43 00:03:28,542 --> 00:03:31,753 ついに私たちの 社交会デビューの日ですわ! 44 00:03:32,963 --> 00:03:34,464 (セシル)キレイになったね 45 00:03:34,756 --> 00:03:37,092 (バ-ティア)なんですの!? さては殿下 46 00:03:37,175 --> 00:03:39,845 私に何かお願い事があるのですね? 47 00:03:39,928 --> 00:03:41,555 でも今はダメですわよ! 48 00:03:41,638 --> 00:03:45,434 お父様悪役化計画を 今日こそは進めるのですから! 49 00:03:45,684 --> 00:03:50,313 (セシル)<中身の残念さは あまり変わっていないけどね> 50 00:03:50,647 --> 00:03:52,190 (扉が開く音) 51 00:03:52,315 --> 00:03:55,318 (客たち)おお… 52 00:03:59,448 --> 00:04:00,782 (バ-ティア)ごきげんよう 53 00:04:00,866 --> 00:04:02,033 (客たち)ごきげんよう 54 00:04:02,284 --> 00:04:04,578 (セシル)幼少の時以来ですね 55 00:04:04,661 --> 00:04:08,081 こちらがバーティア・ イビル・ノーチェス侯爵令嬢です 56 00:04:08,331 --> 00:04:11,084 <意外… と言っては失礼だけど> 57 00:04:11,168 --> 00:04:15,338 <バーティア嬢の振る舞いは 今のところまったく問題がない> 58 00:04:15,672 --> 00:04:19,801 <一流の悪の華を目指すという ずれた目標ではあるけれど> 59 00:04:19,885 --> 00:04:22,596 <しっかり勉強してきているみたいだ> 60 00:04:22,846 --> 00:04:26,850 (ロ-リ-)ああ バーティア嬢 今日は一段とかわいらしいね 61 00:04:27,058 --> 00:04:29,269 (バ-ティア) ローリー・コンサブティエ子爵! 62 00:04:29,352 --> 00:04:32,564 (ロ-リ-)このままうちへ 持って帰りたいくらいだよ 63 00:04:32,939 --> 00:04:36,568 (セシル)<人の婚約者に 随分ベタベタと触ってくれるね> 64 00:04:37,110 --> 00:04:40,197 <バーティア嬢とどんな繋がりが…> 65 00:04:40,572 --> 00:04:43,533 (バ-ティア)子爵 少しお耳をお貸しくださいませ 66 00:04:43,617 --> 00:04:45,076 (ロ-リ-)ん? なんだい? 67 00:04:45,160 --> 00:04:46,036 (バ-ティア)わっ 68 00:04:46,119 --> 00:04:47,954 (セシル)申し訳ありません 子爵 69 00:04:48,038 --> 00:04:50,832 バーティア嬢は 体調が優れないようなので 70 00:04:50,916 --> 00:04:53,418 少し席を外させていただきますね 71 00:04:53,543 --> 00:04:56,087 (バ-ティア)え ちょ ちょっと待ってくださいませ 72 00:04:56,171 --> 00:04:58,089 セシル殿下! 73 00:05:00,926 --> 00:05:03,637 急にどうなさったんですの? 74 00:05:03,720 --> 00:05:07,098 (セシル)バーティア嬢 正直に答えてくれるかい? 75 00:05:07,974 --> 00:05:10,602 あの悪役指南書の取材先は 76 00:05:10,685 --> 00:05:12,854 ローリー・コンサブティエ子爵だね? 77 00:05:12,938 --> 00:05:15,148 (バ-ティア)え… そうですけど 78 00:05:15,232 --> 00:05:18,485 まさかあれをお読みに? 恥ずかしすぎますわ! 79 00:05:18,777 --> 00:05:20,153 (セシル)<やっぱり…> 80 00:05:20,237 --> 00:05:22,989 どういう経緯があったのか 聞かせてくれる? 81 00:05:24,491 --> 00:05:28,495 (バ-ティア)子爵がお父様を 訪ねてきた時に思い出しましたの 82 00:05:29,162 --> 00:05:34,084 <この方 お父様を悪の道に 引っ張り込んだ方々の一人だって> 83 00:05:34,626 --> 00:05:37,712 <だから 一生懸命仲良くなったのですわ> 84 00:05:37,963 --> 00:05:42,842 <そしてついに悪事に関する話を 聞くことに成功したんですの> 85 00:05:43,844 --> 00:05:46,263 (セシル)ねえ バーティア嬢 86 00:05:46,346 --> 00:05:49,349 子爵が裏では有名なロリコン… 87 00:05:49,724 --> 00:05:53,311 子供を恋愛対象として見る 変態だって知ってた? 88 00:05:53,395 --> 00:05:54,229 (バ-ティア)え? 89 00:05:54,938 --> 00:05:56,982 (セシル)体を触られたりしてない? 90 00:05:57,816 --> 00:05:59,359 (バ-ティア)そういえば… 91 00:05:59,651 --> 00:06:01,069 (ロ-リ-)フフフフ… 92 00:06:01,152 --> 00:06:02,529 ゲヘヘヘ… 93 00:06:02,946 --> 00:06:04,990 (バ-ティア)いやあああ! 94 00:06:05,073 --> 00:06:08,076 (セシル)<表向きは ただの子供好きのおじさんだしね> 95 00:06:08,326 --> 00:06:10,537 <気づかないのも仕方ない> 96 00:06:11,246 --> 00:06:13,582 大丈夫だよ バーティア嬢 97 00:06:13,665 --> 00:06:15,625 私がなんとかするから 98 00:06:16,376 --> 00:06:19,546 婚約者に手を出されて黙っているほど 99 00:06:19,629 --> 00:06:22,007 私は腑抜(ふぬ)けではないよ? 100 00:06:22,716 --> 00:06:23,884 (バ-ティア)殿下… 101 00:06:23,967 --> 00:06:27,012 (セシル)だから 君を守るために教えて? 102 00:06:27,095 --> 00:06:29,264 ほかに接触してるヤツはいない? 103 00:06:29,598 --> 00:06:31,016 (バ-ティア)いませんわ 104 00:06:31,099 --> 00:06:33,351 ゲーム内でお父様をそそのかした 105 00:06:33,435 --> 00:06:38,231 コンモールノ伯爵とサギール男爵とは まだお会いできていませんの 106 00:06:38,440 --> 00:06:39,816 (セシル)バーティア嬢 107 00:06:39,899 --> 00:06:43,153 どうかもう危険なことは しないでくれないか? 108 00:06:43,278 --> 00:06:44,613 (バ-ティア)はい 殿下 109 00:06:44,988 --> 00:06:48,658 もう今回のような目には 遭いたくありませんわ 110 00:06:49,075 --> 00:06:50,368 ですから… 111 00:06:50,660 --> 00:06:53,038 今後は気をつけつつ接触しますわ! 112 00:06:53,121 --> 00:06:55,123 (セシル)<なぜそこで諦めないの?> 113 00:06:55,332 --> 00:06:58,668 いや 接触すること自体が危ないよ? 114 00:06:58,752 --> 00:07:00,253 私は気が気でない 115 00:07:00,337 --> 00:07:02,631 (バ-ティア)大丈夫ですわ ここで負けたら 116 00:07:02,714 --> 00:07:05,759 殿下の明るい未来を 台無しにしてしまいますもの 117 00:07:06,176 --> 00:07:07,928 私 頑張りますわ! 118 00:07:08,011 --> 00:07:11,348 (セシル)<うん 私の話を聞く気はないようだね?> 119 00:07:12,015 --> 00:07:14,017 <しかし今回の件> 120 00:07:14,100 --> 00:07:18,897 <うまいことやれば 国の膿(うみ)を出すいい機会になるよね> 121 00:07:18,980 --> 00:07:19,814 (扉が閉まる音) 122 00:07:19,981 --> 00:07:22,192 (ノ-チェス)殿下 どうなさったのですか! 123 00:07:22,275 --> 00:07:24,444 まさか娘が何か問題でも… 124 00:07:24,694 --> 00:07:28,281 (セシル)ノーチェス侯爵 大切なお話があります 125 00:07:28,365 --> 00:07:30,200 そちらに おかけください 126 00:07:31,076 --> 00:07:33,495 実は とあるルートから 127 00:07:33,578 --> 00:07:36,456 コンモールノ伯爵 サギール男爵 128 00:07:36,539 --> 00:07:39,793 コンサブティエ子爵の 不正のうわさを耳にしました 129 00:07:39,876 --> 00:07:40,835 (ノ-チェス)え? 130 00:07:41,002 --> 00:07:42,295 (セシル)さらに彼らが 131 00:07:42,379 --> 00:07:45,382 ノーチェス侯爵に 接触しようとしていることも 132 00:07:45,465 --> 00:07:46,466 (ノ-チェス)私に? 133 00:07:46,716 --> 00:07:48,551 (セシル)コンサブティエ子爵はすでに 134 00:07:48,635 --> 00:07:51,513 バーティア嬢に 接触してきているようなのです 135 00:07:51,596 --> 00:07:54,766 しかも不埒(ふらち)な行為を しようとしたそうで… 136 00:07:54,849 --> 00:07:57,268 (ノ-チェス)な なんですと! 許せん! 137 00:07:57,560 --> 00:08:00,230 (セシル) 軽く触れられた程度のことですが 138 00:08:00,313 --> 00:08:02,440 彼女は涙を流していました 139 00:08:02,857 --> 00:08:05,527 その話には触れないであげてください 140 00:08:05,610 --> 00:08:08,279 (ノ-チェス)ン… バーティア 141 00:08:08,571 --> 00:08:11,116 (セシル)<私の企みが 彼女に知られないよう> 142 00:08:11,199 --> 00:08:13,159 <口止めしておかないとね> 143 00:08:13,451 --> 00:08:18,164 この件の関係者は私たちだけで 排除したいと考えています 144 00:08:18,248 --> 00:08:22,002 それにはノーチェス侯爵の協力が 不可欠なのです 145 00:08:22,085 --> 00:08:23,169 (ノ-チェス)私の? 146 00:08:23,253 --> 00:08:26,548 (セシル)彼らは 侯爵に接触しようとしています 147 00:08:26,631 --> 00:08:29,092 そこで侯爵にはスパイになってもらい 148 00:08:29,175 --> 00:08:31,678 悪事の証拠を 掴んでいただきたいのです 149 00:08:32,095 --> 00:08:33,555 (ノ-チェス)もちろんですとも! 150 00:08:33,638 --> 00:08:37,809 クソウジ虫どもは 私がギッタンギッタンにしてやります 151 00:08:38,852 --> 00:08:40,562 (セシル)<下準備は済んだ> 152 00:08:40,854 --> 00:08:44,232 <しかし侯爵ひとりで 3人の貴族を見張るのは> 153 00:08:44,315 --> 00:08:45,817 <限界があるだろう> 154 00:08:45,900 --> 00:08:48,278 <私も目を光らせておきたいが…> 155 00:08:48,361 --> 00:08:52,073 <あと少しで ハルム学院での寮生活が始まる> 156 00:08:52,782 --> 00:08:57,579 <そうなれば 私も動きにくくなるだろう> 157 00:09:04,502 --> 00:09:07,756 (セシル)<退屈だ 教育のレベルは高いが> 158 00:09:08,173 --> 00:09:11,217 <王族である私にとっては 既知のことばかり> 159 00:09:11,760 --> 00:09:14,095 <バーティア嬢がいれば…> 160 00:09:14,220 --> 00:09:15,972 (バ-ティア)セシル殿下ー! 161 00:09:16,056 --> 00:09:17,724 (バーティアの走る息遣い) <まさか…> 162 00:09:17,807 --> 00:09:19,684 (バ-ティア)はぁっ はぁっ セシル殿下! 163 00:09:19,976 --> 00:09:23,688 (セシル)<いやいや 王族たるもの この程度で動揺してはいけない> 164 00:09:24,230 --> 00:09:27,859 バーティア嬢 こんなところまで来て どうしたの? 165 00:09:27,942 --> 00:09:29,944 (バ-ティア)殿下 どうしましょう… 166 00:09:30,820 --> 00:09:31,946 子供が 167 00:09:32,155 --> 00:09:34,324 子供ができてしまいましたの! 168 00:09:34,741 --> 00:09:36,951 (セシル)ん? 169 00:09:37,577 --> 00:09:39,871 (バ-ティア) 子供ができてしまいましたの! 170 00:09:39,954 --> 00:09:41,706 このままではシナリオが… 171 00:09:41,790 --> 00:09:44,834 (バーティアの泣き声) (セシル)<たしかに退屈はしていたけど> 172 00:09:44,918 --> 00:09:47,962 <ここまでの修羅場を 望んだ覚えはないよ?> 173 00:09:48,046 --> 00:09:51,132 (生徒)さすがセシル殿下 男の中の男… 174 00:09:51,424 --> 00:09:54,219 (セシル)<いや まだ婚姻が済んでいない婚約者に> 175 00:09:54,302 --> 00:09:55,929 <手を出したりしないから> 176 00:09:56,012 --> 00:09:57,222 (ゼノ)プッ… 177 00:09:57,305 --> 00:09:59,891 (セシル)<ゼノ あとで覚えておきなよ> 178 00:09:59,974 --> 00:10:03,061 (バ-ティア)殿下にご迷惑が かかってしまうかもしれませんわ 179 00:10:03,436 --> 00:10:06,856 とっても嬉しいことなのに 素直に喜べませんの! 180 00:10:07,190 --> 00:10:11,361 (セシル)<君もさらに誤解を招きそうな 発言をしないでくれるかい?> 181 00:10:11,611 --> 00:10:15,573 バーティア嬢 いったい誰が 誰の子を妊娠したんだい? 182 00:10:15,657 --> 00:10:18,701 (バ-ティア)私 もう どうしたらいいか 183 00:10:19,285 --> 00:10:20,578 (セシル)バーティア嬢 184 00:10:20,662 --> 00:10:23,206 何があったのか教えて? (クロの威嚇する声) 185 00:10:23,289 --> 00:10:27,085 そうでないと私は どうしてあげたらいいか わからないよ 186 00:10:27,585 --> 00:10:28,795 (バ-ティア)あ… 187 00:10:28,878 --> 00:10:31,798 も 申し訳ありません 私ったら… 188 00:10:31,881 --> 00:10:33,133 (セシル)いや それで 189 00:10:33,216 --> 00:10:37,303 誰が 誰の子を 身ごもったんだい? 190 00:10:37,720 --> 00:10:39,305 (バ-ティア)え? 当然 191 00:10:39,389 --> 00:10:42,600 お母様がお父様の子を 妊娠されたのですわ 192 00:10:42,684 --> 00:10:44,060 ほかに誰が… 193 00:10:44,144 --> 00:10:45,520 (生徒たち)じー… 194 00:10:45,728 --> 00:10:49,023 (バ-ティア)えっ! わ 私ではありませんわよ! 195 00:10:49,107 --> 00:10:51,067 私と殿下はまだキスだって… 196 00:10:51,150 --> 00:10:54,904 って そうではありませんわ! 誤解ですの! 197 00:10:54,988 --> 00:10:56,239 う… 198 00:10:56,322 --> 00:10:59,659 (セシル)大丈夫だよ みんなちゃんとわかってくれたから 199 00:11:00,118 --> 00:11:03,788 <変なうわさを流したら わかってるよね?> 200 00:11:03,872 --> 00:11:04,914 (生徒たち)コク コク 201 00:11:05,164 --> 00:11:06,708 (セシル)馬車を用意するから 202 00:11:06,791 --> 00:11:09,002 ノーチェス邸まで 送らせてくれないかい? 203 00:11:09,294 --> 00:11:12,005 そうしたら道中で ゆっくり話が聞ける 204 00:11:12,088 --> 00:11:16,134 (バ-ティア)えっと 馬車は 私が乗ってきたものがありますから 205 00:11:16,217 --> 00:11:18,469 いつものマラソ… いえ 206 00:11:18,553 --> 00:11:20,847 徒歩だとちょっと遠かったんですの 207 00:11:20,930 --> 00:11:23,057 (セシル)<うん ここからノーチェス邸まで> 208 00:11:23,141 --> 00:11:25,518 <馬車でも2時間はかかるからね?> 209 00:11:25,852 --> 00:11:28,313 そんなことを言わないで送らせて? 210 00:11:28,396 --> 00:11:31,524 会いに来てくれた婚約者を ただ追い返すような 211 00:11:31,608 --> 00:11:33,776 ダメな男にしないでくれるかい? 212 00:11:34,027 --> 00:11:36,988 (バ-ティア)お気持ちは とても嬉しいんですけれど 213 00:11:37,071 --> 00:11:41,659 これ以上殿下と一緒にいたら… 恥ずかしすぎて死んでしまいますわ 214 00:11:43,494 --> 00:11:44,662 (セシル)大丈夫 215 00:11:44,746 --> 00:11:48,875 2人きりになってもちゃんと "初めてのキス"までにしておくから 216 00:11:48,958 --> 00:11:50,251 バーティア 217 00:11:50,335 --> 00:11:51,252 (バ-ティア)えっ… 218 00:11:51,336 --> 00:11:53,212 みゃあああ! 219 00:11:53,463 --> 00:11:55,340 (セシル)"みゃあ"って バーティア 220 00:11:55,423 --> 00:11:57,884 君はいつから猫になったんだい? 221 00:11:57,967 --> 00:11:59,135 (ゼノ)殿下? 222 00:11:59,218 --> 00:12:03,932 (セシル)彼女があまりにも面白… かわいい反応をするからついね 223 00:12:04,015 --> 00:12:08,686 決してさっき彼女に動揺させられたことへの 意趣返しではないよ? 224 00:12:08,770 --> 00:12:10,688 (ゼノ)<出た 腹黒王子> 225 00:12:11,189 --> 00:12:14,317 (セシル)でもバーティア… バーティアか 226 00:12:14,692 --> 00:12:19,197 うん いいね 今後はそう呼ぶことにしよう 227 00:12:20,573 --> 00:12:24,202 (ノ-チェス)ようこそおいでくださいました セシル殿下 228 00:12:33,127 --> 00:12:35,713 (セシル)<バーティアの部屋 初めて入るな> 229 00:12:38,299 --> 00:12:42,553 <そういえば バーティアは この色の物をよく身につけているけど> 230 00:12:42,637 --> 00:12:44,639 <好きな色なのかな?> 231 00:12:44,847 --> 00:12:49,894 <まさか 私の髪や瞳の色だから なんてことはないよね?> 232 00:12:50,687 --> 00:12:54,148 <なんだろう この落ち着かない感じは> 233 00:12:54,399 --> 00:12:57,443 (バ-ティア)殿下 弟のアネスの件… 234 00:12:57,527 --> 00:12:58,778 申し訳ありません! 235 00:12:59,070 --> 00:13:01,197 (セシル)バーティア 頭を上げて 236 00:13:01,280 --> 00:13:03,783 いきなり謝られる意味が わからないよ 237 00:13:04,033 --> 00:13:06,285 まずは説明してくれないかい? 238 00:13:06,911 --> 00:13:08,997 (バ-ティア)殿下… 239 00:13:09,789 --> 00:13:11,958 (セシル)つまり本来のシナリオでは 240 00:13:12,041 --> 00:13:14,043 跡取りのいないノーチェス侯爵家は 241 00:13:14,419 --> 00:13:17,839 <一族の末席から 養子を迎えることになる> 242 00:13:17,922 --> 00:13:21,801 <しかし母君が伝染病を 逃(のが)れたことにより嫡男が生まれ> 243 00:13:22,051 --> 00:13:25,680 シナリオが破綻してしまった ということだね? 244 00:13:25,763 --> 00:13:29,183 (バ-ティア)本来であれば彼は 今頃 我が家に引き取られ 245 00:13:29,559 --> 00:13:34,188 クールガン・デレス・ノーチェスとして ハルム学院に通い始めるところですわ 246 00:13:34,605 --> 00:13:36,816 <そしてすぐに 頭角(とうかく)を現し> 247 00:13:36,899 --> 00:13:39,694 <殿下の側近候補に なるはずだったのです> 248 00:13:40,111 --> 00:13:44,198 (セシル)<爵位もない末席では 学院に入ることも困難だろう> 249 00:13:44,699 --> 00:13:47,952 <本当に優秀な人材だとしたら もったいないな> 250 00:13:48,161 --> 00:13:51,456 (バ-ティア)彼がヒロインと 結ばれるルートが回避できるというのは 251 00:13:51,539 --> 00:13:54,125 喜ばしいことですが… でも 252 00:13:54,417 --> 00:13:55,251 (セシル)<ん?> 253 00:13:55,335 --> 00:13:59,505 君は以前 ヒロインと結ばれるのは 私だと言っていなかったかい? 254 00:13:59,589 --> 00:14:02,050 (バ-ティア)え? 攻略対象は複数いて 255 00:14:02,133 --> 00:14:05,511 ヒロインの言動によって 誰と結ばれるのかが変わる 256 00:14:05,595 --> 00:14:07,638 ということを 言っていませんでしたか? 257 00:14:07,722 --> 00:14:11,517 (セシル)<なぜそんな重要なことを 言い忘れるのかな君は> 258 00:14:11,601 --> 00:14:13,186 うん 聞いてないよ 259 00:14:13,269 --> 00:14:15,813 それなら婚約破棄は 必要ないんじゃない? 260 00:14:15,897 --> 00:14:18,274 ほかの人が ヒロインの相手になればいい 261 00:14:18,357 --> 00:14:19,609 (バ-ティア)ダ ダメですわ! 262 00:14:19,692 --> 00:14:22,236 だって そんなことをしたら殿下が… 263 00:14:23,738 --> 00:14:24,822 (セシル)バーティア? 264 00:14:24,906 --> 00:14:26,824 (バ-ティア) な なんでもありませんわ! 265 00:14:26,908 --> 00:14:30,745 とにかく殿下にはヒロインと 幸せになっていただきませんと! 266 00:14:30,828 --> 00:14:34,540 (セシル)<あ 今思いっきり 何かを誤魔化そうとしているね> 267 00:14:34,624 --> 00:14:38,503 で その攻略対象っていうのは ほかに誰がいるの? 268 00:14:39,462 --> 00:14:42,799 (バ-ティア)殿下の側近候補の方たち 全員ですわよ? 269 00:14:42,882 --> 00:14:44,842 お名前を挙げるのであれば… 270 00:14:45,093 --> 00:14:46,761 <バルド・ノーキンス様> 271 00:14:46,844 --> 00:14:47,804 <チャールズ・ラオネル様…> 272 00:14:47,887 --> 00:14:51,641 (セシル)<私の側近候補の名前など 知ってるはずがないのに> 273 00:14:51,724 --> 00:14:54,519 <彼女の前世の記憶も侮れないね…> 274 00:14:54,602 --> 00:14:58,564 (バ-ティア)<こういうことに関しては シナリオの強制力が生じるはずですから> 275 00:14:58,648 --> 00:15:03,277 <時が来たらイベントが発生して 皆様ヒロインに惹かれるのですわ!> 276 00:15:03,486 --> 00:15:06,364 <でも もしその強制力によって> 277 00:15:06,447 --> 00:15:09,659 <クールガン様が 我が家の養子になるとしたら> 278 00:15:09,951 --> 00:15:14,664 弟のアネスに 何か不幸なことが 起こるとしか思えませんの 279 00:15:14,747 --> 00:15:17,542 私 ずっとそれが怖くて… 280 00:15:17,917 --> 00:15:21,838 (セシル)<そうか それが不安の原因だったんだね> 281 00:15:21,921 --> 00:15:23,548 <バーティアらしいな> 282 00:15:24,048 --> 00:15:25,133 バーティア 283 00:15:25,216 --> 00:15:29,595 要するに そのクールガンという人物が ハルム学院に入学して 284 00:15:29,679 --> 00:15:32,265 私の側近候補に入ればいいんだね? 285 00:15:32,348 --> 00:15:35,810 (バ-ティア)え? ええと たぶん そうだと思いますわ 286 00:15:36,060 --> 00:15:38,980 (セシル)そっか ならいい考えがあるよ 287 00:15:39,188 --> 00:15:41,816 あとは私に任せてくれないかい? 288 00:15:47,530 --> 00:15:50,324 (領主)少しは頭を使えバカ者が! 289 00:15:50,408 --> 00:15:53,911 だからお前ら貧乏人は いつまで経っても豊かにならんのだ! 290 00:15:53,995 --> 00:15:56,289 (農民)ったく! (農民)余計なお世話よ! 291 00:15:57,999 --> 00:16:00,126 (扉が開く音) (ク-ルガン)ただいま 292 00:16:00,793 --> 00:16:03,212 (セシル)どうも お邪魔しているよ 293 00:16:03,296 --> 00:16:07,550 私はセシル・グロー・アルファスタ 君に話があって来た 294 00:16:08,426 --> 00:16:11,429 (ク-ルガン)はっ! お 王太子殿下 295 00:16:11,512 --> 00:16:13,514 (セシル)そんなに かしこまらないでいいよ 296 00:16:13,890 --> 00:16:16,017 とりあえず座ってくれるかい? 297 00:16:16,100 --> 00:16:17,351 (ク-ルガン)はい 298 00:16:17,977 --> 00:16:21,189 (セシル)さて 最近 ここ一帯の民衆の 299 00:16:21,272 --> 00:16:24,442 領主に対する不満の声が 耳に入ってね 300 00:16:24,650 --> 00:16:29,071 バーティアの遠縁である君に 話が聞けないかと思って来たんだ 301 00:16:29,489 --> 00:16:32,283 (ク-ルガン)わざわざ 王太子 御自(おんみずか)らですか? 302 00:16:32,491 --> 00:16:36,495 (セシル)王族たるもの 常に民の声に耳を傾けなさいと 303 00:16:36,579 --> 00:16:38,247 父上がよく言っていてね 304 00:16:38,539 --> 00:16:40,041 <嘘は言っていないよ> 305 00:16:40,124 --> 00:16:42,501 <本当のことを 言っていないだけでね> 306 00:16:42,835 --> 00:16:46,672 それで 君から見た領主は どんな人物かな? 307 00:16:46,756 --> 00:16:48,257 (ク-ルガン)そうですね 308 00:16:48,966 --> 00:16:51,260 合理的な考え方をされます 309 00:16:51,344 --> 00:16:54,388 大部分において 尊敬できる方だと思います 310 00:16:54,472 --> 00:16:56,432 (セシル)へえ 意外だね 311 00:16:56,515 --> 00:16:59,977 (ク-ルガン)ただ 救いようがないほどに口が悪いです 312 00:17:00,144 --> 00:17:03,856 そのせいで いらぬ反感を 買っているようにお見受けします 313 00:17:03,940 --> 00:17:04,941 (セシル)というと? 314 00:17:05,024 --> 00:17:07,443 (ク-ルガン)先ほども 税を納めるために 315 00:17:07,526 --> 00:17:11,155 まだ育ちきっていない作物まで 収穫した村人に対して 316 00:17:11,239 --> 00:17:13,658 <領主様が注意をしたのです> 317 00:17:13,741 --> 00:17:18,329 <その作物は2週間もすれば 収穫量が倍以上になるもので> 318 00:17:18,412 --> 00:17:20,456 <相談に来れば配慮もしたし> 319 00:17:20,540 --> 00:17:23,292 <農民の生活も より豊かになったのにと> 320 00:17:23,376 --> 00:17:26,420 <建設的なことを おっしゃっていたのですが> 321 00:17:26,504 --> 00:17:28,839 <いかんせん口が悪いせいで> 322 00:17:28,965 --> 00:17:31,175 (領主)少しは頭を使えバカ者が! 323 00:17:31,259 --> 00:17:32,552 (農民)んだ えらそうに! 324 00:17:32,635 --> 00:17:33,678 (農民)何よ! 325 00:17:33,886 --> 00:17:35,096 (ク-ルガン)こうなりまして… 326 00:17:35,179 --> 00:17:36,222 (セシル)<うわぁ…> 327 00:17:36,305 --> 00:17:40,101 (ク-ルガン)領主様は 皆が 豊かになるよう配慮してくださっている 328 00:17:40,309 --> 00:17:44,105 それが伝わっていないことが 一番の問題だと思います 329 00:17:44,397 --> 00:17:47,817 (セシル)<お使いに調べさせた内容と ほぼ一致するね> 330 00:17:47,900 --> 00:17:51,320 <客観的事実を しっかりと見定めている> 331 00:17:51,404 --> 00:17:52,947 合格だ クールガン 332 00:17:53,030 --> 00:17:53,906 (ク-ルガン)え? 333 00:17:53,990 --> 00:17:56,158 (セシル)君を見込んでお願いがある 334 00:17:56,242 --> 00:17:57,410 (ク-ルガン)私に? 335 00:17:57,618 --> 00:18:01,414 (セシル)とある筋から 貴族の不正のうわさを耳にしてね 336 00:18:01,747 --> 00:18:05,501 君に養子として潜入して 諜報活動をしてもらいたい 337 00:18:05,584 --> 00:18:06,419 (ク-ルガン)え… 338 00:18:06,711 --> 00:18:11,048 (セシル)<侯爵家がダメなら 別の家に養子に入らせればいい> 339 00:18:11,132 --> 00:18:15,511 <侯爵のスパイ活動の助けになるし シナリオも破綻しない> 340 00:18:15,970 --> 00:18:18,973 もちろん 見返りに援助はさせてもらうけど 341 00:18:19,056 --> 00:18:21,767 君自身は危険の伴う立場になる 342 00:18:22,518 --> 00:18:23,894 どうかな? 343 00:18:28,608 --> 00:18:30,610 (ク-ルガン)諦めていました 344 00:18:30,693 --> 00:18:33,404 生涯このままで生きていくのだと 345 00:18:33,696 --> 00:18:38,659 まさか 貴族とも呼べない 末端の人間を選んでくださるなんて… 346 00:18:39,076 --> 00:18:41,537 このクールガン・デレス・マーダン 347 00:18:41,620 --> 00:18:45,541 ご恩に報いるよう 生涯殿下に忠誠を誓い 348 00:18:45,708 --> 00:18:49,420 心からお仕えさせていただきます 349 00:18:50,129 --> 00:18:51,547 (セシル)というわけでね 350 00:18:51,839 --> 00:18:55,968 クールガンはシナリオ通り ハルム学院に入学することになるよ 351 00:18:56,469 --> 00:18:58,387 (バ-ティア) ありがとうございます 殿下 352 00:18:58,471 --> 00:19:02,224 お父様もますます悪徳貴族の皆様と 仲良くされているようで 353 00:19:02,308 --> 00:19:03,517 何よりですわ! 354 00:19:03,809 --> 00:19:06,646 (セシル)<正しくは スパイ活動なんだけどね> 355 00:19:06,729 --> 00:19:10,066 (バ-ティア)あとは逆ハーさえ回避できれば 完璧ですわね 356 00:19:11,901 --> 00:19:16,238 (バ-ティア)<逆ハーというのは 一人の女性が複数の男性をはべら…> 357 00:19:16,322 --> 00:19:18,783 <同時に愛し愛されることですわ> 358 00:19:19,075 --> 00:19:20,618 (セシル)それはありえないよ 359 00:19:20,701 --> 00:19:24,455 王妃がほかの者と密通すれば それだけで反逆罪だ 360 00:19:24,914 --> 00:19:27,958 (バ-ティア)それでも愛するがゆえに 別れることもできず 361 00:19:28,042 --> 00:19:29,877 共有する道を選ぶ 362 00:19:30,002 --> 00:19:32,088 そういうルートがあるのですわ 363 00:19:32,171 --> 00:19:34,590 (セシル)<そんな得意げな顔で 言われても> 364 00:19:34,924 --> 00:19:39,804 色恋沙汰で国を揺るがすようなバカは 私たちの中にはいないよ 365 00:19:39,887 --> 00:19:44,850 (バ-ティア) う~ん よく"魅了の魔法を使っていた" なんて設定もありますけれど 366 00:19:45,101 --> 00:19:47,853 この世界に魔法はありませんものね 367 00:19:47,937 --> 00:19:51,899 (セシル)あぁ 光の精霊なら それに近いことができるかな 368 00:19:51,982 --> 00:19:53,609 (バ-ティア)そうですわよね… 369 00:19:53,693 --> 00:19:54,902 え? 精霊? 370 00:19:55,361 --> 00:19:57,238 (セシル)<悪しきものを浄化し> 371 00:19:57,321 --> 00:20:00,783 <正しきものには 多幸感を与える"癒しの光"> 372 00:20:01,075 --> 00:20:03,452 多幸感の与え方をうまく使えば 373 00:20:03,536 --> 00:20:06,288 魔法のように 人を惹きつけられるかも 374 00:20:06,372 --> 00:20:07,915 (バ-ティア) ちょっと待ってくださいませ! 375 00:20:07,998 --> 00:20:09,959 え? いるんですの? 精霊が? 376 00:20:10,042 --> 00:20:12,420 (セシル)君も私も契約しているだろう? 377 00:20:12,962 --> 00:20:13,921 (バ-ティア)へ? 378 00:20:14,004 --> 00:20:16,799 (セシル)そういえば クロをどこで拾ってきたのかを 379 00:20:16,882 --> 00:20:18,426 まだ聞いていなかったね 380 00:20:18,717 --> 00:20:21,011 (バ-ティア)屋敷のそばの森ですわ 381 00:20:21,637 --> 00:20:24,348 (セシル)<クロっていう名前は いつつけたの?> 382 00:20:24,598 --> 00:20:27,226 (バ-ティア)<帰る途中で 転んでしまった私の傷を> 383 00:20:27,685 --> 00:20:30,312 <クロが 舐めてくれたことがあったんですの> 384 00:20:30,729 --> 00:20:33,524 名前はその時につけましたわ 385 00:20:33,733 --> 00:20:37,403 (セシル)はい というわけで これが君と契約している 386 00:20:37,486 --> 00:20:39,530 闇の高位精霊だよ 387 00:20:39,864 --> 00:20:43,451 契約は血と名を与えることで 成立するからね 388 00:20:43,868 --> 00:20:44,827 (バ-ティア)へ? 389 00:20:45,035 --> 00:20:48,080 (セシル)ちなみにゼノは 私の契約精霊だよ 390 00:20:48,164 --> 00:20:49,206 (バ-ティア)えええ!? 391 00:20:49,290 --> 00:20:52,376 待ってください 全然頭が追いつかな… 392 00:20:53,210 --> 00:20:54,754 (セシル)ゼノ (ゼノ)はい 393 00:20:54,920 --> 00:20:57,089 (バ-ティア)ああ… 394 00:20:57,256 --> 00:21:01,594 (セシル)これで精霊に関する知識を しっかりと勉強してね? 395 00:21:02,386 --> 00:21:05,639 (バ-ティア)セ セシル殿下~! 396 00:21:05,723 --> 00:21:08,058 (セシル)頑張ってね バーティア 397 00:21:08,726 --> 00:21:12,605 <しかし 光の精霊の力で 半ば洗脳のように> 398 00:21:12,688 --> 00:21:15,441 <ヒロインと恋愛関係になるとは> 399 00:21:17,109 --> 00:21:20,905 <なかなかに 過激な手を使ってくるね> 400 00:21:21,989 --> 00:21:24,992 ♪~ 401 00:22:48,868 --> 00:22:51,870 ~♪ 402 00:22:51,954 --> 00:22:53,622 (鐘の音) 403 00:22:57,126 --> 00:22:58,252 (ピ-ちゃん)ピー (ヒロ-ニア)あ… 404 00:22:59,336 --> 00:23:00,963 (ヒロ-ニア)待って ピーちゃん! 405 00:23:01,046 --> 00:23:03,632 (ヒローニアの走る息遣い) 406 00:23:03,716 --> 00:23:05,175 (水がはねる音) (ルキタン)うわっ! 407 00:23:05,259 --> 00:23:06,510 (ヒロ-ニア)はっ あ… 408 00:23:06,927 --> 00:23:07,761 (ルキタン)このっ! 409 00:23:07,928 --> 00:23:08,762 (ヒロ-ニア)うっ! 410 00:23:08,846 --> 00:23:10,764 (ピ-ちゃん)ピィ! 411 00:23:15,853 --> 00:23:19,023 (ルキタン)はじめまして 私はルキタンと申します 412 00:23:20,274 --> 00:23:23,152 あなたの名前を お聞かせ願えますか 413 00:23:24,028 --> 00:23:25,404 (ヒロ-ニア)はあっ… 414 00:23:26,739 --> 00:23:28,032 私は… 415 00:23:28,574 --> 00:23:30,451 ヒローニア・インデロンです