1 00:00:04,338 --> 00:00:07,508 (ギーゼロッテ)言い訳を 聞かせてもらえるかしら? 2 00:00:07,508 --> 00:00:11,345 (近衛隊長)黒い戦士と名乗る男が 辺境伯領にて➡ 3 00:00:11,345 --> 00:00:14,181 盗賊を退治して回っている とのことで…。 4 00:00:14,181 --> 00:00:16,850 (近衛隊長)おそらく 今日の召喚士部隊も➡ 5 00:00:16,850 --> 00:00:19,019 その者にやられたのかと…。 6 00:00:19,019 --> 00:00:21,688 ふぅん… それで? 7 00:00:21,688 --> 00:00:24,591 (近衛隊長)こ… この汚辱は いずれ必ず…! 8 00:00:28,028 --> 00:00:31,865 あきれた。 これが 3度目だということをお忘れ? 9 00:00:31,865 --> 00:00:35,669 なぜ 小娘一人暗殺することが できないのかしら? 10 00:00:37,704 --> 00:00:40,040 (ギーゼロッテ)シャルロッテ・ゼンフィス。 11 00:00:40,040 --> 00:00:45,045 あの子は間違いなく 私を脅かす存在になるわ。 12 00:00:47,214 --> 00:00:51,385 黒い戦士… この閃光姫の 邪魔をしようなんて➡ 13 00:00:51,385 --> 00:00:54,087 とんだ命知らずね。 14 00:00:56,390 --> 00:01:00,160 いっそ 私が直接 手を下そうかしら。 15 00:01:00,160 --> 00:01:03,330 この魔王を倒した聖剣で。 16 00:01:03,330 --> 00:01:05,666 (シヴァ)へぇ。 じゃあ 俺と勝負する? 17 00:01:05,666 --> 00:01:09,503 誰!? 王妃様! お下がりください! 18 00:01:09,503 --> 00:01:11,505 (兵士たち)うっ…。 ぐっ…。 19 00:01:15,342 --> 00:01:18,178 (シヴァ)黒い戦士…。 20 00:01:18,178 --> 00:01:20,180 参上。 21 00:01:28,355 --> 00:01:31,692 幾重にも 結界が張ってあったはずだけど➡ 22 00:01:31,692 --> 00:01:34,194 どうやって忍び込んだのかしら? 23 00:01:34,194 --> 00:01:37,531 (シヴァ)結界? ああ あの雑なやつか。 24 00:01:37,531 --> 00:01:39,533 適当に破っといた。 25 00:01:39,533 --> 00:01:44,037 (ギーゼロッテ)どうやら あなたが うわさの黒い戦士というわけね。 26 00:01:44,037 --> 00:01:48,375 よくも私の邪魔をしてくれたわね。 27 00:01:48,375 --> 00:01:50,711 その報いを受けなさい。 28 00:01:50,711 --> 00:01:52,713 《三連魔法陣》 29 00:01:52,713 --> 00:02:02,990 ♬~ 30 00:02:02,990 --> 00:02:07,661 フフ… そのまま溺れてしまいなさい。 31 00:02:07,661 --> 00:02:09,830 ふっ! 32 00:02:09,830 --> 00:02:11,832 チッ! 八つ裂きにおなり! 33 00:02:14,167 --> 00:02:17,504 《錬成 早っ!》 34 00:02:17,504 --> 00:02:19,673 ならば! 35 00:02:19,673 --> 00:02:24,177 ♬~ 36 00:02:24,177 --> 00:02:28,849 フフフ! 炭になるまで 燃やし尽くしてあげるわ! 37 00:02:28,849 --> 00:02:35,188 ♬~ 38 00:02:35,188 --> 00:02:39,693 フン… たあいもないわね。 黒い戦士とやらも。 39 00:02:39,693 --> 00:02:45,198 (シヴァ)アンタ 剣のみならず 他属性なんだね。 うらやま~。 40 00:02:45,198 --> 00:02:48,368 《ギーゼロッテ:あれだけの攻撃を受けて 平気でいるなんて➡ 41 00:02:48,368 --> 00:02:51,171 この男 いったい何者なの!?》 42 00:02:54,541 --> 00:02:56,543 《今のは何!? 43 00:02:56,543 --> 00:02:59,713 瞬時に防いだけど 気配しか感じなかった!》 44 00:02:59,713 --> 00:03:02,649 (シヴァ)う~ん。 防がれちゃったか。 45 00:03:02,649 --> 00:03:05,318 ちょっと本気出すか。 46 00:03:05,318 --> 00:03:13,160 ♬~ 47 00:03:13,160 --> 00:03:15,495 《なんて膨大な魔力なの! 48 00:03:15,495 --> 00:03:17,998 こちらの魔力が尽きてしまう! 49 00:03:17,998 --> 00:03:20,801 魔王ですら こんな力はなかった…!》 50 00:03:22,836 --> 00:03:25,672 《クッ! 魔力が尽きる! 51 00:03:25,672 --> 00:03:30,677 まだよ! 私には この剣がある!》 52 00:03:30,677 --> 00:03:33,346 ふ~う! 53 00:03:33,346 --> 00:03:35,549 うっ! 54 00:03:40,687 --> 00:03:42,689 はあっ! 55 00:03:42,689 --> 00:03:48,528 ♬~ 56 00:03:48,528 --> 00:03:50,530 はあ~! 57 00:03:50,530 --> 00:03:57,370 ♬~ 58 00:03:57,370 --> 00:04:00,974 この私に 剣で かなう者などいないわ! 59 00:04:00,974 --> 00:04:04,478 私が世界で最強なのよ! 60 00:04:04,478 --> 00:04:06,980 (シヴァ)これで世界最強? 61 00:04:06,980 --> 00:04:09,149 なら 大したことないね。 62 00:04:09,149 --> 00:04:11,151 はっ? 63 00:04:11,151 --> 00:04:16,556 ♬~ 64 00:04:19,826 --> 00:04:23,663 (シヴァ)さあ お仕置きの時間だ。 65 00:04:23,663 --> 00:04:27,667 な… 何を…。 66 00:04:27,667 --> 00:04:30,170 あっ… がっ… うっ。 67 00:04:30,170 --> 00:04:32,339 あっ! 68 00:04:32,339 --> 00:04:36,843 何よ これ…。 なんなのよ これはあ! 69 00:04:36,843 --> 00:04:38,845 こんなもの…。 70 00:04:38,845 --> 00:04:41,681 無理に取ろうとすると 首が落ちるぞ。 71 00:04:41,681 --> 00:04:44,518 ヒッ… おのれぇ! 72 00:04:44,518 --> 00:04:48,688 かような屈辱を与え 私をどうしようというのですか!? 73 00:04:48,688 --> 00:04:52,359 お前が何をたくらんでいようと どうなろうと➡ 74 00:04:52,359 --> 00:04:54,694 俺にはぶっちゃけ どうでもいい。 75 00:04:54,694 --> 00:04:56,863 要求は ただ一つ。 76 00:04:56,863 --> 00:05:00,634 ゴルド・ゼンフィス辺境伯 および その家族➡ 77 00:05:00,634 --> 00:05:03,970 更に領内には 今後一切 手を出すな。 78 00:05:03,970 --> 00:05:09,142 俺がお前を許さないかぎり その首輪は一生外れない。 79 00:05:09,142 --> 00:05:15,315 さっきの要求を破ったら どうなるか… わかるよな? 80 00:05:15,315 --> 00:05:17,317 ああ… くっ! 81 00:05:17,317 --> 00:05:20,820 話は終わりだ。 じゃあな。 82 00:05:24,324 --> 00:05:29,329 フッ… これでは 奴隷のようではないですか。 83 00:05:29,329 --> 00:05:35,335 フッ… フフフ… ハハハ…。 84 00:05:35,335 --> 00:05:38,505 アハハハハハ…。 85 00:05:38,505 --> 00:05:41,675 グッ… ウウウ…。 86 00:05:41,675 --> 00:05:47,581 (嗚咽) 87 00:05:50,016 --> 00:05:52,352 (フレイ)あるじ殿 お疲れさまでした。 88 00:05:52,352 --> 00:05:54,688 少々 手ぬるいと思いましたが➡ 89 00:05:54,688 --> 00:05:57,858 あの閃光姫を打ち負かした姿➡ 90 00:05:57,858 --> 00:06:00,360 久しぶりに よいものが見れました。 91 00:06:02,796 --> 00:06:06,967 これで しばらくは 安泰だと思うけど 油断は禁物だ。 92 00:06:06,967 --> 00:06:09,469 次は容赦しないさ。 93 00:06:09,469 --> 00:06:11,638 (フレイ)さすが あるじ殿。 94 00:06:11,638 --> 00:06:16,042 では そのときをまた 楽しみに待つとしましょう。 95 00:06:18,144 --> 00:06:23,650 ♬~ 96 00:06:23,650 --> 00:06:28,154 (シャルロッテ)わあ。 あたり一面 銀色の世界です! 97 00:06:28,154 --> 00:06:32,826 《ハルト:閃光姫との闘いで 俺の強者アピールは成功したらしく➡ 98 00:06:32,826 --> 00:06:37,497 あれ以来 アイツは こちらに干渉しなくなった。 99 00:06:37,497 --> 00:06:40,333 そして 何事もなく5年がたち➡ 100 00:06:40,333 --> 00:06:43,336 俺は もうすぐ15になります。 101 00:06:43,336 --> 00:06:46,673 北の地の冬は 思った以上に厳しく➡ 102 00:06:46,673 --> 00:06:49,509 早くも部屋に戻りたい所存です》 103 00:06:49,509 --> 00:06:53,346 ハクション! うう…。 104 00:06:53,346 --> 00:06:55,682 (シャルロッテ)兄上さま 見てくださいっ。 105 00:06:55,682 --> 00:06:58,518 変身ブローチを作ってみました! 106 00:06:58,518 --> 00:07:02,289 《ハルト:残念ながら 今も シャルのアニオタは健在です》 107 00:07:02,289 --> 00:07:04,791 (フレイ)やるではないか 小娘。 108 00:07:04,791 --> 00:07:08,295 ならば私は これで勝負しよう。 109 00:07:08,295 --> 00:07:12,465 わあ すごいです! 父上さまのお城そっくりです。 110 00:07:12,465 --> 00:07:14,467 フフン。 《クオリティ たっか! 111 00:07:14,467 --> 00:07:17,637 ホント コイツ 無駄な特技持ってんな~》 112 00:07:17,637 --> 00:07:21,141 そういえばフレイ その格好 寒くないの? 113 00:07:21,141 --> 00:07:25,478 あっ! フッ… 何をおっしゃいますか。 114 00:07:25,478 --> 00:07:28,815 これは あるじ殿が 最初にお気に召した服。 115 00:07:28,815 --> 00:07:31,651 それ以外を着るなど 考えられません。 116 00:07:31,651 --> 00:07:33,653 《ハルト:つまり アホなのね?》 117 00:07:33,653 --> 00:07:36,156 てっきり 寒さに強いのかと思ってた。 118 00:07:36,156 --> 00:07:39,492 やはり 人型というのは 不便ですね…。 119 00:07:39,492 --> 00:07:41,795 《も~ しかたないヤツだな~》 120 00:07:43,997 --> 00:07:46,100 わぁ! よかったですね フレイ! 121 00:07:46,100 --> 00:07:49,336 ありがとうございばふ…。 122 00:07:49,336 --> 00:07:52,839 いいか 今度からは 何かあれば ちゃんと言うように。 123 00:07:52,839 --> 00:07:56,843 では 10個ほど お願いが。 (ハルト)却下。 124 00:07:56,843 --> 00:08:01,281 兄上さま 私も1つ お願いがあるのですが…。 125 00:08:01,281 --> 00:08:04,284 お… おう。 聞こう。 はっ! 126 00:08:04,284 --> 00:08:06,286 今日 この日のために➡ 127 00:08:06,286 --> 00:08:09,122 雪を使った必殺技を 考えたのです! 128 00:08:09,122 --> 00:08:12,826 ですが 残念ながら 私には使えそうにありません。 129 00:08:14,794 --> 00:08:17,297 しかし 兄上さまなら 使いこなせるはず! 130 00:08:17,297 --> 00:08:19,299 なので ぜひ! 131 00:08:19,299 --> 00:08:25,138 《う~ん 嫌な予感しかしないけど シャルの頼みだしなぁ~》 132 00:08:25,138 --> 00:08:28,475 で どうやるの? こしょ こしょ。 133 00:08:28,475 --> 00:08:30,477 うん うん。 こしょ こしょ こしょ。 134 00:08:30,477 --> 00:08:33,980 うん? えと それは 今やらなきゃダメ? 135 00:08:33,980 --> 00:08:35,982 ぜひ! 136 00:08:38,485 --> 00:08:40,987 わかったよ。 やった~っ。 137 00:08:40,987 --> 00:08:43,490 くっ… なぜ小娘ばかり…。 138 00:08:51,998 --> 00:08:54,000 楽しみです。 139 00:08:54,000 --> 00:08:58,505 貴様の血で 更なる赤に染まれ! 140 00:08:58,505 --> 00:09:00,440 ブラッディーアイスベルク! 141 00:09:00,440 --> 00:09:02,776 《クッソ恥ずい!》 142 00:09:02,776 --> 00:09:04,778 大地を砕け! 143 00:09:04,778 --> 00:09:10,283 ♬~ 144 00:09:10,283 --> 00:09:12,285 フッ…。 145 00:09:12,285 --> 00:09:15,622 さすがは兄上さま! 完璧です! 146 00:09:15,622 --> 00:09:19,125 やはり ハルト様の力は偉大なり。 147 00:09:19,125 --> 00:09:22,462 《ハルト:いや~ めちゃくちゃ 恥ずかしかったわ~。 けど➡ 148 00:09:22,462 --> 00:09:25,965 シャルちゃんが喜んでくれるから しかたないよね。 149 00:09:25,965 --> 00:09:30,637 あれ? てか俺 毎回 こんなこと させられてない?》 150 00:09:30,637 --> 00:09:33,640 (ナタリア)あらあら これは何事? あっ。 151 00:09:33,640 --> 00:09:36,142 (シャルロッテ)父上さま! 母上さま! 152 00:09:36,142 --> 00:09:38,478 《ハルト:ちょっとシャルちゃん。 2人も呼んでたの?》 153 00:09:38,478 --> 00:09:42,315 (ゴルド)こ… これは いったい!? 154 00:09:42,315 --> 00:09:46,986 はっ 大変です 兄上さまの正体が バレてしまいますっ。 155 00:09:46,986 --> 00:09:49,823 《ハルト:もう手遅れだと思います。 156 00:09:49,823 --> 00:09:52,659 あ~ もう 一か八かだ》 157 00:09:52,659 --> 00:09:55,328 父さん 母さん。 (ナタリア/ゴルド)んっ? 158 00:09:55,328 --> 00:09:57,330 あちらの方の仕業です。 159 00:09:57,330 --> 00:09:59,632 シュワッ! とうっ! 160 00:10:03,336 --> 00:10:05,338 (ハルト)たまたま通りかかった彼が➡ 161 00:10:05,338 --> 00:10:09,175 俺たちに必殺技を 披露してくれたんだ。 162 00:10:09,175 --> 00:10:12,011 はっ! うん うん うん。 163 00:10:12,011 --> 00:10:15,115 まあ そういうことに しておいてやろう。 164 00:10:20,186 --> 00:10:22,188 うわ~。 165 00:10:22,188 --> 00:10:24,357 フッ フフフフフ…。 166 00:10:24,357 --> 00:10:27,527 (ハルト)父さん 最近は 事件とか起きてない? 167 00:10:27,527 --> 00:10:29,529 (ゴルド)ああ 特にはな。 168 00:10:29,529 --> 00:10:32,699 王妃に何があったかは知らんが あれ以来➡ 169 00:10:32,699 --> 00:10:35,535 シャルロッテが狙われなくなって ほっとしている。 170 00:10:35,535 --> 00:10:41,207 しかも どうやらヤツは 近年 公の場に姿を現していないようだ。 171 00:10:41,207 --> 00:10:46,045 うわさでは 突然 奴隷のような 首輪を はめだしたとか…。 172 00:10:46,045 --> 00:10:49,382 当初は 奇抜なファッションとして 捉えられていたが➡ 173 00:10:49,382 --> 00:10:52,051 「誤ってはめて 外れなくなったのでは?」との➡ 174 00:10:52,051 --> 00:10:54,721 臆測が飛ぶようになったらしい。 175 00:10:54,721 --> 00:11:00,493 もしくは… 誰かに故意につけられた とかな。 176 00:11:00,493 --> 00:11:03,663 《ハルト:ああ 平和だな。 177 00:11:03,663 --> 00:11:07,333 帝国の干渉もなく あの女も おとなしくしている。 178 00:11:07,333 --> 00:11:09,502 つまりはだ。 今こそ➡ 179 00:11:09,502 --> 00:11:13,339 充実した引きこもりライフを 送ることができるというわけさ。 180 00:11:13,339 --> 00:11:16,342 ならば! とっとと部屋に戻ろう!》 181 00:11:16,342 --> 00:11:18,344 ああ そうだ ハルト。 182 00:11:18,344 --> 00:11:22,148 悪いが 春から王都の学校に通ってくれ。 183 00:11:25,018 --> 00:11:27,187 《えっ? ちょっと コンビニ行ってきて? 184 00:11:27,187 --> 00:11:30,690 みたいなノリで 急に なんてこと言いだすんですか?》 185 00:11:30,690 --> 00:11:33,192 込み入った事情があってな。 186 00:11:33,192 --> 00:11:36,696 なんとかしようと思ったのだが 断れんかった。 187 00:11:36,696 --> 00:11:38,865 詳しくは 後で話すが…。 188 00:11:38,865 --> 00:11:41,868 嫌です。 すまんが…。 絶対嫌です! 189 00:11:41,868 --> 00:11:45,038 《ハルト:てか 学校って何 その呪いのキーワード。 190 00:11:45,038 --> 00:11:47,707 前世での 忌むべき場所じゃないですか! 191 00:11:47,707 --> 00:11:50,877 しかも王都ですって! 冗談じゃない!》 192 00:11:50,877 --> 00:11:52,879 大丈夫か!? 193 00:11:52,879 --> 00:11:54,881 《ハルト:せっかく理想の生活が➡ 194 00:11:54,881 --> 00:11:56,883 手の届くところまで 来てたってのに➡ 195 00:11:56,883 --> 00:12:01,654 こいつぁ いったい なんの試練ですかい!?》 ハルト…? 196 00:12:01,654 --> 00:12:05,825 《こうなったら 新たなミッションを発動するしかない。 197 00:12:05,825 --> 00:12:11,831 断れない事情なんぞ 俺 自ら 粉砕してくれるわ! 198 00:12:11,831 --> 00:12:15,535 俺は意地でも 引きこもりますからね~!》 199 00:12:22,008 --> 00:12:24,177 (ゴルド)もう一度言う。 200 00:12:24,177 --> 00:12:27,013 春から王都の魔法学校に 通ってくれ。 201 00:12:27,013 --> 00:12:29,349 (ハルト)嫌です。 (ゴルド)そういえば➡ 202 00:12:29,349 --> 00:12:32,185 以前も領内の学校に 通わせようとしたとき➡ 203 00:12:32,185 --> 00:12:34,187 ひどく反対していたな。 204 00:12:34,187 --> 00:12:37,857 《そりゃそうですよ。 あんなところ 前世では➡ 205 00:12:37,857 --> 00:12:40,693 地獄以外の何ものでも ありませんでしたからね》 206 00:12:40,693 --> 00:12:44,364 だが今回は 「嫌だ」で通らぬ事情がある。 207 00:12:44,364 --> 00:12:47,033 んっ。 んっ? 208 00:12:47,033 --> 00:12:51,704 (ハルト)推薦状? 国王が じきじきに俺を指名!? 209 00:12:51,704 --> 00:12:55,208 (ゴルド)なぜ国王が お前に目をつけたかはわからん。 210 00:12:55,208 --> 00:12:59,212 可能性があるとすれば マリアンヌ王女殿下であろう。 211 00:12:59,212 --> 00:13:01,147 マリアンヌ王女が? 212 00:13:01,147 --> 00:13:04,817 視察の一件で お前に興味を持ったようだ。 213 00:13:04,817 --> 00:13:08,154 ジルク王は王女殿下を 溺愛しているからな。 214 00:13:08,154 --> 00:13:12,659 まな娘のお願いを断れなかったと 考えれば 筋は通る。 215 00:13:12,659 --> 00:13:16,162 《てか なんで お姉ちゃんは 俺を学校に入れたがるんだ? 216 00:13:16,162 --> 00:13:18,498 エリート学校みたいだし➡ 217 00:13:18,498 --> 00:13:21,834 俺みたいなのが やっていけそうもないんだが?》 218 00:13:21,834 --> 00:13:26,339 それと ライアス王子が 飛び級で入学するとある。 はっ? 219 00:13:26,339 --> 00:13:30,677 「ともに研鑽し 王国の発展に 寄与することを望む」。 220 00:13:30,677 --> 00:13:34,681 これすなわち 「友達になってやれ」 との意味だろう。 221 00:13:34,681 --> 00:13:38,017 《も~ ホント なんてこと してくれちゃってんのよ。 222 00:13:38,017 --> 00:13:42,355 こっちは引きこもり態勢が 万全だったってのにさ~》 223 00:13:42,355 --> 00:13:45,024 ワシも 不安がないとは言わんよ。 224 00:13:45,024 --> 00:13:49,195 今でこそ おとなしいが 王妃が何かをたくらんで➡ 225 00:13:49,195 --> 00:13:54,033 マリアンヌ王女をたきつけた可能性が ないとは言えんからな。 226 00:13:54,033 --> 00:13:58,371 それと ここからは ワシ個人の意見なのだが…。 227 00:13:58,371 --> 00:14:02,975 親としては お前にはもっと 広い世界を見てほしい。 228 00:14:02,975 --> 00:14:06,312 もちろん自室に籠もって 研究に いそしむのもいい。 229 00:14:06,312 --> 00:14:10,650 だが 多くの人に出会い 刺激を受け➡ 230 00:14:10,650 --> 00:14:14,487 より深い洞察を得る いい機会であると思うのだ。 231 00:14:14,487 --> 00:14:18,324 これは ワシのわがまま かもしれんがな。 232 00:14:18,324 --> 00:14:21,828 《まったく… 拾ってもらったときといい➡ 233 00:14:21,828 --> 00:14:25,164 父さんには頭が上がらないや》 234 00:14:25,164 --> 00:14:27,667 断ると 面倒なことになるんでしょ? 235 00:14:27,667 --> 00:14:29,669 まあな…。 236 00:14:29,669 --> 00:14:34,674 はぁ… わかった。 行くよ。 すまんな。 237 00:14:34,674 --> 00:14:39,846 そうだ 学業に専念するためにも 従者を1人決めておけ。 238 00:14:39,846 --> 00:14:44,183 従者って… 世話係? そんなの いらないけど。 239 00:14:44,183 --> 00:14:47,353 見知らぬ土地での1人暮らしは 大変だぞ? 240 00:14:47,353 --> 00:14:51,190 そうなの? う~ん 従者…。 241 00:14:51,190 --> 00:14:53,359 ⦅フフン⦆ 従者ねぇ…。 242 00:14:53,359 --> 00:14:56,028 (ゴルド)フレイはいかんぞ。 ですよね。 243 00:14:56,028 --> 00:14:59,532 《連れてったら たぶん 問題しか起こさない》 244 00:14:59,532 --> 00:15:02,135 ワシが何人か見繕って…。 いや。 245 00:15:02,135 --> 00:15:05,471 《知らない人と急に生活するとか 無理です。 246 00:15:05,471 --> 00:15:08,641 かといって 他に思いつかないけどね~》 247 00:15:08,641 --> 00:15:11,644 ⚟そこの悩んでる君! (ドアの開く音) 248 00:15:11,644 --> 00:15:15,148 (ナタリア)はい は~い! 私なんてどうかしら~。 249 00:15:15,148 --> 00:15:17,150 《ハルト:ちょっ 盗み聞きしてたの?》 250 00:15:17,150 --> 00:15:19,152 1日3食 添い寝付き! 251 00:15:19,152 --> 00:15:21,654 ハルトのお世話だったら なんでもできます! 252 00:15:21,654 --> 00:15:25,658 おむつ交換 経験あり! 腕に自信はあります! 253 00:15:25,658 --> 00:15:29,162 (ゴルド/ハルト)いや それはちょっと…。 254 00:15:29,162 --> 00:15:31,330 ど… どうして…? 255 00:15:31,330 --> 00:15:35,334 さすがに親を連れていく人なんて いないと思うよ? なん…。 256 00:15:35,334 --> 00:15:38,671 (ゴルド)まあ 入学まで3か月ある。 257 00:15:38,671 --> 00:15:42,175 それまでに決めておきなさい。 (ハルト)はい。 258 00:15:42,175 --> 00:15:45,678 《まあ 行くことには なっちゃったわけだが➡ 259 00:15:45,678 --> 00:15:48,848 そう簡単に通う俺では ないですぞ。 260 00:15:48,848 --> 00:15:54,353 名付けて 「絶対に学校へは 通わない 大作せ~ん」!》 んっ? 261 00:15:54,353 --> 00:15:58,858 (ハルトC)うん うん。 なるほど 俺が学校にね。 262 00:15:58,858 --> 00:16:00,960 はい はい はい。 263 00:16:00,960 --> 00:16:03,129 よし 任せておけ! 264 00:16:03,129 --> 00:16:06,632 俺が作られたのは こんなときのためだしな! 265 00:16:06,632 --> 00:16:10,303 …なんて言うと思ったか? 嫌に決まってるだろう。 266 00:16:10,303 --> 00:16:12,305 《ですよね~》 267 00:16:12,305 --> 00:16:16,309 でも お前も俺なら 俺が 何を考えているか わかるだろう? 268 00:16:20,480 --> 00:16:22,481 コピーの俺は魔法が使えない。 269 00:16:22,481 --> 00:16:24,484 だから 「コイツ ダメじゃん」って➡ 270 00:16:24,484 --> 00:16:26,986 退学させるよう しむけるってとこか? 271 00:16:26,986 --> 00:16:29,822 さすが俺 理解が早い。 (指を鳴らす音) 272 00:16:29,822 --> 00:16:33,826 だが あくまで落ちこぼれた結果の 退学でなければならない。 273 00:16:33,826 --> 00:16:36,662 それ以外だと 父さんに迷惑をかけてしまう。 274 00:16:36,662 --> 00:16:38,831 つまり 最終的に➡ 275 00:16:38,831 --> 00:16:42,501 ハルト・ゼンフィスの実力を見誤って 推薦した国王のせいに➡ 276 00:16:42,501 --> 00:16:45,338 してしまうという作戦だな。 277 00:16:45,338 --> 00:16:49,509 それ 別に お前でもいいよね? 278 00:16:49,509 --> 00:16:53,346 あ~ 俺は 結界魔法が使えちゃうから~➡ 279 00:16:53,346 --> 00:16:58,050 万が一 不良に絡まれたときに 使っちゃうかもしれないし~。 280 00:17:01,787 --> 00:17:05,625 俺だったら 痛い目に遭えば いいってことか!? 281 00:17:05,625 --> 00:17:09,962 まあ 仮に お前に何かあっても…。 282 00:17:09,962 --> 00:17:12,131 代わりは いくらでもいるもの。 なっ!? 283 00:17:12,131 --> 00:17:14,467 やっぱりか~! 284 00:17:14,467 --> 00:17:16,802 今の俺って いったい何体目なんだ!? 285 00:17:16,802 --> 00:17:20,473 冗談だよ。 さすがにそれは シャルに止められた。 286 00:17:20,473 --> 00:17:24,810 ⦅もう一人の兄上さまが かわいそうです⦆ 287 00:17:24,810 --> 00:17:28,814 やろうと思ったことは あるんだな? 288 00:17:28,814 --> 00:17:33,653 も~ やだ~! コイツのコピー や~め~た~い! 289 00:17:33,653 --> 00:17:35,821 《俺って 壊れると こんなんなっちゃうの?》 290 00:17:35,821 --> 00:17:37,823 やだ やだ やだ やだ…! ちょ おちつ…。 291 00:17:37,823 --> 00:17:40,660 うるせえ! わかったよ。 292 00:17:40,660 --> 00:17:44,163 お前の体は けがしないように 結界で守ってやるから。 293 00:17:44,163 --> 00:17:47,333 だけど さっき言った ミッションはやってもらう。 294 00:17:47,333 --> 00:17:49,335 それだけは譲れないからな。 295 00:17:51,671 --> 00:17:56,676 やっぱり 俺は どうあがいても お前のコピーでしかないもんな…。 296 00:17:56,676 --> 00:17:59,845 俺も引きこもり生活を満喫したい。 297 00:17:59,845 --> 00:18:03,115 それを守るためだ… しかたない。 298 00:18:03,115 --> 00:18:05,318 頼んだぞ。 299 00:18:08,621 --> 00:18:10,790 おう…。 300 00:18:10,790 --> 00:18:14,994 (ハルト)よし 交渉成立だ。 301 00:19:46,652 --> 00:19:50,322 《ハルト:ここは城から 山を1つ越えたところにある➡ 302 00:19:50,322 --> 00:19:52,491 湖畔のログハウス。 303 00:19:52,491 --> 00:19:56,996 引きこもる最終地として 俺が5年かけて建てたのだ。 304 00:19:56,996 --> 00:19:59,665 やっぱり ここはいいなぁ。 305 00:19:59,665 --> 00:20:02,668 城と違って 誰にも邪魔されることもない》 306 00:20:02,668 --> 00:20:04,670 (ゲームのレベルアップ音) 307 00:20:04,670 --> 00:20:06,672 おっ! レベルアップ! 308 00:20:06,672 --> 00:20:11,844 《ただ ひたすら自作ゲーム機で 時間を持て余す… 最高だぜ》 309 00:20:11,844 --> 00:20:13,846 (扉の開く音) 310 00:20:13,846 --> 00:20:16,682 兄上さま! アニメを見に来ました! 311 00:20:16,682 --> 00:20:19,852 《ハルト:まあ 結局 こうなるんですけどね》 312 00:20:19,852 --> 00:20:22,521 お… おう。 313 00:20:22,521 --> 00:20:26,025 ♬~ 314 00:20:26,025 --> 00:20:29,829 (ラブキュア)さあ 今よ! ラブ キュアッキュア! 315 00:20:32,031 --> 00:20:34,200 昇天しちゃいませ! 📺(ラブキュア)昇天しちゃいませ! 316 00:20:34,200 --> 00:20:36,202 マーベラス! プリティ! 📺(ラブキュア)マーベラス! プリティ! 317 00:20:36,202 --> 00:20:38,204 ラブアンドピース! デス! 📺(ラブキュア)ラブアンドピース! デス! 318 00:20:38,204 --> 00:20:40,873 エクスプロージョン! 📺(ラブキュア)エクスプロージョン! 319 00:20:40,873 --> 00:20:45,544 ふう。 今週の 『ぷちっと ラブキュア』も 神回でした。 320 00:20:45,544 --> 00:20:49,381 最近は 部屋に見に来ないから 飽きたのかと思ってたけど…。 321 00:20:49,381 --> 00:20:52,718 実は 習い事が増えてしまい➡ 322 00:20:52,718 --> 00:20:57,223 兄上さまのお部屋に入り浸っては いけないと言われてしまいました。 323 00:20:57,223 --> 00:21:00,993 《ハルト:それって 兄離れしろと 遠回しに言われているのでは…》 324 00:21:00,993 --> 00:21:04,497 フレイにお願いしないと ここまで来れない…。 325 00:21:04,497 --> 00:21:07,166 もっと アニメが見たいですぅ。 326 00:21:07,166 --> 00:21:10,336 (ハルト)確かに ここまで来るの大変だよな。 327 00:21:10,336 --> 00:21:13,339 俺の魔法で 瞬間移動できなくもないが。 328 00:21:13,339 --> 00:21:15,341 んっ! 329 00:21:18,010 --> 00:21:20,513 いくぞ。 はい! 兄上さま! 330 00:21:22,848 --> 00:21:25,351 わっ! すごいです。 331 00:21:25,351 --> 00:21:27,353 さすが あるじ殿。 332 00:21:27,353 --> 00:21:30,022 長距離でも大丈夫なのは 実証済みなんだけど➡ 333 00:21:30,022 --> 00:21:32,358 1つ問題があるんだ。 334 00:21:32,358 --> 00:21:35,361 生物で試したことがない。 335 00:21:35,361 --> 00:21:39,198 でしたら その役 あるじ殿のコピーでいかがでしょう。 336 00:21:39,198 --> 00:21:41,367 お前 エグいこと思いつくね。 337 00:21:41,367 --> 00:21:45,171 あの者は あるじ殿の 役に立つために生まれたのでは? 338 00:21:47,540 --> 00:21:49,875 じゃあ ちょっと やってみるか…。 339 00:21:49,875 --> 00:21:53,379 (ハルト)おい。 うおっ!? なんだ 俺か。 340 00:21:53,379 --> 00:21:55,714 これを通って こっちに来てくれないか? 341 00:21:55,714 --> 00:21:59,985 はあ? 俺が わからないとでも思ったか。 342 00:21:59,985 --> 00:22:02,154 体のいい実験台にするな。 343 00:22:02,154 --> 00:22:04,657 いいから来いよ。 お前が こっちに来い。 344 00:22:04,657 --> 00:22:07,826 ぐぬぬぬぬ…。 んっ? どうした? 345 00:22:07,826 --> 00:22:09,829 何を恐れている? 346 00:22:09,829 --> 00:22:12,665 お前の考えは 手に取るようにわかるぜ? 347 00:22:12,665 --> 00:22:16,168 失敗して異空間にとらわれるのが 怖いんだろ? 348 00:22:16,168 --> 00:22:18,337 ぐぬぬぬぬぬぬ…。 我が身かわいさに➡ 349 00:22:18,337 --> 00:22:22,174 おびえるとは 語るに落ちたな オリジナルよ! 350 00:22:22,174 --> 00:22:24,176 クッソ ムカツク! 351 00:22:24,176 --> 00:22:27,346 怖いだと? これでもか! 352 00:22:27,346 --> 00:22:29,348 とうっ! フレイ!? 353 00:22:29,348 --> 00:22:31,517 貴様~! ぎゃあっ。 354 00:22:31,517 --> 00:22:35,187 この程度で ハルト様の身代わりが 務まるものか! 355 00:22:35,187 --> 00:22:37,189 そら! わあ~! 356 00:22:40,526 --> 00:22:43,195 お前 すごいな。 光栄です。 357 00:22:43,195 --> 00:22:46,866 コピーの兄上さま 大丈夫ですか? 358 00:22:46,866 --> 00:22:49,869 ああ 目の前に天使がおる…。 359 00:22:49,869 --> 00:22:52,871 魔法少女ですよ。 ハルト様➡ 360 00:22:52,871 --> 00:22:55,207 これにて実験終了ですね。 んっ。 361 00:22:55,207 --> 00:22:57,910 ああ。 あとは…。 362 00:23:00,479 --> 00:23:03,983 よし これで城と ここを 行き来できるぞ。 363 00:23:03,983 --> 00:23:05,985 (シャルロッテ/フレイ)おお~っ。 364 00:23:08,988 --> 00:23:13,492 あっ そうだ。 従者を探さないと…。 365 00:23:13,492 --> 00:23:16,295 ま いっか。